JP2004065168A - コンバインのナローガイド装置 - Google Patents

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JP2004065168A JP2002231743A JP2002231743A JP2004065168A JP 2004065168 A JP2004065168 A JP 2004065168A JP 2002231743 A JP2002231743 A JP 2002231743A JP 2002231743 A JP2002231743 A JP 2002231743A JP 2004065168 A JP2004065168 A JP 2004065168A
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Kiyoshi Iiizumi
飯泉 清
Koji Kusume
楠目 浩司
Hiroya Uchida
内田 博也
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】穀稈を分離するナローガイドを左右へ開閉駆動する駆動手段を始動、及び停止操作する遠隔操作手段と、ナローガイドとは、運転作業者が操縦席へ着座状態で視認しながら操作可能にしようとするものである。
【解決手段】穀稈を分離するナローガイドを左右へ開閉駆動する駆動手段を始動、及び停止操作する遠隔操作手段8は、操縦席37の近傍で、刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置9の左側上部に配設した。又、運転作業者が操縦席37へ着座状態で、遠隔操作手段8と、ナローガイドの開閉とに、視認可能に穀稈の扱ぎ深さを検出する扱深検出装置10を装着した取付フレーム10aへ遠隔操作手段8を設けた構成である。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、刈取る穀稈を分離するナローガイドを左右へ開閉駆動する駆動手段を始動、及び停止操作する遠隔操作手段は、操縦席の近傍で、刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置の平面視左側上部へ配設した技術であり、コンバインのナローガイド装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を走行させて行うが、収穫作業の開始前段で、走行車台の前側へ設けた刈取機の前部より、順次設けて左右へ開閉自在なナローガイドを、刈取機の横外側の左右へ穀稈の倒伏状態、及び植付条間等により、運転作業者は、ナローガイドを開閉駆動する駆動手段を、始動、及び停止操作する走行車台の上側上部に設けた。操作装置に設けた遠隔操作手段を、始動操作して、駆動手段を作動させて、ナローガイドを左外側の所定位置へ自動で張出し状態に移動させて、停止させる。
【0003】
収穫作業を開始すると、所定位置へ張出しされた前記ナローガイドと、各分草体とにより、穀稈は分離されて、各引起装置で引起しされて、各掻込装置で掻込みされながら、刈刃装置で刈取りされて、穀稈移送装置で後方上部へ移送されて、脱穀機へ供給される。この脱穀機内を挟持移送中に脱穀されて、脱穀済み穀粒は、穀粒貯留タンク内へ供給され、一時貯留される。
【0004】
この収穫作業中に、穀稈の倒伏状態が大巾に変ったときには、前記駆動手段を始動させる操作装置に設けた遠隔操作手段を、再度始動操作して、駆動手段を作動させて、ナローガイドを自動で所定の張出し側位置、又は自動で収納側位置へ移動させて、収穫作業を継続する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
刈取る穀稈を分離するナローガイドを左右へ開閉駆動する駆動手段を始動、及び停止操作する遠隔操作手段は、走行車台の上側上部に設けた操作装置に設けていることにより、電気配線が困難であったり、ナローガイドの開閉状態と、遠隔操作手段との両者を視認しながらの操作であり、操作が困難であったが、この発明により、これらの問題点の解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の前方部には、穀稈を刈取り移送する刈取機3を設け、該刈取機3の横側には、刈取る穀稈を分離する左右へ開閉自在なナローガイド5と、該ナローガイド5を開閉駆動する駆動手段6と、刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置9を設けると共に、走行車台2の上側には、運転作業者が搭乗して運転操作する操縦席37等とを設けたコンバインにおいて、駆動手段6を遠隔操作する遠隔操作手段8は、平面視操縦席37の右側方部で、穀稈移送装置9の左側上部へ設けたことを特徴とするコンバインのナローガイド装置としたものである。
【0007】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を走行させて行うが、収穫作業の開始前段で、走行車台2の前側へ設けた刈取機3の前部より、順次設けて左右へ開閉自在なナローガイド5を、刈取機3の横外側の左右へ穀稈の倒伏状態、及び植付条間等により、運転作業者は、ナローガイド5を開閉駆動する駆動手段6を、始動、及び停止操作する遠隔操作手段8は、走行車台2の上側の運転作業者が搭乗して、運転操作する操縦席37の平面視右側方部で、刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置9の左側上部に設けた。この遠隔操作手段8を、運転作業者が始動操作して、駆動手段6を作動させて、ナローガイド5を左外側の所定位置へ自動で張出し状態に移動させて、停止させる。
