JP3402771B2 - クレーンの吊荷監視装置 - Google Patents

クレーンの吊荷監視装置

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JP3402771B2
JP3402771B2 JP18847494A JP18847494A JP3402771B2 JP 3402771 B2 JP3402771 B2 JP 3402771B2 JP 18847494 A JP18847494 A JP 18847494A JP 18847494 A JP18847494 A JP 18847494A JP 3402771 B2 JP3402771 B2 JP 3402771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、クレーンの吊荷監視
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にクレーンは、建築、土木、重量物
据え付けなどの各種作業において、所望の対象荷物を吊
り上げ、吊り降ろすのに使用される。
【0003】ところが、該吊荷作業を行う場合、その作
業場所によっては例えば図16に示すようにブーム3先
端側下方の吊荷21の玉掛け作業位置P1側と運転席P2
側との間に塀などの所定高さの障害物50があって、運
転席P2側から玉掛け又は吊荷の状態を見ることができ
ない場合がある。このような場合、適当な推測でブーム
操作を行うことは非常に危険である。
【0004】このため、従来から例えばクレーン運転者
と玉掛け作業者とが共にトランシーバなどの通話手段を
携帯し、相互に連絡・確認を取りながら安全に玉掛け又
は吊荷作業を行うようにしている。
【0005】しかし、該玉掛け作業に際しては、先ず吊
荷21側のワイヤーの重心位置に正確にフックを降ろす
ことが必要であり、そのためにはトランシーバによる通
話、指示作業では相当な不便を伴ない、短時間で正確な
玉掛け作業を行うことができない問題がある。また、玉
掛け完了後の吊荷作業に際しても、確実に吊荷21の状
態を認識できないので、安全な作業を確保しにくい。
【0006】そこで、最近では例えば特公平2−348
80号公報に示されるように、ブームの先端にテレビカ
メラを設けるとともに該テレビカメラによる撮像をクレ
ーン運転席側に設けたモニターテレビに映すようにした
ものも提供されるようになってきていることから、該テ
レビカメラを利用して吊荷側の状態を常に監視しながら
クレーン操作を行うようにすることにより、正確な吊荷
重心位置へのフック降下と安全確実な吊荷作業とを可能
にすることが考えられる。このようにすると、正確かつ
迅速な玉掛け作業が可能になるだけでなく、吊り上げ、
吊り降ろし時にも常に吊荷の状態を確実に監視すること
ができるので、安全なクレーン運転作業を確保すること
ができるなどメリットが大きい。また運転操作も楽にな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、該構成を採
用しようとする場合、次のような各種の解決課題が生じ
る。
【0008】(1) ブーム先端に設けられたテレビカメ
ラ(以下、これを上記用途に対応して吊荷監視カメラと
呼ぶ)は、常にブーム先端から鉛直方向下方(吊荷および
フック方向)を向いている必要があることから、例えば
当該吊荷監視カメラの後端をブーム先端部に対し、ヒン
ジ機構等の回動支持手段を介して回動可能に吊り下げ、
その自重量により対物レンズ側が常に鉛直方向下方に向
くように構成することが考えられる。
【0009】しかし、そのような構成を採用した場合、
風その他の事情によって吊荷監視カメラが揺れることが
あり、必ずしも正確に鉛直方向下方に撮像方向を固定す
ることができない。従って、安定した吊荷の監視を行な
い得ない問題が残る。
【0010】(2) 上記(1)の問題点を解決しようとし
て、例えば上記吊荷監視カメラをモータ軸に連結し、該
モータを駆動制御することにより、常に吊荷の方向を監
視させるようにすることが考えられる。
【0011】しかし、そのようにする場合、クレーンの
ブーム起伏角や該ブーム起伏角、ブーム長さおよび荷重
によって左右されるブーム撓み量などのクレーン操作状
態に対応して変化するパラメータを適切に考慮しない
と、正確な監視制御を実現することはできない。
【0012】(3) また、吊荷監視カメラは必ずしもト
ップブーム先端に設けられるとは限らず、一般にはベー
スブームの先端に設ける方が取付けも容易であり、配線
も短くて済む。
【0013】ところが、そのようにした場合、ブーム起
伏角、ブーム長さ、ワイヤー繰出長等によっても吊荷位
置が変化するので、それらに対応した高精度な監視角
(仰角)制御が必要となる。これは またジブ等の継ぎ足
しブームを使用した時のトップブーム先端の吊荷監視カ
メラとの関係でも同様である。
【0014】本願発明は、このような各種の課題を適切
に解決したクレーンの吊荷監視装置を提供することを目
的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願発明は、該目的を達
成するために次のような課題解決手段を備えて構成され
ている。
【0016】すなわち、本願発明のクレーンの吊荷監視
装置は、基台と、該基台に回転可能に設けられた旋回台
と、該旋回台に対して起伏および伸縮可能に支持された
ブームと、上記旋回台に設けられたウインチと、該ウイ
ンチから上記ブームに沿って延設され、トップブーム
は継ぎ足しブームの先端側から下方に昇降可能に垂設さ
れたワイヤーと、該ワイヤーの下端に設けられた玉掛け
用のフックと、該フックを吊り下げたブーム以外のブー
ム先端に回動可能に設けられた吊荷監視カメラと、該吊
荷監視カメラの撮像を映す上記基台側運転席に設けられ
たモニターテレビと、上記吊荷監視カメラを吊荷方向に
向けて回動駆動する吊荷監視カメラ駆動手段とを備えて
なるクレーンにおいて、ブームの状態を検出するブーム
状態検出手段と、該ブーム状態検出手段の検出値に対応
して上記吊荷監視カメラが常に吊荷を追うように上記吊
荷監視カメラ駆動手段の駆動量を制御する駆動量制御手
段とを備える一方、上記ブーム状態検出手段は、ブーム
起伏角検出手段、ブーム長さ検出手段、ワイヤー繰出長
検出手段よりなり、上記駆動量制御手段は、それら各ブ
ーム起伏角検出手段、ブーム長さ検出手段、ワイヤー繰
出長検出手段によって各々検出されたブーム起伏角、ブ
