JP2019214836A - 作業機械の遠隔制御システム - Google Patents

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洋一 三村
勝彦 川上
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勝彦 川上
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尚臣 三鬼
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Takatsugu Hirano
高嗣 平野
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拓史 千葉
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Abstract

【課題】作業機械の遠隔制御システムにおいて、作業現場の状態をより詳細に把握すること。【解決手段】遠隔制御システム100は、作業機械から離れた位置に配置された遠隔操作指令装置46と、遠隔操作指令装置46から送信された遠隔操作指令情報に基づいて作業機械10内に設けられた当該作業機械10の操作機構を自動操作する作業機械側操作装置45とを備える。回転翼機80は、無線操縦式の飛行体であり、作業機械10よる作業状態を撮影するカメラ84を搭載している。飛行体制御部82は、遠隔操作指令装置46から送信された遠隔操作指令情報に基づいて、回転翼機80の飛行位置およびカメラ84による撮影方向を自動制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、作業機械の遠隔制御システムに関する。
従来、作業者が入り込めない災害復旧現場等において、クローラダンプやバックホウ等の作業機械を操作するハンドルやレバー類を遠隔操作可能とした遠隔制御システムが提案されている。
例えば、下記特許文献1には、運転席に取り付けられ、かつ、取り付けられた状態で作業者が運転席に着座可能なフレームを設け、第1、第2の操作レバーを操作する第1、第2のアクチュエータをフレーム34に一体的に取り付けた作業機械の遠隔制御システムが開示されている。この作業機械の遠隔制御システムでは、操作レバー制御部の遠隔操作モードを選択することで、遠隔操作指令情報に基づいて第1、第2アクチュエータを制御して第1、第2の操作レバーを操作することにより、作業機械を遠隔制御することができるようにし、操作レバー制御部の手動操作モードを選択することで、第1、第2のアクチュエータをサーボフリーとして第1、第2の操作レバーを手動操作できるようにしている。
特開2018−12951号公報
このような遠隔制御システムでは、作業機械側に作業員がいないため、作業機械内(または作業機械の筐体等)にカメラを設置して、作業現場における作業状態を監視している。
しかしながら、カメラと作業現場の位置関係や作業の内容によっては、作業現場の状態を確認しにくい場合があり、改善の余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、作業機械の遠隔制御システムにおいて、作業現場の状態をより詳細に把握することにある。
上述の目的を達成するため、本発明にかかる遠隔制御システムは、作業機械から離れた位置に配置された遠隔操作指令装置と、前記遠隔操作指令装置から送信された遠隔操作指令情報に基づいて前記作業機械内に設けられた当該作業機械の操作機構を自動操作する作業機械側操作装置と、を備える作業機械の遠隔制御システムであって、前記作業機械による作業状態を撮影するカメラを搭載した無線操縦式の飛行体と、前記遠隔操作指令装置から送信された遠隔操作指令情報に基づいて、前記飛行体の飛行位置および前記カメラによる撮影方向を自動制御する飛行体制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、作業機械の遠隔制御システムにおいて、遠隔操作指令情報に基づいて飛行体の飛行位置およびカメラによる撮影方向を自動制御するので、飛行体を作業者等が無線操縦する場合と比較して作業負担を軽減することができる。また、作業機械の動きに自動的に追従するので、作業機械の動きと連動した画像を撮影することができ、作業効率を向上させる上で有利となる。
