JP2533975Y2 - ガードドアの開放係止装置 - Google Patents
ガードドアの開放係止装置Info
- Publication number
- JP2533975Y2 JP2533975Y2 JP946391U JP946391U JP2533975Y2 JP 2533975 Y2 JP2533975 Y2 JP 2533975Y2 JP 946391 U JP946391 U JP 946391U JP 946391 U JP946391 U JP 946391U JP 2533975 Y2 JP2533975 Y2 JP 2533975Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guard door
- locking
- plate
- locking device
- guard
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベルなど建設
機械，作業車両の車体外周面部を覆っているガードのガ
ードドア用開放係止装置に関する。
機械，作業車両の車体外周面部を覆っているガードのガ
ードドア用開放係止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は、油圧ショベルの側面図である。
図において、１は油圧ショベルの車体である上部旋回
体、２は上部旋回体１に設けている運転室、３は上部旋
回体１の後端部に設けているカウンタウエイト、４はガ
ードドア、５は上部旋回体１のフロント部に装着してい
る作業アタッチメント、６は下部走行体である。図５
は、図４における油圧ショベルの要部斜視図である。図
において、７は上部旋回体１の外周面部を覆っているガ
ード、８はエンジンボンネットである。なお図５では、
ガードドア４を開放状態にしている。図６は、図５のＡ
部詳細図である。図において、９はガードドア４を上部
旋回体１に装着しているヒンジ、１０は上部旋回体１に
固着されているステー、１１はガードドア４の開放係止
装置、１２はガードドア４の内面部に固定して取付けた
ブラケット、１３はブラケット１２の基部板１４に取付
けた鈎部付バー、１５は鈎部付バー１４の鈎部、１６は
ブラケット１２の収納穴付板、１７は収納穴付板１６の
鈎部収納穴、１８はステー１０に固着した引掛け穴付
板、１９は引掛け穴付板１８の引掛け穴である。なお鈎
部付バー１３は、基部板１４の基穴に対し水平方向及び
斜上方向に回動自在に取付けられている。
図において、１は油圧ショベルの車体である上部旋回
体、２は上部旋回体１に設けている運転室、３は上部旋
回体１の後端部に設けているカウンタウエイト、４はガ
ードドア、５は上部旋回体１のフロント部に装着してい
る作業アタッチメント、６は下部走行体である。図５
は、図４における油圧ショベルの要部斜視図である。図
において、７は上部旋回体１の外周面部を覆っているガ
ード、８はエンジンボンネットである。なお図５では、
ガードドア４を開放状態にしている。図６は、図５のＡ
部詳細図である。図において、９はガードドア４を上部
旋回体１に装着しているヒンジ、１０は上部旋回体１に
固着されているステー、１１はガードドア４の開放係止
装置、１２はガードドア４の内面部に固定して取付けた
ブラケット、１３はブラケット１２の基部板１４に取付
けた鈎部付バー、１５は鈎部付バー１４の鈎部、１６は
ブラケット１２の収納穴付板、１７は収納穴付板１６の
鈎部収納穴、１８はステー１０に固着した引掛け穴付
板、１９は引掛け穴付板１８の引掛け穴である。なお鈎
部付バー１３は、基部板１４の基穴に対し水平方向及び
斜上方向に回動自在に取付けられている。
【０００３】ガードドア４は、ヒンジ９，９の軸心を回
動中心として図６で示す矢印イの方向に開放することが
できる。一方、従来技術の開放係止装置１１では、ガー
ドドア４が閉じられているときに鈎部付バー１３の鈎部
１５が、収納穴付板１６の鈎部収納穴１７に嵌挿されて
いる。この状態の場合（仮想線ロで示す）には、ガード
ドア４を開いたときガードドア４は開放角度自在（＜３
６０°の角度範囲内）である。上記の状態で上部旋回体
１内部の点検修理などを行うと、たとえば通常の中程度
の風でもガードドア４が閉じて不慮の危険，事故をおこ
すことがある。そこで鈎部付バー１３の鈎部１５を引掛
け穴付板１８の引掛け穴１９に対し嵌挿替えを行うと、
鈎部付バー１３は仮想線ハの位置に固定される。それに