【0008】
収穫作業を開始すると、所定位置へ張出しされた前記ナローガイド5と、各分草体とにより、穀稈は分離されて、各引起装置で引起しされて、各掻込装置で掻込みされながら、刈刃装置で刈取りされて、穀稈移送装置9で後方上部へ移送されて、脱穀機へ供給される。この脱穀機内を挟持移送中に脱穀されて、脱穀済み穀粒は、穀粒貯留タンク内へ供給されて、一時貯留される。
【0009】
この収穫作業中に、穀稈の倒伏状態が大巾に変ったときは、前記駆動手段6を始動させる穀稈移送装置9の左側上部に設けた遠隔操作手段8を、再度始動操作して、駆動手段6を作動させて、ナローガイド5を自動で所定の張出し側位置、又は自動で収納側位置へ移動させて、収穫作業を継続する。
【0010】
請求項2に記載の発明においては、運転作業者が前記操縦席37へ着座状態で、遠隔操作手段8と、ナローガイド5との両者を視認可能位置へ設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインのナローガイド装置としたものである。
穀稈を収穫作業のときには、運転作業者は、前記操縦席37へ着座状態で運転操作を行うが、この着座状態で穀稈を分離するナローガイド5と、平面視操縦席37の右側方部で、穀稈移送装置9の左側上部に設けた遠隔操作手段8とは、操縦席37へ着座状態の運転作業者が視認可能な位置へ設けている。この遠隔操作手段8を見ながら、又、ナローガイド5を見ながら、このナローガイド5を左右へ開閉駆動させて、所定位置で張出し、又は収納を停止させ、収穫作業を継続する。
【0011】
請求項3に記載の発明においては、前記遠隔操作手段8は、穀稈移送装置9の穀稈の扱ぎ深さを検出する扱深検出装置10を装着した取付フレーム10aへ装着して設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインのナローガイド装置としたものである。
【0012】
穀稈を収穫作業のときに、前記ナローガイド5を左右へ開閉駆動させるときは、穀稈移送装置9の穀稈の扱ぎ深さを検出する扱深検出装置10を装着した取付フレーム10aへ設けた遠隔操作手段8を操作して、駆動手段6を始動させて、この駆動手段6でナローガイド5を左右へ開閉駆動させて、所定位置で停止させ、このナローガイド5で穀稈が分離されて、収穫作業が行われる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、穀稈を分離するナローガイド5を左右へ開閉駆動する駆動手段6を始動、及び停止操作する遠隔操作手段8は、平面視操縦席37の右側方部で、刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置9の左側上部へ設けたことにより、運転作業者が搭乗する操縦席37からの操作が容易になり、又、電気配線が容易になった。
【0014】
請求項2に記載の発明においては、運転作業者が前記操縦席37へ着座状態で、遠隔操作手段8と、ナローガイド5との両者を視認できることにより、このナローガイド5を見ながら、遠隔操作手段8の操作ができ、このために、操作性の向上を図ることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明においては、前記ナローガイド5を左右へ開閉駆動する駆動手段6を、始動、及び停止操作する遠隔操作手段8は、穀稈の扱ぎ深さを検出する扱深検出装置10を装着した取付フレーム10aに設けたことにより、扱深検出装置10と、遠隔操作手段8との電気配線を一体化できると共に、容易である。又、この遠隔操作手段8を支持する支持部材が不要となり、コスト低減を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前方部には、立毛穀稈を刈取り移送する刈取機3を設けた構成である。この刈取機3の横外側には、立毛穀稈を分離する横側の左右へ開閉自在なナローガイド装置4のナローガイド5を設け、このナローガイド5を左右へ開閉駆動する駆動手段6を設けると共に、この駆動手段6を始動、及び停止操作する遠隔操作手段8を設け、この遠隔操作手段8は、走行車台2の上側上部の運転作業者が搭乗する平面視操縦席37の右側方部で、刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置9の左側上部に設けた構成である。これらナローガイド5と、駆動手段6と、遠隔操作手段8等を主に図示して説明する。
【0017】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図37、及び図38で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ16aを張設した走行装置16を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機17を載置した構成である。走行車台2の前側の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機17のフィードチェン18aと、挟持杆18bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機17の右横側に配設した穀粒貯留タンク19内へ一時貯留される。
【0018】