実施の形態にかかる遠隔制御システム100の構成を示すブロック図である。 回転翼機80の外観の一例を示す斜視図である。 遠隔制御システム100が適用される作業機械10の側面図である。 遠隔制御システム100が適用される作業機械10の運転席を斜め前方から見た斜視図である。 作業機械側制御部44の構成を示すブロック図である。 遠隔操作指令装置46の構成を示すブロック図である。 作業機械10と回転翼機80との位置関係の一例を示す図である。 作業機械10と回転翼機80との位置関係の一例を示す図である。 遠隔制御システム100の他の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態では、無線操縦型の飛行体として回転翼機(ドローン)を用いる場合について説明するが、これに限らず従来公知の様々な形態の飛行体を適用可能である。
図1は、実施の形態にかかる遠隔制御システム100の構成を示すブロック図である。
遠隔制御システム100は、主に遠隔操作指令装置46(図6)と、作業機械側操作装置45(図5)と、飛行体である回転翼機80とを含んで構成され、作業機械10を離れた位置から遠隔操作するためのシステムである。
回転翼機80は、作業機械10よる作業状態を撮影するカメラ84を搭載した無線操縦式の飛行体である。カメラ84で撮影された画像は、例えば遠隔操作指令装置46が配置されている指令室等に送信され、指令室にいる作業者は、当該画像を見ながら遠隔操作指令装置46を操作することが可能となる。なお、カメラ84とともに作業機械10の操作室1402(図4参照)内にもカメラを設け、操作室1402に搭乗した際の視点での画像を撮影してもよい。
遠隔操作指令装置46は、作業機械10から離れた位置に配置され、作業員等の操作入力を受けて作業機械10の操作指示を受け付け、その内容を遠隔操作指令情報として作業機械側操作装置45に送信する。
作業機械側操作装置45は、作業機械10内に配置され、遠隔操作指令装置46から送信された遠隔操作指令情報に基づいて、作業機械10内に設けられた当該作業機械10の操作機構(第1〜第4の操作レバー22、24、26、28:図4、図5参照)を自動操作する。作業機械側操作装置45は、第1〜第4の操作レバー22、24、26、28を操作する第1〜第4のアクチュエータ36、38、40、42(図4、図5参照)と、遠隔操作指令装置46からの遠隔操作指令情報を受信し、遠隔操作指令情報に基づいて各アクチュエータ36、38、40、42を駆動する作業機械側制御部44とを備える。
また、本実施の形態では、作業機械側操作装置45が飛行体制御部82を備える。
詳細は後述するが、飛行体制御部82は、遠隔操作指令装置46から送信された遠隔操作指令情報に基づいて、回転翼機80の飛行位置およびカメラ84による撮影方向を自動制御する。
なお、図9に示すように、飛行体制御部82を回転翼機80に設けてもよい。この場合、遠隔操作指令装置46から送信された遠隔操作指令情報を回転翼機80でも受信し、回転翼機80に設けられた制御部によって飛行体制御部82を実現する。
図2は、回転翼機80の外観の一例を示す斜視図である。
回転翼機80には筐体802に4つのプロペラ804が設置されている。このため、風などの影響を受けやすい屋外等でも安定して飛行が可能である。
回転翼機80の操縦(飛行方向や飛行速度の制御)は、後述する飛行体制御部82を用いてなされる。
回転翼機80の筐体802には、作業機械10よる作業状態を撮影するカメラ84が搭載されている。カメラ84の撮影方向や撮影倍率(ズーム)なども、後述する飛行体制御部82によって制御される。
また、回転翼機80は図示しない通信装置を備え、作業機械側操作装置45および遠隔操作指令装置46が配置されている指令室等と通信が可能である。また、回転翼機80は図示しないGPS受信器を備え、自機の現在位置情報を取得可能である。
なお、回転翼機80の構成は図2に示したものに限らず、例えばプロペラが2つのものなど、従来公知の様々なタイプが適用可能である。
つぎに、遠隔制御システム100が適用される作業機械10について説明する。
図3に示すように、本実施の形態では、緊急災害復旧工事などの危険な工事場所で使用される作業機械が、遠隔制御により無人運転されるバックホウである場合について説明する。なお、本発明が適用される作業機械は、ブルドーザ、クローラ式のダンプカー、ホイールローダなど従来公知の様々な作業機械に適用可能である。
図3に示すように、作業機械10は、下部走行体12と、上部旋回体14と、ブーム16と、アーム18と、バケット20を含んで構成される。
