JP7359017B2 - 車両の前部構造 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば外気を導入する外気導入孔を有するカウルグリルの車両下方に、外気導入孔から流入した水分を排水する排水路を備えたような車両の前部構造に関する。
自動車などの車両では、フロントウインドウとボンネットの間を覆う外観部材として、フロントウインドウの下端に沿うように、車幅方向に延びるカウルグリルが設けられている。このカウルグリルには、空調装置に外気を導入するための外気導入孔が開口形成されているものが多い。
ところで、このカウルグリルの外気導入孔には、雨水などの水分が、外気とともに流入するという問題がある。
そこで、特許文献1では、車幅方向に延びる閉断面であるカウルボックスをダッシュパネルの上端に設けて、カウルボックスの上面の一部を、カウルグリル(カウルトップガーニッシュ)で構成している。
これにより、特許文献1は、カウルグリルの外気導入孔(カウルトップガーニッシュのグリル部)を介して流入した水分を、カウルボックスの底面で受け止めるとともに、車幅方向外側へ向けて流動させて、エンジンルーム内の好適な箇所へ排水可能にしている。
つまり、特許文献1のカウルボックスは、雨水などの水分を排水する排水路として機能するように構成されている。
しかしながら、上述した機能を有するカウルボックスを、外気導入孔の車両下方に設けていない車両では、外気導入孔から流入した雨水などの水分によって、エンジンルーム内のエンジンや車両部品が被水することになる。このため、このような車両では、雨水などの水分によって意図しない不具合が生じるおそれがあった。
特開2005-67373号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、外気導入孔の車両下方にカウルボックスが設けられていない車両であっても、エンジンルーム内のエンジンや車両部品への被水を防止できる車両の前部構造を提供することを目的とする。
この発明は、ダッシュパネルの上部を車幅方向に延びるダッシュアッパパネルと、該ダッシュアッパパネルの車両上方側で車幅方向に延びるとともに、外気を取り込む外気導入孔を有する横壁とを備えた車両の前部構造であって、少なくともエンジンを車両上方から覆うとともに、前記外気導入孔を含む車幅方向の所定範囲にわたって、前記横壁に車両下方で対向する対向部を有するカバー部材と、前記外気導入孔よりも車両前方側において、車幅方向に延びるとともに、前記横壁と前記カバー部材の対向部とに亘って配設された縦壁とを備え、前記カバー部材の対向部は、前記外気導入孔の車両下方から車幅方向へ延びるとともに、車幅方向外側へ向かうほど、漸次、車両下方へ向けて傾斜した傾斜面を有する形状に形成され、前記カバー部材は、前記対向部を有するとともに、車両上方から前記エンジンを覆うカバー天板部と、車幅方向外側から前記エンジンを覆う左右のカバー側面部と、車両後方から前記エンジンを覆うカバー後面部とを備え、前記横壁、及び前記縦壁は、それぞれ前記ダッシュアッパパネルに装着されるカウルグリルの上面であるグリル上面部、及び前記カウルグリルの前面であるグリル前面部で構成され、前記グリル前面部と前記カバー天板部との間にシール部材を備えたことを特徴とする。
この発明により、外気導入孔から侵入した雨水などの水分を、カバー部材の対向部によって受け止めることができる。
さらに、カバー部材の対向部が傾斜面を有する形状に形成されているため、車両の前部構造は、雨水などの水分を、対向部の傾斜面に沿って車幅方向外側へ流動させることができる。
この際、外気導入孔の車両前方に縦壁が設けられているため、車両の前部構造は、雨水などの水分が車両前方へ向けて流動することを阻止できる。
つまり、車両の前部構造は、外気導入孔の車両下方において、車幅方向に延びて、エンジンルームの車幅方向外側へ雨水などの水分を排水する排水路を、縦壁とカバー部材の対向部とで構成している。
これにより、車両の前部構造は、外気導入孔の車両下方にカウルボックスが設けられていない車両であっても、エンジンルーム内のエンジンや車両部品への被水を防止することができる。
さらに、この発明において、前記カバー部材は、前記対向部を有するとともに、車両上方から前記エンジンを覆うカバー天板部と、車幅方向外側から前記エンジンを覆う左右のカバー側面部と、車両後方から前記エンジンを覆うカバー後面部とを備え、前記横壁、及び前記縦壁は、それぞれ前記ダッシュアッパパネルに装着されるカウルグリルの上面であるグリル上面部、及び前記カウルグリルの前面であるグリル前面部で構成され、前記グリル前面部と前記カバー天板部との間にシール部材を備えたことを特徴とする
この構成によれば、車両の前部構造は、カバー天板部、左右のカバー側面部、及びカバー後面部で構成されたカバー部材によって、エンジンを覆うことができるため、エンジンの輻射熱を効果的に遮熱することができる。
さらに、車両の前部構造は、エンジンルーム内の熱気が、グリル前面部とカバー天板部との隙間から侵入することを、シール部材によって阻止することができる。このため、車両の前部構造は、例えば、外気導入孔から導入された外気とともに、エンジンルーム内の熱気が、空調装置に導入されることを防止できる。
加えて、グリル前面部とカバー天板部との間にシール部材を設けたことにより、車両の前部構造は、外気導入孔から侵入した水分が、グリル前面部とカバー天板部との隙間から漏出することを、シール部材によって阻止することができる。
これにより、車両の前部構造は、外気導入孔から導入された外気への熱影響を抑えるとともに、エンジンルーム内のエンジンや車両部品への被水をより防止することができる。
