JPH093978A - 作業機械 - Google Patents

作業機械

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JPH093978A
JPH093978A JP7154788A JP15478895A JPH093978A JP H093978 A JPH093978 A JP H093978A JP 7154788 A JP7154788 A JP 7154788A JP 15478895 A JP15478895 A JP 15478895A JP H093978 A JPH093978 A JP H093978A
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Yotaro Hatamura
洋太郎 畑村
Ryuji Takada
龍二 高田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3Dカメラを用いなくても作業性や作業効率
の低下を防止することができる作業機械を提供するこ
と。 【構成】 油圧ショベルは下部走行体1、上部旋回体
2、運転室3、ブーム4、アーム5、バケット6を備え
ている。上部旋回体2には突起部7が固定され、この突
起部7にカメラ突出機構8が取り付けられている。カメ
ラ突出機構8は、油圧シリンダ81、そのロッド81r
に連結されたリンク82、83、および平行リンク機構
84で構成され、平行リンク機構84により雲台9およ
びカメラ10が常時水平に保持される。油圧シリンダ8
1の伸長状態でリンク82、83は図示のようにいっぱ
いに張出し、カメラ10を車体の側方に突出させ作業具
であるバケット6およびその周辺物体を側方から撮影す
ることができるので、その映像をモニタに表示すること
により、オペレータはバケット6およびその周辺物体相
互の距離感を把握して適切な作業を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔地からの指令に応
じて駆動される油圧ショベル、油圧クレーン、ブルドー
ザ等の作業機械に関する。
【0002】
【従来の技術】作業機械、例えば油圧ショベルは、本体
に可回動に取り付けられたブーム、このブームに可回動
に取り付けられたアーム、およびこのアームに可回動に
取り付けられたバケットを備え、オペレータがそれらに
対応する操作レバーを操作してそれらを駆動することに
より所望の作業を行なう。このような油圧ショベルによ
る作業は、通常、オペレータが運転室に搭乗し、運転室
内に設置された操作レバーを操作して行なわれるが、危
険な個所での作業、例えば、崖の近辺、崩壊のおそれの
ある建造物の近辺、河川等における作業、火山の土石流
の除去作業等の作業を行なう場合には、オペレータが搭
乗して作業をするのは危険であるので、遠隔操縦手段を
用いた作業が行われる。
【0003】遠隔操縦手段は、受信信号に応じてブーム
やアーム等の腕、又は作業具であるバケットを駆動させ
る作業機械側制御装置と、油圧ショベルから遠く離れた
遠隔地に設置されて当該作業機械側制御装置に有線又は
無線で信号を送信する遠隔操縦装置とで構成される。遠
隔操縦装置には、油圧ショベルの操作レバーに対応する
操作レバーが備えられ、オペレータは遠隔操縦装置の各
操作レバーを油圧ショベルの操作レバーと同じように操
作することにより、その操作方向および操作量に応じた
信号を作業機械側制御装置に送信し、油圧ショベルを操
縦する。このような遠隔操縦においては、オペレータは
油圧ショベルを見ることはできない場合が多く、その場
合には、油圧ショベルにオペレータが搭乗したときのオ
ペレータの目の位置又はそれと等価な位置にカメラを設
置し、このカメラで撮影したブーム、アーム、バケット
およびそれらの近辺の映像を無線又は有線で遠隔操縦装
置のそばに設置されたモニタへ送信、表示し、オペレー
タは表示された作業現場を見ながら各操作レバーを操作
して作業を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルによる作
業において、ブーム、アーム、バケットの動きの方向
は、運転室のオペレータから見てその前後方向である。
オペレータが運転室に搭乗して油圧ショベルを操作する
場合には、オペレータは自分の眼で作業個所を立体的に
観察することができるので、作業実施に大きな不都合は
生じない。しかし、上記遠隔操縦の場合には、カメラで