下部走行体12は、左右一対のクローラ1202の回転により地盤G上を走行する。
上部旋回体14は、下部走行体12の上部に旋回軸を中心に水平旋回可能に設けられている。
上部旋回体14には操作室1402が設けられ、操作室1402には、下部走行体12の走行、上部旋回体14の旋回、ブーム16の揺動、アーム18の揺動、バケット20の揺動などを操作するための第1〜第4の操作レバー22、24、26、28(図4参照)が設けられている。各操作レバー22、24、26、28については後述する。
ブーム16は、その基端が水平方向に延在する支軸を介して上部旋回体14に揺動可能に支持されている。
アーム18は、その基端が水平方向に延在する支軸を介してブーム16の先端に揺動可能に支持されている。
バケット20は、その基端が水平方向に延在する支軸を介してアーム18の先端に揺動可能に支持されている。
上部旋回体14とブーム16との間には、ブーム16を揺動させるブームシリンダ1602が設けられている。
ブーム16とアーム18との間には、アーム18を揺動させるアームシリンダ1802が設けられている。
アーム18とバケット20との間には、バケット20を揺動させるバケットシリンダ2002が設けられている。
これらブームシリンダ1602、アームシリンダ1802、バケットシリンダ2002は油圧シリンダである。
したがって、ブームシリンダ1602が伸縮することにより上部旋回体14に対してブーム16が揺動される。
また、アームシリンダ1802が伸縮することによりブーム16に対してアーム18が揺動される。
また、バケットシリンダ2002が伸縮することによりアーム18に対してバケット20が揺動される。
本実施の形態では、ブーム16とアーム18とバケット20とが、作業部材21を構成している。
図4に示すように、操作室1402には、運転席30と、左右一対の肘掛け部32と、第1〜第4の操作レバー22、24、26、28(作業機械の操作機構)とが設けられている。
運転席30は、操作室1402の床面1404に取り付けフレーム15を介して取着されたクッション材1406の上に設けられ、作業機械10の振動が運転席30に着座した作業者に伝達されないように図られている。
運転席30は、作業者が着座する座部3002と、座部3002の後方から上方に起立する背もたれ部3004とを有している。
肘掛け部32は、座部3002の左右両側に設けられている。
第1、第2の操作レバー22、24は、各肘掛け部32の前方に揺動可能に設けられている。第1、第2の操作レバー22、24の揺動支点は、各肘掛け部32の内部で支持されている。
座部3002の左側に位置する第1の操作レバー22は、前後方向に揺動操作されることでアームシリンダ1802を伸縮させてアーム18の揺動を行い、前後方向と交差する左右方向に揺動操作されることで上部旋回体14の旋回を行なう。
座部3002の右側に位置する第2の操作レバー24は、前後方向に揺動操作されることでブームシリンダ1602を伸縮させてブーム16の揺動を行い、前後方向と交差する左右方向に揺動操作されることでバケットシリンダ2002を伸縮させてバケット20の揺動を行なう。
第3、第4の操作レバー26、28は、運転席30の前方の床面1404から前後方向に揺動可能に突設されている。第3、第4の操作レバー26、28の揺動支点は、床面1404の内部で支持されている。
左側に位置する第3の操作レバー26は、前後方向に揺動操作されることで左側のクローラ1202の回転方向を前進方向あるいは後退方向に切り換える。
右側に位置する第4の操作レバー28は、前後方向に揺動操作されることで右側のクローラ1202の回転方向を前進方向あるいは後退方向に切り換える。
本実施の形態では、第1〜第4の操作レバー22、24、26、28(操作機構)は、作業者または後述する第1〜第4のアクチュエータ36、38、40、42からの力を受けていない時、すなわち非操作時には、揺動支点の中心位置(基準位置)に復帰するものとする。これは、各操作レバー22、24、26、28の揺動支点を、非操作時に基準位置に復帰させる復帰機構が設けられているためである。
つぎに、作業機械側操作装置45を構成する第1〜第4のアクチュエータ36、38、40、42について説明する。
第1〜第4のアクチュエータ36、38、40、42は、図4に示すように、フレーム34により支持されている。
