JPH0755170Y2 - 建設機械のワイパー装置 - Google Patents

建設機械のワイパー装置

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JPH0755170Y2
JPH0755170Y2 JP1988101996U JP10199688U JPH0755170Y2 JP H0755170 Y2 JPH0755170 Y2 JP H0755170Y2 JP 1988101996 U JP1988101996 U JP 1988101996U JP 10199688 U JP10199688 U JP 10199688U JP H0755170 Y2 JPH0755170 Y2 JP H0755170Y2
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JP
Japan
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wiper
windshield
drive motor
wiper arm
cab
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JP1988101996U
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JPH0223266U (ja
Inventor
角夫 河内
幸夫 三成
宏 下垣内
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油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として建設機械に装備されたワイパー装
置に関する。
従来の技術 第3図は、従来技術ワイパー装置1を装備した油圧ショ
ベルを示す正面図である。図において、2は下部走行
体、3は上部旋回体、4は上部旋回体3の運転室であ
る。第4図は、第3図のA−Aより見た運転室4の断面
図である。図において、5は運転室4の支柱部材、6は
ガイドレール、7はフロントウインド、8はフロントウ
インド7のローラ、9は下窓、10は運手席である。第5
図は、運転室内側より見たフロントウインド7の斜視図
である。図において、11はフロントウインド7の窓枠
部、12はワイパー装置1のワイパーブレード、13はワイ
パーアーム、14は駆動モータ部である。第6図は、第3
図のB−Bより見たワイパー装置1の平面図である。図
において、15はフロントウインド7のフロントガラス、
16は駆動モータ部14のリード線、17は電源部(図示な
し)と駆動モータ部14との間に介設されているコネクタ
である。
次に、従来技術ワイパー装置1の構成を第3図〜第6図
について述べる。ワイパー装置1では、駆動モータ部14
がフロントウインド7内側の窓枠部11に固定して取付け
られ、かつ駆動モータ部14の揺動軸部イはフロントガラ
ス15を貫通状態に形成して、設けられている。
なお、フロントウインド7を開放するときには、フロン
トウインド7のローラ8をガイドレール6に沿って上方
に移動させることにより、天井側ロ位置(第4図内の仮
想線のところ)へ収納する。
考案が解決しようとする課題 従来技術ワイパー装置はその駆動モータ部がフロントウ
インド内側の窓枠部に固定して取付けてあるので、上記
駆動モータ部がフロントガラス面に大きく張り出し、運
転時の視界がさえぎられるという難点が生ずるほか、外
観上のデザインも良好とは云えない。また、フロントウ
インドの開閉は作業内容によっては頻繁になされること
があるが、その都度駆動モータへの電源供給回路の途中
に設けられたコネクタを脱着しなければならないので、
その手間はわずらわしかった。さらにフロントウインド
を天井側へ収納するときに、一体形に取付けてあるワイ
パー装置もともに持ち上げなければならないので、重量
的に負担がかかり作業性は悪く、かつワイパー装置を損
傷させるおそれがあった。
この考案は上記の課題を解決し、運転室の支柱部材に設
置可能なワイパー装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この考案は上記の目的を実現するため次のような手段を
講じた。すなわち、 イ.開閉自在で独立したフロントガラス付きのフロント
ウィンドを前方に有し、該フロントウィンドを開放時に
はガイドレールに沿って運転席上方の天井側へ収納する
形式で、該運転室には少なくとも前方左右の隅部に上記
