JP3398009B2 - 遠隔操作システム - Google Patents

遠隔操作システム

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JP3398009B2
JP3398009B2 JP10517497A JP10517497A JP3398009B2 JP 3398009 B2 JP3398009 B2 JP 3398009B2 JP 10517497 A JP10517497 A JP 10517497A JP 10517497 A JP10517497 A JP 10517497A JP 3398009 B2 JP3398009 B2 JP 3398009B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、作業者が入り込め
ない災害復旧現場等において、車両及び建設機械を遠隔
操作するのに好適な遠隔操作システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、作業者が入り込めない災害復旧現
場等において、クローラダンプ等の車両及びバックフォ
ー等の建設機械を遠隔操作する場合は、車両及び建設機
械を操作するハンドルやレバー類自体を機種やメーカ別
に遠隔操作可能な対応機に改造し、この対応機の制御装
置と監視センターの制御装置間を無線回線で接続し、監
視センターの遠隔操作用ジョイテックなどを操作するこ
とにより、スレーブ側の対応機を制御して車両及び建設
機械を遠隔操作するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の遠隔操作システムでは、車両及び建設機械
自体を遠隔操作対応機に改造しなければならないため、
車両及び建設機械の改造コストが上昇し、そのメンテナ
ンスも面倒であるほか、作業者等が入り込めない災害復
旧現場で緊急に土砂等を掘削したり運搬しようとして
も、既存の車両及び建設機械では対応できず、遠隔操作
対応機に改造した車両及び建設機械がないと災害復旧作
業が不可能となり、緊急性に欠ける問題があった。
【0004】本発明は、上記のような事情に鑑みなされ
たもので、作業車の改造を不要にするとともに、機種に
関係なく既存の作業車を容易に遠隔操作できる遠隔操作
システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、運搬車両及び建設機械に相当する作業車を
該作業車の作業域から離れた位置にある監視センターか
らの操作指令によって遠隔操作する遠隔操作システムで
あって、前記作業車の運転席に設置され、該作業車の運
転室内に配設された走行・作業レバー等の各種の被操作
部を操作する少なくとも1つの操作手段を有する作業ロ
ボットと、前記操作手段に装着され、該操作手段を駆動
する駆動手段と、前記作業ロボットに設置され俯仰方向
および水平方向に動作可能に構成された第1の雲台およ
び第2の雲台と、前記第1の雲台に設置され望遠および
広角撮像が可能に構成された第1のビデオカメラと、前
記第2の雲台に設置され望遠および広角撮像が可能に構
成された第2および第3のビデオカメラと、前記操作手
段に対する操作指令信号と、前記第1、第2の雲台に対
する操作指令信号と、前記第1、第2、第3のビデオカ
メラに対する操作指令信号とを作業車に送信するととも
に前記撮像手段で撮像した映像情報を前記監視センター
に送信する通信手段と、前記監視センターに設置され、
前記第1、第2および第3のビデオカメラから通信手段
を介して送信されてくる撮影画像を表示する表示手段
と、前記監視センターに設置され、前記表示手段に表示
された画像を見ながら操作することにより前記操作手段
を操作する遠隔操作手段と、前記遠隔操作手段の動き量
を検出して前記操作手段の駆動手段に操作指令信号とし
て送出するセンサーとを備え、前記第1のビデオカメラ
は、前記作業車の運転室内及び作業車の作業状況を含む
作業車外の情景を撮像するように構成され、前記第2お
よび第3のビデオカメラは、前記運転室内の作業車被操
作部を局部的に立体視可能に撮像するとともに作業車の
作業状況を局部的に立体視可能に撮像するように構成さ
れ、前記遠隔操作手段は、前記第1、第2の雲台を独立
して操作し、かつ、前記第1、第2および第3のビデオ
カメラのズーミング動作を独立して制御するように構成
されていることを特徴とする。
【0006】本発明はまた、前記作業ロボットは、作業
車の運転席に固定されるロボット本体を備え、前記操作
手段は、一端が前記ロボット本体に水平方向に旋回可能
に支持され、他端に把持部を有する多関節アームから構
成され、前記多関節アームの各関節部分、前記ロボット
本体への旋回支持部及び把持部に、前記遠隔操作手段か
らの操作指令信号により制御される駆動モータをそれぞ
れ設けたものである。本発明はまた、前記遠隔操作手段
は、一端が監視センターの固定部に水平方向に旋回可能
に支持され、他端に把持部を有する多関節操作アームを
備え、前記センサーは前記多関節操作アームの各関節部
分、前記固定部への旋回支持部及び把持部にそれぞれ設
