JP3648418B2 - バックホー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バックホーにあっては、図15に示すように、旋回台71上に運転席72(運転者)を取り囲むキャビン73を備え、このキャビン73の右側方に掘削装置のブーム74を配置し、このブーム74の基部74a(下端)を旋回台71に設けた左右一対の支持板75間に左右軸廻りに回動自在に支持したものがある。
また、ブーム74を回動支点廻りに揺動させたときに、該ブーム74がキャビン73に接触しないように、ブーム74と、キャビン73の右側の外側面との間には、一定間隔の隙間Hを設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記バックホーにおいて、キャビン73室内を広くする、あるいはバックホーのコンパクト化を図る等のためキャビン73の右側の外側面をブーム74に接近させることが要望される。
また、ブーム74の回動支点部分にガタがあると、ブーム74は左右方向にごくわずか揺動する。このブーム74の左右揺動量は、上方に向かうに従って大きくなる。そして、前述したように、キャビン73の右側の外側面をブーム74に極力接近させると、キャビン73の右側の外側面上部側に、ブーム74が接触する場合がある。
【0004】
また、キャビン73を旋回台71に防振ゴムを介して搭載した場合、走行時等においてキャビン73が左右方向にごくわずか揺動し、前記と同様の問題が生じる場合がある。
そこで、本発明は前記問題点に鑑みて、キャビン等のブーム配置側の外側面をブームに極力近接させることのできるバックホーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、運転席の側方に、下部側が左右軸廻りに回動自在に支持されたブームを備え、このブームと運転席との間に側壁部を備えたバックホーにおいて、
前記側壁部を構成する部材のブーム配置側の面と、ブームとの間隔が下部側に比べ上部側が大とされていることを特徴とする。
また、前記側壁部を構成する部材のブーム配置側の面の、上部側の面が下部側の面よりも反ブーム配置側に位置するようにしてもよい。
【0006】
また、前記側壁部を構成する部材のブーム配置側の面の上下方向中途部が、上方に向かうにしたがって左右方向反ブーム配置側に移行する傾斜状に形成されていてもよい。
また、前記側壁部を構成する部材を中空状に形成すると共に、該部材のブーム配置側の壁部のブーム側への膨出量を、下部側に比べ上部側を小さくするように構成してもよい。
また、側壁部には、透過性パネルが上下方向に沿って備えられ、前記側壁部を構成する部材のブーム配置側の面を、下部側において透過性パネルよりもブーム配置側に突出させると共に、上部側において透過性パネルと略面一状となるように形成してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2及び図3において、1は作業機として例示するバックホーであり、該バックホー1は、上部の旋回体2と、下部の走行装置3と、旋回体2に備えられた掘削装置4とから主構成されている。
なお、以下において、バックホー1の走行方向(図2及び図3の左右方向)を前後方向といい、この前後方向に直交する横方向(図2では紙面を貫通する方向、図3では上下方向)を左右方向という。
【0008】
旋回体2は、走行装置3に上下方向の旋回軸X廻りに左右回動自在(旋回自在)に支持された旋回台5(機体)と、この旋回台5に搭載されたエンジン及びエンジンの周辺機器等を覆うボンネット6と、作動油タンク等を覆うタンクカバー7と、旋回台5の前部に設けられた操縦装置や旋回台5上方の前後方向及び左右方向の中途部に配置された運転席8(図1参照)等を覆う中空箱形のキャビン9等とを備えている。
前記ボンネット6は旋回台5の後部に配置され、タンクカバー7は旋回台5の右側部に配置され、キャビン9は旋回台5の左側部に配置され(したがって、運転席8も旋回台6の左右方向中央部から左寄りに配置されている)、キャビン9(及び運転席8)の左側(キャビン9が旋回台5の右側部に配置される場合は右側)の側方に掘削装置4が配置されている。
【0009】
走行装置3は、トラックフレーム11の左右両側に、ゴム製履帯を有するクローラ走行体12をそれぞれ設けることで主構成されていて、クローラ走行体12を油圧モータで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。この走行装置3の前部にはドーザ13が設けられている。
