JP3956580B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈を収穫作業するときは、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈は、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は、穀粒タンク内へ揚穀装置で揚送されて供給され、この穀粒貯留タンク内で一時貯留される。
【0003】
この貯留した穀粒を機外へ排出するときは、縦移送筒及びこの縦移送筒に連結した後移送筒を経由して機外へと排出される。
【0004】
又、前記コンバインを納屋内へ収納するとき、又は路上走行のとき、及び圃場間を移動走行するときには、後移送筒を保持フレームへ支持させて納屋へ収納、及び走行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
後移送筒を保持する保持フレームは、脱穀機の上部等に直接設けられているために、保持フレームの保持部が強度的に弱く、このために、該後移送筒の振動が大きくなり、穀粒の移送性能が低下することがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、走行車台(2)の前方には植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取機(13)を設け、前記走行車台(2)の上側に、搬送されてきた穀稈を脱穀選別する脱穀機(12)と、該脱穀機(12)で脱穀選別した穀粒を一時貯留する穀粒貯留タンク(5)と、操縦席(18b)とを設けたコンバインにおいて、前記穀粒貯留タンク(5)内の穀粒を機外へと排出する縦移送筒(6)と、該縦移送筒(6)の上側に設けると共に後移送螺旋(7)を内装した後移送筒(8)とを設け、該後移送筒(8)の前端部に設けると共に前移送螺旋(9)を内装した折畳み自在な前移送筒(10)を設けるにあたり、前記後移送筒(8)の前端部にベアリング(28a)を内装した後側の回動受メタル(28)を設け、前記ベアリング(28a)の内径部に、外径部を六角軸状に形成すると共に先端部にクラッチ爪(29a)を設けた後螺旋補助軸(29)を挿入して軸支し、前記後移送筒(8)に内装する後螺旋軸(7a)の前端に内径が六角形状の後側の受体(7c)を固着して該後側の受体(7c)に後螺旋補助軸(29)を挿入し、前記前移送筒(10)の後端部にベアリング(30c)を内装した前側の回動メタル(30)を設け、前記ベアリング(30c)の内径部に、先端部にクラッチ爪(34a)を設けた前螺旋補助軸(34)を挿入して軸支し、前記前移送筒(10)に内装する前螺旋軸(9a)の後端に内径が六角形状の前側の受体(9c)を固着して該前側の受体(9c)に前螺旋補助軸(34)を挿入して、前記後移送筒(8)に対して前移送筒(10)を直線状に伸ばした状態で前記後螺旋補助軸(29)のクラッチ爪(29a)と前螺旋補助軸(34)のクラッチ爪(34a)とが噛み合うことによって該前移送螺旋(9)と後移送螺旋(7)とが連動して回転駆動するように構成し、前記走行車台(2)の後方部に設けた上下方向の上下フレーム(24)と操縦席(18b)を支持する操作フレーム(25)とを連結する前後フレーム(26)を設けて、該前後フレーム(26)の前端部と、前記脱穀機(12)の右側に斜設して該脱穀機(12)から穀粒貯留タンク(5)内へ穀粒を揚送して供給する揚穀装置(27)の上端部とによって、前記後移送筒(8)保持用の保持フレーム(11a)を支持するように構成したことを特徴とするコンバインとする。
【0007】
【発明の作用】
コンバインで立毛穀稈を収穫作業のときは、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈は、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は、穀粒貯留タンク5内へ供給され、この穀粒貯留タンク5内で一時貯留される。
【0008】
この貯留した穀粒を機外へ排出するときは、縦移送筒6とこの縦移送筒6に連結した後移送筒8及び前移送筒10を経由して機外へと排出する。この際、後螺旋補助軸29のクラッチ爪29aと前螺旋補助軸34のクラッチ爪34aとが噛み合うことによって該前移送螺旋9と後移送螺旋7とが回転駆動する。
【0009】
又、前記コンバインを納屋へ収納するとき、又は路上走行、及び圃場間を移動走行するときは、前移送筒10を折畳み、後移送筒8を保持フレーム11aで支持させて納屋へ収納、及び走行する。
【0010】
【発明の効果】
この発明によると、後移送筒8を保持する保持フレーム11aを、強度上強い揚穀装置27の上端部と、前後フレーム26の前端部とによって支持するように構成しているので、この保持フレーム11aの取付部が強度アップされ、前・後移送筒10,8の振れが防止できて、穀粒の移送能力の低下が防止できるようになる。また、部分的な強度アップの必要がなくなり、コスト低減となり、又、脱穀機12の上部からは後移送筒8を支持する部材が無くなるので、脱穀機12の上部のメンテナンスが容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行装置3の上側の走行車台2に載置した脱穀機12の右側に装着した穀粒貯留タンク5に貯留した穀粒を機外へ排出する排出装置である縦移送螺旋6aを内装した縦移送筒6上側に設けた後移送螺旋7を内装した後移送筒8と、この後移送筒8の前端部に前移送螺旋9を内装した折畳み自在な前移送筒10と、該後移送筒8を保持する保持装置11等を設け、これらを図示して説明する。
