JP2569947Y2 - 運転台を備えた杭圧入引抜機 - Google Patents

運転台を備えた杭圧入引抜機

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JP2569947Y2
JP2569947Y2 JP7575092U JP7575092U JP2569947Y2 JP 2569947 Y2 JP2569947 Y2 JP 2569947Y2 JP 7575092 U JP7575092 U JP 7575092U JP 7575092 U JP7575092 U JP 7575092U JP 2569947 Y2 JP2569947 Y2 JP 2569947Y2
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JP
Japan
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cab
pull
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pile
pile press
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JP7575092U
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JPH0630223U (ja
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北村  精男
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GIKEN LTD.
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GIKEN LTD.
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、既設杭を挟持するクラ
ンプおよび杭圧入引抜チャックを有する杭圧入引抜機に
関し、特に運転操作性の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、杭の圧入引抜工法として、既設杭
を挟持するクランプおよび圧入引抜杭挾持用のチャック
を有する杭圧入引抜機を用い、この圧入引抜機を既設杭
列上に載置し、反力を既設杭より得て、杭列上を自走し
ながら順次杭を圧入または引抜するようにしたものが知
られている(特公平2−26016号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来、以上
のような杭の圧入引抜工法を実施する場合、屋外の杭圧
入引抜機近傍において、オペレータが操作盤等を操作
し、無線を利用して遠隔的に杭圧入引抜機の運転操作を
行っていた。しかし、このような従来の運転操作方法で
は、次のような問題点があった。すなわち、雨天等で
は、操作盤に雨等が降り掛り操作盤の汚れを生じたり、
その機能を損なう虞があった。また、オペレータ自身が
雨に濡れ、その動作に悪影響を与え運転操作性も損なう
という問題がある。さらに、冬場の作業では寒さのため
に、夏場にあっては暑さのため、その動作に悪影響を与
えていた。また、足場の悪い現場での遠隔操作は危険も
伴い、運転操作が安定して行えなかった。本考案は以上
のような従来の実情に鑑み、杭圧入引抜機に運転台を一
体に設ける構成により、杭圧入引抜機の運転操作性の向
上を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、既設杭を挟持
するクランプを下部に備えたサドルと、該サドル上に設
けられ上面にマストを設けたスライドベースと、前記マ
ストに沿って上下摺動可能で、杭挟持用のチャックを備
えた昇降体を有する杭圧入引抜機において、前記サドル
の側面に少なくとも1つの揺動アームからなるリンク機
構の一端部を略水平面内に移動自在に連結すると共に、
該リンク機構の他端部に杭圧入引抜機の操作を行う運転
台を略水平面内に移動自在に連結し、前記揺動アームお
よび運転台をそれぞれ揺動動作させる作動手段を設けた
構成とする。
【0005】
【作用】上記の運転台を備えた杭圧入引抜機は、揺動ア
ームおよび運転台をそれぞれ揺動動作させることによ
り、運転台の杭圧入引抜機に対する位置やその向き等が
自由に変更できる。そして、運転台を一体に具備したこ
とにより、オペレータはその時の気候等の影響を受けず
に、運転室内で快適に安全な運転操作を行うことができ
ると共に、足場の悪い所での遠隔操作を行う必要が全く
なく、杭圧入引抜機の運転操作性の向上を図ることがで
きる。
【0006】
【実施例】図1において、杭圧入引抜機Aは、地盤に並
列して圧入した既設杭Pの複数本を挟持する複数のクラ
ンプ2を下部に備えたサドル4と、該サドル4の前方に
構成した杭挟持用のチャック3を有する。前記サドル4
上には、既設杭Pの並列方向(前後方向)へ油圧プラン
ジャ・シリンダ装置(図示せず)などの適当な駆動手段
により、既設杭Pの少なくとも1ピッチ分以上移動可能
に設けられたスライドベース5が搭載され、該スライド
ベース5にマスト6が立設される。上記マスト6の前方
には、ガイドレール7に沿って上下に摺動し、チャック
3を備えた昇降体8を構成する。
【0007】前記サドル4の一方の側面には、第1およ
び第2の揺動アーム10、11からなるリンク機構12
の一端部が略水平面内に移動自在に固定されると共に、
該リンク機構12の他端部には杭圧入引抜機Aの操作を