ーム長さ、ワイヤー繰出長によって決定される吊荷位置
に対応して、上記吊荷監視カメラ駆動手段の駆動量を適
切に制御するように構成されている。
【0017】
【作用】本願発明のクレーンの吊荷監視装置は、上記の
構成に対応して次のような作用を奏する。
【0018】すなわち、本願発明のクレーンの吊荷監視
装置の構成では、上記のように、先ず基本的な構成とし
て、基台と、該基台に回転可能に設けられた旋回台と、
該旋回台に対して起伏および伸縮可能に支持されたブー
ムと、上記旋回台に設けられたウインチと、該ウインチ
から上記ブームに沿って延設され、トップブーム又は継
ぎ足しブームの先端側から下方に昇降可能に垂設された
ワイヤーと、該ワイヤーの下端に設けられた玉掛け用の
フックと、該フックを吊り下げたブーム以外のブーム先
端に回動可能に設けられた吊荷監視カメラと、該吊荷監
視カメラの撮像を映す上記基台側運転席に設けられたモ
ニターテレビと、上記吊荷監視カメラを吊荷方向に向け
て回動駆動する吊荷監視カメラ駆動手段と、ブームの状
態を検出するブーム状態検出手段と、該ブーム状態検出
手段の検出値に対応して上記吊荷監視カメラが常に吊荷
を追うように上記吊荷監視カメラ駆動手段の駆動量を制
御する駆動量制御手段とを備えて構成されており、上記
ブーム状態検出手段によって検出された実際のブームの
操作状態に対応して上記駆動量制御手段により上記吊荷
監視カメラ駆動手段の駆動量、すなわち吊荷監視カメラ
を取付けたブーム先端位置から吊荷方向への監視角が適
切に制御される。
【0019】したがって、吊荷監視カメラは、ブームの
操作状態が変化しても常に自動的に吊荷の方向を指向す
るようになる。
【0020】そして、該場合において、上記ブーム状態
検出手段が、ブーム起伏角検出手段、ブーム長さ検出手
段、ワイヤー繰出長検出手段よりなり、上記駆動量制御
手段が、これら各ブーム起伏角検出手段、ブーム長さ検
出手段、ワイヤー繰出長検出手段によって各々検出され
たブーム起伏角、ブーム長さ、ワイヤー繰出長によって
決定される吊荷位置に対応して、上記吊荷監視カメラ駆
動手段の駆動量を適切に制御するように構成されてい
る。したがって、ブーム起伏角、ブーム長さ、ワイヤー
繰出長に応じて個々に変化する、トップブーム又は継ぎ
足しブーム先端からの吊荷位置が常に正確に特定され、
それに応じて正確に吊荷監視カメラの監視角が制御され
るようになる。
【0021】
【発明の効果】以上の結果、本願発明のクレーンの吊荷
監視装置によると、風等の影響を受けることなく、常に
カメラの監視位置を安定した状態に固定することができ
るとともに、ブームの操作状態の変化や吊荷の昇降位置
の変化等に拘わらず、カメラの監視方向をそれらの変化
に対応して常に正確に追従させることができるようにな
る。したがって、前述した従来の(1)〜(3)の技術的課
題は確実に解決される。
【0022】
【実施例】(実施例1) 図1〜図8は、トップブーム先端部に下方に向けて吊荷
監視カメラを設け、該吊荷監視カメラをブーム起伏角の
変化に拘わらず常に吊荷の方向に追従させるようにした
本願発明の実施例1に係るクレーンの吊荷監視装置の構
成および作用を示している。
【0023】本実施例では、クレーンとして例えば図1
に示すように、車両1のシャーシ部1a上に旋回台2を
設け、該旋回台2上にヒンジ部4を介してブーム3を起
伏動自在に設置した移動式クレーンが採用されている。
そして、上記車両1のシャーシ部1a前後両端には、各
々アウトリガ5F,5Rが装備されている。
【0024】また、上記ブーム3は、例えば4段伸縮式
の伸縮式ブームよりなり、上記旋回台2に支持されたベ
ースブーム3aに対してセカンドブーム3b、サードブー
ム3c、トップブーム3dの3本の伸縮ブームを順次伸縮
可能に嵌挿させて構成されている。上記トップブーム3
dのブームヘッド部12には、また必要に応じてジブ等
の継ぎ足しブームが設けられる。
【0025】そして、ブーム3は上記ベースブーム3a
と旋回台2との間に設けられた起伏シリンダ6の伸縮制
御によって最小起伏角から最大起伏角の状態又は最大起
伏角から最小起伏角の状態まで任意に起伏作動せしめら
れるようになっている。
【0026】また、上記旋回台2のカウンタウエイト側
後端部にはウインチ7が設けられているとともに、ベー
スブーム3a先端側上面部にはワイヤーガイド用のシー
ブ8が、さらにトップブーム3dの先端側ブームヘッド
部12上下には図1〜図3に示すように上部側シーブ9
と下部側シーブ10が各々設けられている。そして、上
記ウインチ7のドラム部から繰り出されたワイヤー11
が、上記シーブ8,9,10を介して図示のようにブーム
ヘッド部12より下方に垂設され、その先端に玉掛け用
のフック13が設けられている。
【0027】一方、符号15は上記ブームヘッド12の
一側に下方に向けて設けられた吊荷監視カメラである。
該吊荷監視カメラ15は、図3に示すように上記ブーム
ヘッド12の上下シーブ9,10間に位置して設けら
れ、その駆動軸37aを側方に突出させた吊荷監視カメ
ラ駆動モータ(以下、単にモータという)37の当該駆動
軸37aに本体側後端部をブラケット15aを介して固着
して図2の矢印(イ)又は(ロ)方向に回動可能となるよう
に支持されており、ブーム3の起伏および伸縮動、並び
にそれらと吊荷21の荷重Wとの関係によるブームの撓
み、さらにフック13および吊荷21の昇降移動等に応
じたフック13および吊荷21位置に追従して、それら
の状態を適切に監視するようになっている。そして、上
記モータ37が右回転すると、上記吊荷監視カメラ15
は矢印(ロ)方向に回動し、左回転すると矢印(イ)方向に
回動する。
【0028】さらに、符号14は当該移動式クレーンの
運転室であり、該運転室14は上記旋回台2の一側に設
けられている。そして、該運転室14内にはクレーンお
よび車両の各種運転操作手段が設けられているととも
に、また、そのインパネ部には例えば図4に示すような
モニターテレビ20が設置されており、上記吊荷監視カ
メラ15で撮像されたフック13および吊荷21の状態
が該モニターテレビ20の画面20aに映し出されるよ
うになっている。
【0029】また、該クレーンには、例えば図5、図
9、図13に示されるように上記ブーム3の起伏角θを
検出するブーム起伏角検出手段24、上記ブーム3の伸
長長さLを検出するブーム長さ検出手段26、上記吊荷
21の吊下げ荷重Wを検出する荷重検出手段27、上記
ワイヤー11のブームヘッド12からの繰出長さAを検
