JP2004248582A - コンバインの穀粒伸縮排出装置 - Google Patents

コンバインの穀粒伸縮排出装置 Download PDF

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JP2004248582A JP2003042538A JP2003042538A JP2004248582A JP 2004248582 A JP2004248582 A JP 2004248582A JP 2003042538 A JP2003042538 A JP 2003042538A JP 2003042538 A JP2003042538 A JP 2003042538A JP 2004248582 A JP2004248582 A JP 2004248582A
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Shigeyoshi Tateya
重好 建矢
Kazuo Yagi
和雄 八木
Seiki Ishioka
聖基 石岡
Shizuo Niimi
静男 新見
Masatoshi Kanda
政利 神田
Hidekazu Imamura
英一 今村
Isao Nomoto
勲 野本
Takeshi Kato
武史 加藤
Jiro Yamamoto
次郎 山本
Hiroshi Ikeda
博 池田
Masakazu Yamamoto
征和 山本
Kiyoshi Yoneda
清 米田
Isao Kobayashi
功 小林
Hironori Sakamoto
広範 坂元
Kazumasa Yamada
和正 山田
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】穀粒を固定用移送筒と、この固定用移送筒の外周部へ挿入した移動用移送筒とにより、機外へ排出中に移動用移送筒を収縮操作すると、移動用移送筒内の穀粒は押しつぶされて、損傷粒が発生することがあった。
【解決手段】穀粒貯留タンク4内の穀粒を移送排出する固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒8の外周部へ挿入して、伸縮自在な前・後・中移動移送螺旋11,10,12を軸支内装した移動用移送筒13と、排出筒とを設けると共に、移動用移送筒13には、穀粒を排出する穀粒排出口13aと、排出シャッタ13bとを設け、又、この穀粒排出口13aと、穀粒貯留タンク4とは、接続具4bで接続させた構成である。更に穀粒貯留タンク4は、移動用移送筒13側へ設けた構成である。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、穀粒貯留タンク内の穀粒を移送排出する固定移送螺旋を軸支内装した固定用移送筒8の外周部へ挿入して、伸縮自在な前・後・中移動移送螺旋を軸支内装した移動用移送筒と、排出筒とを設けると共に、移動用移送筒には、穀粒を排出する穀粒排出口に排出シャッタを設け、この穀粒排出口と、穀粒貯留タンクとは、接続具を設けて接続した技術であり、コンバインの穀粒伸縮排出装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コンバインで立毛穀稈の刈取り収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を走行させて、このコンバインの前部に設けた刈取機で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送されて、脱穀機へ供給され、この脱穀機内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は、この脱穀機の横側へ設けた穀粒貯留タンク内へ脱穀機から供給されて、一時貯留される。
【0003】
前記穀粒貯留タンク内へ貯留された穀粒を、機外へ排出する排出作業は、下述の如く行われる構成である。
特に、実開平6−15438号公報の如く、例えば、前記穀粒貯留タンク内へ貯留した穀粒を機外へ排出するときは、この穀粒貯留タンク内からこの穀粒貯留タンクと接続した縦移送筒へ軸支内装した縦移送螺旋で揚送されて、排出オーガ内へ供給される。この排出作業を開始する前段で、この排出オーガの固定排出オーガの外筒の外周上側部へ設けたモータを正回転、又は逆回転始動操作して、このモータと、可動排出オーガの外筒の外周上側部に設けたステイド金具とを接続したスライドネジを正回転、又は逆回転駆動させて、固定排出オーガを、軸支内装した外筒の外周部へ挿入した、可動排出オーガの外筒と、この外筒へ軸支内装したスパイラ軸のバネスパイラとを、所定位置へ伸張、又は収縮操作する。
【0004】
揚送された穀粒は、前記固定排出オーガを軸支した外筒へ供給されて、この固定排出オーガで移送されて、可動排出オーガを軸支内装した外筒へ供給され、この可動排出オーガで移送されて、移送終端部の排穀口から機外へ排出される。
前記可動排出オーガを軸支内装した外筒には、穀粒を排出する穀粒排出口と、穀粒排出シャッタ等とは、設けられていない構成であった。
【0005】
【特許文献1】
実開平6−15438号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
穀粒排出オーガの固定排出オーガを軸支内装した外筒の外周部へ収縮自在に挿入した可動排出オーガを軸支内装した外筒を設け、この外筒と、可動排出オーガとを、所定の伸張位置へ伸張操作して、穀粒を排出作業中に、この外筒と、可動排出オーガとを所定の収縮位置へ収縮操作したときには、この可動排出オーガを軸支内装した外筒内の穀粒は、圧縮されて押しつぶされ、損傷粒が発生したり、又、この押しつぶされた穀粒により、穀粒の詰りが発生したり、更に穀粒の回収率が低下すること等が発生することがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、穀粒貯留タンク4内の穀粒を移送排出する固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒8と、該固定用移送筒8の外周部へ挿入して長手方向へ伸縮装置14で移動自在な移動用移送筒13と、先端部の排穀口35bを有する排出筒35とには、伸縮自在に軸支内装した移動螺旋軸9の前後端部へ軸支した前・後移動移送螺旋11,10と、中間部へ伸縮自在に軸支した複数の中移動移送螺旋12等とを設けたコンバインにおいて、前記移動用移送筒13には、穀粒を排出する穀粒排出口13aと、排出シャッタ13bとを設けると共に、穀粒排出口13aと、穀粒貯留タンク4とは、接続具4bを設けて接続したことを特徴とするコンバインの穀粒伸縮排出装置としたものである。
【0008】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を走行させて、このコンバインの前部に設けた刈取機で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送されて、脱穀機へ供給され、この脱穀機内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は、この脱穀機の横側へ設けた穀粒貯留タンク4内へ脱穀機から供給されて、一時貯留される。