けられ、これらの動き角度を検出して前記多関節アーム
の各駆動モータへの操作指令信号として送出するもので
ある。本発明はまた、前記監視センターに前記作業車の
運転室内に配設された走行・作業レバー等の被操作部に
対応する疑似被操作部を配設し、この疑似被操作部の前
記多関節操作アームに対する位置及び高さを前記作業車
の被操作部に対応して調整可能に構成したものである。
本発明はまた、前記多関節アームの把持部を構成する把
持片の相対向する面に、被操作部を滑りなく安定に把持
する凹凸付きのパット部材を把持片の長手方向に移動可
能に設けたものである。本発明はまた、前記多関節操作
アームの把持部を構成する把持片の相対向する面に、疑
似被操作部を滑りなく安定に把持する凹凸付きのパット
部材を把持片の長手方向に移動可能に設けたものであ
る。本発明はまた、前記操作手段は、前記運転席に固定
されたアームの先端に設けた枠体と、前記枠体にX軸方
向に移動可能に設けたX軸移動体と、前記X軸移動体に
Y軸方向に移動可能に設けられ、前記被操作部が連結さ
れるY軸移動体と、前記枠体に設けられ、前記X軸移動
体及びY軸移動体をそれぞれ駆動する駆動手段とから構
成されるものである
【0007】本発明においては、作業車の走行・作業レ
バー等の被操作部を操作する少なくとも1つの多関節ア
ーム等からなる操作手段を有する作業ロボットを作業車
の運転席に設置し、この作業ロボットの操作手段を多関
節操作アーム等からなる遠隔操作手段からの操作指令信
号により駆動制御して作業車を遠隔操作するから、作業
車の改造が不要になり、作業車の機種やメーカに関係な
く既存の作業車を利用できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明方法の実施の形態に
ついて、図面を参照して説明する。図1は本発明方式を
適用した遠隔操作システムの全体の構成図、図2は遠隔
操作システムを構成する作業ロボットを作業車の運転席
にセットした状態を示す平面図、図3は遠隔操作システ
ムにおける作業ロボット側の機能ブロック図、図4は遠
隔操作システムにおける遠隔操作側の機能ブロック図で
ある。図1及び図2において、10は作業者が入り込め
ない災害復旧現場等において土砂の掘削、運搬などの作
業に従事するクローラダンプ等の運搬車両及びバックフ
ォー等の建設機械に相当する作業車であり、この作業車
10の運転室101内の運転席102には、運転室10
1内に配設された一対の作業用レバー103、一対の走
行用レバー104、エンジンキー105、ワイパーボタ
ン等のキーボード106などの各種の作業車被操作部を
操作する作業ロボット20が設置されている。また、上
記各走行用レバー104の上端には、運転席102側へ
平行に延在するアタッチメント107の一端が固着さ
れ、この各アタッチメント107の他端は各作業用レバ
ー103間の中間に位置されている。これにより、作業
ロボット20による各走行用レバー104の操作を容易
にする。
【0009】作業ロボット20は、図1及び図2に示す
ように、ロボット本体201と一対の多関節アーム20
2を備える。ロボット本体201は、運転席102の左
右の肘掛け102A上に差し渡し状態に固定される基板
201Aと、この基板201Aの中間部から運転席10
2の背もたれ102B側へ水平に延長した後背もたれ1
02Bに沿って上方へ立ち上げた板状の支持部201B
から構成され、基板201Aの左右両端部には上記一対
の多関節アーム202が旋回基部203を介して水平方
向に旋回可能に取り付けられている。支持部201Bの
上端部上には、俯仰方向及び水平方向に動作される第1
カメラ雲台30Aと第2カメラ雲台30Bが設置され、
この第1カメラ雲台30A上には、作業車の運転室内及
び作業車の作業状況を含む作業車外の情景を望遠及び広
角で撮像できる固体撮像素子等からなる第1のビデオカ
メラ31が設置され、第2カメラ雲台30B上には、運
転室101内の作業車被操作部及び作業車の作業状況等
を局部的に立体視可能にする望遠及び広角撮像可能な固
体撮像素子等からなる第2、第3のビデオカメラ32、
33が設置されている。
【0010】多関節アーム202は作業用レバー103
や走行用レバー104を操作するもので、人間の腕に相
当する上腕部202A、下腕部202B及び把持部20
2Cを有し、上腕部202Aと旋回基部203間は屈曲
可能に連結され、この屈曲部分には上腕部202Aを旋
回基部203に対して上下方向に駆動するステップモー
タ等の駆動モータ202Dが装着されている。また、旋
回基部203は、基板201Aに設けたステップモータ
等の駆動モータ204により水平方向に旋回可能に駆動
される構成になっている。上腕部202Aと下腕部20
2B間は屈曲可能に連結され、この屈曲部分には下腕部
202Bを上腕部202Aに対して上下方向に駆動する
ステップモータ等の駆動モータ202Eが装着されてい
る。また、下腕部202Bと把持部202Cの基部間は
屈曲可能に連結され、この屈曲部分には、図5に示すよ
うに、把持部202Cを屈曲動作させるステップモータ
等の駆動モータ202Fが装着されているとともに、把
持部202Cの基部には、把持部202Cを軸線回りに