掘削装置3はブーム14とアーム15とバケット16とを備えて主構成されている。
ブーム14は、第1ブーム部材14aと、この第1ブーム部材14aの上部に左右揺動自在に枢支連結された第2ブーム部材14bと、この第2ブーム部材14bの上部に左右揺動自在に枢支連結された支持ブラケット14cとから主構成されている。
【0010】
図1に示すように、旋回台5前部の、キャビン9の右側方には、ブーム支持部17が設けられ、このブーム支持部17に設けられた左右一対の支持板18L,18R間に第1ブーム部材14aの基端部(下端部)が配置されて左右軸廻りに回動自在に支持されていて、ブーム14が上下揺動自在とされている。
第1ブーム部材14aと、ブーム支持部17に設けた左右一対の支持板20との間にはブームシリンダ19が介装され、このブームシリンダ19の伸縮によってブーム14が上下に揺動動作される。
【0011】
アーム15は、その上端部が支持ブラケット14c上部に左右軸廻りに回動自在に支持され、アーム15の上部と支持ブラケット14cとの間に介装されたアームシリンダ21の伸縮によってアーム15が揺動動作される。
バケット16は、アーム15の先端側に左右軸廻り回動自在に支持されると共にリンク機構23を介して連結され、アーム15の基部とリンク機構23との間に介装されたバケットシリンダ22によって、掻き込み揺動駆動される。
第1ブーム部材14aと支持ブラケット14cとの間には連係リンク24が設けられ、連係リンク24と第1ブーム部材14a、第2ブーム部材14bおよび支持ブラケット14cとにより平行4連リンクが構成され、第1ブーム部材14aと第2ブーム部材14bとに亘って介装されたオフセットシリンダ25により第2ブーム部材14bを揺動操作することによって、アーム15及びバケット16を左右方向に平行移動させることができるように構成されている。
【0012】
また、このバックホー1は、旋回しても、旋回体2の後面側が走行装置3の左右幅からはみ出ないように、旋回体2の後面側を平面視弧状に構成し、且つ旋回時に掘削装置4が走行装置3の左右幅からはみ出ないように納められるようにした小型の超小旋回バックホーと称されるものである。
前記旋回台5は、走行装置3のトラックフレーム22上に旋回軸X廻りに旋回自在に支持された旋回基板27上に各種の枠材を組み合わせてなる旋回フレームの左右両側面,前面及び上面の適宜部分をカバーで覆うと共に、旋回フレームの後部に、旋回台5前部の掘削装置4等との重量バランスを図り且つ旋回台5の後部を構成するカウンタウェイト28を取付固定して主構成されている。
【0013】
ボンネット6は、旋回台5の後部に該旋回台5上面から上方突出状に配置され、後面及び左側面が旋回台5からはみ出さないように平面視で旋回台5に沿う形状に形成され、右側はタンクカバー7に接続する形に形成されている。
このボンネット6は、旋回台5に固定されたボンネット前部6Aと、ボンネット6を支持すべく旋回台5に立設された支持フレームに上壁部前端側が左右軸廻りに回動自在に支持されていて上下揺動自在(開閉自在)とされたボンネット後部6Bとから構成されており、ボンネット後部6Bを開くことにより、ボンネット6で形成されるエンジン等の収容空間の後部を開放して後方側からエンジン等のメンテナンスをすることができるように構成されている。
【0014】
キャビン9は、旋回台5の前端からボンネット後部6B上方に至る前後方向長さに形成され、キャビン9後部側はボンネット6上方に位置する(したがって、キャビン9後部下端はキャビン9前部下端よりも高い位置に在る)。
また、キャビン9は、運転者の上方を覆うルーフ29と、運転者の前方を覆う前壁部30と、運転者の後方を覆う後壁部31と、運転者の左右の側方を覆う左右側壁部32L,32Rとから運転席8を取り囲むように主構成され、下方開放状に構成されており、旋回台5に防振ゴム(弾性体)を介して支持支持されている。
【0015】
なお、運転席8後部側はボンネット前部6Aと前後方向に関してラップしており、ボンネット前部6Aの運転席8とラップする部分は、干渉しないように上方から凹設されている。
キャビン9の前壁部30にはフロントガラスが設けられ、左側の側壁部部32Lには、前側に乗降ドア33、後側にサイドガラス34が設けられ、右側の側壁部32Rにはサイドガラス35が設けられ、後壁部31にはリヤガラス36が設けられている(なお、前記サイドガラス34,35等は、透明又は半透明の樹脂パネルで形成されていてもよく、透過性パネルであればよい)。