撮影された映像を観察しながら作業を行うことになる。
そして、カメラは人間の眼と異なり、地面を含む作業個
所周辺の物体と作業具であるバケットとの距離感(カメ
ラに対する前後方向の距離感)を把握することができな
いので、作業が困難となって操作性や作業効率が低下す
る。
【0005】例えば、バケットで掘削した土砂をダンプ
トラックに積載する場合、映像では当該ダンプトラック
の荷台とバケットとの位置関係が把握できず、バケット
を回動して放土するとき、土砂が荷台の外に放土された
り、バケットが荷台の側板又はテールゲートに衝突して
土砂積載ができないばかりか当該側板又はテールゲート
を破損する等の事故が発生する場合も少なくない。
【0006】これに対処するため、例えば、社団法人
日本建設機械化協会、1994年7月発行の「建設機械
による無人化施工技術シンポジュウム、資料」第8〜9
頁に、上記カメラとして3Dカメラ(立体カメラ)を使
用することが記載されているが、3Dカメラは極めて高
価なカメラであり、特に、遠隔操縦を行わざるを得ない
周囲環境においては、破損の危険が付きまとうこととな
り、そのような破損のおそれのある個所に高価な3Dカ
メラを用いることは通常は採用し得ない。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、3Dカメラを用いなくても作業性や作業効
率の低下を防止することができる遠隔操縦作業機械を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、本体と、この本体に可回動に取り付け
られた少なくとも1つの腕と、この腕に取り付けられた
作業具とを備え、指令に応じて前記腕および作業具の少
なくとも一方を駆動して所要の作業を行う作業機械にお
いて、前記本体に取り付けられ前記腕の移動面に交差す
る方向に突出するカメラ突出機構と、このカメラ突出機
構に取り付けられたカメラと、このカメラで撮影された
画像信号をモニタへ送信する送信手段とを設けたことを
特徴とする。
【0009】さらに、本発明は、上記構成において、前
記本体に、前記カメラ以外の少なくとも1つの他のカメ
ラと、当該他のカメラで撮影された画像信号をモニタへ
送信する送信手段とを設けたことも特徴とする。
【0010】
【作用】カメラ突出機構は本体側部に突出し、このカメ
ラ突出機構に取り付けられたカメラは、腕や作業具やそ
れら周辺の物体をそれらの斜め方向から撮影することに
なる。このように撮影された映像はそれら相互の位置関
係を容易、明確に把握することができ、その結果、作業
機械のオペレータの操作性や作業効率が低下することは
ない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係る油圧ショベルの正面
図である。この図で、1は下部走行体、2は上部旋回
体、3は運転室であり、上部旋回体2と運転室3で油圧
ショベルの本体を構成する。4は上部旋回体2に可回動
に取り付けられたブーム、5はブーム4に可回動に取り
付けられたアーム、6はアーム5に可回動に取り付けら
れたバケットを示す。ブーム4、アーム5、バケット6
は、図示の状態においては紙面に垂直な面内で回動駆動
される。7は上部旋回体2に固定された突起部、8は突
起部7に取り付けられたカメラ突出機構(詳細構成は図
2を参照して説明する)、9はカメラ突出機構の所定位
置に取り付けられた雲台、10は雲台9に取り付けられ
たカメラである。
【0012】図2はカメラ突出機構8の正面図である。
なお、図1および図2において、同一部分には同一符号
を付す。カメラ突出機構8は、油圧シリンダ81、リン
ク82、83、平行リンク機構84で構成されている。
油圧シリンダ81は突起部7に可回動にピン結合され、
リンク82は一端が運転室3に、他端が油圧シリンダ8
1のロッド81rにそれぞれピン結合され、リンク83
の一端はリンク82とともにロッド81rにピン結合さ
れている。平行リンク機構84は、2つの互いに平行な
カメラ取付アーム841、842、および突起部7に平
行なカメラ取付台843で構成され、カメラ取付アーム
841、842はそれぞれ突起部7およびカメラ取付台
843にピン結合されている。又、カメラ取付アーム8
41の一部にはリンク83がピン結合されている。な
お、図2は油圧シリンダ81が図1に示す伸長状態に至
る前の伸長中途の状態を示す。
【0013】図2に示すように、雲台9は図示されてい
ない2つのモータによって水平軸Xおよびこれに垂直な