出するワイヤー繰出長検出手段28などの各種センサが
各々設けられている。
【0030】そして、該構成のクレーンは、例えば図1
のように塀などの障害物50を介した状態で使用され
る。
【0031】次に図5は、上記本実施例の移動式クレー
ンにおける吊荷監視装置の制御回路部の構成を示してい
る。
【0032】該制御回路は、上記吊荷監視カメラ15
が、上記ブーム起伏角θの変動に拘わらず常にフック1
3および吊荷21の位置を撮像可能となるようにブーム
起伏角θの変化に対応して適切に上記モータ37の回転
方向と回転数を制御し、それによって上記吊荷監視カメ
ラ15の吊荷監視角(吊荷監視方向)を正確に目標監視角
に可変制御するように構成されている。
【0033】すなわち、図中先ず符号40は例えばマイ
クロプロセッサよりなる吊荷監視カメラ制御ユニットで
あり、該吊荷監視カメラ制御ユニット40は後述の図6
に示すような本実施例の制御プログラムの他に当該制御
に必要な各種の制御データをメモリしたリードオンリー
メモリ(ROM)33とブーム起伏角検出手段24により
検出され、かつA/D変換器25を介してA/D変換さ
れたブーム起伏角θの少なくとも前回値θn−1と今回値
θn等を順次メモリするとともに必要に応じて、それら
の読出しを行うランダムアクセスメモリ(RAM)34と
を備えて構成されている。
【0034】また、符号36は上述した吊荷監視カメラ
駆動モータ37の駆動回路である。該モータ駆動回路3
6は、モータ37の界磁端子を相互に極性が反対になる
ように設けた2組の電源側又はアース側端子に任意に逆
方向に切替え接続することによって回転方向を変える第
1、第2のリレー接点S1,S2を備えて構成されてお
り、該第1、第2のリレー接点S1,S2の上記電源側又
はアース側端子との極性を決める接続状態は、切替リレ
ー41の励磁、非励磁作動に応じて順次逆の状態に切替
えられる。該切替リレー41の励磁、非励磁作動状態
は、上記吊荷監視カメラ制御ユニット40からの制御出
力信号によって制御される。
【0035】また、符号35は、そのON期間中上記モ
ータ駆動回路36の2組の電源端子に共通に電源(+B)
を供給する電源スイッチであり、該電源スイッチ35の
ON,OFF動作は上記吊荷監視カメラ制御ユニット4
0からの電源スイッチコントロール信号によって制御さ
れる。
【0036】さらに、符号38は上記吊荷監視カメラ駆
動モータ37の回転数(回転時間)に応じて変化する吊荷
監視カメラ15の実際の監視角(回動角)を検出するポテ
ンショメータであり、該ポテンショメータ38の検出信
号は、A/D変換器39を介してA/D変換された後に
吊荷監視カメラ制御ユニット40を介して上記ランダム
アクセスメモリ34にメモリされる。吊荷監視カメラ制
御ユニット40は、該ポテンショメータ38によって検
出される吊荷監視カメラ15の監視角が、上記目標とす
る監視角可変値に達したことを判定して、上記電源スイ
ッチ35をOFFにする。
【0037】次に、図6は上記図5の吊荷監視カメラ制
御ユニット40によるブーム起伏角θの変化に応じた吊
荷監視カメラ15の吊荷監視角制御(吊荷追従制御)の内
容を、また図7、図8は該制御に対応したブーム3の動
作状態を各々示している。
【0038】例えば、図7、図8の仮想線の状態から実
線の状態に示すように、上記ブーム3の起伏角θが拡大
又は縮小方向に変化(θn−1〜θn)すると、当然上記ブ
ーム3の先端部と吊荷21の吊下げ方向(吊下げ方向鉛
直線)とのなす角、すなわち吊荷監視角ω(ω=90°−
θ)も変化(ωn−1〜ωn)する。
【0039】したがって、上記のようにブーム3の先端
に比較的広角の吊荷監視カメラ15をフック13および
吊荷21方向に向けて設置し、常にフック13および吊
荷21の状態を正確に監視するためには、該吊荷監視カ
メラ15の吊荷監視角(ω)も上記のようにブーム起伏角
θの変化(θn−1〜θn)に応じて適切に変化(ωn−1〜ω
n)させる必要がある。図6のフローチャートは、このよ
うな観点から構成されている。
【0040】すなわち、今上記図5の制御回路に電源が
投入されると、それに対応して吊荷監視カメラ制御ユニ
ット40の制御動作が開始され、先ずステップS1で上
記ブーム起伏角検出手段24で検出された現在(図7、
図8の実線で示す状態)のブーム起伏角検出値θnを入力
する。
【0041】次いで、ステップS2に進み、該入力され
た現在のブーム起伏角検出値θnを上記ランダムアクセ
スメモリ(RAM)34に一旦メモリする。
【0042】その後、さらにステップS3に進んで、上
記ランダムアクセスメモリ(RAM)34に先にメモリさ
れている前回(図7、図8の仮想線の状態)の制御サイク
ルで検出されたブーム起伏角θn−1を読み出す。
【0043】そして、ステップS4で、上記今回のブー
ム起伏角検出値θnと前回のブーム起伏角検出値θn−1
とが等しいか否か、すなわちブーム起伏角θの拡大方向
又は縮小方向何れかへの変化がなかったか、あったかを
判定する。
【0044】その結果、YESと判定された時、すなわ
ち前回の制御時も今回の制御時もブーム3の起伏角θ自
体には何の変化もなく、同一ブーム起伏角θ(θ=θn=
θn−1)の下でフック13又は吊荷21自体の昇降操作
のみがなされたか、或いは又同状態においてブーム3の
伸縮操作のみがなされたような場合には、前回の追従制
御で設定制御されている吊荷監視カメラ15の吊荷監視
角ωn−1を変更する必要はないから、そのまま当該周期
の制御を終了する。
【0045】他方、これとは逆に上記ステップS4の判
定でNOと判定された時、すなわち前回の制御時から今
回の制御時までにブーム起伏角θが、拡大方向又は縮小
方向の何れかに所定角Δθ変化している時は、続いてス
テップS5に進んで、上記現在のブーム起伏角検出値θn
が前回のブーム起伏角検出値θn−1よりも大であるか否
か、すなわち現在の起伏角θnが前回のブーム起伏角θn
1から見て拡大方向に変化したものであるか、又は縮
小方向に変化したものであるかを判定する。
【0046】その結果、YESと判定された図7に示す
ような拡大方向への変化の時は、吊荷監視角ωを小さく
する必要があるから、先ずステップS6に進んで上記切
替リレー41を励磁作動して、モータ駆動回路36の第
1、第2のリレー接点S1,S2を吊荷監視角縮小方向の
モータ左回転側電源極性に切替えた後、さらにステップ
7に進んで、当該現在のブーム起伏角θnの前回から今
回までの拡大方向への変化角Δθ(Δθ=θn−θn−1)
