JP2018039476A - 画像表示システム - Google Patents

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敬樹 石原
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Abstract

【課題】画像表示システムにおいて、運転中や操作中の作業者による抑制した視線移動で画像等の表示を切り替える。【解決手段】画像表示システム10は、クレーン車1に設けられた8つのカメラ11でそれぞれ撮影された画像を表示するカメラ画像表示領域A2を有する画像表示部15と、カメラ画像表示領域A2に表示する画像を切り替える操作を受け付ける受付部16と、受付部16が操作を受け付けたとき、カメラ画像表示領域A2に表示する画像を切り替える表示制御部12と、を備え、受付部16は、カメラ画像表示領域A2の略全面にタッチパネル方式で設定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、画像表示システムに関する。
作業車両は、走行体の上に旋回可能に旋回体が設けられ、その旋回体にキャビン(車室)が設けられている。このような作業車両は、大型でありキャビンからの死角が生じ易く、バックミラー等の設置位置等を工夫しても、周囲の視認が容易ではない。特に、ブームを備える作業車両には、ブームの側方にキャビンを配置したものもあり、この場合、キャビンからの視界がブームによって大きく遮られて周辺の視認がより困難となる。
また、キャビンからブームを動かしたり、フックが取り付けられたワイヤを巻き下げたり又は巻き上げたりするなどの作業の際に、これらの動きやフックで吊られた荷物の状態等をキャビンから直接視認するのが困難な場合もある。
そこで、作業車両には、複数の部位にこれらの状態をそれぞれ撮影するカメラが設けられ、各カメラで撮影された画像又は映像(以下、画像等という。)をキャビン内に設けられた表示装置に表示することで、上述した周辺や各状態をキャビン内で確認できるようにした画像表示システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、特許文献1の画像表示システムは、複数のカメラでそれぞれ撮影された画像等を1つの画像等に合成し、その合成して得られた1つの画像等を表示装置に表示するものであるが、複数のカメラでそれぞれ撮影された画像等を1枚ずつ又は複数枚ずつ切り替えて表示装置に表示するものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−151742号公報 特開2016−042704号公報
ここで、特許文献2に記載のものは、ハードスイッチやディスプレイの特定部分に設定されたタッチパネル式のソフトスイッチに操作を入力することで、表示させる画像等を切り替える。
しかし、作業者は、例えば作業車両を運転している走行中やブーム等の作業機械を操作している操作中において表示装置を注視することができないため、画像を切り替える際、表示装置を瞬間的に見てハードスイッチやソフトスイッチの位置を見定める必要がある。しかし、そのような瞬間的な目配せでは、ハードスイッチやソフトスイッチの位置を正確に把握することができず、画像等を切り替えるのが容易でないこともある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、運転中や操作中の作業者による抑制した視線移動で画像等の表示を切り替えることができる画像表示システムを提供することを目的とする。
本発明は、クレーン車に設けられた複数のカメラでそれぞれ撮影された画像を表示するカメラ画像表示領域を有する画像表示部と、前記カメラ画像表示領域に表示する画像を切り替える操作を受け付ける受付部と、前記受付部が前記操作を受け付けたとき、前記カメラ画像表示領域に表示する画像を切り替える表示制御部と、を備え、前記受付部は、前記カメラ画像表示領域の略全面にタッチパネル方式で設定されている画像表示システムである。
本発明に係る画像表示システムによれば、運転中や操作中の作業者による抑制した視線移動で画像等の表示を切り替えることができる。
作業車両の一例としてのクレーン車を左側方から見た側面図である。 図1のクレーン車を上方から見た平面図である。 前方カメラで撮影された前方画像を横方向に圧縮して生成された画像と俯瞰フロント画像とを横方向に並べて表示した模式図である。 後方カメラで撮影された後方画像を表示した模式図である。 ワイドサイドビューカメラで撮影された左後方画像を表示した模式図である。 ドラムカメラで撮影されたドラム画像を表示した模式図である。 ブーム右カメラで撮影されたブーム右方画像を表示した模式図である。 ブーム左カメラで撮影されたブーム左方画像を表示した模式図である。 画像表示システムを示すブロック図である。 画像表示部、受付部及び表示制御部が設置されたキャビンの内部を示す模式図である。 後方カメラで撮影された後方画像と俯瞰リヤ画像を横方向に並べて表示した模式図である。 俯瞰PTO画像を表示した模式図である。 画像表示部に表示される画面の一例を示す図であり、クレーン車の走行中の画面の一例である。 画像表示部に表示される画面の一例を示す図であり、クレーン車のクレーン作業中の画面の一例である。 ブーム左方画像とブーム右方画像とを横方向に並べて表示した模式図である。 クレーン作業画面における基本画像を表示した模式図である。 クレーン作業画面において切り替えられる画像の一例を示す模式図である。