フレーム34は、本体板部3402と、左右の側板部3404と、左右の屈曲板部3406と、前板部3408と、支持板部3410とを備え、運転席30に着脱可能に取り付けられている。
本体板部3402は、運転席30の座部3002の上面を覆う大きさの矩形板状を呈し、座部3002の上面に載置される。
左右の側板部3404は、本体板部3402の左右の側縁部から上方に起立し、各肘掛け部32の内側面を覆う大きさの矩形板状を呈し、各肘掛け部32の内側面に当接される。
左右の屈曲板部3406は、左右の側板部3404の上縁から運転席30の幅方向外側に屈曲し、各肘掛け部32の上面を覆う大きさの矩形板状を呈し、各肘掛け部32の上面に当接される。
前板部3408は、本体板部3402の前縁の中央部分から前方に突出する突出部3409を介して下方に垂設され、クッション材1406の前面の上半部を覆う大きさの矩形板状を呈し、クッション材1406の前面の上半部に当接する。
支持板部3410は、前板部3408の下縁から前方に突出しその前縁が運転席30と第3、第4の操作レバー26、28との中間に位置する大きさの矩形板状を呈している。
なお、フレーム34の運転席30への取り付けは、本体板部3402を座部3002の上面に載置し、左右の側板部3404を各肘掛け部32の内側面に当接させ、左右の屈曲板部3406を各肘掛け部32の上面に載置し、前板部3408をクッション材1406の前面に当接させた状態で、例えば、左右の側板部3404を各肘掛け部32に不図示のボルトおよびナットを介して締結することでなされる。
なお、フレーム34の運転席30への取り付け構造は、上記構造に限定されるものではなく、従来公知の様々な構成が使用可能である。
第1、第2のアクチュエータ36、38は、取り付け金具48を介して左右の屈曲板部3406に一体的に取り付けられ第1、第2の操作レバー22、24を操作するものである。
第1、第2のアクチュエータ36、38は、結合部39を介して第1、第2の操作レバー22、24に着脱可能に連結されている。
本実施の形態では、第1のアクチュエータ36は、直動式の電気シリンダ3602と、回転式のモータ3604とを含んで構成されている。
また、第2のアクチュエータ38は、直動式の電気シリンダ3802と、回転式のモータ3804とを含んで構成されている。
直動式の電気シリンダ3602、3802は、シリンダ本体3602A、3802Aに組み込まれたモータへの駆動信号の供給によりピストンロッド3602B、3802Bを出没させ、第1、第2の操作レバー22、24を前後方向に揺動操作する。
より詳細には、ピストンロッド3602B、3802Bの一端はモータが組み込まれたシリンダ本体3602A、3802Aに支持されており、ピストンロッド3602B、3802Bの他端には第1、第2の操作レバー22、24を握持する結合部39が取り付けられている。結合部39は、操作レバー22、24の周囲を囲むように形成された2つの握持部材39A,39Bと、握持部材39A,39Bを開閉する開閉部39Cとを備える。
図4では握持部材39A,39Bを閉塞させて第1、第2のアクチュエータ36、38と第1、第2の操作レバー22、24とが結合した状態を示している。開閉部39Cが握持部材39A,39Bを開放させると、第1、第2のアクチュエータ36、38と第1、第2の操作レバー22、24との結合が解除される。
図4に示すように、回転式のモータ3604、3804は、モータ本体3604A、3804Aへの駆動信号の供給により駆動軸3604B、3804Bがその軸心の回りに回動するものである。
モータ本体3604A、3804Aは、屈曲板部3406に取り付け金具48を介して取り付けられている。
回転式のモータ3604、3804の駆動軸3604B、3804Bの先部は、直動式の電気シリンダ3602、3802のシリンダ本体3602A、3802Aに連結されている。
したがって、回転式のモータ3604、3804の駆動軸3604B、3804Bを正逆転させると、直動式の電気シリンダ3602、3802は、ピストンロッド3604B、3804Bを中心として運転席30の左右方向に揺動し、第1、第2の操作レバー22、24を左右方向に揺動させる。
図4に示すように、第3、第4のアクチュエータ40、42は、フレーム34の支持板部3410に支持され、第3、第4の操作レバー26、28を操作するものである。
第3、第4のアクチュエータ40、42は、結合部43を介して第3、第4の操作レバー26、28に着脱可能に連結されている。
