JPH0712098Y2 - 自動車用ベンチレ−タ装置 - Google Patents

自動車用ベンチレ−タ装置

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JPH0712098Y2
JPH0712098Y2 JP4379287U JP4379287U JPH0712098Y2 JP H0712098 Y2 JPH0712098 Y2 JP H0712098Y2 JP 4379287 U JP4379287 U JP 4379287U JP 4379287 U JP4379287 U JP 4379287U JP H0712098 Y2 JPH0712098 Y2 JP H0712098Y2
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JP
Japan
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vehicle
cover
opening
drafter
rear fender
Prior art date
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JP4379287U
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English (en)
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JPS63150811U (ja
Inventor
晃 遠山
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車室内の空気を車外に排気するための自動
車用ベンチレータ装置、特にリヤフェンダパネル下部に
配設された自動車用ベンチレータ装置に関するものであ
る。
従来技術 従来のこの種のものとしては、例えば第9図および第10
図に示すように、バンパ1の裏面側に配設したものがあ
る。このバンパ1は、両側部1aが車体側部としてのリヤ
フェンダパネル2まで回り込み、端末部1bがリヤフェン
ダパネル2のホイールアーチ部2aまで延長されている。
そして、このバンパ側部1aの裏面側のリヤフェンダパネ
ル2には、所定の大きさの開口部2bが形成され、この開
口部2bにドラフター3が配設されている。このドラフタ
ー3は、大略ボックス形状を呈するドラフター本体3aに
排気口3bが形成されると共に、この排気口3bを開閉する
ワンウェイバルブ3cが配設されている。
車内の空気が車外に排気される場合には、ワンウェイバ
ルブ3cが第10図中二点鎖線に示すように開成される一
方、排気時以外は、このワンウェイバルブ3cで排気口3b
が閉成されていることから、車両走行時における埃や排
気ガス等の車内への侵入が防止される(自動車技術会発
行「新編自動車工学便覧〈第6編〉」参照)。
このようなドラフター3は、いわゆるフルバンパ1の側
部1aで覆われることから、外側から見えることがなく、
外観品質が確保されると共に、水跳ね等がこのバンパ1
で遮られてワンウェイバルブ3cに直接当ることがなく、
このバルブ3cの機能が維持されるようになっている。
なお、図中符号5はフロアパネルである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、トランクルーム4容積拡大等のため、リ
ヤフェンダパネル2の位置を車幅方向に広げる傾向があ
り、さらに、近年、低くかつ幅広く見せるという造形上
の理由から、リヤフェンダパネル2のホイルアーチ近傍
を車幅方向に張りださせた、いわゆるブリスタフェンダ
と称されるものもあるが、このようなものにあっては、
上記のようなフルバンパ1を設けると、車幅方向の寸法
が拡大する等の不都合が生じることから、車体側部まで
回り込まないタイプのバンパを使用するようにしてい
る。ところが、このような車両にあっては、上記従来例
のようにリヤフェンダパネル2にドラフター3を配設す
ると、このドラフター3をバンパ1で覆うことができな
いため、外観品質等の低下を招くことから、リヤフェン
ダパネル2への配設は適当でない、という問題がある。
問題点を解決するための手段 この考案は、かかる従来の問題点に着目してなされたも
ので、リヤフェンダパネル下部の路面に対向する面に車
内側に凹むエンボス部を形成し、該エンボス部にドラフ
ター用の開口部を形成する一方、該開口部を覆い前記リ
ヤフェンダパネルの車体外表面をなす一般面部と略面一
となるカバーを前記エンボス部に装着し、該カバーの前
