JPH062868Y2 - スペアタイヤ脱着装置用のヒンジ構造 - Google Patents
スペアタイヤ脱着装置用のヒンジ構造Info
- Publication number
- JPH062868Y2 JPH062868Y2 JP16210186U JP16210186U JPH062868Y2 JP H062868 Y2 JPH062868 Y2 JP H062868Y2 JP 16210186 U JP16210186 U JP 16210186U JP 16210186 U JP16210186 U JP 16210186U JP H062868 Y2 JPH062868 Y2 JP H062868Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spare tire
- hinge
- back door
- stopper
- attaching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Hinge Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、スペアタイヤをドアに取り付けるタイプの
車両におけるスペアタイヤ脱着装置用のヒンジ構造に関
する。
車両におけるスペアタイヤ脱着装置用のヒンジ構造に関
する。
(従来の技術) 一般に、車両のパックドアにスペアタイヤを搭載するタ
イプの車両では、このスペアタイヤがかなりの重量であ
るため、持上げて脱着するのは容易なことではない。こ
のため、タイヤの巻き取り装置(以後、脱着装置とい
う)を設けて、これによってスペアタイヤをスペアタイ
ヤキャリヤへ搭載するようになっている。
イプの車両では、このスペアタイヤがかなりの重量であ
るため、持上げて脱着するのは容易なことではない。こ
のため、タイヤの巻き取り装置(以後、脱着装置とい
う)を設けて、これによってスペアタイヤをスペアタイ
ヤキャリヤへ搭載するようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、このようなスペアタイヤの脱着装置では、ハ
ンドルを脱着装置に取付け、これを手回しして操作する
のであるが、操作中にハンドルが脱着装置から外れてし
まいやすい。したがって、操作の際には一方の手でハン
ドルがはずれないように支えながら、他方の手でハンド
ルを回さなければならなかった。
ンドルを脱着装置に取付け、これを手回しして操作する
のであるが、操作中にハンドルが脱着装置から外れてし
まいやすい。したがって、操作の際には一方の手でハン
ドルがはずれないように支えながら、他方の手でハンド
ルを回さなければならなかった。
このため、大変操作性が悪く疲労しやすい、という問題
点があった。
点があった。
他の問題点として、バックドアにタイヤを搭載した状態
ではバックドアが相当重量となっているので、開閉の際
の慣性が大きく、とりわけ全開時と至ったときにバック
ドアのヒンジ部分にかかる負担が大きくなる、という点
がある。
ではバックドアが相当重量となっているので、開閉の際
の慣性が大きく、とりわけ全開時と至ったときにバック
ドアのヒンジ部分にかかる負担が大きくなる、という点
がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来の問題点に鑑み、スペアタイヤ
を車両のボデーに対して開閉可能なバックドアに搭載
し、かつこのスペアタイヤを脱着するためのスペアタイ
ヤ脱着装置を有するタイプの車両において、前記バック
ドアを前記ボデーに対して開閉可能に保持するヒンジに
対して前記バックドアの開き角度を制限するためのスト
ッパを突出形成するとともに、このストッパの中央部付
近にスペアタイヤ脱着装置の操作用ハンドルを回転可能
に嵌挿保持するための支持孔を形成した。
を車両のボデーに対して開閉可能なバックドアに搭載
し、かつこのスペアタイヤを脱着するためのスペアタイ
ヤ脱着装置を有するタイプの車両において、前記バック
ドアを前記ボデーに対して開閉可能に保持するヒンジに
対して前記バックドアの開き角度を制限するためのスト
ッパを突出形成するとともに、このストッパの中央部付
近にスペアタイヤ脱着装置の操作用ハンドルを回転可能
に嵌挿保持するための支持孔を形成した。
(作用) 上記したように構成されるスペアタイヤ脱着装置用のヒ
ンジ構造において、ストッパの支持孔にスペアタイヤ脱
着装置の操作用ハンドルの一端側が嵌挿され、前記支持
孔にハンドルの一端側が保持されることで、前記ハンド
ルの一端部を手で支える煩わしさが解消され、ハンドル
操作が容易となる。
ンジ構造において、ストッパの支持孔にスペアタイヤ脱
着装置の操作用ハンドルの一端側が嵌挿され、前記支持
孔にハンドルの一端側が保持されることで、前記ハンド
ルの一端部を手で支える煩わしさが解消され、ハンドル
操作が容易となる。
また、ヒンジに突出形成したストッパによってバックド
アの開き角度を制限することで、バックドアが過大に開
