JPH0741668Y2 - キャブの構造 - Google Patents

キャブの構造

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Publication number
JPH0741668Y2
JPH0741668Y2 JP5485189U JP5485189U JPH0741668Y2 JP H0741668 Y2 JPH0741668 Y2 JP H0741668Y2 JP 5485189 U JP5485189 U JP 5485189U JP 5485189 U JP5485189 U JP 5485189U JP H0741668 Y2 JPH0741668 Y2 JP H0741668Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
bonnet
rear surface
opening
opened
Prior art date
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Application number
JP5485189U
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JPH02145575U (ja
Inventor
祥幸 粟屋
美喜男 水野
Original Assignee
油谷重工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建設機械,作業車両などの運転室用キャブ
の構造に関する。
従来の技術 第3図は、従来技術小旋回掘削機1の側面図である。図
において、2は小旋回掘削機1の下部走行体、3は上部
旋回体、4は上部旋回体3に装備されている運転室、5
は運転室4のキャブ、6は上部旋回体3後部のボンネッ
ト、7はボンネット6開閉用の蝶番部材、Kはキャブ5
後面よりボンネット6後端までの距離、lはボンネット
6の前後方向長さ、mはキャブ5後面より蝶番部材7取
付位置までの水平距離、Sはボンネット6開放時の開口
面積である。第4図は、第3図のAより見た正面図であ
る。第5図は、第4図のBより見た上部旋回体3の平面
図である。図において、Oは上部旋回体3の旋回中心、
Rは上部旋回体3の後端旋回半径である。
次に、従来技術小旋回掘削機1の上部旋回体3に装備さ
れたキャブ5の構造を第3図〜第5図について述べる。
キャブ5の後面は、ほぼ垂直状態に形成されている。
(従来技術キャブのなかには、キャブ頂上部より下部側
にかけて後方へ傾斜させたものもあるが、その図示はな
い。)また小旋回掘削機1では、上部旋回体3の平面視
外周部が後端旋回半径Rの円周付近にほぼ一致するよう
に構成されている。そして、上部旋回体3に搭載してい
るエンジン,油圧機器など(図示はない)の点検,修理
などを行うときには、ボンネット6を上方(第3図にお
ける矢印イの方向)に開放させて行うようにしている。
この考案の解決しようとする課題 小旋回掘削機では、その上部旋回体の旋回半径を小さく
するように構成されているので、ボンネットの前後方向
長さ(l)はかなり小さく設定されている。そのために
ボンネットを上方に開放させたとき、その開口面積
(S)も小さかった。したがって、エンジン,油圧機器
などの点検,修理などを行うときその作業が困難とな
り、不具合であった。
この考案は上記の課題を解決し、ボンネット開放時の開
口面積を大きくできるキャブの構造を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の手段は、 イ.上部旋回体後部のボンネットを上方に向かって開放
させるときボンネット開放時の開口面積を大きくするた
めに、キャブ後面の上部側所定位置より下部側にかけて
前方へ傾斜せしめるとともに、 ロ.ボンネット開閉用蝶番部材の前方方向取付位置を、
キャブ後面位置とほぼ同位置ないし若干前側位置に設定
するように構成した。
作用 イ.キャブ後面の上部側所定位置より下部側にかけて前
方へ傾斜させて、キャブ後面を形成した。それにより、
ボンネット開閉用蝶番部材の前後方向取付位置を、キャ
ブ後面位置とほぼ同位置ないし若干前側位置に設定でき
るとともに、ボンネットの前後方向長さを大きくするこ
とができた。
ロ.上記イ項により、ボンネット開放時の開口面積が拡
大するとともに、開放時ボンネットがキャブ後面に対し
て干渉することはない。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図は、この考案にかかるキャブ8をそなえた小
旋回掘削機9の斜視図である。図において、10は小旋回
掘削機9の上部旋回体、11はボンネット、12はエンジン
ルームである。第2図は、この考案のキャブ8をそなえ
た上部旋回体10の側面図である。図において、7′はボ
ンネット11開閉用蝶番部材、Kはキャブ8後面よりボン
ネット11後端までの距離、Lはボンネット11の前後方向
長さ、nはキャブ8後面より蝶番部材7′の取付位置ま