また、この発明の態様として、前記カバー天板部は、前記対向部である天板後部と、該天板後部に対して車両前方側に配設されるとともに、前記天板後部にヒンジを介して枢支された天板前部とで構成され、前記グリル前面部は、前記天板前部の回動中心よりも車両後方に配設されてもよい。
この構成によれば、車両の前部構造は、エンジンルーム内のエンジンや車両部品への被水を確実に防止することができる。
具体的には、天板前部の回動中心よりも車両前方にグリル前面部を設けた場合、グリル前面部と天板前部のヒンジとが重なり合うため、グリル前面部に、ヒンジが回動するための切欠きを設ける必要がある。この場合、雨水などの水分が、グリル前面部の切欠きから車両前方へ漏出するおそれがあった。
これに対して、天板前部の回動中心よりも車両後方にグリル前面部に設けたことにより、車両の前部構造は、グリル前面部に切欠きを設けることを不要にできる。このため、車両の前部構造は、天板前部の回動を阻害することなく、雨水などの水分の車両前方への流動を阻止することができる。
これにより、車両の前部構造は、エンジンルーム内のエンジンや車両部品への被水を確実に防止することができる。
また、この発明の態様として、前記カバー天板部の前記対向部は、前記グリル前面部の車両後方に隣接して、車両上方へ立設されるとともに、車幅方向に延びる前部リブを備えてもよい。
この構成によれば、車両の前部構造は、外気導入孔から流入した水分が、グリル前面部とカバー天板部との間へ到達することを阻止できる。このため、車両の前部構造は、エンジンルーム内のエンジンや車両部品への被水をより確実に防止することができる。
また、この発明の態様として、前記外気導入孔の車両下方に配設されるとともに、前記カバー天板部の対向部に固定された車両部品を備え、前記カバー天板部の前記対向部は、前記車両部品の固定箇所の車両後方に隣接して、車両上方に立設された後方リブを備えてもよい。
この構成によれば、車両の前部構造は、外気導入孔から流入した水分が、カバー天板部を伝って車両部品の固定箇所に侵入することを防止できる。このため、車両の前部構造は、車両部品の固定箇所からの水分の漏出を防止することができる。
これにより、車両の前部構造は、カバー天板部の対向部に車両部品が固定された場合であっても、エンジンルーム内のエンジンや車両部品への被水をさらに確実に防止することができる。
また、この発明の態様として、前記カバー天板部の前記対向部に対して、車幅方向外側に隣接して配設されたバッテリを備え、前記カバー天板部は、前記対向部における前記傾斜面の下端が、前記バッテリの上端よりも車両下方に位置するように形成されてもよい。
この構成によれば、車両の前部構造は、カバー天板部の傾斜面に沿って流動した水分が、バッテリの上面にかかることを防止できる。このため、車両の前部構造は、バッテリへの被水による意図しない不具合が生じることを防止できる。
本発明により、外気導入孔の車両下方にカウルボックスが設けられていない車両であっても、エンジンルーム内のエンジンや車両部品への被水を防止できる車両の前部構造を提供することができる。
車両前部における外観を平面視で示す平面図。 カウルグリルを取外した状態における車両前部の外観を示す平面図。 図1中のA-A矢視断面図。 車両前部のおける外観を正面視で示す正面図。 車両前方から見たカバー部材の外観を示す外観斜視図。 カバー天板部の要部外観を示す要部外観斜視図。 天板後部における外観を車両後方上方視で示す外観斜視図。 図1中のB-B矢視断面図。 ワイヤーハーネスの固定箇所近傍の外観を平面視で示す平面図。 図9中のC-C矢視断面図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
本実施形態の車両は、例えば外気を導入する外気導入孔を有するカウルグリルの車両下方に、外気導入孔から流入した水分を排水する排水路を備えたような車両である。このような車両における車両前部1の構造について、図1から図10を用いて説明する。
なお、図1は車両前部1における外観の平面図を示し、図2はカウルグリル9を取外した状態における車両前部1の面図を示し、図3は図1中のA-A矢視断面図を示し、図4は車両前部1のおける外観の正面図を示している。
さらに、図5は車両前方から見たカバー部材20の外観斜視図を示し、図6はカバー天板部27の要部外観斜視図を示し、図7は天板後部28における車両後方上方の外観斜視図を示している。
そして、図8は図1中のB-B矢視断面図を示し、図9はワイヤーハーネス14の固定箇所近傍の平面図を示し、図10は図9中のC-C矢視断面図を示している。
また、図1及び図2中において、図示を明確にするため、ボンネット10の図示を省略するとともに、図1中において、エンジンEを二点鎖線で示している。さらに、図2中において、図示を明確にするため、ワイヤーハーネス14の図示を省略している。加えて、図5中において、右内殻部21の図示を明確にするため、右下外殻部22を二点鎖線で示している。
また、図中において、矢印Fr及び矢印Rrは前後方向を示しており、矢印Frは前方を示し、矢印Rrは後方を示している。さらに、矢印Rh及び矢印Lhは車幅方向を示しており、矢印Rhは右方向を示し、矢印Lhは左方向を示している。
車両前部1は、図1及び図2に示すように、車幅方向に所定間隔を隔てた位置で、車両前後方向へ延びる左右一対のフロントサイドフレーム2、及び左右一対のエプロンレインフォースメント3を備えている。
さらに、車両前部1は、図1及び図2に示すように、フロントサイドフレーム2とエプロンレインフォースメント3とを連結する左右一対のサスタワー4、及び連結部材5を備えている。
