JPS6012728Y2 - 自動車の換気装置 - Google Patents

自動車の換気装置

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JPS6012728Y2
JPS6012728Y2 JP14084980U JP14084980U JPS6012728Y2 JP S6012728 Y2 JPS6012728 Y2 JP S6012728Y2 JP 14084980 U JP14084980 U JP 14084980U JP 14084980 U JP14084980 U JP 14084980U JP S6012728 Y2 JPS6012728 Y2 JP S6012728Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drafter
box
ventilation opening
ventilation
inside air
Prior art date
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Expired
Application number
JP14084980U
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English (en)
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JPS5763713U (ja
Inventor
誠吉 吉次
和弘 鍵谷
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日産自動車株式会社 filed Critical 日産自動車株式会社
Priority to JP14084980U priority Critical patent/JPS6012728Y2/ja
Publication of JPS5763713U publication Critical patent/JPS5763713U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の換気装置の改良に関する。
自動車の車室内換気を行わせる場合、車室内とトランク
ルームとを連通状態にして、トランクルーム側から換気
するようにしたものが知られている。
この場合、第1,2図に例示するようにリヤフェンダ1
の一般部に換気口2を形成し、この換気口2の車室側、
従って、トランクルームT−R側にドラフタボックス3
を接続するようにしている。
ドラフタボックス3は車室内気の入口4と出口5とを上
下にオフセットして形成すると共に、入口4に該入口4
を閉塞するゴム等の弾性材からなるワンウェイバルブ6
を配設して、スプラッシュや洗車水等がトランクルーム
T−R内に侵入しないようにしである。
即ち、この従来の換気装置にあっては、自動車の走行時
にリヤフェンダ1外面付近に負圧が発生することにより
、この負圧でドラフタボックス3のワンウェイバルブ6
を開き、トランクルームT−R内から車室内気をドラフ
タボックス3を経由して換気口2より車外に流出させて
換気するものである。
ところが、かかる従来の構成にあっては、換気口2をリ
ヤフェンダ1の一般部に開設する関係上、該換気口2に
は外観を損ねないようにグリル7を装着する必要があっ
て部品点数が嵩み、またグリル7を装着したとしてもリ
ヤフェンダ面に突起感があって車体デザインを損なって
しまうおそれがある。
また、リヤフェンダ1は一般部は平滑にプレス成形した
だけであるためにパネル剛性が低く、このため該リヤフ
ェンダ1一般部の換気口2を設けて該換気口2にドラフ
タボックス3を取付けた場合、該ドラフタボックス3の
支持剛性が不足し、取付は安定性に欠ける問題がある。
更に、このドラフタボックス3はトランクルームT−R
の側方上部に位置するため、トランクルームT−Hの有
効スペースを狭めるばかりでなく、第2図示のようにト
ランクフロア8の側部にスペアタイヤ格納凹部9を形成
して、該凹部9にスペアタイヤS−Tを立て置き格納し
た場合に、走行時にスペアタイヤS−Tの上側部が揺動
してドラフタボックス3に干渉し易く、該ドラフタボッ
クス3を損傷してしまうおそれがある。
そしてまた、該ドラフタボックス3はリヤフェンダ1の
換気口2周縁に複数個のビス挿通孔(図示省略)を形成
して、該リヤフェンダ1にビス固定するようにしており
、このためドラフタボックス3の取付工数が嵩むばかり
でなく、リヤフェンダ1のビス挿通孔部分からトランク
ルームT−R内への水洩れを誘発し易いという問題があ
った。
なお、図中10はバンパーサイド、11はバンパサイド
支持用の補強ビードである。
更に実開昭55−56710号公報のようなものもある
が、取付上、上述と同様な問題がある。
