JP6772765B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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    • B66C13/00Other constructional features or details
    • B66C13/18Control systems or devices
    • B66C13/46Position indicators for suspended loads or for crane elements

Description

本開示は、画像表示装置に関する。
ブームやジブ(以下では、ブーム等という)を備える作業車両では、操作レバーを傾ける傾倒操作に応じて駆動装置を制御してブーム等を旋回および伸縮させ、ブーム等からワイヤロープにより吊り下げられたフックを移動させるものが知られている。
このような作業車両では、操作レバーの傾倒量を大きくすると駆動装置の制御量を大きくしてフックの移動速度を大きくするように、傾倒量に応じて駆動装置の制御量を変化させることで、フックの使い勝手や操作性を向上させるものがある。この作業車両では、操作レバーを倒してもフックが移動しない所謂不感帯域があるので、操作レバーの傾倒量を大きくする際、ある大きさを超えると急にフックが移動し始めてフックやそこに吊り下げられた吊荷に振れを生じさせる虞がある。
このため、作業車両では、操作レバーの傾倒量と駆動装置の制御量との関係を示す制御特性のグラフを表示部に表示させ、そのグラフ上に現在の操作レバーの傾倒量を示す記号を表示させる画像表示装置を用いることが考えられている(例えば、特許文献1等参照)。この従来の画像表示装置は、表示部に表示した制御特性のグラフから、不感帯域と現在の操作レバーへの傾倒量とを把握させることができるので、振れを生じさせることなくフックや吊荷を移動させる傾倒操作を容易にする。
特開2003−300693号公報
しかしながら、上記した従来の画像表示装置は、現在の操作レバーの傾倒量を示す記号を制御特性のグラフ上に表示させるだけなので、傾倒操作の態様を直感的に把握させることができない。
本開示は、上記の事情に鑑みて為されたもので、操作レバーへの傾倒操作の態様を直感的に把握させることのできる画像表示装置を提供することを目的とする。
本開示の画像表示装置は、作業車両のブームに設けられたカメラで撮影され、前記ブームからワイヤロープで吊り下げられたフックを含む画像を表示する表示部と、前記フックを移動させる操作レバーに為された傾倒操作の情報を取得する操作取得部と、前記傾倒操作の情報に基づき前記操作レバーに為された前記傾倒操作の態様を前記表示部上で示す標示記号を生成する標示生成部と、を備え、前記標示記号は、前記傾倒操作の大きさを長さで示すとともに前記傾倒操作が為された方向を示す操作記号と、前記操作レバーにおける無操作状態から所定の距離の不感帯域を前記操作記号と等しい尺度で示す不感帯域枠と、を有し、前記標示生成部は、前記傾倒操作の情報における傾倒方向に基づいて前記傾倒操作による前記フックの予測移動軌跡を求めるとともに、前記傾倒操作の情報における傾倒量に基づいて前記操作記号の長さを求め、前記表示部は、前記フックの移動の基準となる基準点を中心として前記不感帯域枠を表示するとともに、前記基準点から延びる前記予測移動軌跡に沿って前記操作記号を表示し、前記標示記号は、前記予測移動軌跡を示す予測軌跡記号を有し、前記表示部は、前記操作記号とは異なる態様で前記操作記号の先から表示範囲の端まで延ばして前記予測軌跡記号を表示することを特徴とする。
本開示の画像表示装置によれば、操作レバーへの傾倒操作の態様を直感的に把握させることができる。また、画像表示装置は、フックを目標位置へと移動させるための操作レバーへの傾倒操作をより容易で確実なものにできる。
