JPH0713897U - 産業車両 - Google Patents

産業車両

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JPH0713897U
JPH0713897U JP4723093U JP4723093U JPH0713897U JP H0713897 U JPH0713897 U JP H0713897U JP 4723093 U JP4723093 U JP 4723093U JP 4723093 U JP4723093 U JP 4723093U JP H0713897 U JPH0713897 U JP H0713897U
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JP
Japan
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seat
hood
industrial vehicle
driving seat
arm
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Pending
Application number
JP4723093U
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English (en)
Inventor
嘉男 門川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フードを開放するときに,邪魔にならないよ
う運転シートを移動することのできる産業車両の提供。 【構成】 運転シート13は,支持部材20を介してヘ
ッドガード14に支承され,後上方に回動可能である。
支持部材20に保持具30を設け,運転シート13を所
定の位置に固定することが好ましい。保持具30は,例
えば静止係合部材31と運転シート13と共に回動する
アーム21に配設した可動係止部材32とにより構成
し,可動係止部材32を静止係合部材31に係止して,
運転シート13を保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,エンジンやバッテリ部を遮蔽するフードを開閉する際に,運転シー トが邪魔にならないよう構成した産業車両に関する。
【0002】
【従来技術】
フォークリフトなどの産業車両は,図7に示すようにエンジンやバッテリなど の動力部をフード91でカバーし,その上に運転シート92が載置されている。 そして,フード91下のエンジン部などを保守する場合には,図8に示すよう に,フード91を運転シート92と共に跳ね上げてエンジン部などを露出させて 保守を行う。 即ち,フード91は,上面後端部911に取付けられたヒンジ93などを中心 に回動し,その前端面912をはね上げて動力部を開放する。同図において,符 号94は,ラジエータカバーである。
【0003】 しかし,フード91上に運転シート92を載置してあるので,フード91が回 動することのできる最大角度θが小さく,動力部を点検するときの作業性が悪い という問題があった。 その対策として,運転シート92をフード91上に載置せず,運転シート92 を横方向に回動可能な支持部材に取付けて,運転シート92を車両の横側方に回 転移動する方法が提案されている(特開昭61−282296号公報参照)。
【0004】 上記方法によれば,運転シート92を車両の側部まで回転移動させた後フード 91を図8と同様に後方に回動させる。そうすれば運転シート92が邪魔になら ないからフード91の回動できる最大角度θは,大幅に増大する。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,運転シートを車側方向まで回動させる上記方法には,次のよう な問題がある。 運転シートがフードの開放の邪魔にならないよう車側部に移動させると,運転 シートが車側部に突出し通行者や他の車両の邪魔になる。
【0006】 また,メンテナンス時に必要な車両の占有スペースが増大する。 本考案は,かかる従来の問題点に鑑みて,フード開放の妨げにならずかつ通行 の妨げにならないよう運転シートを移動することのできる産業車両を提供しよう とするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本考案は,機台の上方にピラーを介して配設したヘッドガードと,機台の上面 に開閉可能に配設したフードと,該フードの上方に配設した運転シートとを有す る産業車両であって, 上記運転シートは,支持部材を介して回動可能にヘッドガードに支承されてお り,通常位置から後上方に向かって回動可能であることを特徴とする産業車両に ある。
