JP4239540B2 - フロントホイールハウス構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャブオーバ車のような車両に使用されるフロントホイールハウス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、キャブオーバ車のような車両においては、図4に示すように車体100のフロアパネルの前部を構成するフロントフロアパネル101が、車体100の下部の左右側に延在するサイドメンバ102(左側のみ図示)よりも上方に離れて配設されている。
【0003】
そして、このような車両のフロントホイールハウス構造は、フロントフロアパネル101とサイドメンバ102とを連結してエンジンルームEと車外Oとを仕切るホイールハウスインナ103と、ホイールハウスインナ103の車外O側から接合部104を介して組み付けられて前輪を覆うスプラッシュパネル105とを備えている。
【0004】
ホイールハウスインナ103には、スプラッシュパネル105との接合部104よりも上方にインタークーラ用のダクト106を通す開口部107が設けられており、さらにこの開口部107の後方の車外O側にはバッテリー等の車両の機器を載置する載置部108が設けられている。
【0005】
一方、図5に示すようにスプラッシュパネル105にはホイールハウスインナ103の開口部107よりも低い位置に排出穴109が設けられており、この排出穴109にはワンウェイバルブ付グロメット110が装着されている。
【0006】
また、接合部104においては、ホイールハウスインナ103とスプラッシュパネル105との間には、組み付けた際に生じた隙間113が形成されており、この隙間113はホイールハウスインナ103からスプラッシュパネル105に亘って塗布されたシール材112によって塞がれている。
【0007】
これにより、水たまり走行時等でエンジンルームEからホイールハウスインナ103の開口部107を介して水Aが入っても、シール材112で隙間113から車外Oに水Aは漏出せずに、グロメット110のワンウェイバルブを操作してスプラッシュパネル105の排出穴109から水Aを排出させることで水抜きを行うことができ、載置部108に載置された機器に故障が発生するのを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなフロントホイールハウス構造においては、水抜きを行うためにグロメット110とシール材112が必要になることから、部品点数が大幅に増加するとともに、グロメット110の装着作業とシール材112の塗布作業が必要となることから作業工数も大幅に増加する。したがって、水抜きにかかるコストが大幅に増加してしまう問題があった。
【0009】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、コストを抑えながら水抜きをすることができるフロントホイールハウス構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1記載のフロントホイールハウス構造では、車体のフロアパネルの前部を構成するフロントフロアパネルが前記車体の下部の左右側に延在するサイドメンバよりも上方に離れて配設された車両の前記フロントフロアパネルと前記サイドメンバとを連結してエンジンルームと車外とを仕切るホイールハウスインナと、このホイールハウスインナの車外側に接合されて前輪の上側を覆うスプラッシュパネルとを備え、前記ホイールハウスインナには、前記スプラッシュパネルとの接合部よりも上方に開口部が設けられているとともに、この開口部の後方に前記車両の機器を載置する載置部が設けられ、前記ホイールハウスインナと前記スプラッシュパネルとの接合部に近接した位置に水抜き穴が形成されているフロントホイールハウス構造において、前記ホイールハウスインナの前記開口部から入る水をせき止めるせき止め部が、前記ホイールハウスインナの前記載置部よりも前記開口部側に位置させて、前記ホイールハウスインナの車外側から前記スプラッシュパネルの車外側に亘って設けられ、前記せき止め部には、前記開口部側に開口して前記水抜き穴に連通するビードが形成されているものとしている。
【0011】
かかる構成において、ホイールハウスインナの開口部を介してエンジンルームから入った水は、せき止め部でせき止められてビードにガイドされながらホイールハウスインナとスプラッシュパネルとの間の水抜き穴から車外に排出される。したがって、この水抜き穴を利用して水抜きをすることが可能になるため、水抜きに必要な部品の点数と取り付け作業工数を減らすことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施の形態を示すキャブオーバ車の左側のフロントホイールハウス構造の斜視図である。この車両は、車体100のフロアパネルの前部を構成するフロントフロアパネル101が、車体100の下部の左右側に延在するサイドメンバ102(左側のみ図示)よりも上方に離れて配設されており、この車両のフロントホイールハウス構造は、フロントフロアパネル101とサイドメンバ102とを連結してエンジンルームEと車外Oとを仕切るホイールハウスインナ103と、ホイールハウスインナ103の車外O側から接合部104を介して組み付けられて前輪を覆うスプラッシュパネル105とを備えている。
【0014】
ホイールハウスインナ103には、スプラッシュパネル105との接合部104よりも上方にインタークーラ用ダクト106を通す開口部107が設けられており、さらにこの開口部107の後方の車外O側にはバッテリー等の車両の機器を載置する載置部108が設けられている。
【0015】
また、図2および図3に示すように接合部104においては、ホイールハウスインナ103とスプラッシュパネル105との接合部104に近接した位置に水抜き穴111が形成されている。
【0016】
そして、このフロントホイールハウス構造では、ホイールハウスインナ103の開口部107を介してエンジンルームEから入る水Aをせき止める本発明のせき止め部であるバッフルホイールハウス1が、ホイールハウスインナ103の載置部108よりも開口部107側に位置させて、ホイールハウスインナ103の車外O側から接合部104を横断してスプラッシュパネル105の車外O側に亘って設けられている。
【0017】
このバッフルホイールハウス1は、ホイールハウスインナ103の開口部107の後側近傍からホイールハウスインナ103を横断してスプラッシュパネル105上を前方に向かって延びる略L字状に形成されている。
【0018】
さらにバッフルホイールハウス1は、樹脂製のバッフルホイールハウス本体2と、バッフルホイールハウス本体2をホイールハウスインナ103の車外O側からスプラッシュパネル105の車外O側に亘って取り付ける剛板製の取付部材3とから構成されており、両部材2、3は着脱可能となっている。
【0019】
バッフルホイールハウス本体2は、図2にも示すようにホイールハウスインナ103の開口部107を介してエンジンルームEから入る水Aをせき止めるようにホイールハウスインナ103の開口部107よりも高い略L字状の壁に形成されている。
【0020】
一方、バッフルホイールハウス1の取付部3には、ホイールハウスインナ103の載置部108よりも開口部107側の車外側面103aから接合部104を横断してスプラッシュパネル105の車外側面105aに亘ってスポット溶接で接合されるフランジ部31が形成されている。
【0021】
このフランジ部31には、フランジ部31の開口部107側に開口して接合部104を覆う凸状のビード32が形成されており、このビード32により水抜き穴111と開口とが連通されている。
【0022】
かかる構成において、図2に示すように、水たまり走行時等にホイールハウスインナ103の開口部107を介してエンジンルームEから入った水Aはバッフルホイールハウス本体3でせき止められてビード32にガイドされながら接合部104に沿って流れ、ホイールハウスインナとスプラッシュパネルとの接合部104に近接した位置の水抜き穴111から車外Oに排出される。
【0023】
したがって、本実施の形態のフロントホイールハウス構造においては、ホイールハウスインナ103とスプラッシュパネル105との接合部104に近接した位置の水抜き穴111を利用して水抜きをすることが可能になる。このため、水抜きに必要な新たな部品がバッフルホイールハウス1だけとなり、水抜きに必要な部品の点数と取り付け作業工数を減らすことができる。よって、コストを抑えながら水抜きをすることができる。
【0024】
また、従来のようにグロメット110の装着作業とシール材112の塗布作業が省略されるので、車両全体の作業性を向上させることができる。
【0025】
また、バッフルホイールハウス1によってホイールハウスインナ103の載置部108に開口部107からの水Aの侵入が阻止されるため、載置部108に対する水密性を高めることができ、載置部108に載置される機器の故障発生をより低く抑えることができる。
【0026】
また、バッフルホイールハウス1の取付部材3には凸状のビード32が形成されていることから取付部材3単品としての剛性が向上するので、プレス成形後の形状保持をすることができる。
【0027】
また、バッフルホイールハウス1の取付部材3はホイールハウスインナ103からスプラッシュパネル105に亘って接合されていることにより、接合部104の強度が向上するので、車体100全体の剛性を高めることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1記載のフロントホイールハウス構造においては、ホイールハウスインナとスプラッシュパネルとの間の水抜き穴を利用して水抜きをすることが可能になるため、水抜きに必要な部品の点数と取り付け作業工数を減らすことができる。よって、コストを抑えながら水抜きをすることができる。
【0029】
さらに、せき止め部にはビードが形成されていることから剛性が向上するので、プレス成形後の形状保持をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すキャブオーバ車の左側のフロントホイールハウス構造の斜視図である。
【図2】図1の要部を示す縦断面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】従来のキャブオーバ車の左側のフロントホイールハウス構造の斜視図である。
【図5】図4の要部を示す縦断面図である
【符号の説明】
1 バッフルホイールハウス
32 ビード
100 車体
101 フロントフロアパネル
102 サイドメンバ
103 ホイールハウスインナ
105 スプラッシュパネル
107 開口部
108 載置部
111 水抜き穴
E エンジンルーム