一例としての画像表示装置を用いた作業車両の一例としてのクレーン車を用いて吊荷を吊り下げるクレーン作業の様子を模式的に示す説明図である。 キャビンに設けられた操作レバーの一例を模式的に示す説明図である。 画像表示装置の構成を示すブロック図である。 画像表示装置の表示部の表示パネルに表示された画像を見て為される傾倒操作によりフックが移動する様子を示す説明図である。 表示パネルに標示記号を表示させた様子を示す説明図である。 フックを目標位置へと移動させるために操作レバーを調整する際の標示記号を示す図4と同様の説明図である。 フックを目標位置へと移動させるために操作レバーを大きく傾けた際の標示記号を示す図4と同様の説明図である。 フックを目標位置へと移動させ始めた際の標示記号を示す図4と同様の説明図である。 フックを目標位置へと移動させている際の標示記号を示す図4と同様の説明図である。 フックを目標位置上へと移動させた際の標示記号を示す図4と同様の説明図である。 フックが目標位置上へと移動されて操作レバーが無操作状態とされた際の標示記号を示す図4と同様の説明図である。 他の例の基準点を示す説明図である。
以下に、本開示に係る一例としての画像表示装置20を、一例としてのクレーン車1に用いた実施例について図面を参照しつつ説明する。なお、図4から図11では、図面が煩雑となるのを避けるため、フック13に玉掛けされた吊荷12を省略して示している。また、図5では、操作記号31と不感帯域枠32との関係性の説明のために、2つの態様を示す操作記号31および予測軌跡記号33を同時に表示させているが、実際には傾倒操作に応じたいずれか一方のみが表示される。
本開示に係る画像表示装置の一実施形態に係る実施例1の画像表示装置20を、図1から図10を用いて説明する。実施例1の画像表示装置20は、図1に示すように、作業車両の一例としてのクレーン車1に用いる。クレーン車1は、走行体(キャリヤ)2と旋回台3とを備える。走行体2は、走行機能を有する車両の本体部分(車体)となり、複数の車輪と、車輪および旋回台3を駆動する駆動源と、を有する。走行体2には、前側および後側に各々左右一対のアウトリガ4(図1に走行体2の左側のみ図示)が設けられる。各アウトリガ4は、左右に張り出しおよび格納を可能とし、適宜張り出して地面Gに接地することで後述するブーム8を用いた作業時(クレーン作業)に走行体2を安定して支持する。
旋回台3は、走行体2の上部に水平旋回可能に設けられ、一体的に旋回可能なキャビン5とブームサポート6とを有する。キャビン5には、作業者(オペレータ)が各種の操作を行うための操作部7が設けられる。その各種の操作としては、例えば、走行体2の走行、旋回台3の旋回、後述するブーム8の起伏および伸縮、ブームサポート6に設けたウインチの巻上および巻下、各アウトリガ4の張出および格納、エンジンの始動および停止等がある。
ブームサポート6は、ブーム8を取り付ける箇所であり、ブーム8の基端部がブーム根本支点ピンを介して取り付けられ、そのブーム根本支点ピンを中心にしてブーム8を起伏可能とする。また、ブームサポート6では、ブーム8との間に起伏用シリンダが設けられ、起伏用シリンダを伸縮することでブーム8が起伏される。ブーム8は、複数のブーム部が外側から内側へと入れ子式に組み合わせて収納して構成され、各伸縮シリンダが伸縮することで伸縮する。なお、ブーム8は、箱型構造ジブとしているが、旋回台3の一端を支点とした腕となる構造体であればよく、ラチス構造ジブやブームを伸長するための補助ジブも含む。
ブーム8の先端に設けられたシーブ9には、ウインチで巻き上げられるまたは巻き下げられるワイヤロープ11が巻き掛けられている。ワイヤロープ11には、吊荷12等が玉掛けされるフック13が吊り下げられている。その吊荷12は、ウインチによるワイヤロープ11の巻き上げまたは巻き下げの操作によりフック13とともに昇降する。フック13は、実施例1では、複数の巻掛け数(複索)とされている。ブーム8は、使用時には適宜起伏されつつ各ブーム部が適宜進退されつつ旋回されて、フック13が適宜昇降されることで吊荷12を移動させる。また、ブーム8は、走行時等の非使用時には、フック13が最も上昇されつつ各ブーム部が最も後退されて収納した状態とされる。
このブーム8の伸縮、起伏および旋回や、フック13の昇降は、操作部7の操作に従って行われる。操作部7は、入力された操作に対応した操作信号を出力する。操作部7から出力された操作信号は、油圧ポンプ、方向制御弁、流量制御弁等の駆動装置の動作を制御する。それらの動作により、旋回台3の旋回やウインチの駆動のための油圧モータや、起伏用シリンダや伸縮シリンダ等の油圧シリンダが作動して、ブーム8の伸縮、起伏および旋回や、フック13の昇降が行われる。その操作部7は、図2に示す操作レバー14を有する。