より、ガードドア４を係止することができる。
動中心として図６で示す矢印イの方向に開放することが
できる。一方、従来技術の開放係止装置１１では、ガー
ドドア４が閉じられているときに鈎部付バー１３の鈎部
１５が、収納穴付板１６の鈎部収納穴１７に嵌挿されて
いる。この状態の場合（仮想線ロで示す）には、ガード
ドア４を開いたときガードドア４は開放角度自在（＜３
６０°の角度範囲内）である。上記の状態で上部旋回体
１内部の点検修理などを行うと、たとえば通常の中程度
の風でもガードドア４が閉じて不慮の危険，事故をおこ
すことがある。そこで鈎部付バー１３の鈎部１５を引掛
け穴付板１８の引掛け穴１９に対し嵌挿替えを行うと、
鈎部付バー１３は仮想線ハの位置に固定される。それに
より、ガードドア４を係止することができる。
【０００４】従来技術の開放係止装置１１では、ガード
ドア４の係止を行うとき鈎部付バー１３の鈎部１５を鈎
部収納穴１７より引掛け穴１９に嵌挿替えをし、またガ
ードドア４を閉じるときには上記と逆の操作を行わなけ
ればならないので、その手間がわずらわしかった。また
上記鈎部付バー１３の嵌挿替えによりガードドア４の開
放角度は一定となり調整ができないので、たとえば上部
旋回体１の内部の点検修理などを寒冷期に行うとき開放
したガードドア４で冷たい風を遮ることができなくて具
合が悪かった。
ドア４の係止を行うとき鈎部付バー１３の鈎部１５を鈎
部収納穴１７より引掛け穴１９に嵌挿替えをし、またガ
ードドア４を閉じるときには上記と逆の操作を行わなけ
ればならないので、その手間がわずらわしかった。また
上記鈎部付バー１３の嵌挿替えによりガードドア４の開
放角度は一定となり調整ができないので、たとえば上部
旋回体１の内部の点検修理などを寒冷期に行うとき開放
したガードドア４で冷たい風を遮ることができなくて具
合が悪かった。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来技術の開放係止装置では鈎部付バーの嵌挿替
えを手動操作で行わなければならないのでわずらわし
く、またガードドアの開放係止角度が一定であるので作
業上不便であるという点である。
点は、従来技術の開放係止装置では鈎部付バーの嵌挿替
えを手動操作で行わなければならないのでわずらわし
く、またガードドアの開放係止角度が一定であるので作
業上不便であるという点である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は、ガードドアの
内面部に平面視が扇形の係止板を、その扇形の曲率中心
がガードドアのヒンジ軸心の位置近くを通るように取付
け、また上記係止板の平面側に凹係止部を形成し、一
方、車体に固定板を取付け、ガードドアの開放時に係止
板の凹形係止部が上記固定板の縁部の位置に達したとき
上記両者が係合するように構成した。また上記凹形係止
部を、扇形の係止板に複数個設けて構成した。
内面部に平面視が扇形の係止板を、その扇形の曲率中心
がガードドアのヒンジ軸心の位置近くを通るように取付
け、また上記係止板の平面側に凹係止部を形成し、一
方、車体に固定板を取付け、ガードドアの開放時に係止
板の凹形係止部が上記固定板の縁部の位置に達したとき
上記両者が係合するように構成した。また上記凹形係止
部を、扇形の係止板に複数個設けて構成した。
【０００７】
【実施例】図１は、本考案の開放係止装置２０を装備し
た油圧ショベルの要部斜視図である。図において、従来
技術と同一構成要素を仕様するものに対しては同符号を
付す。１’は上部旋回体、４’はガードドア、２１は係
止板、２２は車体（上部旋回体１’）に設けた固定板で
ある。図２は、図１のＢ部詳細図である。図において、
２３は係止板２１の基端曲げ部、２４及び２５は係止板
２１の平面側に形成したそれぞれ凹形係止部、２６は係
止板２１の基端曲げ部２３とガードドア４’との固着部
に設けている補強板、２７は固定板２２の縁部である。
図３は、開放係止装置２０を示す平面図である。図にお
いて、０はヒンジ９の軸心である。
た油圧ショベルの要部斜視図である。図において、従来
技術と同一構成要素を仕様するものに対しては同符号を
付す。１’は上部旋回体、４’はガードドア、２１は係
止板、２２は車体（上部旋回体１’）に設けた固定板で
ある。図２は、図１のＢ部詳細図である。図において、
２３は係止板２１の基端曲げ部、２４及び２５は係止板
２１の平面側に形成したそれぞれ凹形係止部、２６は係