以下、本発明に係る画像表示システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
<クレーンの概略構成>
図1は、作業車両の一例としてのクレーン車1を左側方から見た側面図、図2は図1のクレーン車1を上方から見た平面図である。
図示のクレーン車1は、走行体(キャリヤ)2と旋回体3とを備える。走行体2は、走行機能を有する車両の本体部分(車体)であり、複数の車輪と、車輪および旋回体3を駆動する駆動源とを有する。走行体2は、図2に示す平面視で、前後方向(図示における縦方向)が車幅方向(図示おいて横方向)よりも長い略長方形状を呈する。走行体2は、前側及び後側に各々左右一対のアウトリガ4(図1参照)を備えている。各アウトリガ4は、車幅方向に張り出して接地することで、ブーム7を用いた作業時(作業モード)に走行体2を安定して支持する。
また、走行体2の前部左側方部には、後述するキャビン5の内部のオペレータが左後方の状況を視認するための、左後方ミラー2Aが設置されている。
旋回体3は、図1に示すように、走行体2の上方に配置されて、水平に旋回可能に設けられ、一体的に旋回可能なキャビン5とブームサポート6とを有している。キャビン5は、オペレータが各種の操作を行うための車室であり、車幅方向の右側に偏って配置されている。キャビン5の内部には、各種の操作に対応した操作部が設けられている。各種の操作としては、例えば、旋回体3の旋回、ブーム7の起伏及び伸縮、ブームサポート6に設けられたウインチドラム8の巻上げ及び巻下げ、各アウトリガ4の張り出し及び格納、駆動源であるエンジンの始動及び停止等がある。また、キャビン5の内部には、後述する画像表示システム10(後述の図9参照)の表示制御部12、画像表示部15及び受付部16が配置されている。
ブームサポート6は、伏した状態で前後方向に延びたブーム7が取り付けられた部材であり、ブーム7の基端部がブーム根本支点ピンを介してブームサポート6に取り付けられている。ブーム7は、ブーム根本支点ピンを中心にして鉛直面内で回転自在に支持されている。ブームサポート6とブーム7との間に起伏用シリンダが設けられていて、起伏用シリンダを伸縮することにより、ブーム7はブーム根本支点ピンを中心に回転して伏した状態から立ち上がった状態になり、又立ち上がった状態から伏した状態になるように、起伏動作する。
なお、キャビン5は、伏した状態のブーム7の右側に配置されているため、キャビン5の内部のオペレータは、ブーム7やブームサポート6によって左後方の視界の一部が遮られるが、オペレータは、ブーム7と走行体2の間の隙間から左後方ミラー2Aを介して、左後方を視認可能となっている。
ブーム7は、例えば、内部で伸縮シリンダにより連結された基端ブーム部と中間ブーム部と先端ブーム部とを有している。各伸縮が縮んだ状態では、基端ブーム部の内側に中間ブーム部が配置され、中間ブーム部の内側に先端ブーム部が配置された入れ子式に組み合わされて、ブーム7は縮んだ状態となる。一方、各伸縮シリンダが伸びると、基端ブーム部の内側から中間ブーム部が突出し、中間ブーム部の内側から先端ブーム部が突出して、ブーム7は伸びた状態となる。
先端ブーム部の先端部に配置されたシーブに、ウインチドラム8に巻回されたワイヤロープ8aが掛け回されて、このワイヤロープ8aには、フック9が設けられている。フック9には、玉掛け用具により荷物が掛けられる。フック9に掛けられた荷物は、ブーム7の起伏及び伸縮、旋回体3の旋回並びにウインチドラム8へのワイヤロープ8aの巻き上げ及び巻き下げの各動作の1つ以上により、吊り上げ、移動、吊り下しというクレーン作業に供される。
<カメラの構成>
クレーン車1には、複数のカメラ11(具体的には、図1,2に示すように例えば8個のカメラ11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g,11h)が設けられている。
ここで、図3は前方カメラ11aで撮影された前方画像Paと俯瞰フロント画像Pmを横方向に並べて表示した模式図、図4は後方カメラ11bで撮影された後方画像Pbを表示した模式図、図5はワイドサイドビューカメラ11eで撮影された左後方画像Peを表示した模式図、図6はドラムカメラ11hで撮影されたドラム画像Phを表示した模式図、図7はブーム右カメラ11fで撮影されたブーム右方画像Pfを表示した模式図、図8はブーム左カメラ11gで撮影されたブーム左方画像Pgを表示した模式図である。
