JPH0724179Y2 - 工作機械の操作盤装置 - Google Patents

工作機械の操作盤装置

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JPH0724179Y2
JPH0724179Y2 JP400890U JP400890U JPH0724179Y2 JP H0724179 Y2 JPH0724179 Y2 JP H0724179Y2 JP 400890 U JP400890 U JP 400890U JP 400890 U JP400890 U JP 400890U JP H0724179 Y2 JPH0724179 Y2 JP H0724179Y2
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Japan
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swing arm
operation panel
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arm
damper
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JP400890U
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Inventor
隆彦 篠村
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大阪機工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工作機械を操作する操作盤を工作機械の近く
で退避可能に取付けた操作盤装置に関する。
〔従来の技術〕
工作機械をNC制御などする操作盤は、工作機械の前方の
床上に据え置かれたコンソール型や、工作機械の前方に
吊下げ固定されたペンダント型のものが一般的である
が、これら固定式操作盤は機械操作終了後の工作作業の
邪魔となって工作機械の作業性を悪くし、また、工作機
械の周辺の省スペース化を難しくしている。
以上のことから、近年は工作機械の近くで操作盤を上下
に移動可能に設置するようにした操作装置が普及してい
る。この操作装置は、操作盤をモータやシリンダなどの
動力源を使用して上下動させるものが多く、一部で操作
盤をバランスウェイトを利用して上下動させるものがあ
る。これら操作盤装置では、操作盤を工作機械の前方近
くに下しておいて機械操作を行うことや、機械操作が終
了すると操作盤を工作機械の前方から邪魔にならない上
方に移動させることができて、操作盤による工作機械の
操作性や機械操作後の作業性が改善されるが、次なる問
題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
すなわち、上記操作盤装置において、モータやシリンダ
などの動力源で操作盤を上下させるようにしたものは、
動力源とその動力伝達手段、駆動制御手段などが必要で
構造が複雑となり、その分、故障原因が多くて信頼性に
欠け、かつ、装置全体が高価になる不都合があった。ま
た、操作盤をバランスウェイトで上下動させるものは、
構造簡単で安価に構成できるが、バランスウェイトの上
下動するスペースが必要で、工作機械の周辺の省スペー
ス化が難しく、しかも、操作盤を上下動のみしかさせる
ことができなくて、工作機械前方の使用スペースが十分
に確保できない不便なことがあった。
本考案は、かかる可動式操作盤装置の問題を解決するた
めなされたもので、構造簡単、安価で信頼性の高い工作
機械の操作盤装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は操作盤を工作機械の
前方から上昇退避させるように可動に支持したもので、
構成として、工作機械の本体上部より前方に、略水平位
置から所定の仰角の範囲で上下に揺動可能に配置された
揺動アームと、揺動アームの先端部に懸吊された吊下ア
ームと、吊下アームの下端部に連結されたペンダント型
操作盤と、揺動アームに、この揺動アームが水平位置に
近いときは揺動アームの先端に加わる垂直荷重より小さ
く、揺動アームが最大仰角に近いときは前記垂直荷重に
打ち勝つ大きさの押上力を、揺動アームが上方に回転す
る方向で常時付勢するダンパーとを具備したことを特徴
とする。
〔作用〕
上記構成の本考案における揺動アームが略水平位置にあ