止板２１の基端曲げ部２３とガードドア４’との固着部
に設けている補強板、２７は固定板２２の縁部である。
図３は、開放係止装置２０を示す平面図である。図にお
いて、０はヒンジ９の軸心である。
【０００８】次に、本考案の開放係止装置２０の構成を
図１〜図３について述べる。ガードドア４’の内周部に
平面視が扇形の係止板２１を、その扇形の曲率中心がガ
ードドア４’のヒンジ軸心０の位置近くを通るように取
付け、また上記係止板２１の平面側に凹形係止部２４，
２５を形成し、一方、上部旋回体１’に固定板２２を取
付け、ガードドトア４’の開放時に係止板２１の凹形係
止部（２４又は２５）が上記固定板２２の縁部２７の位
置に達したとき上記両者が係合するように構成した。ま
た上記凹形係止部（２４，２５）を扇形の係止板２１に
複数個設けて構成した。なお上記係止板２１の基端曲げ
部２３をガードドア４’に対して固着するときに、係止
板２１の下面ニ（図２に示す）が固定板２２の縁部２７
を若干押圧して摺動できるように付勢されて、係止板２
１が取付けられている。
図１〜図３について述べる。ガードドア４’の内周部に
平面視が扇形の係止板２１を、その扇形の曲率中心がガ
ードドア４’のヒンジ軸心０の位置近くを通るように取
付け、また上記係止板２１の平面側に凹形係止部２４，
２５を形成し、一方、上部旋回体１’に固定板２２を取
付け、ガードドトア４’の開放時に係止板２１の凹形係
止部（２４又は２５）が上記固定板２２の縁部２７の位
置に達したとき上記両者が係合するように構成した。ま
た上記凹形係止部（２４，２５）を扇形の係止板２１に
複数個設けて構成した。なお上記係止板２１の基端曲げ
部２３をガードドア４’に対して固着するときに、係止
板２１の下面ニ（図２に示す）が固定板２２の縁部２７
を若干押圧して摺動できるように付勢されて、係止板２
１が取付けられている。
【０００９】次に、本考案の開放係止装置２０の作用に
ついて述べる。ガードドア４’を閉じているときには、
係止板２１の基端曲げ部２３に近い下面ニに、固定板２
２の縁部２７が位置している。そしてガードドア４’を
開放してゆくと、係止板２１の凹形係止部２４が固定板
２２の縁部２７の位置に達したとき、上記両者は自動的
に係合する。このときガードドア４’の開放角度は、図
３のようにほぼ角度θ1 になる。さらにガードドア４’
を開放してゆくと、係止板２１の凹形係止部２５が固定
板２２の縁部２７の位置に達したとき、上記両者は自動
的に係合する。このときガードドア４’の開放角度は、
図３のようにほぼ角度θ2 になる。
ついて述べる。ガードドア４’を閉じているときには、
係止板２１の基端曲げ部２３に近い下面ニに、固定板２
２の縁部２７が位置している。そしてガードドア４’を
開放してゆくと、係止板２１の凹形係止部２４が固定板
２２の縁部２７の位置に達したとき、上記両者は自動的
に係合する。このときガードドア４’の開放角度は、図
３のようにほぼ角度θ1 になる。さらにガードドア４’
を開放してゆくと、係止板２１の凹形係止部２５が固定
板２２の縁部２７の位置に達したとき、上記両者は自動
的に係合する。このときガードドア４’の開放角度は、
図３のようにほぼ角度θ2 になる。
【００１０】
【考案の効果】以上説明したように本考案では、ガード
ドアの内面部に平面視が扇形の係止板を、その扇形の曲
率中心がガードドアのヒンジ軸心の位置近くを通るよう
に取付け、また上記係止板の平面側に凹形係止部を形成
し、一方、車体に固定板を取付け、ガードドアの開放時
に係止板の凹形係止部が上記固定板の縁部の位置に達し
たとき上記両者が係合するように構成した。また上記凹
形係止部を、扇形の係止板に複数個設けて構成した。そ
れによりガードドアの開放時にガードドアを自動的に係
止できるので、従来技術のように手動操作で鈎部付バー
を嵌挿替えすることなく、係止のための手間を不要にす
ることができた。またガードドアの開放角度を所要の角
度に選定できるので、ガードドアを開放して車体内部の
点検修理などを行うとき便利である。
ドアの内面部に平面視が扇形の係止板を、その扇形の曲
率中心がガードドアのヒンジ軸心の位置近くを通るよう
に取付け、また上記係止板の平面側に凹形係止部を形成
し、一方、車体に固定板を取付け、ガードドアの開放時
に係止板の凹形係止部が上記固定板の縁部の位置に達し
たとき上記両者が係合するように構成した。また上記凹
形係止部を、扇形の係止板に複数個設けて構成した。そ
