JP2583647Y2 - 油圧ショベルのカウンタウエイト - Google Patents

油圧ショベルのカウンタウエイト

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JP2583647Y2
JP2583647Y2 JP9127592U JP9127592U JP2583647Y2 JP 2583647 Y2 JP2583647 Y2 JP 2583647Y2 JP 9127592 U JP9127592 U JP 9127592U JP 9127592 U JP9127592 U JP 9127592U JP 2583647 Y2 JP2583647 Y2 JP 2583647Y2
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JP
Japan
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counterweight
protector
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arc
hydraulic excavator
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勝幸 西田
信久 光井
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として油圧ショベル
など建設機械,作業車両に装備したカウンタウエイトの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来技術の油圧ショベルの要部
後面図である。図において、1は油圧ショベルの下部走
行体、2は上部旋回体、3は上部旋回体の後端周面部に
装備しているカウンタウエイト、4はエンジンフード、
5は左右のサイドプロテクタである。図5に示すよう
に、上部旋回体2の後面側左右角部には樹脂材などで形
成したサイドプロテクタ5を取付け、図示しないがカウ
ンタウエイト3前側のエンジン室に対する保護を行うよ
うにしている。したがって外部の障害物がサイドプロテ
クタ5に衝突したときには、そのサイドプロテクタ5が
エンジン室を含めた上部旋回体2に対する緩衝効果を発
揮するとともに、破損防止のはたらきを行う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来技術の油圧ショベ
ルでは、カウンタウエイトの後面側左右角部にそれぞれ
サイドプロテクタが突出したパッド状に取付けられてい
る。そのために、外部の障害物に対する水平方向の衝突
時防備範囲が十分でない。またカウンタウエイトの湾曲
後面よりサイドプロテクタが突出状態に取付けられてい
るので、その突出角部が他の外部障害物に旋回時などに
引掛かってサイドプロテクタ自体を脱落させることがあ
った。本考案は、上記の問題点を解決できるカウンタウ
エイトを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のカウンタウエイ
トは油圧ショベルの上部旋回体の後方に装備されたカウ
ンタウエイトであって、前記カウンタウエイトの左右そ
れぞれの側面から後面にかけて水平方向の帯状にサイド
プロテクタを配設するとともに、前記サイドプロテクタ
の形状を、上下方向の断面形状が外側に向けて突出する
略円弧状に形成した。そしてまた前記カウンタウエイト
に対して、前記サイドプロテクタと略同じ高さ位置で前
記サイドプロテクタの無い部分に断面形状が前記サイド
プロテクタと略同じである円弧状帯部を形成した。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案のカウンタウエイト6を装
備した油圧ショベルの側面図である。図において、7は
下部走行体、8は上部旋回体、9はサイドプロテクタ、
10はカウンタウエイト6の外周突出端面部に形成した
円弧状帯部、11は後部灯である。図2は、図1のAよ
り見た油圧ショベルの要部後面図である。図3は、図1
のBより見たカウンタウエイト6の平面図である。図4
は、図3のCーCより見た要部断面図である。図におい
て、12はサイドプロテクタ9をカウンタウエイト6に
固定して取付けているボルトである。
【0006】次に、本考案のカウンタウエイト6の構成
を図1〜図4について述べる。本考案では、左右のサイ
ドプロテクタ9を水平方向の帯状(図1に示す符号イ、
及び図2に示す符号ロの状態をいう)に、しかもそのサ
イドプロテクタ9の上下方向断面の外周面形状を外側に
突出する略円弧状(図4に示す符号ハの形状)に形成し
た。また、カウンタウエイト6の上下方向断面の外周面
形状を外側にふくらんだ湾曲状(図1に示す符号ニの形
状)に形成し、その湾曲状外周面の突出端面部の位置
で、しかも左右のプロテクタ9と9との間にわたる範囲
(図2に示す長さWにわたる範囲)に、水平方向の帯状
で、かつ上下方向断面の外周面形状が上記サイドプロテ
クタ9の外周面形状と略同じである円弧状帯部10を形
成して、構成した。
【0007】次に、本考案のカウンタウエイト6の作用
について述べる。本考案のカウンタウエイト6では左右
のサイドプロテクタ9を水平方向の帯状に形成したの
で、外部の障害物に対する水平方向の衝突時防備範囲を
十分広くして、緩衝効果を発揮することができる。また
サイドプロテクタ9の上下方向断面の外周面形状を外側
に突出する略円弧状に形成し、その形状と略同じ外周面
形状をそなえた円弧状帯部10を左右のサイドプロテク
タ9と9との間に介設したので、カウンタウエイト6の
後側周面部には突出した角部が存在しない。したがって
サイドプロテクタ9が他の外部障害物に対し、旋回時な
どに引掛かって脱落事故をおこすことはない。
【0008】
【考案の効果】従来技術のカウンタウエイトでは、その
後面側左右角部にそれぞれサイドプロテクタが突出した
パッド状に取付けられている。そのために外部の障害物
に対する水平方向の衝突時防備範囲が十分でないし、サ
イドプロテクタのカウンタウエイト後面側突出角部が他
の外部障害物に旋回時に引掛かって、サイドプロテクタ
の脱落事故をおこすことがあった。しかし本考案のカウ
ンタウエイトでは、カウンタウエイトの左右それぞれの
側面から後面にかけて水平方向の帯状にサイドプロテク
タを配置したので、外部の障害物に対する水平方向の衝
突時防備範囲を十分広くして、緩衝効果を発揮すること
ができるとともに、サイドプロテクタの形状を、上下方
向の断面形状が外側に曲けて突出する略円弧状に形成し
たので、カウンタウエイトの後側周面部には突出した角
部が存在しない。したがってサイドプロテクタが他の外
部障害物に対し、旋回時などに引掛かって脱落事故をお
こすことはない。またカウンタウエイトは、前記サイド
プロテクタと略同じ高さ位置で前記サイドプロテクタの
無い部分の少くとも一部分に断面形状がサイドプロテク
タと略同じてある円弧状帯部を有するので、油圧ショベ
ルの美観をたかめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカウンタウエイトを装備した油圧ショ
ベルの側面図である。
【図2】図1のAより見た油圧ショベルの要部後面図で
ある。
【図3】図1のBより見た本考案のカウンタウエイトの
平面図である。
【図4】図3のCーCより見た要部断面図である。
【図5】従来技術の油圧ショベルの要部後面図である。
【符号の説明】
2,8 上部旋回体 3,6 カウンタウエイト 4 エンジンフード 5,9 サイドプロテクタ 10 円弧状帯部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体の後方に装備されたカウンタ
    ウエイトであって、前記カウンタウエイトの左右それぞ
    れの側面から後面にかけて水平方向の帯状にサイドプロ
    テクタを配設し、前記サイドプロテクタは上下方向の断
    面形状が外側に向けて突出する略円弧状であることを特
    徴とする油圧ショベルのカウンタウエイト。
  2. 【請求項2】 前記カウンタウエイトには前記サイドプ
    ロテクタと略同じ高さ位置で前記サイドプロテクタの無
    い部分の少くとも一部分に断面形状が前記サイドプロテ
    クタと略同じである円弧状帯部を形成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲請求項1記載の油圧ショベ
    ルのカウンタウエイト。
JP9127592U 1992-12-14 1992-12-14 油圧ショベルのカウンタウエイト Expired - Fee Related JP2583647Y2 (ja)

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