前記走行車台2の前方側には、図1〜図38で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド装置4のナローガイド5、及び各分草体7aと、立毛穀稈を引起す各引起装置7bと、引起された穀稈を掻込みする穀稈移送装置9の前側に設けた掻込装置9aと、掻込みされた穀稈を刈取る刈刃装置7cと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機17のフィードチェン18aと、挟持杆18bとへ受渡しする穀稈移送装置9の根元・穂先移送装置9b,9cと、移送終端部の供給移送装置9d等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ15により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0019】
前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する伝動機構13aを内装した上下傾斜伝動ケース13の上端部には、左右方向に伝動機構11aを内装した上伝動ケース11を設けると共に、下端部には、伝動機構12bを内装した下伝動ケース12を設け、この上伝動ケース11を走行車台2の上側面に設けた支持装置20で回動自在に支持させて、伸縮シリンダ15の作動により、刈取機3は上伝動ケース11を回動中心として、上下に回動する構成である。エンジン21の回転動力は、上伝動ケース11の伝動機構11aへ入力され、上下傾斜伝動ケース13の伝動機構13aを経て、下伝動ケース12の伝動機構12aへ入力される構成であり、これにより、刈取機3の各部が回転駆動する構成である。
【0020】
前記刈取機3の穀稈移送装置9によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機17へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。
前記ナローガイド装置4は、図3〜図24、図26、図27、図37、及び図38で示す如くナローガイド5と、このナローガイド5を左右へ張出し、及び収納自在に駆動する駆動手段6等とよりなる構成である。
【0021】
前記ナローガイド5は、図3〜図5、図37、及び図38で示す如く前ナローガイド5aと、後ナローガイド5b等とよりなる構成である。前ナローガイド5aの前端部は、左側の分草体7aの分草パイプ7dに設けた支持板22aへ支持ピン22bで回動自在に装着し、この支持ピン22bは、抜け止めを施した構成である。又、前ナローガイド5aの後端部の略L字形状部には、後ナローガイド5bの前端部挿入して、抜け止めを施した構成である。更に、前ナローガイド5aの後部には、受板23bを固着して設け、この受板23bには、回動自在に支持具23aをピン23cで装着した構成である。後ナローガイド5bの後端部の円形状部は、走行車台2の左フレーム2aの外側面に設けた受支持具2bで支持させて、前後方向へ移動することにより、ナローガイド5は、張出し、及び収納自在な構成である。
【0022】
前記駆動手段6は、前ナローガイド5aに設けた支持具23aへ接続させて、この駆動手段6の作動により、ナローガイド5の前・後ナローガイド5a,5bは、張出し、及び収納自在に駆動する構成である。
前記駆動手段6は、図3〜図24、図26、図27、図37、及び図38で示す如く開閉モータ6aと、開閉機構6b等とよりなる構成である。駆動手段6は、左側の走行装置16の走行クローラ16aの前方部で、上下傾斜伝動ケース13の下端部に設けた下伝動ケース12の左側部へ上方へ突出させて設けた横伝動ケース12aへ設けた構成である。
【0023】
前記ナローガイド5を開閉駆動する駆動手段6は、走行クローラ16aの前方部で、下伝動ケース12の左側部の上方へ突出させて設けた横伝動ケース12aへ設けたことにより、空間部のスペースを有効利用できる。又、移送される刈取り穀稈の邪魔になることがない。更に、ナローガイド5は、駆動手段6の正逆回転する開閉モータ6cの始動により、自動で外側へ開閉自在に駆動されることにより、操作性の向上を図った構成である。
【0024】
前記駆動手段6は、図6〜図24で示す如く刈取機3へ動力を入力する上伝動ケース11へ装着した上下傾斜伝動ケース13の下端部へ装着して設けた下伝動ケース12の左側へ設けた伝動機構12cを内装した横伝動ケース12aの下端部へ装着した取付フレーム14へ装着して設けた構成である。この横伝動ケース12aの伝動機構12cで引起装置7b等を回転駆動する構成である。
【0025】
前記ナローガイド5を開閉自在に駆動する駆動手段6は、下伝動ケース12の横伝動ケース12aの取付フレーム14へ設け、強度アップを図った構成である。
前記ナローガイド5を開閉自在に駆動する駆動手段6の開閉機構6bと、開閉モータ6aとは、図6〜図8で示す如く開閉機構6bの駆動ギヤーケース24は、ギヤーケース受板25を介して、下伝動ケース12の左側部に設けた横伝動ケース12aの下部へボルト等により、装着して設けた取付フレーム14へ装着した構成である。
【0026】
前記ナローガイド5を左外側の左右へ開閉駆動して、最大張出し位置、又は収納位置へ駆動する駆動手段6を正逆回転する開閉モータ6aを遠隔操作により、始動、及び停止操作する遠隔操作手段8は、ON−OFF方式のスイッチ構成である。
【0027】
前記遠隔操作手段8の装着位置は、図1、及び図22で示す如く詳細後述する運転作業者が搭乗して運転操作する。平面視操縦席37の右側方部で、刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置9の穂先移送装置9cの左側上部へ位置させて設けた構成である。
【0028】
穀稈を分離するナローガイド5を左右へ開閉駆動する駆動手段6の開閉モータ6aを、遠隔位置で始動、及び停止操作する遠隔操作手段8は、平面視操縦席37の右側方部で、刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置9の左側上部へ位置させて設けたことにより、運転作業者が搭乗する操縦席37から遠隔操作手段8の操作が容易であり、又、電気配線も容易で簡単である。
