JP3280285B2 - 農作業機の運転部構造 - Google Patents

農作業機の運転部構造

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JP3280285B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンバイン
や農用トラクタ等の農作業機の運転部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の農作業機の運転部構造と
しては、エンジンルームをボンネットで覆うとともに、
搭乗運転部はキャビンで覆っており、ボンネット及びキ
ャビンはそれぞれ個別に開閉できる構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、特に小型コンバインのように
原動部等の配置構造を極力コンパクトに構成するものに
あっては、ボンネット及びキャビンを個別に開閉する構
成にすると、例えばキャビンを開放状態にしているとき
に、ボンネットの方も開放する作業が開放状態のキャビ
ンが邪魔になって行いにくい等の不具合が生じる虞れが
あった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、比較的小型化が図られた農作業機において
も、原動部及び搭乗運転部に対する開閉作業が簡易に行
える農作業機の運転部構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本発明の請求項1にかかる農作業機の運転部
構造は、機体操向用の操作具と座席とを備えた運転部の
全体を覆う運転キャビンを、上部に開口を形成したキャ
ビン本体部と前記開口を閉塞する天井部とで構成すると
ともに、前記キャビン本体部に対する天井部の上昇揺動
により前記開口を開放可能に構成し、前記開口を閉じた
状態の天井部の高さを前記座席に着座姿勢の操縦者の頭
部より上方に設定し、前記開口の高さを運転キャビン内
で直立姿勢の操縦者の頭部より下方に設定し、前記操作
具を操縦者が着座姿勢でも直立姿勢でも操作可能な位置
に配置してあることを特徴構成とする。
【0006】 (作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、運転部が運転キャビンで覆われる構造であり
ながら、その運転キャビンの天井部を上昇開放できるよ
うにしてあるから、作業者が着座しない状態でつまり立
ち上がった状態で操縦するときに、天井が邪魔にならな
いように上昇開放させることになる。
【0007】 (効果) 従って、本発明の請求項1にかかる構成によ
れば、運転キャビンで覆われる構造であっても、必要に
応じて天井部を上昇開放することで、作業者が立ち姿勢
で操縦できるから、通常は天井部を低く閉止しておくこ
とのできるコンパクトな運転キャビン構造であっても、
遠くを見通しての作業を行うことが簡易にできる等、運
転時の作業の汎用性を高めることができる。
【0008】 (構成) 本発明の請求項2にかかる農作業機の運転部
構造は、請求項1記載のものにおいて、前記座席の下方
に原動部を配置するとともに、該原動部を覆うカバー
前記運転キャビンと一体に構成し、前記運転キャビンを
外方に移動自在に設けて、運転キャビンの移動に伴って
前記原動部を開閉可能に構成してあることを特徴構成と
する。
【0009】 (作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、運転キャビンは原動部を覆うカバーと一体に
構成されているために、その運転キャビンのみを外方に
移動させることで、原動部を開閉できることになって、
運転部及び原動部を同時に開閉できることになる。
【0010】 (効果) 従って、本発明の請求項2にかかる構成によ
れば、運転キャビンを開閉するだけの単一の操作で運転
部と原動部とを共に開閉できることになって、それぞれ
を個別に開閉する従来に比較してその開閉作業が簡易迅
速になるとともに、例えば機体全体を小型化したもので
あっても、メンテナンス作業等をする場合でも原動部周
りを広くできることなどで、その作業がし易いものにで
きる。
【0011】 (構成) 本発明の請求項3にかかる農作業機の運転部
構造は、請求項1或いは2記載のものにおいて、前記
ャビン本体部に、前記機体走行用の操作具を配設してあ
ることを特徴構成とする。
【0012】 (作用) 本発明の請求項3にかかる構成
によれば、運転キャビンに、機体操向用の操作具を備え
てあるから、例えばその機体操向用の操作具を運転部に
おけるステップ部に立設した操縦塔に設けるものと比較
して、運転キャビンの壁部分にその操作具が設けられる
ことになる点で、運転部のステップ部が広いものにでき
る。
【0013】 (効果) 従って、本発明の請求項3にかかる構成によ
れば、運転部のステップ部を広くできるので、操縦者に
とって居住空間を大きくできて居住性が良いものとなる
とともに、操作具等に対するメンテナンスも比較的広い
作業空間が確保されるので作業し易いものとなってい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、農作業機の一例としての
小型コンバインを示している。このコンバインは、左右
一対のクローラ走行装置1,1に支持される機体フレー
ム2に、刈取前処理装置3、脱穀装置4、運転部5、原
動部6及びグレンタンク7等を搭載装備して構成してい
る。
【0015】図1乃至図5に示すように、運転部5及び
原動部6は、運転キャビン8によって覆っている。詳述
すると、運転キャビン8は、前壁面部8Aと、天井部8
Bと、刈取前処理装置3側に面する横壁面部8Cとで構
成しているとともに、前壁面部8Aには、前方の視界を
確保するための前面窓9を設けている。また、横壁面部
