JP3095369B2 - 農用走行車体のキャビン - Google Patents

農用走行車体のキャビン

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JP3095369B2
JP3095369B2 JP09212025A JP21202597A JP3095369B2 JP 3095369 B2 JP3095369 B2 JP 3095369B2 JP 09212025 A JP09212025 A JP 09212025A JP 21202597 A JP21202597 A JP 21202597A JP 3095369 B2 JP3095369 B2 JP 3095369B2
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洋英 井口
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、トラクター等の農用
走行車体に設けたキャビンに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、キャビンのドアは、外周を板金等
の幅広の枠体で囲み、この枠体内に透明ガラス等を取り
付けてドアを構成していたが、この枠体部で外方の視界
を邪魔する欠点があった。この不具合を解消してキャビ
ンのドアの視界を拡大するために、枠体や取り付けフレ
ーム等の全てを取り去るという次の、実開昭58−17
1715号公報に、ドアを構成するガラス板の全周にド
ア枠を設けずに、無枠のガラス板にヒンジとドアロック
装置を直接取り付けた構成のものが出現した。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の従来品改良のキ
ャビンは、ドアを構成する無枠のガラス板にヒンジとド
アロック装置を直接取り付けた構成なので、視界性の向
上はしたもののガラス板の支持荷重がガラス板のヒンジ
取付部に集中し、また、ドア開閉時の衝撃がガラス板の
ドアロック装置取付部に直接作用し、ガラス板に歪を生
じさせたり破損させたりする新たな欠点を生じている。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、農用走行車体7に設けたキャビン1に
おいて、縦フレーム30とそれの略上下端部で直交する
横フレーム15,16を有するドアフレーム4の当該
フレーム30の略上下両端部を、キャビン1の後部支柱
2bの略上下端部に回動自在に取付け、該ドアフレーム
4の外側にガラス面外周をドアフレーム4外方に広げ
る方向にドア3Aを構成する無枠で透明のガラス板3を
取り付けるもので、この透明ガラス板3形状を、開閉基
端側の上下幅に対し開閉先端側の上下幅を二倍程度の幅
広とするとともに、上記縦フレーム30下端から前方に
突出する下部の横フレーム16を、先端部が基端部側か
方に向かって前部支柱2a近傍まで突設させ、またこ
の下部の横フレーム16の突出前方下部に下部の横フレ
ーム16の上下方向幅よりも幅広のドアロック装置17
の主要部を、フェンダー9上端から略水平に前方に向か
って延する基準よりも下方位置に配設したことを特
徴とする農用走行車体のキャビンとした。 【0005】 【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説
明する。車体7の前後部に夫々前輪5,5と後輪6,6
を軸架して設け、車体7の前部には、原動機を内装した
ボンネット8を設け、車体7の後部には左右の後輪6,
6の上方及び内方を覆うフェンダー9,9を設けてい
る。フェンダー9上端面には略水平方向に展開する上端
平面を設けており、キャビン1を有しないトラクターに
おいて作業者の腕や他の物を乗せる平面部としている。
左右のフェンダー9,9間の車体上には操縦席10を
設け、操縦席10の下方から前記ボンネット8の後端部
に亘ってフロア11を設けている。 【0006】フロア11上の前側左右両側部には、前部
支柱2a,2aを立設し、フロア11の後側左右両側部
には、後部支柱2b,2bを立設し、これらの両支柱2
a,2bの上端部間には連結枠12,12を設け、これ
らの連結枠12,12の上にルーフ13を載置して、こ
こにキャビン1を構成している。3Aは透明ガラス板3
で形成されたドアであり、このドア3Aの内側上方に
は、前後方向に沿う横フレームである上部フレーム15
が設けられ、ドア3Aの上下方向中程には、基端部側を
フェンダー9の上端平面と略平行方向に突設させて沿う
前後方向の横フレームである下部フレーム16を設け、
これら上部フレーム15と下部フレーム16の後部を相
互に連結する上下方向の縦フレーム30とからなる側面
視コ字状のドアフレーム4が、透明ガラス板3形状を開
閉基端側の上下幅に対し開閉先端側の上下幅を二倍程度
の幅広とする透明ガラス板3に共締め状に取り付けられ
ている。ドアフレーム4は、図1に示すようにドア3A
の主要部材である透明ガラス板3の開閉基端側の上下幅
略一杯に縦フレーム30を沿わせ、上下部の横フレーム
15,16を夫々ガラス上端縁と上下方向中間端縁から
内側に向かって僅かに離れた部位に前後方向に位置させ
て取り付けられ、ドアフレーム4の縦フレーム30の上
下両端部2カ所の偶部にヒンジ14,14を介してドア
3Aが後部支柱2b,2bに開閉自在に枢着されてい
る。透明ガラス板3の開閉先端側は、透明ガラス板3の
略上半部を上下部の横フレーム15,16で支持し、透
明ガラス板3の略下半部は下部横フレーム16から大き
く下方に突出した状態に取り付けられている。下部フレ
ーム16の前方下部でフェンダー9上端から略水平に
方に向かってする基準よりも下方の低くなった位
置には下部の横フレーム16の上下方向幅よりも幅広の
ドアロック装置17の主体部が上下方向に幅を持って
設されており、ノブ32を回動操作することによってド
ア3Aの開閉が行なえる。 【0007】なお、この実施例では、ドア3Aの透明ガ
ラス板3は前後2枚で構成され、後半分の透明ガラス板