【0009】
前記穀粒貯留タンク4内へ貯留した穀粒を機外へ排出するときは、この穀粒貯留タンク4内から、この穀粒貯留タンク4と接続した縦移送筒内へ移送供給され、この縦移送筒へ軸支内装した縦移送螺旋で揚送されて、穀粒伸縮排出装置内へ供給される。この排出作業開始する前段で、この穀粒伸縮排出装置の固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒7の外周部の上側と、この固定用移送筒7の外周部へ伸縮自在に挿入して設けた。移動用移送筒13と、先端部の排出筒35とへ軸支内装した移動螺旋軸9へ軸支した前後両端部の前・後移動移送螺旋11,10と、中間部の複数の伸縮自在の中移動移送螺旋12とを軸支して設けた、移動用移送筒13の外周部の上側とには、伸縮装置14を設け、この伸縮装置14の移動用モータを正回転、又は逆回転始動操作して、移動用移送筒13と、移動螺旋軸9と、複数の中移動移送螺旋12とを、所定位置へ伸張、又は収縮操作する。
【0010】
揚送された穀粒は、前記固定用移送筒8内へ供給され、この固定用移送筒8へ軸支内装した固定移送螺旋7で移送されて、移動用移送筒13内へ供給され、この移動用移送筒13と、排出筒35とへ軸支内装した移動螺旋軸9へ軸支した後・前移動移送螺旋10,11と、中間部の各中移動移送螺旋12とで移送されて、移送終端部の排出筒35の排穀口35bから穀粒は、機外へ排出される。
【0011】
又、穀粒排出作業中に、前記穀粒伸縮排出装置の移動用移送筒13と、移動螺旋軸9と、各中移動移送螺旋12とを、所定の伸張位置から、所定の収縮位置へ操作するときは、この操作と同時に、移動用移送筒13に設けた穀粒排出口13aの排出シャッタ13bを開操作して、この移動用移送筒13内の穀粒を、穀粒排出口13aからこの穀粒排出口13aと、穀粒貯留タンク4とを接続させるべく設けた接続具4bを経て、穀粒貯留タンク4内へ穀粒を還元させた後に、排出シャッタ13bを閉操作して、再度穀粒排出作業を開始すると、収縮操作により、所定の収縮排出位置にある排出筒35の排穀口35bから、穀粒は機外へ排出される。
【0012】
請求項2に記載の発明においては、前記移動用移送筒13側へ穀粒貯留タンク4を位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒伸縮排出装置としたものである。
穀粒排出作業中に、前記穀粒伸縮排出装置の移動用移送筒13と、移動螺旋軸9と、各中移動移送螺旋12とを、所定の伸張位置から所定の収縮位置へ収縮操作したときは、この操作と同時に、移動用移送筒13に設けた穀粒排出口13aの排出シャッタ13bを開操作して、この移動用移送筒13内の穀粒は、穀粒排出口13aからこの穀粒排出口13aと、移動用移送筒13側へ位置させて設けた穀粒貯留タンク4とを接続させるべく設けた接続具4bを経て、穀粒貯留タンク4内へ穀粒を還元させた後に、排出シャッタ13bを閉操作して、再度穀粒排出作業を開始すると、収縮操作により、所定の収縮排出位置にある排出筒35の排穀口35bから、穀粒は機外へ排出される。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、穀粒貯留タンク4内の穀粒を機外へ排出する穀粒伸縮排出装置の固定用移送筒8の外周部へ伸縮自在に挿入した移動用移送筒13の外周部には、穀粒を排出する穀粒排出口13aを設けると共に、排出シャッタ13bを設け、この穀粒排出口13aと、穀粒貯留タンク4とは、接続具4bで接続したことにより、移動用移送筒13を伸張排出位置から収縮排出位置へ収縮操作するときは、排出シャッタ13bを開操作して、移動用移送筒13内の穀粒を穀粒排出口13aから接続具4bを介して、穀粒貯留タンク4内へ還元させることにより、移動用移送筒13内の穀粒は、押しつぶされて損傷粒になることがなくなる。又、穀粒の回収率の向上を図ることができる。更に穀粒が押しつぶされることがなくなり、このために、この移動用移送筒13内で穀粒の詰りを防止することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明においては、前記穀粒貯留タンク4は、移動用移送筒13側へ位置させて設けたことにより、この移動用移送筒13内の穀粒を容易に回収することができる。又、回収する構成が簡単である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2上側面へ載置した穀稈を脱穀する脱穀機3の右横側で、走行車台2の上側面へ載置した穀粒貯留タンク4へ一時貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク4の後側には、縦移送螺旋6aを軸支内装した縦移送筒6を略垂直状態に設け、この縦移送筒6上端部には、穀粒伸縮排出装置5の固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒8と、伸縮装置14で伸縮移動自在な移動用移送筒13と、先端に排出筒35とを設けて、固定用移送筒8の外周部へ伸縮自在に挿入すると共に、これら移動用移送筒13と、排出筒35とには、移動螺旋軸9を軸支内装し、この移動螺旋軸9の前後両側には、前・後移動移送螺旋11,10と、中間部には、複数の中移動移送螺旋12とを軸支した構成である。移動用移送筒13の外周部には、穀粒を排出する穀粒排出口13aと、排出シャッタ13bとを設け、この穀粒排出口13aと、穀粒貯留タンク4とは、接続具4bで接続した構成である。穀粒貯留タンク4と、穀粒伸縮排出装置5とを主に図示して説明する。
【0016】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図15で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ15aを張設した走行装置15を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機3を載置した構成である。走行車台2の前側の刈取機16で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈はこの刈取機16で後方上部へ移送され、脱穀機3のフィードチエン3aと挟持杆3bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済みの穀粒は、脱穀機3の右横側に配設して、底部にタンク移送螺旋4aを前後方向に軸支した穀粒貯留タンク4内へ一時貯留される構成である。タンク移送螺旋4aは、後述する縦移送筒6内へ穀粒貯留タンク4内の穀粒を移送供給する構成である。
【0017】
