JP2521244Y2 - クレーン車の側方視認装置 - Google Patents

クレーン車の側方視認装置

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JP2521244Y2
JP2521244Y2 JP1990003345U JP334590U JP2521244Y2 JP 2521244 Y2 JP2521244 Y2 JP 2521244Y2 JP 1990003345 U JP1990003345 U JP 1990003345U JP 334590 U JP334590 U JP 334590U JP 2521244 Y2 JP2521244 Y2 JP 2521244Y2
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telescopic boom
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幸宏 滝上
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Tadano Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、走行車体上に旋回自在に搭載され一側に
走行用運転室を備えた旋回台と、当該旋回台に起伏自在
に枢支されその先端が前記走行車体の前端より前方に突
出して格納される伸縮ブームを有するクレーン車の側方
視認装置に関するものである。
(従来技術) この種クレーンは、一般道路を走行する場合、伸縮ブ
ームを倒伏した格納状態で走行するため伸縮ブームの先
端が走行車体の前端より大きく前方へ突出した姿勢をと
るようになっている。したがって、このクレーン車が交
差点を通過しようとする際には前記走行用運転室よりも
早く伸縮ブームの先端が交差点に侵入するとになり、こ
の時点ではまだ走行用運転室内から交差する道路の状態
を視認することができないため、伸縮ブームの先端と交
差する道路を進行中の車輌が接触し事故を起こすおそれ
があった。
このため、伸縮ブームの先端部適所にクレーン車の左
右側方を視認可能な一対の側視鏡を取り付けクレーン車
の両側方を視認できるようにしたものや、伸縮ブームの
先端部適所に両側方に向けて一対のテレビカメラを取り
付け、このテレビカメラで撮影した画像を択一的に選択
して運転室に設けたディスプレイでモニターするように
したものが用いられていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この種側方視認装置は、前者のものに
あっては、通常左右一対の側視鏡が近接して取り付けら
れているので、左側方と右側方を誤って視認し易く、ま
た、後者のものにおいても、左右のテレビカメラの画像
を切換えてモニターするようになっているので、モニタ
ーしている画像が左側方のものか右側方のものか誤って
認識してしまうという問題点があった。
この考案は、上記問題点に鑑み、視認誤りの少ない側
方視認装置を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、走行車体上に旋回自在に搭載され一側に
走行用運転室を備えた旋回台と、当該旋回台に起伏自在
に枢支されその先端が前記走行車体の前端より前方に突
出して格納される伸縮ブームを有するクレーン車の側方
視認装置において、前記伸縮ブームの一側側先端部にク
レーン車の一側方を視認可能な側視鏡を取り付けると共
に、伸縮ブームの先端部適所にクレーン車の他側方に向
けてテレビカメラを取り付け、このテレビカメラで撮影
した画像を前記運転室に設けたディスプレイでモニター
可能に構成したことを特徴としている。
(作用) この考案は、以上の如く構成しているので、クレーン
車の一側側は伸縮ブームの一側側先端部に取り付けた側
視鏡で視認することができ、また、クレーン車の他側側
は伸縮ブームの先端部適所に他側方に向けて取り付けら
れたテレビカメラで撮影した画像を運転室に設けたディ
スプレイでモニターすることができるのである。従っ
て、伸縮ブーム先端部に取り付けられた側視鏡と運転室
に設けられたディスプレイという取付け位置および視認
方法の異なる2つの視認装置により夫々クレーン車の一
側側および他側側を視認することができるので視認誤り
を可及的に防止できるのである。
(実施例) 以下この考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づ
き説明する。
第1図は一般道路を自走するクレーン車を示し、図中
1は走行車体、2は車輪、3はエンジンルーム、4はク
レーン作業時に走行車体1を支えるアウトリガである。
走行車体1上には旋回台5が設けられている。この旋回
台5には伸縮ブーム6が枢軸7を介して起伏自在に枢着
され、この伸縮ブーム6は図示しない起伏シリンダによ
り起伏される。また、伸縮ブーム6は図示しない伸縮シ
リンダにより伸縮可能となっている。そして、上記旋回
台5の一側側には運転室8が設けられている。この運転
室8は走行車体1の操向をなす走行用運転室とクレーン
作業の操作をなすクレーン作業用運転室とを兼用するも
のである。伸縮ブーム6は格納状態、すなわち伸縮ブー
ム6を縮小し倒伏した状態において、その先端が走行車