かれることが防止され、前記ヒンジに過大な荷重が作用
することが防止される。
アの開き角度を制限することで、バックドアが過大に開
かれることが防止され、前記ヒンジに過大な荷重が作用
することが防止される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面により具体的に説明す
る。
る。
まず、第1図において1は車両側のボディを示してお
り、2は車両の後部に設けられたバックドアを示してい
る。
り、2は車両の後部に設けられたバックドアを示してい
る。
バックドア2の内部には支持板3が設けられている。そ
して、支持板3と前記ボディ1との間にはヒンジ4が設
けられており、これによってバックドア2はボディ1に
対して開閉可能になっている。
して、支持板3と前記ボディ1との間にはヒンジ4が設
けられており、これによってバックドア2はボディ1に
対して開閉可能になっている。
次に、このヒンジ4について詳しく説明すると、これは
ボディ側ヒンジ5とドア側ヒンジ6とに分かれており、
螺着部7を介して螺着されている。
ボディ側ヒンジ5とドア側ヒンジ6とに分かれており、
螺着部7を介して螺着されている。
ボディ側ヒンジ5はドア側ヒンジ6と干渉しないように
するとともにストッパ11の当り面16を形成するため
に、蝶着部7より少し離れた箇所で略くの字状に折り曲
げられている。そして、この折り曲げられた先端部付近
には所定個数の取付孔8が設けられている。一方、ドア
側ヒンジ6は蝶着部7寄りで屈曲され、屈曲先では所定
個数の取付孔9が並列して設けられている。
するとともにストッパ11の当り面16を形成するため
に、蝶着部7より少し離れた箇所で略くの字状に折り曲
げられている。そして、この折り曲げられた先端部付近
には所定個数の取付孔8が設けられている。一方、ドア
側ヒンジ6は蝶着部7寄りで屈曲され、屈曲先では所定
個数の取付孔9が並列して設けられている。
次に、ドア側ヒンジ6が取り付けられている側の蝶着部
7の回転部10には、本例ではストッパ11が溶着され
ている。このストッパ11は充分な強度を持った金属板
より略四角形状に形成されており、中央部にはハンドル
15を回転可能に支持するための支持孔12が開口して
いる。さらに、支持孔12の周囲にはゴム等からなる弾
性材13が緩衝用として取り付けられている。
7の回転部10には、本例ではストッパ11が溶着され
ている。このストッパ11は充分な強度を持った金属板
より略四角形状に形成されており、中央部にはハンドル
15を回転可能に支持するための支持孔12が開口して
いる。さらに、支持孔12の周囲にはゴム等からなる弾
性材13が緩衝用として取り付けられている。
引き続いて、作用及び効果について説明する。
まず、バックドア2を閉じた状態は第3図のようになっ
ている。このとき、ストッパ11はバックドア2に対し
てほぼ90度の角度で突出した状態になっている。この
ため、スペアタイヤ14の脱着操作を行ないたい場合に
は、第5図に示すように支持孔12よりハンドル15を
挿入すれば、この支持孔12を支点としてハンドル15
の回転操作を容易に行なうことができる。
ている。このとき、ストッパ11はバックドア2に対し
てほぼ90度の角度で突出した状態になっている。この
ため、スペアタイヤ14の脱着操作を行ないたい場合に
は、第5図に示すように支持孔12よりハンドル15を
挿入すれば、この支持孔12を支点としてハンドル15
の回転操作を容易に行なうことができる。
これは、ストッパ11の支持孔12がハンドル15の回
転操作を行うための支持部として作用するので、ハンド
ルの回転操作を右手だけあるいは両手で同時に行うこと
ができるからである。
転操作を行うための支持部として作用するので、ハンド
ルの回転操作を右手だけあるいは両手で同時に行うこと
ができるからである。
次に、バックドア2を開けたときにはストッパ11は次
のように作用する。即ち、バックドア2を開けると、ス
トッパ11はバックドア2とほぼ90度の角度を保ちな
がらこれと共に回転してゆく。
のように作用する。即ち、バックドア2を開けると、ス
トッパ11はバックドア2とほぼ90度の角度を保ちな
がらこれと共に回転してゆく。
一方、ストッパ11が回転してゆく方向にはボディ側ヒ
ンジ5の当り面16が位置しており、バックドア2が所
定の角度回転するとストッパ11が弾性材13を介して
当り面16と当接する。この位置で開度規制がなされる
のである。第4図に示す状態である。
ンジ5の当り面16が位置しており、バックドア2が所
定の角度回転するとストッパ11が弾性材13を介して
当り面16と当接する。この位置で開度規制がなされる
のである。第4図に示す状態である。
そして、バックドア2の重量が重く慣性が大きくても、
ストッパ11が当り面16と当接して止まるので、ヒン
ジ4に対して無理な荷重がかかることもなくなり、同ヒ
ンジ4の耐久性をより一層向上させることができるわけ
である。
