JPH0726448Y2 - パワーショベル - Google Patents
パワーショベルInfo
- Publication number
- JPH0726448Y2 JPH0726448Y2 JP1990005310U JP531090U JPH0726448Y2 JP H0726448 Y2 JPH0726448 Y2 JP H0726448Y2 JP 1990005310 U JP1990005310 U JP 1990005310U JP 531090 U JP531090 U JP 531090U JP H0726448 Y2 JPH0726448 Y2 JP H0726448Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bonnet
- protector
- protectors
- power shovel
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は機体の後部にボンネットの保護をするためにプ
ロテクターを設けたパワーショベルに関する。
ロテクターを設けたパワーショベルに関する。
(従来技術) 従来、パワーショベルは、運転席を備えた機体の前部に
掘削用のバケット等を備え、後部にはエンジンを搭載し
ている。このエンジンは、エンジンの保護、およびエン
ジンの点検・整備のために開閉可能なボンネットで覆わ
れている。
掘削用のバケット等を備え、後部にはエンジンを搭載し
ている。このエンジンは、エンジンの保護、およびエン
ジンの点検・整備のために開閉可能なボンネットで覆わ
れている。
なお、機体は、走行するためのクローラ走行装置上で、
360度旋回自在である。
360度旋回自在である。
(考案が解決しようとする課題) 上記パワーショベルを用いた掘削作業は、機体を旋回さ
せつつ行われるため、後部側がオペレータの死角とな
る。このため、後部側のボンネットが障害物に頻繁に衝
突して、ボンネットが破損したり、ひどいときにはボン
ネット内にエンジンが破損してしまうこともある。
せつつ行われるため、後部側がオペレータの死角とな
る。このため、後部側のボンネットが障害物に頻繁に衝
突して、ボンネットが破損したり、ひどいときにはボン
ネット内にエンジンが破損してしまうこともある。
また、ボンネットを保護するため、機体の後部側のコー
ナー部をフレーム等のガードで覆うようにしたパワーシ
ョベルもあるが、外見上好ましくなく、また部品点数も
多くなってしまう。
ナー部をフレーム等のガードで覆うようにしたパワーシ
ョベルもあるが、外見上好ましくなく、また部品点数も
多くなってしまう。
そこで、本考案は上記課題を解消すべくなされたもの
で、その目的とするところは、ボンネットの保護を強固
に図るプロテクターを機体に一体的に設けたパワーショ
ベルを提供するにある。
で、その目的とするところは、ボンネットの保護を強固
に図るプロテクターを機体に一体的に設けたパワーショ
ベルを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために次の構成を備えてな
る。
る。
クローラ走行装置上で、旋回自在に設けられた機体の後
部にエンジンを配し、該エンジンを開閉可能なボンネッ
トで覆い、該ボンネットの後部側の下縁部にバランスウ
エイトを設け、ボンネットの両側縁部にバランスウエイ
トを兼用したプロテクターを配置し、前記両プロテクタ
ーおよびバランスウエイトをボンネット後部面より一部
が後方に突出するように設け、ボンネットの上縁部に一
部がボンネット後部面より後方に突出する第2のプロテ
クターを設け、両プロテクター、バランスウエイトおよ
び第2のプロテクターの後方突出部によりボンネット後
部面を枠状に囲んだことを特徴とする。
部にエンジンを配し、該エンジンを開閉可能なボンネッ
トで覆い、該ボンネットの後部側の下縁部にバランスウ
エイトを設け、ボンネットの両側縁部にバランスウエイ
トを兼用したプロテクターを配置し、前記両プロテクタ
ーおよびバランスウエイトをボンネット後部面より一部
が後方に突出するように設け、ボンネットの上縁部に一
部がボンネット後部面より後方に突出する第2のプロテ
クターを設け、両プロテクター、バランスウエイトおよ
び第2のプロテクターの後方突出部によりボンネット後
部面を枠状に囲んだことを特徴とする。
(作用) 次に、本考案の作用について述べる。
両プロテクターおよびバランスウエイトを機体の後部に
配し、第2のプロテクターをボンネットの上端部に設け
ることにより、両プロテクター、バランスウエイトおよ
び第2のプロテクターの後方突出部がボンネット後部面
を枠状に囲むことができ、ボンネットを確実に保護でき
る。
配し、第2のプロテクターをボンネットの上端部に設け
ることにより、両プロテクター、バランスウエイトおよ
び第2のプロテクターの後方突出部がボンネット後部面
を枠状に囲むことができ、ボンネットを確実に保護でき
る。
(実施例) 以下本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図はパワーショベルの側面図、第2図はパワーショ
ベルの平面図、第3図はパワーショベルの背面図であ
る。
ベルの平面図、第3図はパワーショベルの背面図であ
る。
全体符号10はパワーショベルである。このパワーショベ
ル10は、クローラ走行装置12の上に、旋回自在な機体14
が設けられている。
ル10は、クローラ走行装置12の上に、旋回自在な機体14
が設けられている。
この機体14の前端のブラケット14aには、ブーム16、ア
ーム17、バケット18等から成る掘削作業機20が軸線20a
に沿って揺動自在に設けられている。
