JP2586855Y2 - コンバインのダストカバー - Google Patents
コンバインのダストカバーInfo
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- JP2586855Y2 JP2586855Y2 JP148093U JP148093U JP2586855Y2 JP 2586855 Y2 JP2586855 Y2 JP 2586855Y2 JP 148093 U JP148093 U JP 148093U JP 148093 U JP148093 U JP 148093U JP 2586855 Y2 JP2586855 Y2 JP 2586855Y2
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- Japan
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- dust cover
- fulcrum
- arm
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- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、コンバインの刈取部と
脱穀部入口の間の上方を被覆するダストカバーの構成に
関するものである。
脱穀部入口の間の上方を被覆するダストカバーの構成に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、刈取部等から発生する塵埃からオ
ペレータを保護する方法として、大型コンバインにおい
てはキャビンで隔離し、小型コンバインにおいては刈取
部の上方をダストカバーで被覆する方法があった。
ペレータを保護する方法として、大型コンバインにおい
てはキャビンで隔離し、小型コンバインにおいては刈取
部の上方をダストカバーで被覆する方法があった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の小型コ
ンバインにおいて、ダストカバーが螺子等による固定式
の場合、手扱ぎ作業及び刈取部の昇降を可能にする為
に、引起し装置の上方及び脱穀部の入口付近しか覆われ
ておらず、刈取部上方から脱穀部の入口上方までの全域
は覆われてはいなかった。また、ダストカバーがスライ
ド式の場合、前ダストカバーと後ダストカバーがスライ
ドの度び毎に干渉してしまい、手扱ぎ作業やメンテナン
スの為の十分なスペースを確保することができず、刈取
部の昇降においても支障をきたしていた。従って、実際
にはオペレータはコンバインの作動中は塵埃が飛散して
いる中で作業を行わねばならず、また、穀稈搬送部にお
いて詰まりが生じた場合には、ダストカバーをその都度
取外してメンテナンスを行わなければならず、大変手間
がかかってしまう等の課題があった。
ンバインにおいて、ダストカバーが螺子等による固定式
の場合、手扱ぎ作業及び刈取部の昇降を可能にする為
に、引起し装置の上方及び脱穀部の入口付近しか覆われ
ておらず、刈取部上方から脱穀部の入口上方までの全域
は覆われてはいなかった。また、ダストカバーがスライ
ド式の場合、前ダストカバーと後ダストカバーがスライ
ドの度び毎に干渉してしまい、手扱ぎ作業やメンテナン
スの為の十分なスペースを確保することができず、刈取
部の昇降においても支障をきたしていた。従って、実際
にはオペレータはコンバインの作動中は塵埃が飛散して
いる中で作業を行わねばならず、また、穀稈搬送部にお
いて詰まりが生じた場合には、ダストカバーをその都度
取外してメンテナンスを行わなければならず、大変手間
がかかってしまう等の課題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に前記課題を解決する手段につ
いて説明する。コンバインの刈取部と脱穀部入口の間の
上方に前ダストカバーと後ダストカバーよりなるダスト
カバーを設け、後ダストカバー中途部内側の横軸方向に
スライドロッドの回動支点Ｘを設け、刈取部より上方に
延設された支持フレーム先端の横軸方向にアームの回動
支点Ｙを設け、回動支点Ｘと回動支点Ｙの間をスライド
ロッドのロッド部をアームの内側に挿設して連結し、後
ダストカバーは、後端部を脱穀部入口付近に設けた回動