加えて、車両前部1は、図3に示すように、フロントサイドフレーム2の車両後方側で車室内外を隔てるダッシュパネル6、ダッシュアッパパネル7、及びカウルパネル8と、ダッシュアッパパネル7の車両上方に配設したカウルグリル9とを備えている。
そして、車両前部1は、図1から図4に示すように、左右のフロントサイドフレーム2、左右のエプロンレインフォースメント3、及びダッシュパネル6で構成されたエンジンルームSに、エンジンEと、エンジンEを覆うカバー部材20とを備えている。
より詳しくは、左右一対のフロントサイドフレーム2は、図1に示すように、車両前部1における車両下方を車両前後方向に延びる車体骨格部材である。このフロントサイドフレーム2は、車幅方向に沿った縦断面における断面形状が、閉断面となるように構成されている。
また、左右一対のエプロンレインフォースメント3は、図1に示すように、フロントサイドフレーム2の車両上方、かつ車幅方向外側の位置に配設されている。このエプロンレインフォースメント3は、車幅方向に沿った縦断面における断面形状が、閉断面となるように構成されている。
また、左右一対のサスタワー4は、車両のサスペンションを支持する支持部材である。このサスタワー4は、図1に示すように、フロントサイドフレーム2、及びエプロンレインフォースメント3における車両前後方向略中央を連結している。
なお、車幅方向右側のサスタワー4の車両後方には、図1及び図2に示すように、バッテリBが配設されている。
また、連結部材5は、図1に示すように、フロントサイドフレーム2の前端と、エプロンレインフォースメント3の前端を車両上下方向に連結している。
また、ダッシュパネル6は、図3に示すように、車室とエンジンルームSとの間を隔てるパネル部材である。
このダッシュパネル6は、図3に示すように、車両前後方向に厚みを有する平板状の前壁部6aと、前壁部6aの上端から車両前方上方へ延びる傾斜部6bと、傾斜部6bから車両上方へ延びる起立部6cと、起立部6cの上端から車両前方上方へ延びるフランジ部6dとで一体形成されている。
さらに、ダッシュパネル6の前壁部6aには、図4に示すように、車幅方向右側の上部に、車室内外の空間を連通する開口部Vが開口形成されている。この開口部Vは、例えば、車室内に設けた空調装置(図示省略)に外気を導入する導入口として開口形成されている。
また、ダッシュアッパパネル7は、図3に示すように、ダッシュパネル6の上端に接合されるとともに、エプロンレインフォースメント3の後端同士を車幅方向に連結している。
具体的には、ダッシュアッパパネル7は、図3に示すように、車両前後方向に沿った縦断面において、ダッシュパネル6におけるフランジ部6dの上面に接合されたダッシュアッパ本体部71と、ダッシュアッパ本体部71から車両前方へ突出したダッシュアッパ突出部72とで構成されている。
ダッシュアッパ本体部71は、図2及び図3に示すように、車幅方向略中央が車両前方へ突出した平面視略円弧状に形成されている。このダッシュアッパ本体部71は、図3に示すように、車両前後方向に沿った縦断面における断面形状が、車両上下方向に厚みを有する略平板状に形成されている。なお、ダッシュアッパ本体部71は、図3に示すように、ダッシュパネル6との接合箇所よりも車両後方に後端を有する形状に形成されている。
ダッシュアッパ突出部72は、図2及び図3に示すように、ダッシュアッパ本体部71よりも短い車幅方向の長さの略板状に形成されている。
詳述すると、ダッシュアッパ突出部72は、図3に示すように、ダッシュアッパ本体部71の下面に接合された接合部分72aと、ダッシュアッパ本体部71よりも車両前方へ突出した突出部分72bとで一体形成されている。
接合部分72aは、図3に示すように、ダッシュパネル6のフランジ部6dよりも車両前方において、ダッシュアッパ本体部71の下面に接合されている。
一方、突出部分72bは、図2に示すように、車幅方向略中央から車幅外側へ向けた所定範囲において、ダッシュアッパ本体部71の前端から車両前方へ突出して平面視略矩形に形成されている。
また、カウルパネル8は、図1から図3に示すように、ダッシュアッパパネル7におけるダッシュアッパ本体部71の上面に接合されるとともに、エプロンレインフォースメント3の後端同士を車幅方向に連結している。
このカウルパネル8は、図3に示すように、車両前後方向に沿った縦断面における断面形状が、車両上方へ突出した断面略ハット状に形成されている。そして、カウルパネル8は、その前端、及び後端が、それぞれダッシュアッパパネル7におけるダッシュアッパ本体部71の前端、及び後端に接合されることで、車幅方向に延びる閉断面を構成している。
また、カウルグリル9は、図3に示すように、ボンネット10と、フロントウインドウガラス11の下端との隙間を閉塞する合成樹脂部材である。このカウルグリル9は、図1及び図2に示すように、ダッシュアッパパネル7の突出部分72bを車両上方から覆うように、カウルパネル8に沿って車幅方向に延びる形状に形成されている。
なお、カウルグリル9は、図1及び図2に示すように、平面視において、ダッシュアッパパネル7の前端縁に沿うように、車幅方向略中央部分が車両前方へ突出した形状に形成されている。
より詳しくは、カウルグリル9は、図3に示すように、ダッシュアッパ本体部71の前端に略同じ車両前後方向の位置で、フロントウインドウガラス11の下端を把持する把持部91と、把持部91から延設されたグリル後壁部92、グリル上面部93、及びグリル前面部94とで一体形成されている。
グリル後壁部92は、図3に示すように、把持部91から車両上方、かつ僅かに車両前方へ向けて延設されている。