ーム17、バケット18等から成る掘削作業機20が軸線20a
に沿って揺動自在に設けられている。
また、機体14の前部には、オペレータの座席シート22や
各種操作レバー、操作パネル等が設けられている。
各種操作レバー、操作パネル等が設けられている。
座席シート22の後部にはエンジン24が搭載されている。
このエンジン24を覆うようにボンネット26が設けられて
いる。このボンネット26は、エンジン上部を覆う上部面
26aと背面を覆う後部面26bから成る側面L字状に形成さ
れている。
このエンジン24を覆うようにボンネット26が設けられて
いる。このボンネット26は、エンジン上部を覆う上部面
26aと背面を覆う後部面26bから成る側面L字状に形成さ
れている。
上記クローラ走行装置12の一方の移動側に排土板13が設
けられている。
けられている。
第4図は、機体14後部の斜視図である。
ボンネット26の後部面26aの下縁部に沿って、機体14の
重量バランスを図るバランスウエイト32が設けられてい
る。また、ボンネット26の後部面26aの両側縁部に沿っ
て起立するプロテクター34、34が設けられている。この
プロテクター34、34は、鋳造物で、ある程度の重量があ
り、バランスウエイトとしての役割も果たしている。
重量バランスを図るバランスウエイト32が設けられてい
る。また、ボンネット26の後部面26aの両側縁部に沿っ
て起立するプロテクター34、34が設けられている。この
プロテクター34、34は、鋳造物で、ある程度の重量があ
り、バランスウエイトとしての役割も果たしている。
また、バランスウエイト32およびプロテクター34、34
は、ボンネット26より後方に突出している(第1図およ
び第2図参照)。
は、ボンネット26より後方に突出している(第1図およ
び第2図参照)。
また、ボンネット26は、機体14の座席シート22後方の区
画枠14aに蝶板等により開閉可能に設けられている(開
けた状態を二点鎖線で示す)。
画枠14aに蝶板等により開閉可能に設けられている(開
けた状態を二点鎖線で示す)。
第5図は機体14後部の分解斜視図であり、バランスウエ
イト32およびプロテクター34、34の取付状態を示してい
る。機体14を構成する機枠40にバランスウエイト32がボ
ルトあるいは溶接により固定されている。また、機枠40
のコーナー部には、起立する取付板42が固定され(一方
み図示)、この取付板42にプロテクター34がボルト等に
より固定されている。また、バランスウエイト32および
プロテクター34、34を上方から見た際に、円弧状に配置
されている。これは、掘削作業機20の揺動する軸線20a
を中心にした円弧上にバランスウエイト(バランスウエ
イト32、プロテクター34、34)を位置させたためである
(第2図参照)。このように構成することにより、掘削
作業時における機体14のバランスを好適に図ることがで
き、作業性が良い。
イト32およびプロテクター34、34の取付状態を示してい
る。機体14を構成する機枠40にバランスウエイト32がボ
ルトあるいは溶接により固定されている。また、機枠40
のコーナー部には、起立する取付板42が固定され(一方
み図示)、この取付板42にプロテクター34がボルト等に
より固定されている。また、バランスウエイト32および
プロテクター34、34を上方から見た際に、円弧状に配置
されている。これは、掘削作業機20の揺動する軸線20a
を中心にした円弧上にバランスウエイト(バランスウエ
イト32、プロテクター34、34)を位置させたためである
(第2図参照)。このように構成することにより、掘削
作業時における機体14のバランスを好適に図ることがで
き、作業性が良い。
上記ボンネット26の上面部26aと背面部26bとの境界部分
(ボンネット26の上縁部26c)に、第2のプロテクター4
6がボルト等により固定されている。この第2のプロテ
クター46は、一部がボンネット26の後部面26bより後方
に突出している。また、第2のプロテクター46の一部
は、ボンネット26の上面部26aより上方に突出してい
る。
(ボンネット26の上縁部26c)に、第2のプロテクター4
6がボルト等により固定されている。この第2のプロテ
クター46は、一部がボンネット26の後部面26bより後方
に突出している。また、第2のプロテクター46の一部
は、ボンネット26の上面部26aより上方に突出してい
る。
なお、図4に明らかなように、第2のプロテクター46
は、ボンネット26の上縁部に固定されてボンネット26と
一体化されているため、ボンネット26は第2プロテクタ
ー46と一体にエンジン24の搭載部を開閉する。
は、ボンネット26の上縁部に固定されてボンネット26と
一体化されているため、ボンネット26は第2プロテクタ
ー46と一体にエンジン24の搭載部を開閉する。
上記バランスウエイト32、プロテクター34、34および第
2のプロテクター46により、ボンネット26の後部面26b
が枠状に囲まれている(第3図および第4図参照)。こ
のため、機体14の後部側が障害物が衝突しても、ボンネ
ット26を確実に保護することができる。
2のプロテクター46により、ボンネット26の後部面26b
が枠状に囲まれている(第3図および第4図参照)。こ
のため、機体14の後部側が障害物が衝突しても、ボンネ
ット26を確実に保護することができる。
なお、第2のプロテクター46は、金属材料を折り曲げ加
工したものである。
工したものである。
以上のように本考案の好適な実施例について説明してき
たが、本考案が上述した実施例に限定されるものでない
ことはいうまでもなく、考案の精神を逸脱しない範囲内
で多くの改変を施し得ることはもちろんである。
たが、本考案が上述した実施例に限定されるものでない
