JP4109401B2 - 旋回作業車のボンネット構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋回作業車のボンネット構造に関する。特に、旋回台後部側のボンネットを分割構成とするとともに、可動ボンネットの上下長さを長く構成して、メンテナンス作業の作業性の改善を図る。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボンネットを分割構成とし、旋回台後部側の可動ボンネットを開閉させることによって、ボンネット内に載置されたエンジンや周辺部品のメンテナンス作業を行うよう構成した旋回作業車が公知となっている。これら従来構成においては、ボンネットの下部にバランスウェイトが設けられ、旋回台前部に取付けられる作業機との重量バランスをとるように構成されている。このような構成においては、可動ボンネットとバランスウェイトが上下関係に位置するため、ボンネットを開放しても、バランスウェイトが邪魔となるため下方部分のメンテナンス作業が行い難いという問題がある。そこで、例えば実開平7−29052号においては、可動ボンネットの中央下部を下方に延設させることによって、開放空間を大きくし、メンテナンス作業が行いやすいようにしている。そして、可動ボンネットの上下方向の拡大に伴ってバランスウェイトの上下高さを短く構成しており、該バランスウェイトの左右側部にはサイドバンパーを設ける構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術においては、可動ボンネットが下方にまで延設される分だけ、バランスウェイトの形状が小さくなり、バランスウェイトの本来の目的を達成するための重量が充分に確保できないという問題がある。また、バランスウェイトの左右側部に設けられているサイドバンパーは旋回台やボンネットの保護を目的としたものであり、バランスウェイトとしての役割を果たすような重量はもっていなかった。そこで、本発明の課題はメンテナンスの作業性を向上させることと、バランスウェイトの重量を確保することの両方を実現するボンネット構成を提供することであり、具体的には、バランスウェイトの左右中央に凹部を形成することによって、開放空間を大きく確保すると共に、該凹部の側部のバランスウェイトを上方に突設させることによって充分な重量を確保するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上が本発明の解決する課題であり、次に課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、旋回台(3)の後上部をボンネット(5)で覆い、該ボンネット(5)下部にバランスウェイト(6)を配置する構成において、該バランスウェイト(6)の左右方向で略中央に凹部(6a)を設け、該凹部(6a)の左右両側には、バランスウェイト(6)の突設部(6b・6b)を形成し、該凹部(6a)の上部から下部まで、該ボンネット(5)を構成する、中央の開閉自在な可動ボンネット(51)の延設部(51a)を、該凹部(6a)形状に沿わせた形状として延出し、該ボンネット(5)は、前記可動ボンネット(51)と、左右のボンネット(52L・52R)との3分割構成とし、該バランスウェイト(6)の左右の突設部(6b・6b)の上に配置するボンネット(5)は、少なくとも片側が固定配置される左右のボンネット(52L・52R)とし、前記可動ボンネット(51)の延設部(51a)は、前記旋回台(3)の内方側に窪んだ形状としており、その外周面(X)が、該バランスウェイト(6)の外周面(Y)よりも内方側となるように構成したものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の旋回作業車のボンネット構造において、前記バランスウェイト(6)外側面は平面視円弧状又は多角形状に形成し、その上部には、該バランスウェイト(6)外周に沿って、同じく平面視円弧状又は多角形状に形成した可動ボンネット(51)と左右のボンネット(52L・52R)より構成する、ボンネット(5)を載置し、該ボンネット(5)の上に、前記旋回台(3)の略後方外周まで広げたキャビン(25)後部の下面を載置したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付の図面を用いて説明する。