カメラ11aは、走行体2の前端部(ブーム7を除いた前端部)に設けられて、走行体2の前端部を含む前方の領域を、例えば図3に示すように、地平線まで含む前方画像Paとして撮影する前方カメラ(Fカメラ)である。
カメラ11bは、走行体2の後端部に設けられて、走行体2の後端部を含む後方の領域を、例えば図4に示すように、地平線まで含む後方画像Pbとして撮影する後方カメラ(Rカメラ)である。
カメラ11cは、旋回体3の右端部(キャビン5の右側の外板部分)に設けられて、旋回体3の右端部を含む右側方の領域を、地平線まで含む右方画像として撮影する右カメラである。カメラ11dは、旋回体3の左端部(ブームサポート6の左側の外板部分)に設けられて、旋回体3の左端部を含む左側方の領域を、地平線まで含む左方画像として撮影する左カメラである。
カメラ11eは、左後方ミラー2Aを支持している支持棒に設けられて、例えば図5に示すように、走行体2の左端部を含む左後方の領域を左後方画像Peとして撮影するワイドサイドビューカメラである。カメラ11hは、例えば図6に示すように、ウインチドラム8の周囲に設けられて、ウインチドラム8を、ワイヤロープ8aを含むようにドラム画像Phとして撮影するドラムカメラ11hである。
カメラ11fは、ブーム7のうちの先端ブームの先端右側部に設けられて、例えば図7に示すように、ブーム7の右側方の領域をブーム右方画像Pfとして撮影するブーム右カメラである。カメラ11gは、ブーム7のうちの先端ブームの先端左側部に設けられて、例えば図8に示すように、ブーム7の左側方の領域をブーム左方画像Pgとして撮影するブーム左カメラである。
<画像表示システムの構成>
図9は、画像表示システム10を示すブロック図である。クレーン車1には、上述した8つのカメラ11で撮影された画像をオペレータに提示する画像表示システム10が設けられている。画像表示システム10は、図9に示すように、画像を表示する画像表示部15と、画像表示部15に表示する画像を切り替える操作を受け付ける受付部16と、8つのカメラ11でそれぞれ撮影された画像が入力され、これらの画像を画像表示部15に表示するに際して画像に対して処理を施したり、受付部16が受け付けた操作に応じて画像表示部15に表示する画像を切り替えたりする表示制御部12とを備えている。
図10は、画像表示部15、受付部16及び表示制御部12が設置されたキャビン5の内部を示す模式図である。受付部16は、画像表示部15の表示面に設けられたタッチパネルである。そして、画像表示部15、受付部16及び表示制御部12は、図10に示すように、いずれもキャビン5の内部に設けられていて、画像表示部15は、キャビン5の内部の前部で左隅に配置されている。なお、画像表示部15が配置されている位置は、オペレータが前方を見ながらクレーン車1を走行させている状態で、オペレータが視線を動かすことなく視界に入る位置である。
なお、表示制御部12は、前方カメラ11aによって撮影された前方画像Pa、後方カメラ11bによって撮影された後方画像Pb、右カメラ11cによって撮影された右方画像Pc及び左カメラ11dによって撮影された左方画像Pdに基づいて、クレーン車1の全周囲を、疑似的に上方から俯瞰した単一の画像(以下、俯瞰画像という。)に合成処理する俯瞰コントローラ13と、ワイドサイドビューカメラ11eで撮影された左後方画像から歩行者や二輪車を検知する処理を施す画像認識コントローラ14とを備えている。
俯瞰コントローラ13による合成処理は、各カメラ11で撮影して得られた画像を、シームレスに繋がって見えるように画像処理を行っている。画像認識コントローラ14による、歩行者や二輪車を検知する処理は、画像における輪郭的な特徴に基づいて歩行者の候補や二輪車の候補を抽出し、歩行者の形状等の特徴や二輪車の形状等の特徴を学習させたモデルを用いて、上記歩行者の候補が歩行者か否かを判定し、上記二輪車の候補が二輪車か否かを判定する。そして、歩行者や二輪車と判定された場合は、画像におけるこれらの位置情報に基づいて危険か否かを判定する。すなわち、歩行者や二輪車と判定されたものの位置がクレーン車1に近づいてくるときは、危険と判定する。なお、近づいた程度に応じて、複数段階の危険レベルのうちどの危険レベルかを特定するようにしてもよい。
俯瞰コントローラ13は、クレーン車1が前進走行しているときの俯瞰フロント画像Pmと、クレーン車1が後退走行しているときの俯瞰リヤ画像Pnと、荷物の吊り上げ、移動、吊り下げといったクレーン作業中の俯瞰PTO画像Pqと、をそれぞれの状況に応じて選択的に生成する。
クレーン車1は、クレーン車1が前進走行に対応した状態であるか又は後退走行に対応した状態であるかをシフトポジションによって検出するシフトスイッチ17と、クレーン作業のためにエンジン等の駆動源の動力をPTO(Power take-off:動力取り出し装置)で取り出している状態か否かを検出するPTOスイッチ18とを備えていて、これらシフトスイッチ17及びPTOスイッチ18は表示制御部12に接続されている。