垂直軸Zのまわりに回転可能であり、したがって、各モ
ータを駆動することによりカメラ10をそれら各軸X、
Zのまわりに回動させることができる。このような雲台
9は良く知られているので、その詳細構成の説明は省略
する。
【0014】油圧シリンダ81を最大ストロークで伸長
させると、カメラ突出機構8は図1に示すように、リン
ク82とリンク83がほぼ直線状態となり、平行リンク
機構84がその平行四辺形の関係を保持したままの状態
で側方、即ち運転室3の横方向に突出する。図3はこの
状態を上から見た平面図であり、図1に示す部分と同一
部分には同一符号が付してある。この実施例では、平行
リンク機構84はブーム4、アーム5、バケット6の回
動面と直交する方向(運転室3の真横)に突出する構成
が例示されているが、カメラ10を突出させればよいの
であるから、本実施例のように当該回動面と直交する方
向に限ることはなく、当該回動面と交差する方向に突出
すればよいのは当然である。θはカメラ10の視野を示
す。このように、カメラ突出機構8を油圧シリンダ81
を駆動して突出させ、かつ、雲台9の2つのモータを駆
動してカメラ10を適切な姿勢に制御すると、カメラ1
0はブーム4、アーム5、バケット6の後部側方から、
それらおよびそれらの周辺の物体を任意の視野で撮影で
きることになり、それらの回動面内での位置関係を明瞭
に示す画像を得ることができる。
【0015】図4はカメラ突出機構8が非突出状態のと
きの油圧ショベルの正面図である。この図で、図1に示
す部分と同一部分には同一符号が付してある。油圧シリ
ンダ81を縮める方向に駆動すると、リンク82、83
は図2に示す状態を経て折りたたまれ、これに伴って、
傾いていた平行リンク機構84も運転室3側に引き寄せ
られて垂直状態になる。この状態でも、カメラ取付台8
43は水平状態に保持されている。
【0016】図5は遠隔操縦の全体構成を示す図であ
る。この図で、図1に示す部分と同一部分には同一符号
が付してある。VC は油圧ショベルのブームシリンダ、
アームシリンダ、バケットシリンダ旋回モータ等の各種
アクチュエータの駆動を制御する各コントロールバルブ
を示すコントロールバルブ群、VR は各コントロールバ
ルブを制御する各比例弁を示す比例弁群である。図で
は、コントロールバルブが制御するアクチュエータとし
てアームシリンダ、バケットシリンダ、および油圧シリ
ンダ81のみが示され、他の油圧アクチュエータの図示
は省略されている。11は作業機械側制御装置、12
a、12bは作業機械側の無線機である。作業機械側制
御装置11は、通信インターフェース111、ROM1
12、RAM113、CPU114、D/A変換器11
5、117、およびA/D変換器116で構成されてい
る。
【0017】Lは遠隔操縦装置の操作レバー群を示し、
この操作レバー群Lの各操作レバーは油圧ショベルの各
アクチュエータに対応している。L9 は雲台9の各モー
タを操作する操作レバー群、S81は油圧シリンダ81を
図1に示す突出位置と図4に示す非突出位置のいずれか
に駆動するスイッチである。13は遠隔操縦装置の制御
装置、14はカメラ10で撮影された映像を表示するモ
ニタ、15a、15bは遠隔操縦装置の無線機である。
遠隔操縦装置の制御装置13は、A/D変換器131、
ROM132、RAM133、CPU134、通信イン
ターフェース135で構成されている。
【0018】次に、遠隔操縦の動作の概略を説明する。
油圧ショベルの作業現場から離れた遠隔地において、先
ず、オペレータはスイッチS81をONとする。このON
信号は制御装置13に取り込まれ、CPU134の制御
により通信インターフェース135および無線機15b
を介して無線送信される。作業機械側制御装置11は、
無線機12bおよび通信インターフェース111を介し
て当該ON信号を入力し、CPUはROM112に格納
された手順に従い、入力したON信号に相当する信号を
D/A変換器115を介して比例弁群VR の対応する比
例弁へ出力する。これにより、当該比例弁が作動して、
パイロット圧を、コントロールバルブ群VC 中の油圧シ
リンダ81を制御するコントロールバルブへ与える。こ
の結果、油圧シリンダ81が伸長作動して、それまで図
4に示す非突出位置にあったカメラ突出機構8を図1に
示す状態に突出させる。
【0019】この状態で、カメラ10は、その視野内に
ある映像を映像信号として出力し、この映像信号は無線
機12aを介して無線送信される。遠隔操縦装置の無線
