JP3299114B2 - 上部旋回体を備えた作業機械 - Google Patents

上部旋回体を備えた作業機械

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JP3299114B2
JP3299114B2 JP11576496A JP11576496A JP3299114B2 JP 3299114 B2 JP3299114 B2 JP 3299114B2 JP 11576496 A JP11576496 A JP 11576496A JP 11576496 A JP11576496 A JP 11576496A JP 3299114 B2 JP3299114 B2 JP 3299114B2
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吉則 山岸
明利 西川
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建設作業、土
木作業に用いられる油圧ショベル等の上部旋回体を備え
た作業機械の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種上部旋回体を備えた作業
機械には、上部旋回体に搭載されるエンジン、ポンプ等
の各種機器類の点検、整備をするための開口部を開設す
ると共に、該開口部の開閉をするためのカバー体を開閉
揺動自在に設けたものがあるが、この様な開口部が上部
旋回体の側面部に開設されるものである場合、従来、図
5、6に示す如く、カバー体12の上縁部や左右縁部を
上部旋回体3に開閉揺動自在に軸支していた。そしてこ
の場合、前記点検、整備等のメンテナンス作業が行いや
すいよう開口部をできるだけ大きなものとすることが要
求されると共に、開放姿勢のカバー体が風等で不用意に
閉鎖することが無いよう、カバー体を開放姿勢に保持す
る機構を備えることが求められ、このため一旦開放した
カバー体は、オペレータが意図的に閉鎖しない限り開放
姿勢に保持されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来のカ
バー体は、開放姿勢としたとき、図5、6に示す如く、
カバー体12の開口側縁部が機体の横幅Wから外側には
み出している許りでなく、上部旋回体3の最外殻の旋回
軌跡Sからも外側にはみ出している。このため、カバー
体を開放姿勢にしたメンテナンス中に機体を走行させた
り上部旋回体を旋回させたりして位置を変えたいとき
や、メンテナンス終了後にカバー体を閉鎖するのをうっ
かり忘れたまま走行したり上部旋回体を旋回させたよう
な場合、前記開放姿勢のカバー体の移動軌跡が機体の移
動軌跡、あるいは上部旋回体の旋回軌跡よりも大きくな
り、この様なとき、作業機械の周辺部に障害物があった
りすると、該障害物にカバー体が当ってカバー体や障害
物が破損してしまうことがあって問題となり、ここに本
発明が解決しようとする課題があった。さらに、この様
な作業機械の上部旋回体には、オペレータが搭乗するキ
ャブを備えたものがあるが、該キャブの出入り口を開閉
するドアを全開したとき、図5、6に示す如く、前記開
放姿勢のカバー体12とドア10とが干渉することにな
り、このためカバー体を開放姿勢としたメンテナンス中
にエンジンの始動、停止等を行うべくキャブのドアを開
けるような場合、一旦カバー体を閉めてからドアを開け
るか、開放姿勢のカバー体に当らないようドアを半開位
置まで注意深く開ける等しなければならず、これを怠る
とカバー体とドアとがぶつかって損傷してしまうという
解決すべき課題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、下部走行体に上部旋回体を旋回
自在に支持してなる作業機械において、開閉揺動自在な
カバー体を上部旋回体に設けるにあたり、該カバー体
は、上部旋回体の上面部と一側面部とに連続して開設さ
れた開口部を開閉すべく略逆L字形状のもので、その上
面奥方の基端縁部が上部旋回体の中央部に上下揺動自在
に軸支されたものとし、かつ開放姿勢にしたとき上部旋
回体の横幅からでないように設定されている上部旋回体
を備えた作業機械である。そして、この様にすることに
より、走行したり上部旋回体を旋回させたりしたとき、
開放姿勢のカバー体が障害物にあたってカバー体や障害
物が破損してしまうことを回避できる。このものにおい
て、上部旋回体は、オペレータが搭乗するキャブが備え
られているものとし、そしてカバー体は、開放姿勢にし
たとき前記キャブの出入り口を開閉するドア体に干渉し
ないように設定することにより、カバー体を開放姿勢に
したままの状態でドアの開閉作動を行えることになっ
て、作業性が向上すると共に、カバー体およびドア体の
保護を計れる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベル
であって、該油圧ショベル1の機体本体は、クローラ式
の下部走行体2と、該下部走行体2の上方に旋回自在に
支持される上部旋回体3とから構成され、さらに該上部
旋回体3には、オペレータが搭乗するキャブ4が備えら
れていると共に、作業用のフロントアタッチメント5が
取付けられる等の基本的構成は従来通りである。
【0006】6は前記上部旋回体3に搭載されるエンジ
ン7、ポンプ8等の機器類の点検、整備を行うために開
設される開口部であって、該開口部6は、上部旋回体3
の上面左側部と左側面部、および上面右側部と右側面部
とが連続する状態で開口している。