に応じた吊荷監視角ωの縮小角Δω1を演算する。
【0047】なお、ここで上記前回のブーム起伏角θn
1の下における吊荷監視角ωn−1は、ωn−1=90°
−θn−1で示され、また今回のブーム起伏角θnの下に
おける吊荷監視角ωnは、ωn=90°−θnで示され
る。したがって、結局上記ブーム起伏角θの変化に対応
した吊荷監視角ωの縮小角Δω1は上記ブーム起伏角θ
の変化Δθに等しく、Δω1=θn−θn−1として求めら
れる。
【0048】そして、続くステップS10で上記電源スイ
ッチ35をONにして上記モータ駆動回路36にモータ
左回転方向に電源を供給する。これにより、上記吊荷監
視カメラ駆動モータ37が左回転して吊荷監視カメラ1
5の監視角ωが実際のフック13又は吊荷21の方向と
一致するように縮小制御される。
【0049】さらに、ステップS11に進み、該吊荷監視
角縮小制御状態において、上記ポテンショメータ38の
出力を基に実際の吊荷監視カメラ15の移動角Δω2
検出し、続くステップS12において、該実際の移動角検
出値Δω2が上記目標駆動角である演算値Δω1と等しく
なったか否か、すなわち実際に吊荷監視カメラ15が目
標駆動角Δω1だけ縮小方向に駆動されたか否かを判定
する。
【0050】その結果、NOの場合、すなわち未だ実際
の駆動角Δω2が目標駆動角Δω1だけ縮小駆動されてい
ない時は、上記ステップS10の電源スイッチ35のON
制御、ステップS11,S12のΔω2の検出、Δω2=Δω1
?の判定制御を継続し、ステップS12でΔω2=Δω
1(YES)と判定された時、つまり吊荷監視カメラ15
が実際に目標駆動角Δω1だけ縮小駆動された時に初め
てステップS13に進んで、上記電源スイッチ35を直ち
にOFFにして吊荷監視カメラ駆動モータ37の駆動を
停止する。
【0051】この結果、上記吊荷監視カメラ15はブー
ム起伏角θの拡大に対応して正確に監視角ωを小さくす
る内側方向(図2の(イ)方向)に回動され、真にフック1
3および吊荷21の方向に対応した直下方向に追従せし
められ、図7に実線で示すように適切なフック13およ
び吊荷21の監視が可能となる。
【0052】一方、上記ステップS5での現在と前回の
ブーム起伏角対比判定の結果、NOと判定された図8に
示すような起伏角縮小方向への変化の時は、上記と反対
に吊荷監視角ωを大きくする必要があるから、先ずステ
ップS8に進んで上記切替リレー41を励磁作動して、
モータ駆動回路36の第1、第2のリレー接点S1,S2
を吊荷監視角拡大方向のモータ右回転側電源極性に切替
えた後、さらにステップS9に進んで、当該現在のブー
ム起伏角θnの前回から今回までの縮小方向への変化角
Δθ(Δθ=θn−1−θn)に対応した吊荷監視角ωの拡
大角Δω1を演算する。
【0053】なお、ここで上記前回のブーム起伏角θn
1の下における吊荷監視角ωn−1は、上記の場合と同
様にωn−1=90°−θn−1で示され、また今回のブー
ム起伏角θnの下における吊荷監視角ωnは、ωn=90
°−θnで示される。したがって、結局上記ブーム起伏
角θの変化に対応した吊荷監視角ωの拡大角Δω1は上
記ブーム起伏角θの変化Δθに等しく、Δω1=θn−θ
n−1として求められる。
【0054】そして、続くステップS10で上記電源スイ
ッチ35をONにして上記モータ駆動回路36にモータ
右回転方向に電源を供給する。これにより、上記吊荷監
視カメラ駆動モータ37が右回転して、吊荷監視カメラ
15の監視角ωが実際のフック13又は吊荷21の方向
と一致するように拡大制御される。
【0055】さらに、ステップS11に進み、該監視角拡
大制御状態において、上記の場合と同様、上記ポテンシ
ョメータ38の出力を基に実際の吊荷監視カメラ15の
移動角Δω2を検出し、続くステップS12において、該
実際の移動角検出値Δω2が上記目標駆動角Δω1と等し
くなったか否か、すなわち実際に吊荷監視カメラ15が
目標駆動角Δω1だけ拡大方向に駆動されたか否かを判
定する。
【0056】その結果、NOの場合、すなわち未だ実際
の移動角Δω2が目標駆動角Δω1だけ拡大方向に駆動さ
れていない時は、上記ステップS10の電源スイッチ35
のON制御、ステップS11,S12のΔω2の検出、Δω2
=Δω1?の判定制御を継続し、ステップS12でΔω2
Δω1(YES)と判定された時、つまり吊荷監視カメラ
15が実際に目標駆動角Δω1まで拡大駆動された時に
初めてステップS13に進んで、上記電源スイッチ35を
直ちにOFFにして吊荷監視カメラ駆動モータ37の駆
動を停止する。
【0057】この結果、上記吊荷監視カメラ15はブー
ム起伏角θの縮小に対応して正確に吊荷監視角を大きく
するように外側方向(図2の(ロ)方向)に回動され、図8
に実線で示されるように真にフック13および吊荷21
の方向に対応した直下方向に追従せしめられ、適切なフ
ック13および吊荷21の監視が可能となる。
【0058】そして、該制御は、所定の周期で繰り返さ
れる。
【0059】なお、以上の説明では、ブーム起伏角θの
変化Δθに対応して吊荷監視角ωをΔω1だけ可変制御
するに際し、先ず吊荷監視カメラ駆動モータ37を駆動
し、ポテンショメータ38によって実際に検出された移
動角Δω2が目標とする駆動角Δω1に等しくなった時点
で当該吊荷監視カメラ駆動モータ37を停止させるよう
に構成したが、該吊荷監視角ωの可変制御は、その他の
方法として例えば上記目標駆動角Δω1に対応した吊荷
監視カメラ駆動モータ37の駆動時間を設定し、該駆動
時間が経過した時点で吊荷監視カメラ駆動モータ37の
電源をOFFにして停止させるように構成しても良いこ
とは言うまでもない。
【0060】(実施例2) 次に図9〜図11は、本願発明の実施例2に係るクレー
ンの吊荷監視装置の構成を示している。
【0061】該実施例の構成では、例えば図9に示すよ
うに上記図5に示す実施例1の制御回路のブーム起伏角
検出手段24を備えた構成に対して、さらにブーム3の
伸長長さLを検出するブーム長さ検出手段26と上記吊
荷21の荷重Wを検出する荷重検出手段27とを各々追
加し、それら各検出手段24,26,27の検出信号を各
々A/D変換器25でA/D変換して吊荷監視カメラ制
御ユニット40に入力するようにしており、ブーム起伏
角θ、ブーム長さL、吊荷の荷重Wの3つの検出パラメ
ータを基にして、当該ブーム起伏角θ、ブーム長さL、
吊荷荷重Wによって決定される図11に示すようなブー
ム3の撓み角Mをも考慮した、より適切な吊荷監視カメ