回転させるステップモータ等の駆動モータ202Gが装
着されている。更に、把持部202Cには、これを開閉
操作するアクチュエータ等の駆動部202Hが装着され
ている。
【0011】図1中、35は作業車10に搭載された遠
隔操作に必要なデータの送受信処理及び作業ロボット制
御用のボードコンピュータであり、このボードコンピュ
ータ35には、上記各駆動モータ202D、204、2
02E、202F、202G及び駆動部202H、上記
第1のビデオカメラ31及び第2、第3のビデオカメラ
32、33、及び送受信用の通信手段を構成する無線機
36がそれぞれ接続される構成になっている。
【0012】図1において、40は作業車10の作業域
から離れた位置にある監視センター50に設置された遠
隔操作装置(遠隔操作手段)であり、この遠隔操作装置
40は、オペレータ60が腰掛ける操作席70を備え
る。この操作席70の左右両側には、操作席70から前
方へ平行に延在する一対の支持板401が伸縮可能に設
けられており、この各支持板401の前方への突出長さ
は、上記作業車10の運転席102から作業レバー10
3までの間隔に合わせて調整できる構成になっている。
各支持板401の先端部上には、上記作業車10の作業
用レバー103に類似する疑似的なレストレバー402
が前後左右方向に傾動可能に設けられている。このレス
トレバー402の高さは、作業用レバー103の高さに
合わせて調整できる構成になっている。操作席70の左
右の肘掛け部701上には、上記作業ロボット20の多
関節アーム202と相似な多関節操作アーム403が旋
回基部404を介して水平方向に旋回可能に取り付けら
れている。また、上記一対のレストレバー402間に位
置する床面上には、上記作業車10の一対の走行用レバ
ー104に対応する一対の疑似走行レバー407が前後
方向に傾動可能に支持されている。
【0013】多関節操作アーム403は、作業ロボット
20の多関節アーム202を遠隔操作するための操作指
令信号を生成するもので、人間の腕に相当する上腕部4
03A、下腕部403B及び把持部403Cを有し、上
腕部403Aと旋回基部404間は屈曲可能に連結さ
れ、この屈曲部分には、旋回基部404に対する上腕部
403Aの上下方向の動き角度を検出する角度センサー
403Dが装着されている。また、肘掛け部701には
旋回基部404の旋回角度を検出する角度センサー40
5設けられている。上腕部403Aと下腕部403B間
は屈曲可能に連結され、この屈曲部分には上腕部403
Aに対する下腕部403Bの上下方向の動き角度を検出
する角度センサー403Eが装着されている。また、下
腕部403Bと把持部403Cの基部間は屈曲可能に連
結され、この屈曲部分には、図6に示すように、把持部
403Cの屈曲角度を検出する角度センサー403Fが
装着されているとともに、把持部403Cの基部には、
把持部403Cを軸線回りに回転させた時の回転角度を
検出する角度センサー403Gが装着されている。更
に、把持部403Cには、その開閉角度を検出する角度
センサー403Hが装着されている。
【0014】図1中、81は監視センター50に設置さ
れた、遠隔操作に必要なデータの送受信処理及び表示処
理用のボードコンピュータであり、このボードコンピュ
ータ81には、上記各角度センサー403D、405、
403E、403F、403G及び検出センサー403
H、送受信用の通信手段を構成する無線機82及び第1
のビデオカメラ31及び第2、第3のビデオカメラ3
2、33で撮像された映像を表示するモニタ表示装置8
3がそれぞれ接続される構成になっている。
【0015】次に、図3及び図4の構成について説明す
る。図3において、作業車10側のボードコンピュータ
35は、作業ロボット20全体を制御し管理する中央制
御装置351を備える。この中央制御装置351には、
監視センター50の遠隔操作装置40から無線機82、
36を通して送信されてくる操作指令信号を基に動作さ
れる多関節アーム用モータ制御回路352、雲台用モー
タ制御回路353及びカメラ用モータ制御回路354が
接続されている。多関節用モータ制御回路352には、
上記多関節アーム202の各駆動モータ202D、20
4、202E、202F、202G及び駆動部202H
が接続され、雲台用モータ制御回路353には、カメラ
雲台30A、30Bを俯仰方向及び水平方向に駆動する
それぞれの駆動手段301及び302が接続され、更
に、カメラ用モータ制御回路354には、第1のビデオ
カメラ31及び第2、第3のビデオカメラ32、33を
ズーミングするそれぞれの駆動モータ31A、32A、
33Aが接続されている。
【0016】また、中央制御装置351には、A−D変
換回路355及び画像処理回路356を介して第1のビ
デオカメラ31及び第2、第3のビデオカメラ32、3
3が接続されている。A−D変換回路355は第1のビ
デオカメラ31及び第2、第3のビデオカメラ32、3
3から出力される映像信号をディジタル信号に変換する
ものであり、このA−D変換回路355から出力される
それぞれのディジタル信号は画像処理回路356に入力
