JP4378977B2 - コンバイン - Google Patents

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JP4378977B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈の刈取り収穫作業は、このコンバインの前部に設けた刈取機のナローガイド、及び条列毎に設けた各分草体で穀稈は分離され、分離された穀稈は、各引起装置で引起され、引起しされた穀稈は、掻込みされながら刈取りされ、刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送され、脱穀機のフィードチェンと、挟持杆とヘ供給されて引継ぎされ、これらフィードチェンと、挟持杆とにより、脱穀機内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機から横側へ設けた穀粒貯留タンク内へ供給されて、一時貯留される。
【0003】
上述の脱穀作業中に、前記分草体を畦へ近接させて、畦ぎわの穀稈刈取りを行なうときには、下述の如く操作して行なう構成である。
特に、下記特許文献1に記載の如く引起装置の前側へ設けたガイド筒により、分草フレームを支持させて設け、この分草フレームの下端前部には、分草体を設けると共に、この分草フレームの上端部と、油圧シリンダとは接続させて設けた構成である。
【0004】
畦ぎわへ前記刈取機を近接させて、畦ぎわの穀稈を刈取り作業するときには、この刈取機の引起装置の前側へ設けた、油圧シリンダを作動操作し、この油圧シリンダにより、分草体を分草フレームを介して上方へ移動され、刈取機の各引起装置を畦ぎわへ近接させて、穀稈を刈取りする。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−255249号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
分草体は、引起装置の前側へ設けられ、又、上下摺動移動は、この引起装置と略同じ隙間を有して、上下へ移動することにより、分草体と、引起装置との関係位置は、常に同じ関係位置であり、このために、畦の低い圃場のときには、畦ぎわへ刈取機を近接させて、刈取り作業ができるが、畦が高いときには、分草体は所定位置までしか上昇しないことにより、この分草体は高い畦へ当接して、刈取機を畦ぎわまで近接させることができず、このために、畦ぎわは手刈取り作業になることがあったが、この発明により、この問題点を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、走行車台(2)の下側に走行装置(20)を設け、走行車台(2)の上側に脱穀機(17)を設け、該脱穀機(17)の右側に穀粒貯留タンク(19)を設け、走行車台(2)の前方には穀稈を分離する分草装置(5)と穀稈を引起す引起装置(8a)と引起された穀稈を掻込んで移送する掻込装置(9a)と掻込まれた穀稈を刈取る刈刃装置(8b)と刈取られた穀稈を挟持移送して脱穀機(17)のフィードチェンへ受渡す根元移送装置(10a)及び穂先移送装置(10b)とを備えた刈取機(3)を設け、該刈取機(3)の下部から後方上部へ傾斜した支持杆(12a)の上端部に左右方向の支持パイプ(12b)を設け、該支持パイプ(12b)を走行車台(2)の上側面に設けた支持装置(12c)で回動自在に支持し、該支持パイプ(12b)を中心として刈取機(3)を上下に回動させる油圧駆動式の伸縮シリンダ(11)を設け、刈取機(3)の支持フレーム(21)から前方へ突出させた接続板(21a)に下支持パイプ(21b)を前方へ突出させて設け、該下支持パイプ(21b)の先端部に分草パイプ(5c)の後端部に設けた取付板(5f)を回動自在に軸支し、該分草パイプ(5c)の前端部に支持板(5d)を回動自在に軸支し、該支持板(5d)に分草板(5a)を取り付けて分草装置(5)を構成し、前記引起装置(8a)の前側面に設けた案内板(8c)の長孔(8d)へ分草ガイド杆(5b)の下端部を挿入すると共に該分草ガイド杆(5b)の下端部を分草板(5a)の上端部に回動自在に装着して該分草ガイド杆(5b)で分草板(5a)を吊り下げ状態に保持する構成とし、前記分草パイプ(5c)の外周の上側部で前記支持板(5d)と取付板(5f)との間の部位に覆板(29)を設け、分草板(5a)と分草パイプ(5c)を上方後部へ移動させると該分草板(5a)と分草パイプ(5c)とが略垂直姿勢となり引起装置(8a)の引起ラグ(8h)の回転軌跡の下部の前側が覆板(29)で覆われる構成としたことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の効果】
