JPH0948584A - 移動式クレーンの吊り荷及び走行監視装置のカメラ装置 - Google Patents

移動式クレーンの吊り荷及び走行監視装置のカメラ装置

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JPH0948584A
JPH0948584A JP22251195A JP22251195A JPH0948584A JP H0948584 A JPH0948584 A JP H0948584A JP 22251195 A JP22251195 A JP 22251195A JP 22251195 A JP22251195 A JP 22251195A JP H0948584 A JPH0948584 A JP H0948584A
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monitoring
traveling
boom
crane
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Kenzou Kimura
兼蔵 木村
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Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
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Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業時はクレーン操作者から目視確認できな
い吊り荷の状態及び位置を容易に監視でき、かつ、自走
時には交差点での道路状況を監視できると共に、簡単な
操作で両監視用に切り換え可能な移動式クレーンの吊り
荷及び走行監視装置のカメラ装置を提供する。 【構成】 作業時の吊り荷状態又は走行時の道路状況を
監視するカメラ30を装着した移動式クレーンの吊り荷
及び走行監視装置のカメラ装置10において、マグネッ
ト11により着脱自在にすると共に、電動雲台15によ
り傾動自在及び回動自在で、かつ、吊り荷監視用及び走
行監視用の同一のカメラ30で監視する。前記移動式ク
レーンがリーチクレーンのときは、作業時には第一のブ
ーム3の先端部及び第二のブーム5の先端部に、又は走
行時には車両の前方及び後方部にカメラ装置10を装着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式クレーンの
吊り荷の状態及び走行時の周囲道路状況を監視する監視
装置のカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般道路を自走して建設現場へ移動でき
るようになっている移動式クレーンは機動性の上で優れ
ており、例えば図7に示すような構造を有している。以
下、図7に従って構造を説明すると、移動式クレーン
は、自走するための車輪6を前後左右に備えた下部走行
体1と、下部走行体1上で水平面内に旋回自在な上部旋
回体2を有する。上部旋回体2の略中央に、伸縮自在な
ブーム3を起伏自在に備えている。また、上部旋回体2
上には、走行用と作業用の運転席を兼用した運転室4を
備えており、運転室4内に設けた走行及び作業機の各種
操作レバー(図示せず)等で操作が容易になっている。
【0003】この移動式クレーンの自走時は、ブーム3
を最短縮状態及び最倒伏状態にした、いわゆる走行姿勢
にして車体の安定性及び走行時の前方視界性を確保して
いる。しかしながら、上記走行姿勢でも図7に示すよう
にブーム3の先端部分及び下部走行体1の前方部分が運
転室4より前方に飛び出している。よって、このような
移動式クレーンが、狭い道路から他の道路に進入すると
きに、ブーム3の先端部分が交差する道路の際に来るよ
うに交差点に停止しても、運転室4は未だその手前にし
か来ていない。このため、移動式クレーンの運転手が交
差する道路の左右方向の状況を確認し難い。
【0004】また、運転手が道路の左右方向の状況を確