前記走行車台2の前側には、図15で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド17a、及び分草体17bと、立毛穀稈を引起す引起装置18aと、引起された穀稈を掻込み移送する穀稈掻込移送装置19の掻込装置19aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置18bと、刈取り穀稈を挟持移送して、脱穀機3のフィードチエン3aと挟持杆3bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置19の根元・穂先移送装置19b・19c等からなる刈取機16を設けている。該刈取機16は、油圧駆動による伸縮シリンダ16aにより、土壌面に対して昇降自在に移動させる構成である。
【0018】
前記刈取機16の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16cの上端部には、左右方向に支持パイプ杆16dを設け、この支持パイプ杆16dを走行車台2の上側面に設けた支持装置16eで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ16aの作動により、刈取機16は支持パイプ杆16dを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0019】
前記穀粒貯留タンク4側の前部には、図15で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置20aと、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席20bとは、操作室ケース20dで形成した操作室20e内へ設け、この操縦席20bの下側で、走行車台2の上側面には、エンジン20cを載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク4を配設する。これら走行装置15と、刈取機16と、脱穀機3と、エンジン20c等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0020】
前記刈取機16の穀稈掻込移送装置19によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機3へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ16bを設けた構成である。
前記走行車台2の前端部に装架された走行用のミッションケース21a内の伝動機構21bの伝動経路中には、その出力回転数に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ21cを設けた構成である。
【0021】
前記穀粒貯留タンク4内の底部には、貯留穀粒を後方部へ移送するタンク移送螺旋4aを前後方向に設けると共に、穀粒貯留タンク4の後側板の外側面には、移送筒4cを設け、この移送筒4cの後側には、継手ケース6bを設けた構成である。穀粒貯留タンク4内の穀粒は、後方へ移送されて移送筒4cから継手ケース6b内へ供給され、この継手ケース6bを介して方向変換する縦移送螺旋6aを軸支内装した縦移送筒6を略垂直姿勢で回動可能に、継手ケース6bの上側で穀粒貯留タンク4の後方部に設けた構成であり、継ぎ手ケース6b内へ供給された穀粒は、縦移送筒6の縦移送螺旋6aで揚送されて、穀粒伸縮排出装置5内へ供給される構成である。
【0022】
前記縦移送筒6の上端部には、上端部を支点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘り伸縮自在、上下回動自在、旋回自在で穀粒を機外へ排出する穀粒伸縮排出装置5を設けた構成である。
前記操作装置20aの表面板20fの外側面には、図13で示す如く穀粒伸縮排出装置5を主として操作する各種スイッチ、及び各種操作レバー等を図示して説明する。この穀粒伸縮排出装置5を上下回動、及び左右旋回操作するオーガレバー22aと、エンジン20cの動力をこの穀粒伸縮排出装置5へ伝達する籾排出レバー22bとを設け、この籾排出レバー22bを排出位置へ操作すると、穀粒貯留タンク4内の穀粒を機外へ排出できる構成である。
【0023】
又、前記穀粒伸縮排出装置5等を停止させるときに操作するON−OFFスイッチ方式の停止スイッチ23aと、旋回させるときに操作するON−OFFスイッチ方式の旋回スイッチ23bと、ON−OFFスイッチ方式のランプスイッチ23cと、後述詳細説明する移動用移送筒13を伸張、又は収縮させるときに操作するON−OFF方式で切換方式の伸縮スイッチ23dと、後述詳細説明するON−OFF方式で切換方式のシャッタスイッチ23e等とを設けた構成である。
【0024】
前記オーガレバー22aの横側近傍には、穀粒伸縮排出装置5の移動用移送筒13と、固定用移送筒8との重合部を受けて保持する保持装置24を設け、この保持装置24は主柱24aの上端部に逆山形状の受板24bを固着して設けた構成である。
【0025】
前記保持装置24には、図15で示す如く移動用移送筒13の最収縮位置を検出するON−OFFスイッチ方式の収納センサ25を設け、この移動用移送筒13の最収縮状態を規制する構成である。
前記操作装置20aの制御装置26には、図14で示す如く各種レバー22a,22bと、各種スイッチ23a,23b,23c,23d,23eの操作と、収納センサ25の検出等が入力回路26aからCPU26bへ入力される構成である。これらの入力に基づいて、該CPU26bから出力回路26cを経て、穀粒貯留タンク4内のタンク移送螺旋4aと、縦移送筒6内の縦移送螺旋6aと、穀粒伸縮排出装置5の固定移送螺旋7と、移動螺旋軸9へ軸支した前・後移動移送螺旋11,10、及び各中間部の中移動移送螺旋12等を回転駆動する。又、移動用モータ28の正・逆回転により、移動用移送筒13、及び移動螺旋軸9を伸縮制御する構成であり、更にシャッタモータ13cの正・逆回転により、後述する移動用移送筒13に設けた排出シャッタ13bを開閉制御する構成であり、作業灯29を点灯する構成である。
【0026】
前記穀粒伸縮排出装置5は、図1〜図12、及び図15で示す如く継手メタル30と、引継メタル33とで装着した固定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外周部(ロ)へ挿入して、伸縮自在な移動用移送筒13と、この移動用移送筒13を伸縮移動させる収縮装置14と、移動用移送筒13の最収縮位置を検出する収納センサ25等よりなる構成である。
【0027】
前記固定用移送筒8は、図4で示す如く固定移送螺旋7を軸支内装して設け、この固定移送螺旋7は固定螺旋軸31の外周部に固定螺旋プレート31aを固着して設けた構成である。固定螺旋軸31の内径部は丸形状の挿入孔31bを形成し、又、この固定螺旋軸31の移送終端部の内径の挿入孔31b部には、この挿入孔31bより小径で後逑する移動螺旋軸9の外周部(イ)を軸支する六角形状の挿入孔32aを内径部に設けた補助軸32を固着して設けた構成である。
【0028】