記路面に対向する面に、前記開口部に配設されたドラフ
ターから排気された空気を車外に放出するエア抜き開口
部を形成した自動車用ベンチレータ装置としたことを特
徴としている。
作用 かかる手段によれば、リヤフェンダパネル下部の路面に
対向する面に形成されたエンボス部に、リヤフェンダパ
ネルの車体外表面部をなす一般面部と略面一となるカバ
ーを配設することにより、このカバーでドラフターを隠
蔽するして、ドラフターが直接見えないようにして外観
品質を確保すると共に、このカバーが多少車外から見え
ても、リヤフェンダパネルの車体外表面をなす一般面部
と略面一となっているため、外観品質を損なうことがな
い。しかも、このカバーのエア抜き開口部も路面に対向
する面に形成されているため、車両の近傍で起立した姿
勢からは、殆ど見えることがないので、外観品質が確保
される。ちなみに、車両から離れると、エア抜き開口部
が見えることもあるが、この開口部から遠く離間した位
置からであるため、外観上は殆ど影響がない。
また、このカバーにて、路面から跳ね上げられた水,
泥,石等が遮蔽されることにより、ドラフターに直接当
るようなことがない。
ところで、車内の空気は、ドラフターに形成された排気
口を通過した後、カバーのエア抜き開口部から車外に廃
棄されることとなる。
実施例 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第8図は、この考案の一実施例を示す図で
ある。
まず構成を説明すると、第3図中符号11はバンパで、こ
のバンパ11は、従来のフルバンパ1と異なり、車体側部
であるリヤフェンダパネル12まで側部が回り込んでいな
いタイプのものである。
このリヤフェンダパネル12の下部12aには、路面に対向
する面に、エンボス部12bが車内側に凹むように形成さ
れている。このエンボス部12bは、車体後端12iからホイ
ルアーチ部12hまで形成されている。このエンボス部12b
には、ドラフター用の開口部12cが形成され、この開口
部12cにドラフター13が配設されている。この開口部12c
が形成された面は、第1図のように水平面に対して角度
θ1が約30°程度に設定されている。このドラフター13
は、主に第7図のように、大略ボックス形状を呈する一
対のドラフター本体13a,13aからフランジ部13bが延設さ
れ、第1図のように、このフランジ部13bとリヤフェン
ダパネル開口部12cの周縁部12dとの間に、ブチルシーラ
14が介在されてネジ止めされている。また、これらドラ
フター本体13aの縦壁部13cには、第7図に示すように、
それぞれ格子状の排気口13dが形成されると共に、この
排気口13dを開閉するワンウェイバルブ13eが配設されて
いる。
また、このリヤフェンダパネル12のエンボス部12bに
は、このエンボス部12bを覆うカバー15が配設されてい
る。このカバー15は、主に第3図に示すように外観形状
を呈し、エンボス部12bに装着した状態で、リヤフェン
ダパネル12の車体外表面をなす一般面部12eと略面一と
なるような形状に形成されている。そして、このカバー
15の路面に対向する面側には、複数のエア抜き開口部15
aが形成されている。このエア抜き開口部15aが形成され
た面は、水平面に対して角度θ2が約25°程度に設定さ
れている。この開口部15aは、グリル形状に形成され、
内側に水等の侵入を防止する遮蔽板15hが形成されてい
る。そして、このカバー15は、車両後端部15bが第6図
に示すようにバンパ11の前端縁11aに当接するようにな
っていると共に、この後端部15bには、第5図のように
リヤフェンダパネル12にビス19止めされる取付板部15i
が形成されている。また、車両前端部15cは、リヤフェ
ンダパネル12のホイルアーチフランジ部12fにビス16止
めされるようになっている。さらに、このカバー15の上
端縁部15dは、第2図のようにリヤフェンダパネル12に
シールラバー15eを介して当接する一方、このカバー15
の下端縁部15fは、リヤフェンダパネル12のフランジ部1
2gとフロアパネル17のフランジ部17aとにビス18止めさ
れている。
次に、かかる構成よりなるベンチレータ装置の作用につ
いて説明する。
リヤフェンダパネル12のエンボス部12bに配設されたド
ラフター13はカバー15で覆われるため、このドラフター
13が直接車外から見えることがないので、外観品質が確
保される。また、このカバー15は、リヤフェンダパネル
12の車体外表面をなす一般面部12eと略面一となるよう
に設定されているため、車外から見た場合でも、外観を