行う運転台13が略水平面内に移動自在に固定される。
前記第1および第2の揺動アーム10、11はそれぞれ
長尺部材から構成される。第1の揺動アーム10の一端
部には支軸10aが固定され、該支軸10aはサドル4
の側面に固定取付されたブラケット14に回動自由に支
承されている。第2の揺動アーム11の一端部には支軸
11aが固定され、該支軸11aは前記第1の揺動アー
ム10の他端部に回動自由に支承されている。
【0008】前記運転台13はボックス型であり内部に
は運転室13aが設けられている。運転室13a内に
は、運転席13bが設けられ、杭圧入引抜機Aの各種操
作を行う操作盤13c等が装備されている。この運転台
13の一方の側面の略中間位置には、ブラケット15が
固定されており、該ブラケット15には、前記第2の揺
動アーム11の他端部に固定された支軸11bが回動自
由に支承されている。
【0009】そして、前記揺動アーム10、11および
運転台13をそれぞれ揺動動作させる作動手段が設けら
れている。この作動手段としては、例えば上記の各支軸
10a、11a、11bを回転駆動する電動モータ1
6、17、18が採用される。この他に作動手段とし
て、油圧モータやアクチュエータの直線運動を回動運動
に変換して、揺動アーム10、11および運転台13を
揺動動作させる等、その他の装置を採用しても良い。前
記第1の揺動アーム10をサドル4に対して揺動動作さ
せる第1の電動モータ16は、前記サドル4のブラケッ
ト14の上面に固定され、その回転駆動軸が前記支軸1
0aに連結される。また、第2の揺動アーム11を第1
の揺動アーム10に対して揺動動作させる第2の電動モ
ータ17は、前記第1の揺動アーム10端部の上面に固
定取付され、その回転駆動軸が前記支軸11aに連結さ
れる。さらに、運転台13を第2の揺動アーム11に対
して揺動動作させる第3の電動モータ18は、前記運転
台13のブラケット15の上面に固定取付され、その回
転駆動軸が前記支軸11bに連結される。
【0010】この構成の杭圧入引抜機Aにおいて、第3
の電動モータ18を作動して、支軸11bを回動させる
ことにより、運転台13が図2の矢印の如く第2の揺動
アーム11に対して揺動動作する。また、第2の電動モ
ータ17を作動して、支軸11aを回動させることによ
り、第2の揺動アーム11が第1の揺動アーム10に対
して図2の矢印の如く揺動動作する。さらに、第1の電
動モータ16を作動して、支軸10aを回動させること
により、第1の揺動アーム10がサドル4に対して図2
の矢印の如く揺動動作する。したがって、運転台13の
杭圧入引抜機Aに対する位置やその向き等を、例えば図
2の実線位置や2点鎖線で示す状態に自由に変更するこ
とができる。
【0011】以上の構成の杭圧入引抜機Aによると、次
のような利点がある。すなわち、雨天等においても、オ
ペレータは雨に濡れることなく、運転室13a内で快適
に杭圧入引抜機Aの運転操作を行うことができ、その動
作を安定して行え、運転操作性を損なうことがない。ま
た、操作盤13cに雨等が降り掛ることもないため、操
作盤13cの汚れを生じたり、機能を損なう虞がない。
さらに、冬場の作業では寒さから、夏場にあっては暑さ
からそれぞれオペレータを保護でき、運転室13a内で
快適に運転操作を行うことができる。また、足場の悪い
所での遠隔操作を行う必要が全くなく、運転操作が安全
に行え、やはり運転操作が良好である。
【0012】
【考案の効果】本考案の杭圧入引抜機によると、杭圧入
引抜機のサドルの側面に少なくとも1つの揺動アームか
らなるリンク機構を介して運転台を連結し、前記揺動ア
ームおよび運転台をそれぞれ揺動動作させて該運転台の
位置や向き等の変更する構成としたから、作業現場の天
候や環境等の影響を受けずに、オペレータが運転台にお
いて安全かつ快適に杭圧入引抜機の運転操作を行うこと
ができ、運転操作性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図
【図2】同平面図
【符号の説明】
A 運転台を備えた杭圧入引抜機 P 既設杭 2 クランプ 4 サドル 5 スライドベース 10 第1の揺動アーム 11 第2の揺動アーム 12 リンク機構 13 運転台 16 第1の電動モータ 17 第2の電動モータ 18 第3の電動モータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設杭を挟持するクランプを下部に備え
    たサドルと、該サドル上に設けられ上面にマストを設け
    たスライドベースと、前記マストに沿って上下摺動可能
    で、杭挟持用のチャックを備えた昇降体を有する杭圧入
    引抜機において、 前記サドルの側面に少なくとも1つの揺動アームからな
    るリンク機構の一端部を、略水平面内に移動自在に連結
    すると共に、該リンク機構の他端部に杭圧入引抜機の操
    作を行う運転台を略水平面内に移動自在に連結し、前記
    揺動アームおよび運転台をそれぞれ揺動動作させる作動
    手段を設けたことを特徴とする運転台を備えた杭圧入引
    抜機。
JP7575092U 1992-09-18 1992-09-18 運転台を備えた杭圧入引抜機 Expired - Lifetime JP2569947Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0630223U JPH0630223U (ja) 1994-04-19
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