【0008】 本考案において最も注目すべきことは,運転シートがフードに載置されている のではなく支持部材によってヘッドガードに支承されていることである。 そして,上部運転シートは運転を行うときの通常位置から後上方に向かって回 動可能なことである。即ち,産業車両を左側面から見たとき,運転シートは,通 常位置から反時計方向に向かった回転運動を行うことができる。 具体的な方法として,例えばブランコの腕のように回動する支持アームをヘッ ドガードに軸支し,これに運転シートを取付けるなどの方向がある。
【0009】 なお,上記支持部材には,請求項2記載のように,運転シートを所定の回動位 置に保持する保持具を設けることが好ましい。 例えば,運転シートを後上方の回動位置に保持すれば,人間が運転シートを保 持することなくフードを一杯に開放することができるからである。
【0010】 上記保持具は,例えば請求項3記載のように,静止係合部材と可動係止部材と により構成することができる。 即ち,固定部材に配設した静止係合部材と運転シートと共に回動するアームに 配設した可動係止部材とを設け,アーム(運転シート)の所定の回動位置におい て,可動係止部材を静止係合部材に係止させるよう構成する。
【0011】 なお,上記アームは,例えば運転シートを支持する支持アームと共用すること もできるし,また支持アームと別個に設けてもよい。 また,静止係合部材を配設する固定部材には,ヘッドガードやピラー又はこれ らに取付けたブラケットなどの固定的な部材がある。 静止係合部材と可動係止部材には,例えばリングとフック,ラチェットポール とラチェットの組合わせなどがある。
【0012】
【作用及び効果】
本考案の産業車両においては,運転シートは後上方に向かって回動可能である 。それ故,フードを開放する場合に,運転シートを後方向に回動させて運転シー トがフードの開放の障害にならないようにすることができる。 そして,運転シートは産業車両の側方,即ち横方向に回動させるのではなく, 後上方即ち上下方向に回動させる。
【0013】 従って,運転シートが車側方向に突出して通行の妨げになることがなく,また 車両の占有スペースが増大することがない。 上記のように,本考案によれば,フードを開放する場合の妨げにならず,また 通行の妨げにならないよう運転シートを移動することのできる産業車両を提供す ることができる。
【0014】
【実施例】
実施例1 本考案の実施例にかかる産業車両につき,図1〜図3を用いて説明する。 本例は,図1に示すように,機台11の上方にピラー15を介して配設したヘ ッドガード14と,機台11の上面に開閉可能に配設したフード12と,フード 12の上方に配設した運転シート13とを有する産業車両10である。
【0015】 運転シート13は,支持部材20を介して回動可能にヘッドガード14に支承 されており,図2に示すように,通常位置(図1)から後上方に向かって回動可 能である。 そして,上記支持部材20は,図1,図2に示すように運転シート13を所定 の回動位置に保持するための保持具30を有している。
【0016】 上記保持具30は,固定部材としてのヘッドガード14に配設された静止係合 部材31と,運転シート13と共に回動するアーム21に配設され,上記静止係 合部材31に係止することのできる可動係止部材32とを有する。 上記静止係合部材31と可動係止部材32とは,アーム21の所定の回動位置 において係止することができる。
【0017】 静止係合部材31は,図1,図2に示すように,ヘッドガード14に穿設した 係合穴311を有している。また,可動係止部材32は,アーム21の所定の回 動位置において上記係合穴311と合致する係止穴321,322と,係止穴3 21,322と係合穴311とを挿通することのできる係止棒33(図3)とを 有している。
【0018】 上記係合穴311と係止穴321,322とは,アーム21の異なった回動位 置において合致する2つの係合穴と係止穴との組合せ(311,321),(3 11,322)を有している。 また,係止棒33は,図3に示すように,ボルト331とナット332とから なる。
【0019】 以下それぞれについて詳説する。 運転シート13は,図1〜図3に示すように,ヘッドガード14に取付けた支 持部材20に固定されている。支持部材20は,図3に示すように,ヘッドガー ド14の第2,第3ビーム142,143に取付けられており,運転シート13 を取付けて回動するアーム21と,アーム21を回動可能に軸支する回転軸22 とを有している。
【0020】 回転軸22は,上記第2,第3ビーム141,142の間に軸架されている。 また,第2,第3ビーム142,143には,図1,図2に示すように,静止 係合部材31を構成する係合穴311と上記回転軸22を挿通する止め穴221 が穿設されている。
【0021】 アーム21は,その上端部に,回転軸22を挿通させる図示しない軸穴と,係 止穴321,322とを穿設してある。 第1の係止穴321は,図1に示すように,運転シート13が通常位置にある ときに上記係合穴311と合致し,両穴311,321に係止棒33が挿通可能 となる。