され、それぞれを離散コサイン変換などすることにより
データ量の圧縮された画像データに変換されて中央制御
装置351に取り込まれる構成になっている。さらに、
中央制御装置351には通信制御回路357を介して無
線機36が接続されている。
【0017】図4において、監視センター50側のボー
ドコンピュータ81は、遠隔操作装置40全体を制御し
管理する中央制御装置811を備える。この中央制御装
置811には、A−D変換回路812を介して上記多関
節操作アーム403の各角度センサー403D、40
5、403E、403F、403G及び403Hがそれ
ぞれ接続されている。更に、中央制御装置811、入力
インタフェース813を介して雲台操作スイッチ81
4、第1のビデオカメラ31又は第2及び第3のビデオ
カメラ32、33のいずれか一方を選択するカメラ選択
スイッチ815、選択されたビデオカメラをズーミング
操作するズーミング操作スイッチ816及び雲台操作ス
イッチ819等がそれぞれ接続されている。これらの各
操作スイッチは、図1に示すように操作席70の近傍の
設けた操作パネル700に配列されている。また、中央
制御装置811には通信制御回路817を介して無線機
82が接続され、更に、受信した画像データを中央制御
装置811で逆離散コサイン変換した後、該画像データ
をNTSC信号に変換したり画像合成を行う表示制御回
路818が接続され、この表示制御回路818にはモニ
タ表示装置83が接続されている。
【0018】次に、上記のように構成された本実施の形
態における遠隔操作システムの動作について説明する。
作業者が入り込めない災害復旧現場内において、例えば
バックフォー等の作業車10を遠隔操作する場合は、ま
ず、作業車10の運転室101内の運転席102に作業
ロボット20を図2に示すように固定し、図示省略した
電源を投入することにより、作業ロボット20、各ビデ
オカメラ31〜33及び無線機36を含めたボードコン
ピュータ35を初期状態に設定する。同様にして、監視
センター50側の図示省略した電源を投入して遠隔操作
装置40及びモニタ表示装置83等を含むボードコンピ
ュータ81を初期状態に設定する。かかる状態では、各
ビデオカメラ31〜33で撮像されたそれぞれの映像信
号はAーD変換回路355によりディジタル信号に変換
された後、画像処理回路356により1フレームごとに
送信用の画像データに圧縮され中央制御装置351内の
フレームメモリ等に取り込まれる。中央制御装置351
では、圧縮された各ビデオカメラ31〜33の画像デー
タを多重化して通信制御回路357から無線機36に伝
送し、この無線機36から監視センター59に無線送信
する。
【0019】監視センター50では、作業車10から送
信されてくる画像データを無線機82により受信し復調
した後、通信制御回路817を通して中央制御装置81
1に取り込んで逆離散コサイン変換により元の画像デー
タに伸長し、更に、この伸長された画像データをNTS
C信号に変換してモニタ表示装置83に表示する。ここ
で、ビデオカメラ31で撮像された映像が広角の場合
は、その画像をモニタ表示装置83の画面全体に表示す
る。また、ビデオカメラ32、33で撮像された映像が
望遠の場合は、その画像を合成してモニタ表示装置83
の中央部83Aに表示する。従って、操作席70に着座
するオペレータ60は、モニタ表示装置83の表示画面
を見ながら、多関節操作アーム403をハンド操作する
ことにより作業車10の作業ロボット20に作業車10
の運転に必要な遠隔操作指令を与える。
【0020】例えば、作業車10のエンジンキー105
を操作する場合は、モニタ表示装置83の表示画面を見
ながら、カメラ選択スイッチ815を操作してビデオカ
メラ32、33がズーミング操作できるように選択し、
かつ雲台操作スイッチ819を手操作することによりカ
メラ雲台30を俯仰方向及び水平方向に動作されるため
の指令信号を中央制御装置811、通信制御回路817
を介して無線機82から作業車10に送信する。作業車
10側では、上記指令信号を無線機36で受信し、この
受信指令信号を通信制御回路367及び中央制御装置3
51を通して雲台制御回路353に伝送し、カメラ雲台
30Bの駆動手段302を制御してカメラ雲台30Bを
俯仰方向及び水平方向に動作させることにより、ビデオ
カメラ32、33をオペレータ60が希望する撮影方
向、即ちエンジンキー105が映し出される方向に向け
る。そして、ズーミング操作スイッチ816を操作して
ズーミング指令信号を無線機82から作業車10に送信
し、その無線機36で受信したズーミング指令信号をカ
メラ制御回路354に供給することにより、ビデオカメ
ラ32、33を望遠方向にズーミングしてエンジンキー
105の部分を撮影する。このビデオカメラ32、33
で撮像された映像はモニタ表示装置83の中央部83A
に拡大表示される。ここで、モニタ表示装置83の表示
画面を見ながら、一方の多関節操作アーム403をオペ
レータ60が操作すると、この操作に伴い該多関節操作
アーム403の各角度センサー403D、405、40
3E、403F、403Gがそれぞれの動き角度を検出