の発明によると分草板(5a)と分草パイプ(5c)を上方後部へ移動させると該分草板(5a)と分草パイプ(5c)とが略垂直姿勢となることにより、刈取機(3)を畦ぎわへ接近させて畦ぎわの穀稈をより多く刈取ることができ、枕地における手刈り作業の省力化を図ることができる。
そして、引起装置(8a)の前側面に設けた案内ガイド板(8c)の長孔(8d)へ分草ガイド杆(5b)の下端部を挿入すると共に該分草ガイド杆(5b)の下端部を分草板(5a)の上端部に回動自在に装着することにより、この分草装置5の移動軌跡、及び姿勢が安定して、上方後部への退避作動を円滑に行うことができる。
また、分草ガイド杆(5b)で分草板(5a)を吊り下げ状態に保持する構成としたことにより、脱粒を防止でき、また、畦ぎわの穀稈の刈取りを容易に行なうことができる。
そして、刈取機(3)で畦ぎわの穀稈を刈取る場合に、引起装置(8a)の引起ラグ(8h)の回転軌跡の下部の前側を覆板(29)で覆うことにより、刈巾外の穀稈を引起経路内へ引き込むことがなくなり、刈り跡が乱れたり、刈取った穀稈のこぼれを防止することができる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前方部には、立毛穀稈を刈取り移送する刈取機3を設け、この刈取機3は前部より、穀稈を分離するナローガイド4a、及び昇降回動自在な各条列毎に分草装置5を設け、この各分草装置5は、穀稈を引起しする引起装置8aの上部の後側に設けた昇降装置7の作動により、上昇時には、上方へ上昇移動しながら、後方へ退避移動する構成である。これら分草装置5と、昇降装置7とを主に図示して説明する。
【0023】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図10で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ20aを張設した走行装置20を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機17を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機17のフィードチェン18aと、挟持杆18bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機17の右横側に配設した穀粒貯留タンク19内へ一時貯留される。
【0024】
前記走行車台2の前方部には、図10で示す如く前端位置から順次立毛穀稈を分離するナローガイド4a、及び詳細は後述する各条列毎に設けて上方後部へ動自在な分装置5と、立毛穀稈を引起す各引起装置8aと、引起された穀稈を掻込み移送する穀稈掻込移送装置9の各掻込装置9aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置8bと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機17のフィードチェン18aと挟持杆18bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置9の根元・穂先移送装置10a,10b等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ11により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0025】
前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆12aの上端部には、左右方向に支持パイプ杆(支持パイプ)12bを設け、この支持パイプ杆12bを走行車台2の上側面に設けた支持装置12cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ11の作動により、刈取機3は支持パイプ杆12bを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0026】
前記刈取機3の穀稈掻込移送装置9によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機17へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。
前記刈取機3の前部には、図1〜図4で示す如くナローガイド4aと共に、穀稈を分離する穀稈分離装置4を設けた構成である。この穀稈分離装置4は、穀稈を分離する分草装置5と、この分草装置5を上方後部へ移動させる昇降装置7等よりなる構成である。
【0027】
前記分草装置5は、図1、及び図4で示す如く分草パイプ5cの前端部には、支持板5dを挿入し、支持ピン5eで回動自在に軸支して設けると共に、分草パイプ5cの後端部には、略コ字形状の取付板5fを固着して設けた構成である。