認し易い位置にまで移動式クレーンを前方に進めると、
ブーム3の先端部分が交差する道路に突き出ることにな
り、他の自動車の道路走行の妨げになる。このことによ
って、交差点で交通事故が発生する危険性が高くなる。
【0005】上記のような問題解決のために、交差点で
の左右方向の道路状況を確認し易くする移動式クレーン
の走行監視装置が提案されている。例えば特公平2−3
4880号公報によると、図7のようにブーム3の先端
部分に監視用のカメラ30を備えている。図7におい
て、ブーム3の先端部には回動用のモータ32を設け、
またモータ32には下方に突き出していて、かつ、モー
タ32によって水平面内に回動されるアーム31が取着
される。そして、アーム31の下部先端にカメラ30を
取着し、カメラ30の映像を見るためのモニタ装置21
を運転席4内に設けている。カメラ30は、同じく運転
室4内に設けられた回動操作レバー22によってモータ
32を駆動することにより操作可能となっている。した
がって、交差点では、運転手はブーム3の先端のカメラ
30によって交差点の左右道路状況が監視できる位置に
まで車両を進め、モニタ装置21を見て道路状況を確認
することができる。
【0006】一方、このような移動式クレーンで吊り作
業を行なって吊り荷を所定の位置に設置する場合、クレ
ーン操作者は吊り荷の水平方向及び高さ方向の正確な位
置を確認し難い。よって、通常は補助作業者が吊り荷位
置を確認してクレーン操作者に指示を与えている。しか
しながら、補助作業者の指示のみで水平方向及び高さ方
向の微小な距離の吊り荷移動は非常に困難であり、作業
性があまり良くない。また、補助作業者がいないとき
は、クレーン操作者の勘に頼って作業しなければなら
ず、安全作業上の問題がある。
【0007】この問題を解決する手段として、例えば特
開平5−147882号公報には図8に示すような監視
装置が記載されている。これによると、ブーム3の先端
部にカメラ30を装着し、吊り荷状態及び吊り荷周辺の
状況を吊り荷上方から監視できるようにしている。カメ
ラ30の画像を映し出すモニタ装置(図示せず)は、前
述同様にして運転室内のクレーン操作者が見易い位置に
設けられる。そしてクレーン操作者は、このモニタ装置
を見て吊り荷の水平方向位置及び周囲状況を確認しなが
らクレーン操作することができる。
【0008】また、実開昭62−176346号公報に
は例えば図9に示すような監視装置が記載されている。
ブーム34にガイドレール35を固着し、ガイドレール
35には移動可能なようにカメラ30を取り付けてい
る。運転室4内には上記同様にカメラ30の画像を映し
出すモニタ装置21が設けられ、また運転室4からリモ
ートコントロールによってカメラ30を上記ガイドレー
ル35に沿って移動できるようになっている。カメラ3
0は吊り荷の側面から監視することによって、吊り荷の
高さ方向位置を確認し易くなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】移動式クレーンの中
に、伸縮自在な第一のブーム3の先端に伸縮自在な第二
のブームを起伏自在に設けたクレーン(以後、リーチク
レーンと呼ぶ)がある。このリーチクレーンは図10に
示されるように、第一のブーム3を地面に対して略垂直
に起こし、また第二のブーム5を略水平位置に伏せた状
態で使用されることが多い。そして、第一のブーム3の
伸縮によって主に高さ方向の位置を調整し、第二のブー
ム5の伸縮によって主に水平方向の位置を調整すること
により、高所への吊り荷の移動に適した構造となってい
る。このリーチクレーンによる吊り作業では、吊り荷の
位置及び状態は運転室4のクレーン操作者からは全く死
角になって見えない場合が多い。したがって、前述と同
様にして補助作業者からクレーン移動指示を受けるか、
又は監視装置を設ける必要がある。
【0010】上記リーチクレーンにおいては、吊り荷の
水平方向及び高さ方向の位置を同時に監視できる方が、
第二のブーム5の伸縮操作及びウインチ巻き上げや巻き
下げによる吊り荷の上下操作の操作性が良くなる。よっ