グリル上面部93は、図3に示すように、グリル後壁部92の上端から車両前方下方へ略鉛直に延設された鉛直面部分93aと、鉛直面部分93aから車両前方、かつ僅かに車両下方へ略水平に延設された水平面部分93bとで構成されている。
このグリル上面部93には、図1及び図3に示すように、ダッシュパネル6の開口部Vに外気を導入するための外気導入孔Wが、鉛直面部分93a、及び水平面部分93bにそれぞれ複数開口形成されている。
なお、外気導入孔Wは、図1及び図2に示すように、突出部分72bに対向する車幅方向略中央部分に形成されている。
グリル前面部94は、図3に示すように、グリル上面部93の前端とカバー部材20(後述する天板後部28の前方底部283)との間を閉塞するように、グリル上面部93の前端から車両下方へ向けて延設されている。さらに、グリル前面部94の下端には、図3に示すように、カバー部材20(後述する天板後部28の前方底部283)に車両上下方向で対面するように、車両前方へ折り返された折返し部分94aが設けられている。
このグリル前面部94の折返し部分94aと、カバー部材20(後述する天板後部28の前方底部283)との間には、図3に示すように、その隙間を閉塞するシール部材12が配設されている。なお、シール部材12は、耐熱性、及び止水性を有するものとする。
加えて、グリル前面部94には、図3に示すように、グリル上面部93の前端から車両上方へ延びたのち、車両前方へ向けて延設された上端部分94bが一体形成されている。この上端部分94bは、ボンネット10との隙間を閉塞するシール部材13を載置する部分として形成されている。
また、エンジンEは、図1に示すように、フロントサイドフレーム2の間に配設されている。このエンジンEは、例えば、縦置きエンジンとする。
また、カバー部材20は、図1、図2、及び図4に示すように、サスタワー4の車両後方において、車幅方向外側、車両後方、及び車両上方から、エンジンEを覆う遮熱部材である。
このカバー部材20は、図4及び図5に示すように、エンジンEを挟んで車幅方向に対向する左右のカバー側面部、エンジンEの車両後方を覆うカバー後面部、及びエンジンEの車両上方を覆うカバー天板部で構成されている。
具体的には、カバー部材20は、図5に示すように、車幅方向におけるエンジンEの右半分を覆う右内殻部21と、右内殻部21の下部を支持する右下外殻部22と、右内殻部21の上部を支持する右上外殻部23とを備えている。
さらに、カバー部材20は、図5に示すように、車幅方向におけるエンジンEの左半分を覆う左内殻部24と、左内殻部24の下部を支持する左下外殻部25と、左内殻部24の上部を支持する左上外殻部26とを備えている。
加えて、カバー部材20は、図1に示すように、エンジンEの車両上方を覆うカバー天板部27を備えている。
右内殻部21は、遮熱材で構成されたヒートインシュレーターである。この右内殻部21は、図4及び図5に示すように、車幅方向外側において、エンジンEの右側面に対面する右側面部分21aと、エンジンEの車両後方に回り込むように、右側面部分21aの後端から車幅方向略中央にかけて延びる右後面部分21bとで一体形成されている。
なお、右内殻部21は、その下部がフロントサイドフレーム2における車幅方向内側の面に固定され、上部が右下外殻部22、及び右上外殻部23を介してサスタワー4に固定されている。
右下外殻部22は、サスタワー4に固定される金属製の支持部材である。この右下外殻部22は、図5の二点鎖線で示したように、右内殻部21の右側面部分21aに近接対向する側面を有する形状に形成されている。
右上外殻部23は、図5に示すように、金属製の支持部材であって、右内殻部21の右側面部分21aに対して車幅方向外側へ離間した側面を有する形状に形成されている。この右上外殻部23は、その下端が右下外殻部22の上端に連結されている。つまり、右上外殻部23は、右内殻部21の右側面部分21aとで車両前後方向に延びる空間を構成するように形成されている。
左内殻部24は、遮熱材で構成されたヒートインシュレーターである。この左内殻部24は、図4及び図5に示すように、車幅方向外側において、エンジンEの左側面に対面する左側面部分24aと、エンジンEの車両後方に回り込むように、左側面部分24aの後端から車幅方向略中央にかけて延びる左後面部分24bとで一体形成されている。
なお、左内殻部24は、その下部がフロントサイドフレーム2における車幅方向内側の面に固定され、上部が左下外殻部25、及び左上外殻部26を介してサスタワー4に固定されている。
さらに、左内殻部24の左後面部分24bは、エンジンEの車両後方において、右内殻部21の右後面部分21bと重なり合うように配設されている。
左下外殻部25は、サスタワー4に固定される金属製の支持部材である。この左下外殻部25は、図5に示すように、左内殻部24の左側面部分24aに対して車幅方向外側へ離間した側面を有する形状に形成されている。
左上外殻部26は、図5に示すように、金属製の支持部材であって、左内殻部24の左側面部分24aに対して車幅方向外側へ離間した側面を有する形状に形成されている。この左上外殻部26は、その下端が左下外殻部25の上端に連結されている。このため、左下外殻部25及び左上外殻部26は、左内殻部24の左側面部分24aとで車両前後方向に延びる空間を構成している。
カバー天板部27は、図2、図4、及び図5に示すように、右上外殻部23の上端と左上外殻部26の上端とを車幅方向に連結する天板後部28と、天板後部28に対して開閉自在に枢支された天板前部29とで構成されている。
天板後部28は、図3に示すように、カウルグリル9の下方に配置されている。この天板後部28の下面には、図3に示すように、遮熱材であるヒートインシュレーター30が装着されている。なお、天板後部28については、後ほど詳述する。