【0029】
運転作業者が前記操縦席37へ着座状態で、遠隔操作手段8と、ナローガイド5との両者を、図1、及び図2で示す如く視認可能な位置へ設けた構成であり、このナローガイド5の左右の開閉状態位置を、運転作業者が見ながら、遠隔操作手段8を始動、及び停止操作ができる構成である。
【0030】
前記ナローガイド5と、遠隔操作手段8との両者は、運転作業者が操縦席37へ着座状態のときでも、視認可能な位置へ配設したことにより、ナローガイド5を見ながら、遠隔操作手段8のON−OFF操作ができる。このために、ナローガイド5、及び遠隔操作手段8の操作性の向上を図ることができる。
【0031】
前記穀稈移送装置9の穂先移送装置9cの上側で、移送終端部側には、図1で示す如く供給移送装置9dを設け、この供給移送装置9dの上側には、穀稈移送装置9の根元・穂先移送装置9b,9cで後方上部へ移送されて、脱穀機17へ供給される穀稈の扱ぎ深さを検出する扱深検出装置10を、下部から左横側へ向けて、略L字形状の取付フレーム10aへ装着して設けた構成である。この取付フレーム10aの上部の左側部には、取付板8aを固着して設け、この取付板8aには、開閉モータ6aをON−OFF操作する遠隔操作手段8を装着して設けた構成である。
【0032】
前記扱深検出装置10は、図1、及び図2で示す如く長稈検出板10bと、短稈検出板10cとは、当接する穀稈で回動自在に軸支すると共に、これら長・短稈検出板10b,10cの回動により、ON−OFF方式の長稈スイッチ10dと、短稈スイッチ10eとを設けた構成である。長・短稈スイッチ10d,10eのON状態が、後述する操作装置38へ入力されると、長稈の穀稈を検出したと判定して、根元移送装置9bを所定量浅扱ぎ側へ移動制御する構成である。又、長稈スイッチ10dのOFF状態と、短稈スイッチ10eのON状態とが入力されると、標準の穀稈を検出したと判定して、根元移送装置9dの移動制御は行わない構成である。更に、長・短稈スイッチ10d,10eのOFF状態が入力されると、短稈の穀稈を検出したと判定して、根元移送装置9bを所定量深扱ぎ側へ移動制御する構成である。
【0033】
前記遠隔操作手段8は、穀稈移送装置9の移送終端部の供給移送装置9dの上側へ設けた穀稈の扱ぎ深さを検出する扱深検出装置10を装着した取付フレーム10aへ設けたことにより、扱深検出装置10と、遠隔操作手段8との電気配線を一体化できると共に、容易である。又、この遠隔操作手段8を支持する支持部材が不要となり、コスト低減を図ることができる。
【0034】
前記開閉モータ6aと、遠隔操作手段8との電気配線は、図2、及び図25で示す如く配線した構成である。開閉用ハーネス39bの一方側の端部には、開閉モータ6aを接続すると共に、途中には、遠隔操作手段8を接続した構成であり、他端部は、メインハーネス39aへ接続して通電する構成である。又、開閉用ハーネス39bには、各リレー39cを設けた構成である。
【0035】
前記遠隔操作手段8は、図1、及び図37で示す如く刈取機3の上方部をカバーする刈取防塵カバー40を設け、この刈取防塵カバー40の後部近傍に設けると共に、この刈取防塵カバー40の後側に設けた取付フレーム10aの取付板8aに設けた構成である。
【0036】
これにより、前記操縦席37から、刈取機3から脱穀機17へ穀稈を引継ぎする引継ぎ部の穀稈の修正作業などの操作性は低下することなく、運転作業者が脱穀入口部で手作業修正を行うときに、邪魔になることがなく、又、取付フレーム10aを利用することにより、別部材が不要である。更に遠隔操作手段8の取付けを強固にすることができる。
【0037】
前記遠隔操作手段8は、図1、及び図2で示す如く取付フレーム10aに設けた取付板8aに装着した構成であり、図37、及び図38で示す如く各種操作レバーと、各種操作スイッチと、各種調節スイッチ等とを設けた操作装置38には、装着しない構成である。
【0038】
これにより、誤操作が防止できる。又、前記遠隔操作手段8の使用頻度が少ないことにより、別位置へ設けた方が、操作性が向上する。
前記遠隔操作手段8は、図26で示す如く取付フレーム10aに設けた取付板8aに装着すると共に、下伝動ケース12の左側部へ上方へ突出させて設けた横伝動ケース12aの上方部には、取付板8aを装着して設け、この取付板8aへ遠隔操作手段8を設け、刈取機3の2箇所に設けた構成である。運転作業者が操縦席38へ着座状態のときは、取付フレーム10aへ設けた。遠隔操作手段8を操作する構成である。又、機体1aから降りて、圃場にいるときは、横伝動ケース12aへ設けた。遠隔操作手段8を操作する構成である。
【0039】
これにより、前記遠隔操作手段8を取付フレーム10a以外に、ナローガイド5の近傍に設けたことにより、穀稈の状態に応じて、微調節を行うことができる。又、補助作業者が操作可能なことにより、このナローガイド5の調節が容易になった。
【0040】
前記遠隔操作手段8は、取付フレーム10aに設けた。この遠隔操作手段8と、ナローガイド5の近傍の横伝動ケース12aに設けた。この遠隔操作手段8とが、同時にON操作されたときは、横伝動ケース12aに設けた遠隔操作手段8の操作を優先とした構成である。
【0041】
これにより、前記ナローガイド5近傍の遠隔操作手段8の操作者の安全を守ることができる。
前記移動軸28の左外端部に設けた取付板28bには、図27で示す如く当板28dを内横側へ突出させて設けると共に、開閉モータ6aのモータカバー32には、収納センサ41を設け、ナローガイド5が所定の収納位置へ収納状態になったときには、当板28dが収納センサ41へ当接し、この当接により、ナローガイド5は、所定の収納位置へ閉駆動されたと検出されて、開閉モータ6aの作動を停止させる構成である。