するとともに、これらの角度信号はA−D変換回路81
2によりディジタル信号に変換された後、中央制御装置
811及び通信制御回路817を通して無線機82から
作業車10の無線機36に送信される。この無線機36
で受信した角度信号を中央制御装置351を通してモー
タ制御回路352に供給することにより、上記一方の多
関節操作アーム403に対応する作業ロボット20の多
関節アーム202の各駆動モータ202D、204、2
02E、202F、202Gを駆動し、該多関節アーム
202によりエンジンキー105が操作できるように遠
隔操作する。これにより、エンジンキー105が操作さ
れれば作業車10のエンジンが起動されることになる。
【0021】また、作業車(バックフォー)10により
掘削作業などを行う場合は、モニタ表示装置83の表示
画面を見ながら、左右の多関節操作アーム403の把持
部403Cにオペレータ60の左右の手を添えた状態で
左右の多関節操作アーム403を動かし、その把持部4
03Cにより左右のレストレバー402を把持する。こ
の時、各多関節操作アーム403の各角度センサー40
3D、405、403E、403F、403G及び40
3Hはそれぞれの動き角度を検出し、これらの角度信号
はA−D変換回路812によりディジタル信号に変換さ
れた後、中央制御装置811及び通信制御回路817を
通して無線機82から作業車10の無線機36に送信さ
れる。この無線機36で受信した角度信号を中央制御装
置351を通してモータ制御回路352に供給すること
により、作業ロボット20の多関節アーム202の各駆
動モータ202D、204、202E、202F、20
2G及び駆動部202Hを駆動制御し、多関節アーム2
02を多関節操作アーム403に倣って作業用レバー1
03側へ移動させるとともに、把持部202Cにより作
業用レバー103を把持する。そして、モニタ表示装置
83に表示される作業画面を見ながら、多関節操作アー
ム403でレストレバー402を前後左右に操作すれ
ば、この操作につれて動作する多関節操作アーム403
の各角度センサー403D、405、403E、403
F、403Gがそれぞれの動き角度を検出し、これらの
角度信号はA−D変換回路812によりディジタル信号
に変換された後、中央制御装置811及び通信制御回路
817を通して無線機82から作業車10の無線機36
に送信され、さらに無線機36で受信した角度信号を中
央制御装置351を通してモータ制御回路352に供給
することにより、作業ロボット20の多関節アーム20
2の各駆動モータ202D、204、202E、202
F、202Gを駆動制御する。その結果、多関節アーム
202は多関節操作アーム403の操作に倣って作業用
レバー103を操作することにより、作業車10の作業
を遠隔操作することができる。
【0022】また、作業車10を走行する場合は、上記
と同様にモニタ表示装置83の表示画面を見ながら、左
右の多関節操作アーム403の把持部403Cにオペレ
ータ60の左右の手を添えた状態で左右の多関節操作ア
ーム403を動かし、その把持部403Cにより左右の
疑似走行レバー407を把持する。この時、各多関節操
作アーム403の各角度センサー403D、405、4
03E、403F、403G及び403Hはそれぞれの
動き角度を検出し、これらの角度信号はA−D変換回路
812によりディジタル信号に変換された後、中央制御
装置811及び通信制御回路817を通して無線機82
から作業車10の無線機36に送信され、更に無線機3
6で受信した角度信号を中央制御装置351を通してモ
ータ制御回路352に供給することにより、作業ロボッ
ト20の多関節アーム202の各駆動モータ202D、
204、202E、202F、202G及び駆動部20
2Hを駆動制御し、多関節アーム202を多関節操作ア
ーム403に倣って走行用レバー104のアタッチメン
ト107側へ移動させるとともに、把持部202Cによ
りアタッチメント107を把持する。そして、モニタ表
示装置83に表示される車外の画面を見ながら、多関節
操作アーム403で疑似走行レバー407を前方に操作
すれば、この操作につれて動作する多関節操作アーム4
03の各角度センサー403D、405、403E、4
03F、403Gがそれぞれの動き角度を検出し、これ
らの角度信号はA−D変換回路812によりディジタル
信号に変換された後、中央制御装置811及び通信制御
回路817を通して無線機82から作業車10の無線機
36に送信され、この無線機36で受信した角度信号を
中央制御装置351を通してモータ制御回路352に供
給することにより、作業ロボット20の多関節アーム2
02の各駆動モータ202D、204、202E、20
2F、202Gを駆動制御し、多関節アーム202は多
関節操作アーム403の操作に倣って走行用レバー10
4を前方へ傾倒させることにより作業車10を前進させ
ることができる。また、疑似走行レバー407を多関節
操作アーム403によりオペレータ60の手前側に傾倒
操作すれば、この操作に倣って多関節アーム202が走
行用レバー104を手前に傾倒して作業車10を後進さ
せることができる。また、多関節操作アーム403によ