天板前部29は、図2に示すように、平面視において、左右のフロントサイドフレーム2の間隔よりも僅かに幅狭な車幅方向の長さと、天板後部28からフロントサイドフレーム2の前端に至る車両前後方向の長さを有する平面視略矩形の平板状に形成されている。
この天板前部29には、図6に示すように、車幅方向に所定間隔を隔てた位置に、左右一対の前部ヒンジ29aが一体形成されている。
なお、天板前部29の下面には、図3に示すように、遮熱材であるヒートインシュレーター31が装着されている。
このようにカバー部材20は、エンジンEを車幅方向右側から覆うカバー側面部20aを、右内殻部21の右側面部分21a、右下外殻部22、及び右上外殻部23で構成し、エンジンEを車幅方向左側から覆うカバー側面部20bを、左内殻部24の左側面部分24a、左下外殻部25、及び左上外殻部26で構成している。
さらに、カバー部材20は、エンジンEを車両後方から覆うカバー後面部20cを、右内殻部21の右後面部分21b、及び左内殻部24の左後面部分24bで構成している。
引き続き、上述したカバー天板部27の天板後部28について、さらに詳述する。
カバー天板部27の天板後部28は、図3、及び図5から図7に示すように、天板前部29の後端縁に対して車両下方で重なり合う前方縁部281と、前方縁部281の後端から車両下方へ延びる前壁部282とで一体形成されている。
さらに、天板後部28は、図3、及び図5から図7に示すように、前壁部282の下端から車両後方へ延びる前方底部283及び後方底部284と、後方底部284の後端から車両上方へ延びる後壁部285と、後壁部285の上端から車両後方へ延びる後方縁部286とが一体形成されている。
加えて、天板後部28には、図3、及び図5から図7に示すように、前方縁部281の後端に立設した左右の第1リブ287と、前方底部283の後端に立設した第2リブ288と、後方縁部286に立設した左右一対の第3リブ289とが一体形成されている。
そして、天板後部28は、車幅方向に延びて、外気導入孔Wから侵入した雨水などの水分を排水する排水路を、後方底部284と後壁部285と第2リブ288とで構成している。
具体的には、前方縁部281は、図5から図7に示すように、天板前部29と略同じ車幅方向の長さに形成されている。なお、前方縁部281における車幅方向の両端は、図2、図4、及び図5に示すように、それぞれ右上外殻部23、及び左上外殻部26に固定されている。
この前方縁部281は、図3から図7に示すように、ダッシュアッパ突出部72の突出部分72bと略同じ車幅方向長さで、略水平な上面を有する中央部分281aと、中央部分281aの車幅方向両端から車幅外側へ向かうほど、漸次車両下方へ傾斜した傾斜部分281bとで形成されている。
さらに、前方縁部281の傾斜部分281bは、図2及び図6に示すように、その後端縁が、車幅方向外側へ向かうほど、漸次、車両前方に位置する形状に形成されている。
前方底部283は、図3に示すように、カウルグリル9のグリル前面部94が、シール部材12を介して当接する部分である。この前方底部283における車幅方向の両端は、図2、図4、及び図5に示すように、それぞれ右上外殻部23、及び左上外殻部26に固定されている。
より詳しくは、前方底部283は、図5から図7に示すように、前方縁部281の後端縁に沿うように、前方縁部281における車幅方向の一端から他端にかけて延びる略平板状に形成されている。
この前方底部283は、図3に示すように、車両前後方向に沿った縦断面において、略水平な上面を有する略平板状に形成されている。
なお、前方底部283は、図3に示すように、カウルグリル9のグリル前面部94よりも僅かに車両後方に後端が位置する車両前後方向の長さで形成されている。
加えて、前方底部283には、図6及び図7に示すように、車幅方向に所定間隔を隔てた位置に、天板前部29の前部ヒンジ29aを回転自在に支持する後部ヒンジ28aが、前方縁部281に跨って一体形成されている。
後方底部284は、図3、図6及び図7に示すように、カウルグリル9の水平面部分93bに設けた外気導入孔Wに車両下方で対向する中央部分284aと、中央部分284aから車幅方向外側へ延びる傾斜部分284bとで構成されている。なお、左右の傾斜部分284bは、図2、図4、及び図5に示すように、右上外殻部23、及び左上外殻部26に固定されている。
より詳しくは、後方底部284の中央部分284aは、図2、図6、及び図7に示すように、車幅方向に長い平面視略矩形であって、ダッシュアッパ突出部72の突出部分72bに略同じ車幅方向の長さに形成されている。
この中央部分284aは、図3に示すように、車両前後方向に沿った縦断面において、前方底部283から連続する略水平な上面を有する平板状に形成されている。なお、中央部分284aは、車幅方向略中央から車幅方向外側へ向かうほど、僅かに車両下方へ傾斜している。
一方、後方底部284の傾斜部分284bは、図8に示すように、車幅方向に沿った縦断面において、中央部分284aから車幅方向外側へ向かうほど、漸次、車両下方へ向けて傾斜した上面を有する形状に形成されている。
なお、車幅方向右側の傾斜部分284bは、図8に示すように、車幅方向に沿った縦断面において、バッテリBの上面よりも車両下方の位置へ向けて、傾斜した上面を有する形状に形成されている。
つまり、車幅方向右側の傾斜部分284bにおける車幅方向外側の下端は、図8に示すように、バッテリBの上面よりも車両下方に位置している。
なお、傾斜部分284bは、図2、図6、及び図7に示すように、平面視において、ダッシュアッパ突出部72における突出部分72bの車幅方向外側を覆うように、車両後方へ延設された形状に形成されている。