て、前記監視装置を設ける場合は、水平方向の位置を監
視する為のカメラ30を第二のブーム5の先端部に設
け、また高さ方向の位置を監視する為のカメラ30を第
一のブーム3の先端部に設ける必要がある。しかしなが
ら、高価なカメラ及びモニタ装置を吊り荷監視用に2セ
ット備えることは、コスト上昇の要因となり好ましくな
い。
【0011】さらに、上記リーチクレーンの自走時の走
行姿勢では、図7のようにブーム前方に向かって第一の
ブーム3の左側に第二のブーム5を格納しており、第二
のブーム5を自動張出する手段等が第一のブーム3の先
端部に設けられている。このために、第一のブーム3の
先端部が運転室4より前方に突き出ている長さが、他機
種の移動式クレーンよりも長くなっている。よって、交
差点に停止したときに交差する道路に突き出ているブー
ム先端部がより長くなり、従来に比べて交通事故が発生
する危険性が高くなる。したがって、リーチクレーンに
前述のような走行監視用のカメラ及びモニタ装置も備え
ることが要望されている。しかしながら、上記吊り荷監
視用に加えて走行監視用のカメラ及びモニタ装置も同時
に備えることは、さらにコストが上昇しユーザーの負担
が大きくなる。
【0012】本発明は、上記従来の問題を鑑みてなされ
ており、作業時はクレーン操作者から目視確認できない
吊り荷の状態及び位置を容易に監視でき、かつ、自走時
には交差点での道路状況を監視できると共に、簡単な操
作で両監視用に切り換え可能な移動式クレーンの吊り荷
及び走行監視装置のカメラ装置を提供することを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる移動式ク
レーンの吊り荷及び走行監視装置のカメラ装置は、作業
時の吊り荷状態又は走行時の道路状況を監視するカメラ
30を装着した移動式クレーンの吊り荷及び走行監視装
置のカメラ装置10において、マグネット11により着
脱自在にすると共に、電動雲台15により傾動自在及び
回動自在で、かつ、吊り荷監視用及び走行監視用の同一
のカメラ30で監視するものである。
【0014】また、上記移動式クレーンの吊り荷及び走
行監視装置のカメラ装置は、前記移動式クレーンはリー
チクレーンで、かつ、作業時には第一のブーム3の先端
部及び第二のブーム5の先端部に、又は走行時には車両
の前方及び後方部に装着するようにしても良い。
【0015】
【作用】カメラ装置にマグネットを備えて着脱自在とし
たので、同一のカメラ装置を吊り荷監視用又は走行監視
用に兼用して使用することが可能となる。よって、大幅
なコスト上昇を招くことなく、吊り荷監視及び走行監視
が可能となる。また、カメラ装置に備えた電動雲台内の
モータによって鉛直方向及び水平方向に監視用カメラが
回動され、監視方向を調整できる。
【0016】また、上記着脱自在な監視装置をリーチク
レーンに2セット備え、吊り荷監視時には、第一のカメ
ラは第一のブームの先端部、第二のカメラは第二のブー
ムの先端部に装着することによって、吊り荷の高さ方向
の位置及び水平方向の位置が確認し易くなり、クレーン
作業性が向上する。そして、上記2セットの監視装置を
走行監視に使用するときは、第一のカメラは車両の前
方、第二のカメラは車両の後方部に装着することによっ
て、それぞれ道路前方及び後方の道路状況を監視でき、
自走時の安全性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1から図6を参照して実
施例を説明する。図1及び図2はそれぞれ本発明に係わ
るカメラ装置10を表す側面図及び正面図であり、図1
及び図2に基づいて構成を説明する。カメラ30は、水
平な中心軸18の回りで上下方向に傾動自在に電動雲台
15に取着される。電動雲台15を支持する第一ブラケ
ット13は逆L字形になっており、逆L字形の上面13
a及び側面13bを有している。そして電動雲台15
は、上記中心軸18に直交する中心軸19の回りで回動
自在に第一ブラケット13の上面13a上に取着され
る。
【0018】第二ブラケット17はカメラ装置10をク
レーンの所定の位置に装着するためのものであり、装着