操作レバー14は、フック13を移動させるためにキャビン5に設けられた所謂操縦桿であり、図2のように起立した状態から全ての方向(平面視して360度の全ての方向)へと倒すことが可能とされている。操作レバー14は、移動させたい方向へと傾けることでフック13の移動方向を定め、その際の傾きの大きさに応じて上述した駆動装置の制御量を変化させてフック13の移動速度を変化させる。操作レバー14の傾倒操作を示す操作信号So(図3参照)は、傾けられた方向である傾倒方向を示す情報と、傾けられた量(角度)である傾倒量を示す情報と、を有する。このため、操作レバー14は、移動させたい方向へと適宜傾ける傾倒操作を行うことでフック13を移動させることができる。
ここで、クレーン車1をはじめとした機械には、操作レバー14(操作部7)に操作を入力してもフック13が実際に動き始めない、いわゆる不感帯域がある。なお、不感帯域は、操作レバー14への傾倒操作が小さい範囲で主に発生し、ブーム8への荷重に応じて大きさが変化する。そして、不感帯域を超えた大きさの傾倒操作により、フック13は実際に動き始める。
ブーム8の先端には、フック13を含む下方の被写体を撮影するカメラ15が設けられている。カメラ15は、実施例1では一例として、フック13の鉛直線上からずれた位置に設けられ、図1において破線で示した領域を撮影領域とする。そのフック13の移動のための操作レバー14への傾倒操作を補助するために画像表示装置20を設けている。
画像表示装置20は、図3に示すように、表示部21と操作取得部22と標示生成部23とを有する。表示部21は、カメラ15で撮影したフック13を含む画像を表示させるもので、表示制御部24と表示パネル25とを有する。表示制御部24は、入力された情報に基づいて表示する内容を処理し、処理した内容に応じた画像を表示パネル25に表示させる。表示パネル25は、表示制御部24の制御下で画像を表示する。表示制御部24には、カメラ15で撮影された画像P(その情報)や、標示生成部23で生成された後述する標示記号30(その情報)が入力される。画像Pは、図4に示すように、地面Gの画像GP上に、フック13の画像13Pやワイヤロープ11の画像11Pが写し出されたものとなる。この画像Pでは、カメラ15がフック13の鉛直線上からずれた位置とされているので、ワイヤロープ11の画像11Pが表示パネル25の外方から斜めに延びて表示され、フック13の画像13Pが画像11Pの下端で傾いて表示される。
操作取得部22は、操作レバー14に為された傾倒操作により出力された操作信号So、すなわち傾倒操作における傾倒方向を示す情報と傾倒量を示す情報とを取得する。操作取得部22は、取得した傾倒方向および傾倒量の情報を標示生成部23に出力する。
標示生成部23は、操作レバー14に入力された傾倒操作の態様を示す標示記号30を生成し、生成した標示記号30(その情報)を表示制御部24に出力する。標示生成部23は、標示記号30の生成のために、ブーム情報センサ16からブーム状態信号Ssが入力される。そのブーム情報センサ16は、ブーム8の状態を検出するもので、ブーム8の状態に関する情報を示すブーム状態信号Ssを出力する。そのブーム状態信号Ssが示すブーム8の状態は、ブーム8の長さ、起伏角度、旋回方向およびフック13を介するブーム8への荷重を有する。標示生成部23は、ブーム状態信号Ssが入力されることでブーム8の状態に関する情報を取得する。
標示記号30は、図5に示すように、操作記号31と不感帯域枠32と予測軌跡記号33とを有する。操作記号31は、操作レバー14への傾倒操作における傾倒方向および傾倒量を示すもので、傾倒操作の大きさとなる傾倒量に応じた長さで傾倒方向に延びる棒状を呈し、実施例1では実線の矢印としている。不感帯域枠32は、不感帯域を示すもので、実施例1では不感帯域が円形であるものとして、その外縁に沿って取り囲む円形の破線としている。予測軌跡記号33は、傾倒操作によりフック13が移動すると予測される軌跡である予測移動軌跡を示すもので、実施例1では破線としている。この操作記号31と不感帯域枠32と予測軌跡記号33とは、基準点34を基準として表示パネル25に表示される。