支点Ｚを中心に回動可能とし、該回動支点Ｚを係合部に
係脱自在としたものである。
は以上の如くであり、次に前記課題を解決する手段につ
いて説明する。コンバインの刈取部と脱穀部入口の間の
上方に前ダストカバーと後ダストカバーよりなるダスト
カバーを設け、後ダストカバー中途部内側の横軸方向に
スライドロッドの回動支点Ｘを設け、刈取部より上方に
延設された支持フレーム先端の横軸方向にアームの回動
支点Ｙを設け、回動支点Ｘと回動支点Ｙの間をスライド
ロッドのロッド部をアームの内側に挿設して連結し、後
ダストカバーは、後端部を脱穀部入口付近に設けた回動
支点Ｚを中心に回動可能とし、該回動支点Ｚを係合部に
係脱自在としたものである。
【０００５】
【作用】本考案の作用について説明する。手扱ぎ作業や
メンテナンス等を行う場合、分割構成されたダストカバ
ーの後ダストカバーを前方にスライドさせると、後ダス
トカバー後端部は脱穀部入口付近に設けた係合部の回動
支点Ｚを中心に回動して外れ、脱穀部入口前方に係止さ
れる。同時に支持フレーム先端部の横軸方向に設けた回
動支点Ｙを中心にしてアームが回動し、アーム内側に挿
設されているスライドロッドも後ダストカバー中途部内
側の横軸方向に設けた回動支点Ｘを中心にして回動し、
脱穀部入口上方は開放する。次に、ダストカバーが閉じ
た状態で刈取部が昇降した場合、後ダストカバー後端部
は、脱穀部入口付近の係合部に係止された状態で回動支
点Ｚを中心に回動し、同時にアームは支持フレーム先端
部の回動支点Ｙを中心にして回動し、アーム内側に挿設
されているスライドロッドも回動支点Ｘを中心に回動す
る。
メンテナンス等を行う場合、分割構成されたダストカバ
ーの後ダストカバーを前方にスライドさせると、後ダス
トカバー後端部は脱穀部入口付近に設けた係合部の回動
支点Ｚを中心に回動して外れ、脱穀部入口前方に係止さ
れる。同時に支持フレーム先端部の横軸方向に設けた回
動支点Ｙを中心にしてアームが回動し、アーム内側に挿
設されているスライドロッドも後ダストカバー中途部内
側の横軸方向に設けた回動支点Ｘを中心にして回動し、
脱穀部入口上方は開放する。次に、ダストカバーが閉じ
た状態で刈取部が昇降した場合、後ダストカバー後端部
は、脱穀部入口付近の係合部に係止された状態で回動支
点Ｚを中心に回動し、同時にアームは支持フレーム先端
部の回動支点Ｙを中心にして回動し、アーム内側に挿設
されているスライドロッドも回動支点Ｘを中心に回動す
る。
【０００６】
【実施例】本考案の解決すべき課題及び解決する手段は
以上の如くであり、次に本考案の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図１はコンバインの全体
斜視図、図２は本考案のダストカバーを装着した状態の
側面図、図３は本考案のダストカバーを開放した状態の
側面図、図４は刈取部を上昇させた状態の本考案のダス
トカバーの側面図、図５は刈取部を下降させた状態の本
考案のダストカバーの側面図、図６は本考案のダストカ
バー閉鎖の場合の軌跡図、図７は本考案のダストカバー
開放の場合の軌跡図、図８はその他の後ダストカバーの
固定方法を示す正面図、図９は同じく側面図である。
以上の如くであり、次に本考案の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図１はコンバインの全体
斜視図、図２は本考案のダストカバーを装着した状態の
側面図、図３は本考案のダストカバーを開放した状態の
側面図、図４は刈取部を上昇させた状態の本考案のダス
トカバーの側面図、図５は刈取部を下降させた状態の本
考案のダストカバーの側面図、図６は本考案のダストカ
バー閉鎖の場合の軌跡図、図７は本考案のダストカバー
開放の場合の軌跡図、図８はその他の後ダストカバーの
固定方法を示す正面図、図９は同じく側面図である。
【０００７】図１において、コンバインの全体構成を説
明する。コンバインＡの走行クローラ１上にはコンバイ
ン本体部が載置されており、コンバイン本体部は、フィ
ードチェーンを左側に張架して扱胴及び処理胴を内蔵し
た脱穀部６と、脱穀部６からの穀粒を揚穀筒を介して搬
入するグレンタンク１５、グレンタンク１５の穀粒を機
外に搬出する排出オーガ１６を中央部に設け、その前方
に刈刃及び穀稈搬送機構等を備えた刈取部９、フロント