【0008】
図1は本発明に係る旋回作業車の左側面図、図2は同じく右側面図、図3は同じく正面図である。
【0009】
図4は同じく後面図、図5は可動ボンネットの回動状態を示す旋回台の後部側面図、図6は旋回台の後部平面図である。
【0010】
図7はキャビンを搭載した本発明に係る旋回作業車の左側面図、図8は同じく後面図である。
【0011】
まず、本発明に係る旋回作業車の全体構成について説明する。図1及び図2において、旋回作業車は、クローラ式走行装置1の上部中央に旋回台軸受2を配置し、該旋回台軸受2により旋回台3を左右旋回可能に軸受支持している。また、該クローラ式走行装置1の前部において、排土板4を上下回動自在に配設している。なお、排土板4は図に示すように、クローラ式走行装置1の後部に取付ける構成としてもよい。
【0012】
旋回台3の上部で後部側にはエンジンE(図6に図示)、油圧ポンプ等が載置されており、該エンジンE等はボンネット5に被装されている。ボンネット5は後述するように分割構成としており、平面視で略半月状に構成されて旋回台3の後部上に配置されている。該ボンネット5の上部には運転席20が設けられており、該運転席20上方にはキャノピー21が取り付けられている。また、運転席20の前部にはステップを形成し、左右どちらからでも乗降可能なウォークスルー方式とし、該運転席20の側部及びステップ前部には、操作ペダルや操作レバーが配置されている。また、旋回台3の前端部へ左右回動自在に取り付けられたブームブラケット7には、ブーム、アーム、バケット等より構成される図示せぬ作業機が取付けられ、該作業機を操作することにより、側溝掘等を可能としている。また、旋回台3前部に装着される作業機との重量バランスを取るために、旋回台3の後端下部にはバランスウェイト6が設けられている。
【0013】
次に、本発明に係るボンネット構造について説明する。図1乃至図4に示すように前記ボンネット5は、旋回台3の後部略中央に開閉自在に取付けられた可動ボンネット51と、該可動ボンネット51の左右両側に取付けられた少なくとも片側が固定配置される左右のボンネット52L・52Rの3分割構成としており、運転席右側部に設けられた側部カバー53、及びボンネット52L下部に設けられたポンプメンテカバー54等より旋回台3の外形を形成している。ポンプメンテカバー54は、バランスウェイトを兼ねており、旋回台3後部の左右の重量バランスを確保している。左右のボンネット52L・52Rは、双方を固定配置としてもよいし、一側を可動自在にしてボンネット内部のメンテナンスを行えるようにしてもよい。
【0014】
ボンネット内の後部右側にはダクトが設けられ、右側のボンネット52Rには吸気口が設けられている。また、左側のボンネット52Lには排風口が設けられ、エンジンE等から発生する熱を外部に放出するようにしている。なお、吸気口及び排気口の位置は、ボンネット内に載置されるエンジンEや冷却ファン等の配置によって適宜対応する位置に設けられるもので、特に本実施例で示した位置に限定されるものではない。また、運転席20の右下側部には、リザーバタンク22が着脱可能に取付けられており、該リザーバタンク22の円弧状の上面を覆うようにして前記側部カバー53が設けられている。なお、本実施例においては、リザーバタンク22が旋回台3上の右側に設けられている配置関係から、側部カバー53が運転席20の右側部に設けられる構成となっているが、これらの構成を旋回台3の左側に配置する構成とすることも可能である。
【0015】
そして、バランスウェイト6の外側面は平面視で略円弧状に形成し、その上部は該バランスウェイト6の外周に沿ってボンネット5を配置している。このような構成とすることで、ボンネット5及びバランスウェイト6の旋回外周が略同一曲面を描く構成となり、狭い道路や作業場所で、旋回操作を行う場合にも、オペレータが旋回外周を認識しやすく、障害物等へボンネット等を接触させるといった誤動作を防止でき、操作性が向上した。なお、バランスウェイト6の外側面を平面視で多角形状に形成し、その外周に沿って上部にボンネット5を配置する構成としてもよい。また、図4に示すように、前記バランスウェイト6には、左右方向で略中央部分に下向きの凹部6aが形成されている。該凹部6aの左右幅は、前記可動ボンネット51の左右幅に略等しく、該可動ボンネット51の下端が、この凹部6aの形状に沿うようにして延設している。このように、可動ボンネット51、左右のボンネット52L・52R、バランスウェイト6により、旋回台3の後部面を被装している。