そして、俯瞰コントローラ13は、PTOスイッチ18によりクレーン作業中であることを検出せず、かつシフトスイッチ17によりクレーン車1が前進走行に対応した状態であることを検出したときは俯瞰フロント画像Pmを生成する。また、俯瞰コントローラ13は、PTOスイッチ18によりクレーン作業中であることを検出せず、かつシフトスイッチ17によりクレーン車1が後退走行に対応した状態であることを検出したときは俯瞰リヤ画像Pnを生成する。また、俯瞰コントローラ13は、PTOスイッチ18によりクレーン作業中であることを検出したときは俯瞰PTO画像Pqを生成する。
ここで、俯瞰フロント画像Pmは、図3に示すように、前方画像Pa及び左方画像Pdをそれぞれ地平線まで含み、後方画像Pbや右方画像Pcよりも広く設定された俯瞰画像であり、クレーン車1の前進走行中に、クレーン車1の全周囲を単一の画像で視認可能で、クレーン車1の前方及びキャビン5からの死角が大きい左方の各領域を広く視認するのに適した画像である。
なお、俯瞰フロント画像Pmは、俯瞰コントローラ13によって、前方画像Paを俯瞰画像化した前方俯瞰画像Pa1と、後方画像Pbを俯瞰画像化した後方俯瞰画像Pb1と、右方画像Pcを俯瞰画像化した右方俯瞰画像Pc1と、左方画像Pdを俯瞰画像化した左方俯瞰画像Pd1と、4つの俯瞰画像Pa1,Pb1,Pc1,Pd1の中心に、平面視したクレーン車1を模式的に表したクレーン車画像Pzとを1つに合成した画像である。
図11は、後方カメラ11bで撮影された後方画像Pbと俯瞰リヤ画像Pnを横方向に並べて表示した模式図である。俯瞰リヤ画像Pnは、図11に示すように、後方画像Pbを地平線まで含み、前方画像Paよりも広く、右方画像Pcと左方画像Pdとが略同じ広さの俯瞰画像であり、クレーン車1の後退走行中に、クレーン車1の全周囲を単一の画像で視認可能で、クレーン車1の後方の領域を広く視認するのに適した画像である。
なお、俯瞰リヤ画像Pnは、俯瞰コントローラ13によって、前方画像Paを俯瞰画像化した前方俯瞰画像Pa2と、後方画像Pbを俯瞰画像化した後方俯瞰画像Pb2と、右方画像Pcを俯瞰画像化した右方俯瞰画像Pc2と、左方画像Pdを俯瞰画像化した左方俯瞰画像Pd2と、4つの俯瞰画像Pa2,Pb2,Pc2,Pd2の中心に、平面視のクレーン車1を模式的に表したクレーン車画像Pzとを1つに合成した画像である。
図12は、俯瞰PTO画像Pqを表示した模式図である。俯瞰PTO画像Pqは、図12に示すように、前方画像Paと後方画像Pbとが略同じ広さで、かつ右方画像Pcと左方画像Pdとが略同じ広さの俯瞰画像であり、クレーン車1のクレーン作業中に、クレーン車1の全周囲を単一の画像で視認可能で、ブーム7の動く範囲を満遍なく視認するのに適した画像である。
なお、俯瞰PTO画像Pqは、前方画像Paを俯瞰画像化した前方俯瞰画像Pa3と、後方画像Pbを俯瞰画像化した後方俯瞰画像Pb3と、右方画像Pcを俯瞰画像化した右方俯瞰画像Pc3と、左方画像Pdを俯瞰画像化した左方俯瞰画像Pd3とが合成され、4つの俯瞰画像Pa3,Pb3,Pc3,Pd3の中心に、クレーン車1の平面視を模式的に表してクレーン車画像Pzを合成して得られた画像である。
図13,14は、それぞれ画像表示部15に表示される画面の一例を示す図であり、図13は、クレーン車1の走行中の画面の一例、図14はクレーン作業中の画面の一例である。
表示制御部12は、接続されたPTOスイッチ18からクレーン作業に対応した信号(PTOスイッチがオンのときの信号)が入力されておらず、かつ接続されたシフトスイッチ17から、前進走行に対応した信号(前進走行用のシフトポジションの信号又は中立(ニュートラル)のシフトポジションの信号)又は後退走行に対応した信号(後退走行用のシフトポジションの信号)が入力されているときは、図13に示すカメラ画面を画像表示部15に表示させる。
このカメラ画面は、上端部に、各種の警告マークなどが表示される警告表示領域A1が設定されている。また、カメラ画面は、下端部に、タッチセンサ方式の複数個のダイレクト選択スイッチS1,S2,S3,S4,S5,S6,S7やカメラ画面選択スイッチCS1等のソフトスイッチが表示されたスイッチ領域A3が設定されている。
さらに、カメラ画面は、警告表示領域A1とスイッチ領域A3との間に、予め設定された又はダイレクト選択スイッチS1,S2,S3,S4,S5,S6,S7ごとに対応づけられた画像を表示するカメラ画像表示領域A2が設定されている。
一方、表示制御部12は、接続されたPTOスイッチ18から、クレーン作業に対応した信号(PTOスイッチがオンのときの信号)が入力されているときは、図14に示すクレーン作業画面を画像表示部15に表示させる。