前記分草装置5の支持板5dには、分草板5aと、補強板5hとを設け、この分草板5aの上端部には、分草ガイド杆5bの下端部を回動自在に挿入して設けた構成である。又、この分草ガイド杆5bは、引起装置8aの前側面に設けた案内ガイド板(案内板)8cの長孔8d部へ挿入後に、分草板5aへ装着して設けた構成である。
【0028】
前記分草パイプ5cの取付板5fは、図1、図3、及び図4で示す如く刈取機3の支持フレーム21から前方へ突出させて設けた接続板21aには、前方へ突出させて下支持パイプ21bを設け、この下支持パイプ21bの先端部には、受パイプ21cを固着して設け、この受パイプ21cの左右両端部へ挿入して、支持ピン21dで回動自在に軸支した構成である。
【0029】
前記分草装置5は、図1、図3、及び図4で示す如く支持ピン5e、21d部を回動支点として、上下に回動自在な構成である。
前記昇降装置7は、図1〜図4で示す如く引起装置8aの上部へ設けた構成である。
【0030】
前記昇降装置7は、図1〜図4で示す如く昇降用モータ7aと、リンク機構のリンク具7cとよりなる構成である。引起装置8aの後側面へ上方へ突出させて支持板8eを固着して設け、この支持板8eの上端部には、受板8fを設けた構成である。
【0031】
前記支持板8eには、昇降装置7の正逆回転方式の昇降用モータ7aを装着した構成である。又、受板8fには、リンク具7cを支持軸7dで回動自在に軸支した構成である。リンク具7cの一方側の端部は、分草装置5の分草ガイド杆5bの上端部へ装着すると共に、他方側の端部は、昇降用モータ7aのモータ軸7bの軸端部へ装着した構成である。リンク具7cのアーム7eには、スプリング7fと、止ピン7hとを設けて、分草装置5を所定位置で支持させる構成である。畦ぎわへ前記刈取機3を近接させて、畦ぎわの穀稈を刈取りするときには、後述する操作装置13に設けたON−OFF方式の上げ用と、下げ用の各昇降スイッチ13aのこの上げ用の昇降スイッチ13aを「入」操作により、正逆回転する昇降用モータ7aが正回転駆動されて、リンク具7c、及び分草ガイド杆5b等を介して、分草装置5は、上方後部へ移動される構成である。
【0032】
畦ぎわの穀稈を刈取り作業するときは、上げ用の前記昇降スイッチ13aを「入」操作することにより、分草装置5の分草板5aと、補強板5hとは、図1、及び図2で示す如くこの分草装置5の分草ガイド杆5bと、昇降装置7の昇降用モータ7aの正回転駆動と、リンク具7cとにより、上昇時は、分草板5aと補強板5hとが支持パイプ杆5cの前側の支持ピン5eを回動中心として上昇回動すると共に支持パイプ杆5cが支持ピン21dを回動中心として上昇回動することで昇しながら後方へと退避移動する構成である。分草装置5は、上方へ移動すると共に、引起装置8aへ最近接状態になる構成である。又、下げ用の昇降スイッチ13aの「入」操作により、分草装置5は元の通常の刈取り作業状態に復元される構成である。
【0033】
畦ぎわの穀稈を刈取りするときは、穀稈を分離する前記各分草装置5を、昇降装置7の昇降用モータ7aの始動操作により、各分草装置5は、昇降装置7で上昇時は、上方へ上昇移動しながら、後方へ退避移動されて、分草装置5は、上方で各引起装置8aへ最近接状態になることにより、刈取機3を畦へ最近接状態にして、穀稈の刈取りを行うことができる。又、多量の畦ぎわの穀稈を刈取り可能になる。
【0034】
前記分草装置5は、図1で示す如くこの分草装置5の分草板5aの上端部には、分草ガイド杆5bを設け、この分草ガイド杆5bにより、分草板5aを吊り下げ状態に保持した構成である。分草ガイド杆5bにより、上方へ吊り上げて、分草装置5の分草板5aと、分草パイプ5cと、支持板5dと、補強杆5hとは、上方後部へ移動する構成である。
【0035】
穀稈を分離する前記分草装置5は、この分草装置5の分草板5aの上端部に設けた分草ガイド杆5bにより、吊り上げて移動すべく設けたことにより、昇降装置7のリンク構成のリンク具7cへ穀稈の穂先等が当接しにくくなり、このために、脱粒の防止ができる。又、畦ぎわの穀稈の刈取りが容易である。
【0036】
前記昇降装置7は、図5、及び図6で示す如く回動アーム23aを回動ボス23bへ装着して設けると共に、手動により、分草装置5を上下に移動操作する手動操作ハンドル15を装着して設けた構成である。これら回動アーム23aは、手動操作ハンドル15とを設けた回動ボス23bは、引起装置8aに設けた支持板8eの受板8fへ支持軸7dで回動自在に軸支した構成である。畦ぎわの穀稈を刈取り作業するときには、手動操作ハンドル15を回動操作することにより、分草装置5は、上方後部へ移動する構成である。
【0037】
