JPS6012733Y2 - 自動車用換気装置 - Google Patents

自動車用換気装置

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JPS6012733Y2
JPS6012733Y2 JP15624480U JP15624480U JPS6012733Y2 JP S6012733 Y2 JPS6012733 Y2 JP S6012733Y2 JP 15624480 U JP15624480 U JP 15624480U JP 15624480 U JP15624480 U JP 15624480U JP S6012733 Y2 JPS6012733 Y2 JP S6012733Y2
Authority
JP
Japan
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flap
door
extractor
suction port
space
Prior art date
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Expired
Application number
JP15624480U
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English (en)
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JPS5779006U (ja
Inventor
功 鹿島
Original Assignee
日野自動車株式会社
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Publication date
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Priority to JP15624480U priority Critical patent/JPS6012733Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ドア内の空間部を利用した自動車用の換気装
置に関するものである。
従来この種の換気装置としては、例えば実公昭47−2
882丹公報に記載されているように車外の負圧発生箇
所に連通保持されているドア内の空間部と車室とをドア
インサイドパネルに設けた通風孔を介して連通させると
共に、前記通風孔に蓋板を装着することにより、蓋板を
閉じることによって車室内に雨水等が侵入することを防
止するようにしたものがある。
しかしながら、このような従来のものでは、蓋板を閉め
忘れた場合は通風孔から雨水等が侵入してしまうという
問題点があった。
又、このような問題を解決するために、例えば実開昭5
5−110377号公報に記載されているように、車体
に設けた車室に通ずる開口部にグリル(ケース)を装着
し、このグリルの裏面にフラップを装着することによっ
て車外から車室への雨水等の逆流を防止するしたものが
ある。
しかしながら、車室と車外とを連通させる開口部にフラ
ップを装着するに際して、従来では同公報に記載されて
いるように、フラップをグリルとリテーナとの間に挾み
込んでユニット化したうえで車体に装着していたために
、換気装置の必要部品点数が多くなってしまうという問
題点があった。
本考案は上記に鑑みてなされたものであり、必要部品点
数を可能な限に削減しつつ雨水等の逆流を確実に防止す
ることができる構成が簡単で安価な換気装置を提供する
ことを目的としている。
このために本考案では、車外の負圧発生箇所に連通され
たドア内の空間部と車室とをドアインサイドパネルに設
けた吸込口を介して連通させ、上端近傍裏面に係合爪を
突設したエキストラクタグリルを前記吸込口に車室側か
ら着脱可能に装着している。
又、エキストラクタグリルの裏面に沿うフラップの上縁
部に設けた孔に前記係合爪を突入させて該グリルとフラ
ップとを位置決め係合させたうえで、該フラップの上縁
部をエキストラクタグリルとドアインサイドパネルとの
間に挾み込み固定したことを特徴としている。
そしてこれにより、エキストラクタグリルにリテーナと
しての機能をも与えることにより、雨水等の逆流阻止機
能を低下させることなく換気装置の部品点数と組立工数
とをともに削減するようにしている。
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
図において、1は貨物自動車のキャブに取り付けられた
ドアであって、そのドアインサイ・ドパネル2とアウト
サイドパネル3との間に空間部4を形成すると共に、こ
の空間部4と車外の負圧発生箇所とを連通させることに
より、自動車の走行にともなって車外に発生する負圧が
前記ドア内の空間部4に導かれるようにしていること従
来と同様である。
又、前記ドアインサイドパネル2の下端近傍には、前記
空間部4と車室5とを連通させる吸込口6を設けること
により、空間部4の負圧を利用して車室5の空気を車外
に吸引排出して所期の換気が行なわれるようにしている
7はドアの内張り、8は車室5を形成するキャップのフ
ロアパネル、9はサイドプレート、10はロアサイドプ
レート、11はフェンダ、12はドアオープニングトリ
ムである。
こ)に、前記ドアインサイドパネル2に設けた吸込口6
には、車室5側からエキストラクタグリル113を嵌着
固定している。
このエキストラクタグリル13は、例えば第6図乃至第
12図に示すように、グリル本体14の裏面の両側縁及
び下縁の3方にいくぶん外側に向けて傾斜する突条15
を設けると共に、グリル本体14の裏面上縁の2箇所に
係合爪16を設けて戊り、前記突条15及び係合爪16
を吸込口6に突入嵌合してグリル本体14をドアインサ
イドパネル2の表面に係合固定するようにしている。
尚、前記係合爪16の外面と、グリル本体14の下縁に
沿う突条15の係合爪16と対応する部分の外面とをそ
れぞれ山形状に膨出させることにより、この膨出部で係
合作用を行なわせている。
そして、前記エキストラクタグリル13とドアインサイ
ドパネル2との間に上縁部を挾み込み固定したゴム製の
フラップ17を前記グリル本体14の内面(ドアインサ
イドパネル側の面)に沿って垂下させることにより、ド
ア1内の空間部4が負圧とならない時、つまり、自動車
の非走行時等はフラップ17が吸込口6を閉じるように
している。
尚、フラップ17の上縁部は、第4図及び第5図に示す
ように他の部分より充分に厚く形成されており、この厚
肉部の表裏両面にそれぞれシール機能を倍加させるリブ
18を設けてグリル本体14の上縁とドアインサイドパ
ネル2との間のシール性をより向上させている。
又、フラップ17の上縁の厚肉部には、前記エキストラ
クタグリル13の係合爪16を挿通させるための孔19
を設けてフラップ17とエキストラクタグリル13との