り左側の疑似走行レバー407を前方に、右側の疑似走
行レバー407を手前に傾倒操作すれば作業車10は右
旋回され、また、多関節操作アーム403により左側の
疑似走行レバー407を手前に、右側の疑似走行レバー
407を前方に傾倒操作すれば作業車10は左旋回され
ることになる。
【0023】上記のように本実施の形態によれば、人間
の両腕に相当する多関節アーム202を有する作業ロボ
ット20を作業車10の運転席102に固定し、監視セ
ンター50の操作席70の両肘掛け701に人間の両腕
に相当する多関節操作アーム403を設置し、そして、
ビデオカメラ31〜33で撮像された映像をモニタ表示
装置83の表示画面に表示しながら、多関節操作アーム
403でレストレバー402、疑似走行用レバー407
等を操作することにより、多関節操作アーム403の各
角度センサー403D、405、403E、403F、
403G及び403Hで検出される角度データを無線機
82、36を通してリアルタイムに送信し、この角度デ
ータに基づき作業ロボット20の多関節アーム202の
各駆動モータ202D、204、202E、202F、
202G及び駆動部202Hを駆動制御して多関節アー
ム202を動作させることにより、作業車10の作業用
レバー103あるいは走行用レバー104等を操作して
作業車10を遠隔操作する構成にしたので、従来のよう
に作業車の改造が不要になるとともに作業車の機種やメ
ーカに関係なく既存の作業車を利用して容易に遠隔操作
することができる。このため、作業者等が入り込めない
災害復旧現場で緊急に土砂等を掘削したり運搬しようと
する場合でも、既存の車両及び建設機械で即対応するこ
とができできるほか、車両及び建設機械等の作業車のメ
ンテナンスが容易になり、作業車の遠隔操作システムを
低コスト化できる。
【0024】また、本実施の形態においては、作業用レ
バー103に類似のレストレバー402が支持される支
持板401の前方への突出長さを作業車10の運転席1
02から作業レバー103までの間隔に合わせて調整で
きる構成にし、かつこのレストレバー402の高さを作
業用レバー103の高さに合わせて調整できる構成にな
っているから、作業車10の機種やメーカが異なって
も、これらの作業車に合わせてレストレバーの位置及び
高さを最適に調整することができる。
【0025】図7は、作業ロボット20の多関節アーム
202における把持部202Cの他の実施の形態を示す
平面図である。この図7において、把持部202Cの基
部210に開閉可能に取り付けた一対の把持片211の
相対向する面に波状の凹凸212Aを形成した硬質ゴム
等からなるパット部材212を把持片211の長手方向
に位置調整可能に設け、このパット部材212を介して
作業用レバー103を把持片211で把持するように構
成したものである。この実施の形態においては、作業用
レバー103等を凹凸212Aの凹部で滑りなく安定し
て把持できるとともに、パット部材212を把持片21
1の長手方向に位置調整可能に設けることにより、作業
用レバー103等に対するパット部材212の把持位置
が凹部と対向するように調節できる。なお、図示しない
が、多関節操作アーム403の把持部403Cも上記多
関節アーム202の把持部202Cと同様に構成されて
いる。
【0026】図8は、作業ロボット20の多関節アーム
202における把持部202Cの更に他の実施の形態を
示す平面図である。この図8において、把持部202C
の基部210に開閉可能に取り付けた一対の把持片21
1を互いに内方へ屈曲可能に構成し、この把持片211
の屈曲部分には把持片211を内方へ屈曲駆動する小型
モータ215を設け、更に把持片211の相対向する面
及び基部内面に硬質ゴム等からなるパット部材216設
け、把持片211の開閉動作と小型モータ215による
屈曲動作でパット部材216を介して作業用レバー10
3等を把持するように構成したものである。この実施の
形態においては、作業用レバー103等を更に安定して
確実に把持することができる。なお、図示しないが、多
関節操作アーム403の把持部403Cも上記多関節ア
ーム202の把持部202Cとほぼ同様に構成され、上
記把持部202Cと異なる点は、把持片の屈曲部にその
屈曲角度を検出する角度センサーが設けられるところに
ある。この角度センサーで検出された角度データは、上
記把持片211の小型モータ215を駆動制御する遠隔
指令となる。
【0027】なお、上記の実施の形態では、作業車10
の走行用レバー103等の各被操作部を操作する操作手
段として、各関節部及び旋回支持部等にモータを装着し
た人間の腕に相当する多関節アーム202を用いた場合
について説明したが、本発明はこれに限定されない。例
えば、図9に示すように、ロボット本体に固定されたア
ーム89の先端に設けた四角状の枠体90にX軸方向に
移動するX軸移動体91を設け、このX軸移動体91に
Y軸方向に移動するY軸移動体92を設け、さらに、枠
体90及びX軸移動体91には、X軸移動体91及びY
軸移動体92を駆動するモータ93、94を設け、この
各モータ93、94の回転軸とこれに対応するプーリ9