前記手動用ハンドル15は、刈取機3で穀稈を刈取りした、既刈取穀稈側へ設けた構成である。又、この手動用ハンドル15は、引起装置8aの後側面に設けた保持板22で保持させる構成である。手動用ハンドル15は、保持板22から取り外して、回動操作により、分草装置5が上方へ上昇時は、上方へ上昇移動しながら、後方へ退避移動して、この分草装置5は上部へ移動すると共に、引起装置8aへ最近接状態になる構成である。
【0038】
穀稈を分離する前記各分草装置5を手動昇降操作する昇降装置7の手動操作ハンドル15は、刈取機3の引起装置8aの上部で、刈取機3で穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側へ設けたことにより、未刈取り穀稈が邪魔になることがなく、このために、操作性が向上する。又、ハンドル操作のときに、未刈取り穀稈へ引掛って、稈切や脱粒の発生することを防止できる。更に畦ぎわの穀稈の刈取りを安価な構成で、容易に行うことができる。
【0039】
前記分草装置5を手動で昇降操作する昇降装置7の手動操作ハンドル15は、図5、及び図6で示す如く運転作業者が搭乗し、着座して操作装置13を操作する詳細後述する操縦席14へ着座状態で、操作可能である引起装置8aの略真上の所定距離上部位置へ設けた構成である。
【0040】
穀稈を分離する前記各分草装置5を手動昇降操作する昇降装置7の手動操作ハンドル15は、操縦席14へ運転作業者が着座状態で操作ができることにより、操作性が向上する。又、分草装置5を上方後部へ移動させたことにより、畦ぎわの穀稈の刈取り作業の性能が向上すると共に、容易に行うことができる。
【0041】
前記分草装置5は、図7〜図8で示す如く昇降装置7の昇降用モータ7aの回転駆動により、リンク具7cと、分草ガイド杆5b等により、上方後部へ移動する構成において、左右両側端部の分草装置5の分草パイプ5cの後端部に設けた取付板5fの後側端部には、接地橇体6を固着して設けた構成である。
【0042】
左右両側端部の前記各分草装置5に設けた接地橇体6は、通常の穀稈を刈取り作業時は、図7で示す如く略垂直状態に支持された構成である。又、各分草装置5を上方後部へ動操作した時には、図7で示す如く接地橇体6は、分草装置5の分草パイプ5c、及び下支持パイプ21bの下側へ位置して、接地橇体6の底面部は、圃場表面へ接地する構成である。畦ぎわの穀稈を刈取りのときには、各接地橇体6により、刈取機3の上下の高さ位置は、所定の高さ位置へ保持される構成である。
【0043】
穀稈を分離する左右両側端部の前記分草装置5には、この各分草装置5と同時に、回動する接地橇体6を設けたことにり、各分草装置5を上方後部へ移動操作したときには、この動に連動して、接地橇体6は回動されて、この接地橇体6の底面部は、圃場表面へ接地して、刈取機3は、通常の穀稈を刈取る位置へ保持されることにより、引起装置8aに設けた各引起ラグ8hが、圃場表面へ当接することが防止でき、このために、この引起ラグ8hの破損、及び摩耗を防止できる。又、刈取り高さが低くなり過ぎたときでも、接地橇体6の接地により、引起ラグ8hは、圃場表面へ干渉しにくくなる。
【0044】
前記昇降装置7へ、図5で示す如く手動操作ハンドル15を設け、この手動操作ハンドル15の回動操作により、各分草装置5を上方後部へ移動させる構成においても、左右両端部のこの各分草装置5へ接地橇体6を設けた構成とするもよい。
【0045】
前記分草装置5を上方後部へ移動する昇降装置7に昇降用モータ7aを設けた構成において、この昇降装置7のリンク構成のリンク具7cは、図1で示す如く通常の刈取り作業時には、支持軸7d部を回動中心として、前方下部へ下り傾斜状態に設けた構成である。
【0046】
これにより、前記分草装置5のリンク具7cは、支持軸7d部を回動中心として、通常の刈取り作業時は、前方下部へ下り傾斜状態に設けたことにより、分草ガイド杆5bの上端位置を低い位置にすることができ、この分草ガイド杆5bと、連結する下り傾斜のリンク具7cとにより、穀稈の穂先部を連続して円滑に分離することができて、刈取り作業を円滑に行うことができる。
【0047】
前記昇降装置7のリンク構成のリンク具7cには、図1で示す如くこのリンク具7cを下方へ引き付けする引張り用のスプリング7fを設けた構成である。このスプリング7fにより、アーム7eに設けた止ピン7hは、リンク具7cへ当接状態に引き付けられる構成である。
【0048】
これにより、引張り用の前記スプリング7fを設けたことにより、分草装置5を、上方後部へ移動操作後に、元の状態へ復帰操作したときには、確実に元位置への復帰作動が安定する。
前記昇降装置7のリンク具7cは、図1で示す如く支持軸7dへ上下回動自在に遊嵌入し、支持軸7dへ固着したアーム7eによる下側からの当接によって、リンク具7cは上方へ回動すべく設けた構成である。
【0049】