るとき、ダンパーの揺動アームを押し上げる力は、揺動
アームの先端に加わる吊下アームと操作盤の合計重量に
相当する垂直荷重より小さく、従って、揺動アームは略
水平に保持されて操作盤を工作機械の前方に支持する。
この状態で操作盤に作業者の手で上方に押し上げる力を
加えて、この力とダンパーによる揺動アームの押上力の
合計が揺動アームの先端の垂直荷重に打ち勝つと、揺動
アームが上昇回転して操作盤が上昇し、かつ、工作機械
の方への退避移動し、このときの操作盤を手動で上昇さ
せるに要する力は、ダンパーの力で助成されるので小さ
いものでよい。そして、揺動アームがさらに回転して最
大仰角の上限位置に近づくと、揺動アームに作用するダ
ンパーの押上力が前記垂直荷重より大きくなり、以後揺
動アームはダンパーだけの力で上限位置まで回転して停
止し、操作盤を工作機械の上部近くに保持する。操作盤
を降下させるときのダンパーは、揺動アームの下降回転
を制御してその動きをスムーズならしめる。
〔実施例〕
以下、実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の操作盤装置(1)を具えた工作機械
(2)の側面図、第2図はその部分平面図で、操作盤装
置(1)は、工作機械(2)の本体(3)に固定された
支柱(4)の上端部から本体(3)の上部前方へと延び
る支持アーム(5)の先端部に連結された揺動アーム
(6)と、揺動アーム(6)の先端に懸吊された吊下ア
ーム(7)と、吊下アーム(7)の下端部に連結された
操作盤(8)と、揺動アーム(6)と支持アーム(5)
の先端間に装着されたガス封入型ダンパー(9)とを有
する。
詳しく具体例をもって説明する。第3図に示すように、
揺動アーム(6)は支持アーム(5)の先端部にピン
(10)で連結され、ピン(10)を支点に揺動アーム
(6)は略水平位置と所定の最大仰角(例えば、60°前
後)の上限位置の間で上下方向に回転する。揺動アーム
(6)の略水平の下限位置と上限位置は、支持アーム
(5)の先端部に設けた下限ストッパー(11)と上限ス
トッパー(12)で規制される。吊下アーム(7)は上端
部が揺動アーム(6)の先端部にピン(13)で前後に回
転可能に連結されて、自重で垂直に吊り下げられる。操
作盤(8)は吊下アーム(7)の下端に横に回転可能に
連結され、揺動アーム(6)が水平位置にあるときの操
作盤(8)は、工作機械(2)の前方で操作員(14)が
機械操作し易い位置に在り、このようになるように揺動
アーム(6)と吊下アーム(7)の長さが設定される。
おな、第2図の鎖線に示すように、支持アーム(5)を
支柱(4)の上端部に横に回転可能に連結するようにし
て、操作盤装置(1)全体を工作機械(2)の前方から
側方へと移動できるようにしてもよい。
ガス封入型ダンパー(9)は、不活性の高圧ガスが封入
された2重構造のシリンダ(15)からピストンロッド
(16)を突出させたもので、ピストンロッド(16)はシ
リンダ(15)に封入された高圧ガスの内圧で伸長する方
向に力が常時付勢されている。ダンパー(9)はシリン
ダ(15)の基端部が揺動アーム(6)の先端部に固定し
た連結金具(17)にピン(9b)を介して回転可能に連結
され、ピストンロッド(16)の先端部が支持アーム
(5)の先端部に支点ピン(9a)を介して回転可能に連
結される。このダンパー(9)は、揺動アーム(6)に
対して所定の傾斜角度で、揺動アーム(6)の両側に一
対が取付けられる。次に、上記ダンパー(9)による動
作を第3a図により説明する。今、揺動アーム(6)の水
平面に対する傾斜角をθ、揺動アーム(6)の先端に加
わる操作盤(8)の自重等の下向き荷重をW、揺動アー
ム(6)の支点(10)から先端までの水平方向換算距離
をl、ダンパー(9)の内部ガス圧力による伸長力を
F、ダンパー(9)の伸長力の作用方向に直交する方向
におけるダンパー(9)の支点(9a)と揺動アーム
(6)の支点(10)との間の距離をhとすると、 揺動アーム(6)の下降方向のモーメントはWlで表さ
れ、ダンパー(9)により揺動アーム(6)に与えられ
る上昇方向のモーメントはFhで表される。
そこで、これら両方向のモーメントの関係が、 θ=0°〜30°の範囲では、Wl≧Fh、 θ=30°〜60°の範囲では、Wl≧Fh、 となるように設定しておく。
このように設定しておくと、操作盤(8)は第1図の実
線位置と鎖線位置との間で、次のように上昇降下させる
ことが可能となる。例えば、揺動アーム(6)が略水平