5、96間にそれぞれ巻き掛けたループ状のワイヤ9
7、98をX軸移動体91、Y軸移動体92に連結し、
モータ93、94を遠隔操作指令により駆動制御してワ
イヤ97、98を走行させることにより、X軸移動体9
1及びY軸移動体92を移動させて、Y軸移動体92に
連結した走行用レバー103等を遠隔操作する構成にし
てもよい。この場合、監視センター50側の遠隔操作手
段は、作業車10側の操作手段と同様な枠体及びX軸移
動体、Y軸移動体を備えるほか、このX軸移動体及びY
軸移動体の移動量を検出するエンコーダ等の検出器を備
える構成になっている。また、本発明における操作手段
及び遠隔操作手段を上記の実施の形態に示す人間の腕に
相当する多関節アームで構成するものに限らず、人間の
脚に相当する多関節体であってもよく、その数も一対以
上設けてもよい。また、図1に示す走行用レバー104
を操作する操作手段には、多関節アームに限らず、流体
圧シリンダを利用することができる。また、本発明にお
ける作業車10と監視センター50間の通信手段は、無
線機36、82に無線方式に限らず、光通信または衛星
通信を利用することも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、作業車の
走行・作業レバー等の被操作部を操作する少なくとも1
つの多関節アーム等からなる操作手段を有する作業ロボ
ットを作業車の運転席に設置し、この作業ロボットの操
作手段を多関節操作アーム等からなる遠隔操作手段から
の操作指令信号により駆動制御して作業車を遠隔操作す
るから、作業車の改造が不要になり、作業車の機種やメ
ーカに関係なく既存の作業車を利用して容易に遠隔操作
することができる。これにより、作業者等が入り込めな
い災害復旧現場で緊急に土砂等を掘削したり運搬しよう
とする場合でも、既存の作業車を即対応させることがで
きるほか、作業車のメンテナンスが容易になり、作業車
の遠隔操作システムを低コスト化できるという効果があ
る。
【0029】また、本発明によれば、監視センターに作
業車の運転室内に配設された走行・作業レバー等の被操
作部に対応する疑似被操作部を配設し、この疑似被操作
部の多関節操作アームに対する位置及び高さを作業車の
被操作部の位置に対応して調整可能に構成することによ
り、作業車10の機種やメーカが異なっても、これらの
作業車の被操作部に合わせて疑似被操作部の位置及び高
さを最適に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方式を適用した遠隔操作システムの全体
の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態における遠隔操作システム
を構成する作業ロボットを作業車の運転席にセットした
状態を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態における作業ロボット側の
機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態における遠隔操作側の機能
ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態における多関節アームの把
持部の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態における多関節操作アーム
の把持部の斜視図である。
【図7】本発明の作業ロボットの多関節アームにおける
把持部の他の実施の形態を示す平面図である。
【図8】本発明の作業ロボットの多関節アームにおける
把持部の更に他の実施の形態を示す平面図である。
【図9】本発明における操作手段の他の実施の形態を示
す平面図である。
【符号の説明】
10 作業車 101 運転室 102 運転席 103 作業用レバー(被操作部) 104 走行用レバー(被操作部) 20 作業ロボット 201 ロボット本体 202 多関節アーム(操作手段) 202C 把持部 202D、204、202E、202F、202G 駆
動モータ 202H 駆動部 203 旋回基部 30A、30B カメラ雲台 301、302 雲台駆動手段 31、32、33 ビデオカメラ(撮像手段) 31A、32A、33A ズーミング用駆動モータ 36 無線機(通信手段) 40 遠隔操作装置(遠隔操作手段) 401 支持板 402 レストレバー(疑似被操作部) 403 多関節操作アーム 403C 把持部 403D、405、403E、403F、403G、4
03H 角度センサー 404 旋回基部 50 監視センター 82 無線機(通信手段) 83 モニタ表示装置 211 把持片 213 パット部材 89 アーム 90 枠体 91 X軸移動体 92 Y軸移動体 93、94 駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311K 361 361 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 13/00 B25J 3/00 B25J 5/00 E02F 9/20 H04Q 9/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬車両及び建設機械に相当する作業車