コラム１７、サイドコラム１８及び運転席１９からなる
運転部２０、後部の排藁処理部１３等から構成され、連
続的に穀稈を刈取って脱穀している。
明する。コンバインＡの走行クローラ１上にはコンバイ
ン本体部が載置されており、コンバイン本体部は、フィ
ードチェーンを左側に張架して扱胴及び処理胴を内蔵し
た脱穀部６と、脱穀部６からの穀粒を揚穀筒を介して搬
入するグレンタンク１５、グレンタンク１５の穀粒を機
外に搬出する排出オーガ１６を中央部に設け、その前方
に刈刃及び穀稈搬送機構等を備えた刈取部９、フロント
コラム１７、サイドコラム１８及び運転席１９からなる
運転部２０、後部の排藁処理部１３等から構成され、連
続的に穀稈を刈取って脱穀している。
【０００８】本考案のダストカバーは前ダストカバー２
３と後ダストカバー２２に分割され、前ダストカバー２
３の前部は前記刈取部９の上方の引起しケース１２上部
に固設され、後ダストカバー２２は前ダストカバー２３
後部から脱穀部６入口の間を被覆する為に設けられ、前
ダストカバー２３が固定式であるのに対して、後ダスト
カバー２２は前後方向に移動して開閉できるように構成
されている。
３と後ダストカバー２２に分割され、前ダストカバー２
３の前部は前記刈取部９の上方の引起しケース１２上部
に固設され、後ダストカバー２２は前ダストカバー２３
後部から脱穀部６入口の間を被覆する為に設けられ、前
ダストカバー２３が固定式であるのに対して、後ダスト
カバー２２は前後方向に移動して開閉できるように構成
されている。
【０００９】以下図２において、後ダストカバー２２の
構成を説明する。後ダストカバー２２の内側前縁部２２
ａには、ストッパーゴム２４が装着され、中途部内側２
２ｂには、スライドロッド２５の枢支軸２５ａを軸支す
る為の軸支部２６が設けられ、後端部２２ｃには、脱穀
部６の正面カバー６ａより突設しているバネフックホル
ダー２７に係止する為のバネフック２８が連結され、後
部上端２２ｄには、後ダストカバー２２を前後方向にス
ライドさせる為の把手２９が固設されている。
構成を説明する。後ダストカバー２２の内側前縁部２２
ａには、ストッパーゴム２４が装着され、中途部内側２
２ｂには、スライドロッド２５の枢支軸２５ａを軸支す
る為の軸支部２６が設けられ、後端部２２ｃには、脱穀
部６の正面カバー６ａより突設しているバネフックホル
ダー２７に係止する為のバネフック２８が連結され、後
部上端２２ｄには、後ダストカバー２２を前後方向にス
ライドさせる為の把手２９が固設されている。
【００１０】そして、後ダストカバー２２が前後方向に
移動して開閉できるように、スライドロッド２５の枢支
軸２５ａの回動支点Ｘと、刈取部９から後上方に延設さ
れた支持フレーム３０の先端部３０ａに枢支されたアー
ム３１の回動支点Ｙとの間は、アーム３１内側にスライ
ドロッド２５のロッド部２５ｂをスライド可能な状態で
挿設することにより連結されている。
移動して開閉できるように、スライドロッド２５の枢支
軸２５ａの回動支点Ｘと、刈取部９から後上方に延設さ
れた支持フレーム３０の先端部３０ａに枢支されたアー
ム３１の回動支点Ｙとの間は、アーム３１内側にスライ
ドロッド２５のロッド部２５ｂをスライド可能な状態で
挿設することにより連結されている。
【００１１】前記アーム３１の形状はＬ型の円筒形であ
り、Ｌ型に構成したことにより、後ダストカバー２２を
前ダストカバー２３に近接して取付けることが可能にな
り、また、後ダストカバー２２の開放時に手扱ぎ作業や
メンテナンス作業の為の十分なオープンスペースを確保
することができる。
り、Ｌ型に構成したことにより、後ダストカバー２２を
前ダストカバー２３に近接して取付けることが可能にな
り、また、後ダストカバー２２の開放時に手扱ぎ作業や
メンテナンス作業の為の十分なオープンスペースを確保
することができる。
【００１２】図３において、後ダストカバーを開放する
場合について説明する。刈取部９が標準の位置で、後ダ
ストカバー２２を開放して手扱ぎ作業またはメンテナン
ス作業を行う場合、後ダストカバー２２の把手２９を握
り持ち上げて、バネフックホルダー２７に係止されてい
たバネフック２８を外し（この時スライドロッド２５は
伸びる）前方にスライドさせると、同時に回動支点Ｙを
中心としてアーム３１が一体的に回動して、後ダストカ
バー２２は前ダストカバー２３に干渉することなく前ダ