ラ15の吊荷監視角制御(吊荷追従制御)を行わせるよう
にしたことを特徴としている。
【0062】すなわち、今例えば図11に示すように、
クレーンのブーム3は例えば吊荷21の荷重Wが無負荷
(W=0)の時には仮想線B1のような撓みのない状態(ブ
ーム起伏角θn−1、ブーム長さLn−1)にあっても、実
際に吊荷21の荷重Wが掛かると、例えば実線B2の状
態のように所定角Mn−1の撓みを生じる。そして、該撓
みの大きさは、当該荷重Wの大きさに加え、その時のブ
ーム起伏角θn−1とブーム長さLn−1によっても変わ
る。
【0063】ということは、また一方吊荷21の荷重W
が一定であっても上記ブーム起伏角θが図示仮想線B1
状態のθn−1から図示仮想線B3状態のθnのように小さ
くなると、その撓み角も上記Mn−1からMnのように拡
大されて図示実線B4状態のようになることを意味す
る。そして、該ブームB4状態の撓み角Mnは、またブー
ム長さLの拡大を伴うような時(Ln>Ln−1)には、そ
うでない時よりもさらに撓み角Mは大きくなる。
【0064】そして、当然これらに対応して上記ブーム
3の先端部と吊荷21の吊下げ方向(吊下げ方向鉛直線)
とのなす角度、すなわち上記吊荷監視カメラ15の吊荷
監視角αもαn−1からαnと変化する。したがって、該
吊荷監視角αは、当然上記各状態におけるブーム3の撓
み角Mn−1,Mnを考慮した適切な制御をなすことが必要
となる。なお、図11において、上記該吊荷監視角α
は、上記吊荷監視カメラ15のブーム支軸点を通るブー
ム先端部接線dと吊荷21の吊下げ方向鉛直線cとの挾角
で表わしている。また、図中aは上記支軸点を通るブー
ム無負荷ライン(非撓みライン)との平行線、bは同支軸
点を通る地面との平行線である。
【0065】そして、上記吊荷監視角αは、予じめ実験
値を基にして荷重W、ブーム起伏角θ、ブーム長さLを
パラメータとしてROM33中にデータマッピングされ
た撓み角係数Kを使用して、α=90°−θ(1+K)で
求められる。
【0066】本実施例は、以上のような観点から構成さ
れている。
【0067】次に、図10は上記図9の吊荷監視カメラ
制御ユニット40によってなされるブーム起伏角θ、ブ
ーム長さL、吊荷荷重Wをパラメータとして決定される
ブーム撓み角αを考慮した吊荷監視カメラの吊荷監視角
制御(吊荷追従制御)の内容を示している。
【0068】すなわち、今上記図9の制御回路に電源が
投入されると、前述の実施例の場合と同様、それに対応
して吊荷監視カメラ制御ユニット40の制御動作が開始
され、先ずステップS1で上記ブーム起伏角検出手段2
4、ブーム長さ検出手段26、吊荷荷重検出手段27で
各々検出された現在のブーム起伏角θn、ブーム長さL
n、吊荷荷重Wを入力する。
【0069】次いで、ステップS2に進み、該入力され
た現在のブーム起伏角検出値θn、ブーム長さLn、荷重
Wをパラメータとして現在のブーム起伏角θn、ブーム
長さLn、荷重Wの下におけるブーム3の撓み角係数Kn
を上記ROM33中から読み出し、該読み出された撓み
角係数Knを用いて制御すべき監視角αnを演算し、同演
算値αnをステップS3で上記ランダムアクセスメモリ
(RAM)34にメモリする。
【0070】その後、さらにステップS4に進んで、上
記ランダムアクセスメモリ34に先にメモリされている
前回の制御サイクルで演算された監視角αn−1を読み出
す。
【0071】ところで、上記監視角αn−1,αnは、各々
図11の状態において次のようにして演算される。
【0072】すなわち、先ず図示ブームB2状態におけ
る撓み角Mn−1は、その時のブーム起伏角θn−1、ブー
ム長さLn−1、荷重(一定)Wをパラメータとして決定さ
れる撓み角係数Kn−1を用いてMn−1=θn−1・Kn−1
で求められる。
【0073】そして、監視角αn−1は、αn−1=90°
−θn−1+Mn−1であるから、結局求める監視角αn−1
は同撓み角Mn−1を考慮して、αn−1=90°−θn−1
(1+Kn−1)となる。
【0074】次に、図示ブームB4状態における撓み角
Mnは、その時のブーム起伏角θn、ブーム長さLn、荷
重(一定)Wをパラメータとして決定される撓み角係数K
nを用いてMn=θn・Knで求められる。
【0075】そして、監視角αnは、αn=90°−θn
+Mnであるから、結局求める監視角αnは同撓み角Mn
を考慮して、αn=90°−θn(1+Kn)となる。
【0076】そして、ステップS5で、上記今回の監視
角演算値αnと前回の監視角演算値αn−1とが等しいか
否か、すなわち例えばブーム起伏角θの拡大方向又は縮
小方向何れかへの変化、またブーム長さLの伸長又は縮
小などに伴う吊荷監視角αの変化がなかったか、あった
かを判定する。
【0077】その結果、YESと判定された時、すなわ
ち前回の制御時から今回までブーム3の起伏角θ、ブー
ム長さL自体には何の変化もなく、同一ブーム起伏角
θ、同一ブーム長さLの一定荷重W下で吊荷21自体の
昇降操作のみがなされたような場合には、ブーム3の撓
み角Mも一定であり、前回の制御で設定制御されている
吊荷監視カメラ15の監視角αn−1を変更する必要はな
いから、そのまま当該周期の制御を終了する。
【0078】他方、これとは逆に上記ステップS5の判
定でNOと判定された時、すなわち前回の制御時から今
回の制御時までにブーム起伏角θが、拡大方向又は縮小
方向に所定角Δθ変化し、またブーム長さLが変化して
いる時は、当然ブーム3の撓み角Mも変化している筈で
あるから、続いてステップS6に進んで、上記現在の監
視角演算値αnが前回の監視角演算値αn−1よりも大で
あるか否か、すなわち現在の監視角αnが前回の監視角
αn−1から見て拡大方向に変化したものであるか(図1
1のB2からB4への変化か)、又は縮小方向に変化した
ものであるか(図11のB4からB2への変化か)を判定す
る。
【0079】その結果、YESと判定された監視角拡大
方向への変化(B2〜B4)の時は、先ずステップS7に進
んで上記切替リレー41を励磁作動して、モータ駆動回
路36の上記第1、第2のリレー接点S1,S2をモータ
右回転側電源極性に切替えた後、さらにステップS8
進んで、当該現在の監視角αnの前回から今回までの拡
大方向への変化角Δα(Δα=αn−αn−1)を演算す
る。
【0080】そして、続くステップS11で上記電源スイ
ッチ35をONにして上記モータ駆動回路36にモータ
右回転方向に電源を供給する。これにより、上記吊荷監