ことはいうまでもなく、考案の精神を逸脱しない範囲内
で多くの改変を施し得ることはもちろんである。
(考案の効果) 本考案のパワーショベルによれば、ボンネットの上縁部
に、一部がボンネット後部面より後方に突出する第2の
プロテクターを設け、両プロテクター、バランスウエイ
トおよび第2のプロテクターの後方突出部によりボンネ
ット後部面を枠状に囲むことにより、確実にボンネット
の保護を図ることができるという著効を奏する。
に、一部がボンネット後部面より後方に突出する第2の
プロテクターを設け、両プロテクター、バランスウエイ
トおよび第2のプロテクターの後方突出部によりボンネ
ット後部面を枠状に囲むことにより、確実にボンネット
の保護を図ることができるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図はパワーショベルの側面図、第2図はパワーショ
ベルの平面図、第3図はパワーショベルの背面図、第4
図はパワーショベルの機体後部の部分斜視図、第5図は
機体後部の分解斜視図である。 10……パワーショベル、12……クローラ走行装置、14…
…機体、20……掘削作業機、22……座席シート、24……
エンジン、26……ボンネット、32……バランスウエイ
ト、34……プロテクター。
ベルの平面図、第3図はパワーショベルの背面図、第4
図はパワーショベルの機体後部の部分斜視図、第5図は
機体後部の分解斜視図である。 10……パワーショベル、12……クローラ走行装置、14…
…機体、20……掘削作業機、22……座席シート、24……
エンジン、26……ボンネット、32……バランスウエイ
ト、34……プロテクター。
Claims (1)
- 【請求項1】クローラ走行装置上で、旋回自在に設けら
れた機体の後部にエンジンを配し、該エンジンを開閉可
能なボンネットで覆い、該ボンネットの後部側の下縁部
にバランスウエイトを設け、ボンネットの両側縁部にバ
ランスウエストを兼用したプロテクターを配置し、前記
両プロテクターおよびバランスウエイトをボンネット後
部面より一部が後方に突出するように設け、ボンネット
の上縁部に一部がボンネット後部面より後方に突出する
第2のプロテクターを設け、両プロテクター、バランス
ウエイトおよび第2のプロテクターの後方突出部により
ボンネット後部面を枠状に囲んだことを特徴とするパワ
ーショベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990005310U JPH0726448Y2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | パワーショベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990005310U JPH0726448Y2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | パワーショベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0399065U JPH0399065U (ja) | 1991-10-16 |
JPH0726448Y2 true JPH0726448Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31509025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990005310U Expired - Lifetime JPH0726448Y2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | パワーショベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726448Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107923146A (zh) * | 2015-06-18 | 2018-04-17 | 卡特彼勒Sarl | 用于施工机械的配重支承结构 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09302722A (ja) * | 1996-05-15 | 1997-11-25 | Komatsu Ltd | パワーショベルのプロテクタ |
JPH11172720A (ja) * | 1997-12-09 | 1999-06-29 | Kubota Corp | バックホウ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0798495B2 (ja) * | 1987-06-30 | 1995-10-25 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 作業車両のボンネット構造 |
-
1990
- 1990-01-24 JP JP1990005310U patent/JPH0726448Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107923146A (zh) * | 2015-06-18 | 2018-04-17 | 卡特彼勒Sarl | 用于施工机械的配重支承结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0399065U (ja) | 1991-10-16 |
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