ストカバー２３上に乗り開放する。
場合について説明する。刈取部９が標準の位置で、後ダ
ストカバー２２を開放して手扱ぎ作業またはメンテナン
ス作業を行う場合、後ダストカバー２２の把手２９を握
り持ち上げて、バネフックホルダー２７に係止されてい
たバネフック２８を外し（この時スライドロッド２５は
伸びる）前方にスライドさせると、同時に回動支点Ｙを
中心としてアーム３１が一体的に回動して、後ダストカ
バー２２は前ダストカバー２３に干渉することなく前ダ
ストカバー２３上に乗り開放する。
【００１３】そして、後ダストカバー２２が振動等でガ
タつかないようにバネフックホルダー２７より外れたバ
ネフック２８は前ダストカバー２３と脱穀部６との間の
刈取サブパネル３２より突設している固定ブラケット３
３に係止される。尚この時、固定ブラケット３３にバネ
フック２８が係止されなくても、後ダストカバー２２が
開放した状態を維持できるように、後ダストカバー２２
の重心は開放の際に、前記回動支点Ｙより前方にくるよ
うに設定されている。そして、この状態で刈取部９を上
昇させることも可能であり、図７に示すように、刈取部
９を上昇させると、後ダストカバー２２は固定ブラケッ
ト３３を中心に回動し、前ダストカバー２３と後ダスト
カバー２２の距離はスライドロッド２５とアーム３１に
より維持されて干渉することはないのである。
タつかないようにバネフックホルダー２７より外れたバ
ネフック２８は前ダストカバー２３と脱穀部６との間の
刈取サブパネル３２より突設している固定ブラケット３
３に係止される。尚この時、固定ブラケット３３にバネ
フック２８が係止されなくても、後ダストカバー２２が
開放した状態を維持できるように、後ダストカバー２２
の重心は開放の際に、前記回動支点Ｙより前方にくるよ
うに設定されている。そして、この状態で刈取部９を上
昇させることも可能であり、図７に示すように、刈取部
９を上昇させると、後ダストカバー２２は固定ブラケッ
ト３３を中心に回動し、前ダストカバー２３と後ダスト
カバー２２の距離はスライドロッド２５とアーム３１に
より維持されて干渉することはないのである。
【００１４】図４・図６において、刈取部を上昇させた
場合の後ダストカバーについて説明する。刈取部９を上
昇させると、刈取部９から脱穀部６入口までの距離は刈
取部９が標準の位置にある場合よりも短くなるので前ダ
ストカバー２３と後ダストカバー２２の間で干渉が生じ
る。そこで、刈取部９を上昇させると回動支点Ｙも上昇
し、スライドロッド２５とアーム３１が前ダストカバー
２３と後ダストカバー２２の間で突っ張って回動支点Ｘ
・Ｙで回動し、後ダストカバー２２が回動支点Ｚを中心
に回動する。これにより、後ダストカバー２２の上昇は
最小限度に抑えられ、後ダストカバー２２と排出オーガ
１６とはＢ寸法を確保した状態で干渉することなく、ま
た、前ダストカバー２３と後ダストカバー２２もＣ寸法
を確保した状態で干渉することはない。そして、後ダス
トカバー２２を前方にスライドさせればダストカバーを
開放することもできる。
場合の後ダストカバーについて説明する。刈取部９を上
昇させると、刈取部９から脱穀部６入口までの距離は刈
取部９が標準の位置にある場合よりも短くなるので前ダ
ストカバー２３と後ダストカバー２２の間で干渉が生じ
る。そこで、刈取部９を上昇させると回動支点Ｙも上昇
し、スライドロッド２５とアーム３１が前ダストカバー
２３と後ダストカバー２２の間で突っ張って回動支点Ｘ
・Ｙで回動し、後ダストカバー２２が回動支点Ｚを中心
に回動する。これにより、後ダストカバー２２の上昇は
最小限度に抑えられ、後ダストカバー２２と排出オーガ
１６とはＢ寸法を確保した状態で干渉することなく、ま
た、前ダストカバー２３と後ダストカバー２２もＣ寸法
を確保した状態で干渉することはない。そして、後ダス
トカバー２２を前方にスライドさせればダストカバーを
開放することもできる。
【００１５】図５において、刈取部を下降させた場合の
後ダストカバーについて説明する。刈取部９を下降させ
ると、後ダストカバー２２も下方に傾斜して刈取部９か
ら脱穀部６入口までの距離は刈取部９が標準の位置にあ
る場合よりも長くなるので、スライドロッド２５が伸長
し、後ダストカバー２２が回動支点Ｚを中心に回動し、
また、ストッパーゴム２４が前ダストカバー２３上面に