間に位置決め係合機能を付与することにより、組み付は
作業時及び組み付は完了後にフラップ17が不用意に脱
落することを予防している。
更に、フラップ17の主体部をスリット20で2分割し
てこのフラップ17の可撓性をより高くしているが、要
するに、フラップ17の上縁をエキストラクタグリル1
3とドアインサイドパネル2との間に挾み込んで両者間
のシール性を向上させた上でエキストラクタグリル13
でフラップ17を位置決め固定するようにしたものであ
ればエキストラクタグリル13の着脱構造及びフラップ
17の具体構造は任意である。
上記の構成において、自動車の走行にともなってドア1
内の空間部4が負圧にならと、この負圧がフラップ17
に作用する。
一方、車室5は大気圧又は大気圧に近い状態に保持され
ているので、車室5と空間部4との圧力差でフラップ1
7が第2図及び第3図に二点鎖線で示すように空間部4
側に向って撓曲する。
すると、吸込口6を介してドア1内の空間部4と車室5
とが連通されるので、車室5の空気は吸込口6を経て空
間部4に吸い込まれ、図示しない吐出口から車外へと流
出する。
このように、車室5と空間部4とを連通させる吸込口6
を覆うフラップ17は、上記にような換気時にもその上
端部を支点として空間部4側に撓曲するのみであるから
、前記吸込口6はフラップ17で実質的に覆われ続ける
従って、例え空間部4内に雨氷等が侵入しようとも、空
間部4の底部から吸込口6側に跳ね上がる水の軌跡中に
常にフラップ17が位置することになるので、車室5に
水が侵入するおそれがない。
尚、ドアインサイドパネル2の裏面に沿って流下した水
は、グリル本体14の裏面に突設した突条15を伝わっ
て吸込口6の下方へと流下案される。
そして、吸込口6の上縁部の水は、フラップ17の裏面
を伝わって下縁の突条15上に滴下するので、この突条
15から空間部4の底部へと滴下排出される。
このために、ドアインサイドパネル2の裏面に沿って流
下する水も車室5に侵入しない。
一方、フラップ17を取り付けるには、このフラップ1
7をエキストラクタグリル13の裏面、つまり、グリル
13の内面にセットしてこのグリル13をドアインサイ
ドパネル2の吸込口6に嵌着すれば、フラップ17を両
者間に自動的に挾み込み固定できる。
そして、前記フラップ17の上縁部がグリル13の裏面
上縁とドアインサイドパネル2の表面との間の隙間を埋
めるので、エキストラクタグリル13をガタッキのない
シール性の高い状態で取り付けることができる。
尚、ドアインサイドパネル2とエキストラクタグリル1
3との間のシール性をより高くするには、フラップ17
の上縁部が挾み込まれないグリル裏面の両側縁及び下縁
に、実施例のように外側に傾斜する突条15を設けるこ
とが望ましい。
以上説明したように本考案によれば、車外の負圧発生箇
所に連通されたドア内の空間部と車室とを連通させるべ
くドアインサイドパネルに設けた吸込口を、前記空間部
と車室との圧力差で開くフラップで被覆したものである
から、換気性能を損うことなく空間部から車室に至る雨
水等の侵入径路を断つことができる。
従って、万一ドア内の空間部に雨水等が侵入しようとも
、これが車室にまで侵入することを予防できる。
又、エキストラクタグリルの裏面に突設した係合爪をフ
ラップの孔に突入係合させて両者を位置決め係合させた
状態でエキストラクタグリルとドアインサイドパネルと
の間にフラップの上縁部を挾み込み固定しているために
、フラップを取付けるために別部品としてのリテーナを
使用する必要性がなく、これによって部品点数を削減で
きるので、フラップの取付作業性が向上すると共に、こ
のフラップの上縁部が前記両者間のシール材として機能
するので、エキストラクタグリルをガタッキのない水密
性の高い状態で取り付けることもできる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る換気装置の一実施例を示すものであっ
て、第1図はドアの要部の斜視図、第2図は第1図のA
−A断面図、第3図は第2図の要部の拡大断面図、第4
図はフラップの正面図、第5図は第4図のB−B断面図
、第6図はエキストラクタグリルの正面図、第7図は第
6図の背面図、第8図は第6図の平面図、第9図は第7
図のC−C断面図、第10図は第7図のD−D断面図、
第11図は第7図のE−C断面図、第12図は第7図の
F−F断面図である。 1・・・・・・ドア、2・・・・・・ドアインサイドパ
ネル、3・・・・・・ドアアウトサイドパネル、4・・
・・・・空間部、5・・・・・・車室、6・・・・・・
吸込口、13・・・・・・エキストラクタグリル、14
・・・・・・グリル本体、15・・・・・・突条、16
・・・・・・係合爪、17・・・・・・フラップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車外の負圧発生箇所に連通されたドア内の空間部と車室
    を連通させる吸込口を設けたドアインサイドパネルと、
    前記吸込口に車室側から着脱可能に装着された上端近傍
    裏面に係合爪を突設したエキストラクタグリルと、該エ
    キストラクタグリルの裏面に沿い上縁部に孔を設けたフ
    ラップと、を備えてなり、前記エキストラクタグリルに
    設けた係合爪を前記フラップの孔に突入係合させてエキ
    ストラクタグリルとフラップとを位置決め係合させた状
    態でフラップの上縁部をエキストラクタグリルとドアイ
    ンサイドパネルとの間に挾み込み固定したことを特徴と
    する自動車用換気装置。
JP15624480U 1980-10-31 1980-10-31 自動車用換気装置 Expired JPS6012733Y2 (ja)

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JP15624480U JPS6012733Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31 自動車用換気装置

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JP15624480U JPS6012733Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31 自動車用換気装置

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Publication Number Publication Date
JPS5779006U JPS5779006U (ja) 1982-05-15
JPS6012733Y2 true JPS6012733Y2 (ja) 1985-04-24

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