JPH0649159Y2 - コンバイン用キャビン - Google Patents

コンバイン用キャビン

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JPH0649159Y2
JPH0649159Y2 JP1992001674U JP167492U JPH0649159Y2 JP H0649159 Y2 JPH0649159 Y2 JP H0649159Y2 JP 1992001674 U JP1992001674 U JP 1992001674U JP 167492 U JP167492 U JP 167492U JP H0649159 Y2 JPH0649159 Y2 JP H0649159Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabin
seat
opening
opened
closing door
Prior art date
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Application number
JP1992001674U
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English (en)
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JPH04103435U (ja
Inventor
英雄 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
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Publication date
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、運転者用座席やこの座
席前側の操作ボックス等を包囲すべく設けたコンバイン
用キャビンに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、この種コンバイン用キャビンとし
て、例えば、実願昭53−10269号(実開昭54−
114212号)のマイクロフィルムには、キャビンの
前壁を機台側のデッキ前端部から前方上方へ向かう前傾
姿勢に形成すると共に、キャビンの一外側部においてそ
の前側部を残し後側部のみを開閉可能とする開閉ドア−
を開閉可能に設けたコンバイン用キャビンが開示されて
いる。
【0003】また、実願昭52−176988号(実開
昭54−102811号)のマイクロフィルムには、キ
ャビンの前壁を機台側のデッキ前端部から後方上方へ向
かう後傾姿勢に形成すると共に、キャビンの一外側部に
おいて前側部を残し後側部のみを開閉可能とする開閉ド
ア−を座席側方に配置する縦軸芯周りに開閉自在に設け
たコンバイン用キャビンが開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】かかる従来技術による
と、キャビン内の居住空間が小さくなり、快適な居住性
を得ることができない。そして、開閉ドア−を開放して
もこれによって得られる乗降口の面積は小さく、また座
席の位置に対して乗降口の位置が前後方向にずれ、該キ
ャビンへの乗り降りを円滑に行なえないという問題があ
った。
【0005】例えば、実願昭53−10269号(実開
昭54−114212号)のマイクロフィルムに開示の
コンバイン用キャビンは、キャビンの一外側部におい
て、前傾姿勢の前壁に沿う台形状の前側部を固定の側面
壁として残し、この後方に位置する矩形状の後側部のみ
を開閉ドア−として開閉可能に設けた構成である。従っ
て、開閉ドア−を開放した際に開放されるのは矩形状の
後側部のみであり、乗降口の面積は小さなものとなって
しまう。このため、キャビンへの乗り降りを円滑に行な
うことはできない。
【0006】また、実願昭52−176988号(実開
昭54−102811号)のマイクロフィルムに開示の
コンバイン用キャビンは、キャビンの前壁を機台側のデ
ッキ前端部から後方上方へ向かう後傾姿勢に形成してい
る。そして、キャビンの一外側部において、後傾姿勢の
前壁に沿う三角形状の前側部を固定の側面壁として残
し、この後方に位置する矩形状の後側部のみを開閉ドア
−として開閉自在に設けた構成である。また、該開閉ド
ア−は、座席側方に配置する縦軸芯周りに前開きに開閉
自在に設けた構成である。
【0007】従って、キャビン前壁が後傾姿勢であるた
めに該キャビン内の居住空間が小さくなり、快適な居住
性を得ることができない。例えば、キャビン前壁の後内
側に配置される操作ボックス等が該前壁の後傾により機
台上において後方に押しやられ、この結果、必然的に操
作部の前後間隔が詰まってしまう等の問題が生じるので
ある。また、開閉ドア−を開放した際に開放されるのは
矩形状の後側部のみであり、乗降口の面積は小さなもの
となってしまう。更に、開閉ドア−の開閉支点である縦
軸芯が座席の側方に配置されるために、該開閉ドア−を
前開きに全開にしても座席の直側部までは開放されな
い。このため、キャビンへの乗り降りを円滑に行なうこ
とはできないのである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の課題を
解決するために、次のような技術的手段を講じる。即
ち、走行クロ−ラ1を具備する機台2の前方に刈取部3
を配置し、前記機台2前部に運転者用座席6及び該座席
6前側に設置する操作ボックス9等を包囲すべくキャビ
ン10を設けるに、該キャビン10の前壁10Aを前記
機台2側のデッキ2A前端部から前方上方へ向かう前傾
姿勢に形成すると共に、前記キャビン10の一外側部を
略全面にわたり開閉可能とする開閉ドア−16を前記座
席6より後方に配置する縦軸芯P周りに開閉自在に設け
たことを特徴とするコンバイン用キャビンの構成とした
ものである。
【0009】
【発明の作用効果】従って、本考案によれば、キャビン
10の前壁10Aと機台2前方の刈取部3との接触を避
けながらも機体前後長をコンパクトに抑えるべく、前記
前壁10Aを前傾姿勢に形成し、この結果、該前壁10
Aが前傾姿勢にあるがために、キャビン内の居住空間が
大きくなり、快適な居住性を得ることができる。例え
ば、前壁10A後内側の操作ボックス9とこの後方の運
転者用座席6との間隔が大きくとれる等により、運転室
を広くとることができて、ゆったりとした居住空間を得
ることができるのである。
【0010】これは、前述の実願昭52−176988
号(実開昭54−102811号)のマイクロフィルム
に開示の技術に比較しても、格段に優れた居住性を実現
できるものである。また、キャビン10の開閉ドア−1
6は、該キャビン10の一外側部を略全面にわたり開閉