標示生成部23は、取得したブーム8の状態(その情報)に基づいて、基準点34を算出する。基準点34は、表示パネル25に表示されたフック13の吊り下げ方向と所定の高さ位置の水平面とが交差する位置、すなわち昇降によりフック13(そこに玉掛けされた吊荷12)が移動し得る位置とする。この基準点34は、実施例1では、ブーム8の先端に設けられたシーブ9の中心を通る鉛直線と地面とが交差する位置とする(図1参照)。標示生成部23は、既知であるブーム8に対するシーブ9の位置(その情報)と、取得したブーム8の状態(その情報)と、に基づいて基準点34を算出する。
標示生成部23は、取得した傾倒量の情報から操作記号31の長さを求め、取得したブーム8の状態(その情報)に基づいて不感帯域枠32を求める。ここで、不感帯域は、操作レバー14が傾倒操作されてもフック13が移動しない領域を示すので、操作レバー14の最大傾倒量に対する所定の割合となり、不感帯域枠32を傾倒量と同じ尺度で表すこととする。ここで、操作記号31および不感帯域枠32の尺度は、実施例1では、傾倒量を最大とした際に操作記号31が表示パネル25の表示範囲に収まるものであって最大の尺度を上限とし、かつ基準点34と不感帯域枠32との間に表示される不感帯域内の操作記号31の判別を可能とするものであって最小の尺度を下限とする。
標示生成部23は、傾倒方向および傾倒量と、ブーム8の状態(その情報)と、に基づいて、傾倒操作によるフック13の予測移動軌跡を算出する。この際、標示生成部23は、ブーム8の荷重が無いものと仮定することで、不感帯域内外に拘わらず予測移動軌跡を求めることができる。この予測移動軌跡は、ブーム8の伸縮および起伏による直線状の移動とブーム8の旋回による弧状の移動とを組み合わせたものとなるので、例えば図4に示すように基準点34から目標地点Tへとフック13を移動させる場合、矢印A1で示すように湾曲したものとなる。
標示生成部23は、図5に示すように、基準点34を始点としつつ予測移動軌跡に沿って求めた長さで延びる矢印として、操作記号31を生成する。また、標示生成部23は、予測移動軌跡における操作記号31の先から表示パネル25における表示範囲の端まで延びる破線として、予測軌跡記号33を生成する。この表示範囲の端は、カメラ15で撮影された画像Pの端でもよく、表示パネル25において画像を表示可能な範囲の端でもよい。予測軌跡記号33は、操作記号31とともに予測移動軌跡に沿って延びるので、操作記号31とは異なる態様の表示とし、実施例1では実線の矢印の操作記号31に対して破線としている。
標示生成部23は、基準点34から予測移動軌跡に沿って延びる操作記号31と、その先から延びる予測軌跡記号33と、基準点34を中心とした所定の領域を示す不感帯域枠32と、を重ねて標示記号30を生成する。また、標示生成部23は、操作レバー14がなんらの傾倒操作が為されていない無操作状態(初期位置)であると、基準点34を中心とした所定の領域を示す不感帯域枠32のみの標示記号30を生成する。標示生成部23は、その生成した標示記号30(その情報)を表示制御部24に出力する。
表示制御部24は、カメラ15で撮影された画像Pに、入力された標示記号30を重畳させて表示パネル25に表示させる。これにより、表示パネル25には、フック13の画像13Pやワイヤロープ11の画像11Pが写し出された地面Gの画像GP上に、基準点34を基準とした操作記号31と不感帯域枠32と予測軌跡記号33とを有する標示記号30が表示される。この標示記号30は、基準点34から全ての方向(平面視して360度の全ての方向)への傾倒操作に対応して操作記号31、不感帯域枠32および予測軌跡記号33を示す。また、標示記号30は、図5で左側に延びて示すように操作記号31が不感帯域枠32内にある場合にはフック13が移動せず、図5で右側に延びて示すように操作記号31が不感帯域枠32を超えることでフック13が移動し始めることを示す。さらに、標示記号30は、操作記号31が不感帯域枠32の内外のいずれであるかに拘わらず、その時点での操作レバー14への傾倒操作に対してフック13が操作記号31およびそこから先の予測軌跡記号33上を移動することを示す。