クレーン作業画面は、上端部に、各種の警告マークなどが表示される警告表示領域A4が設定されている。また、クレーン作業画面は、下端部に、タッチセンサ方式の複数個のクレーン作業状況選択スイッチやカメラ画面選択スイッチCS1等のソフトスイッチが表示されたスイッチ領域A8が設定されている。
さらに、クレーン作業画面は、警告表示領域A4とスイッチ領域A8との間で、向かって左側の部分にクレーン作業中におけるブーム7の起伏の角度、ブーム7の長さ、旋回体3の旋回角度、ブーム7の先端まで高さ等の各種情報を表示したクレーン作業情報表示領域A5が設定されている。
また、クレーン作業画面は、警告表示領域A4とスイッチ領域A8との間で、向かって右側の部分に、予め設定された又はダイレクト選択スイッチS1,S2,S3,S4,S5,S6,S7ごとに対応づけられた画像を表示するカメラ画像表示領域A6が設定されている。
なお、カメラ画像表示領域A6とスイッチ領域A8との間には、ダイレクト選択スイッチS1,S2,S3,S4,S5,S6,S7が表示されたダイレクトスイッチ領域A7が設定されている。
ここで、ダイレクト選択スイッチS1はブーム左方画像Pgに対応していて、ダイレクト選択スイッチS1がオペレータにより押された(タッチされた)ときは、例えば図8に示すようにカメラ画像表示領域A2又はカメラ画像表示領域A6にブーム左方画像Pgを表示するように、表示制御部12が表示を制御する。
図15は、ブーム左方画像Pgとブーム右方画像Pfとを横方向に並べて表示した模式図である。ダイレクト選択スイッチS2はブーム両側画面に対応していて、ダイレクト選択スイッチS2がオペレータにより押された(タッチされた)ときは、例えば図15に示すようにカメラ画像表示領域A2又はカメラ画像表示領域A6にブーム左方画像Pgとブーム右方画像Pfとを横方向に並べた2画面で表示するように、表示制御部12が表示を制御する。
ダイレクト選択スイッチS3はブーム左方画像Pgに対応していて、ダイレクト選択スイッチS3がオペレータにより押された(タッチされた)ときは、例えば図7に示すようにカメラ画像表示領域A2又はカメラ画像表示領域A6にブーム右方画像Pfを表示するように表示制御部12が表示を制御する。
ダイレクト選択スイッチS4は俯瞰PTO画像Pqに対応していて、ダイレクト選択スイッチS4がオペレータにより押された(タッチされた)ときは、例えば図12に示すようにカメラ画像表示領域A2又はカメラ画像表示領域A6に俯瞰PTO画像Pqを表示するように表示制御部12が表示を制御する。
ダイレクト選択スイッチS5は、クレーン車1が前進走行中(PTOスイッチ18がオフ、かつシフトスイッチ17が前進走行用又は中立のシフトポジション)は、俯瞰リヤ画像Pn及び後方画像Pbの2画面表示に対応していて、ダイレクト選択スイッチS5がオペレータにより押された(タッチされた)ときは、例えば図11に示すようにカメラ画像表示領域A2又はカメラ画像表示領域A6に俯瞰リヤ画像Pnと後方画像Pbとを横方向に並べた2画面で表示するように表示制御部12が表示を制御する。
なお、ダイレクト選択スイッチS5は、クレーン車1が後退走行中(PTOスイッチ18がオフ、かつシフトスイッチ17が後退走行用のシフトポジション)は、俯瞰フロント画像Pm及び前方画像Paの2画面表示に対応していて、ダイレクト選択スイッチS5がオペレータにより押された(タッチされた)ときは、例えば図3に示すようにカメラ画像表示領域A2又はカメラ画像表示領域A6に俯瞰フロント画像Pmと前方画像Paとを横方向に並べた2画面で表示するように表示制御部12が表示を制御する。
ダイレクト選択スイッチS6は後方画像Pbに対応していて、ダイレクト選択スイッチS6がオペレータにより押された(タッチされた)ときは、例えば図4に示すようにカメラ画像表示領域A2又はカメラ画像表示領域A6に後方画像Pbを表示するように表示制御部12が表示を制御する。
ダイレクト選択スイッチS7は左後方画像Peに対応していて、ダイレクト選択スイッチS7がオペレータにより押された(タッチされた)ときは、例えば図5に示すようにカメラ画像表示領域A2又はカメラ画像表示領域A6に左後方画像Peを表示するように表示制御部12が表示を制御する。
上述したカメラ画像表示領域A2又はカメラ画像表示領域A6に表示する画像の切り替えは、画像ごとに対応づけられ、画像表示部15の特定の位置にそれぞれ配置されたダイレクト選択スイッチS1〜S7をタッチすることにより行われている。
本実施形態の画像表示システム10は、上述した画像の切り替え手段の他に、カメラ画像表示領域A2,A6の略全面にタッチパネル方式で設定された受付部16も備えている。すなわち、この受付部16は、カメラ画像表示領域A2,A6内の全体が画像を切り替えるスイッチになっている。つまり、カメラ画像表示領域A2,A6内の任意の位置の部分に長押しで(例えば0.5[秒]程度継続して)タッチされると、その長押しのタッチの操作を受付部16が受け付けて表示制御部12が、カメラ画像表示領域A2,A6に表示されている画像を、他の画像に切り替えるように制御する。このとき、カメラ画像表示領域に表示されている画像を、別の画像に切り替えるときの新たな画像は、表示制御部12により予め設定されている。
