JP2526934Y2 - 建設機械 - Google Patents

建設機械

Info

Publication number
JP2526934Y2
JP2526934Y2 JP5060393U JP5060393U JP2526934Y2 JP 2526934 Y2 JP2526934 Y2 JP 2526934Y2 JP 5060393 U JP5060393 U JP 5060393U JP 5060393 U JP5060393 U JP 5060393U JP 2526934 Y2 JP2526934 Y2 JP 2526934Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
driving cabin
swivel
cabin
construction machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5060393U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH074556U (ja
Inventor
信之 紺谷
成夫 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Kyowa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Kyowa Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Kyowa Sangyo Co Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP5060393U priority Critical patent/JP2526934Y2/ja
Publication of JPH074556U publication Critical patent/JPH074556U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526934Y2 publication Critical patent/JP2526934Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建設機械、特に旋回
台を備えたパワーショベル等の建設機械に関するもの
で、特にその運転キャビンの構造に特徴がある建設機械
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械の運転席には、一部の簡易な機
械を除いて運転者を風雨から保護する運転キャビンが設
けられるのが普通で、特に近時は閉鎖できる扉を備えた
密閉可能な運転キャビンが設けられることが多くなって
いる。パワーショベルでは、図7に示すように、走行装
置38を有する走行フレーム39に鉛直軸回りに旋回す
る旋回台40を設け、該旋回台の上に運転キャビン41
を片側(通常は車体の左側)に寄せて搭載し、反対側
(車体の右側)にバケットブーム42が装着され、後部
にエンジンルーム43が設けられている。従来このよう
な建設機械の運転キャビン41は、平面を矩形形状とし
た箱形で、クレーン車の一部にはスライド式の扉を有す
る運転キャビンを設けたものでもあるが、パワーショベ
ル等の建設機械では、後縁を垂直軸回りに回動して開閉
する外開き式の扉44を設けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】パワーショベルでは、
バケットの動作状態を確認しながら作業を行うために、
作業中に運転者が運転キャビン41の出入り口から身体
を乗り出した状態で運転することも多いが、従来の外開
き式の扉44を設けた運転キャビン41では、扉44を
開いた状態で不用意に旋回台40を旋回させると、扉が
他の作業者に衝突して危害を与えたり、扉が周囲の構造
物等に衝突して扉44を損傷したりする問題があった。
又、小型の建設機械においては、旋回台のみならず運転
キャビンも出来る限り小さくする事が望まれるが、この
ように運転キャビンが小さくなってもオペレーターの出
入りする開口自体はそれ程小さく出来ないから、従来の
ようにオペレーターの出入りする開口を側面に配したも
のでは運転キャビンを小さくすることに限界があった。
又、従来建設機械では履帯に足を掛けて運転キャビンの
側面から出入する場合が多いが、小型の建設機械では履
帯の突出巾が狭く、そのため、側面からの運転キャビン
の出入が不便であった。この考案は、以上のような問題
を解決した建設機械を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】この考案の建設
機械は、走行フレーム上に鉛直軸回りに旋回する旋回台
を備え、該旋回台の片側に変位させて運転キャビンを搭
載した建設機械において、運転キャビンの前面と、外側
側面の一部をそれぞれ上部が同一の半径を有して連続す
るようにし、この上下部にほぼ沿って横移動する透明部
を有する扉を配することによって、オペレータの出入り
する開口とこの開口を閉鎖する扉の開放部とを、運転キ
ャビンの前面と側面に分離することで小さな運転キャビ
ンとすることが可能とする一方、この開閉扉自体も横移
動構造であるため、作業中に扉を開閉する必要があった
としても、扉は周囲の作業者や他物と衝突することがな
い。
【0005】
【実 施 例】図1ないし図5は本考案の実施例に至ま
での基本構造を示したものである。図中、従来例で説明
した部材と同一の部材には同じ符号を付してその説明を
省略した。図1において、1は旋回台40の上に装着さ
れた運転キャビン、2は運転キャビン1の床面、3は前
面、4は後面、5は車両の内側となる側面、6は車両の
外側となる側面、7は天井面である。運転キャビン1
は、その前面上部3aを後退させて形成されており、前
面3と天井面7との連接部には開閉自在な透明板8が配
設されている。運転キャビン1の外側側面6は、旋回台
40の旋回中心軸Pを中心軸とする部分回転面で形成さ
れており、後述する円弧レール13、18、23がこの
部分回転面に沿って設けられている。扉9は、前記側面
6と同一形状に形成されており、円弧レール13、1
8、23で案内されて開閉自在である。扉9は、一枚の
ガラス板で形成されその上縁部が内側に緩く湾曲してお
り、扉9の略中央には金属製の帯板10が貼着されてい
る。
【0006】図2および図3は、扉の上部のスライド構
造を示したものである。11は天井面7を延設して形成
した庇、12は庇11に垂下された支持ブラケット、1
3は支持ブラケット12の下端に水平方向に突設された
第1の円弧レール、14は円弧レール13上を転動する
ローラ、15はローラの軸16が固着された取付板、1
7は取付板15を扉9に固定しているネジ、18は支持
ブラケット12の側面中央部に突設された横L形の第2
の円弧レール、19は円弧レール18に案内される第2
ローラ、20はローラ軸21が固着された腕で、その基
端が取付板16を介して扉9に固定されている。22は
庇11と円弧レール18とで形成された空所であり、該
空所に扉9の上縁部が遊嵌されている。
【0007】図4は、扉の下部のガイド構造を示したも
ので、23は床面2に添設された横L形の第3の円弧レ
ール、24は円弧レール23に案内される第3ローラ、
25はローラの軸、26はローラの軸25が固着された