可能とするものであるため、該開閉ドア−16を開放し
た際にはキャビン10の一外側面が略全面にわたって開
放され、乗降口の面積を非常に大きなものとすることが
できる。更に、開閉ドア−16の開閉支点である縦軸芯
Pが座席6の後方に配置されるために、該開閉ドア−1
6を前開きに開放すると座席6の直側方に至る位置まで
が全て開放される。このため、キャビン10への乗り降
りを極めて円滑に行なうことができるのである。
【0011】尚、これは、前述の実願昭53−1026
9号(実開昭54−114212号)、及び実願昭52
−176988号(実開昭54−102811号)のマ
イクロフィルムに開示のいずれの技術に比較しても、格
段に優れた乗り降りの円滑性を実現できるものである。
【0012】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
すると、走行クロ−ラ1を具備する機台2上には前方に
刈取部3が、その後方に脱穀部4が配置され、脱穀部4
の横側部に籾処理部5が、また、該籾処理部5の前方
で、かつ、前記刈取部3の後方側横外側部には運転者用
座席6、該座席6の下方空間部内において外側方に向け
て配置するラジエ−タ7付のエンジン8及び前記座席6
の前側において立設される操作ボックス9等がそれぞれ
配置されている。
【0013】10は、前記運転者用座席6、ラジエ−タ
7付エンジン8及び操作ボックス9等を包囲すべく枠組
構成したキャビンであって、前部支柱11の左右一対
と、後部支柱12の左右一対を機台2側から立設し、こ
れら支柱の上端間に他の部材13にて連結してキャビン
フレ−ムを構成すると共に、その前面はフロントガラス
14でもって、また、両サイドはウインドガラス15に
て覆い、上面及び後面はシ−ト等にて被覆している。
【0014】そして、キャビン前壁10Aは、前記前部
支柱11やフロントガラス14などを含むが、運転室内
のデッキ2A部の前端より前方上方に延びて上端側が下
端側よりも前方に位置するよう略前傾姿勢に構成されて
いる。16は開閉ドア−であって、前後の支柱11,1
2間の全面が開閉し得るように構成され、そして、エン
ジン8の後方側近くの縦軸芯Pを中心として外側方へ大
きく開くように構成されている。つまり、この開閉ドア
−16は、後部支柱12に枢支されたヒンジ17を支点
として開閉し、外側に開放した際には、エンジン8、座
席6、操作ボックス9等の外側面側が大きく開放される
ようになっている。
【0015】18は、ラジエ−タ7の対向側に設けられ
ていて、吸気室19を介して該ラジエ−タ7の冷却室2
1に連通された防塵網であって、この防塵網18を含む
吸気室壁20は、冷却室21の室壁22に対してシ−ル
ゴム23を介して分離、接合可能に構成され、そして、
該防塵網18が前記開閉ドア−16と一体的に構成され
ることによって同一軸芯P周りにて開閉し得るようにな
っている。
【0016】なお、第3図に示す実施例では、キャビン
10の前部上方部分を操作ボックス9よりも前方に膨出
形成し、この膨出部10a内において、運転者が立作業
時に身をのり出し、分草引起し状態を上方から確認しな
がら作業できるように構成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】同要部の平断面図である。
【図3】他の実施例を示すコンバインの側面図である。
【符号の説明】
1 走行クロ−ラ 2 機台 2A デッキ 3 刈取部 4 脱穀部 5 籾処理部 6 運転者用座席 7 ラジエ−タ 8 エンジン 9 操作ボックス 10 キャビン 10A キャビン前壁 11 前部支柱 12 後部支柱 13 部材 14 フロントガラス 15 ウインドガラス 16 開閉ドア− P 縦軸芯 17 ヒンジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行クロ−ラ1を具備する機台2の前方
    に刈取部3を配置し、前記機台2前部に運転者用座席6
    及び該座席6前側に設置する操作ボックス9等を包囲す
    べくキャビン10を設けるに、該キャビン10の前壁1
    0Aを前記機台2側のデッキ2A前端部から前方上方へ
    向かう前傾姿勢に形成すると共に、前記キャビン10の
    一外側部を略全面にわたり開閉可能とする開閉ドア−1
    6を前記座席6より後方に配置する縦軸芯P周りに開閉
    自在に設けたことを特徴とするコンバイン用キャビン。
JP1992001674U 1992-01-21 1992-01-21 コンバイン用キャビン Expired - Lifetime JPH0649159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992001674U JPH0649159Y2 (ja) 1992-01-21 1992-01-21 コンバイン用キャビン

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JP1992001674U JPH0649159Y2 (ja) 1992-01-21 1992-01-21 コンバイン用キャビン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04103435U JPH04103435U (ja) 1992-09-07
JPH0649159Y2 true JPH0649159Y2 (ja) 1994-12-14

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ID=31729189

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JP1992001674U Expired - Lifetime JPH0649159Y2 (ja) 1992-01-21 1992-01-21 コンバイン用キャビン

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5310269A (en) * 1976-07-15 1978-01-30 Matsushita Electronics Corp Positioning device for semiconductor devices
JPS53160114U (ja) * 1977-05-11 1978-12-15
JPS54114212U (ja) * 1978-01-30 1979-08-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04103435U (ja) 1992-09-07

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