JP2573011Y2 - 産業車両におけるボンネットフードの取り付け構造 - Google Patents

産業車両におけるボンネットフードの取り付け構造

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JP2573011Y2
JP2573011Y2 JP1993055814U JP5581493U JP2573011Y2 JP 2573011 Y2 JP2573011 Y2 JP 2573011Y2 JP 1993055814 U JP1993055814 U JP 1993055814U JP 5581493 U JP5581493 U JP 5581493U JP 2573011 Y2 JP2573011 Y2 JP 2573011Y2
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JP1993055814U
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JPH0724889U (ja
Inventor
和美 相川
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小松フォークリフト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フォークリフトトラッ
ク等の産業車両において、内部にバッテリー等を収納す
ると共に上部に運転シートを設けた開閉自在となるボン
ネットフードの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフトトラック等の産業
車両においては、車体1の後部上部側に駆動輪を駆動す
るモータの動力源であるバッテリー2が設けられると共
に、該バッテリー2を覆うようになるボンネットフード
3が開閉自在に設けられ、該ボンネットフード3は、図
1(a)、図1(b)に示すように、樹脂製の上面3a
と周面3bとから下方が開口する逆お腕状となり、その
下部後端部が車体1の後端部に軸着されている。また、
前記ボンネットフード3の上部には運転シート4が固着
されている。このような産業車両にあっては、ボンネッ
トフード3の内部に配置されるバッテリー2は充電や交
換といった作業を行わなくてはならず、頻繁にボンネッ
トフード3の開閉動作を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の産業車両におけ
るボンネットフード3においては、このボンネットフー
ド3に作用する力に対して、ボンネットフード3が樹脂
製の逆お腕状となっているので、図1(a)に示すよう
に、閉鎖時にはボンネットフード3の周面3b全体で力
を受けることができ強度的には強い状態になっている
が、図1(b)に示すように、開放時にはボンネットフ
ード3の周面3bの後部のみで力を受け、すなわちボン
ネットフード3の自重と運転シート4の重量がボンネッ
トフード3の周面3bの後部のみにかかることになり、
強度的に弱い状態となり、ここにたわみが発生してい
た。このためボンネットフード3の変形や破損といった
問題が生じて、ボンネットフード3の開閉動作に支障を
きたす恐れがあった。本考案は、この問題を解消するこ
とを、その課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】車体の上部側に開閉自在
となるボンネットフードを設けると共に、該ボンネット
フードの上部に運転シートを設けてなる産業車両におい
て、前記ボンネットフードの内部側に車体に軸着する支
持部材を設け、該支持部材に前記ボンネットフードを固
着すると共に、該支持部材に前記運転シートを固着した
構成にする。
【0005】
【作 用】本考案は、支持部材を設けたことで、ボン
ネットフードの閉鎖時と開放時においてボンネットフー
ドへ作用する力を支持部材によって低減することがで
き、ボンネットフードの変形や破損をなくす。
【0006】
【実 施 例】産業車両であるフォークリフトトラック
は、図2に示すように、車体1の前端に昇降動自在とな
るフォーク爪5を有した作業装置6を備えると共に、前
部に駆動輪7を、後部に操舵輪8をそれぞれ設け、さら
に内部中央にモータ9を設け、該モータ9により前記駆
動輪7を駆動して走行するようになっている。また、前
記モータ9に接続してモータ9の動力源となるバッテリ
ー2を車体1の後部上部側に取り外し自在に設けてい
る。そして、該バッテリー2を覆うようになるボンネッ
トフード3を開閉自在に設け、該ボンネットフード3は
樹脂製で上面3aと周面3bとから下方が開口する逆お
腕状となっており、該ボンネットフード3の上部に運転
シート4を設けている。また、車体1の後端にはカウン
タウエイト10を設け、該カウンタウエイト10は左右
中央上部に凹部10aを形成している。
【0007】次に、このように構成したフォークリフト
トラックにおいて、ボンネットフード3の車体1側への
取り付けについて、図3、図4、図5、図6、を用いて
具体的に説明する。車体1の後端の左右中央に左右一対
の固定板11を固着し、該固定板11はカウンタウエイ
ト10の凹部10a内に位置するようにし、左右の固定
板11に左右に向かう軸12を架設する。そして、該軸
12に支持部材13を回動自在に設け、該支持部材13
は、図3に示すように、左右細長の基板14と、該基板