腕、27は腕が固着された取付板、28は取付板27を
扉9の下部に固定しているネジである。第1ローラ14
および第2ローラ19の扉9の上部前後隅に、第3ロー
ラ24は扉9の下部前後隅にそれぞれ装着されており、
扉9は、レール13、18、23に沿って円弧状に移動
して開閉される。扉9の上縁部は、庇内に遊嵌されてい
るから、風雨等が運転キャビン1の中に侵入することが
ない。必要があれば、庇の先端にシール材29を添着す
る。
【0008】図5は扉の把手部の断面平面図である。3
0は扉の帯板10にボルト31で固着された外側把手、
32は帯板10にリベット33で固着された内側把手、
34は側面6を補強している支柱、35は側面6の内側
に固着されたガススプリング、36はガススプリング3
5のロッドで、その先端は支柱34の透孔37を貫通し
て内側把手32に連結されている。扉9はガススプリン
グ35によって常に閉鎖方向に付勢されており、運転者
は外側ないし内側の把手30、32を扉9の開放方向に
押して扉9を開けて運転キャビン1に出入りする。上記
実施例では、運転キャビン1の外側側面6の回転面の中
心軸を旋回台40の旋回中心軸に一致させたものである
が、他の方法として、例えば扉9を開けたときに扉9の
後端がエンジンルーム43やカウンタウエイトの円弧側
面に沿って移動するように、エンジンルーム43やカウ
ンタウエイトの側面の円弧半径に合わせて運転キャビン
の外側側面6の円弧半径を決めてやるのも良い方法であ
る。図6は本考案の運転キャビンの例を示した図であ
る。図6示の運転キャビンは、その前面3と外側側面6
とを一体にして部分球面状に形成したものであり、円弧
レール13、18、23は、この部分球面に沿って設け
られており、扉9も側面6と同形の部分球面状に形成さ
れ、円弧レール13、18、23に案内されて開閉自在
である。このような構造によって、運転者は運転キャビ
ンの前面から出入りすることができる。この場合、運転
者の前面には、固定型の操作レバーを配さずに、例えば
四方に移動可能なジョイ・スティック型式の操作レバー
を配し、必要時、運転席から運転キャビン前面への通路
が確保されるようにする。
【0009】
【考案の効果】以上のように、本考案の建設機械は、扉
が横移動式であるからほぼ運転キャビンの外側側面に沿
って開閉され、扉が運転キャビンの外側側面の旋回面か
ら突出することがなく、扉を開いた状態で旋回台を旋回
させても他の作業者を傷つけたり、周囲の構造物に衝突
して損傷したりすることがない。又、扉は運転キャビン
の前面から側面へ開閉される構造であるから、運転キャ
ビンをできる限り小さくする設計が可能である。更に運
転キャビンの前面から出入するようになったので、履帯
の前方の広い部分に足を掛けることにより車両の乗降自
体も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建設機械の運転席部分の斜視図である。
【図2】運転キャビンの扉のスライド構造の断面図であ
る。
【図3】運転キャビンの扉のスライド構造の断面図であ
る。
【図4】運転キャビンの扉のスライド構造の断面図であ
る。
【図5】扉の把手部の断面図である。
【図6】本考案の運転キャビンの斜視図である。
【図7】従来例の側面図である。
【符号の説明】
1…運転キャビン、6…外側側面、9…扉、13…第1
の円弧レール、18…第2の円弧レール、23…第3の
円弧レール、39…走行フレーム、40…旋回台、P…
旋回台の旋回中心軸。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行フレーム(39)上に鉛直回りに旋
    回する旋回台(40)を備え、該旋回台の片側に変位さ
    せて運転キャビンを搭載した建設機械において、 運転キャビンの前面(3)と、外側側面(6)の一部
    を、それぞれの上下部が同一の半径を有して連続するよ
    うにし、この上下部にほぼ沿って横移動する透明部を有
    する扉(9)を配するようにしたことを特徴とする建設
    機械。
JP5060393U 1993-09-17 1993-09-17 建設機械 Expired - Lifetime JP2526934Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5060393U JP2526934Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5060393U JP2526934Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 建設機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH074556U JPH074556U (ja) 1995-01-24
JP2526934Y2 true JP2526934Y2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=12863549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5060393U Expired - Lifetime JP2526934Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2526934Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH074556U (ja) 1995-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4392669A (en) Cab for lift truck with swing out windshield
US6502896B1 (en) Backhoe
JP2526934Y2 (ja) 建設機械
JPH0621978Y2 (ja) 建設機械
JP2526932Y2 (ja) 建設機械
JP2526933Y2 (ja) 建設機械
JPH0624442Y2 (ja) 建設機械
JP2001107393A (ja) 建設機械の前リンク式スライドドア装置
JPH11100864A (ja) 旋回作業機のドア構造
JP3299114B2 (ja) 上部旋回体を備えた作業機械
JP2508921B2 (ja) エレベ―タ―かご室のふた板開閉機構
JP3161779B2 (ja) ウイング式荷物運搬車両
JPS6028582U (ja) 貨物自動車
JP3173939B2 (ja) 運転キャビンのスライド窓支持構造
JPH08100443A (ja) 建設機械のキャブ
JP3251539B2 (ja) 電装品ボックスのパネル板開閉装置
JPH0454756Y2 (ja)
JPH0755170Y2 (ja) 建設機械のワイパー装置
JP3535979B2 (ja) 旋回作業機
JPH10168941A (ja) 運転室付き作業機
JPH11303287A (ja) 防火シャッター連動式ゲート床自動開放装置
JP2584492Y2 (ja) 建設機械用キャブのドア開閉構造
JP2540474Y2 (ja) 建設機械のアンダーミラー装置
JPH01230819A (ja) 全旋回式作業機
JPH0353930Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term