本実施の形態では、第3のアクチュエータ40は、直動式の電気シリンダ4002を含んで構成されている。
また、第4のアクチュエータ42は、直動式の電気シリンダ4202を含んで構成されている。
直動式の電気シリンダ4002、4202は、シリンダ本体4002A、4202Aへの駆動信号の供給によりピストンロッド4002B、4202Bを出没させ、第3、第4の操作レバー26,28を前後方向に揺動操作する。
より詳細には、ピストンロッド4002B、4202Bの一端はモータが組み込まれたシリンダ本体4002A、4202Aに支持されており、ピストンロッド4002B、4202Bの他端には第3、第4の操作レバー26、28を握持する結合部43が取り付けられている。結合部43は、操作レバー26、28の周囲を囲むように形成された2つの握持部材43A,43Bと、握持部材43A,43Bを開閉する開閉部43Cとを備える。
図4では握持部材43A,43Bを閉塞させて第3、第4のアクチュエータ40、42と第3、第4の操作レバー26、28とが結合した状態を示している。開閉部43Cが握持部材43A,43Bを開放させると、第3、第4のアクチュエータ40、42と第3、第4の操作レバー26、28との結合が解除される。
なお、本実施の形態では、第1〜第4のアクチュエータ36、38、40、42が直動式の電気シリンダあるいは回転式のモータで構成されている場合について説明したが、第1〜第4のアクチュエータ36、38、40、42は、空気シリンダ、油圧シリンダ、リニアモータなど従来公知の様々なアクチュエータが使用可能である。
つぎに、遠隔操作指令装置46について説明する。
遠隔操作指令装置46は、作業機械10から離れた箇所に位置する作業者が操作するものであり、作業者の操作により生成した遠隔操作指令情報を作業機械側制御部44に無線回線を介して送信するものである。
図6に示すように、遠隔操作指令装置46は、第1〜第4の遠隔操作レバー58、60、62、64と、角度センサ66A〜66Dと、制御部68と、遠隔制御側通信部70とを含んで構成されている。
第1〜第4の遠隔操作レバー58、60、62、64は、第1〜第4の操作レバー22、24、26、28を遠隔制御するための揺動操作がなされる遠隔制御用の操作部材(ジョイスティック)で構成されている。
角度センサ66A〜66Dは、各遠隔操作レバー58、60、62、64に対応して設けられ、各遠隔操作レバー58、60、62、64の操作位置に対応する角度を示す検知信号を出力するものである。
制御部68は、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、各角度センサ66、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。
制御部68は、上記制御プログラムを実行することにより指令情報生成部68Aとして機能する。
指令情報生成部68Aは、各角度センサ66A〜66Dから供給される検知信号に基づいて遠隔操作指令情報を生成するものである。
遠隔制御側通信部70は、指令情報生成部68Aで生成された遠隔操作指令情報を作業機械側通信部72(図5)に無線回線を介して送信するものである。
つぎに、作業機械側操作装置45を構成する作業機械側制御部44について説明する。
作業機械側制御部44は、操作室1402あるいは上部旋回体14の適宜箇所に設けられている。作業機械側制御部44は、遠隔操作指令装置46から送信された遠隔操作指令情報に基づいて第1〜第4のアクチュエータ36、38、40、42を制御するものである。
図5に示すように、作業機械側制御部44は、GPS受信器71と、作業機械側通信部72と、第1〜第4の駆動検出部74A〜74Dと、サーボ制御機構76と、制御部78とを含んで構成されている。
GPS受信器71は、GPS衛星から送信されるGPS信号を受信して、作業機械10の現在位置情報(緯度経度)を算出する。
作業機械側通信部72は、遠隔制御側通信部70から送信される遠隔操作指令情報を受信するものである。
また、作業機械側通信部72は、後述する飛行体制御部82で生成された回転翼機80の駆動信号を回転翼機80に対して送信する。
第1〜第4の駆動検出部74A〜74Dは、第1〜第4のアクチュエータ36、38、40、42による第1〜第4の操作レバー22、24、26、28の操作量を検出するものである。