前記固定用移送筒8の外周部(ロ)の移送終端部は、図4、及び図5で示す如く継手メタル30の外ボス30aの内径部へ挿入して固着して設け、又、この継手メタル30の内ボス30bの内径部に設けたベアリング30cの内径部には、補助軸32の外径部を挿入して軸支した構成である。固定螺旋軸31の移送始端の軸端部に設けた後支持軸31cは、縦移送筒6の上端部に設けた引継メタル33に内装した受メタル33aへ挿入して軸支した構成である。
【0029】
前記継手メタル30の外ボス30aは、図4で示す如く円形状に形成し、この外ボス30aの外径部と、固定用移送筒8の外周部(ロ)の移送始端部から所定距離位置に固着して設けた筒形状の外メタル34の外周部とを移動用移送筒13の内径部は、詳細を後逑する伸縮装置14により、前後に摺動移動自在な構成である。
【0030】
前記移動用移送筒13内には、図1〜図12で示す如く外径形状が六角形状で内径が中空形状、又は充実形状の移動螺旋軸9を軸支内装して設け、この移動螺旋軸9の移送始端側の軸端部には、外周部が六角形状の受ブッシュ9aを挿入して固着した構成である。
【0031】
前記移動螺旋軸9の先端部に設けた前支持軸9bは、移動用移送筒13の前端部に装着した排出筒35の後側板35eの内側面に設けた支持メタル35aへ挿入して軸支した構成であり、中間部は補助軸32の挿入孔32aで軸支すると共に、後側の軸端部は、この軸端部に設けた受ブッシュ9aの外周部を固定螺旋軸31の挿入孔31bで軸支した構成である。この移動螺旋軸9は、伸縮装置14により、前後に摺動移動自在な構成である。
【0032】
前記移動用移送筒13に内装した移動螺旋軸9の移送始端部と、移送終端の近傍部とに軸支した前・後移動移送螺旋11,10と、これら前・後移動移送螺旋11,10との間で、移動螺旋軸9に軸支した複数個の各中移動移送螺旋12とを内装して設けた構成である。この各中移動移送螺旋12は伸縮自在な構成である。
【0033】
移送始端部の前記後移動移送螺旋10は、図4、及び図10〜図12で示す如く補助軸32の前部側へ挿入して軸支した構成であり、金属製のこの後移動移送螺旋10は内径形状が丸形状で、外径形状も丸円形状の後固定ボス36の外周部には、帯状で一端部側が一方側へ突出する結合部36bを設けると共に、この結合部36b側を外側へ突出させた支持板36aを固着して設け、これら支持板36aと後固定ボス36とには、所定長さの移送螺旋プレート36cを固着して設けた構成である。後移動移送螺旋10の後固定ボス36を補助軸32へボルト36d、又は、頭なしで溝付ネジ36d等により、この補助軸32の前部側へ締付けて固定した構成である。移動螺旋軸9と、前移動移送螺旋11と、中間部の各中移動移送螺旋12とは、前後へ移動自在な構成である。
【0034】
移送終端部の金属製の前記前移動移送螺旋11は、図4、及び図10〜図12で示す如く内径形状が六角形状で外径形状が円形状の前固定ボス37の外周部には、帯状で一端部側が一方側へ突出する結合部37bを設けると共に、この結合部37b側を外側へ突出させた支持板37aを固着して設け、これら支持板37aと前固定ボス37とには、所定長さの移送螺旋プレート37cを固着して設けた構成である。前移動移送螺旋11の前固定ボス37を移動螺旋軸9で軸支してボルト37d、又は頭なしで溝付ネジ37d等により、この移動螺旋軸9へ締付けて固定した構成である。
【0035】
移送始端部と移送終端部とに設けた後・前移動移送螺旋10,11間に複数個設ける中移動移送螺旋12は、図3、及び図6〜図9で示す如く耐摩耗性の高い樹脂材等よって、形成してなる内径形状が六角形状で、外径が円形状の中移動ボス38の外周部には、所定長さの移送螺旋プレート38aを、この中移動ボス38の左右両側に略同じ長さを突出させて設けて、一体に形成した構成である。この移送螺旋プレート38aの前後両端部には、結合部38b,38cを設け、これら各結合部38b,38cの結合位置は略360度毎に位置すべく設けると共に、これら各中間移動移送螺旋12の各移送螺旋プレート38aの各結合部38b,38cは、隣持する各移送螺旋プレート38の各結合部38d,38cと互いに結合した構成であり、又、この各移送螺旋プレート38a同士が重合状態で伸縮移動すべく移動螺旋軸9へ挿入して軸支した構成である。中移動ボス38の左右両側に設けた径大ボス38d,38d部には、この各径大ボス38d内の穀粒を落下させさせて抜取りする穀粒抜孔38h,38hを設けた構成である。
【0036】
前記各中移動移送螺旋12は、図8、及び図9で示す如く耐摩耗性にすぐれると共に、耐久性にすぐれた樹脂材で一体に形成した構成である。
前記中移動移送螺旋12の伸張時は、移送始端部側で後端部の中移動移送螺旋12の後側の結合部38cと、移送始端部の後移動移送螺旋10の支持板36aの結合部36bとが結合する構成である。移送終端部側で、前端部の中移動移送螺旋12の前側の結合部38bと、移送終端部の前移動移送螺旋11の支持板37aの結合部37bとが結合する構成であると共に、中間部の各中移動移送螺旋12は、互に前後の結合部38b,38cが結合する構成である。又、収縮時は各中移動移送螺旋12の各中移動ボス38と、後移動移送螺旋10の後固定ボス36、及び前移動移送螺旋11の前固定ボス37とが、互に当接するまで収縮する構成であると共に、各中部の各中移動移送螺旋12の各中移動ボス38は、互に当接するまで収縮する構成である。
【0037】
前記各中移動移送螺旋12を樹脂材で形成したことにより、金属製では構成上実現が困難であった。略360度位置で結合部38b,38cを結合させることができると共に、伸縮移動のときに、これら各中移動移送螺旋12に掛る摺動抵抗が斜めに加わることがなくなり、このために、移動用移送筒13と、移動螺旋軸9と、各中移動移送螺旋12とは、スムーズに伸縮移動する構成である。前・後移動移送螺旋11、10の結合部36b,37bと、各中移動移送螺旋12の結合部38b,38cとは、前後方向に略直線上に位置させて設けて、結合させた構成である。
【0038】
前記移動用移送筒13の前側の排出筒35は、図2、及び図3で示す如く後側板35cと、前側板35dと、左右両側の横側板35eとにより、箱形状に形成し、この箱体の下部には、穀粒を排出する排穀口35bを設けた構成である。又、前記排出筒35の前端部の上側には、図2で示す如く作業灯29を設けた構成である。
【0039】
前記縦移送筒6から固定用移送筒8内へ供給された穀粒は、固定移送螺旋7、後移動移送螺旋10、各中移動移送螺旋12、及び前移動移送螺旋11で順次移送され、排出筒35の排殻口35bから機外へ排出される構成である。
前記移動用移送筒13の外周部で略真下部の前後方向所定位置には、図1,及び図2で示す如くこの移動用移送筒13内の穀粒を排出する穀粒排出口13aを設けると共に、排出シャッタ13bを設けた構成である。移動用移送筒13を所定の伸張位置から所定の収縮位置へ摺動移動させる時には、操作装置20に設けた、伸縮スイッチ23dを収縮側へ「入」操作すると共に、シャッタスイッチ23eを開側へ「入」操作する構成である。
【0040】