【0007】さらに、9は前記開口部5を開閉するため
のガルウイング式(跳ね上げ式)のカバー体であって、
該カバー体9は、前記開口部6の上面部および側面部の
両者を開閉すべく略逆L字形状に形成されており、そし
てその上面奥方の基端縁部が、上部旋回体3の上面中央
部に上下方向開閉揺動自在に軸支されている。
【0008】また、10は前記キャブ4の出入り口を開
閉するドアであって、該ドア10は、その後縁部がキャ
ブ4の側面部に開閉揺動自在に蝶着されている。
【0009】ところで、前記カバー体9は、開口部6を
開放する開放姿勢としたとき、上部旋回体3の横幅Wの
内側に位置してここからでないように設定されている。
さらに、この開放姿勢のカバー体9は、前記キャブ4の
ドア10を全開したとき、該ドア10よりも機体内側に
位置してドア10に干渉しないように設定されている。
これにより、カバー体9を開放姿勢とした状態で、油圧
ショベル1を走行させたり上部旋回体3を旋回させり、
あるいはドア10を全開しても、カバー体9が障害物や
ドア10に当たることがないように構成されている。
尚、図中、11はカバー体9を開放姿勢側に付勢するガ
スシリンダである。
【0010】叙述の如く構成されたものにおいて、カバ
ー体9は、前述したようにガルウイング式のものであり
ながら、開放姿勢としたとき、上部旋回体3の横幅Wの
内側に位置してここからでないことになり、この結果、
点検、整備等のメンテナンスをすべくカバー体9を開放
姿勢としたままの状態で、走行したり、あるいは上部旋
回体3の旋回位置をずらしたいときや、メンテナンス終
了後にカバー体9を閉鎖するのをうっかり忘れたまま上
部旋回体3を旋回させたような場合でも、前記開放姿勢
カバー体9が上部旋回体3の横幅Wよりも外側に出る
ことが無く、従来の開放姿勢のカバー体9が上部旋回体
3の横幅のみならず旋回軌跡からも外側に突出してしま
うもののように、該突出したカバー体が障害物にあたっ
てカバー体や障害物が破損してしまうことを回避でき
る。
【0011】しかも、前記開放姿勢のカバー体9は、キ
ャブ4のドア10を全開したときに該ドア10に干渉す
ることが無いから、カバー体9を開放姿勢としたままで
ドア10の開閉作動を行うことができ、従来の開放姿勢
のカバー体9とドア10とが干渉してしまうもののよう
に、一旦カバー体9を閉めてからドア10を開ける等の
配慮をする必要がなくなって、作業性が向上すると共
に、カバー体9およびドア10の保護を計れる。
【0012】さらに本実施の形態において、開口部6
は、上部旋回体3の上面部と一側面部とが連続する状態
で開口しており、そしてカバー体9は、該開口部6の上
面部と一側面部の両者を開閉すべく略逆L字形状のもの
で、その上面奥方の基端縁部が上部旋回体3の上面中央
部に上下方向開閉揺動自在に軸支されるガルウイング式
のものであるから、カバー体9を開放したとき、前述し
たように上部旋回体3の横幅Wの内側に位置してここか
らでないものでありながら、開口部6が大きく開口する
ことになって、メンテナンス作業を行いやすいという利
点が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの斜視図である。
【図2】カバー体開放姿勢時の機体本体の背面図であ
る。
【図3】カバー体開放姿勢かつドア開放時の機体本体の
側面図である。
【図4】カバー体開放姿勢かつドア開放時の機体本体の
平面図である。
【図5】カバー体の上縁部を軸支した従来例を示すカバ
ー体開放姿勢かつドア開放時の機体本体の平面図であ
る。
【図6】カバー体の左右縁部を軸支した従来例を示すカ
バー体開放姿勢かつドア開放時の機体本体の平面図であ
る。
【符号の説明】
2 下部走行体 3 上部旋回体 4 キャブ 6 開口部 9 カバー体 10 ドア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−132924(JP,A) 実開 平1−75169(JP,U) 実開 平7−15856(JP,U) 実開 平6−71550(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/10 E02F 9/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体に上部旋回体を旋回自在に支
    持してなる作業機械において、開閉揺動自在なカバー体
    を上部旋回体に設けるにあたり、該カバー体は、上部旋
    回体の上面部と一側面部とに連続して開設された開口部
    を開閉すべく略逆L字形状のもので、その上面奥方の基
    端縁部が上部旋回体の中央部に上下揺動自在に軸支され
    たものとし、かつ開放姿勢にしたとき上部旋回体の横幅
    からでないように設定されている上部旋回体を備えた作
    業機械。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上部旋回体は、オペ
    レータが搭乗するキャブが備えられているものとし、そ
    してカバー体は、開放姿勢にしたとき前記キャブの出入
    り口を開閉するドア体に干渉しないように設定されてい
    る上部旋回体を備えた作業機械。
JP11576496A 1996-04-12 1996-04-12 上部旋回体を備えた作業機械 Expired - Fee Related JP3299114B2 (ja)

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