機15aは当該映像信号を受信し、これをモニタ14に
表示する。オペレータはモニタ14に表示された現場の
映像を見ながら、作業に都合の良い個所、例えばバケッ
ト6の掘削予定地面、又、さきの例でいえばバケット6
とダンプトラックの側板又はテールゲート、がモニタ1
4に表示されるように、操作レバー群L9 の所要の操作
レバーを操作して雲台9を駆動し、カメラ10の視野を
調整する。この操作レバー群L9 の各操作レバーの操作
信号は、さきのスイッチS81の信号と同様、制御装置1
3、無線機15b、12bを経て作業機械側制御装置1
1に入力され、CPU114の制御の下にD/A変換器
117から雲台9の図示しないモータに与えられ、雲台
9はこれに応じて図2に示すX、Z軸まわりに回転し
て、カメラ10の視野を変化させる。
【0020】この動作を経て、カメラ10の視野が設定
されると、オペレータは操作レバー群Lのうちの所要の
操作レバーを操作して油圧ショベルにより所要の作業を
行う。即ち、オペレータが所要の操作レバーを操作する
と、その操作レバー、操作方向および操作量に対応した
操作信号が制御装置13のA/D変換器131へ入力さ
れ、CPU134はROM132に格納された処理手順
に従って当該操作信号を通信インターフェース135、
無線機15bを介して送信し、作業機械側では無線機1
2bでこれを受信し、作業機械側制御装置11はこの操
作信号を入力し、CPU114の制御の下に操作信号に
相当する信号をD/A変換器115を介して比例弁群V
R の対応する比例弁へ出力する。これにより、それら比
例弁が作動して、パイロット圧をコントロールバルブ群
C 中の対応するコントロールバルブへ与える。この結
果、操作対象のアクチュエータがオペレータが遠隔地で
操作する操作レバーの操作に応じて駆動され、その状態
はカメラ10の映像として前述のようにモニタ14に表
示される。なお、作業機械側制御装置11のA/D変換
器116は雲台9の姿勢をフィードバック制御する場合
に用いられる。
【0021】図6および図7はカメラ突出機構の他の具
体例を示す図であり、図6は正面図、図7は平面図であ
る。これらの図で、図1および図3に示す部分と同一又
は等価な部分には同一符号を付して説明を省略する。こ
れら各図で、80は本具体例のカメラ突出機構を示す。
21は突起部7に固定されたモータ、22はモータ21
に連結されたモータ、モータ22に連結された23は油
圧シリンダ、90は油圧シリンダ23の先端に固定され
た雲台である。モータ21およびモータ22は油圧モー
タ又は電気モータが使用される。モータ21は紙面に平
行な軸まわりに回転し、油圧シリンダ23を図7に示す
矢印A21方向に移動させる。又、モータ22は紙面に垂
直な軸まわりに回転し、油圧シリンダ23を図6に示す
矢印A22方向に移動させる。さらに、油圧シリンダ23
は図6および図7に示す矢印A23方向に伸縮する。又、
この具体例に使用されている雲台90は、直交する3軸
まわりに回転可能な構造となっている。
【0022】本具体例では、モータ21、22および油
圧シリンダ23を適切に駆動することにより、カメラ1
0を広範囲(半径が変化する球面内)に位置させること
ができ、又、雲台90はカメラ10に自由な姿勢を採ら
せることができる。なお、図6および図7に示す具体例
において、モータ21、22の回転運動の代わりに油圧
シリンダと歯車を組み合わせて回転運動を発生させるこ
ともできる。又、上記具体例において、カメラ10の移
動範囲が多少限定されるが、油圧シリンダ23に代えて
1本の棒状体又は伸縮できる複数段の棒状体を用いても
よいし、さらに、モータ21を省略してもよい。
【0023】以上のように、本実施例では、カメラ突出
機構8、80を突出させ、カメラ10を適切な姿勢に制
御するようにしたので、カメラ10はブーム4、アーム
5、バケット6の後部側方から、それらおよびそれらの
周辺の物体を任意の視野で撮影することになり、それら
の回動面内での位置関係を明瞭に画像モニタ14に表示
させることができ、これにより、高価な3Dカメラを用
いなくても、オペレータは作業現場における作業に関連
する各物体相互の距離感を的確に把握することができ、
ひいては適切な作業を行うことができる。又、カメラ突
出機構8、80は突出位置と非突出位置の両方の位置に
セットすることができるので、カメラ突出機構8、80
が作業の邪魔になるような場合、カメラ突出機構8、8
0を非突出位置とすれば支障なく作業を行うことがで
き、この場合でも、カメラ10は従来のカメラと同様の