【0016】
図5及び図6に示すように、可動ボンネット51のカバー内側で上端部にはブラケット30が固設され、該ブラケット30が回動支点31において上下方向回動自在に支持されている。また、ブラケット30が固設される部分よりやや下方位置には、スライド支持片32が固設され、該スライド支持片32において、スライドバー33を上下方向回動自在に支持している。一方、旋回台3側(固定側)にはフレーム等を介して支持プレート34が固定されており、該支持プレート34にはスライドレール35が取付けられ、該スライドレール35が上下方向に延設している。そして、該スライドレール35のスライド溝36内において前記スライドバー33の他端がスライド移動可能に支持されている。スライド溝36は、略上下方向に設けられ、途中部で前方側に向けて屈曲しており、その上端部が鋭角に屈曲して引掛部36aを形成している。
【0017】
以上の構成において、可動ボンネット51が閉じられている場合には、スライドバー33がスライド溝36の略下端位置にまでスライドする。そして、可動ボンネット51を上方に回動させて開放した場合には、この回動に従ってスライドバー33がスライド溝36内を上方にスライド移動する。そして、可動ボンネット51を上端位置まで回動させた状態で、スライドバー33を後方に少しずらすことで、スライドバー33の端部が引掛部36aに係止される。このようにして、可動ボンネット51を開放状態で固定するのである。
【0018】
上述した方法により、可動ボンネット51を開放させて、旋回台3の後部に配置されているエンジンE及びその周辺部品のメンテナンスを行えるようにしているが、本発明においては、前述の如く、バランスウェイト6の左右略中央に凹部6aが形成され、可動ボンネット51の下端が該凹部6aまで延設しているので、可動ボンネット51の開放によるメンテナンス空間が上下方向に大きく確保できるようにしているのである。つまり、エンジンE等のメンテナンス部品の中には、可動ボンネット51よりも下方に位置する部品もあるので、開放面積を下方まで広げることで、メンテナンス作業が行いやすいようにしているのである。また、図4に示すように、可動ボンネット51を開放することによってエンジン潤滑油を補給口23から補給する作業を行うが、この作業も凹部6aの形成により充分なスペースが確保されるので、容易に行えるのである。
【0019】
そして、本発明においては、下方にまで延設している可動ボンネット51の両側部において、バランスウェイト6が上方に突設して突設部6b・6bを形成している。これにより、バランスウェイト6は突設部6b・6bにおいて、充分な重量を確保するとともに、凹部6aを形成することによって開放面積を大きくしてメンテナンス作業を行いやすいように構成しているのである。
【0020】
また、図5に示すように、ボンネット5(可動ボンネット51)の延設部51aは、旋回台3の内方側に窪んだ形状としており、その外周面(図の矢視X)が、バランスウェイト6の外周面(図の矢視Y)よりも内方側となるように構成している。このような構成とすることで、旋回台3の後部側においては、剛性の強いバランスウェイト6が最外周部に位置することとなり、可動ボンネット51の保護が充分に行える構成となっている。また、従来、バランスウェイトの外周面に設けられた凹部にリヤエンブレムを取付けていたため、バランスウェイトの鋳肌面の凹凸を吸収できるようにリヤエンブレムは厚い材料を使用しており、コスト高になるという問題があった。本発明においては、バランスウェイトより内側に位置するボンネット延設面に、リヤエンブレムを貼り付けるスペースが確保でき、鉄板や樹脂等の凹凸の少ない加工面にリヤエンブレムを貼り付けるので、リヤエンブレムとしてフィルム状のものを使用でき、取付が容易で、低コストな構成となった。
【0021】
また、上述の如く、バランスウェイト6の上部は、中央の開閉自在な可動ボンネット51と少なくとも片側が固定配置される左右のボンネット52L・52Rの3分割構成としているので、開放させる可動ボンネット51の左右幅をやや狭くする構成として、可動ボンネット51の重量を軽くして開閉作業が行いやすいようにしている。また、該可動ボンネット51の下部を左右のボンネット52L・52Rのあわせ面に沿って下方へ突設させ、バランスウェイト6の凹部6a形状に沿わせた形状としているので、開閉される可動ボンネット51の左右側面形状が凹凸のない直線形状となり、ボンネットの金属加工や、パッキン等の加工が容易で、製造コストの低減が図れた。