【0042】
前記操作装置38の表示部38aには、図28、及び図29で示す如く表示する構成である。又、脱穀機17を始動させる脱穀スイッチ38bのONが入力され、収納センサ41のONが入力されると、表示部38aには、図28のパネル表示(A)の張出しを繰返し表示し、所定時間ナローガイド5の張出しを行う構成である。又、脱穀スイッチ38bのOFFが入力され、副変速装置(図示せず)で走行中であると検出され、収納センサ41のOFFが入力されると、表示部38aには、図29のパネル表示(B)の収納を繰返し表示し、収納センサ41がONになるまで収納する構成である。
【0043】
前記収納センサ41の作用を、図30で示す如くフローチャートに沿って説明すると、スタートとが開始され(ステップ101)、脱穀スイッチ38bがONが検出され(ステップ102)、YESと判定されると、収納センサ41がONか検出され(ステップ103)、YESと判定されると、操作装置38の表示部38aへパネル表示(A)が表示され(ステップ104)、終了へ進む構成である(ステップ105)。又、ステップ103でNOと判定されると、ステップ105の終了へ進む構成である。
【0044】
前記ステップ102でNOと判定されると、副変速走行が検出され(ステップ106)、YESと判定されると、収納センサ41がOFFか検出され(ステップ107)、YESと判定されると、操作装置38の表示部38aへパネル表示(B)が表示され(ステップ108)、終了へ進む構成である(ステップ105)。ステップ106、及びステップ107でNOと判定されると、終了へ進む構成である(ステップ105)。
【0045】
前記収納センサ41を設けたことにより、ナローガイド5の張出し、及び収納操作の忘れを防止することができる。
前記扱深検出装置10の長・短稈検出板10b,10c、及び長・短稈スイッチ10d,10e等を装着した取付板42には、図31〜図33で示す如く取付レバー42aを設けた構成である。又、取付フレーム10aに設けた受板10fに設ける取付板42は、操縦席37側へ設け、取付フレーム10aに設けた支持板43aには、回動レバー43を設けた構成である。この回動レバー43と、取付レバー42aとは、接続ロット42bで接続した構成であり、この接続ロット42bには、折曲部42cを設けて、回動自在に設けた扱深検出装置10を、回動レバー43で回動操作したときに、接続ロット42bの折曲部42cが、長稈検出板10bへ当接を防止した構成である。又、この折曲部42c近傍には、ガイド部42dを設けた構成である。又、センサ支持部44と、ガイド部42dとは、一体的に構成している。
【0046】
これにより、前記扱深検出装置10を回動する回動レバー43と、この扱深検出装置10の取付レバー42aとを、接続ロット42bで接続して、回動レバー43の操作により、回動させるこの接続ロット42bには、折曲部42cを設けたことにより、大きく回動させることができると共に、コンパクトに構成することができる。又、ガイド部42dを設けたことにより、回動レバー43の操作力を、扱深検出装置10へ確実に伝達でき、接続ロット42bの変形を防止することができる。
【0047】
前記扱深検出装置10の下側には、図34〜図36で示す如く穂先案内カバー45を設け、この穂先案内カバー45の側壁45aには、扱深検出装置10の長・短稈検出板10b,10cの回動域(H)間は、所定幅の退避部(L)を設けた構成である。この退避部(L)は、脱穀機17の前側の穀稈が供給される供給口の下側に設けた入口漏斗17aの内端部(ロ)より、穀稈の深扱ぎ側へ退避させた構成である。又、該入口漏斗17aの手前部では、ラップさせた構成であり、退避部(L)を形成する傾斜部45bの傾斜角度は、略30度以下に形成した構成である。
【0048】
これにより、前記穂先案内カバー45の側壁45aには、退避部(L)を形成する傾斜部45bを設けたことにより、従来より、扱深検出装置10の長・短稈検出板10b,10cの回動量を大きく取ることができる。このために、穀稈を適正な扱ぎ深さに調節することができる。又、入口漏斗17aへ向けて滑らかに穂先を案内することができる。更に、扱ぎ深性能の向上を図りつつ、穀稈の流れ抵抗を最小限にすることができる。
【0049】
前記駆動ギヤーケース24の前部外側には、図6〜図8で示す如く開閉モータ6aを上下方向に設け、この開閉モータ6aのモータ軸には、モータギヤー6c、及び各種ギヤー(図示せず)を設けると共に、駆動ギヤーケース24へ内装した伝動機構24aを回転駆動する後述する上軸26には、駆動ギヤー26bを軸支した構成である。この駆動ギヤー26bと、モータギヤー6cとは、噛合した構成である。
【0050】
前記駆動ギヤーケース24の伝動機構24aは、図6〜図8で示す如く上部には、左右方向へ上軸26を軸支して設け、この上軸26には、上ギヤー26aを軸支した構成である。上軸26は、開閉モータ6aのモータギヤー6cで回転駆動する構成である。又、下部には、左右方向へ駆動用軸27を軸支して設け、この駆動用軸27には、下ギヤー27bを軸支すると共に、内径部には、螺旋ネジ27aを設け、更に駆動用軸27の外径部の左右両側には、受ブッシュ27cを設けた構成である。駆動用軸27の螺旋ネジ27a部には、外径部に螺旋ネジ28aを設けた移動軸28を左右方向へ螺挿入して、軸支した構成である。この移動軸28の外端部には、取付板28bを固着して設け、この取付板28bと、ナローガイド5の前ナローガイド5aの受板23bへ設けた支持具23aの内側部とは、ボルト29a、及びナット29b,29bにより、折り畳み自在に装着した構成である。
【0051】