が着脱自在なようにマグネット11を有する。本実施例
では、第二ブラケット17と装着対象物との装着力が強
くなるように、逆L字形の上面17a及び側面17bに
それぞれマグネット11を有して二つの面で接触してい
る。そして、第一ブラケット13の側面13bと第二ブ
ラケット17の側面17bとはネジ16で固定され、ネ
ジ16を緩めたらこのネジ穴を中心にして第一ブラケッ
ト13を第二ブラケット17に対して回動可能なように
なっている。
【0019】ネジ16には図1のように例えば螺ナット
等を使用し、操作者が容易に締めたり緩めたりできるよ
うにした方が良い。螺ナット使用の場合は、第二ブラケ
ット17側に雄ネジを固設し、第一ブラケット13側に
この雄ネジが貫通する孔を設ける。
【0020】電動雲台15には、電動モータ(図示せ
ず)が2軸分内蔵されていて、それぞれカメラ30を中
心軸18の回りに傾動及び電動雲台15を中心軸19の
回りに回動させる。尚、電動モータの回動をカメラ30
又は電動雲台15の回動に伝達する手段はギヤ又はリン
ク機構等を用いても良く、あるいは直接駆動しても良
い。これらの電動モータは、前述の図7と同様に運転室
4内に設けた回動操作レバー22によって操作される。
回動操作レバー22の回動指令は回動制御器(図示せ
ず)に入力され、回動制御器はこの回動指令に応じて各
電動モータを制御する。
【0021】カメラ30及び電動雲台15が所定範囲を
回動できるように、上記ギヤやリンク機構等は設定され
ている。また、カメラ装置10をクレーンに装着すると
きは、カメラ30及び電動雲台15が所定の回動範囲を
得るように周囲との干渉を考慮して装着される。
【0022】カメラ30は、レンズ14を有している。
またカメラ30は、映像信号を運転室4内に設けたモニ
タ装置21に無線で送信するための送信器(図示せず)
を内蔵していても良く、又は有線で画像信号を送っても
良い。モニタ装置21は、上記映像信号を受けて吊り荷
状態又は道路状況の映像を映す。
【0023】上記本発明のカメラ装置10をリーチクレ
ーンの吊り荷監視用に使用するとき、前述の図10と同
じように、高さ方向位置監視のためにカメラ装置10は
第一のブーム3の先端部に装着される。図3は、第一の
ブーム3の先端部にカメラ装置10を装着して第一のブ
ーム3を略鉛直方向を向く角度まで起こした状態を示し
ており、図3に基づいて以下詳細に説明する。第一のブ
ーム3が水平状態のときに、カメラ装置10の第二ブラ
ケット17の上面17aはマグネット11を介して第一
のブーム3の先端部の上面3aに固定され、また第二ブ
ラケット17の側面17bは第一のブーム3の側面にマ
グネット11を介して固定される。
【0024】本実施例では、第二ブラケット17の側面
17bが第一のブーム3の前方を見て第一のブーム3の
右側面に来るように装着され、このときカメラ30のレ
ンズ14が所定の方向を向くと同時に所定の回動範囲が
得られるように調整される。この調整は、次のように行
われる。吊り荷作業時は、第一のブーム3は略鉛直方向
を向いた状態になる。よって、この状態のときにカメラ
30の回動範囲の中央位置が吊り荷作業エリアの略中央
を向くように、第一ブラケット13をネジ16の回りに
回動させて調整する。調整が完了したらネジ16を締め
つけ、第一ブラケット13と第二ブラケット17とを固
定する。
【0025】また、水平方向位置監視のためにカメラ装
置10は第二のブーム5の先端部に装着される。図4は
その状態を示しており、以下図4に基づいて詳細に説明
する。第二のブーム5が水平状態のときに、カメラ装置
10の第二ブラケット17の上面17aはマグネット1
1を介して第二のブーム5の先端部の前面5aに固定さ
れ、また第二のブーム5の前方を見て第二のブーム5の
先端部右側面に第二ブラケット17の側面17bはマグ
ネット11を介して固定される。
【0026】このとき、カメラ30のレンズ14が所定
の方向を向くと同時に所定の回動範囲が得られるよう
に、次のように調整される。吊り荷作業時は、第二のブ
ーム5は略水平状態で使用される。よって、この状態の