これにより、前記分草装置5が圃場面へ突っ込んだり、又、畦に衝突したときでも、アーム7eに対するリンク具7cの上方離脱によって、分草装置5の分草パイプ5cの上方回動が許容される。これにより、昇降装置7、及び分草ガイド杆5b等の破損を防止できる。
【0050】
前記昇降装置7のリンク具7cを、回動自在に軸支する支持軸7dは、図1で示す如く引起装置8aの上方部へ配設した構成である。
これにより、前記昇降装置7のリンク具7cを、回動自在に軸支する支持軸7dは、引起装置8aの上方部へ設けたことにより、この支持軸7dを左右長尺の一体物で形成しても、引起し穀稈の穂先部が、この支持軸7dへ干渉しにくく、このために、脱粒等がなく、円滑に刈取り作業ができる。
【0051】
前記穀稈分離装置4は、図1で示す如く昇降装置7の横姿勢のリンク具7cと、このリンク具7cと接続する分草装置5の縦姿勢の分草ガイド杆5bとにより、吊り下げ状態に設けた構成である。
これにより、前記昇降装置7のリンク具7cを、上方へ回動させることにより、分草装置5は、分草ガイド杆5bにより、吊り上げられることにより、合理的な機構で上方後部へ移動させることができる。
【0052】
前記分草装置5の分草板5aの上端部に設けた分草ガイド杆5bは、図1で示す如く引起装置8aの外側面へ設けた案内ガイド板8cの長孔8d部へ挿入し、この長孔8d部を摺動移動することにより、分草装置5を上方後部へ移動させる構成である。
【0053】
これにより、前記分草装置5の分草パイプ5cの前後両端部に設けた支持ピン5e部と、支持ピン21d部との屈折回動と、分草板5aの上端部に設けた分草ガイド杆5bが、案内ガイド板8cの長孔8d部の摺動移動により、分草装置5は、上方後部へ移動する構成としたことにより、この分草装置5の移動軌跡、及び姿勢が安定して、上方後部への退避作動を円滑に行うことができる。
【0054】
前記分草装置5の分草板5aと、分草パイプ5cとは、図1で示す如く昇降装置7により、上方後部へ移動させたときには、略垂直姿勢状態で引起装置8aへ最近接状態に移動すべく設けた構成である。
これにより、前記分草装置5の分草板5aと、分草パイプ5cとを、上方後部へ移動させたときには、これら分草板5aと、分草パイプ5cとは、略垂直姿勢状態で引起装置8aへ最近接状態に移動されることにより、刈取機3を畦ぎわへ最近接させることができ、これにより、畦ぎわの穀稈をより多く刈取りすることができ、枕地における手刈り作業の省力化を図ることができる。
【0055】
前記分草装置5の分草パイプ5cは、図1で示す如く後端部の支持ピン21dを回動中心として、屈折回動可能に設けると共に、分草板5aは、支持ピン5eを回動中心として、上下回動可能に設けた構成である。
これにより、前記分草装置5の分草板5aと、分草パイプ5cとは、上方後部へ移動することにより、刈取機3を畦ぎわへ最近接状態にすることができ、畦ぎわの穀稈をより多く刈取りでき、枕地の手刈りを減少させることができる。
【0056】
前記分草装置5の分草パイプ5cを、上方後部へ移動操作したときには、この分草パイプ5cは、図1で示す如く引起装置8aの引起ラグ8hの回転軌跡下部の前側へ位置させて設けた構成である。
これにより、前記分草装置5の分草パイプ5cを、上方後部へ回動操作したときには、この分草パイプ5cは、引起装置8aの引起ラグ8hの回転軌跡下部の前側へ位置させて設けたことにより、刈取機3を畦ぎわへ最近接させることができ、畦ぎわの穀稈をより多く刈取りでき、枕地の手刈りを減少させることができる。
【0057】
左右両端部の前記分草装置5の分草パイプ5c部には、図11〜図13で示す如く前端部の支持ピン5eの回動支点部には、前トルクスプリング27aを設けると共に、後端部の支持ピン21dの回動支点部には、後トルクスプリング27bを設けて、分草装置5を上方後部へ動操作後に、元の位置へ復帰操作時には、これら前・後トルクスプリング27a,27bにより、分草装置5は元の位置へ確実に復帰させる構成である。
【0058】
これにより、前記分草装置5は、前・後トルクスプリング27a,27bにより、確実に元の位置の通常の穀稈刈取り位置へ自動復帰させることができる。
左右両端部の前記分草装置5の分草ガイド杆5bと、左右両端部の引起装置8aの下部前側面に設けた取付板29aとの間には、図14、及び図15で示す如く引張スプリング28を設けて、分草装置5を上方後部へ動操作後に、元の位置へ復帰操作時には、引張スプリング28により、分草装置5は元の位置へ確実に復帰させる構成である。
【0059】
これにより、前記分草装置5は、引張スプリング28により、確実に元の位置の通常の穀稈刈取り位置へ自動復帰させることができる。
前記分草装置5の分草パイプ5cの後端部に固着して設けた取付板5fの左右両側部には、図4で示す如く平面視所定角度の後退角(α)を設けた構成である。
【0060】