れによりガードドアの開放時にガードドアを自動的に係
止できるので、従来技術のように手動操作で鈎部付バー
を嵌挿替えすることなく、係止のための手間を不要にす
ることができた。またガードドアの開放角度を所要の角
度に選定できるので、ガードドアを開放して車体内部の
点検修理などを行うとき便利である。
【図１】本考案の開放係止装置を装備した油圧ショベル
の要部斜視図である。
の要部斜視図である。
【図２】図１のＢ部詳細図である。
【図３】本考案の開放係止装置を示す平面図である。
【図４】油圧ショベルの側面図である。
【図５】従来技術の開放係止装置を装備した油圧ショベ
ルの要部斜視図である。
ルの要部斜視図である。
【図６】図５のＡ部詳細図である。
１，１’ 上部旋回体 ４，４’ ガードドア ７ ガード ９ ヒンジ １１，２０ 開放係止装置 ２１ 係止板 ２２ 固定板 ２４，２５ 凹形係止部 ２７ 縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 庭田 孝一郎 広島県広島市安佐南区祇園町南下安731 −１ (72)考案者 嶋津 日出光 宮城県仙台市泉区将監９丁目２−11− 101 審査官 大森 伸一 (56)参考文献 実開 昭54−939（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−35562（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−82144（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】 車体の外周面部に蝶着されているガード
ドアを開放したときそのガードドアを開放状態に係止せ
しめるようにした開放係止装置において、ガードドアの
内面部に平面視が扇形の係止板を、その扇形の曲率中心
がガードドアのヒンジ軸心の位置近くを通るように取付
け、また上記係止板の平面側に凹形係止部を形成し、一
方、車体に固定板を取付け、ガードドアの開放時に係止
板の凹形係止部が上記固定板の縁部の位置に達したとき
上記両者が係合するように構成したことを特徴とするガ
ードドアの開放係止装置。 - 【請求項２】 実用新案登録請求の範囲請求項１記載の
ガードドアの開放係止装置において、扇形の係止板の平
面側に形成した凹形係止部を複数個設けたことを特徴と
するガードドアの開放係止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP946391U JP2533975Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | ガードドアの開放係止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP946391U JP2533975Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | ガードドアの開放係止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04119852U JPH04119852U (ja) | 1992-10-27 |
| JP2533975Y2 true JP2533975Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=31899868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP946391U Expired - Lifetime JP2533975Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | ガードドアの開放係止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2533975Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP946391U patent/JP2533975Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04119852U (ja) | 1992-10-27 |
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