    を該作業車の作業域から離れた位置にある監視センター
    からの操作指令によって遠隔操作する遠隔操作システム
    であって、 前記作業車の運転席に設置され、該作業車の運転室内に
    配設された走行・作業レバー等の各種の被操作部を操作
    する少なくとも1つの操作手段を有する作業ロボット
    と、 前記操作手段に装着され、該操作手段を駆動する駆動手
    段と、前記作業ロボットに設置され俯仰方向および水平
    方向に動作可能に構成された第1の雲台および第2の雲
    台と、 前記第1の雲台に設置され望遠および広角撮像が可能に
    構成された第1のビデオカメラと、 前記第2の雲台に設置され望遠および広角撮像が可能に
    構成された第2および第3のビデオカメラと、 前記操作手段に対する操作指令信号と、前記第1、第2
    の雲台に対する操作指令信号と、前記第1、第2、第3
    のビデオカメラに対する操作指令信号とを作業車に送信
    するとともに前記撮像手段で撮像した映像情報を前記監
    視センターに送信する通信手段と、 前記監視センターに設置され、前記第1、第2および第
    3のビデオカメラから通信手段を介して送信されてくる
    撮影画像を表示する表示手段と、 前記監視センターに設置され、前記表示手段に表示され
    た画像を見ながら操作することにより前記操作手段を操
    作する遠隔操作手段と、 前記遠隔操作手段の動き量を検出して前記操作手段の駆
    動手段に操作指令信号として送出するセンサーとを備
    え、 前記第1のビデオカメラは、前記作業車の運転室内及び
    作業車の作業状況を含む作業車外の情景を撮像するよう
    に構成され、 前記第2および第3のビデオカメラは、前記運転室内の
    作業車被操作部を局部的に立体視可能に撮像するととも
    に作業車の作業状況を局部的に立体視可能に撮像するよ
    うに構成され、 前記遠隔操作手段は、前記第1、第2の雲台を独立して
    操作し、かつ、前記第1、第2および第3のビデオカメ
    ラのズーミング動作を独立して制御するように構成され
    ている、 ことを特徴とする 遠隔操作システム。
  2. 【請求項2】 前記作業ロボットは、作業車の運転席に
    固定されるロボット本体を備え、前記操作手段は、一端
    が前記ロボット本体に水平方向に旋回可能に支持され、
    他端に把持部を有する多関節アームから構成され、前記
    多関節アームの各関節部分、前記ロボット本体への旋回
    支持部及び把持部に、前記遠隔操作手段からの操作指令
    信号により制御される駆動モータをそれぞれ設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の遠隔操作システム。
  3. 【請求項3】 前記遠隔操作手段は、一端が監視センタ
    ーの固定部に水平方向に旋回可能に支持され、他端に把
    持部を有する多関節操作アームを備え、前記センサーは
    前記多関節操作アームの各関節部分、前記固定部への旋
    回支持部及び把持部にそれぞれ設けられ、これらの動き
    角度を検出して前記多関節アームの各駆動モータへの操
    作指令信号として送出する請求項1または2記載の遠隔
    操作システム。
  4. 【請求項4】 前記監視センターに前記作業車の運転室
    内に配設された走行・作業レバー等の被操作部に対応す
    る疑似被操作部を配設し、この疑似被操作部の前記多関
    節操作アームに対する位置及び高さを前記作業車の被操
    作部に対応して調整可能に構成したことを特徴とする請
    求項3記載の遠隔操作システム。
  5. 【請求項5】 前記多関節アームの把持部を構成する把
    持片の相対向する面に、被操作部を滑りなく安定に把持
    する凹凸付きのパット部材を把持片の長手方向に移動可
    能に設けたことを特徴とする請求項2記載の遠隔操作シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記多関節操作アームの把持部を構成す
    る把持片の相対向する面に、疑似被操作部を滑りなく安
    定に把持する凹凸付きのパット部材を把持片の長手方向
    に移動可能に設けたことを特徴とする請求項3または4
    記載の遠隔操作システム。
  7. 【請求項7】 前記操作手段は、前記運転席に固定され
    たアームの先端に設けた枠体と、前記枠体にX軸方向に
    移動可能に設けたX軸移動体と、前記X軸移動体にY軸
    方向に移動可能に設けられ、前記被操作部が連結される
    Y軸移動体と、前記枠体に設けられ、前記X軸移動体及
    びY軸移動体をそれぞれ駆動する駆動手段とから構成さ
    れる請求項1記載の遠隔操作システム。
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