前記ナローガイド5を左外側へ開閉駆動する駆動手段6の開閉モータ6a、及び駆動機構6bが回転駆動中であっても、ナローガイド5は、ストロークエンドである収納位置、及び最大張出し位置では、このナローガイド5の開閉駆動を停止すべく、この駆動手段6の駆動機構6bの移動軸28には、図6、図19、図23、及び図24で示す如く螺旋ネジ28aが形成されない箇所を設けた構成である。
【0052】
穀稈を分離する左外側の左右へ開閉自在なナローガイド5のストロークエンドである収納位置、及び最大張出し位置では、駆動手段6の駆動機構6bが駆動中であっても、ナローガイド5の開閉駆動は停止されることにより、駆動手段6の駆動機構6bへ過負荷が掛ることを防止できて、この駆動手段6の破損を防止した構成である。
【0053】
前記移動軸28の外径に設けた螺旋ネジ28aの左右両部で、ナローガイド5のストロークエンドである収納位置、及び最大張出し位置では、図6、図19、図23、及び図24で示す如く螺旋ネジ28aのネジ底部と、略同じ外径の径小部28c,28cを形成して、移動軸28が空転すべく左右両側端部の螺旋ネジ28aの一部を廃止して、空転部(イ)、(イ)を設けた構成である。
【0054】
前記移動軸28の螺旋ネジ28aを廃止した左右両端部の空転部(イ)には、図6、図19、図23、及び図24で示す如く駆動用軸27の螺旋ネジ27a部へ移動軸28の螺旋ネジ28a部が、ストロークエンドである収納位置、及び最大張出し位置でも螺挿入可能とすべく、各戻り手段30を装着して設けた構成である。
【0055】
前記戻り手段30は、図6、図19、図23、及び図24で示す如く支持ボス30aの左右両側の径大部30b,30b間には、径小部30cを設け、この径小部30cには、スプリング30dを挿入し、戻り手段30の各支持ボス30aの各径大30bの一方側の駆動ギヤーケース24側は、この駆動ギヤーケース24の左右両側の孔部24b内へ挿入した状態になる構成である。この挿入状態になるときは、ナローガイド5は収納位置、及び最大張出し位置へ移動されたときであり、このときは、移動軸28は空転状態であり、ナローガイド5は、開閉駆動されない構成である。又、この状態のときには、スプリング30dは、駆動ギヤーケース24の外側部へ当接状態になる構成であり、移動軸28が反対側へ摺動が開始されると、スプリング30dの弾発により、移動軸28が押されて、この移動軸28の螺旋ネジ28a部は、駆動用軸27の螺旋ネジ27a部へスムーズに螺挿入される状態になり、反対側への開閉駆動がスムーズに再開始される構成である。又、移動軸28の内側端部には、抜け止ピン30eを設けた構成である。
【0056】
前記移動軸28の螺旋ネジ28aの左右両側端部の一部を廃止して、形成した空転部(イ)には、駆動用軸27の螺旋ネジ27aへ移動軸28の螺旋ネジ28aが螺挿入されるべく、戻り手段30を設けたことにより、ナローガイド5は、ストロークエンドの収納位置、又は最大張出し位置へ位置したときであっても、このナローガイド5の反対方向への開閉作動をスムーズに再開始することができる構成である。
【0057】
前記上軸26の上ギヤー26aと、駆動用軸27の下ギヤー27bとは、噛合した構成である。これら上・下ギヤー26a,27bの回転駆動により、移動軸28は、左右方向へ摺動移動して、この移動軸28の外端部に設けた取付板28b、支持具23a、受板23b等を介して、ナローガイド5の前・後ナローガイド5a,5bは、外側へ開閉自在な構成である。移動軸28が左右両方向へ移動して、螺旋ネジ28aの両外側部の空転部(イ)で、移動停止制御され、再始動のときには、各スプリング30dにより、移動軸28の螺旋ネジ28a部が、駆動用軸27の内径部の螺旋ネジ27a部まで自動移動され、開閉モータ6aの始動により、移動軸28は、左右へ摺動移動され、ナローガイド5を左右へ開閉駆動する構成である。
【0058】
前記移動軸28の外径部の外側で、駆動ギヤーケース24の左右両外側部には、樹脂材、又はゴム材等よりなる伸縮自在な各ブーツ31は、該駆動ギヤーケース24の左右両側の側面部から、移動軸28の外径部へ挿入して、設けた構成である。
【0059】
前記駆動手段6の開閉モータ6aは、図9、及び図10で示す如く上下方向に起立させて設けると共に、装着した位置は、走行装置16の走行クローラ16の上側面より、上方部に位置させて、モータステー6dを介して、駆動ギヤーケース24へ装着した構成である。
【0060】
前記開閉モータ6aには、図9、及び図10で示す如く駆動ギヤーケース24に設けた各取付板24eへ箱形状のモータカバー32を、ボルト、及びナット等により、装着して設けた構成である。
前記横伝動ケース12aに設けた略L字形状の取付フレーム14には、図6〜図8で示す如く回動中心となる回動ピン14aと、支持ピン14bとを固着して設けた構成である。又、ギヤーケース受板25には、丸孔25aと、長孔25bとを設けた構成である。取付フレーム14の回動ピン14aには、ギヤーケース受板25の丸孔25a部を挿入し、又、支持ピン14bには、ギヤーケース受板25の長孔25b部を挿入して、支持させた構成であり、回動ピン14aを回動中心として、長孔25b部で上下回動し、駆動手段6を介して、ナローガイド5が上下回動移動する構成である。
【0061】
前記駆動手段の駆動ギヤーケース24の下部の取付部24c部は、図6、及び図7で示す如くギヤーケース受板25へ上方へ突出させて設けた支持ピン25cを挿入すると共に、ギヤーケース受板25の外側面部に設けた略L字形状の支持板25dにより、駆動ギヤーケース24の取付部24c部を支持した構成である。駆動ギヤーケース24の取付部24c部へギヤーケース受板25を装着した構成である。
【0062】