8Cには、刈取前処理装置3側に対する視界を確保する
ための横面窓10を設けている。一方、刈取前処理装置
3が在る側とは反対側は開放状態にしてあり、この開放
箇所を作業者の乗降箇所としている。さらに、運転キャ
ビン8の背面部には、左右一対の支柱8a,8aが後述
するカバー12等に立設される状態で設けられている。
なお、前記前壁面部8Aと前記横壁面部8Cとによって
キャビン本体部を構成してある。
【0016】そして、図1乃至図5に示すように、運転
部5における座席11の下方に前記原動部6が配設され
ているとともに、座席11を支持する支持台に兼用され
る箱状のカバー12によって原動部6を閉止している。
このカバー12は、前記運転キャビン8に外気導入用の
吸気ダクト13を介して連結されている。すなわち、図
2に示すように、エンジン冷却用の外気を導入するため
に、防塵網14付きの吸気口15を刈取前処理装置3側
とは反対側の側面に開口する状態で吸気ダクト13を設
けているとともに、この吸気ダクト13とカバー12と
は一体に連結されている。
【0017】座席前方で、運転キャビンの右横方の前側
の縦枠8bに連結してキャビン内に突出するように片持
ち状に設けた操縦ボックス16には、刈取前処理装置3
の昇降操作用及び操向用の操作具としての操作レバー1
7や、操縦者が操作レバー17を操作する手を支え置く
ための支え具18を立設するとともに、刈取クラッチ、
脱穀クラッチを操作するアクチュエータに対する操作ス
イッチや、その他のスイッチ、あるいは計器を前記操縦
ボックス16に装備してある。これにより、運転部5の
ステップ部の空間が広く確保できる。尚、操作レバー1
7と、刈取前処理装置3の昇降操作用及び操向用のそれ
ぞれの各操作装置とをワイヤ連係している。又、座席左
脇の変速レバー19も走行変速装置にワイヤ連係してい
る。
【0018】さらに、図3乃至図5に示すように、前記
左右一対の支柱8a,8aの上端部に横軸芯X1周りで
揺動自在に天井部8Bを支持している。この天井部8B
はその前端部を運転キャビン8の前壁面部8Aの上縁部
に固定及び固定解除自在なロック具L1を設けていると
ともに、このロック具の固定を解除した状態で横軸芯X
1周りで上方へ揺動させることで天井部8Bを開放でき
るようにしている。尚、図中、Gは天井部8Bを所定開
放姿勢で姿勢保持するためのガススプリングである。
【0019】また、運転キャビン8は、その前端下部の
横軸芯X2周りで揺動自在に機体フレーム2に対して枢
支しているとともに、運転キャビン8の後端下部の横側
部にこの運転キャビン8を機体フレーム2に固定及び固
定解除自在にロックする第2ロック具L2を設けてい
る。従って、この第2ロック部L2をロック解除するよ
うに固定解除すれば、人手操作により運転キャビン8を
横軸芯X2周りで前方に揺動させることによって、運転
部5及び原動部6を共に開放することができる。
【0020】〔別の実施の形態〕 運転キャビンに備える操向操作用の操作具と、その
操作対象としての操向装置との連係を上記実施の形態で
はレリーズワイヤを利用した機械的連係機構で構成した
ものを示したが、操作具の操作量を例えばポテンショメ
ータ等の検出手段で検出し、その検出結果を制御装置に
入力し、制御装置が操作対象の操向装置を検出結果に基
づいて操作するように、電気的に連係する構成にしても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインを示す全体側面図
【図2】キャビンを示す縦断正面図
【図3】天井部を下げた状態のキャビンを示す縦断側面
【図4】天井部を上げた状態のキャビンを示す縦断側面
【図5】キャビンを示す斜視図
【符号の説明】
5 運転部 6 原動部 8 運転キャビン 8B 天井部 11 座席 12 カバー 17 操作具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−208782(JP,A) 特開 平5−91815(JP,A) 特開 平6−107239(JP,A) 特開 平8−116763(JP,A) 実開 平3−25649(JP,U) 実開 平2−96826(JP,U) 実開 昭57−159873(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 33/067 B60J 7/00 B62D 25/08 B62D 33/073 B62D 55/06 B62D 49/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体操向用の操作具と座席とを備えた運
    転部の全体を覆う運転キャビンを、上部に開口を形成し
    たキャビン本体部と前記開口を閉塞する天井部とで構成
    するとともに、前記キャビン本体部に対する天井部の上
    昇揺動により前記開口を開放可能に構成し、 前記開口を閉じた状態の天井部の高さを前記座席に着座
    姿勢の操縦者の頭部より上方に設定し、前記開口の高さ
    を運転キャビン内で直立姿勢の操縦者の頭部より下方に
    設定し、 前記操作具を操縦者が着座姿勢でも直立姿勢でも操作可
    能な位置に配置 してある農作業機の運転部構造。
  2. 【請求項2】 前記座席の下方に原動部を配置するとと
    もに、該原動部を覆うカバーを前記運転キャビンと一体
    に構成し、前記運転キャビンを外方に移動自在に設け
    て、運転キャビンの移動に伴って前記原動部を開閉可能
    に構成してある請求項1記載の農作業機の運転部構造。
  3. 【請求項3】 前記キャビン本体部に、前記機体走行用
    の操作具を配設してある請求項1或いは2記載の農作業
    機の運転部構造。
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