【0022】
図7及び図8は、上述した本発明に係るボンネット構造を具備した後方小旋回作業車の上部にキャビン25を搭載した実施例図である。本実施例においても、同様に旋回台3の後部は、可動ボンネット51及び少なくとも片側が固定配置される左右のボンネット52L・52Rとからなる3分割構成のボンネット5に被装され、可動ボンネット51の延設部51aがバランスウェイト6の凹部6aに沿うように延設している。キャビン25は、旋回台3の略後方外周まで広げて、キャビン25内の空間を大きく確保している。そして、ボンネット5をキャビン25の後部の下面と、旋回外周に沿ったバランスウェイト6の上面の間に設けている。つまり、それぞれ平面視で略円弧状に形成されたキャビン25、ボンネット5、バランスウェイト6の外周面を平面視で略ラップするように配置しているのである。
【0023】
このような構成とすることで、キャビン25、ボンネット5、及びバランスウェイト6の旋回外周が略同一曲面を描く構成となり、作業車後部の外形が凹凸のない滑らかな円弧状となった。これにより、オペレータは旋回外周を認識しやすい形状となり、狭い路地や作業場所での小旋回を可能とし、操作性に優れた構成となった。また、上述したキャノピー21を搭載した実施例と同様に、バランスウェイト6による重量バランスを保ちながら、可動ボンネット51の開閉によるメンテナンス作業を良好なものとしている。
【0024】
以上、本発明の実施例について説明したが、上述したボンネット5は、可動ボンネット51と左右のボンネット52L・52Rを一体的に形成する構成とすることもできる。このような構成とした場合、一体化されたボンネット5が全体として可動する構成となり、バランスウェイト6の左右略中央に設けられた凹部6aとあわせて開放面積を大きくすることができ、メンテナンス性に優れた構成となるのである。また、本実施例においては、バランスウェイト6の左側にはポンプメンテカバー54を設ける構成としているが、このポンプメンテカバー54の配置位置までバランスウェイト6を一体的に形成する構成としてもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、以下のような効果を奏するものである。
請求項1記載の如く、旋回台(3)の後上部をボンネット(5)で覆い、該ボンネット(5)下部にバランスウェイト(6)を配置する構成において、該バランスウェイト(6)の左右方向で略中央に凹部(6a)を設け、該凹部(6a)の左右両側には、バランスウェイト(6)の突設部(6b・6b)を形成し、該凹部(6a)の上部から下部まで、該ボンネット(5)を構成する、中央の開閉自在な可動ボンネット(51)の延設部(51a)を、該凹部(6a)形状に沿わせた形状として延出し、該ボンネット(5)は、前記可動ボンネット(51)と、左右のボンネット(52L・52R)との3分割構成とし、該バランスウェイト(6)の左右の突設部(6b・6b)の上に配置するボンネット(5)は、少なくとも片側が固定配置される左右のボンネット(52L・52R)とし、前記可動ボンネット(51)の延設部(51a)は、前記旋回台(3)の内方側に窪んだ形状としており、その外周面(X)が、該バランスウェイト(6)の外周面(Y)よりも内方側となるように構成したので、凹部の両側部に形成される突設部において、充分な重量を確保するとともに、凹部を形成することによって開放面積を大きくしてメンテナンス作業を行いやすい構成となった。
【0026】
また、前記バランスウェイトの上部に位置するボンネットは中央の開閉自在な可動ボンネットと、少なくとも片側が固定配置される左右のボンネットの3分割構成としたので、開放させる可動ボンネットの左右幅をやや狭くする構成として、可動ボンネットの重量を軽くして開閉作業が行いやすい構成となった。
【0027】
また、前記可動ボンネットの下部を前記左右のボンネットとのあわせ面に沿って下方へ突出させ、バランスウェイトの左右方向で略中央に設けられた凹部形状に沿わせた形状としたので、開閉される可動ボンネットの左右側面形状が凹凸のない直線形状となり、ボンネットの金属加工や、パッキン等の加工が容易で、製造コストの低減が図れた。