視カメラ駆動モータ37が右回転して吊荷監視カメラ1
5の監視角αが拡大され実際の吊荷21の方向と一致す
るように垂直方向に変更される。
【0081】さらに、次にステップS12に進み、該監視
角拡大制御状態において、上記ポテンショメータ38の
出力を基に実際の吊荷監視カメラ15の移動角Δβを検
出し、続くステップS13において、該実際の検出値Δβ
が上記目標駆動角Δαと等しくなったか否か、すなわち
実際に吊荷監視カメラ15が目標駆動角Δαだけ駆動さ
れたか否かを判定する。
【0082】その結果、NOの場合、すなわち未だ実際
の移動角Δβが目標駆動角Δαだけ駆動されていない時
は、上記ステップS11の電源スイッチ35のON制御、
ステップS12,S13のΔβの検出、Δβ=Δα?の判定
制御を継続し、ステップS13でΔβ=Δα(YES)と判
定された時、つまり吊荷監視カメラ15の監視角が実際
に目標駆動角(目標監視角)Δαまで駆動された時に初め
てステップS14に進んで上記電源スイッチ35を直ちに
OFFにして吊荷監視カメラ駆動モータ37の駆動を停
止する。
【0083】この結果、上記吊荷監視カメラ15はブー
ム起伏角θの縮小に加え、同ブーム起伏角θの縮小並び
にブーム長さLの伸長等による撓み角Mの増大に対応し
て正確に外側監視角拡大方向(図2の(ロ)方向)に回動さ
れて吊荷21の方向に正確に対応した直下方向に追従せ
しめられ、吊荷21の確実な監視が可能となる。
【0084】一方、上記ステップS6での現在と前回の
ブーム撓み角を考慮した吊荷監視角対比判定の結果、N
Oと判定された監視角αの縮小時(B4〜B2)、すなわち
ブーム起伏角θの拡大、ブーム長さLの縮小方向への変
化の時は、先ずステップS9に進んで上記切替リレー4
1を励磁作動して、モータ駆動回路36の第1、第2の
リレー接点S1,S2をモータ左回転側電源極性に切替え
た後、さらにステップS10に進んで、当該現在の監視角
αnの前回から今回までの縮小方向への変化角Δα(Δα
=αn−1−αn)を演算する。
【0085】そして、続くステップS11で上記電源スイ
ッチ35をONにして上記モータ駆動回路36に監視角
を小さくするモータ左回転方向に電源を供給する。これ
により、上記吊荷監視カメラ駆動モータ37が左回転し
て吊荷監視カメラ15の監視角が縮小され実際の吊荷2
1の方向と一致するように変更される。
【0086】さらに、ステップS12に進み、該監視角縮
小制御状態において、上記ポテンショメータ38の出力
を基に実際の吊荷監視カメラ15の移動角Δβを検出
し、続くステップS13において、該実際の検出値Δβが
上記目標駆動角Δαと等しくなったか否か、すなわち実
際に吊荷監視カメラ15が目標駆動角Δαだけ縮小方向
に駆動されたか否かを判定する。
【0087】その結果、NOの場合、すなわち未だ実際
の駆動角Δβが目標駆動角Δαだけ駆動されていない時
は、上記ステップS11の電源スイッチ35のON制御、
ステップS12,S13のΔβの検出、Δβ=Δα?の判定
制御を継続し、ステップS13でΔβ=Δα(YES)と判
定された時、つまり吊荷監視カメラ15が実際に目標駆
動角(目標監視角)Δαまで駆動された時に初めてステッ
プS14に進んで上記電源スイッチ35を直ちにOFFに
して吊荷監視カメラ駆動モータ37の駆動を停止する。
【0088】この結果、上記吊荷監視カメラ15はブー
ム起伏角θの拡大に加え、ブーム起伏角θの拡大、並び
にブーム長さLの縮小によるブーム撓み角の縮小に対応
して正確に内側監視角縮小方向(図2の(イ)方向)に回動
され、吊荷21の方向に正確に対応した直下方向に追従
せしめられ、適切な吊荷21の監視が可能となる。
【0089】そして、該制御は、所定の周期で繰り返さ
れる。
【0090】なお、以上の実施例では、伸縮式ブームを
採用したクレーンを前提としたので、ブーム長さをもパ
ラメータとして撓み量を考慮するようにしたが、例えば
非伸縮式ブームの場合には、ブーム起伏角と荷重のみか
ら撓み量を考慮するように構成すれば足りることは言う
までもない。
【0091】また、以上の説明では、ブーム起伏角θに
加え、ブーム長さや荷重により決定されるブーム撓み角
Mを考慮して吊荷監視角αを可変制御するに際し、先ず
吊荷監視カメラ駆動モータ37を駆動し、ポテンショメ
ータ38によって実際に検出された移動角Δβが目標と
する駆動角Δαに等しくなった時点で当該吊荷監視カメ
ラ駆動モータ37を停止させるように構成したが、該吊
荷監視角の可変制御は、その他の方法として例えば上記
目標駆動角Δαに対応した吊荷監視カメラ駆動モータ3
7の駆動時間を設定し、該駆動時間が経過した時点で吊
荷監視カメラ駆動モータ37の電源をOFFにして停止
させるように構成しても良いことは言うまでもない。
【0092】(実施例3) 次に図12〜図15は、本願発明の実施例3に係るクレ
ーンの吊荷監視装置の構成を示している。
【0093】該実施例の構成では、例えば図12に示す
ように上記実施例1と同様の吊荷監視カメラ15をトッ
プブーム以外のブーム先端、例えばベースブーム3aの
先端側に設けるとともに、図13に示すように上記図5
に示したブーム起伏角検出手段24を備えた実施例1の
制御回路の構成に対して、さらにブーム3の伸長長さL
を検出するブーム長さ検出手段26と、ウインチ7から
のワイヤー11の繰り出し長さAを検出するワイヤー繰
り出し長検出手段28とを各々追加し、それら各検出手
段24,26,28の検出信号を各々A/D変換器25を
介してA/D変換して吊荷監視カメラ制御ユニット40
に入力するようにしており、該ブーム起伏角θ、ブーム
長さL、ワイヤー繰り出し長Aの3つの検出パラメータ
を基に上述したブーム起伏角θ、ブーム長さLおよび吊
荷21の昇降位置の変化を考慮したより適切な吊荷監視
カメラ15の仰角制御を行わせることによって常にフッ
ク13および吊荷21を正確に監視できるようにしたこ
とを特徴としている。
【0094】次に、図14は上記図13の吊荷監視カメ
ラ制御ユニット40によるブーム起伏角、ブーム長さ、
吊荷位置の変化に応じた吊荷監視カメラの吊荷監視角制
御(吊荷追従制御)の内容を示している。
【0095】なお、本実施例の以下の説明では、ブーム
に付する吊荷監視カメラの取付位置が上記2つの実施例
とは異なることから、吊荷監視カメラの監視角を特に仰
角と表現することにする。
【0096】すなわち、今上記図13の制御回路に電源
が投入されると、それに対応して吊荷監視カメラ制御ユ
ニット40の制御動作が開始され、先ずステップS1