このような後方底部284には、図9に示すように、車幅方向に延びるワイヤーハーネス14が配設されている。
ワイヤーハーネス14は、図9に示すように、平面視略T字状のハーネス固定具15を介して、天板後部28の後方縁部286に固定されている。なお、ハーネス固定具15は、図9に示すように、粘着テープ16によって、ワイヤーハーネス14に固定されている。
後方縁部286は、図3、図6及び図7に示すように、カウルグリル9の鉛直面部分93aに設けた外気導入孔Wに対向する部分である。この後方縁部286は、図6及び図7に示すように、車幅方向に長い平面視略矩形であって、ダッシュアッパ突出部72の突出部分72bと略同じ車幅方向の長さで形成されている。
さらに、後方縁部286は、図3に示すように、車両前後方向に沿った縦断面において、ダッシュアッパ突出部72の突出部分72bに沿うように、前端に対して後端が車両上方に位置するように傾斜した傾斜面で形成されている。
なお、後方縁部286は、車幅方向略中央から車幅方向外側へ向かうほど、僅かに車両下方へ傾斜している。
加えて、後方縁部286には、図6、図7、及び図10に示すように、車幅方向の両端近傍に、ハーネス固定具15が装着されるハーネス装着孔286aが開口形成されている。
このハーネス装着孔286aには、図10に示すように、ハーネス固定具15との隙間を閉塞するシール部材17が装着されている。シール部材17は、耐熱性、及び止水性を有するものとする。
なお、ハーネス装着孔286aの車幅方向内側には、図9に示すように、右上外殻部23、及び左上外殻部26に、天板後部28を締結固定するボルト18が挿通されるボルト挿通孔(図示省略)が開口形成されている。
第1リブ287は、図5及び図7に示すように、前方底部283における車幅方向両端近傍に立設されている。より詳しくは、第1リブ287は、図5及び図7に示すように、前方縁部281の傾斜部分281bと、前方底部283との間を閉塞する縦壁を車両上方へさらに延設した形状に形成されている。
第2リブ288は、図3に示すように、後壁部285と、カウルグリル9のグリル前面部94との間において、グリル前面部94よりの車両前後方向の位置に立設されている。つまり、第2リブ288は、車両前後方向に沿った縦断面において、カウルグリル9のグリル前面部94に対して車両後方側に隣接している。この第2リブ288は、図5から図7に示すように、車幅方向右側の傾斜部分284bから車幅方向左側の傾斜部分284bに至る車幅方向の長さで形成されている。
第3リブ289は、図6、図7、図9、及び図10に示すように、ハーネス装着孔286a、及びボルト装着孔を一体的に覆うように、車幅方向に延びる形状に形成されている。換言すると、第3リブ289は、天板後部28とワイヤーハーネス14との固定箇所、及び天板後部28と外殻部(右上外殻部23、左上外殻部26)との固定箇所に隣接して形成されている。
次に、雨水などの水分が、外気とともに、カウルグリル9の外気導入孔Wに侵入した際、カバー天板部27の天板後部28を流れる水分の流れについて説明する。
まず、グリル上面部93の鉛直面部分93aに設けた外気導入孔Wから侵入した水分(図3中の矢印L1参照)は、図3中の矢印L2で示したように、天板後部28の後方縁部286に滴下したのち、後方底部284の中央部分284aへ向けて流動する。
この際、第3リブ289よりも車両後方の後方縁部286に滴下した水分は、図7中の矢印L3で示したように、第3リブ289によって、車両前方への流動が阻害され、車幅方向外側、すなわち後方底部284の傾斜部分284bへ向けて流動する。
また、グリル上面部93の水平面部分93bに設けた外気導入孔Wから侵入した水分は、図3中の矢印L4に示すように、天板後部28の後方底部284へ向けて滴下する。この後方底部284に滴下した水分は、図7中の矢印L5で示したように、第2リブ288によって、車両前方への流動が阻害され、車幅方向外側、すなわち後方底部284の傾斜部分284bへ向けて流動する。
その後、後方底部284の傾斜部分284bに到達した水分は、図8中の矢印L6で示したように、傾斜部分284bに沿って、バッテリBとカバー部材20の間に排出される。
以上のように、車両の前部構造は、ダッシュパネル6の上部を車幅方向に延びるダッシュアッパパネル7と、ダッシュアッパパネル7の車両上方側で車幅方向に延びるとともに、外気を取り込む外気導入孔Wを有する横壁(グリル上面部93)とを備えている。
この車両の前部構造は、少なくともエンジンEを車両上方から覆うとともに、外気導入孔Wを含む車幅方向の所定範囲にわたって、横壁(グリル上面部93)に車両下方で対向する対向部(天板後部28)を有するカバー部材20と、外気導入孔Wよりも車両前方側において、車幅方向に延びるとともに、横壁(グリル上面部93)とカバー部材20の対向部(天板後部28)とに亘って配設された縦壁(グリル前面部94)とを備えている。
そして、カバー部材20の対向部(天板後部28)は、外気導入孔Wの車両下方から車幅方向へ延びるとともに、車幅方向外側へ向かうほど、漸次、車両下方へ向けて傾斜した傾斜面を有する形状に形成されている。
これにより、車両の前部構造は、外気導入孔Wから侵入した雨水などの水分を、カバー部材20の対向部(天板後部28)によって受け止めることができる。
さらに、カバー部材20の対向部(天板後部28)が傾斜面を有する形状に形成されているため、車両の前部構造は、雨水などの水分を、対向部(天板後部28)の傾斜面に沿って車幅方向外側へ流動させることができる。