このため、標示記号30は、操作記号31の長さから操作レバー14の傾倒量を認識させることができ、操作記号31が延びる方向から操作レバー14の傾倒方向を実際のフック13の移動方向として認識させることができる。また、標示記号30は、不感帯域枠32に対する操作記号31の長さから、操作レバー14への傾倒操作が不感帯域であるか否か、すなわち傾倒操作によりフック13が移動し始めるか否かを認識させることができる。さらに、標示記号30は、操作記号31および予測軌跡記号33から、操作レバー14への傾倒操作によりフック13が移動する軌跡を認識させることができる。そして、標示記号30は、予測軌跡記号33が表示範囲の端まで延びるものとされるので、表示パネル25に写し出された画像Pにおけるいずれの場所を目標位置としても、傾倒方向を調整することで操作記号31または予測軌跡記号33を目標位置に重ねることができる。
次に、フック13を任意の位置に移動させる際の画像表示装置20の動作について、図6から図11を用いて説明する。この図6から図11は、地面G(その画像GP)における目標位置Pg上にフック13(吊荷12)を移動させる場面を示している。その目標位置Pgは、地面Gに描かれた長方形状の枠を映した画像としている。
先ず、図6に示すように、操作記号31が不感帯域枠32内に留めるように、操作レバー14が目標位置Pgへ向けて傾けられる。すると、表示パネル25には、不感帯域枠32と、その内方で延びる操作記号31と、その先から延びる予測軌跡記号33と、が表示される。この状態では、フック13を移動させることなく、予測軌跡記号33が目標位置Pg上を通るように操作レバー14の傾倒方向を調整できる(細線で示す操作記号31および予測軌跡記号33と矢印A2参照)。
傾倒方向の調整が終わると、傾倒方向を維持しつつ操作記号31が不感帯域枠32外に至るように操作レバー14が傾けられる。すると、表示パネル25には、図7に示すように、予測軌跡記号33が目標位置Pg上を通った状態で、操作記号31が不感帯域枠32を超えて延びる。これにより、ブーム8が適宜伸長または起伏されつつ適宜旋回されて、フック13が、目標位置Pgとして写し出された実際の目標位置上へ向けて移動し始める。
すると、表示パネル25には、図7から図9の順に示すように、予測軌跡記号33上を通りつつ基準点34へと接近するように、目標位置Pgが移動する様子が写し出される。このとき、ブーム8の旋回によりその先端に設けられたカメラ15の実際の目標位置に対する角度関係が変化するので、表示パネル25に写し出された目標位置Pgが回転しつつ基準点34に接近する。
そして、表示パネル25には、図10に示すように、目標位置Pgが基準点34上に移動した様子が写し出される。このとき、目標位置Pgが基準点34上に至る直前までフック13を移動させる必要があるので、操作記号31は目標位置Pgを超えて延びている。そして、目標位置Pgが基準点34上に至ると、操作レバー14への傾倒操作が止められて無操作状態とされる。すると、表示パネル25では、図11に示すように、操作記号31および予測軌跡記号33の表示がなくなり、基準点34を中心とする不感帯域枠32のみが表示される。
このように、画像表示装置20は、操作記号31と不感帯域枠32とを表示パネル25に表示させるため、操作レバー14の傾倒方向と傾倒量とを直感的に把握させることができるとともに、その傾倒操作が不感帯域内であるか否かを直感的に把握させることができる。また、画像表示装置20は、フック13(そこに玉掛けされた吊荷12)を目標位置へと移動させるための操作レバー14への傾倒操作を容易なものとすることができる。これは以下のことによる。
図4に示すように、表示パネル25に写し出された画像Pを見て、基準点34から目標地点Tまでフック13を移動させるものとする。この場合、直感的には、矢印A3で示すように、基準点34から目標地点Tを結ぶ直線の方向へと操作レバー14を傾ける。しかしながら、上述したようにブーム8が旋回する場合にはフック13が湾曲した軌跡(矢印A1参照)を辿るので、矢印A3の方向に操作レバー14を傾けると、フック13が目標地点Tとは異なる位置に移動する。このため、単に表示パネル25に画像Pを写し出した場合、フック13(その画像13P)の移動の態様を見ながら操作レバー14の傾倒方向を修正することになる。