【0016】
キャビン9の右側(掘削装置4のブーム14配置側)の側壁部32Rは、図4及び図5に示すように、サイドガラス35と、上部側がサイドガラス35の前側に位置する前支柱部37と、この前支柱37の上下方向中途部から後方に向けてに一体的に延設されていてサイドガラス35の下側に位置する下部構成部38(窓枠下部)と、サイドガラス35の上側に位置する上部構成部39(窓枠上部)と、この上部構成部39から一体的に延設されていてサイドガラス35の後側に位置する後部構成部40(窓枠後部)とから主構成されている。
【0017】
サイドガラス35は、上下方向(鉛直方向)に沿って配置され、図6,図7,図9,図10,図11に示すように、前支柱37の上部(窓枠前部)と、下部構成部38と、上部構成部39と、後部構成部40とから形成される開口部41の周縁部に、断面H型のウェザーストリップ42を介して嵌め込まれている。
下部構成部38の下側には、前支柱部37の下部後方側で下部構成部38の下方側を閉塞する隔壁43が配置されている。
この隔壁43は、前縁下端から上縁後端にかけて、前支柱部37の下部後縁下端から下部構成部38の下縁後端に至る形状に沿った(合致した)形状に形成され、後縁上端から下端にかけて、ボンネット前部6Aの前面側形状に沿った形状に形成されている。
【0018】
また、この隔壁43の下端側は、前記左側の支持板18Lの左側に重合されてボルト等によって固定されている。
また、この隔壁43の、前縁下端から上縁後端を経て、後縁上端から下端にかけて、ゴム等の弾性材で形成されたシール材46が設けられている。このシール材46は、図8,図9,図10及び図12に示すように、隔壁43縁部に嵌着固定される断面U字形の嵌着部46aと、中空状に形成された弾接部46bとから構成されており、隔壁43後縁部分に嵌着されたシール材46の弾接部46bは、ボンネット前部6Aに接当している。また、隔壁43の前部上部側には小窓47が設けられている。
【0019】
前支柱部37及び下部構成部38は、図6〜図10に示すように、プレス成形等で形成された内外一対のパネル44,45の縁部側部分44a,45aを相互に重合して溶接等により固定されてなり、この前支柱部37及び下部構成部38の縁部側部分44a,45a以外の部分は、強度を確保すべく、内外パネル44,45の一方又は両方を外方に膨出させることで中空状に形成されている。
なお、内側パネル44はキャビン9室内側に位置し、外側パネル45はキャビン9室外側に位置する。
【0020】
図9及び図10に示すように、外側パネル45の、下部構成部38を構成する部分はサイドガラス35の外面よりも左右方向外方に突出状に膨出されており、この膨出部分の下側に、隔壁43上縁部分に嵌着されたシール材46の弾接部46bを接当させている。
このように、外側パネル45の、下部構成部38を構成する部分をサイドガラス35の外面よりも左右方向外方に突出状に膨出させることで、強度確保を図りながら、隔壁43を内外パネル44,45の縁部側部分44a,45aよりも外側に位置させることができるように構成されている。
【0021】
これは、隔壁43のキャビン9室内側の壁際には、操作レバーが配置されるので、もし、内側パネル44をキャビン9室内中央側に膨出させて該膨出部分の下側に、隔壁43上縁部分に嵌着されたシール材46の弾接部46bを接当させることとすると、隔壁43が図9等に示す位置よりもキャビン9室内中央側に寄ることとなり、それにつれて前記操作レバーもキャビン9室内中央側に寄り、運転者の足元空間を狭くするからである。
また、図8に示すように、外側パネル45の、前支柱部37を構成する部分の下部側は、下部構成部38を構成する部分と略面一状となるように、サイドガラス35の外面よりも左右方向外方に突出状に膨出されており、この膨出部分の後側に、隔壁43前縁部分に嵌着されたシール材46の弾接部46bを接当させている。
【0022】
前支柱部37は、図1及び図6〜図8に示すように、下部側よりも上部側の左右幅が細くなるように断面形状を変えることで、前支柱部37の左右方向外面の、上部側の面が下部側の面に対して反ブーム14配置側に位置していて、ブーム14(第1ブーム部材14a)と前支柱部37の左右方向外面との間の、上部側の間隔(隙間)L1が、下部側の間隔(隙間)L2よりも大となるように構成されている。