これにより、前記分草装置5の分草パイプ5cの後端部に設けた取付板5fに、後退角(α)を設けたことにより、藁屑、及び雑草等の引掛りが防止することができて、分草装置5の上方後部へ動作動がスムーズになった。
左右両側の前記分草装置5の分草パイプ5c外周上側部で、支持板5dと、取付板5fとの間には、図1、図2、及び図4で示す如く覆板29を設けた構成である。刈取機3で畦ぎわの穀稈を刈取りのときに、分草装置5を上方後部へ動操作したときには、覆板29により、引起装置8aの引起ラグ8hの回転軌跡下前側を覆う構成である。
【0061】
これにより、前記引起装置8aの引起ラグ8hの回転軌跡下前側部を、覆板29で覆うことにより、刈巾以外の穀稈を引起経路内へ引き込むことがなくなり、刈り軌跡が乱れたり、又、穀稈のこぼれを防止することができる。
前記分草装置5を上方後部へ移動操作する昇降装置7には、手動操作ハンドル15を設けた構成においては、図5で示す如くこの手動操作ハンドル15を支持して、自動回動を阻止する上端部が、L字形状(イ)の保持板22を、引起装置8aの後側の支持板8eへ装着した構成である。
【0062】
前記分草装置5を元の位置へ復帰操作するときは、昇降装置7の手動操作ハンドル15を、保持板22のL字形状(イ)部から取り外し、その後に、回動操作する構成である。
これにより、前記手動操作ハンドル15は、保持板22のL字形状(イ)部により、逆回転が阻止できると共に、分草装置5を上方後部で固定することができる。
【0063】
前記分草装置5を上方後部へ移動する昇降装置7の昇降用モータ7aを始動、及び停止操作するON−OFF方式の上げ用と、下げ用との各昇降スイッチ13aは、図7で示す如く操作装置13に設けて、走行車速を設定する主変速レバー13bの把持部の前側面へ設けた構成である。
【0064】
これにより、前記昇降用モータ7a用の上げ用、及び下げ用の各昇降スイッチ13aは、主変速レバー13bに設けたことにより、通常の刈取り作業から、畦ぎわの刈取り作業への切換操作を迅速に移行することができ、刈取作業の能率アップを図ることができる。
【0065】
前記分草装置5を上方後部へ移動させるときに、操作する上げ用の昇降スイッチ13aを「入」操作により、図20で示す如くこの「入」操作は、操作装置13へ内装した制御装置30aのCPU30bへ入力され、この入力により、このCPU30bで昇降用モータ7aが回転駆動される。この回転駆動により、昇降装置7の支持軸7dの回転駆動により、分草装置5の上方後部へ移動される移動量が、この支持軸7dに設けたポテンションメータ31で検出され、この検出値がCPU30bへ入力され、この入力された検出値が所定値以上であると判定されると、このCPU30bで昇降用モータ7aが自動停止制御され、分草装置5は所定の最上方で後部へ移動されたとして、自動停止制御される構成である。
【0066】
これにより、前記上げ用の昇降スイッチ13aを「入」操作により、分草装置5が自動で最上部で後部へ移動されたとして、自動停止制御されることにより、畦ぎわの穀稈の刈取り作業が容易である。
前記主変速レバー13bへ設ける昇降スイッチ13aは、単一の手動スイッチを設け、この昇降スイッチ13aを「入」操作して、分草装置5を上方後部へ移動させた後に、再度ワンタッチ「入」操作により、この分草装置5は、畦ぎわの穀稈を刈取り作業状態から、通常の穀稈の刈取り作業状態の下降移動へ変更制御され、所定の最下降位置を、昇降装置7の支持軸7dへ設けたポテンションメータ31が検出し、この検出により、昇降用モータ7aの逆回転駆動が自動停止制御され、分草装置5は、通常の穀稈の刈取り作業状態になる構成である。
【0067】
これにより、前記昇降スイッチ13aを単一の手動スイッチとして、初回の「入」操作で分草装置5を上方後部へ移動後に、この昇降スイッチ13aを再度ワンタッチの「入」操作により、分草装置5は所定の下降位置まで下降することにより、畦ぎわ刈取り作業と、通常刈取り作業との切換が簡単である。又刈取り作業の能率が向上する。
【0068】
前記分草装置5を上方後部へ移動させるときに操作する、上げ用の昇降スイッチ13aと、下げ用の操作スイッチ13aとは、図7、及び図17で示す如く操作装置13に設けた走行方向を変更する操行レバー13cの把持部の上側面へ設けた構成である。
【0069】
これにより、刈取り作業中に、畦ぎわへ接近した時に、左手で主変速レバー13bを把持し、右手で操行レバー13cを把持して、この操行レバー13cに設けた下げ用の昇降スイッチ13aを操作できることにより、畦ぎわでの刈取り作業を能率的に行うことができる。又、操作が簡単である。
【0070】
前記操行レバー13cには、図18で示す如く単一の手動スイッチである昇降スイッチ13aを設け、この昇降スイッチ13aを「入」操作して、分草装置5を上方後部へ移動させた後に、再度ワンタッチの「入」操作により、分草装置5は所定の下降位置まで下降する構成である。この分草装置5の移動の作用は、前述の主変速レバー13cに設けた昇降スイッチ13aと同じ作用をする構成である。
