JPH0454756Y2 - - Google Patents

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JPH0454756Y2
JPH0454756Y2 JP1986172125U JP17212586U JPH0454756Y2 JP H0454756 Y2 JPH0454756 Y2 JP H0454756Y2 JP 1986172125 U JP1986172125 U JP 1986172125U JP 17212586 U JP17212586 U JP 17212586U JP H0454756 Y2 JPH0454756 Y2 JP H0454756Y2
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cabin
support pin
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seat
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JP1986172125U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は刈取前処理装置の横側方に運転席を並
設するとともに、刈取前処理装置からの発塵の影
響を抑えて運転環境を良好にすべく、運転席を覆
うキヤビンを機体フレームに着脱自在に取り付け
てあるコンバインに関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のコンバインに搭載されて使用さ
れるキヤビンは、納屋等にコンバインを格納する
場合には天上面がつかえることがあるので取外せ
る構成になつているが、その構造としては、キヤ
ビン底面四隅を機体フレーム側にボルト等で止め
付けるものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来構成の場合には、キヤビン底面
を取付けた機体フレームがコンバインでは地面よ
り比較的に高所にあるので、例えば二人の作業者
でボルトを外してキヤビンを持上げた状態で、こ
の二人の作業者が順次搭乗ステツプから降りる作
業形態をとらざるを得ない為に、作業者への負担
が大きくなるとともに、重量物を持つてステツプ
から降りなければならないので作業安全性の面で
も好ましくなかつた。
本考案の目的はキヤビンの取外し作業を容易に
かつ安全に行なえるものを提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかる特徴構成は、 キヤビンの刈取前処理装置とは反対がわ側面
に乗降用開口を設ける点と、 この開口を形成した前記キヤビンの側面下端
に対応する部位に、前後向き姿勢の支持ピンを
機体フレームに取り付けて突設させる点と、 前記支持ピンに外嵌合するボスを前記キヤビ
ンに取り付ける点と、 前記キヤビンの機体前後方向での移動で、前
記キヤビンを前記支持ピンに対して着脱自在に
構成する点と、 前記支持ピンに装着した状態で前記支持ピン
の軸芯周りでキヤビンを倒伏可能に枢支する点
と、 前記キヤビンにおける前記刈取前処理装置側
の側面下端に対応する機体フレームの上向き
に、前記キヤビンの下端面を載置する取り付け
座を形成する点と、 この取り付け座に載せ付けた前記キヤビンの
下端面を上下向き姿勢の取付ボルトで取り付け
固定する点と、 前記ボスと前記支持ピンとの連係を解除する
機構を設けてある点と、 にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
キヤビンの取外し方法を二人作業者で行う場合
で説明する。第1図に示すように、 キヤビン7の刈取前処理装置Aがわ下端に設
けてある、ボルトとしての取付ボルト29を取
外す。
(この場合には取付ボルトはキヤビン7内方に
設けられているが外方側に設けられてもよい。
又、ボルト以外の別の取付方法を採用してもよ
い。) キヤビン7内の搭乗作業者と地面側の非搭乗
作業者とで機体前後向き支点X周りでキヤビン
7を開口8側に倒伏させ乍ら、非搭乗作業者が
単独で受止めることができるまで傾斜させる。
非搭乗作業者が受止めると前記開口8から搭
乗ステツプ6を利用して搭乗作業者が降りる。
この降りた搭乗作業者が前記支持ピンの連係
を解除して、キヤビン7を前後方向に移動させ
て、ボス13を支持ピン14より抜き出してキ
ヤビン7を機体フレームより取り外す。
以上の構成から、 (a) 特徴構成よりキヤビンに対して揺動可能な
構成を採ることによつて、従来のように、一旦
取付ボルト等を取外した状態でキヤビンを作業
者が持上げ乍ら機体フレームから地面に降りる
といつた方法をとることなく、地面からの操作
によつてキヤビンを取外すことができる。
(b) 特徴構成より、搭乗側の作業者が取付ボル
トを取外した後キヤビンを傾斜させた状態であ
つても、この開口を通つて降りることができ、
降りる途中であつてもキヤビンに対して手を添
えて支持できる。
(c) 特徴構成より、キヤビンの揺動支点(機体