すなわち、前支柱部37の左右方向の外面(前支柱部37を構成する外側パネル45の左右方向外面(右側面))は、前支柱部37の下部側において、下部構成部38の左右方向外面と略面一状とされると共に上下方向に沿って形成され、中途部において、上方に向かうにしたがって外側パネル5の左右方向外方への膨出量が徐徐に小さくなるようにすることで上方に向かうにしたがって左右方向内方(キャビン9の左右方向中央側、又は、反ブーム14配置側)に移行する傾斜状とされ、上部側において、サイドガラス35の外面と面一状となるように且つ上下方向に沿って形成されている。
【0023】
なお、前支柱部37のキャビン9室内側の面は上下方向に亘って面一状で且つ上下方向に沿って形成されている。
上部構成部39及び後部構成部40は、その外面がサイドガラス35の外面と面一状となるように設けられている。
第1ブーム部材14aの基部の枢支部分にガタがある場合、ブーム14の作動時に該ブーム14が左右にごくわずか揺動するが、この揺動量はブーム14の基部側よりもブーム14の上部側の方が大である(揺動量は第1ブーム部材14aの基部側から先端側にいくほど大となる)ので、もし、ブーム14前支柱部37の左右方向の外面が上下方向に亘って下部構成部38の外面と面一状で且つ上下方向に沿って形成されており、しかも、前支柱部37の左右方向外面をできるだけブーム14に近接させると、前支柱部37の上部側において、該前支柱部37にブーム14が接触する惧れがあるが、本実施の形態のように、ブーム14と前支柱部37の左右方向外面との間の、上部側の間隔L1を、下部側の間隔L2よりも大となるように構成することで、前支柱部37にブーム14が接触するのを避けながら前支柱部37の左右方向外面をできるだけブーム14に近接させることができ、これによって、キャビン9の室内空間を広くでき、または、バックホー1のコンパクト化を図ることができるのである。
【0024】
また、本実施の形態では、キャビン9は防振ゴムを介して旋回台5に搭載されているので、走行時等において、キャビン9も左右方向にごくわずか左右方向に揺動するが、この揺動量も前記ブーム14と同様に上部側が下部側よりも大であるので、この場合も、ブーム14と前支柱部37の左右方向外面との間の、上部側の間隔L1を、下部側の間隔L2よりも大となるように構成することで、前支柱部37にブーム14が接触するのを避けながら前支柱部37の左右方向外面をできるだけブーム14に近接させることができる。
【0025】
なお、前支柱部37の左右方向外面は、前支柱部37の下端(又は下部側中途部)から上端(又は上部側中途部)に亘って、上方に向かうにしたがって左右方向内方に移行するように漸次傾斜状とされていてもよい。
また、この右側の側壁部32Rの前支柱部37は、左側の側壁部32L前部の前支柱部48と共に、前壁部30の一部を構成する部材とされており、左右の前支柱部37,48間にフロントガラスが嵌め込まれるように構成されており、前支柱部37,48の一方の縁部側部分44a,45aは左右方向内方に指向されていて、該縁部側部分44a,45aの端部に嵌合したトリム49を介してフロントガラスを嵌め込む枠材50が取り付けられている。
【0026】
後部構成部40は、その外面がサイドガラス35の外面と面一状となるように形成されているが、前支柱部37と同様に形成してもよい。また、上部構成部39及び後部構成部40を、前支柱部37及び下部構成部38と一体的に形成してもよい。
図13にキャビン9後部の支持構造を、図14にキャビン9前部の支持構造をそれぞれ示す。
キャビン9の後部は、ボンネット6等を支持すべく旋回台5に立設された支持フレームに左右2カ所取り付けられて弾性的に支持されている。
【0027】
すなわち、図13に示すように、支持フレームの上端部には支持板51が設けられ、この支持板51にはボンネット前部6Aの後部側壁部を貫通して上方突出状にスタッドボルト55が設けられている。一方、キャビン9の左右側壁32L,32R間の後下部には、左右方向に配置された横枠材52が設けられており、この横枠材52の上下に、該横枠材52を上下から挟むように防振ゴム53及び座金54が設けられ、下側の座金54がボンネット前部6Aの後部側壁部上に接当して載置されており、これら横枠材52、防振ゴム53及び座金54を前記ボルト55が貫通しており、該ボルト55の、上側の座金54から突出する部分にナット56が螺合されている。
【0028】
また、キャビン9の前部は、旋回台5の前端側に左右2カ所取り付けられて弾性的に支持されている。