この際、外気導入孔Wの車両前方に縦壁(グリル前面部94)が設けられているため、車両の前部構造は、雨水などの水分が車両前方へ向けて流動することを阻止できる。
つまり、車両の前部構造は、外気導入孔Wの車両下方において、車幅方向に延びて、エンジンルームSの車幅方向外側へ雨水などの水分を排水する排水路を、縦壁(グリル前面部94)とカバー部材20の対向部(天板後部28)とで構成している。
これにより、車両の前部構造は、外気導入孔Wの車両下方にカウルボックスが設けられていない車両であっても、エンジンルームS内のエンジンEや車両部品への被水を防止することができる。
また、カバー部材20は、対向部(天板後部28)を有するとともに、車両上方からエンジンEを覆うカバー天板部27と、車幅方向外側からエンジンEを覆う左右のカバー側面部20a,20bと、車両後方からエンジンEを覆うカバー後面部20cとを備えている。
さらに、横壁(グリル上面部93)、及び縦壁(グリル前面部94)は、それぞれダッシュアッパパネル7に装着されるカウルグリル9の上面であるグリル上面部93、及びカウルグリル9の前面であるグリル前面部94で構成されている。
そして、車両の前部構造は、グリル前面部94とカバー天板部27との間にシール部材12を備えたものである。
この構成によれば、車両の前部構造は、カバー天板部27、左右のカバー側面部20a,20b、及びカバー後面部20cで構成されたカバー部材20によって、エンジンEを覆うことができるため、エンジンEの輻射熱を効果的に遮熱することができる。
さらに、車両の前部構造は、エンジンルームS内の熱気が、グリル前面部94とカバー天板部27との隙間から侵入することを、シール部材12によって阻止することができる。このため、車両の前部構造は、例えば、外気導入孔Wから導入された外気とともに、エンジンルームS内の熱気が、空調装置に導入されることを防止できる。
加えて、グリル前面部94とカバー天板部27との間にシール部材12を設けたことにより、車両の前部構造は、外気導入孔Wから侵入した水分が、グリル前面部94とカバー天板部27との隙間から漏出することを、シール部材12によって阻止することができる。
これにより、車両の前部構造は、外気導入孔Wから導入された外気への熱影響を抑えるとともに、エンジンルームS内のエンジンEや車両部品への被水をより防止することができる。
また、カバー天板部27は、天板後部28と、天板後部28に対して車両前方側に配設されるとともに、天板後部28に前部ヒンジ29aを介して枢支された天板前部29とで構成されている。そして、グリル前面部94は、天板前部29の回動中心よりも車両後方に配設されたものである。
この構成によれば、車両の前部構造は、エンジンルームS内のエンジンEや車両部品への被水を確実に防止することができる。
具体的には、天板前部の回動中心よりも車両前方にグリル前面部を設けた場合、グリル前面部と天板前部の前部ヒンジとが重なり合うため、グリル前面部に、前部ヒンジが回動するための切欠きを設ける必要がある。このため、グリル前面部に切欠きを設けた場合、雨水などの水分が、グリル前面部の切欠きから車両前方へ漏出するおそれがあった。
これに対して、天板前部29の回動中心よりも車両後方にグリル前面部94に設けたことにより、車両の前部構造は、グリル前面部94に切欠きを設けることを不要にできる。このため、車両の前部構造は、天板前部29の回動を阻害することなく、雨水などの水分の車両前方への流動を阻止することができる。
これにより、車両の前部構造は、エンジンルームS内のエンジンEや車両部品への被水を確実に防止することができる。
また、カバー天板部27の天板後部28は、グリル前面部94の車両後方に隣接して、車両上方へ立設されるとともに、車幅方向に延びる第2リブ288を備えたものである。
この構成によれば、車両の前部構造は、外気導入孔Wから流入した水分が、グリル前面部94とカバー天板部27との間へ到達することを阻止できる。このため、車両の前部構造は、エンジンルームS内のエンジンEや車両部品への被水をより確実に防止することができる。
また、車両の前部構造は、外気導入孔Wの車両下方に配設されるとともに、カバー天板部27の天板後部28に固定されたワイヤーハーネス14を備えている。そして、カバー天板部27の天板後部28は、ワイヤーハーネス14の固定箇所の車両後方に隣接して、車両上方に立設された第3リブ289を備えている。
この構成によれば、車両の前部構造は、外気導入孔Wから流入した水分が、カバー天板部27を伝ってワイヤーハーネス14の固定箇所に侵入することを防止できる。このため、車両の前部構造は、ワイヤーハーネス14の固定箇所からの水分の漏出を防止することができる。
これにより、車両の前部構造は、カバー天板部27の天板後部28にワイヤーハーネス14が固定された場合であっても、エンジンルームS内のエンジンEや車両部品への被水をさらに確実に防止することができる。
また、車両の前部構造は、カバー天板部27の天板後部28に対して、車幅方向外側に隣接して配設されたバッテリBを備えている。そして、カバー天板部27は、天板後部28における傾斜面の下端が、バッテリBの上端よりも車両下方に位置するように形成されている。
この構成によれば、車両の前部構造は、カバー天板部27の傾斜面に沿って流動した水分が、バッテリBの上面にかかることを防止できる。このため、車両の前部構造は、バッテリBへの被水による意図しない不具合が生じることを防止できる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の横壁は、実施形態のグリル上面部93に対応し、
以下同様に、
対向部は、天板後部28に対応し、
縦壁は、グリル前面部94に対応し、