【0022】 一方,第2係止穴322は,図2に示すように,運転シート13を後上方に回 動させたときに係合穴311と合致し,係止棒33が挿通可能となる。 また,アーム21の他端には,運転シート13が装着されている。 係止棒33は,図3に示すように,係合穴311と係止穴321,322を挿 通することのできるボルト331と,ナット332とからなる。 なお,図1,図2において,符号19はフード12を開放するためのヒンジで ある。
【0023】 次に,本例の産業車両10の作用効果について述べる。 本例の産業車両10においては,図2に示すにように,アーム21を回動させ て運転シート13を後上方位置に保持することができる。 その結果,フード12を開放したとき,フード12は運転シート13に衝突し ないから,フード12をほぼ180°に近く回動させ,フード12を完全に開放 することができる。 従って,フード12下にあるエンジンやバッテリなどの保守作業が極めて容易 となる。
【0024】 また,運転シート13は後上方に向かって回動させるから,運転シート13が 産業車両10の側方に突出せず通行の妨げとならず,またメンテナンス時に車両 10の占有スペースを増大させる必要がない。 上記のように本例によれば,フードを開放する場合の妨げにならずまた通行の 妨げにもならないよう運転シートを移動することのできる産業車両を提供するこ とができる。
【0025】 実施例2 本例は,図4,図5に示すように,ヘッドガード14に固定した左右一対のブ ラケット16に支持部材20を装着すると共に,係止棒34を図6に示すストッ パピン341と割ピン342とにより構成したもう1つの実施例である。 即ち,図4,図5に示すように,回転軸22は,ヘッドガード14に固定した ブラケット16に軸架する。また,係合穴312もブラケット16に穿設する。 また支持部材20には,実施例1と同様に,係止穴321,322が穿設され ている。
【0026】 一方,係止棒34は,図6に示すように,一端に頭部343を有し,他端にピ ン穴344を有するストッパピン341と,割ピン342とからなる。 ストッパピン341を上記係合穴312と係止穴321,322に挿通した後 ,ピン穴344に割ピン342を挿入しアーム21(運転シート13)を保持す る。 その他については,実施例1と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の産業車両の側面図(通常時)。
【図2】実施例1の産業車両のもう1つの側面図(フー
ド開放時)。
【図3】図2の要部平面図。
【図4】実施例2の産業車両の側面図。
【図5】実施例2の産業車両の要部背面図。
【図6】実施例2の係止棒の分解図。
【図7】従来の産業車両の側面図(通常時)。
【図8】従来の産業車両のもう1つの側面図(フード開
放時)。
【符号の説明】
13...運転シート, 14...ヘッドガード, 20...支持部材, 30...保持具, 31...静止係合部材, 32...可動係止部材,

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台の上方にピラーを介して配設したヘ
    ッドガードと,機台の上面に開閉可能に配設したフード
    と,該フードの上方に配設した運転シートとを有する産
    業車両であって, 上記運転シートは,支持部材を介して回動可能にヘッド
    ガードに支承されており,通常位置から後上方に向かっ
    て回動可能であることを特徴とする産業車両。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記支持部材は,上
    記運転シートを所定の回動位置に保持するための保持具
    を有していることを特徴とする産業車両。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記保持具は,固定
    部材に配設された静止係合部材と,運転シートと共に回
    動するアームに配設され,上記静止係合部材に係止する
    ことのできる可動係止部材とを有しており, 上記静止係合部材と可動係止部材とは,上記アームの所
    定の回動位置において係止することができるよう構成し
    てあることを特徴とする産業車両。
JP4723093U 1993-08-05 1993-08-05 産業車両 Pending JPH0713897U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010006209A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Toyota Boshoku Corp 天井格納式シート

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS623331B2 (ja) * 1979-07-25 1987-01-24 Nissin Electric Co Ltd

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