で、操作盤(8)が操作される下限位置に在るときはWl
>Fhとなるようにしておけば揺動アーム(6)は下限ス
トッパー(11)に当たって下限位置に安定に保持され
る。この状態で操作盤(8)の把手(18)を利用して操
作盤(8)に操作員(14)の手で上方に力を加えると、
ダンパー(9)の伸長力で助成されて、その分、操作盤
(8)に加える力が少なくて済み、操作盤(8)を軽く
押上ることができる。
また、揺動アーム(6)がほぼ中間位置まで回転上昇し
たところで、Wl<Fhと力関係が逆転するようにしておけ
ば、以後、操作盤(8)から手を離しても揺動アーム
(6)はダンパー(9)の力だけで上限ストッパー(1
2)に当たる上限位置まで回転上昇し、操作盤(8)が
第4図の鎖線位置から実線の上限位置まで上昇かつ退避
し、この位置でダンパー(9)の力で保持される。この
ように操作盤(8)を工作機械(2)の前方から上昇さ
せると共に後退させると、工作機械(2)の前方スペー
スがより大きくとれて、機械作業上に有利となる。
上限位置の操作盤(8)を下す場合は、操作盤(8)に
ダンパー(9)の伸長力に打ち勝つ力を下方に加えれば
よく、この場合、ダンパー(9)のピストンロッド(1
6)はシリンダ(15)に退入して内部ガス圧を高め、揺
動アーム(6)がほと中間位置まで下降回転すると、以
後は手を加えずとも自重で操作盤(8)を下限位置まで
降下させることが可能である。
なお、本考案は上記実施例に限らず、例えば上記揺動ア
ーム(6)を下限位置と上限位置の間で複数段にロック
するロック機構を支持アーム(5)の先端部に内蔵させ
てもよい。このロック機構は、例えば第5図に示すよう
に、揺動アーム(6)と一体に回転するロックギヤ(1
9)に支持アーム(5)に固定したケース(20)に挿入
さたロックピン(21)を内蔵バネ(22)の力で押圧係合
させて、この係合力で揺動アーム(6)を任意の位置で
ロックする構造などが可能であり、また、この場合、ロ
ックギヤ(19)からロックピン(21)を操作盤(8)の
位置から不図示のレバーと遠隔操作用ワイヤーを介して
外すようにして、ロック解除を遠隔手動操作するように
してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、操作盤を工作機
械の前方で上下動させる機構が、揺動アームと吊下アー
ムの簡単なリンク機構と安価なガス封入型ダンパーだけ
で構成できて、構造簡単で故障の少ない安価な上下可動
式のペンダント型操作盤装置が提供できる。また、操作
盤は上下に回転する揺動アームで上昇退避動するので、
工作機械の前方スペースが大きく確保できて作業性の改
善が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図は第1
図の装置の要部の平面図、第3図は第1図の装置の揺動
アームにおける部分断面を含む部分拡大側面図、第3a図
は第3図の動作説明用移動モデル図、第4図は第3図の
部分の動作時の側面図、第5図は第1図における装置の
一部変形例を説明するための部分拡大図である。 (1)……操作盤装置、(2)……工作機械、(3)…
…本体、(6)……揺動アーム、(7)……吊下アー
ム、(8)……操作盤、(9)……ガス封入型ダンパ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の本体上部より前方に、略水平位
    置から所定の仰角の範囲で上下に揺動可能に配置された
    揺動アームと、揺動アームの先端部に懸吊された吊下ア
    ームと、吊下アームの下端部に連結されたペンダント型
    操作盤と、揺動アームに、この揺動アームが水平位置に
    近いときは揺動アームの先端に加わる垂直荷重より小さ
    く、揺動アームが最大仰角に近いときは前記垂直荷重に
    打ち勝つ大きさの押上力を、揺動アームが上方に回転す
    る方向で常時付勢するダンパーとを具備したことを特徴
    とする工作機械の操作盤装置。
JP400890U 1990-01-20 1990-01-20 工作機械の操作盤装置 Expired - Lifetime JPH0724179Y2 (ja)

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JPH0397719U JPH0397719U (ja) 1991-10-08
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