これに対し、画像表示装置20は、操作記号31を予測移動軌跡に沿って延ばしているので、矢印A3の方向に操作レバー14を傾けても湾曲して先端が矢印A3の方向から逸れて、フック13(吊荷12)が目標地点Tとは異なる位置に移動することを示す。このため、画像表示装置20は、フック13(吊荷12)が移動する方向も併せて把握させることができるので、操作レバー14への傾倒操作を容易なものとすることができる。特に、実施例1の画像表示装置20は、操作記号31の先から予測軌跡記号33を延ばして表示パネル25に表示させるため、操作記号31を不感帯域枠32内に留めつつ予測軌跡記号33が目標地点T上を通るように傾倒方向を調整することができるので、操作レバー14への傾倒操作をより容易なものにできる。
実施例1の画像表示装置20は、以下の各作用効果を得ることができる。
画像表示装置20は、操作記号31と不感帯域枠32とを表示パネル25にさせるため、操作レバー14に為された傾倒操作の傾倒方向と傾倒量とを把握させることができ、かつその傾倒操作が不感帯域内であるか否かを把握させることができる。また、操作記号31が予測移動軌跡に沿って延びているので、フック13(吊荷12)が移動する方向も併せて把握させることができる。そして、操作記号31と不感帯域枠32とを基準点34を基準としつつ等しい縮尺で表しているので、例えば不感帯域(不感帯域枠32)が円形ではなく方向によって大きさが異なる場合やブーム8への荷重に応じて不感帯域(不感帯域枠32)の大きさが変化した場合であっても、傾倒操作が不感帯域内であるかを容易にかつ確実に把握させることができる。加えて、画像表示装置20は、操作記号31を不感帯域枠32内に留めるように操作レバー14を傾けることで、フック13を移動させることなく任意の位置へとフック13を移動させるように傾倒方向に調整することができる。
また、画像表示装置20は、操作記号31と不感帯域枠32とに加えて予測軌跡記号33を表示パネル25に表示させるため、フック13(吊荷12)を目標位置へと移動させるための操作レバー14への傾倒操作をより容易で確実なものにできる。
さらに、画像表示装置20は、操作記号31および不感帯域枠32の表示の基準となる基準点34を、フック13の吊り下げ方向と地面とが交差する位置としている。このため、表示パネル25において目標位置を基準点34上に移動させることで、実際の地面における目標位置の鉛直線上にフック13(吊荷12)を移動させることができる。特に、実施例1の画像表示装置20は、ブーム8の先端に設けられたシーブ9の中心を通る鉛直線と地面とが交差する位置を基準点34としている、すなわちフック13の吊り下げ方向としてシーブ9の中心を通る鉛直線を用いているので、目標位置上にフック13(吊荷12)を確実に移動させることができる。これは、実際のフック13の吊り下げ方向に基づいて基準点34を設定すると、移動や風等によりフック13(吊荷12)が揺れ動くことで基準点34も揺れ動くが、上記した構成では基準点34の揺れ動きを防止できることによる。
画像表示装置20は、操作レバー14が無操作状態であると、標示記号30として基準点34を中心とする不感帯域枠32のみを表示させるので、操作レバー14の傾倒操作を開始する際に操作記号31を不感帯域枠32内に留めるための傾倒量を感覚的に把握させることができる。
したがって、本開示に係る画像表示装置の一実施例としての画像表示装置20では、操作レバー14への傾倒操作の態様を直感的に把握させることができる。
以上、本開示の画像表示装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施例1では、フック13の吊り下げ方向と表示パネル25に表示された地面とが交差する位置を基準点34としていたが、フック13の吊り下げ方向と所定の高さ位置の水平面とが交差する位置としてもよい。このような基準点34は、所定の高さ位置の設定のための操作部を設け、その操作部で設定された所定の高さ位置と、ブーム8の状態と、クレーン車1の状態と、に基づいて設定することができる。このように基準点34を設定すると、目標位置が所定の高さ位置である場合であっても、表示パネル25において目標位置を基準点34上に移動させることで、実際の目標位置上にフック13(吊荷12)を移動させることができる。このように基準点34を設定する場合、フック13の吊り下げ方向として、実施例1のようにシーブ9の中心を通る鉛直線を用いてもよく、後述するようにシーブ9の水平方向での先端箇所を通る鉛直線を用いてもよい。