前記移動用移送筒13に設けた排出シャッタ13aの開閉構成は、図1、及び図2で示す如くこの移動用移送筒13には、シャッタモータ13cを設け、このシャッタモータ13cのモータ軸13eには、ピニオンギャー27aを軸支して設けた構成である。又、移動用移送筒13の穀粒排出口13a部には、左右両側に支持板13fを固着して設け、この各支持板13fににより、移動用移送筒13の穀粒排出口13aの外側部に設けた排出シャッタ13bを開閉自在に支持した構成である。この排出シャッタ13bの上部の折曲部には、ラックギャー27bを装着して設け、このラックギャー27bと、シャッタモータ13cのピニオンギャー27とは、噛合した構成である。
【0041】
前記シャッタモータ13cの正逆回転駆動により、ピニオンギャー27a、及びラックギャー27bを介して、排出シャッタ13bは開状態、又は閉状態に摺動移動する構成であり、伸縮スイッチ23dを収縮側へ「ON」操作と、シャッタスイッチ23eを開側へ「ON」操作とにより、シャッタモータ13cは、逆回転されて、ピニオンギャー27aと、ラックギャー27bとを介して、排出シャッタ13bは開制御される構成である。これにより、移動用移送筒13を所定伸張位置から所定の収縮位置へ操作したときには、この移動用移送筒13の排出シャッタ13bが開状態になり、移動用移送筒13内の穀粒は、穀粒排出口13aからこの穀粒排出口13aの漏斗4eと、穀粒貯留タンク4の上端部との間に設けた伸縮自在なパイプ材等よりなる接続具4b内を流下して、穀粒貯留タンク4内へ供給還元される構成である。
【0042】
又、前記伸縮スイッチ23dを伸張側へ「ON」操作と、シャッタスイッチ23eを閉側へ「ON」操作とにより、シャッタモータ13cは正回転されて、ピニオンギャー27aと、ラックギャー27bとを介して、排出シャッタ13bは閉制御される構成である。これにより、移動用移送筒13内へ供給された穀粒は、この移動用移送筒13へ内装した後・中・前移動移送螺旋10,12,11で移送されて、移動用移送筒13の先端部に設けた排出筒35の排穀口35bより、機外へ排出される構成である。
【0043】
前記移動用移送筒13には、穀粒排出口13aと、排出シャッタ13bとを設けたことにより、移動用移送筒13を所定の伸張位置から、所定の収縮位置へ収縮操作を行うときは、排出シャッタ13bを開操作することにより、移動用移送筒13内の穀粒は、穀粒排出口13aから接続具13d等を経て、穀粒貯留タンク4内へ供給還元されることにより、移動用移送筒13内の穀粒は、押しつぶされて損傷粒になることがなくなる。又、穀粒の回収率の向上を図ることができる。更に穀粒が押しつぶされることがなくなり、このために、この移動用移送筒13内で穀粒の詰りを防止することができる。
【0044】
前記穀粒貯留タンク4は、図1で示す如く移動用移送筒13側へ位置させて設置した構成である。
前記移動用移送筒13側へ穀粒貯留タンク4を位置させて設置したことにより、移動用移送筒13内の穀粒を容易に回収することができる。又、回収する構成が簡単である。
【0045】
前記移動用移送筒13の移送始端部で外周部には、図2で示す如く中心部にネジ孔を設けた移動用支持メタル41を設けると共に、移送始端部で外周部の3個所には、図4、及び図5で示す如くローラ装置42を設け、このローラ装置42はローラメタル42aに設けた支持板42bには、回転自在にローラ42cを軸支した構成である。この各ローラ42cの外周部は、固定用移送筒8の外周部(ロ)へ当接状態に設けた構成であり、移動用移送筒13の前後摺動移動により、この各ローラ42cの外周部は、固定用移送筒8の外周部(ロ)へ接触して回転自在に前後へ移動する構成である。
【0046】
前記伸縮装置14は、図2で示す如く引継メタル33の前端部には、逆L字形状の支持板39を設け、この支持板39の基部側に移動用モータ28を設けると共に、先端部には、受メタル40を設けた構成である。移動用モータ28には、外径部に螺旋ネジ43aを設けた移送軸43を設け、この移送軸43は移動用移送筒13の外周部に設けた移動用支持メタル41へ螺挿入すると共に、先端部は受メタル40で軸支した構成である。44は円形状の安全カバーである。
【0047】
前記穀粒伸縮排出装置5の移動用移送筒13が所定伸張位置、又は最伸張位置から最収縮位置の手前までの間の伸張状態にあるときに、最収縮位置へ操作して、保持装置24の受板24bで保持状態にするときには、旋回スイッチ23b、及びオーガレバー22aを操作して所定位置(元の位置)へ旋回させると共に、伸縮スイッチ23dを収縮側へ操作することにより、制御装置26により、移動用モータ28が逆回転始動制御され、伸縮装置14が逆回転作動され、移動用移送筒13は収縮側へ移動制御される構成である。
【0048】
又、前記伸縮スイッチ23dを伸張側へ操作することにより、制御装置26により、移動用モータ28が正回転始動制御され、伸縮装置14が正回転作動され、移動用移送筒13は伸張側へ移動制御される構成である。
前記移動用移送筒13が重合状態で、収縮側の所定位置まで移動制御されると、この移動用移送筒13の外周部に突出させて設けた検出具13dが、保持装置24の受板24b部に設けた収納センサ25へ接触して、この収納センサ25がON状態となる。このON状態に基づいて、制御装置26により、移動用モータ28が停止制御されて、伸縮装置14が停止される。この停止により、移動用移送筒13が所定の最収縮位置で停止制御される構成である。この最収縮位置は移動用移送筒13が固定用移送筒8へ完全に重合状態になる手前で停止される構成である。
【0049】
前記移動用移送筒13の円周部の3箇所に設けたローラ装置42のローラ42cが当接する固定用移送筒8には、図4、及び図5で示す如く移動用移送筒13が最伸張時のローラ装置42のローラ42cが位置する近傍部の外周部(ロ)の3箇所へ軸方向に、所定長さの補強部材8aを固着して設け、この固定用移送筒8の外周部は、移動用移送筒13が最伸張時に振れることにより、各ローラ装置42のローラ42cで叩かれて変形することが発生するが、この変形を防止するために、この各補強部材8aを固着して設けた構成である。
【0050】
前記補強部材8aを固定用移送筒8の外周部の3箇所へ軸方向に設けたことにより、この固定用移送筒8の補強ができると共に、移動用移送筒13の振れを防止した構成である。
前記移動用移送筒13の外周部の上側で所定位置には、図16で示す如く穀粒逃口45を設け、この穀粒逃口45の上側には、箱形状に形成した穀粒溜箱45aを設けた構成である。移動用移送筒13を所定の伸張位置から、所定の収縮位置へ収縮操作を行うときには、移動用移送筒13の穀粒逃口45の上側に設けたシャッタ45bを開操作する構成である。
【0051】
前記シャッタ45bを開状態に操作して、移動用移送筒13を所定の伸張位置から所定の収縮位置へ収縮操作すると、この移動用移送筒13内の穀粒は、固定用移送筒8内へ移送され、満量状態になると、この穀粒は穀粒逃口45から穀粒溜箱45a内へ供給される構成である。
【0052】
これにより、前記移動用移送筒13には、穀粒逃口45と、穀粒溜箱45aと、シャッタ45bとを設けたことにより、伸張位置から収縮位置へ収縮操作したときであっても、穀粒は穀粒溜箱45a内へ逃げることにより、穀粒は押しつぶされて、損傷粒が発生することがない。
【0053】