傾斜面は、傾斜部分284bの上面に対応し、
ヒンジは、前部ヒンジ29a,及び後部ヒンジ28aに対応し、
前部リブは、第2リブ288に対応し、
車両部品は、ワイヤーハーネス14に対応し、
固定箇所は、ハーネス装着孔286aに対応し、
後方リブは、第3リブ289に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述した実施形態において、ダッシュアッパ本体部71とダッシュアッパ突出部72とで構成されたダッシュアッパパネル7としたが、これに限定せず、ダッシュアッパ本体部とダッシュアッパ突出部とが一体形成されたダッシュアッパパネルであってもよい。
また、外気導入孔Wを有する横壁であるグリル上面部93と、縦壁であるグリル前面部94とが一体形成された構成としたが、これに限定せず、横壁であるグリル上面部と縦壁であるグリル前面部とが別体で構成されてもよい。
また、外気導入孔Wを有する横壁と、横壁及びカバー部材に亘って配設された前壁部であれば、カウルグリル9のグリル上面部93、及びグリル前面部94でなくともよい。
また、天板前部29と天板後部28とで構成されたカバー天板部27としたが、これに限定せず、天板前部と天板後部とが一体形成されたカバー天板部としてもよい。
また、天板後部28に回転自在に支持された天板前部29としたが、これに限定せず、天板後部に対して着脱自在に支持された天板前部であってもよい。
また、カウルグリル9のグリル前面部94とカバー天板部27の前方底部283との間に介在するシール部材12を、耐熱性と止水性とを有する構成としたが、カバー天板部27の天板後部28に第2リブ288を設けた場合、少なくとも耐熱性を有するシール部材であればよい。
また、天板後部28は、第2リブ288に加えて、第2リブ288に対して車両後方で対向するとともに、車幅方向に延びるリブを備えてもよい。
また、ワイヤーハーネス14を、カバー天板部27に固定された車両部品としたが、これに限定せず、カバー天板部27に固定される車両部品であれば、適宜の部品であってもよい。例えば、モーターやセンサなどの電装機器であってもよい。
6…ダッシュパネル
7…ダッシュアッパパネル
9…カウルグリル
93…グリル上面部
94…グリル前面部
12…シール部材
14…ワイヤーハーネス
20…カバー部材
20a…カバー側面部
20b…カバー側面部
20c…カバー後面部
27…カバー天板部
28…天板後部
28a…後部ヒンジ
284b…傾斜部分
286a…ハーネス装着孔
288…第2リブ
289…第3リブ
29…天板前部
29a…前部ヒンジ
B…バッテリ
E…エンジン
W…外気導入孔

Claims (5)

  1. ダッシュパネルの上部を車幅方向に延びるダッシュアッパパネルと、
    該ダッシュアッパパネルの車両上方側で車幅方向に延びるとともに、外気を取り込む外気導入孔を有する横壁とを備えた車両の前部構造であって、
    少なくともエンジンを車両上方から覆うとともに、前記外気導入孔を含む車幅方向の所定範囲にわたって、前記横壁に車両下方で対向する対向部を有するカバー部材と、
    前記外気導入孔よりも車両前方側において、車幅方向に延びるとともに、前記横壁と前記カバー部材の対向部とに亘って配設された縦壁とを備え、
    前記カバー部材の対向部は、
    前記外気導入孔の車両下方から車幅方向へ延びるとともに、車幅方向外側へ向かうほど、漸次、車両下方へ向けて傾斜した傾斜面を有する形状に形成され
    前記カバー部材は、
    前記対向部を有するとともに、車両上方から前記エンジンを覆うカバー天板部と、
    車幅方向外側から前記エンジンを覆う左右のカバー側面部と、
    車両後方から前記エンジンを覆うカバー後面部とを備え、
    前記横壁、及び前記縦壁は、
    それぞれ前記ダッシュアッパパネルに装着されるカウルグリルの上面であるグリル上面部、及び前記カウルグリルの前面であるグリル前面部で構成され、
    前記グリル前面部と前記カバー天板部との間にシール部材を備えた
    車両の前部構造。
  2. 前記カバー天板部は、
    前記対向部である天板後部と、
    該天板後部に対して車両前方側に配設されるとともに、前記天板後部にヒンジを介して枢支された天板前部とで構成され、
    前記グリル前面部は、
    前記天板前部の回動中心よりも車両後方に配設された
    請求項1に記載の車両の前部構造。
  3. 前記カバー天板部の前記対向部は、
    前記グリル前面部の車両後方に隣接して、車両上方へ立設されるとともに、車幅方向に延びる前部リブを備えた
    請求項1または請求項2に記載の車両の前部構造。
  4. 前記外気導入孔の車両下方に配設されるとともに、前記カバー天板部の対向部に固定された車両部品を備え、
    前記カバー天板部の前記対向部は、
    前記車両部品の固定箇所の車両後方に隣接して、車両上方に立設された後方リブを備えた
    請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の車両の前部構造。
  5. 前記カバー天板部の前記対向部に対して、車幅方向外側に隣接して配設されたバッテリを備え、
    前記カバー天板部は、
    前記対向部における前記傾斜面の下端が、前記バッテリの上端よりも車両下方に位置するように形成された
    請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の車両の前部構造。
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