ときにカメラ30の回動範囲の中央位置が吊り荷の方向
を向くように、第一ブラケット13をネジ16の回りに
回動させて調整する。調整が完了したらネジ16を締め
つけ、第一ブラケット13と第二ブラケット17とを固
定する。
【0027】吊り荷作業時には、運転室内のモニタ装置
21を見て吊り荷の高さ方向位置及び水平方向位置を確
認しながら、ブーム操作及びウインチ操作を行なって吊
り荷を目的の位置に移動することができる。ブーム操作
及びウインチ操作によって吊り荷がカメラ30の視野か
ら外れたら、回動操作レバー22を操作してカメラ30
の向きを変えることにより、常にカメラ30の視野内に
吊り荷の映像を捕らえることができる。
【0028】尚、モニタ装置21は高さ方向位置監視用
及び水平方向位置監視用をそれぞれ備えても良いが、オ
ペレータが両映像を逆に間違える可能性も高くなって作
業性を悪くしたり、またコストの上昇にもなる。よっ
て、1台のモニタ装置21を兼用しても良く、このとき
は画像信号を切り換えるためのスイッチ(図示せず)を
モニタ装置21に設ける。このスイッチにより、上記両
方のカメラ30からの画像信号を切り換えてモニタ装置
21に入力することができる。
【0029】次に、走行監視用としてカメラ装置10を
使用する場合を説明する。図5に、走行姿勢のクレーン
においてカメラ装置10の装着位置の例を示している。
前方の監視用として第一のブーム3の先端部に設け、後
方の監視用として下部走行体1の後端部に設けている。
それぞれ、交差点で前方の道路の左右方向及び車両後方
が見易い位置に装着される。
【0030】図6は、前方監視用のカメラ装置10の装
着状態を詳細に説明する図である。第一のブーム3が走
行姿勢のときに、カメラ装置10の第二ブラケット17
の上面17aはマグネット11を介してブーム3の先端
部の上面3aに固定され、また第二ブラケット17の側
面17bがマグネット11を介して第一のブーム3の側
面に固定される。
【0031】前方監視用のカメラ装置10は、本実施例
では前述した吊り荷の高さ方向位置の監視時に装着した
位置と同様の位置に装着しているが、これと異なるよう
な前方道路の左右監視が容易な位置でも良い。そして、
カメラ30のレンズ14の向きの調整は次のように行わ
れる。第一のブーム3及び第二のブーム5が走行姿勢の
ときに、カメラ30の回動範囲の中央位置が車両進行方
向を向くように、第一ブラケット13を回動させて調整
し、調整が完了後ネジ16を締めつけて第一ブラケット
13と第二ブラケット17とを固定する。これにより、
カメラ30が左右方向に回動したとき前方道路の左右を
監視できる。
【0032】車体後方の監視用のカメラ装置10は、こ
れまでの説明と同様にして、第二ブラケット17の上面
17a及び側面17bをそれぞれ下部走行体1の後端部
の上面及び車体後方を向いて後端部の右側面にマグネッ
ト11を介して装着される。また、上記前方監視用と同
じ要領でレンズの向きが調整される。
【0033】また、走行監視のとき、モニタ装置21は
前述の吊り荷監視用のものを兼用する。すなわち、前述
同様に、モニタ装置21は前方監視用及び後方監視用を
それぞれ備えても良いが、1台のモニタ装置21を兼用
しても良い。
【0034】以上説明したように、カメラ装置10はマ
グネット11によって着脱自在になっているので、作業
時に吊り荷監視用として使用していたカメラ装置10
を、走行時には容易に取り外して走行監視用として所定
の位置に装着して使用することができる。この結果、大
幅なコストの上昇にならずに吊り荷監視及び走行監視が
可能となる。
【0035】尚、本実施例ではカメラ装置10の第二ブ
ラケット17は逆L字形になっているが、この上面17
aと側面17bを例えば蝶番等で連結し、上面17aと
側面17bとのなす角度を任意に変えられるようにして
も良い。これによって、装着面が直交してない所や平面
な所に、カメラ装置10を装着できる。また、平面の所
にしか装着しない場合は、第二ブラケット17は平面状
のプレートであっても良い。
【0036】また、第二のブーム5の先端部に装着して