フロントウィンドに接する中空状の支柱部材を設けた構
造の運転室において、 ロ.上下方向に所定のストロークウィンドよりも下方位
置に取付ける。
ハ.フロントガラスに常時接して作動し、運転視野を確
保するためのぬぐい作動可能のワイパーブレードを先端
部にピン接合したワイパーアームの基端部を上記支柱部
材上のフロントウィンド側方位置の1点で枢支し、該ア
ームをフロントガラスに沿って上下に揺動自在にならし
める回動軸と、該アームが上下に揺動するときの支障と
ならない範囲で上記支柱部材の内・外を貫通する縦方向
の長穴部と、を設ける。
ニ.上記往復動軸部の可動部と、ワイパーアーム上の、
回動軸以外の1点とをプッシュプルケーブルにより連結
する。
作用 イ.ワイパー装置の駆動モータ部とワイパーアームとを
分離してそれぞれフロントウィンドとは別個の部材から
なる運転室用支柱部材の上部と下部に取付けるようにし
たので、フロントウィンドを開放して天井側へ収納する
ときにも重量のあるワイパー装置をフロントウィンドと
ともに持ち上げることから開放され、同時に駆動モータ
部付近のコネクタを分離する操作も不要になるほか、上
記操作中にワイパー装置を損傷させることもない。
ロ.支柱部材上部の回動軸を中心とし、該部材上の長穴
部を貫通しフロントガラスに沿って上下に揺動自在に設
けたワイパーアーム上の1点と駆動モータ部の往復動軸
部の可動部とをプッシュプルケーブルを介して連結した
ので、駆動モータ部を作動させると、ワイパーブレード
は従来技術のそれと同様にフロントガラスのぬぐい作動
をするのであるが、上記構成としたので駆動モータ部お
よびワイパーアームの取付け関係位置を精密に設定する
ことなく、必要に応じて自由に変更することができるほ
か、駆動モータ部に駆動力の余裕があれば複数個のワイ
パーアームを作動させることができる。
ハ.比較的広い取付け面が必要な駆動モータ部の位置は
支柱部材上の任意の位置に設置できるので運転視野を妨
げることはない。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図は、この考案にかかるワイパー装置18を装備
した運転室19を示す斜視図である。図において、20は運
転室19を形成する箱体の前方の左右隅部に設けた中空状
の支柱部材、21は該支柱部材20の内外部を貫通し、後述
の上下に揺動するワイパーアーム25が支障なく作動する
ための縦方向に穿設した長穴部、22は従来技術を示す第
4図のガイドレール6に沿って天井側(ロ)位置まで収
納可能なフロントウィンドである。第2図は、ワイパー
装置18の詳細図であり、23はその駆動モータ部、24は該
駆動モータ部23の作動により所定のストロークだけの往
復運動を連続して行う往復動軸部、25は支柱部材上の支
点(ハ)を中心として往復回動可能なワイパーアーム、
26は該ワイパーアーム25の先端部にピンなどの手段で接
合し、該アーム25の揺動作動にともないフロントガラス
(図示なし)の表面をぬぐい取るようにしたワイパーブ
レードで、27はプッシュプルケーブルであって、その両
端はそれぞれ上記ワイパーアーム25上の、回動中心から
所定寸法だけ離れた1点と、前記駆動モータ部23の往復
動軸部とに連結されている。
次に、この考案にかかるワイパー装置18の構成を第1図
および第2図について述べる。上下方向にストローク作
動(ストローク量はSである)する往復動軸部24をそな
えた駆動モータ部23を運転室19前部側の支柱部材20内側
下部に取付けた。また、上記支柱部材20の上部にワイパ
ーアーム25を揺動自在に設け、さらにそのワイパーアー
ム25先端部にワイパーブレード26を、フロントガラスの
ぬぐい作動可能に取付けた。それとともに、上記往復動
軸部24の先端とワイパーアーム25とをプッシュプルケー
ブル27を介して連結し、構成した。なおワイパーアーム
25は、支柱部材20に穿設された長穴部21を貫通する状態
に設けられ、上記支柱部材20の支点ハを中心として、揺
動作動を行う。
次に、この考案にかかるワイパー装置18の作用機能につ
いて述べる。ワイパー装置18の駆動モータ部23およびワ
イパーアーム25を分割形として、それぞれ支柱部材20の
上部と下部に取付けるようにしたので、フロントウイン
ド22を開放するときにワイパー装置18をフロントウイン
ド22とともに天井側へ収納することはなくなった。それ
により上記の場合に、駆動モータ部23付近のコネクタ
(図示なし)を離脱させる操作も不要になった。また、
支柱部材20上部に揺動自在に設けたワイパーアーム25
と、駆動モータ部23の往復動軸部24先端とをプッシュプ