前後向き支持ピンの軸芯X)が刈取前処理装置
の反対側つまり機体フレームの側端近くに位置
することになるので、搭乗側作業者が地面に降
り立つて前記支持ピンとボスとの連係を解除操
作するにしても、刈取前処理装置側にあつて手
を伸して機体フレーム側に体を乗り出して行う
場合に比べて作業姿勢が楽になる。
(d) 特徴構成より、取付ボルト及び連係機
構16を取り外した状態であつても、キヤビン
下端面は取り付け座面に載置された状態を維持
し、かつ、ボス13は支持ピン14に外嵌合さ
れているので、特に作業者が持ち上げ支持する
必要はない。したがつて、それだけ取付ボルト
の取り付け取り外し時の作業を容易に行える。
また、ボス13は支持ピン14に対して機体
前後方向での移動で連係を解除する構成であ
り、一方、取付ボルトは上下方向での止め付け
形態を採つているので、両者の固定方向が直交
する方向になつており、機体振動等に対する緩
み止め効果が大きく、安定した状態でキヤビン
を機体フレームに取り付け固定できる。
〔考案の効果〕
以上、キヤビンを揺動可能に構成する点と、こ
の揺動支点を刈取前処理装置側より反対側に設け
る点と、開口側に倒伏する点との相乗効果によつ
て、安全にかつ容易にキヤビンの取付取外し作業
が行なえる。
更に、支持ピンとボスとの嵌合支持構造、及
び、取り付け座に載せ付ける構造の採用によつ
て、取り付けボルト及び連係を解除する機構の操
作を容易迅速に行え、キヤビンの取り付け取り外
し作業を操作性良く行えるようになつた。
〔実施例〕
第8図及び第10図に示すように、引起し装置
1、引起し穀稈を刈取る装置2、刈取り穀稈を後
部脱穀装置3に向けて搬送する縦搬送装置4を備
えた刈取前処理装置Aの横側方に、運転席5及び
搭乗ステツプ6を備えた操縦部Bを配置してコン
バインを構成してある。
前記運転席5に対しては、この運転席5を覆う
キヤビン7が設けられ、以下このキヤビン7の構
造について説明する。このキヤビン7は3側面を
透明の樹脂板で形成され、刈取前処理装置Aの存
在側とは反対がわ側面に搭乗用の開口8を設け、
かつ、残り3側面の下端を、運転席5を囲む前方
操作ボツクス9、側方操作ボツクス10、及び、
エンジンボンネツト11の亘つて支持させて設置
されている。
次に、キヤビン7の取付構造を詳述する。第5
図に示すように、前記開口8の両側と上側とに亘
る樹脂製のキヤビン本体内周辺に、平鋼(バイプ
でもよい)等の鋼製枠12を埋込み補強構成をと
るとともに、鋼製枠12のキヤビン本体から下方
に突出する両下端に、キヤビン7の前後方向に沿
う横向きボス13,13を固着してある。一方、
機体フレーム側前方操作ボツクス9とエンジンボ
ンネツト11とに前記横向きボス13,13に対
応する機体前後向き姿勢の横向き支持ピン14,
14をブラケツト17に固着して設け、横向きボ
ス13,13内に防振用ゴムスリーブ15,15
を介在させてボス13,13をピン14,14に
外嵌し、連係解除機構としての割ピン16で連係
解除自在に構成する。
又、前記刈取前処理装置A側キヤビン側面の下
端に対応する機体フレームの上向き面に、キヤビ
ン7の下端面を載置する取り付け座28を設け、
この取り付け座28にキヤビン7の下端面を載せ
付け、この下端面を上下向き姿勢の取付ボルト2
9で機体フレームに固定している。
このキヤビン7は横向きボス13,13の軸芯
X(機体前後方向に平行)周りで回動自在に構成
され、第1図に示すように、機体フレームから取
外される場合には、一人の作業者がキヤビン7内
に入つて、刈取前処理装置A側取付ボルト29を
外し、機外の作業者に向けて、開口8側に前記軸
芯X周りで回倒させる。そして、機外の作業者が
受止めた状態で、キヤビン7内の他の作業者が前
記開口8を通つてキヤビン7外に脱出し、この作
業者がボス13,13とピン14,14との連係
を解除し、キヤビン7を機体前方側に移動させて
ボス13を支持ピン14より取り外して作業を完
了する。
第3図に示すように、前記キヤビン7の天上面
7Aの前面側には外気を導入する吸引フアン18
が設けられ、この吸引フアン18の近傍に設けら
れた吸入口19を通して機体上方でかつ未刈側の
塵埃の少ない外気を導入し、前記開口8から排出
させることによつて、キヤビン7内を高圧に保持
して、塵埃の侵入を抑える構成をとつている。
次に、キヤビン7の刈取前処理装置Aがわ側面
に設けられた開閉式窓20について構造を説明す
る。第2図、第3図、第4図、及び、第9図に示
すように、両側に位置する窓枠21,21の上端
に板状ブラケツト22,22を立設するととも
に、この板状ブラケツト22,22に対してヒン
ジ23,23をピン24,24連結して、窓20
をピン軸心Y,Y周りで上下揺動可能に構成す
る。
窓20は透明の樹脂板で形成され、前記ピン軸
心Yに平行な折れ線で二ツ折れ可能に構成されて
いる。そして、前記窓枠21,21に、窓20の
下端を上方に向けて誘導するガイド機構25,2
5が設けてある。このガイド機構25は溝型鋼で
形成され、この溝型内に窓20下端から延出され
たガイドロール26を遊嵌できるようになつてい