18は上部側のヒンジ33により内外に開閉できる構成
としている。そして、これらの透明ガラス板3の外周縁
部には図3で示すようにシール部材20が取り付けら
れ、ドア3Aを閉鎖したときのキャビン1内の気密性が
保たれるようにしている。 【0008】図3はドアフレーム4に対するドア3Aの
取付構造を示すもので、ドア3Aの主要部である透明ガ
ラス板3に設けた取付孔21にリング状弾性部材22を
嵌合し、この弾性部材22とドアフレーム4に設けた孔
にはボルト23を貫通し、このボルト23に螺合したナ
ット24とドアフレーム4との間には透明ガラス板3を
ドアフレーム4の方向に押圧させるスプリング25を設
けている。 【0009】上記の構成において、ドア3Aを開閉操作
したときの軽い衝撃はドア3Aのシール部材20で吸収
される。一方、ドア3Aを強く閉めたときには、透明ガ
ラス板3全体に強い衝撃が加わるようなことがあるが、
そのような場合には、弾性部材22とスプリング25を
撓ませながら透明ガラス板3がドアフレーム4から離れ
ることになり、透明ガラス板3の一部、特にヒンジ14
の取付部等に強い衝撃荷重が集中することがないから透
明ガラス板3が破損するようなことはない。 【0010】 【発明の作用及び効果】この発明は、農用走行車体7に
設けたキャビン1において、縦フレーム30とそれの略
上下端部で直交する横フレーム15,16を有するドア
フレーム4の当該縦フレーム30の略上下両端部を、キ
ャビン1の後部支柱2bの略上下端部に回動自在に取付
け、該ドアフレーム4の外側にガラス面外周をドアフ
レーム4外方に広げる方向にドア3Aを構成する無枠で
透明のガラス板3を取り付けるもので、この透明ガラス
板3形状を、開閉基端側の上下幅に対し開閉先端側の上
下幅を二倍程度の幅広とするとともに、上記縦フレーム
30下端から前方に突出する下部の横フレーム16を、
先端部が基端部側から前方に向かって前部支柱2a近傍
まで突設させ、またこの下部の横フレーム16の突出前
方下部に下部の横フレーム16の上下方向幅よりも幅広
のドアロック装置17の主要部を、フェンダー9上端
略水平に前方に向かって延する基準よりも下方位
置に配設したことを特徴とする農用走行車体のキャビン
としたので、キャビン1内の操縦席に着座する運転者の
視界を従来品の外周保持枠付きのもののように保持枠全
体で遮ることなく、単に幅狭で前方に突出する上下部の
横フレーム15,16の部分で遮るだけであるから、従
来品に対して視界を拡大しながらも、ドア3A開閉時に
おける衝撃荷重を後部支柱2bの略上下端部に前方突出
状に取り付けた上下部の横フレーム15,16と縦フレ
ーム30から成るドアフレーム4で適度に分散させ得、
透明ガラス板3に対しては衝撃が直接作用することがな
いのでドア3A開閉時にキャビン1の透明ガラス板3が
割れたりするようなことがない。また、ドアフレーム4
の縦フレーム30の上下両端部を回動自在にヒンジ14
を介して後部支柱2bに強固に取り付けているので、無
枠透明のガラス板3で構成したドア3Aのドアフレーム
4の倒れが少なくなり耐久性を向上させることができ
る。 【0011】また、ドアロック装置17はドアの上下方
向中間部で前方に向かって延出するドアフレーム4の一
部である上下方向幅狭の下部横フレーム16の前部下方
に設けているので、透明ガラス板3の開閉先端側の下部
横フレーム16から大きく下方に突出した透明ガラス板
3の略下半部は、このドアロック装置17に共締め状に
取付けられ開閉時の衝撃を支持されることになるから
下部の横フレーム16とその前端下方に設けたドアロッ
ク装置で透明ガラス板3の下半部の下端近傍の視界は邪
魔せず、透明ガラス3の支持耐久性は広いスパンで保ち
易くすることができ、ドアの開閉操作が容易であり作業
中にこのドアロック装置17が透明ガラス板3下端部の
視界を妨げることがないから、低速で不整地を走行作業
する農用走行車体として従来より広い、上方から下方下
端の地面上までの視界を確保しながら、広いスパンで共
締めとしてさらに安全なガラスの支持強度を有した開閉
アを提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】トラクタの要部の斜視図である 【図2】トラクタの側面図である。 【図3】要部の断面図である。 【符号の説明】 1 キャビン 2a 前部支柱 2b 後部支柱 3 透明ガラス板 3A ドア 4 ドアフレーム7 車体 9 フェンダー 14 ヒンジ 15 上部フレーム 16 下部フレーム 17 ドアロック装置 30 縦フレーム

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.農用走行車体(7)に設けたキャビン(1)におい
    て、縦フレーム(30)とそれの略上下端部で直交する
    横フレーム(15),(16)を有するドアフレーム
    (4)の当該縦フレーム(30)の略上下両端部を、キ
    ャビン(1)の後部支柱(2b)の略上下端部に回動自
    在に取付け、該ドアフレーム(4)の外側にガラス面
    外周をドアフレーム(4)外方に広げる方向にドア(3
    A)を構成する無枠で透明のガラス板(3)を取り付け
    るもので、この透明ガラス板(3)形状を、開閉基端側
    の上下幅に対し開閉先端側の上下幅を二倍程度の幅広と
    するとともに、上記縦フレーム(30)下端から前方に
    突出する下部の横フレーム(16)を、先端部が基端部
    側から前方に向かって前部支柱(2a)近傍まで突設さ
    せ、またこの下部の横フレーム(16)の突出前方下
    に下部の横フレーム(16)の上下方面幅よりも幅広の
    ドアロック装置(17)の主要部を、フェンダー(9)
    上端から略水平に前方に向かって延する基準よりも
    下方位置に配設したことを特徴とする農用走行車体のキ
    ャビン。
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