機能を遂行させることができる。
【0024】なお、上記実施例の説明では、カメラ突出
機構8を図1に示す位置と図4に示す位置のいずれか一
方に操作する例について説明したが、カメラ突出機構8
をそれら両位置およびそれらの中間の任意の位置にセッ
トすることもできる。その場合には、図5に示すスイッ
チS81に代えて、カメラ突出機構8の油圧シリンダ81
の伸縮量を制御する操作レバーが使用されることにな
る。さらに、カメラ突出機構8の突出量を、予想される
作業の邪魔にならない程度にしてカメラ突出機構を突出
位置に固定することもできる。この場合には、カメラ突
出機構はカメラ10を指示する1つのカメラアームのみ
で構成されることになる。カメラ突出機構80をモータ
22により上記中間位置にセットすることができるのは
明らかである。又、雲台は2軸回転又は3軸回転のもの
を例示して説明したが、これらに限ることはなく1軸回
転のものを使用することもできる。
【0025】図8は本発明の他の実施例に係る作業機械
の正面図である。この図で、図1に示す部分と同一部分
には同一符号を付して説明を省略する。30は運転室3
内(又は運転室3の外部前方)に設けたカメラスタン
ド、100はカメラスタンド31に固定されたカメラ、
31は運転室3の外部天井に設けたカメラスタンド、1
01はカメラスタンド31に固定されたカメラである。
カメラ100は運転室3のオペレータの眼の位置近辺か
らバケット6を撮影し、カメラ101はオペレータの眼
の位置より高い位置からバケット6を撮影している。各
カメラ100、101の映像信号はそれぞれ対応する遠
隔地のモニタへ送信される。なお、カメラの数および設
置位置は任意に選択することができる。
【0026】このように、本実施例では、カメラ10の
外に他のカメラの映像もモニタに表示するようにしたの
で、オペレータはそれらの映像によって、さきの実施例
に比較してより一層現場の状態を把握することができ、
操作性を向上させることができる。
【0027】なお、上記各実施例の説明では、作業機械
を遠隔地から操縦する場合について説明した。しかし、
本発明は、遠隔地からの操縦に限ることはなく、運転室
3にオペレータが搭乗して作業を行う場合にも適用する
ことができる。即ち、運転室3内にモニタを備えてカメ
ラ10の映像を表示し、オペレータは作業具近辺の状態
を肉眼と同時にモニタで観察する。これにより、肉眼単
独よりも、より一層前後方向の距離感が強調され、作業
性が向上する。勿論、崖の上から崖下を掘削する場合等
のように、運転室3からは作業具の部分が見えない場
合、運転室3内にモニタを備えることにより作業性は飛
躍的に向上する。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、カメラ
突出機構を設けてカメラを作業機械本体の側部に突出さ
せるようにしたので、作業具とその周辺物体との相互の
位置関係を明瞭に示す画像を得ることができ、これによ
り、高価な3Dカメラを用いなくても、オペレータは作
業現場における各物体相互の距離感を的確に把握するこ
とができ、ひいては適切な作業を行うことができる。
【0029】又、カメラ突出機構を非突出位置にもセッ
トすることができるようにすれば、カメラ突出機構が作
業の邪魔になるような場合、突出機構を非突出位置とし
て支障なく作業を行うことができ、この場合でも、カメ
ラは従来のカメラと同様の機能を遂行させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る油圧ショベルの正面図で
ある。
【図2】図1に示すカメラ突出機構の正面図である。
【図3】図1に示す油圧ショベルの平面図である。
【図4】本発明の実施例に係る油圧ショベルの正面図で
ある。
【図5】遠隔操縦の全体構成を示す図である。
【図6】カメラ突出機構の他の具体例の正面図である。
【図7】カメラ突出機構の他の具体例の平面図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る油圧ショベルの正面
図である。
【符号の説明】
2 本体 4 ブーム 5 アーム 6 バケット 8 カメラ突出機構 9 雲台 10 カメラ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、この本体に可回動に取り付けら
    れた少なくとも1つの腕と、この腕に取り付けられた作
    業具とを備え、指令に応じて前記腕および作業具の少な