損ねるようなことがない。さらに、このカバー15のエア
抜き開口部15aは、路面に対向する面、正確には、角度
θ2傾斜した面に形成されているため、車両近傍に起立
した状態では、このエア抜き開口部15aが見えることが
ないため、外観品質を確保することができる。ちなみ
に、自動車から離間した位置から見れば、このエア抜き
開口部15aが見えるかもしれないが、遠距離であるた
め、殆ど外観上の問題は生じない。
また、ドラフター13をカバー15で覆うことにより、車両
走行時に、路面から跳ね上げられる水,泥,石等は、こ
のカバー15で遮られ、直接ドラフター13に当るようなこ
とがなく、ワンウェイバルブ13e等の機能を損うことが
ない。しかも、この実施例のように、エア抜き開口部15
aに遮蔽板15hを形成することにより、この開口部15aか
ら石等が侵入した場合でも、この遮蔽板15hにて遮られ
るため、ドラフター13内への侵入がより確実に防止され
ることとなる。
さらに、カバー15の下端縁部15fは、ビス18にてリヤフ
ェンダパネル12のフランジ部12gに密着しているため、
排気ガスのカバー15内への侵入が未然に防止される。ち
なみに、カバー15のエア抜き開口部17a側では、車両走
行時において、空気流速が速いため、この開口部17aか
らカバー15内に排気ガスが侵入することは殆どない。
ところで、車内の空気が車外に排出される場合には、ワ
ンウェイバルブ13eが第1図中二点鎖線に示すように開
設されて排気口12cおよびカバー15のエア抜き開口部15a
を介して車外に排出されることとなる。一方、排気時以
外は、ワンウェイバルブ13eで排気口13dが閉成されてい
るため、車外の埃や排気ガス等が排気口13dから侵入す
ることがない。
考案の効果 以上説明してきたように、この考案によれば、造形上の
自由度向上あるいはトランクルーム容積拡大等の車体の
幅広化に対応するために車体側部まで回り込まないタイ
プのバンパを使用している車両において、リヤフェンダ
パネルにベンチレータ装置を配設した場合に、外観品質
を確保できると共に、路面から跳ね上げられた水等の侵
入を未然に防止できる、という実用上有益な効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は、この考案の自動車用ベンチレー
タ装置の一実施例を示す図で、第1図および第2図はそ
れぞれ第3図のI-I線およびII-II線に沿う断面図、第3
図は車体の一部を示す斜視図、第4図,第5図および第
6図はそれぞれ第3図のIV-IV線,V-V線およびVI-VI線に
沿う断面図、第7図は主にドラフターを示す斜視図、第
8図はカバーの一部を裏面側から見た斜視図、第9図お
よび第10図は従来例を示す図で、第9図は自動車の後部
を示す側面図、第10図は第9図のX-X線に沿う断面図で
ある。 12……リヤフェンダパネル 12a……下部 12b……エンボス部 12c……開口部 13……ドラフター 15……カバー 15a……エア抜き開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤフェンダパネル下部の路面に対向する
    面に車内側に凹むエンボス部を形成し、該エンボス部に
    ドラフター用の開口部を形成する一方、該開口部を覆い
    前記リヤフェンダパネルの車体外表面をなす一般面部と
    略面一となるカバーを前記エンボス部に装着し、該カバ
    ーの前記路面に対向する面に、前記開口部に配設された
    ドラフターから排気された空気を車外に放出するエア抜
    き開口部を形成したことを特徴とする自動車用ベンチレ
    ータ装置。
JP4379287U 1987-03-25 1987-03-25 自動車用ベンチレ−タ装置 Expired - Lifetime JPH0712098Y2 (ja)

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JP4379287U JPH0712098Y2 (ja) 1987-03-25 1987-03-25 自動車用ベンチレ−タ装置

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Publication Number Publication Date
JPS63150811U JPS63150811U (ja) 1988-10-04
JPH0712098Y2 true JPH0712098Y2 (ja) 1995-03-22

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