JPH0647237Y2 - コンバイン用運転キャビン - Google Patents

コンバイン用運転キャビン

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Publication number
JPH0647237Y2
JPH0647237Y2 JP1992001675U JP167592U JPH0647237Y2 JP H0647237 Y2 JPH0647237 Y2 JP H0647237Y2 JP 1992001675 U JP1992001675 U JP 1992001675U JP 167592 U JP167592 U JP 167592U JP H0647237 Y2 JPH0647237 Y2 JP H0647237Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front wall
operation box
seat
cabin
machine base
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992001675U
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English (en)
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JPH04103436U (ja
Inventor
英雄 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、運転者用座席やこの座
席前側の操作ボックス等を包囲すべく設けたコンバイン
用運転キャビンに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、この種キャビンの前壁は、機台の前
端から後方上方へ向かう後傾姿勢、若しくはその途中か
ら屈曲して前方上方へ向かう前傾姿勢との組合せによる
構成であった。例えば、実願昭57−69178号(実
開昭58−170926号)のマイクロフィルムには、
運転キャビンの前壁を下部前壁と上部前壁とから成る側
面視略く字形状の屈曲面に形成し、前記下部前壁を前記
機台側のデッキ前端部から後方上方へ向かう後傾姿勢に
配置すると共に、前記上部前壁を操作ボックスより高い
位置から引起し刈取部の前面の延長面より前方へ至る位
置まで延出させて配置したコンバイン用運転キャビンが
開示されている。
【0003】また、実願昭53−10269号(実開昭
54−114212号)のマイクロフィルムには、運転
キャビンの前壁を下部前壁と上部前壁とから成る側面視
略逆く字形状の屈曲面に形成し、前記下部前壁を前記機
台のデッキ前端部から前方上方へ向かう前傾姿勢に配置
すると共に、前記上部前壁を操作ボックスと同程度の高
さ位置から略垂直姿勢に配置したコンバイン用運転キャ
ビンが開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】かかる従来技術による
と、乗降口はもとより、運転部も狭く、ゆったりとした
居住空間が得られない問題点があった。また、運転キャ
ビン内からでは引起し刈取部の分草引起し作用状態を十
分に監視し難く、作業能率の低下を招く問題があった。
【0005】例えば、前述の実願昭57−69178号
(実開昭58−170926号)のマイクロフィルムに
開示の技術においては、下部前壁を機台のデッキ部前端
から後方上方へ向かう後傾姿勢に配置しているため、こ
の下部前壁後側の操作ボックスとこの後方の運転者用座
席との間隔を大きくとることができず、居住空間を大き
く確保することができない。更に、上部前壁を引起し刈
取部の前面の延長面より前方へ至る位置まで延出させて
配置しているものの、該上部前壁は操作ボックスよりか
なり高い位置から前方へ延出するものである。このた
め、該上部前壁越しに直前方下方を視認しながら、同時
にこれより低い位置にある前記操作ボックスに設けるメ
−タ類やレバ−類の視認、操作を行なうのは困難であ
る。即ち、引起し刈取部の視認性と、操作ボックスに設
けるメ−タ類やレバ−類の視認性、操作性とを両立する
ことができないものなのである。
【0006】また、前述の実願昭53−10269号
(実開昭54−114212号)のマイクロフィルムに
開示の技術においては、上部前壁を操作ボックスと同程
度の高さ位置から配置するものの、該上部前壁は略垂直
姿勢であるため、この上部前壁直前方下方を視認するこ
とはできない。即ち、運転者は前方に身を乗り出すこと
ができず、引起し刈取部を上方から監視することはでき
なかったのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の課題を
解決するために、次のような技術的手段を講じる。即
ち、走行クロ−ラ1を具備する機台2の前方に引起し刈
取部3を配置し、前記機台2前部に運転者用座席6及び
該座席6前側に設置する操作ボックス9等を包囲すべく
運転キャビン10を設けるに、該運転キャビン10の前
壁11を下部前壁11aと上部前壁11bとから成る側
面視略く字形状の屈曲面に形成し、前記下部前壁11a
を前記機台2側のデッキ2A前端部から前方上方へ向か
う前傾姿勢に配置すると共に、前記上部前壁11bを前
記操作ボックス9と同程度の高さ位置から前記引起し刈
取部3の前面3aの延長面Sより前方に至る位置まで延
出させて配置したことを特徴とするコンバイン用運転キ
ャビンの構成としたものである。
【0008】
【発明の作用効果】従って、本考案によれば、運転キャ
ビン10の下部前壁11aが前傾姿勢にあるため、運転
者の乗降のための乗降口を広くとることができて乗降が
極めて容易になると共に、例えば、下部前壁11a後側
の操作ボックス9とこの後方の運転者用座席6との間隔
が大きくとれる等により、運転室を広くとることができ
て、ゆったりとした居住空間を得ることができる。
【0009】また、上部前壁11bを操作ボックス9と