での距離、Sはボンネット11開放時の開口面積、Qはキ
ャブ8後面の上部側所定位置Pより下部側にかけて前方
へ傾斜せしめた傾斜角度である。
次に、この考案にかかるキャブ8の構造を第1図および
第2図について述べる。上部旋回体10後部のボンネット
11を上方(第1図,第2図における矢印ロの方向)に向
かって開放させるときボンネット11開放時の開口面積を
大きくするために、キャブ8後面の上部側所定位置Pよ
り下部側にかけて前方へ角度Qだけ傾斜させた。それと
ともに、ボンネット11開閉用蝶番部材7′の前後方向取
付位置を、キャブ8後面位置とほぼ同位置ないし若干前
側位置に切設定するように構成した。
次に、この考案にかかるキャブ8の作用機能について述
べる。キャブ8後面の上部側所定位置Pより下部側にか
けて前方へ傾斜させて、キャブ8後面を形成した。それ
により、ボンネット11開閉用蝶番部材7′の前後方向取
付位置を、キャブ8後面位置とほぼ同位置ないし若干前
側位置(第2図においては、蝶番部材7′の前後方向取
付位置が距離nだけ、前側位置に設定されている)に設
定できるとともに、ボンネット11の前後方向長さを、か
なり大なる長さLにすることができた。したがって、ボ
ンネット11開放時の開口面積を従来技術開口面積(S)
より大なる面積Sに拡大することができた。なお、キャ
ブ8後面の下部側は角度Qだけ傾斜しているので、開放
時ボンネット11がキャブ8後面に対して干渉することは
ない。
考案の効果 小旋回掘削機では、その上部旋回体の旋回半径を小さく
するように構成されている。従来技術キャブの後面はほ
ぼ垂直状態に形成されているので、ボンネット前後方向
長さ(l)はかなり小さく設定されている。そのために
ボンネットを上方に開放させたとき、その開口面積
(S)も小さかった。したがって、エンジン,油圧機器
などの点検,修理などを行うときその作業が困難とな
り、不具合であった。
しかしこの考案にかかるキャブの構造では、キャブ後面
の上部側所定位置より下部側にかけて前方へ傾斜せしめ
るとともに、ボンネット開閉用蝶番部材の前後方向取付
位置を、キャブ後面位置とほぼ同位置ないし若干前側位
置に設定するように構成した。それにより、ボンネット
の前後方向長さ(L),ボンネット開放時の開口面積
(S)を大きくすることができた。
したがって、この考案にかかるキャブの構造をそなえた
建設機械,作業車両などでは、ボンネットを開放してエ
ンジン,油圧機器などの点検修理作業を容易に行えるの
で、その作業性とメンテナンス性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるキャブをそなえた小旋回掘削
機の斜視図、第2図はこの考案のキャブをそなえた上部
旋回体の側面図、第3図は従来技術小旋回掘削機の側面
図、第4図は第3図のAより見た正面図、第5図は第4
図のBより見た上部旋回体の平面図である。 1,9……小旋回掘削機 3,10……上部旋回体 5,8……キャブ 6,11……ボンネット 7,7′……蝶番部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械の上部旋回体に装備された運転室
    用キャブにおいて、上部旋回体後部のボンネットを上方
    に向かって開放させるときボンネット開放時の開口面積
    を大きくするために、キャブ後面の上部側所定位置より
    下部側にかけて前方へ傾斜せしめるとともに、ボンネッ
    ト開閉用蝶番部材の前後方向取付位置をキャブ後面位置
    とほぼ同位置ないし若干前側位置に設定するように構成
    したことを特徴とするキャブの構造。
JP5485189U 1989-05-12 1989-05-12 キャブの構造 Expired - Lifetime JPH0741668Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5485189U JPH0741668Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 キャブの構造

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JP5485189U JPH0741668Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 キャブの構造

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Publication Number Publication Date
JPH02145575U JPH02145575U (ja) 1990-12-11
JPH0741668Y2 true JPH0741668Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=31577281

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