ルケーブル27を介して連結するようにしたので、駆動モ
ータ部23およびワイパーアーム25の取付位置は、所要に
応じて変えることができるし、駆動モータ部23に駆動力
の余裕があれば複数個のワイパーアームを揺動させるこ
とができる。
考案の効果 この考案にかかるワイパー装置では、往復動軸部を有す
駆動モータ部をフロントウィンドには直接関係なく、運
転室前方の隅部にある支柱部材内側に取付け、さらに、
上記支柱部材上の1点を中心として揺動するワイパーア
ームを設け、その先端部にはワイパーブレードをピンな
どの手段で接合してフロントガラスのぬぐい作動ができ
るようにするとともに、上記往復動軸部の先端とワイパ
ーアーム上の、前記揺動中心以外の1点とをプッシュプ
ルケーブルを介して連結して構成した。かくして、ワイ
パー装置の駆動モータ部は支柱部材側にかくれるように
取付けられているから、運転者の視界を妨げることな
く、外観上の見映えもよい。また、フロントウィンドは
運転室前部側支柱とは独立して構成されているので、こ
れを開放するときには、フロントウィンドのみを天井位
置へと収納すればよいので、従来技術の如き、ワイパー
装置駆動モータ用電源配線の切離しをしたり、細心の注
意を払いながら重量のあるワイパー装置とともにフロン
トウィンドを持上げる作業はなくなる。
また、上記ワイパーアームの作動はプッシュプルケーブ
ルを介して駆動モータ部を連結する構成となっているの
で、ワイパーアームの揺動軸中心位置と該モータ部の往
復動軸部の位置関係の選択自由度は高い。このように、
この考案のワイパー装置を備えた建設機械では、フロン
トウインド開放またはその逆の閉止時の作業労力は軽減
され、容易となり、また閉止時においても運転者の視界
は大いに改善されるほか、フロントウィンドの外観上の
見映もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるワイパー装置を装備した運転
室を示す斜視図、第2図はこの考案にかかるワイパー装
置の詳細図、第3図は従来技術ワイパー装置を装備した
油圧ショベルを示す正面図、第4図は第3図のA−Aよ
り見た運転室の断面図、第5図は従来技術の運転室内側
より見たフロントウインドの斜視図、第6図は第3図の
B−Bより見たワイパー装置の平面図である。 1,18……ワイパー装置 4,19……運転室 5,20……支柱部材 7,22……フロントウインド 12,26……ワイパーブレード 13,25……ワイパーアーム 14,23……駆動モータ部 17……コネクタ 24……往復動軸部 27……プッシュプルケーブル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱部材を少なくとも前方の左または右の
    隅部に設けた運転室の天井側へ、フロントガラス付のフ
    ロントウィンドをガイドレールに沿い押し上げて収納す
    る形式の建設機械用運転室において、前記支柱部材内側
    の上記フロントウィンドよりも下方位置に取付け、上下
    方向に所定のストロークだけ作動する往復動軸部を備え
    た駆動モータ部と、該駆動モータ部取付位置よりも上方
    の上記支柱部材上のフロントウィンド側方位置の1点を
    回動軸としフロントガラスに沿って上下に揺動自在のワ
    イパーアームと、該ワイパーアーム先端部に、その作動
    中にはフロントガラスに常時接触してぬぐい作動可能に
    ピン結合したワイパーブレードと、上記往復動軸部の可
    動部をワイパーアームの前記回動軸・ワイパーブレード
    接合ピンの中間に連結するプッシュプルケーブルと、か
    ら構成したことを特徴とする建設機械のワイパー装置。
JP1988101996U 1988-07-29 1988-07-29 建設機械のワイパー装置 Expired - Lifetime JPH0755170Y2 (ja)

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JPH0223266U JPH0223266U (ja) 1990-02-15
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JPS62128862A (ja) * 1985-11-29 1987-06-11 Nippon Denso Co Ltd 車両サイドウインド用ワイパ装置

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