【0071】
これにより、前記昇降スイッチ13aを単一の手動スイッチとして、初回の「入」操作で分草装置5を上方後部へ移動後に、この昇降スイッチ13aを再度ワンタッチ「入」操作により、分草装置5は所定の下降位置まで下降することにより、畦ぎわ刈取り作業と、通常刈取り作業との切換えが簡単である。又、刈取り作業の能率が向上する。
【0072】
前記主変速レバー13b、又は操行レバー13cへ設けた昇降スイッチ13aをワンタッチで「入」操作した後に、所定時間経過しても、昇降装置7の支持軸7dに設けたポテンションメータ31が検出した検出値が、制御装置30aへ入力されたこの入力値が所定値以上に変化しないと判定されたときには、昇降モータ7aへの出力を停止して、この昇降モータ7aを制御装置30aで自動停止制御される構成である。
【0073】
これにより、前記主変速レバー13b、又は操行レバー13cへ設けた昇降スイッチ13aが「入」操作され、所定時間経過しても、ポテンションメータの検出値が変化しないときには、分草装置5を移動させる昇降モータ7aが自動停止制御されることにより、分草装置5、及び昇降装置7等の破損を防止することができる。又、畦ぎわでの不具合を早く検出することができる。
【0074】
前記走行車台2上側のステップ台32には、図19で示す如く畦ぎわの穀稈を刈取りするときに踏込み操作する畦用ペタル32aを回動自在に設けると共に、この畦用ペタル32aの踏込み操作により、ON−OFFするON−OFF方式のペタルスイッチ33を設けた構成である。
【0075】
前記ペタルスイッチ33の「入」―「切」は、図20で示す如く制御装置30aのCPU30bへ入力される構成であり、ペタルスイッチ33の「入」操作の入力により、後述する走行用のミッションケース24へ内装した左・右サイドクラッチ(共に図示せず)を「入」―「切」する左・右サイドクラッチ用ソレノイド34a,34bが「切」操作され、走行装置20の走行を停止制御する構成である。又、ペタルスイッチ33の「切」操作の入力により、左・右サイドクラッチ用ソレノイド34a,34bを「入」操作され、走行装置20を走行制御する構成である。更にポテンションメータ31が検出する検出値により、昇降装置7の昇降モータ7aが、回転駆動制御、又は停止制御される構成である。
【0076】
これにより、畦ぎわに至り、前記畦用ペタル33を踏込み操作すると、ミッションケース24の左・右サイドクラッチは「切」作動されて、走行停止すると共に、昇降装置7の昇降用モータ7aが始動され、分草装置5は、上方後部へ回動移動されるまで、回転駆動して自動停止される。この後に主変速レバー13bを操作して、刈取機3を回転駆動して、畦ぎわの穀稈を刈取ることができる。
【0077】
これにより、前記分草装置5がどの位置にあるか目視せずに、通常の刈取り作業から、畦ぎわの刈取り作業へ容易に移行することができ、刈取り作業の能率の向上を図ることができる。又、昇降スイッチ13aを省略できることにより、操作性が向上すると共に、コストダウンが可能である。
【0078】
前記ステップ台32に設けた畦用ペタル32aの踏込み操作を解除して、ペタルスイッチ33が「切」状態になると、分草装置5は、初期位置(通常の穀稈刈取り位置)へ復帰するまで、昇降装置7の昇降用モータ7aは、制御装置30aのCPU30bにより、逆回転駆動制御される構成である。
【0079】
これにより、前記畦用ペタル32aの踏込み操作の解除により、ペタルスイッチ33が「切」となり、分草装置5は、初期位置(通常の穀稈刈取り位置)へ復帰することにより、この分草装置5を目視せずに、畦ぎわ刈取り作業から、通常の刈取り作業へ容易に移行することができる。又、昇降スイッチ13aを省略することができることにより、操作性が向上すると共に、コストダウンが可能である。
【0080】
前記穀粒貯留タンク19側の前部には、図10で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置13と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席14とを設け、この操縦席14の下側で、走行車台2の上側面には、エンジン16を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク19を配設する。これら走行装置2と、刈取機3と、脱穀機17と、エンジン16等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0081】