前記ギヤーケース受板25に設けた支持ピン25cは、図6、及び図7で示す如く駆動ギヤーケース24を前後方向へ回動させる回動支点であり、この駆動ギヤーケース24のインロ部24dを回動部として、ボルト等の締付け部で回動させる構成である。ナローガイド5を上下、及び前後へ回動可能な構成である。
【0063】
前記駆動ギヤーケース24へ開閉モータ6aを固定した構成であり、この駆動ギヤーケース24を前後方向へ回動操作しても、この駆動ギヤーケース24と、開閉モータ6aとの関係位置は常に一定であることにより、安定した駆動を得る構成である。
【0064】
前記駆動手段6の開閉モータ6aは、図13〜図18で示す如く、モータステー6dへボルト、及びナット等により、装着した構成である。これら開閉モータ6aを装着したモータステー6dを、開閉機構6bの駆動ギヤーケース24へボルト、及びナット等により、装着した構成である。又、モータステー6dには、モータギヤー6c、及び駆動ギヤー26bをカバーする大防塵カバー33aと、小防塵カバー33bとを固着して設けた構成である。
【0065】
前記開閉モータ6aは、モータステー6dを介して、駆動ギヤーケース24へ装着したことにより、開閉モータ6aの着脱が容易であり、又、メンテナンスの向上を図ることができる。更に大・小防塵カバー33a、33bを設けたことにより、水、泥、藁屑等の付着を防止した構成である。
【0066】
前記開閉モータ6aのモータギヤー6cへ噛合する、上軸26の駆動ギヤー26bは、図14で示す如くモータギヤー6cより、径大に形成して、減速させた構成である。
前記駆動ギヤーケース24に設けた、移動軸28の左右摺動移動が適正となり、ナローガイド5の張出し、及び収納速度を適正速度で行う構成である。
【0067】
前記駆動ギヤーケース24の上軸26へ軸支する駆動ギヤー26bの一端部は、図19で示す如く駆動ギヤーケース26へ内装して軸支して軸支した構成である。
前記駆動ギヤーケース24の上軸26へ軸支する駆動ギヤー26bは、駆動ギヤーケース24の外側部に設けたことにより、メンテナンスの向上を図ることができる。又、開閉モータ6aへ着脱が容易な構成である。
【0068】
前記駆動手段6の開閉モータ6aで回転駆動する開閉機構6bの駆動ギヤーケース24内には、この駆動ギヤーケース24内の左右両端の内径の側内壁部で、下ギヤー27bを軸支した駆動用軸27の左右両端部で、更に移動軸28の外径部には、図19で示す如くスラストリンク34,34を軸支して設けた構成である。
【0069】
前記駆動ギヤーケース24の左右両側の側壁内側部と、駆動用軸27の左右両端部との間には、スラストリンク34を設けたことにより、この駆動ギヤーケース24が保護されることにより、耐久性の向上を図ることができる。又、移動用軸27の固定が確実にできる構成である。
【0070】
前記ナローガイド5の前ナローガイド5aに設けた受板23bへ支持具23aをピン23cで回動自在に装着すると共に、この支持具23aの内側部と、駆動手段6の移動軸28の外端部に設けた取付板28bとは、回動自在にボルト29a、及びナット29bで装着した構成である。この締付け固定は、一定のトルクで保持固定した構成である。ナローガイド5は、回動可能な構成である。
【0071】
前記支持具23aの外側部をピン23cで装着した、このピン23cの回動支点位置は、図6、及び図20で示す如くこの支持具23aの内側部をボルト29aで装着した。このボルト29aの回動支点位置より、前方部へ位置させて設けた構成であると共に、支持具23aの内側部をボルト29aで装着した。このボルト29aの回動支点位置は、左側の走行クローラ16aの前方部へ位置させて設けた構成である。
【0072】
前記支持具23aの外側部と、内側部とを回動自在に装着する装着位置は、外側部を前方部へ位置させて設けたことにより、ナローガイド5が障害物等へ衝突したときでも、このナローガイド5の破損を防止できる。又、刈取機3の左側部のスペース部へナローガイド5は、回動されることにより、この刈取機3へ干渉することなく回動されて、収納状態にすることができる。又、ボルト29a、及びナット29bで締付け固定は、一定の締付トルクで締付け固定していることにより、支持具23aは、確実に回動されて、折り畳みすることができる構成である。
【0073】
前記ナローガイド5の前ナローガイド5aに設けた支持具23aの内側部の締付用のボルト29aを挿入する挿入孔の近傍には、図20、及び図21で示す如くストッパピン35を固着して設けると共に、支持具23aには、ストッパ部23dを設けた構成である。支持具23aは、一方側の外側後方部へ回動する構成である。支持具23aは、機体の上下方向に対して、退避部とした構成である。
【0074】
前記ナローガイド5は、図22で示す如く前ナローガイド5aと、後ナローガイド5bとに分割して、接続させた構成である。前ナローガイド5aは、刈取機3の左横外側へ位置させて設けると共に、後ナローガイド5bは、コンバイン1の機体1aの略中央部から後方部へ位置させて設けた構成である。
【0075】
前記駆動ギヤーケース24へ内装した駆動用軸27の外径部の左右両側には、図23、及び図24で示す如く受ブッシュ27c,27cを設けると共に、この駆動ギヤーケース24内の上ギヤー26aと、下ギヤー27bとにより、回転数を減速した構成である。
【0076】
前記移動軸28の螺旋ネジ28aの左右両側の径小部28c,28c部の空転部(イ)、(イ)には、図19、図23、及び図24で示す如く各戻り手段30の各支持ボス30aを着脱自在に挿入すると共に、各径小部28cの外端の外径部には、補助ロッド36,36を挿入して設け、移動軸28と、各補助ロット36,36との3部品を結合させた構成である。
【0077】