上記ブーム起伏角検出手段24、ブーム長さ検出手段2
6、ワイヤー繰出長検出手段28で各々検出された現在
のブーム起伏角θn、ブーム長さLn、ワイヤー繰出長A
nを入力する。
【0097】次いで、ステップS2に進み、該入力され
た現在のブーム起伏角θn、ブーム長さLn、ワイヤー繰
出長Anに基いて対応するカメラ仰角(制御目標角)φnを
演算する。そして、ステップS3で該演算値φnを上記ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)34にメモリする。
【0098】該カメラ仰角φ(φn,φn−1)は、φ=(1
80°−θ)−tan−1[{(L−Lo)sinθ−A}/{(L−L
o)cosθ}]として求められる。Loは、ベースブーム3a
の基端(支軸点)から吊荷監視カメラ15取付位置までの
長さである。
【0099】その後、さらにステップS4に進んで、上
記ランダムアクセスメモリ(RAM)34に先にメモリさ
れている前回の制御サイクルで検出されたカメラ仰角φ
n−1を読み出す。
【0100】そして、ステップS5で、上記今回のカメ
ラ仰角φnと前回のカメラ仰角φn−1とが等しいか否
か、すなわちブーム起伏角θの拡大方向又は縮小方向何
れかへの変化、ブーム3の伸縮、ワイヤー11の繰り出
し、引き込みがなかったか、あったかを判定する。
【0101】その結果、YESと判定された時、すなわ
ち前回の制御時から今回までブーム3の起伏角θ、ブー
ム長さL、ワイヤ繰出長Aには何の変化もなく、同一ブ
ーム起伏角、同一ブーム長さ、同一ワイヤ繰出長の場合
には、前回の制御で設定制御されている吊荷監視カメラ
15の仰角(監視方向)を変更する必要はないから、その
まま当該周期の制御を終了する。
【0102】他方、これとは逆に上記ステップS5の判
定でNOと判定された時、すなわち前回の制御時から今
回の制御時までにブーム起伏角が拡大方向又は縮小方向
に所定角変化し、またブーム長さが変更されたり、ウィ
ンチが駆動された時は、続いてステップS6に進んで、
上記演算された現在のカメラ仰角φnが前回のカメラ仰
角φn−1よりも大であるか否か、を判定する。
【0103】その結果、YESと判定された仰角拡大方
向への制御を必要とする時は、先ずステップS7に進ん
で上記切替リレー41を励磁作動して、モータ駆動回路
36の第1、第2のリレー接点S1,S2をモータ右回転
側電源極性に切替えた後、さらにステップS8に進ん
で、当該現在のカメラ仰角φnの前回からの拡大方向へ
の変化角Δφ1(Δφ1=φn−φn−1)を演算する。
【0104】そして、続くステップS11で上記電源スイ
ッチ35をONにして上記モータ駆動回路36にモータ
右回転方向に電源を供給する。これにより、上記吊荷監
視カメラ駆動モータ37が右回転して吊荷監視カメラ1
5の仰角(監視方向)φが実際のフック13又は吊荷21
の方向と一致するように変更される。
【0105】さらに、ステップS12に進み、該仰角(監
視方向)可変制御状態において、上記ポテンショメータ
38の出力を基に実際の吊荷監視カメラ15の移動角Δ
φ2を検出し、続くステップS13において、該実際の検
出値Δφ2が上記目標駆動角Δφ1と等しくなったか否
か、すなわち実際に吊荷監視カメラ15が目標駆動角Δ
φ1だけ駆動されたか否かを判定する。
【0106】その結果、NOの場合、すなわち未だ実際
の移動角Δφ2が目標駆動角Δφ1だけ駆動されていない
時は、上記ステップS11の電源スイッチ35のON制
御、ステップS12,S13のΔφ2の検出、Δφ2=Δφ1
の判定制御を継続し、ステップS13でΔφ2=Δφ1(Y
ES)と判定された時、つまり吊荷監視カメラ15が実
際に目標駆動角(目標監視角)Δφ1まで駆動された時に
初めてステップS14に進んで上記電源スイッチ35を直
ちにOFFにして吊荷監視カメラ駆動モータ37の駆動
を停止する。
【0107】この結果、上記吊荷監視カメラ15は例え
ばブーム起伏角θの縮小、ブーム長さの伸長、ワイヤー
11の引き込みに対応して正確に仰角拡大方向に回動さ
れ、フック13および吊荷21の方向に正確に対応した
方向に追従せしめられ、適切なフック13および吊荷2
1の監視が可能となる。
【0108】一方、上記ステップS6での現在と前回の
カメラ仰角演算値対比判定の結果、NOと判定された仰
角縮小方向への制御を必要とする時は、先ずステップS
9に進んで上記切替リレー41を励磁作動して、モータ
駆動回路36の第1、第2のリレー接点S1,S2をモー
タ左回転側電源極性に切替えた後、さらにステップS10
に進んで、当該現在のカメラ仰角φnの前回からの縮小
方向への変化角Δφ1(Δφ1=φn−1−φn)を演算す
る。
【0109】そして、続くステップS11で上記電源スイ
ッチ35をONにして上記モータ駆動回路36にモータ
左回転方向に電源を供給する。これにより、上記吊荷監
視カメラ駆動モータ37が左回転して吊荷監視カメラ1
5の監視方向が実際のフック13又は吊荷21の方向と
一致するように変更される。
【0110】さらに、ステップS12に進み、該監視方向
可変制御状態において、上記ポテンショメータ38の出
力を基に実際の吊荷監視カメラ15の移動角Δφ2を検
出し、続くステップS13において、該実際の検出値Δφ
2が上記目標駆動角Δφ1と等しくなったか否か、すなわ
ち実際に吊荷監視カメラ15が目標駆動角Δφ1だけ駆
動されたか否かを判定する。
【0111】その結果、NOの場合、すなわち未だ実際
の移動角Δφ2が目標駆動角Δφ1だけ駆動されていない
時は、上記ステップS11の電源スイッチ35のON制
御、ステップS12,S13のΔφ2の検出、Δφ2=Δφ1
の判定制御を継続し、ステップS13でΔφ2=Δφ1(Y
ES)と判定された時、つまり吊荷監視カメラ15が実
際に目標駆動角(目標仰角)Δφ1まで駆動された時にス
テップS14に進んで上記電源スイッチ35を直ちにOF
Fにして吊荷監視カメラ駆動モータ37の駆動を停止す
る。
【0112】この結果、上記吊荷監視カメラ15はブー
ム起伏角θの拡大、ブーム長さの収縮、ワイヤー11の
繰り出しなどに対応して正確に仰角縮小方向に回動さ
れ、フック13および吊荷21の方向に正確に対応した
方向に追従せしめられ、適切なフック13および吊荷2
1の監視が可能となる。該制御は、所定の周期で繰り返
される。
【0113】なお、以上の説明では、ブーム起伏角θ、
ブーム長さL、ワイヤー繰り出し長の変化に対応して吊