具体的には、クレーン車1が前進走行中のとき(PTOスイッチ18がオフ(PTO不使用の状態)、かつシフトスイッチ17が前進走行用又は中立のシフトポジションのとき)は、カメラ画像表示領域A2に、基本画像として、図3に示した俯瞰フロント画像Pmと前方画像Paとを横方向に並べた2画面を表示するように、表示制御部12は制御する。ここで、カメラ画像表示領域A2に長押しのタッチの操作が受け付けられると、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A2の表示を、俯瞰フロント画像Pmと前方画像Paに代えて、図15に示したブーム両側画像(ブーム左方画像Pg及びブーム右方画像Pf)に切り替える。
また、カメラ画像表示領域A2に、ブーム両側画像が表示されている状態で、カメラ画像表示領域A2に長押しのタッチの操作が受け付けられると、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A2の表示を、ブーム両側画像に代えて、図3に示した俯瞰フロント画像Pmと前方画像Paに切り替える。
もちろん、カメラ画像表示領域A2に長押しのタッチの操作で切り替える画像は、上述した2つの画像に限定されるものではなく、3つの画像であってもよいし、4つ以上の画像であってもよい。また、基本画像も、俯瞰フロント画像Pmと前方画像Paとの組み合わせに限定されるものではなく、他の画像を基本画像として設定してもよい。また、基本画像が表示されているときであっても、基本画像から別の画像に切り替えられているときであっても、ダイレクト選択スイッチS1〜S7がタッチされたときは、ダイレクト選択スイッチS1〜S7に対応づけられた画像に表示を切り替えることができる。
また、クレーン車1が後退走行中のとき(PTOスイッチ18がオフ、かつシフトスイッチ17が後退走行用のシフトポジションのとき)は、カメラ画像表示領域A2に、基本画像として、図11に示した俯瞰リヤ画像Pnと後方画像Pbとを横方向に並べた2画面を表示するように、表示制御部12は制御する。ここで、カメラ画像表示領域A2に長押しのタッチの操作が受け付けられると、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A2の表示を、俯瞰リヤ画像Pnと後方画像Pbに代えて、図4に示した後方画像Pbに切り替える。
カメラ画像表示領域A2に、後方画像Pbが表示されている状態で、カメラ画像表示領域A2に長押しのタッチの操作が受け付けられると、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A2の表示を、後方画像Pbに代えて、図11に示した俯瞰リヤ画像Pnと後方画像Pbに切り替える。
この場合も、カメラ画像表示領域A2に長押しのタッチの操作で切り替える画像は、上述した2つの画像に限定されるものではなく、3つの画像であってもよいし、4つ以上の画像であってもよい。また、基本画像も、俯瞰リヤ画像Pnと後方画像Pbとの組み合わせに限定されるものではなく、他の画像を基本画像として設定してもよい。また、基本画像が表示されているときであっても、基本画像から別の画像に切り替えられているときであっても、ダイレクト選択スイッチS1〜S7がタッチされたときは、ダイレクト選択スイッチS1〜S7に対応づけられた画像に表示を切り替えることができる。
また、クレーン車1がクレーン作業中のとき(PTOスイッチ18がオン(PTO使用の状態)のとき)は、図14に示したレイアウトのクレーン作業画面が表示される。図16は、クレーン作業画面における基本画像を表示した模式図、図17は、クレーン作業画面において切り替えられる画像の一例を示す模式図である。
クレーン作業画面のクレーン作業情報表示領域A5には、図16に示すように、ブーム7の起伏の角度、ブーム7の長さ、旋回体3の旋回角度、ブーム7の先端まで高さ等の各種情報を表示する。これら各種の情報は、クレーン車1が備えている過負荷防止装置によって得られた情報に基づいている。
クレーン作業中は、カメラ画像表示領域A6及びダイレクトスイッチ領域A7に、基本画像として、クレーン作業に供されている油圧モータの圧力や駆動源であるエンジン用の燃料の残量等の状態情報を表示するように、表示制御部12は制御する。ここで、カメラ画面選択スイッチCS1にタッチの操作が受け付けられると、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A6の表示を、状態情報に代えて、カメラ画像における基本画像として図6に示すドラム画像Phに切り替えるとともに、ダイレクトスイッチ領域A7の表示を、状態情報に代えて、図6に示すダイレクト選択スイッチS1〜S7の表示に切り替える。