【0028】
また、前記ボンネットの延設面をバランスウェイトの外周面より内側に設けたので、剛性の強いバランスウェイトがボンネットより旋回外方側に位置する構成となり、可動ボンネットの保護が充分に行える構成となった。また、バランスウェイトより内側に位置するボンネット延設面に、リヤエンブレムを貼り付けるスペースが確保でき、従来のように鋳物で構成したバランスウェイト表面は粗いために高価な金属製のエンブレムを取り付けていたが、鉄板や樹脂等でボンネットを構成してその滑らかな表面にリヤエンブレムを貼り付けるられるので、リヤエンブレムとしてフィルム状のものを使用することができ、取り付けが容易で、低コストな構成となった。
【0029】
請求項2記載の如く、前記バランスウェイト(6)外側面は平面視円弧状又は多角形状に形成し、その上部には、該バランスウェイト(6)外周に沿って、同じく平面視円弧状又は多角形状に形成した可動ボンネット(51)と左右のボンネット(52L・52R)より構成する、ボンネット(5)を載置し、該ボンネット(5)の上に、前記旋回台(3)の略後方外周まで広げたキャビン(25)後部の下面を載置したので、バランスウェイト及びボンネットの旋回外周が平面視で略同一の円形形状を描く構成となり、狭い作業場所等で旋回を行う場合にも、障害物等への接触を防止しやすく、操作性が向上した。
【0030】
また、前記旋回台の略後方外周まで広げたキャビンを搭載する後方小旋回作業車において、ボンネットをキャビン後部の下面と旋回外周に沿ったバランスウェイトの上面の間に設けたので、キャビン内部の空間を大きく確保することが可能となり、操縦性のよい構成となった。また、キャビン、ボンネット及びバランスウェイトの旋回外周が略同一曲面を描く構成となり、狭い作業場所等で旋回を行う場合にも、障害物等への接触を防止しやすい構成となり、操作性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る旋回作業車の左側面図である。
【図2】 同じく右側面図である。
【図3】 同じく正面図である。
【図4】 同じく後面図である。
【図5】 可動ボンネットの回動状態を示す旋回台の後部側面図である。
【図6】 旋回台の後部平面図である。
【図7】 キャビンを搭載した本発明に係る旋回作業車の左側面図である。
【図8】 同じく後面図である。
【符号の説明】
1 クローラ式走行装置
3 旋回台
5 ボンネット
6 バランスウェイト
6a 凹部
6b 突設部
22 リザーバタンク
51 可動ボンネット
52L・52R 左右ボンネット
53 側部カバー
54 ポンプメンテカバー

Claims (2)

  1. 旋回台(3)の後上部をボンネット(5)で覆い、該ボンネット(5)下部にバランスウェイト(6)を配置する構成において、該バランスウェイト(6)の左右方向で略中央に凹部(6a)を設け、該凹部(6a)の左右両側には、バランスウェイト(6)の突設部(6b・6b)を形成し、該凹部(6a)の上部から下部まで、該ボンネット(5)を構成する、中央の開閉自在な可動ボンネット(51)の延設部(51a)を、該凹部(6a)形状に沿わせた形状として延出し、該ボンネット(5)は、前記可動ボンネット(51)と、左右のボンネット(52L・52R)との3分割構成とし、該バランスウェイト(6)の左右の突設部(6b・6b)の上に配置するボンネット(5)は、少なくとも片側が固定配置される左右のボンネット(52L・52R)とし、前記可動ボンネット(51)の延設部(51a)は、前記旋回台(3)の内方側に窪んだ形状としており、その外周面(X)が、該バランスウェイト(6)の外周面(Y)よりも内方側となるように構成したことを特徴とする旋回作業車のボンネット構造。
  2. 請求項1記載の旋回作業車のボンネット構造において、前記バランスウェイト(6)外側面は平面視円弧状又は多角形状に形成し、その上部には、該バランスウェイト(6)外周に沿って、同じく平面視円弧状又は多角形状に形成した可動ボンネット(51)と左右のボンネット(52L・52R)より構成する、ボンネット(5)を載置し、該ボンネット(5)の上に、前記旋回台(3)の略後方外周まで広げたキャビン(25)後部の下面を載置したことを特徴とする旋回作業車のボンネット構造。
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