本考案はかかる従来の実状に鑑み、ドラフタボックスの
内気出口周縁に複数個のフック7部を形成し、該ドラフ
タボックスを前記フック部を換気口縁に係着するだけの
所謂ワンタッチで取付けられるようにして取付作業性の
改善を図ると共に、換気口をリヤフェンダのバンパサイ
ド配設部位に設け、該換気口の前方をバンパサイドで覆
うことにより、該換気口がバンパサイドに隠蔽されて装
飾用のグリルを不要とすることができると共に、バンパ
サイドをスプラッシュガードとして機能させてスプラッ
シュや洗車水の浸入を防止することができ、しかもこの
バンパサイド配設部位にはバンパサイド取付剛性を高め
るために補強ビードを形成しであることから、該換気口
に接続するドラフタボックスの支持剛性も十分に得られ
、また、該ドラフタボックスがトランクルームの下側に
位置してトランクルームの有効スペースに何等悪影響を
及ぼすことのないようにしたものである。
以下、本考案の実施例を図面と共に前記従来の構成と同
一部分に同一符号を付して詳述する。
即ち、本考案にあっては第3,4図に例示するように、
リヤフェンダ1のバンパサイド配設部位、つまり該バン
パサイド10に隠れる部位に換気口2を開設し、その前
方をバンパサイド10により覆ってあり、そして、該換
気口2の車室側、具体的にはトランクルームT−R側に
ドラフタボックス3を接続しである。
このドラフタボックス3は第5,6図にも示すように、
車室内気の入口4と出口5とを上下にオフセットして形
成しであると共に、内気人口4に該入口4を閉塞するゴ
ム等の弾性材からなるワンウェイバルブ6を配設して、
スプラッシュや洗車水等がトランクルームT−R内に侵
入しない憶うにしである。
また、前記内気出口5の周縁には複数個のフック部30
を形成してあり、このフック部30を前記換気口2縁に
自体の弾性を利用して押込み係着するだけで、所謂ワン
タッチでドラフタボックス3を取付けられるようにしで
ある。
本実施例にあっては内気出口5の上下周縁の内側に3対
のボス部32゜32、・・・・・・を一体成形する一方
、フック部30を枠部材31に突設し、この枠部材31
を前記ボス部32にビス33固定してフック部30が内
気出口5縁の外方に向くように配設しているが、場合に
よって該フック部30を内気出口上下周縁に一体成形す
るようにしてもよい。
また、前記内気出口5周縁の近傍には、該内気出口5周
縁を囲んで断面三角形状のシールビード34を突設して
あり、ドラフタボックス3の取付状態で該シールビード
34が内気出口5周縁と換気口2周縁との間に介装した
シール材35に喰い込んでシール圧を高め、ドラフタボ
ックス3と換気口2との接続部周りのシールを確実に行
えるようにしである。
特にこのシールビード34を断面三角形状に形成するこ
とにより、シールビード34とシール材35との喰い込
み部分に空隙の発生を回避し、より確実なシールを行え
る。
以上の実施例構造によれば、ドラフタボックス3はトラ
ンクルームT−R側から内気出口5縁のフック部30を
換気口2縁に押込み係着するだけのワンタッチ作業で取
付けることができ、取付作業を簡単かつ迅速に行うこと
ができる。
また、この時内気出口5周縁外側のシールビード34が
、該内気出口5周縁と換気口2周縁との間に介装したシ
ール材35に喰い込んでシール圧を高め、ドラフタボッ
クス3の接続部分を包囲して完壁にシールすることがで
きる。
また、換気口2はバンパサイド10に隠蔽されているた
め、特別にグリルで装飾するか必要がなく、また、リヤ
フェンダ−股部は何等の加工も施していないため車体デ
ザインを損ねたり、トランクルームT−R内への氷洩れ
の心配もない。
また、このように換気口2前方がバンパサイド10で覆
われているため、該バンパサイド10が所謂スプラッシ
ュガードとして機能して、換気口2に直接スプラッシュ
が侵入したり洗車水が侵入するのを防止できる利点があ
る。
一方、換気効率の点では、車両走行時にはバンパサイド
10付近もリヤフェンダ1−股部も殆んど変わりのない
負圧発生があるため、バンパーイド付近に発生する負圧
によってドラフタボックス3のワンウェイバルブ6を開
き、車室内気をトランクルームT@Rを通して該ドラフ
タボックス3、換気口2を経由し、リヤフェンダ1とバ
ンパサイド10との間の隙間から車外に流出させ、以っ
て換気口をリヤフェンダ1−股部に設定したものと何等
遜色のない換気効率を得ることができる。
ここで、特に換気口2をリヤフェンダ1のバンパサイド
10配設部位に設定した場合、該バンバサイド配設部位
ではバンパサイド10の支持剛性を高めるために、リヤ
フェンダ1にトランクルームT−R側に突出する補強ビ
ード11を形成しであるため、ドラフタボックス3は丁
度この補強ビード11上で換気口2に接続することとな
り、従って、ドラフタボックス3の取付剛性を十分に確