前記穀粒貯留タンク4は、図17,及び図18で示す如く螺旋底46a内には、前後方向にタンク移送螺旋4aを回転自在に軸支して設けると共に、上側には、山形状の螺旋カバー46bを設けた構成である。この螺旋カバー46bの一方側面には、前後方向に所定間隔で所定の大きさの長孔46cと、調節用長孔46dとを設けると共に、この螺旋カバー46bの各長孔46c部の下側には、調節板47aと、調節軸47bと、調節ハンドル47cとよりなる調節具47を設けた構成である。調節ハンドル47cを穀粒貯留タンク4の外側部より、調節操作する構成である。調節具47の調節板47aには、螺旋カバー46bの各長孔46cと、略同じ形状の長孔47dを同じ個数設けた構成である。この調節板47aは、螺旋カバー46bの下側でこの螺旋カバー46bの調節用長孔46d部へ摺動自在に装着した構成である。
【0054】
前記穀粒貯留タンク4内へ供給されて貯留された穀粒の水分値が標準の水分値以下のときには、調節具47を調節操作し、螺旋カバー46bの各長孔46cと、調節具47の調節板47aの各長孔47dとは、重合させてこの各長孔46c,47dより、穀粒を漏下させて、螺旋底46a部へ供給させる。又、穀粒の水分値が高水分値のときは、調節具47を摺動移動調節して、螺旋カバー47bの各長孔46cを、調節具47の調節板47aで塞ぐ状態に操作して、螺旋カバー46bの両側面を流下して、両下端部より、螺旋底46a部へ供給される構成である。
【0055】
前記螺旋カバー46aの左右両側の下端部と、螺旋底46aとの間の隙間は、高水分値でも詰りが発生しない構成としている。
これにより、前記調節具47は、穀粒貯留タンク4の外側部より、工具等を必要とすることなく、調節ができて、便利であると共に、調節が簡単である。
【0056】
前記穀粒貯留タンク4は、図25で示す如く前方の操縦席20b側へ大きく突出させると共に、操縦席20bの座席20hの横側へも大きく突出させる突出部4dを設けて、容量のアップを図った構成である。
これにより、前記穀粒貯留タンク4は、前部、及び横部へ大きく突出する突出部4dを設けたことにより、大巾な容量アップを図ることができる。
【0057】
脱穀機48は、図19、及び図20で示す如く前部には、穀稈を挟持する挟持ベルト48a,48aを上下に設けると共に、ローター48bを回転自在に設け、このローター48bの上側には、網材よりなる脱穀網48cを張設して設け、ローター48bで上方へ持ち上げられる穀稈は、脱穀網48cへ押し付けられることにより、穀稈と、この脱穀網48cとの双方に直角な方向に、互いに相対速度をもたせて、衝突させて脱穀する構成である。又、図21,及び図22は、脱穀網48c,48cを高速揺動による脱穀する構成である。
【0058】
図23は、脱粒のメカニズムであり、図24は、穂首と、脱穀網48cの衝突による脱粒である。
これにより、穀稈の穀粒の付け根部分(枝梗部)に曲り荷重が生じるために、曲りにより、この部分より容易に穀粒が分離されて、単粒化することができる。
【0059】
前記コンバイン1の走行方向を変更操作する方向制御レバー22cには、図26で示す如くこの方向制御レバー22cのグリップ22d部には、取付板22eを設け、この取付板22eには、各種の表示を行うモニター部22fを設けた構成である。
【0060】
これにより、前記方向制御レバー22cには、各種の表示を行うモニター部22fを設けたことにより、方向制御レバー22cの動きに合わせて、表示が行えることにより、操作性の向上、及び安全性の向上を図ることができる。
前記方向制御レバー22cは、図27〜図30で示す如く腕乗台49aと一体に形成して、門形状に設けたハンドル49bへ左右移動自在に設けた構成であり、これらは締付具49cで所定位置へ固定する構成である。又、配線49dは、左右へ移動可能に余裕を設けた構成である。50dは油圧式無断変速レバーである。
【0061】
図27、及び図28は、身長の高い作業者が操作する位置であり、又、図29、及び図30は、身長の低い作業者が操作する位置である。
これにより、前記方向制御レバー22cと、腕乗台49aとは、一体で左右移動自在に設け、運転作業者の身長により、調節操作ができることにより、操作性が向上する。
【0062】
左右ハンドル50a,50bとに分割し、これらハンドル間には、図31、及び図32で示す如く所定の隙間を設けると共に、右ハンドル50bの先端面には、十字用スティック50cを設け、この十字用スティック50cの左右への倒し操作により、コンバイン1を左旋回、又は右旋回させる構成である。更に上下への倒し作業により、刈取機16を上方へ回動移動、又は下方へ回動移動させる構成である。
【0063】
前記十字スティック50cは、図32で示す如く親指で操作する構成である。
これにより、右側のハンドル50bを肥持した状態で、親指により、コンバイン1の走行方向の制御操作と、刈取機16の上下制御操作とを行うことにより、誤操作の防止ができると共に、右手を休ませながら操作ができることにより、作業者の負担が軽くなり、又、快適な収穫作業ができる。
【0064】
前記ハンドル49bには、図33〜図35で示す如く操舵ボックス51を設け、この操舵ボックス51に内装した移動具51aは、ハンドル49bへ内装して、操舵ボックス51を左右移動自在な構成である。又、ハンドル49bの左右両側の下端部には、ガスダンパー51b,51bを設け、この各ガスダンパー51bにより、ハンドル49bを上下に移動自在な構成である。
【0065】
前記操舵ボックス51には、コンバイン1の走行方向を操作制御する方向制御レバー22cと、腕乗台49aとを設けた構成である。
これにより、前記方向制御レバー22cを上下方向、及び左右方向へ移動自在に設けたことにより、作業者の身長に対して最適位置を設定して、収穫作業を行うことができる。
【0066】
前記腕乗台49aは、図36で示す如く樹脂材等よりなる下乗台49eと、複数個のボルトを固着した金属材よりなる取付板49fと、樹脂材等よりなる上乗台49hとを、一体的に接着した構成である。
これにより、前記腕乗台49aの取付け、及び取り外しが容易である。又、強度アップを図ることができる。
【0067】
前記腕乗台49aは、図37で示す如く断面形状は、内部に空胴部を設けた樹脂材等よりなる上乗台49hと、複数個のボルトを固着した金属等よりなる取付板49fを空胴部へ内装して、一体に形成した構成である。
これにより、前記腕乗台49aの上乗台49hは、取付板49fの両端部で破損することを防止できる。又、取付け、取り外しが容易である。
【0068】
前記エンジン20cの右外側には、外気を吸入する吸気口52aに防塵網52bを張設したエンジンカバー52を設け、この防塵網52b内側には、図38〜図40で示す如くこの防塵網52bに付着した藁屑、及び塵埃を掻落しする回転自在に掻き落し装置53を設け、この掻込装置53は円形状の枠体53aと、外側に各掻落し板53bと、内側に支持板53cと、枠体53aの内側部に設けたギャー53d等よりなる構成である。このギャー53dと、回動モータ54に設けたギャー54aとは、噛合して、掻落し装置53を回転駆動する構成である。
【0069】