同程度の高さ位置から引起し刈取部3の前面3aの延長
面Sより前方に至る位置まで延出させて配置しているた
め、極めて良好な視界性を得ることができる。例えば、
上部前壁11b越しに直前方下方を視認しながら、同時
にこれと同程度の高さ位置にある操作ボックス9に設け
るメ−タ類やレバ−類の視認、操作を容易に行なうこと
ができる。即ち、引起し刈取部3の視認性と、操作ボッ
クス9に設けるメ−タ類やレバ−類の視認性、操作性と
を両立することができるのである。
【0010】尚、これは、前述の実願昭57−6917
8号(実開昭58−170926号)のマイクロフィル
ムに開示の技術に比較しても、格段に優れた居住性、視
認性、操作性を実現できるものである。しかも、前述の
ように、運転キャビン10の上部前壁11bが引起し刈
取部3の前面3aの延長面Sより前方へ延出しているた
め、特に、穀稈が倒伏している場合等には、運転者は前
方に身を乗り出すようにして作業することができ、これ
によって上方からの引起し刈取部3の分草引起し作用状
況の確認が一層容易となり、作業能率を一段と高めるこ
とができるのである。
【0011】尚、これは、前述の実願昭53−1026
9号(実開昭54−114212号)のマイクロフィル
ムに開示の技術に比較しても、格段に優れた視認性を実
現できるものである。
【0012】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
すると、走行クロ−ラ1を具備する機台2上には前方に
引起し刈取部3が、その後方に脱穀部4が配置され、脱
穀部4の横側部に籾処理部5が、また、該籾処理部5の
前方で、かつ、前記引起し刈取部3の後方側横外側部に
は運転者用座席6、該座席6の下方空間部内においてエ
ンジン8及び前記座席6の前側において立設される操作
ボックス9等がそれぞれ配置されている。
【0013】10は、前記運転者用座席6、エンジン8
及び操作ボックス9等を包囲すべく枠組構成した運転キ
ャビンであって、この運転キャビン10の前壁11は、
下から下部前壁11a,上部前壁11b,上端前壁11
cの部材からなり、デッキ2A部の前端より前方上方に
延びて上端側が下端側よりも前方に位置するよう前傾姿
勢に構成している。
【0014】そして、該前壁11の少なくとも前傾姿勢
にある部分の上部前壁11bが前記引起し刈取部3の下
降作業位置にある状態での引起し前面3aの延長面S上
より前方に位置するよう配置している。上部前壁11b
と上端前壁11cは下向き前方と正面前方とが透視でき
るように透明ガラスによって構成している。12は開閉
ドア−であって、後部支柱13に枢支されたヒンジ14
を支点として開閉し、外側に開放した際には、エンジン
8、座席6、操作ボックス9等の外側面側が大きく開放
されるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【符号の説明】
1 走行クロ−ラ 2 機台 2A デッキ 3 引起し刈取部 4 脱穀部 5 籾処理部 6 運転者用座席 8 エンジン 9 操作ボックス 10 キャビン 11 前壁 11a 下部前壁 11b 上部前壁 11c 上端前壁 S 延長面 12 開閉ドア− 13 後部支柱 14 ヒンジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行クロ−ラ1を具備する機台2の前方
    に引起し刈取部3を配置し、前記機台2前部に運転者用
    座席6及び該座席6前側に設置する操作ボックス9等を
    包囲すべく運転キャビン10を設けるに、該運転キャビ
    ン10の前壁11を下部前壁11aと上部前壁11bと
    から成る側面視略く字形状の屈曲面に形成し、前記下部
    前壁11aを前記機台2側のデッキ2A前端部から前方
    上方へ向かう前傾姿勢に配置すると共に、前記上部前壁
    11bを前記操作ボックス9と同程度の高さ位置から前
    記引起し刈取部3の前面3aの延長面Sより前方に至る
    位置まで延出させて配置したことを特徴とするコンバイ
    ン用運転キャビン。
JP1992001675U 1992-01-21 1992-01-21 コンバイン用運転キャビン Expired - Lifetime JPH0647237Y2 (ja)

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JP1992001675U JPH0647237Y2 (ja) 1992-01-21 1992-01-21 コンバイン用運転キャビン

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04103436U JPH04103436U (ja) 1992-09-07
JPH0647237Y2 true JPH0647237Y2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=31729192

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JP1992001675U Expired - Lifetime JPH0647237Y2 (ja) 1992-01-21 1992-01-21 コンバイン用運転キャビン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5310269A (en) * 1976-07-15 1978-01-30 Matsushita Electronics Corp Positioning device for semiconductor devices

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JPH04103436U (ja) 1992-09-07

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