    くとも一方を駆動して所要の作業を行う作業機械におい
    て、前記本体に取り付けられ前記腕の移動面に交差する
    方向に突出するカメラ突出機構と、このカメラ突出機構
    に取り付けられたカメラと、このカメラで撮影された画
    像信号をモニタへ送信する送信手段とを設けたことを特
    徴とする作業機械。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記カメラ突出機構
    は、前記カメラを、指令に応じて突出した位置から非突
    出位置へ駆動するアクチュエータを備えていることを特
    徴とする作業機械。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記カメラ突出機構
    は、前記カメラを、指令に応じて突出した位置、非突出
    位置、およびそれら両位置の中間の位置へ駆動するアク
    チュエータを備えていることを特徴とする作業機械。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3において、前記ア
    クチュエータは、油圧シリンダおよびこの油圧シリンダ
    の駆動により開閉されるリンクで構成されていることを
    特徴とする作業機械。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4において、前記カ
    メラ突出機構は、前記カメラを常時水平に保持するリン
    ク機構を備えていることを特徴とする作業機械。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記カメラ突出機構
    は、前記カメラを支持する棒状構造体と、この棒状構造
    体を駆動して前記カメラを突出位置と非突出位置との間
    で移動させるアクチュエータとで構成されていることを
    特徴とする作業機械。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記カメラ突出機構
    は、前記カメラを支持する棒状構造体と、この棒状構造
    体を駆動して前記カメラを突出位置と非突出位置との間
    で移動させるアクチュエータと、このアクチュエータの
    回転軸とほぼ直交する軸まわりに回転する他のアクチュ
    エータとで構成されていることを特徴とする作業機械。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7において、前記棒
    状構造体は、伸縮可能なアクチュエータであることを特
    徴とする作業機械。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8において、前記カ
    メラは、前記カメラ突出機構に、少なくとも1軸の軸ま
    わりに回転可能な雲台を介して取り付けられていること
    を特徴とする作業機械。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の作業機械において、前
    記本体に、前記カメラ以外の少なくとも1つの他のカメ
    ラと、当該他のカメラで撮影された画像信号をモニタへ
    送信する送信手段とを設けたことを特徴とする作業機
    械。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10において、前
    記モニタは、前記本体から離れた位置に設けられること
    を特徴とする作業機械。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項10において、前
    記モニタは、前記本体の所定位置に設けられることを特
    徴とする作業機械。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項10において、前
    記指令は、前記本体から離れた位置から送信される遠隔
    操縦指令であることを特徴とする作業機械。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項10において、前
    記指令は、前記本体からの操縦指令であることを特徴と
    する作業機械。
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