保できるのである。
そして更に、ドラフタボックス3は換気口2をリヤフェ
ンダ1のバンパサイド10配設部位に設定する関係上、
トランクルームT−Rの下側に位置し、従って、トラン
クルームT−Hの有効スペースを狭めることもないし、
また、第4図示のようにドラフタボックス3配設のため
、およびスペアタイヤS−T格納のためトランクフロア
8の側部に凹部9を形成して該凹部9にスペアタイヤS
−Tを立て置き格納した場合、ドラフタボックス3がス
ペアタイヤS−Tの揺動の少ない下側部に隣接すること
になるため、走行時にスペアタイヤS@Tが該ドラフタ
ボックス3に強く干渉することもなく、ドラフタボック
ス3を保護する上でも非常に有利となる利点がある。
以上のように本考案によれば、ドラフタボックスの内気
出口周縁に複数個のフック部を形成して、該フック部を
リヤフェンダに形成した換気口縁に係着して、該ドラフ
タボックスをワンタッチ作業で確実に換気口に接続でき
るため作業能率を大幅に向上でき、特に取付けのために
別部品を要さないため作業管理も容易となる利点がある
また、前述の換気口はりャフェンダのバンパサイド配設
部位に形成して、該換気口がバンパサイドにより覆っで
あるため、特別に装飾用グリルを配設する必要がなく、
部品点数の削減と車体外観の向上を図ることができ、ま
た、換気口がバンパサイドにガードされるため、該換気
口へ直接スプラッシュや洗車水が侵入するのを防止でき
る。
更に、リヤフェンダのバンパサイド配設部位には補強ビ
ードが形成されるため、該部分に換気口を形成すること
により該換気口に接続するドラフタボックスの取付剛性
が確保され、取付安定性を向上できると共に、ドラフタ
ボックスがトランクルームの下側部に位置してトランク
ルームの有効スペースを狭めることもないという数々の
実用上の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の換気装置を施した自動車の側面外観図、
第2図は第1図の■−■線に沿う断面図、第3図は本考
案換気装置を施した自動車の側面外観図、第4図は第3
図のIV−IV線に沿う断面図、第5図はドラフタボッ
クス接続部の拡大断面図、第6図はドラフタボックスの
背面図である。 1・・・・・・リヤフェンダ、2・・・・・・換気口、
3・・・・・・ドラフタボックス、4・・・・・・内気
入口、5・・・・・・内気出口、6・・・・・・ワンウ
ェイバルブ、10・・・・・・バンパサイド、11・・
・・・・補強ビード、30・・・・・・フック部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤフェンダのバンパサイド配設部位に換気口を形成し
    て、その前方をバンパサイドで覆う一方、ワンウェイバ
    ルブを付設して内気入口と、該内気入口と上下にオフセ
    ットした内気出口とを有し、換気口の車室側に内気出を
    連通させて接続するドラフタボックスの前記内気出口周
    縁に複数個のフック部を形成し、該ドラフタボックスを
    前記フック部を換気口縁に係着して取付けたことを特徴
    とする自動車の換気装置。
JP14084980U 1980-10-02 1980-10-02 自動車の換気装置 Expired JPS6012728Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14084980U JPS6012728Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02 自動車の換気装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP14084980U JPS6012728Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02 自動車の換気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5763713U JPS5763713U (ja) 1982-04-15
JPS6012728Y2 true JPS6012728Y2 (ja) 1985-04-24

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ID=29500733

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JP14084980U Expired JPS6012728Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02 自動車の換気装置

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