前記エンジンカバー52には、支持部52cを設けると共に、支持板52dを固着して設け、掻落し装置53の中心位置には、送風モータ55を設け、この送風モータ55のモータ軸55aにより、送風ファン55bを回転自在に軸支すると共に、掻落し装置53を軸支した構成である。送風ファン55bの回転駆動により、エンジンカバー52に付着した藁屑、及び塵埃等を外側へ吹き飛ばして除去する構成である。
【0070】
前記掻落し装置53のギャー53dの内径部の複数箇所には、支持ギャー53eを設けた構成である。又、回動モータ軸54のモータ軸54bには、ファン54cを回転自在に軸支した構成である。掻落し装置53の枠体53aは、複数個の固定具53fで支持した構成である。
【0071】
これにより、前記エンジンカバー52へ付着する藁屑、及び塵埃等を、掻落し装置53と、送風ファン55bとの両者で除去することにより、エンジン20cのオーバーヒートを防止することができる。又、エンジンカバー52の小型化が可能になる。
【0072】
前記掻落し装置53を支持する支持板53cと、エンジンカバー52の支持板52dとは、図41で示す如く内側へ傾斜する構成と、これらの回動中心部には、送風口56を設け、この送風口56と、送風ファン55bとは、接続パイプ56dで接続して設け、この送風ファン55bから発生する起風は、接続パイプ56dを経て、エンジンカバー52へ装着した防塵網52bへ吹き付けられ、この防塵網52bへ付着した藁屑、及び塵埃等を除去する構成である。
【0073】
これにより、前記エンジンカバー52の防塵網52bへ付着した藁屑、及び塵埃等は、送風ファン55bからの起風により、除去されることにより、エンジン20cのオーバーヒートを防止することができる。
前記エンジンカバー52の防塵網52bから、図42で示す如くエンジン20cのエンジンファン56aで吸入されて、ラジエータ56bを通過した外気風を集めて、ファン56cを回動駆動させて、発生した起風を接続パイプ56dを経て、エンジンカバー52の防塵網52b部へ送風し、防塵網52bへ付着する藁屑、及び塵埃等を除去する構成である。
【0074】
これにより、前記ファン56cを回転駆動用のモータが不要となり、低コストで付着する藁屑等の除去ができる。
折り畳み式の穀粒排出装置57は、図43で示す如く固定用移送筒58と、折り畳み移送筒59等よりなる構成であり、固定用移送筒58の移送始端部は、支持メタル60へ装着した構成であり、又、移送終端部には、開閉具57aを設けて、折り畳み移送筒59を折り畳み(開閉)自在に装着した構成である。
【0075】
前記固定移送筒58には、螺旋プレート58aを固着した固定螺旋軸58bを回転自在に軸支した構成である。又、折り畳み移送筒59には、螺旋プレート59aを固着した折り畳み螺旋軸59bを回転自在に軸支して設け、固定螺旋軸58bの移送終端の軸側面に設けた凹部と、折り畳み螺旋軸59bの移送始端の軸側面に設けた凸部とは、噛合してこの折り畳み螺旋軸59bが回転駆動する構成であり、開状態にすることにより、噛合が外れて回転駆動しない構成である。58dは固定螺旋軸58bの支持メタル58dである。
【0076】
前記固定螺旋軸58bの移送始端部の外周部には、スプライン溝58cを設けると共に、支持メタル60内へ軸支して設けた支持軸60aの一方側端部を挿入した構成である。又、この支持軸60aの一方側の外周部には、スプライン溝60bを設け、他方側の軸端部には、伝動用ギャー60cを軸支した構成である。
【0077】
前記固定螺旋軸58bのスプライン溝58cと、支持軸60のスプライン溝60bとの外周部には、弾発するスプリング60dと、移動自在なクラッチ60eとを設けた構成である。固定用移送筒58の下部には、プッシュロット61を前後方向へ摺動移動自在に軸支内装すると共に、このプッシュロット61の一方側端部(移送始端部)には、シフトフォーク61aを軸支して設け、このシフトフォーク61aの先端部は、クラッチ60eの溝60fへ挿入した構成である。
【0078】
前記固定移送筒58の移送終端部に設けた折り畳み移送筒59を穀粒を移送する状態に操作した時には、プッシュロット61は、この折り畳み移送筒59で押されて、後方へ摺動移動すると共に、この移動に伴って、シフトフォーク61aも摺動移動されて、クラッチ60eは、支持軸60aのスプランク60bと、固定螺旋軸58bのスプランク溝58cとの両者へ位置する状態へ摺動移動されて、支持軸60aの回転駆動は、固定螺旋軸58bを経て、折り畳み螺旋軸59bを回転駆動する構成である。これにより、穀粒は、固定移送筒58から折り畳み移送筒59へと移送される構成である。
【0079】
又、前記折り畳み移送筒59を穀粒が移送されない開状態に操作したときには、プッシュロット61はスプリング60d、クラッチ60eを介して、前方へ摺動移動され、これにより、このクラッチ60dは、支持軸60aのスプライン溝60bより、外れて、固定螺旋軸58bのスプライン溝58c部のみに位置する状態となり、この固定螺旋軸58bの回転駆動が停止されると共に、穀粒の移送ができない構成である。
【0080】
これにより、前記固定移送筒58の先端部の折り畳み自在な折り畳み移送筒59を開状態(収納状態)に操作することにより、固定螺旋軸58bのクラッチ60eは切り操作されることにより、固定螺旋軸58bと、螺旋プレート58aとの回転とは、停止されることにより、安全である。
【0081】
前記穀粒排出装置57は、図44、及び図45で示す如く固定移送筒58と、折り畳み移送筒59とよりなる構成であり、固定移送筒58の移送始端部は、支持メタル60へ装着した構成であり、又、移送終端部には、開閉具57aを設けて、折り畳み移送筒59を折り畳み(開閉)自在に装着した構成である。
【0082】
前記折り畳み移送筒59には、図44で示す如く螺旋プレート59aを外周部へ固着した折り畳み螺旋軸59を回転自在に軸支内装した構成である。
前記固定移送筒58には、図44、及び図45で示す如く螺旋プレート62aを外周部へ固着した固定螺旋軸62を回転自在に軸支内装した構成である。この固定螺旋軸62の移送始端部には、取付プレート62bを設けると共に、外周部に取付板62cを設け、この取付板62cへ螺旋プレート62aの移送始端部を固着した構成である。
【0083】
前記支持メタル60には、支持軸60aを軸支して設け、この支持軸60aの一方側端部には、伝動ギャー60cを軸支して設けると共に、他方側軸端部には、クラッチ爪60hを形成した構成である。
前記固定螺旋軸62には、図44、及び図45で示す如く内径部の移送始端部側に、径大孔62dを設けると共に、その他の部分には、径小孔62eを設け、更に径大孔62d部には、スプライン溝62fを形成した構成である。これら大径孔62dと、小径孔62eとには、プッシュロット61を前後に摺動移動自在に軸支内装した構成である。
【0084】
前記プッシュロット61の移送始端部側には、先端部にクラッチ爪63dと、外周部にスプライン溝63cとを設けたクラッチ63bを螺挿入して、ナット63eで抜け止めを施した構成である。このクラッチ63bのスプライン溝63cは、固定螺旋軸62のスプライン溝62fへ挿入して、前後移動自在な構成である。
【0085】