接触して隙間を生じさせず、傷等の生じないようにして
ダストカバーの防塵機能は維持される。そして、この時
も後ダストカバー２２を前方にスライドさせればダスト
カバーを開放することができる。
後ダストカバーについて説明する。刈取部９を下降させ
ると、後ダストカバー２２も下方に傾斜して刈取部９か
ら脱穀部６入口までの距離は刈取部９が標準の位置にあ
る場合よりも長くなるので、スライドロッド２５が伸長
し、後ダストカバー２２が回動支点Ｚを中心に回動し、
また、ストッパーゴム２４が前ダストカバー２３上面に
接触して隙間を生じさせず、傷等の生じないようにして
ダストカバーの防塵機能は維持される。そして、この時
も後ダストカバー２２を前方にスライドさせればダスト
カバーを開放することができる。
【００１６】図８・図９において、後ダストカバー開放
時のコンバインへの固定方法を説明する。前記構成にお
いて開放時の後ダストカバー２２は、後端部２２ｃのバ
ネフック２８を刈取サブパネル３２から突設した固定ブ
ラケット３３に係止することにより固定していた。しか
し、図８・図９のように、支持フレーム３０の先端部３
０ａにロック機構３４を設け、後ダストカバー２２開放
時にはロック金具３４ａがアーム３１が回動しないよう
に確実に固定して、コンバインＡの畦越え・発進・停止
の際にショックを受けても、後ダストカバー２２が移動
してダストカバーが閉じてしまわないように構成するこ
ともできる。
時のコンバインへの固定方法を説明する。前記構成にお
いて開放時の後ダストカバー２２は、後端部２２ｃのバ
ネフック２８を刈取サブパネル３２から突設した固定ブ
ラケット３３に係止することにより固定していた。しか
し、図８・図９のように、支持フレーム３０の先端部３
０ａにロック機構３４を設け、後ダストカバー２２開放
時にはロック金具３４ａがアーム３１が回動しないよう
に確実に固定して、コンバインＡの畦越え・発進・停止
の際にショックを受けても、後ダストカバー２２が移動
してダストカバーが閉じてしまわないように構成するこ
ともできる。
【００１７】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第１に、刈取部と脱穀
部入口の間に設けられるダストカバーを分割構成し、後
ダストカバー中途部内側に設けたアームの回動支点と、
刈取部後上方の支持フレームの先端部に設けたスライド
ロッドの回動支点を、スライドロッドのロッド部をアー
ム内側に挿設してスライド可能に連結し、後部を脱着可
能としたので、コンバインの刈取部昇降の際、刈取部と
脱穀部入口の間の距離の変化に対応できるようになっ
た。第２に、ダストカバー開閉の際は前ダストカバーと
後ダストカバーが干渉することなく移動でき、後ダスト
カバーを開けて手扱ぎ作業をする場合も、十分なオープ
ンスペースが確保でき、刈取部の昇降も支障をきたすこ
となく行えるのである。第３に、後ダストカバーを閉じ
れば、小型コンバインの刈取作業の際に排出される塵埃
からも、確実にオペレータを保護することができるよう
になる。
ような効果を奏するものである。第１に、刈取部と脱穀
部入口の間に設けられるダストカバーを分割構成し、後
ダストカバー中途部内側に設けたアームの回動支点と、
刈取部後上方の支持フレームの先端部に設けたスライド
ロッドの回動支点を、スライドロッドのロッド部をアー
ム内側に挿設してスライド可能に連結し、後部を脱着可
能としたので、コンバインの刈取部昇降の際、刈取部と
脱穀部入口の間の距離の変化に対応できるようになっ
た。第２に、ダストカバー開閉の際は前ダストカバーと
後ダストカバーが干渉することなく移動でき、後ダスト
カバーを開けて手扱ぎ作業をする場合も、十分なオープ
ンスペースが確保でき、刈取部の昇降も支障をきたすこ
となく行えるのである。第３に、後ダストカバーを閉じ
れば、小型コンバインの刈取作業の際に排出される塵埃
からも、確実にオペレータを保護することができるよう
になる。
【図１】コンバインの全体斜視図である。
【図２】本考案のダストカバーを装着した状態の側面図
である。
である。
【図３】本考案のダストカバーを開放した状態の側面図
である。
である。
【図４】刈取部を上昇させた状態の本考案のダストカバ
ーの側面図である。
ーの側面図である。
【図５】刈取部を下降させた状態の本考案のダストカバ