具体的に説明すると、第1、第2の駆動検出部74A、74Bは、直動式の電気シリンダ3602、3802のシリンダロッド3602B、3802Bの移動量と、回転式のモータ3604、3804の駆動軸3604B、3804Bの回転量(角度)とを検出する。
第3、第4の駆動検出部74C、74Dは、直動式の電気シリンダ4002、4202のシリンダロッド4002A、4202Aの移動量を検出する。
サーボ制御機構76は、各電気シリンダ3602、3802、4002、4202、各モータ3604、3804を制御するサーボ制御部を含んで構成されている。
制御部78は、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、第1〜第4の駆動検出部74A〜74D、サーボ制御機構76、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。
制御部78は、上記制御プログラムを実行することにより操作レバー制御部79および飛行体制御部82として機能する。
操作レバー制御部79は、作業機械側通信部72を介して受信した遠隔操作指令情報に基づいて、第1〜第4の駆動検出部74A〜74Dの検出結果を監視しつつ、サーボ制御機構76を制御することで第1〜第4のアクチュエータ36、38、40、42を駆動制御して第1〜第4の操作レバー22、24、26、28を動かすものである。
操作レバー制御部79は、遠隔操作指令装置46の操作に応じて遠隔制御を行う。すなわち、遠隔操作指令情報に基づいて第1〜第4のアクチュエータ36、38、40、42を制御して第1〜第4の操作レバー22、24、26、28を操作する。
飛行体制御部82は、遠隔操作指令装置46から送信された遠隔操作指令情報に基づいて、回転翼機80の飛行位置およびカメラ84による撮影方向を自動制御する。
より詳細には、飛行体制御部82は、作業機械10の移動に追従して回転翼機80の飛行位置を移動させるとともに、作業機械10による作業領域がカメラ84の撮影画像に含まれるように撮影方向を制御する。
<作業機械10の移動時>
図7を用いて説明すると、飛行体制御部82は、例えば回転翼機80からその現在位置情報を受信するとともに、GPS受信器71で算出された作業機械10の現在位置と比較して、作業機械10の現在位置から所定距離L離れた位置に回転翼機80が位置するように移動制御信号を送信する。その後、遠隔操作指令情報に基づいて作業機械10が移動する場合は、作業機械10の移動速度および移動方向と同様に回転翼機80を移動させれば、すなわち図7におけるV1=V2とすれば、所定距離Lを維持したまま回転翼機80を作業機械10に追従させることができる。
なお、図7では作業機械10が移動方向の先に位置しているが、回転翼機80が先導する形で移動してもよいことは無論である。
また、GPSを用いて現在位置を把握するのではなく、例えば回転翼機80に発信器を取り付け、発振器から送信される信号の受信強度等に基づいて回転翼機80の位置を把握してもよい。
また、例えば図7のように回転翼機80の進行経路上にある障害物Bを検知した場合、飛行体制御部82は、点線で示す経路Rのように障害物Bとの接触を回避するよう回転翼機80の飛行位置を制御するようにしてもよい。回転翼機80周辺の障害物を検知する方法として、例えば回転翼機80のカメラ84の撮影方向を進行方向とし、その撮影画像を画像解析したり、回転翼機80にレーダ(センサ)を設けるなどしてもよい。このような障害物検知部(画像解析部やレーダ)は、回転翼機80側に設けてもよいし、作業機械側制御部44に設けてもよい。
<作業機械10の作業時>
作業機械10が作業現場まで移動すると、一般に一定の位置に留まって作業を行う。飛行体制御部82は、例えば遠隔操作指令情報にブーム16、アーム18、バケット20等、作業部材21の駆動指令が含まれている場合には、作業が開始されたと判断し、カメラ84の撮影画像内に作業領域が含まれるよう回転翼機80の位置を移動させる。
この時の回転翼機80の位置は任意に設定可能であるが、例えば図8Aのように作業機械10前方のブーム16の延在方向S1からずれた方向(角度θ)から作業機械10側を撮影する。これは、作業機械10の操作室1402から作業領域を見た画像は操作室1402内に設置されたカメラ(図示なし)で撮影可能であるのに対して、作業機械10に対向する方向からの画像は作業機械10の外部にある回転翼機80からしか撮影できないこと、またブーム16の延在方向S1と一致した方向から撮影すると、アーム18やバケット20等により作業領域が隠れてしまう可能性があるためである。