ストッパ11が当り面16と当接して止まるので、ヒン
ジ4に対して無理な荷重がかかることもなくなり、同ヒ
ンジ4の耐久性をより一層向上させることができるわけ
である。
なお、弾性材13は当り面16側に設けてもよいことは
勿論である。
勿論である。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、ヒンジのストッパ
に形成した支持孔によってスペアタイヤ脱着装置の操作
用ハンドルを嵌挿保持することで、従来と異なり、ハン
ドルの一端部を手で支えることなく容易にハンドル操作
することができる。
に形成した支持孔によってスペアタイヤ脱着装置の操作
用ハンドルを嵌挿保持することで、従来と異なり、ハン
ドルの一端部を手で支えることなく容易にハンドル操作
することができる。
さらに、ヒンジのストッパによってバックドアの開き角
度を制限することで、バックドアが過大に開かれたり、
そのヒンジに過大な荷重が作用することを防止できるた
め、ヒンジの耐久性の向上を図ることができる。
度を制限することで、バックドアが過大に開かれたり、
そのヒンジに過大な荷重が作用することを防止できるた
め、ヒンジの耐久性の向上を図ることができる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はヒンジ
を主体として示す平面図、第2図はヒンジを示す斜視
図、第3図はバックドアが閉じている状態でのヒンジの
様子を示す説明図、第4図はバックドアが開いた状態で
のヒンジの様子を示す説明図、第5図はスペアタイヤの
搭載状態を示す斜視図である。 1…ボディ 2…バックドア 4…ヒンジ 11…ストッパ 12…支持孔 13…弾性材 14…スペアタイヤ 16…当り面
を主体として示す平面図、第2図はヒンジを示す斜視
図、第3図はバックドアが閉じている状態でのヒンジの
様子を示す説明図、第4図はバックドアが開いた状態で
のヒンジの様子を示す説明図、第5図はスペアタイヤの
搭載状態を示す斜視図である。 1…ボディ 2…バックドア 4…ヒンジ 11…ストッパ 12…支持孔 13…弾性材 14…スペアタイヤ 16…当り面
Claims (1)
- 【請求項1】スペアタイヤを車両のボデーに対して開閉
可能なバックドアに搭載し、かつこのスペアタイヤを脱
着するためのスペアタイヤ脱着装置を有するタイプの車
両において、前記バックドアを前記ボデーに対して開閉
可能に保持するヒンジに対して前記バックドアの開き角
度を制限するためのストッパを突出形成するとともに、
このストッパの中央部付近にスペアタイヤ脱着装置の操
作用ハンドルを回転可能に嵌挿保持するための支持孔を
形成したことを特徴とするスペアタイヤ脱着装置用のヒ
ンジ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16210186U JPH062868Y2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | スペアタイヤ脱着装置用のヒンジ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16210186U JPH062868Y2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | スペアタイヤ脱着装置用のヒンジ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63176777U JPS63176777U (ja) | 1988-11-16 |
JPH062868Y2 true JPH062868Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31089038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16210186U Expired - Lifetime JPH062868Y2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | スペアタイヤ脱着装置用のヒンジ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062868Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5310939B2 (ja) * | 2010-04-06 | 2013-10-09 | トヨタ車体株式会社 | スペアタイヤキャリアのヒンジ構造 |
-
1986
- 1986-10-22 JP JP16210186U patent/JPH062868Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63176777U (ja) | 1988-11-16 |
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