体1の前端より前方に突出しており、この状態で走行移
動するようになっている。
9は、伸縮ブーム6の基ブーム6a一側側先端部に取り
付けられた側視鏡であり、旋回台5の一側側に設けられ
た運転室8からクレーン車の一側方を視認できるように
基ブーム6aの側板先端部にブラケット10を介して取り付
けられている。側視鏡9はその視認範囲を運転室8から
遠隔操作されるようになっている。すなわち、側視鏡の
ミラー17は運転室8に設けた操作スイッチ11の操作によ
り電動モータ12が作動し、その取付角度を車輌の前後方
向および上下方向に任意に調節できるようになってい
る。
13は、伸縮ブーム6の基ブーム6a先端部適所にクレー
ン車の他側方に向けて取り付けられたテレビカメラであ
り、クレーン車の他側方を撮影するようになっている。
14は、運転室8内に設置されたディスプレイであり、前
記テレビカメラ13で撮影した画像をこのディスプレイ14
で表示するようになっている。15は側視鏡9を遠隔操作
するための操作信号を伝達するための電線、16はテレビ
カメラ13で撮影した画像信号をディスプレイ14に伝達す
るための電線である。
次に作動を説明する。
本考案のクレーン車は、一般道路走行中に交差点を通
過しようとする場合、伸縮ブーム6の一側側先端部に側
視鏡9を取り付けているので、運転室8が交差点に侵入
していなくても、伸縮ブーム6の先端部が当該交差点に
侵入した時点で交差する道路の一側側の状況を運転室8
内から視認することができる。また、伸縮ブーム6の先
端部適所にクレーン車の他側方に向けてテレビカメラ13
を取り付けているので、運転室8が交差点に侵入してい
なくても、伸縮ブーム6の先端部が当該交差点に侵入し
た時点で交差する道路の他側方の状況をテレビカメラ13
が撮影しこれをディスプレイ14に表示するので運転室8
の運転者はディスプレイ14を見て前記交差する道路の状
況を視認することができる。
これにより、伸縮ブーム6の先端が交差点に侵入した
時点でいち早く交差する道路を走行中の他の車両を確認
することができるので接触事故等の発生を未然に防止す
ることができるのである。
特に、本考案の側方視認装置は、クレーン車の両側方
を、側視鏡9とテレビカメラ13が撮影した画像を表示す
るディスプレイ14という取付位置および視認方法の異な
る2つの視認装置を用いて視認するようにしたのでクレ
ーン車の右側方と左側方を誤って認識する恐れがなくな
るのである。
なお、側視鏡9の視認範囲を変更したい場合は、運転
室8から操作スイッチ11を操作し電動モータ12を駆動し
ミラー17の取付角度を任意に調節すればよい。
なお、以上説明した実施例においては、側視鏡9およ
びテレビカメラ13を基ブーム6a先端部に取り付けた場合
について説明したが、伸縮ブーム6の先段側ブームに取
り付けるようにしてもよい。この場合には、電線15およ
び16にコードリールを介装し、伸縮ブーム6が伸縮動し
ても制御信号および画像信号を伝達できるようにすれば
よい。
また、側視鏡9を電動モータ12を用いて遠隔操作する
ようにした実施例について説明したが、プッシュプルケ
ーブル等を用いて遠隔操作するようにしてもよい。ま
た、遠隔操作せずに手動によって操作するようにしても
よい。
(考案の効果) この考案の側方視認装置は、側視鏡とテレビカメラと
いう2種類の視認装置を用いてクレーン車の左右側方を
視認するようにしたので、交差点通過時交差する道路を
走行中の車両をいち早く確認することができ接触事故を
未然に防止できる他、左側方と右側方の誤認を可及的に
防止することができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図はクレ
ーン車の側面図、第2図は平面図、第3図は要部説明
図、第4図は本考案の側方視認装置の作動を説明する図
である。 走行車体……1,運転室……8,旋回台……5,伸縮ブーム…
…6,側視鏡……9,テレビカメラ……13,ディスプレイ…
…14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車体上に旋回自在に搭載され一側に走
    行用運転室を備えた旋回台と、当該旋回台に起伏自在に
    枢支されその先端が前記走行車体の前端より前方に突出
    して格納される伸縮ブームを有するクレーン車の側方視
    認装置において、前記伸縮ブームの一側側先端部にクレ
    ーン車の一側方を視認可能な側視鏡を取り付けると共
    に、伸縮ブームの先端部適所にクレーン車の他側方に向
    けてテレビカメラを取り付け、このテレビカメラで撮影
    した画像を前記運転室に設けたディスプレイでモニター
    可能に構成したことを特徴とするクレーン車の側方視認
    装置。
JP1990003345U 1990-01-17 1990-01-17 クレーン車の側方視認装置 Expired - Lifetime JP2521244Y2 (ja)

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JPH0394341U JPH0394341U (ja) 1991-09-26
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