前記駆動ギヤーケース24へ内装した駆動用軸27の螺旋ネジ27aには、ストロークエンドでは、移動軸28の螺旋ネジ28a部には、噛合しない径小部28cの空転部(イ)を設け、移動軸28の径小部28の径小部28の外径部には、図19、図23、及び図24で示す如く左右両側へ補助ロット36,36を挿入して設けた構成であり、この各補助ロット36部と、戻り手段30の支持ボス30a部とは、ストロークエンドでは、駆動用軸27の螺旋ネジ27a部、及び駆動ギヤーケース24内へ入り込む構成である。
【0078】
前記脱穀機17側の前部には、図37、及び図38で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置38と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席37とを設け、この操縦席37の下側で、走行車台2の上側面には、エンジン21を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク19を配設する。これら走行装置16と、刈取機3と、脱穀機17と、エンジン21等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0079】
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース46内の伝動機構46aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ46bを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク19内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク19の後側には、縦移送螺旋47aを内装した排出支持筒47を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒47の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋48aを伸縮自在に内装した排出オーガ48を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠隔操作手段の取付部の拡大平面図
【図2】遠隔操作手段の取付部の拡大正面図
【図3】ナローガイド装置部の拡大側面図
【図4】ナローガイド装置部の張出し時の拡大平面図
【図5】ナローガイド装置部の収納時の拡大平面図
【図6】駆動手段部の一部断面した拡大背面図
【図7】駆動手段部の拡大側面図
【図8】駆動手段部の拡大平面図
【図9】駆動手段部の拡大正面図
【図10】駆動手段部の拡大側面図
【図11】ナローガイド装置部の拡大側面斜視図
【図12】ナローガイド装置部の拡大背面斜視図
【図13】駆動手段部の拡大背面図
【図14】駆動手段部の拡大側面図
【図15】開閉モータ部の拡大背面図
【図16】開閉モータ部の拡大側面図
【図17】モータステー部の拡大側面図
【図18】モータステー部の拡大背面図
【図19】駆動手段部の拡大背断面図
【図20】ナローガイド装置部の拡大平面図
【図21】ナローガイド装置部の拡大平面図
【図22】ナローガイド装置部の拡大側面斜視図
【図23】駆動手段部の収納時の一部断面した拡大背面図
【図24】駆動手段部の張出し時の一部断面した拡大背面図
【図25】遠隔操作手段等の配線の拡大平面図
【図26】遠隔操作手段等の装着部の拡大正面斜視図
【図27】収納センサの取付部の拡大背面図
【図28】パネル表示(イ)の拡大表示図
【図29】パネル表示(ロ)の拡大表示図
【図30】フローチャート図
【図31】扱深検出装置の取付部の拡大背面図
【図32】扱深検出装置の取付部の回動時の拡大背面図
【図33】扱深検出装置の取付部の拡大側面図
【図34】穂先案内カバー部の拡大平面図
【図35】穂先案内カバー部の拡大背面図
【図36】穂先案内カバー部の拡大背面斜視図
【図37】コンバインの左側全体側面図
【図38】コンバインの全体平面図
【符号の説明】
2   走行車台
3   刈取機
5   ナローガイド
6   駆動手段
8   遠隔操作手段
9   穀稈移送装置
10  扱深検出装置
10a 取付フレーム
37  操縦席

Claims (3)

  1. 走行車台2の前方部には、穀稈を刈取り移送する刈取機3を設け、該刈取機3の横側には、刈取る穀稈を分離する左右へ開閉自在なナローガイド5と、該ナローガイド5を開閉駆動する駆動手段6と、刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置9を設けると共に、走行車台2の上側には、運転作業者が搭乗して運転操作する操縦席37等とを設けたコンバインにおいて、駆動手段6を遠隔操作する遠隔操作手段8は、平面視操縦席37の右側方部で、穀稈移送装置9の左側上部へ設けたことを特徴とするコンバインのナローガイド装置。
  2. 運転作業者が前記操縦席37へ着座状態で、遠隔操作手段8と、ナローガイド5との両者を視認可能位置へ設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインのナローガイド装置。
  3. 前記遠隔操作手段8は、穀稈移送装置9の穀稈の扱ぎ深さを検出する扱深検出装置10を装着した取付フレーム10aへ装着して設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインのナローガイド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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