前記プッシュロット61には、止め板63aを固着して設け、この止め板63aと、固定螺旋軸62の径大孔62d部に止め輪64bで所定位置へ固定させて設けた止め板64aとの間には、弾発するスプリング64を設け、このスプリング64により、プッシュロット61、及びクラッチ63bは、前後に摺動移動する構成である。このプッシュロット61は折り畳み移送筒59が穀粒を移送状態の折り畳み(閉状態)に操作された時に、プッシュロット61は、後方部へ押し移動され、この移動に連動して、クラッチ63bのクラッチ爪63dと、支持軸60aのクラッチ爪60hとが噛合して、固定螺旋軸62、及び螺旋プレート62aが回転駆動されると共に、この回転駆動により、折り畳み螺旋軸59b、及び螺旋プレート59aが回転駆動されて、穀粒を移送する構成である。
【0086】
又、前記折り畳み移送筒59を開状態に操作すると、スプリング64により、プッシュロット61、及びクラッチ63bは、前方へ押し操作され、クラッチ63bのクラッチ爪63dと、支持軸60aのクラッチ爪60hとの噛合が外れて、固定螺旋軸62、及び螺旋プレート62aの回転駆動は停止され、穀粒は移送されない構成である。
【0087】
これにより、前記固定移送筒58の先端部の折り畳み自在な折り畳み移送筒59を開状態(収納状態)に操作することにより、プッシュロット61に設けたクラッチ63bが切り操作されることにより、固定螺旋軸62、及び螺旋プレート62aの回転は、停止されることにより、安全である。
【0088】
前記穀粒排出装置57の固定移送筒58の移送終端部には、折り畳み(開閉)自在な折り畳み移送筒59を設けた構成においては、図46で示す如くこの穀粒排出装置57で穀粒を排出させるときに操作し、この穀粒排出装置57を回転駆動させる籾排出レバー22bを設け、この籾排出レバー22bの「入」・「切」操作により、ON−OFFするON−OFF方式のスイッチ65aを設けると共に、折り畳み移送筒59の開閉操作により、ON−OFFするON−OFF方式のスイッチ65bを固定移送筒58側へ設けた構成である。
【0089】
前記各スイッチ65a,56bのいずれか一方側が「OFF」により、エンジン20cの回転駆動が自動停止制御される構成である。
これにより、前記折り畳み移送筒59を開状態への操作、又は穀粒排出作業の停止操作のいずれか一方の操作により、エンジン20cが自動停止制御されることにより、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動用移送筒の排出シャッタ部の拡大側面図
【図2】穀粒伸縮排出装置部の拡大側面図
【図3】穀粒伸縮排出装置部の一部の拡大側面斜視図
【図4】固定用移送筒部と、移動用移送筒部との拡大側断面図
【図5】図4のA−A断面図
【図6】中移動移送螺旋の組立拡大側面図
【図7】中移動移送螺旋の組立拡大側面斜視図
【図8】中移動移送螺旋の拡大左側斜視図
【図9】中移動移送螺旋の拡大右側斜視図
【図10】穀粒伸縮排出装置の最伸張時の拡大側面図
【図11】穀粒伸縮排出装置の伸張途中時の拡大側面図
【図12】穀粒伸縮排出装置の最収縮時の拡大側面図
【図13】操作装置部の拡大背面図
【図14】ブロック図
【図15】コンバインの全体左側面図
【図16】他の実施例を示す図で、移動用移送筒の穀粒逃口部の拡大側面図
【図17】他の実施例を示す図で、穀粒貯留タンクの螺旋カバー部の正断面図
【図18】他の実施例を示す図で、螺旋カバー部の拡大側面斜視図
【図19】他の実施例を示す図で、脱穀機の側断面図
【図20】他の実施例を示す図で、脱穀機の側断面図
【図21】他の実施例を示す図で、高速揺動脱穀機の側断面図
【図22】他の実施例を示す図で、高速揺動脱穀機の側断面図
【図23】他の実施例を示す図で、脱粒のメカニズム図
【図24】他の実施例を示す図で、脱粒のメカニズム図
【図25】他の実施例を示す図で、穀粒貯留タンクの側面図
【図26】他の実施例を示す図で、方向制御レバー部の拡大側面斜視図
【図27】他の実施例を示す図で、方向制御レバー部の拡大側面斜視図
【図28】他の実施例を示す図で、方向制御レバーと、油圧式無段変速レバーとの正面図
【図29】他の実施例を示す図で、方向制御レバー部の拡大側面斜視図
【図30】他の実施例を示す図で、方向制御レバーと、油圧式無段変速レバーとの正面図
【図31】他の実施例を示す図で、十字スティック部の拡大側面斜視図
【図32】他の実施例を示す図で、十字スティック部の拡大正面図
【図33】他の実施例を示す図で、方向制御レバー部の拡大正面図
【図34】他の実施例を示す図で、方向制御レバー部の拡大平面図
【図35】他の実施例を示す図で、方向制御レバー部の拡大側面図
【図36】他の実施例を示す図で、腕乗台の拡大側面斜視図
【図37】他の実施例を示す図で、腕乗台の拡大正断面図
【図38】他の実施例を示す図で、エンジンカバーの掻落し装置部の拡大側面斜視図
【図39】他の実施例を示す図で、掻落し装置部の拡大側面図
【図40】他の実施例を示す図で、掻落し装置部の拡大正断面図
【図41】他の実施例を示す図で、エンジンカバー部の拡大側断面図
【図42】他の実施例を示す図で、エンジンカバー部の拡大側断面図
【図43】他の実施例を示す図で、穀粒排出装置部の拡大側断面図
【図44】他の実施例を示す図で、穀粒排出装置部の拡大側断面図
【図45】他の実施例を示す図で、穀粒排出装置部の拡大側断面図
【図46】他の実施例を示す図で、穀粒排出装置と、籾排出レバー部との拡大側面図
【符号の説明】
4 穀粒貯留タンク
4a 接続具
7 固定移送螺旋
8 固定用移送筒
9 移動螺旋軸
10 後移動移送螺旋
11 前移動移送螺旋
12 中移動移送螺旋
13 移動用移送筒
13a 穀粒排出口
13b 排出シャッタ
14 伸縮装置
35 排出筒
35b 排穀口

Claims (2)

  1. 穀粒貯留タンク4内の穀粒を移送排出する固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒8と、該固定用移送筒8の外周部へ挿入して長手方向へ伸縮装置14で移動自在な移動用移送筒13と、先端部の排穀口35bを有する排出筒35とには、伸縮自在に軸支内装した移動螺旋軸9の前後端部へ軸支した前・後移動移送螺旋11,10と、中間部へ伸縮自在に軸支した複数の中移動移送螺旋12等とを設けたコンバインにおいて、前記移動用移送筒13には、穀粒を排出する穀粒排出口13aと、排出シャッタ13bとを設けると共に、穀粒排出口13aと、穀粒貯留タンク4とは、接続具4bを設けて接続したことを特徴とするコンバインの穀粒伸縮排出装置。
  2. 前記移動用移送筒13側へ穀粒貯留タンク4を位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒伸縮排出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110012736A (zh) * 2018-01-09 2019-07-16 运城市恒达精工机电设备有限公司 无搅龙震动接粮装置

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