また、実施例1では、ブーム8の先端に設けられたシーブ9の中心を通る鉛直線と地面とが交差する位置を基準点34としていた。これは、フック13が複数の巻掛け数(複索)とされていたことによる。このため、図12に示すように、フック13が単一の巻掛け数(単索)とされている場合には、ブーム8の先端に設けられたシーブ9の水平方向での先端箇所を通る鉛直線と地面とが交差する位置を基準点34とする。これにより、実施例1と同様にフック13の吊り下げ方向と地面とが交差する位置を基準点34にでき、実施例1と同様の効果を得ることができる。
さらに、実施例1では、不感帯域(不感帯域枠32)を円形としていたが、クレーン車1の態様によって異なるものであり、楕円形やその他の規則的な形状や不規則な形状でもよく、他の形状でもよく、上記した実施例1に限定されない。
実施例1では、操作レバー14が無操作状態であると標示記号30として基準点34を中心とする不感帯域枠32のみを表示させていたが、操作レバー14が無操作状態であると標示記号30を表示させなくてもよく、上記した実施例1に限定されない。
実施例1では、画像表示装置20を用いる作業車両としてクレーン車1を示していたが、ブームからフックが吊り下げられている作業車両であれば、他の構成の作業車両でもよく、上記した実施例1に限定されない。
1 (作業車両の一例としての)クレーン車
8 ブーム
9 シーブ
11 ワイヤロープ
13 フック
14 操作レバー
15 カメラ
20 画像表示装置
21 表示部
22 操作取得部
23 標示生成部
30 標示記号
31 操作記号
32 不感帯域枠
33 予測軌跡記号
34 基準点

Claims (5)

  1. 作業車両のブームに設けられたカメラで撮影され、前記ブームからワイヤロープで吊り下げられたフックを含む画像を表示する表示部と、
    前記フックを移動させる操作レバーに為された傾倒操作の情報を取得する操作取得部と、
    前記傾倒操作の情報に基づき前記操作レバーに為された前記傾倒操作の態様を前記表示部上で示す標示記号を生成する標示生成部と、を備え、
    前記標示記号は、前記傾倒操作の大きさを長さで示すとともに前記傾倒操作が為された方向を示す操作記号と、前記操作レバーにおける無操作状態から所定の距離の不感帯域を前記操作記号と等しい尺度で示す不感帯域枠と、を有し、
    前記標示生成部は、前記傾倒操作の情報における傾倒方向に基づいて前記傾倒操作による前記フックの予測移動軌跡を求めるとともに、前記傾倒操作の情報における傾倒量に基づいて前記操作記号の長さを求め、
    前記表示部は、前記フックの移動の基準となる基準点を中心として前記不感帯域枠を表示するとともに、前記基準点から延びる前記予測移動軌跡に沿って前記操作記号を表示し、
    前記標示記号は、前記予測移動軌跡を示す予測軌跡記号を有し、
    前記表示部は、前記操作記号とは異なる態様で前記操作記号の先から表示範囲の端まで延ばして前記予測軌跡記号を表示することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記基準点は、前記表示部に表示された前記フックの吊り下げ方向と所定の高さ位置の水平面とが交差する位置であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記基準点は、前記フックの吊り下げ方向と地面とが交差する位置であることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記基準点は、前記ブームの先端に設けられたシーブの中心を通る鉛直線と地面とが交差する位置であることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記基準点は、前記ブームの先端に設けられたシーブの水平方向での先端箇所を通る鉛直線と地面とが交差する位置であることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
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