吊り荷の水平方向位置のみを監視したり、車体後端部に
装着して走行時の車両後方を監視したりするときは、カ
メラ30を傾動又は回動してレンズ14の向きを変更す
ることは少ない。したがって、このようなときはカメラ
装置10の電動雲台15を無くしても良い。
【0037】
【発明の効果】カメラ装置にマグネットを備えて着脱自
在としたので、同一のカメラ装置を吊り荷監視用又は走
行監視用として兼用でき、よって、大幅なコスト上昇を
招くことなく、吊り荷監視及び走行監視が可能となる。
この結果、吊り荷作業時及び走行時の安全性が向上す
る。吊り荷監視又は走行監視の監視方向を調整できるの
で、監視できる範囲を広く取れ、作業性を向上させる。
【0038】また、リーチクレーンの場合、吊り荷監視
時には、第一のカメラは第一のブームの先端部に、及び
第二のカメラは第二のブームの先端部に装着することに
よって、吊り荷の高さ方向の位置及び水平方向の位置が
確認し易くなる。よって、クレーン作業性を向上でき
る。そして自走時には、第一のカメラは車両の前方部
に、及び第二のカメラは車両の後方部に装着することに
よって、それぞれ前方道路の左右方向及び車両後方の道
路状況を監視できる。よって、自走時の安全性を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を表すカメラ装置の側面図であ
る。
【図2】本発明の実施例を表すカメラ装置の正面図であ
る。
【図3】本発明の実施例を表す吊り荷の高さ方向位置監
視用のカメラ装置の装着状態側面図である。
【図4】本発明の実施例を表す吊り荷の水平方向位置監
視用のカメラ装置の装着状態側面図である。
【図5】本発明の実施例を表す走行監視用のカメラ装置
の装着状態側面図である。
【図6】本発明の実施例を表す前方走行監視用のカメラ
装置の装着状態の詳細図である。
【図7】従来技術の走行監視装置を説明するクレーンの
側面図である。
【図8】従来技術の吊り荷監視装置を説明するクレーン
の側面図である。
【図9】従来技術の吊り荷監視装置を説明するクレーン
の別の側面図である。
【図10】従来技術の吊り荷監視装置を説明するクレー
ンの斜視図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 第一のブーム 4 運転室 5 第二のブーム 6 車輪 10 カメラ装置 11 マグネット 13 第一ブラケット 13a 第一ブラケットの上面 13b 第一ブラケットの側面 14 レンズ 15 電動雲台 16 ネジ 17 第二ブラケット 17a 第二ブラケットの上面 17b 第二ブラケットの側面 18 中心軸 19 中心軸 21 モニタ装置 22 回動操作レバー 30 カメラ 31 アーム 32 モータ 34 ブーム 35 ガイドレール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業時の吊り荷状態又は走行時の道路状
    況を監視するカメラ(30)を装着した移動式クレーンの吊
    り荷及び走行監視装置のカメラ装置(10)において、 マグネット(11)により着脱自在にすると共に、電動雲台
    (15)により傾動自在及び回動自在で、かつ、吊り荷監視
    用及び走行監視用の同一のカメラ(30)で監視することを
    特徴とする移動式クレーンの吊り荷及び走行監視装置の
    カメラ装置(10)。
  2. 【請求項2】 前記移動式クレーンはリーチクレーン
    で、かつ、作業時には第一のブーム(3) の先端部及び第
    二のブーム(5) の先端部に、又は走行時には車両の前方
    及び後方部に装着することを特徴とする請求項1に記載
    の移動式クレーンの吊り荷及び走行監視装置のカメラ装
    置(10)。
JP22251195A 1995-08-08 1995-08-08 移動式クレーンの吊り荷及び走行監視装置のカメラ装置 Pending JPH0948584A (ja)

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