前記走行車台2の前端部に装架された走行用のミッションケース24内の伝動機構24aの伝動経路中には、図7で示す如くその出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ24bを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク19内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク19の後側には、縦移送螺旋25aを内装した排出支持筒25を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒25の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋26aを伸縮自在に内装した排出オーガ26を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 穀稈分離装置部の拡大側面図
【図2】 穀稈分離装置部の拡大正面図
【図3】 分草装置の前部回動部の拡大平面図
【図4】 分草装置の後部回動部の拡大平面図
【図5】 穀稈分離装置部と、操作装置部との拡大側面図
【図6】 穀稈分離装置部と、操作装置部との拡大正面図
【図7】 穀稈分離装置部と、操作装置部との拡大側面図
【図8】 穀稈分離装置部と、操作装置部との拡大正面図
【図9】 接地橇体の取付部の拡大平面図
【図10】 コンバインの左側部の全体側面図
【図11】 他の実施例を示す図で、穀稈分離装置部の拡大側面図
【図12】 他の実施例を示す図で、分草装置の前部回動部の拡大平面図
【図13】 他の実施例を示す図で、分草装置の後部回動部の拡大平面図
【図14】 他の実施例を示す図で、穀稈分離装置部の拡大側面図
【図15】 他の実施例を示す図で、穀稈分離装置部の拡大正面図
【図16】 他の実施例を示す図で、ブロック図
【図17】 他の実施例を示す図で、主変速レバー部の拡大側面、及び平面図
【図18】 他の実施例を示す図で、主変速レバー部の拡大側面、及び平面図
【図19】 他の実施例を示す図で、畦用ペタル部の拡大側面図
【図20】 他の実施例を示す図で、ブロック図
【符号の説明】
走行車台
3 刈取機
5 分草装置
5a 分草板
5b 分草ガイド杆
5c 分草パイプ
5d 支持板
5f 取付板
7 昇降装置
7a 昇降用モータ
8a 引起装置
8b 刈刃装置
8c 案内ガイド板(案内板)
8d 長孔
9a 掻込装置
10a 根元搬送装置
10b 穂先搬送装置
11 伸縮シリンダ
12a 支持杆
12b 支持パイプ杆(支持パイプ)
12c 支持装置
13a 昇降スイッチ
13b 主変速レバー
17 脱穀機
19 穀粒貯留タンク
20 走行装置
21 支持フレーム
21a 接続板
21b 下支持パイプ
29 覆板

Claims (1)

  1. 走行車台(2)の下側に走行装置(20)を設け、走行車台(2)の上側に脱穀機(17)を設け、該脱穀機(17)の右側に穀粒貯留タンク(19)を設け、走行車台(2)の前方には穀稈を分離する分草装置(5)と穀稈を引起す引起装置(8a)と引起された穀稈を掻込んで移送する掻込装置(9a)と掻込まれた穀稈を刈取る刈刃装置(8b)と刈取られた穀稈を挟持移送して脱穀機(17)のフィードチェンへ受渡す根元移送装置(10a)及び穂先移送装置(10b)とを備えた刈取機(3)を設け、該刈取機(3)の下部から後方上部へ傾斜した支持杆(12a)の上端部に左右方向の支持パイプ(12b)を設け、該支持パイプ(12b)を走行車台(2)の上側面に設けた支持装置(12c)で回動自在に支持し、該支持パイプ(12b)を中心として刈取機(3)を上下に回動させる油圧駆動式の伸縮シリンダ(11)を設け、刈取機(3)の支持フレーム(21)から前方へ突出させた接続板(21a)に下支持パイプ(21b)を前方へ突出させて設け、該下支持パイプ(21b)の先端部に分草パイプ(5c)の後端部に設けた取付板(5f)を回動自在に軸支し、該分草パイプ(5c)の前端部に支持板(5d)を回動自在に軸支し、該支持板(5d)に分草板(5a)を取り付けて分草装置(5)を構成し、前記引起装置(8a)の前側面に設けた案内板(8c)の長孔(8d)へ分草ガイド杆(5b)の下端部を挿入すると共に該分草ガイド杆(5b)の下端部を分草板(5a)の上端部に回動自在に装着して該分草ガイド杆(5b)で分草板(5a)を吊り下げ状態に保持する構成とし、前記分草パイプ(5c)の外周の上側部で前記支持板(5d)と取付板(5f)との間の部位に覆板(29)を設け、分草板(5a)と分草パイプ(5c)を上方後部へ移動させると該分草板(5a)と分草パイプ(5c)とが略垂直姿勢となり引起装置(8a)の引起ラグ(8h)の回転軌跡の下部の前側が覆板(29)で覆われる構成としたことを特徴とするコンバイン。
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