ーの側面図である。
ーの側面図である。
【図６】本考案のダストカバー閉鎖の場合の軌跡図であ
る。
る。
【図７】本考案のダストカバー開放の場合の軌跡図であ
る。
る。
【図８】その他の後ダストカバーの固定方法を示す正面
図である。
図である。
【図９】同じく側面図である。
Ｘ スライドロッドの回動支点 Ｙ アームの回動支点 Ｚ バネフックの回動支点 ２２ 後ダストカバー ２５ スライドロッド ２８ バネフック ３１ アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 込山 善和 大阪府大阪市北区茶屋町１番32号 ヤン マー農機株式会社内 (72)考案者 寺島 淳 大阪府大阪市北区茶屋町１番32号 ヤン マー農機株式会社内 (56)参考文献 特開 平５−284842（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−85223（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−93927（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A01D 67/00 A01B 71/08 A01F 12/00
Claims (1)
- 【請求項１】 コンバインの刈取部と脱穀部入口の間の
上方に前ダストカバーと後ダストカバーよりなるダスト
カバーを設け、後ダストカバー中途部内側の横軸方向に
スライドロッドの回動支点Ｘを設け、刈取部より上方に
延設された支持フレーム先端の横軸方向にアームの回動
支点Ｙを設け、回動支点Ｘと回動支点Ｙの間をスライド
ロッドのロッド部をアームの内側に挿設して連結し、後
ダストカバーは、後端部を脱穀部入口付近に設けた回動
支点Ｚを中心に回動可能とし、該回動支点Ｚを係合部に
係脱自在としたことを特徴とするコンバインのダストカ
バー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP148093U JP2586855Y2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | コンバインのダストカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP148093U JP2586855Y2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | コンバインのダストカバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657123U JPH0657123U (ja) | 1994-08-09 |
| JP2586855Y2 true JP2586855Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=11502610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP148093U Expired - Fee Related JP2586855Y2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | コンバインのダストカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586855Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5840452B2 (ja) * | 2011-10-20 | 2016-01-06 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 汎用コンバイン |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP148093U patent/JP2586855Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0657123U (ja) | 1994-08-09 |
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