図8Aの状態に対して、図8Bのように上部旋回体14が旋回すると、回転翼機80も移動し、角度θを維持する。
なお、カメラ84の撮影領域を決定する際には、作業部材21、特にバケット20が撮影領域内に含まれるようにするのが好ましい。これは、バケット20が直接作業領域に触れるものであり、バケット20周辺の画像を撮影することによって作業の様子が確認しやすくなるためである。
この場合、飛行体制御部82は、例えばカメラ84の撮影画像を画像解析して作業機械10の作業部材21(特にバケット20)の位置を特定し、作業部材21が撮影画像に含まれるように撮影方向を制御する。
また、例えば遠隔操作指令情報に基づいて作業機械10の作業部材21(特にバケット20)の位置を特定し、作業部材21が撮影画像に含まれるように撮影方向を制御してもよい。すなわち、遠隔操作指令情報で指示されたブーム16やアーム18の延在方向からバケット20の位置を特定し、その周辺を撮影するようにしてもよい。
以上説明したように、実施の形態にかかる遠隔制御システム100によれば、遠隔操作指令情報に基づいて回転翼機80の飛行位置およびカメラ84による撮影方向を自動制御するので、回転翼機80を作業者等が無線操縦する場合と比較して作業負担を軽減することができる。また、作業機械10の動きに自動的に追従するので、作業機械10の動きと連動した画像を撮影することができ、作業効率を向上させる上で有利となる。
また、遠隔制御システム100において、画像や遠隔操作指令情報に基づいて作業部材21の位置を特定し、作業部材21が撮影画像に含まれるように撮影方向を制御すれば、作業領域の詳細な画像を得ることができ、作業機械の遠隔制御を的確に行う上で有利となる。
また、遠隔制御システム100において、障害物との接触を回避するよう回転翼機80の飛行位置を制御すれば、回転翼機80の破損や故障等を防止することができる。
10 作業機械
22、24、26、28 操作レバー
36、38、40、42 アクチュエータ
44 作業機械側制御部
45 作業機械側操作装置
46 遠隔操作指令装置
58、60、62、64 遠隔操作レバー
68 制御部
68A 指令情報生成部
70 遠隔制御側通信部
71 GPS受信器
72 作業機械側通信部
74A、74B、74C 駆動検出部
76 サーボ制御機構
78 制御部
79 操作レバー制御部
80 回転翼機(飛行体)
82 飛行体制御部
84 カメラ

Claims (5)

  1. 作業機械から離れた位置に配置された遠隔操作指令装置と、前記遠隔操作指令装置から送信された遠隔操作指令情報に基づいて前記作業機械内に設けられた当該作業機械の操作機構を自動操作する作業機械側操作装置と、を備える作業機械の遠隔制御システムであって、
    前記作業機械よる作業状態を撮影するカメラを搭載した無線操縦式の飛行体と、
    前記遠隔操作指令装置から送信された遠隔操作指令情報に基づいて、前記飛行体の飛行位置および前記カメラによる撮影方向を自動制御する飛行体制御部と、
    を備えることを特徴とする作業機械の遠隔制御システム。
  2. 前記飛行体制御部は、前記作業機械の移動に追従して前記飛行体の飛行位置を移動させるとともに、前記作業機械による作業領域が前記カメラの撮影画像に含まれるように前記撮影方向を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の作業機械の遠隔制御システム。
  3. 前記飛行体制御部は、前記カメラの前記撮影画像を画像解析して前記作業機械の作業部材の位置を特定し、前記作業部材が前記撮影画像に含まれるように前記撮影方向を制御する、
    ことを特徴とする請求項2記載の作業機械の遠隔制御システム。
  4. 前記飛行体制御部は、前記遠隔操作指令情報に基づいて前記作業機械の作業部材の位置を特定し、前記作業部材が前記撮影画像に含まれるように前記撮影方向を制御する、
    ことを特徴とする請求項2記載の作業機械の遠隔制御システム。
  5. 前記飛行体周辺の障害物を検知する障害物検知部を更に備え、
    前記飛行体制御部は、前記障害物との接触を回避するよう前記飛行体の前記飛行位置を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の作業機械の遠隔制御システム。
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