Claims (1)

  1. 車体のフロアパネルの前部を構成するフロントフロアパネルが前記車体の下部の左右側に延在するサイドメンバよりも上方に離れて配設された車両の前記フロントフロアパネルと前記サイドメンバとを連結してエンジンルームと車外とを仕切るホイールハウスインナと、このホイールハウスインナの車外側に接合されて前輪の上側を覆うスプラッシュパネルとを備え、前記ホイールハウスインナには、前記スプラッシュパネルとの接合部よりも上方に開口部が設けられているとともに、この開口部の後方に前記車両の機器を載置する載置部が設けられ、前記ホイールハウスインナと前記スプラッシュパネルとの接合部に近接した位置に水抜き穴が形成されているフロントホイールハウス構造において、前記ホイールハウスインナの前記開口部から入る水をせき止めるせき止め部が、前記ホイールハウスインナの前記載置部よりも前記開口部側に位置させて、前記ホイールハウスインナの車外側から前記スプラッシュパネルの車外側に亘って設けられ、前記せき止め部には、前記開口部側に開口して前記水抜き穴に連通するビードが形成されていることを特徴とするフロントホイールハウス構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8408774B2 (en) 2005-10-31 2013-04-02 Yupo Corporation Light reflector, planar light source and illumination device using the same

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