カメラ画像表示領域A6に、ドラム画像Phが表示されている状態で、カメラ画像表示領域A6に長押しのタッチの操作が受け付けられると、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A6の表示を、ドラム画像Phに代えて、図17に示した後方画像Pbに切り替える。
カメラ画像表示領域A6に、後方画像Pbが表示されている状態で、カメラ画像表示領域A6に長押しのタッチの操作が受け付けられると、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A6の表示を、後方画像Pbに代えて、図6示したドラム画像Phに切り替える。
この場合も、カメラ画像表示領域A6に長押しのタッチの操作で切り替える画像は、上述した2つの画像に限定されるものではなく、3つの画像であってもよいし、4つ以上の画像であってもよい。また、カメラ画像における基本画像も、ドラム画像Phに限定されるものではなく、他の画像を基本画像として設定してもよい。また、基本画像が表示されているときであっても、基本画像から別の画像に切り替えられているときであっても、ダイレクト選択スイッチS1〜S7がタッチされたときは、ダイレクト選択スイッチS1〜S7に対応づけられた画像に表示を切り替えることができる。
さらに、基本画像が表示されているときであっても、基本画像から別の画像に切り替えられているときであっても、カメラ画面選択スイッチCS1にタッチの操作が再度受け付けられると、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A6の表示及びダイレクトスイッチ領域A7の表示を状態情報の表示に切り替える。
以上の通り、本実施形態のクレーン車1における画像表示システム10は、画像表示部15におけるカメラ画像表示領域A2,A6の全面が、そこに表示する画像を切り替える操作の入力を受け付けるタッチパネル方式の受付部16になっているため、オペレータは、カメラ画像表示領域A2,A6の任意の位置をタッチするだけの簡単な操作で、カメラ画像表示領域A2,A6に表示された画像を他の画像にカメラ画像に切り替えることができる。
しかも、カメラ画像表示領域A2,A6は、特定の画像を選択的に表示するためのダイレクト選択スイッチS1〜S7に比べて格段に広い領域であるため、ダイレクト選択スイッチS1〜S7のように、タッチする部分を探す必要がほとんど無い。すなわち、画像表示部15はキャビン5の内部で、オペレータがクレーン車1の前方を注視しているときであっても、視界に入る範囲に設置されているため、オペレータは、クレーン車1を走行させている場合であっても、前方から視線をほとんどそらすことなく、カメラ画像表示領域A2,A6にタッチすることができる。つまり、オペレータは、運転中や操作中の抑制した視線移動によっても、画像表示部15に表示されたカメラ11の画像等を容易に切り替えることができる。
また、本実施形態の画像表示システム10は、上述したカメラ画像表示領域A2,A6の全面に設定された受付部16に対するタッチの操作で切り替えられる画像の数を、ダイレクト選択スイッチS1〜S7により切り替えを選択することができる画像の数よりも少なく設定しているため、カメラ画像表示領域A2,A6の全面へのタッチの操作で、特定の所望とする画像に切り替えるまでの操作回数を少なくすることができる。
また、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A2の全面に設定された受付部16に対する長押しのタッチの操作で切り替えられる画像が、クレーン車1の前進走行中は、その前進走行中に必要とされる頻度の高い又は有用な俯瞰フロント画像Pm及び前方画像Paとブーム両側画像とに設定しているため、カメラ画像表示領域A2の全面に設定された受付部16に対する長押しのタッチの操作で、前進走行中に特段必要のない画像に切り替えられるおそれがない。
一方、クレーン車1の前進走行中に、普段は必要がないが、特別な事情により必要な画像については、ダイレクト選択スイッチS1〜S7をタッチして特定の画像を選択する操作により、タッチしたダイレクト選択スイッチS1〜S7に対応した画像を画像表示部15に表示させることができる。したがって、オペレータによる表示画像の切り替え操作として、2通りの受付操作に対応した切り替えを行うことができる。
同様に、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A2の全面に設定された受付部16に対する長押しのタッチの操作で切り替えられる画像が、クレーン車1の後退走行中は、その後退走行中に必要とされる頻度の高い又は有用な俯瞰リヤ画像Pn及び後方画像Pbと単一の後方画像Pbとに設定しているため、カメラ画像表示領域A2の全面に設定された受付部16に対する長押しのタッチの操作で、後退走行中に特段必要のない画像に切り替えられるおそれがない。