る。そして、このガイド機構25,25は上端部
で外方に突出すべく斜め上方に立上り部を設け、
この立上り部の上端から水平にキヤビン7に向け
て水平部を設けてあり、この立上り部と水平部と
で張出し部25Aを構成する。したがつて、窓2
0の下端に設けられた把手27を持つて上方に持
上げると、窓20の下端(遊端20a)はガイド
機構25に沿つて持上り、窓20は徐々に二ツ折
れ姿勢になり、第2図に示すように、上方開放姿
勢に切換えられる。そして、張出し部25Aの水
平部において、窓20下端20aをキヤビン7側
に移動させることによつてストツパ機構(図示せ
ず)に接当させることができ、窓20の上方開放
姿勢を固定維持できる。
〔別実施例〕
(イ) 前記連係解除自在機構16としてはピン式以
外のものでもよい。
(ロ) 前記乗降用開口8に対して、ドア或いは開閉
可能な帆布式のカバーを取付けてもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンバインの実施例を示
し、第1図はキヤビンの倒伏取外し作業状態を示
す正面図、第2図はキヤビンの正面図、第3図は
キヤビンの窓がわ側面を示す側面図、第4図は窓
の開閉の為のガイド機構を示す要部拡大図、第5
図はキヤビンの開口がわ側面図、第6図はキヤビ
ンの揺動支点構造を示す正面図、第7図はキヤビ
ンの揺動支点構造を示す縦断面図、第8図はコン
バインの刈取前処理装置を示す平面図、第9図は
キヤビンの斜視図、第10図はコンバインの刈取
前処理装置を示す側面図である。 A……刈取前処理装置、5……運転席、7……
キヤビン、8……乗降用開口、13……ボス、1
4……支持ピン、16……連係を解除する機構、
28……取り付け座、29……取付ボルト、X…
…軸芯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 刈取前処理装置Aの横側方に運転席5を並設す
    るとともに、この運転席5を覆うキヤビン7を機
    体フレームに着脱自在に取り付けてあるコンバイ
    ンであつて、 前記キヤビン7の刈取前処理装置Aとは反対が
    わ側面に乗降用開口8を設けるとともに、この開
    口8を形成した前記キヤビン7の側面下端に対応
    する部位に、前後向き姿勢の支持ピン14を機体
    フレームに取り付けて突設させ、前記支持ピン1
    4に外嵌合するボス13を前記キヤビン7に取り
    付け、前記キヤビン7の機体前後方向での移動
    で、前記キヤビン7のボス13を前記支持ピン1
    4に対して着脱自在に構成し、そのボス13を前
    記支持ピン14に装着した状態で前記支持ピン1
    4の軸芯X周りで前記キヤビン7を倒伏可能に枢
    支するとともに、前記キヤビン7における前記刈
    取前処理装置A側の側面下端に対応する機体フレ
    ームの上向き面に、前記キヤビン7の下端面を載
    置する取り付け座28を形成し、この取り付け座
    28に載せ付けた前記キヤビン7の下端面を上下
    向き姿勢の取付ボルト29で取り付け固定するよ
    うに、かつ、前記ボス13と前記支持ピン14と
    の連係を解除する機構16を設け、前記キヤビン
    7を機体フレームに対して着脱自在に構成してあ
    るコンバイン。
JP1986172125U 1986-11-10 1986-11-10 Expired JPH0454756Y2 (ja)

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JPS6378544U JPS6378544U (ja) 1988-05-24
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019181324A1 (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2019162081A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 ヤンマー株式会社 コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104587U (ja) * 1979-01-17 1980-07-21

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WO2019181324A1 (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2019162081A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 ヤンマー株式会社 コンバイン

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JPS6378544U (ja) 1988-05-24

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