すなわち、図14に示すように、旋回台5の前端側には、旋回台5の骨組みとなる旋回フレーム側に取り付けられていて旋回台5から上方に突出するスタッドボルト57が設けられている。一方、左右の前支柱部37,48の下端部間には、左右方向に配置された横枠材58が設けられており、この横枠材58の上下に、該横枠材58を上下から挟むように防振ゴム59及び座金60が設けられ、下側の座金60が旋回台5上に接当して載置されており、これら横枠材58、防振ゴム59及び座金60を前記ボルト57が貫通しており、該ボルト57の、上側の座金60から突出する部分にナット61が螺合されている。
【0029】
なお、本発明は前記構成のものに限定されることはなく、キャビン9の代わりに、運転席8の、ブーム14配置側の側方に位置する側壁部と、運転者の上方を覆うルーフとからなるキャノピー(日よけ)が設けられることがあり、この場合は、このキャノピーの側壁部に本発明を採用してもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、運転席とブームとの間に配置される側壁部を極力ブームに近接させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビン及び旋回台の正面図である。
【図2】バックホーの全体側面図である。
【図3】バックホーの全体平面図である。
【図4】旋回体の右側からみた側面図である。
【図5】キャビン下部側の右側からみた側面図である。
【図6】図4のA−A矢示断面図である。
【図7】図4のB−B矢示断面図である。
【図8】図4のC−C矢示断面図である。
【図9】図4のD−D矢示断面図である。
【図10】図4のE−E矢示断面図である。
【図11】図4のF−F矢示断面図である。
【図12】図4のG−G矢示断面図である。
【図13】キャビンの後側取付部分の側面断面図である。
【図14】キャビンの前側取付部分の側面断面図である。
【図15】従来例に係るバックホーの正面図である。
【符号の説明】
8 運転席
14 ブーム
32R 側壁部
35 サイドガラス(透過性パネル)
37 前支柱部
L1 キャビンの右側面とブームとの間の、上部側の間隔
L2 キャビンの右側面とブームとの間の、下部側の間隔

Claims (5)

  1. 運転席の側方に、下部側が左右軸廻りに回動自在に支持されたブームを備え、このブームと運転席との間に側壁部を備え、該側壁部は、前記運転席の前側方にて前記ブームと対向する前支柱部を備え、該前支柱部は、上下方向に伸びると共に中空状に形成されているバックホーにおいて、
    前記前支柱部は、ブーム配置側の面の上部側を下部側に対して反ブーム配置側に位置させ、且つ、ブームと前支柱部のブーム配置側の面との間の上部側の間隔を下部側の間隔よりも大とすべく、運転席側の面が上下方向に亘って面一状で且つ上下方向に沿って形成されると共に、下部側よりも上部側の左右幅が細くなるように断面形状が変えられていることを特徴とするバックホー。
  2. 前記前支柱部は、ブーム配置側の面が上下方向中途部から上方に向かうにしたがって左右方向反ブーム配置側に移行する傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバックホー。
  3. 前記前支柱部は、内外一対のパネルの縁部側部分を相互に重合してなり、この前支柱部の縁部側部分以外の部分は、内外パネルの一方又は両方を外方に膨出させることで中空状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバックホー。
  4. 前記前支柱部の外側パネルの左右方向外面は、中途部において、上方に向かうにしたがって外側パネルの左右方向外方への膨出量が徐徐に小さくなるようにすることで上方に向かうにしたがって反ブーム配置側に移行する傾斜状とされていることを特徴とする請求項3に記載のバックホー。
  5. 側壁部には、透過性パネルが上下方向に沿って備えられ、前記前支柱部のブーム配置側の面を、下部側において透過性パネルよりもブーム配置側に突出させると共に、上部側において透過性パネルと略面一状となるように形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のバックホー。
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