一方、クレーン車1の後退走行中に、普段は必要がないが、特別な事情により必要な画像については、ダイレクト選択スイッチS1〜S7をタッチして特定の画像を選択する操作により、タッチしたダイレクト選択スイッチS1〜S7に対応した画像を画像表示部15に表示させることができる。したがって、オペレータによる表示画像の切り替え操作として、2通りの受付操作に対応した切り替えを行うことができる。
同様に、表示制御部12は、カメラ画像表示領域A6の全面に設定された受付部16に対する長押しのタッチの操作で切り替えられる画像が、クレーン作業中は、そのクレーン作業中に必要とされる頻度の高い又は有用なドラム画像Phと後方画像Pbとに設定しているため、カメラ画像表示領域A6の全面に設定された受付部16に対する長押しのタッチの操作で、クレーン作業中に特段必要のない画像に切り替えられるおそれがない。
一方、クレーン作業中に、普段は必要がないが、特別な事情により必要な画像については、ダイレクト選択スイッチS1〜S7をタッチして特定の画像を選択する操作により、タッチしたダイレクト選択スイッチS1〜S7に対応した画像を画像表示部15に表示させることができる。したがって、オペレータによる表示画像の切り替え操作として、2通りの受付操作に対応した切り替えを行うことができる。
このように、本実施形態の画像表示システム10は、クレーン車1の前進走行中、後退走行中又はクレーン作業中といった走行状態及びクレーン作業状態に応じて、カメラ画像表示領域A2,A6の全面への長押しのタッチの操作で切り替えられる画像が、それぞれ異なる画像に設定されているため、走行状態及びクレーン作業状態ごとに適した画像を容易に切り替えて表示させることができる。しかも、それぞれの場面で適した画像が表示制御部12に予め設定されているため、オペレータが各場面で適切な画像を手動で設定する手間を省くことができる。
この場合、表示制御部12が、クレーン車1の前進走行中であるか、後退走行中であるか、又はクレーン作業中であるかの別を、クレーン車1に予め備えられているシフトスイッチ17及びPTOスイッチ18から出力される信号を利用して判別するため、クレーン車1が前進走行中であるか、後退走行中であるか、又はクレーン作業中であるかの別を検出するためのセンサを新たに設ける必要がない。
本実施形態の画像表示システム10は、カメラ画像表示領域A2,A6の全面へのタッチの操作による表示画像の切り替えは、0.5[秒]程度の長押しのタッチ操作であるが、本発明に係る画像表示システムは、長押しの時間として0.5[秒]に限定されるものではなく、0.5[秒]より短くてもよいし、0.5[秒]より長くてもよい。ただし、受付部16が、ダイレクト選択スイッチS1〜S7に比べて広い範囲であるため、表示されている画像を切り替える意図のない誤った瞬間的なタッチによる画像の切り替わりを防ぐ観点から、0.5[秒]程度の長押しのタッチを、画像の切り替えの条件とするのが好ましい。
本実施形態の画像表示システム10は、意図しない瞬間的なタッチと区別するために長押しのタッチ操作で、カメラ画像表示領域A2,A6の画像の切り替えを行うが、本発明に係る画像表示システムは、長押しのタッチ操作に限定されるものではなく、例えば、2回の連続タッチ(いわゆるダブルクリックのような操作)などの操作であってもよい。要するに、表示されている画像を切り替える意図のない誤った瞬間的なタッチによる画像の切り替わりを防ぐ操作の態様であれば、如何なるタッチの態様であってもよい。
1 クレーン車
5 キャビン
10 画像表示システム
11 カメラ
12 表示制御部
15 画像表示部
16 受付部
A1 警告表示領域
A2 カメラ画像表示領域
A3 スイッチ領域
Pa 前方画像
Pa1 前方俯瞰画像
Pb1 後方俯瞰画像
Pc1 右方俯瞰画像
Pd1 左方俯瞰画像
Pm 俯瞰フロント画像
Pz クレーン車画像

Claims (3)

  1. クレーン車に設けられた複数のカメラでそれぞれ撮影された画像を表示するカメラ画像表示領域を有する画像表示部と、
    前記カメラ画像表示領域に表示する画像を切り替える操作を受け付ける受付部と、
    前記受付部が前記操作を受け付けたとき、前記カメラ画像表示領域に表示する画像を切り替える表示制御部と、を備え、
    前記受付部は、前記カメラ画像表示領域の略全面にタッチパネル方式で設定されている画像表示システム。
  2. 前記表示制御部は、前記クレーン車の走行状態及びクレーン作業状態に応じて、切り替える複数の画像を予め設定している請求項1に記載の画像表示システム。
  3. 前記表示制御部は、前記クレーン車が備えている、前進走行用及び後退走行用の各シフトポジションを検出するシフトスイッチ並びにPTOの使用状態を検出するPTOスイッチからそれぞれ出力される信号に基づいて、前記クレーン車の走行状態及び前記クレーン作業状態を判別する請求項2に記載の画像表示システム。
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