14の下部左右それぞれに固着しかつ穴部15aを形成
した左右のアーム板15と、前記基板14の上部に下端
側を固着しかつ上方に向かい前記ボンネットフード3の
内周に沿うように二つの屈曲部16aを有した連結板1
6と、該連結板16の上端側に固着して左右細長となり
かつ左右それぞれに穴部17aを形成した取付板17と
からなり、図4、図5に示すように、前記左右の固定板
11に架設した軸12を前記左右のアーム板15に形成
した穴部15aに挿入することで、車体1に対して支持
部材13を上下回動自在に設けている。
【0008】なお、前記基板14、左右のアーム板1
5、連結板16、取付板17は鋼材等の剛性の強い材料
より形成している。そして、前記支持部材13の基板1
4にボンネットフード3の周面3bの後部を固着し、こ
れはボンネットフード3の周面3bの後部下端に凹状の
切り込み部18を形成し、該切り込み部18を支持部材
13の基板14の後部上部側に固着するようにしてい
る。一方、該支持部材13の取付板17に形成した穴部
17aにボルト19を挿入して、該支持部材13の取付
板17にブロック材20とボンネットフード3の上面3
aを介在して運転シート4の後部下部側を固着する。ま
た、前記運転シート4の前部側はボルト21でボンネッ
トフード3の上面3aに固着している。
【0009】このように構成したことで、ボンネットフ
ード3においては、ボンネットフード3に作用する力に
対して、閉鎖時には、図4、図5に示すように、従来と
同様にボンネットフード3の周面3b全体で力を受ける
ことができると共に、運転シート4の重量を支持部材1
3でも支持することができ、強度的に強い状態にするこ
とができる。また、開放時には、図6に示すように、運
転シート4の重量は支持部材13によって支持されて、
ボンネットフード3に作用することもないと共に、ボン
ネットフード3も周面3bの後部の下部側と上面3aの
二箇所で支持部材13に支持されるので、強度的に弱い
状態となることがなく、ボンネットフード3にたわみが
発生するのをなくすことができる。
【0010】また、前記支持部材13は、ボンネットフ
ード3の内部側に配置され、かつボンネットフード3の
内周に沿うように設けらていることで、ボンネットフー
ド3閉鎖時において外部からは見えないのでボンネット
フード3付近の美観を損なうこともなく、また、ボンネ
ットフード3の内部に収納しているバッテリー2等に衝
突することもない。
【0011】
【考案の効果】ボンネットフードへ作用する力である運
転シートの重量等を支持部材で支持することで、ボンネ
ットフードへ作用する力を低減して、ボンネットフード
の変形や破損をなくして、ボンネットフードの開閉動作
に支障をきたすのを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 従来の産業車両におけるボンネットフ
ードの取り付けを示すボンネットフード閉鎖時の側面図
である。(b) 従来の産業車両におけるボンネットフ
ードの取り付けを示すボンネットフード開放時の側面図
である。
【図2】本考案における産業車両全体の側面図である。
【図3】本考案によるボンネットフードの支持部材を示
す斜視図である。
【図4】本考案による産業車両におけるボンネットフー
ド付近の側面断面図である。
【図5】本考案による産業車両におけるボンネットフー
ド付近の背面図である。
【図6】本考案による産業車両におけるボンネットフー
ド付近のボンネットフード開放時の側面断面図である。
【符号の説明】
1…車体、2…バッテリー、3…ボンネットフード、3
a…上面、3b…周面、4…運転シート、5…フォーク
爪、6…作業装置、7…駆動輪、8…操舵輪、9…モー
タ、10…カウンタウエイト、10a…凹部、11…固
定板、12…軸、13…支持部材、14…基板、15…
アーム板、15a…穴部、16…連結板、16a…屈曲
部、17…取付板、17a…穴部、18…切り込み部、
19…ボルト、20…ブロック材、21…ボルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1の上部側に開閉自在となるボンネ
    ットフード3を設けると共に、該ボンネットフード3の
    上部に運転シート4を設けてなる産業車両において、 前記ボンネットフード3の内部側に車体1に軸着する支
    持部材13を設け、該支持部材13に前記ボンネットフ
    ード3を固着すると共に、該支持部材13に前記運転シ
    ート4を固着したことを特徴とする産業車両におけるボ
    ンネットフードの取り付け構造。
JP1993055814U 1993-10-15 1993-10-15 産業車両におけるボンネットフードの取り付け構造 Expired - Lifetime JP2573011Y2 (ja)

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JPH0724889U JPH0724889U (ja) 1995-05-12
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KR101415422B1 (ko) * 2007-12-27 2014-07-07 주식회사 두산 전동지게차의 후드 장착구조

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