荷監視カメラの仰角(監視角)だけ可変制御するに際し、
先ず吊荷監視カメラ駆動モータ37を駆動し、ポテンシ
ョメータ38によって実際に検出された移動角が目標と
する監視角に等しくなった時点で当該吊荷監視カメラ駆
動モータ37を停止させるように構成したが、該吊荷監
視カメラ仰角の可変制御は、その他の方法として例えば
上記監視角に対応した吊荷監視カメラ駆動モータ37の
駆動時間を設定し、該駆動時間が経過した時点で吊荷監
視カメラ駆動モータ37の電源をOFFにして停止させ
るように構成しても良いことは言うまでもない。
【0114】(実施例4) なお、上記実施例3のクレーンの吊荷監視装置の構成の
ように、吊荷監視カメラ15をベースブーム3aの先端
部に取付けるようにした場合においても、上記実施例2
の場合と同様のブーム3の撓みを生じる。従って、上記
実施例3の場合において、さらに上記実施例2の場合と
同様にブーム起伏角θn、ブーム長さLn、吊荷の荷重W
を検出してブームの撓み角を演算し、該演算値の変化を
考慮して上記吊荷監視カメラ15の仰角φnの制御を行
うようにしても良い。
【0115】なお、該実施例と同様の制御は、上記以外
の場合、例えば上述の実施例1の場合のようにトップブ
ーム3dの先端側に吊荷監視カメラ15を設けた場合に
おいて、トップブーム3dの先端にジブ等の継ぎ足しブ
ームを設けて作業する場合にも全く同様に適用すること
ができる。
【0116】(実施例5) ところで、以上の実施例1および2の場合には、ワイヤ
ー11の繰出長Aの変化に対応したフック13および吊
荷21の昇降、ブーム3の伸長量Lの大小変化との関係
におけるワイヤー11の繰出長Aの変化によって吊荷監
視カメラ15とフック13および吊荷21との距離が相
当に変化し、焦点距離が変わる。従って、該場合、上記
監視方向の制御に合わせて、その焦点距離を例えばワイ
ヤー11の繰出長Aなどに応じて可変調整するオートフ
ォーカス制御も必要に応じて採用される。
【0117】該問題は、例えば実施例3の場合にも全く
同様であり、実施例3の場合には例えば図15に示すよ
うにブーム3の起伏角θ、伸長量Lとワイヤー11の繰
出長Aの変化によって焦点距離Mが変化する。
【0118】したがって、実施例3の場合には、また当
該ブーム起伏角θ、ブーム長さL、ワイヤー繰出長Aを
パラメータとしてオートフォーカス制御を行ない焦点距
離を自動調整する制御システムが必要に応じて採用され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例1に係るクレーンの
吊荷監視装置におけるクレーン全体の構成を示す側面図
である。
【図2】図2は、同クレーンのブーム先端部における吊
荷監視カメラ取付状態を示す拡大図である。
【図3】図3は、同クレーンのブーム先端部の構成を示
す要部のスケルトン図である。
【図4】図4は、上記クレーンの運転室内に設けられる
モニターテレビの正面図である。
【図5】図5は、上記吊荷監視装置の制御回路部の構成
を示すブロック図である。
【図6】図6は、同吊荷監視装置の制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図7は、上記図6の制御内容に対応したブーム
起伏角拡大時の動作説明図である。
【図8】図8は、上記図6の制御内容に対応したブーム
起伏角縮小時の動作説明図である。
【図9】図9は、本願発明の実施例2に係るクレーンの
吊荷監視装置の制御回路部の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】図10は、同装置の制御内容を示すフローチ
ャートである。
【図11】図11は、図10の制御内容に対応した動作
説明図である。
【図12】図12は、本願発明の実施例3に係るクレー
ンの吊荷監視装置におけるクレーン全体の構成を示す図
である。
【図13】図13は、同吊荷監視装置の制御回路部の構
成を示すブロック図である。
【図14】図14は、同装置の制御内容を示すフローチ
ャートである。
【図15】図15は、図14の制御内容に対応した動作
説明図である。
【図16】図16は、従来の一般のクレーン車のクレー
ン作業状態を示す図である。
【符号の説明】
1は車両、2は旋回台、3はブーム、7はウインチ、1
1はワイヤー、12はブームヘッド、13はフック、1
5は吊荷監視カメラ、20はモニターテレビ、24はブ
ーム起伏角検出手段、26はブーム長さ検出手段、27
は荷重検出手段、28はワイヤー繰出長検出手段、35
は電源スイッチ、36はモータ駆動回路、37は吊荷監
視カメラ駆動モータ、38はポテンショメータ、40は
吊荷監視カメラ制御ユニット、41は切替リレーであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、該基台に回転可能に設けられた
    旋回台と、該旋回台に対して起伏および伸縮可能に支持
    されたブームと、上記旋回台に設けられたウインチと、
    該ウインチから上記ブームに沿って延設され、トップブ
    ーム又は継ぎ足しブームの先端側から下方に昇降可能に
    垂設されたワイヤーと、該ワイヤーの下端に設けられた
    玉掛け用のフックと、該フックを吊り下げたブーム以外
    のブーム先端に回動可能に設けられた吊荷監視カメラ
    と、該吊荷監視カメラの撮像を映す上記基台側運転席に
    設けられたモニターテレビと、上記吊荷監視カメラを吊
    荷方向に向けて回動駆動する吊荷監視カメラ駆動手段
    と、上記ブームの状態を検出するブーム状態検出手段
    と、該ブーム状態検出手段の検出値に対応して上記吊荷
    監視カメラが常に吊荷を追うように上記吊荷監視カメラ
    駆動手段の駆動量を制御する駆動量制御手段とを備えて
    なるクレーンの吊荷監視装置であって、上記ブーム状態
    検出手段が、ブーム起伏角検出手段、ブーム長さ検出手
    段、ワイヤー繰出長検出手段よりなり、上記駆動量制御
    手段は、それら各該ブーム起伏角検出手段、ブーム長さ
    検出手段、ワイヤー繰出長検出手段によって検出された
    ブーム起伏角、ブーム長さ、ワイヤー繰出長によって決
    定される吊荷位置に対応して、上記吊荷監視カメラ駆動
    手段の駆動量を制御するようになっていることを特徴と
    するクレーンの吊荷監視装置。
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