【0012】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図13で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、該走行車台2の上側には、脱穀機12を載置した構成である。該走行車台2の前側の刈取機13で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈はこの刈取機13で移送され、該脱穀機12のフィードチエン12aと挟持杆12bとで引継ぎ挟持移送して脱穀し、脱穀済みで選別済みの穀粒を回収して一時貯留する穀粒貯留タンク5は、該脱穀機12の右横側に装着した構成である。
【0013】
前記脱穀機12の前部で走行車台2の前側には、図13で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド15a、及び分草体15bと、この分離された穀稈を引起す引起装置16aと、引起された穀込を掻込み移送する掻込移送装置17aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置16bと、刈取り穀稈を移送して、該脱穀機12のフィードチエン12aと挟持杆12bとへ受渡しする穀稈移送装置17bとを設けてなる刈取機13は、油圧駆動による伸縮シリンダ13aにより、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成である。
【0014】
前記脱穀機12側には、図13で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置18aと、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席18bとを設け、この操縦席18bの下側で、走行車台2の上側には、エンジン18cを載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク5を配設する。これら走行装置3と、脱穀機12と、刈取機13と、エンジン18c等により、該コンバイン1の機体1aを構成している。
【0015】
前記刈取機13の穀稈移送装置17bによって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機12へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ13bを設けた構成である。走行車台2の前端部に装架された走行用のミッションケース19aの伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ19bを設けた構成である。
【0016】
前記穀粒貯留タンク5内の底部には、貯留穀粒を後方部へ移送する前後移送螺旋14aを前後方向に設けると共に、後方へ移送される穀粒を引継ぎして、継手ケース14bを介して方向変換する縦移送螺旋6aを内装した縦移送筒6を略垂直姿勢で回動可能に、該継手ケース14bの上側で該穀粒貯留タンク5の後側に設けた構成である。
【0017】
前記縦移送筒6の上端部には、上端部を支点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘り折畳み自在、上下回動自在、旋回自在で穀粒を機外へ排出する折畳穀粒移送装置20を設けた構成である。
前記操作装置18aの表面板18dの外側面には、図12で示す如く折畳穀粒移送装置20を主として操作する各種スイッチ、及び各種操作レバー等を図示して説明する。該折畳穀粒移送装置20を上下回動、及び左右旋回操作するオーガレバー21aと、エンジン18cの動力をこの折畳穀粒移送装置20へ伝達する籾排出レバー21bとを設け、この籾排出レバー21bを排出位置へ操作すると、穀粒貯留タンク5内の穀粒を機外へ排出できる構成である。
【0018】
又、前記折畳穀粒移送装置20等を始動、及び停止させるときに操作するON−OFFスイッチ方式のスイッチ22aと、旋回させるときに操作するON−OFFスイッチ方式の旋回スイッチ22bと、ON−OFFスイッチ方式のランプスイッチ22cとを設けた構成である。
【0019】
前記縦移送筒6の上端部に設けた継手メタル23の前側には、図1〜図13で示す如く後移送螺旋7を内装した後移送筒8を設け、この後移送筒8を保持する保持装置11は、図1、及び図2で示す如く走行車台2の上側後方部には、パイプ材よりなるL字形状で上下フレーム24を設け、この上下フレーム24の上端部には、受板24aを固着した構成である。
【0020】
前記操縦席18bの後方部を支持するパイプ材等よりなるL字形状の操作フレーム25は、走行車台2の上側前方部に設けた構成である。上下フレーム24と該操作フレーム25との間は、前後の横方向にパイプ材等よりなる前後フレーム26の設け、この前後フレーム26の後端部に設けた後取付板26aは、該上下フレーム24の受板24aへボルト、及びナットで装着すると共に、前端部に設けた前取付板26bは、該操作フレーム25へボルト、及びナット等で装着した構成である。
【0021】
前記保持装置11は、図1、及び図2で示す如くパイプ材等よりなる保持フレーム11aの上端部には、後移動筒8を保持する逆山形状の受板11bを設けた構成である。この保持装置11の該保持フレーム11aの装着は、下部に設けた下取付板11cをボルト、及びナット等により、前後フレーム26の前端部側に装着すると共に、上方部に設けた上取付板11dは、脱穀機12の右側に斜設して、この脱穀機12から穀粒貯留タンク5内へ穀粒を揚送して供給する揚穀装置27の揚穀筒27aの上端部に設けた供給漏斗27bの外側面へボルト、及びナット等により装着した構成である。該保持装置11の該保持フレーム11aは強度上強い該上下フレーム24と該操作フレーム25とを介して設けた該前後フレーム26と、該揚穀装置27の上端部とで支持させて設けて、取付強度アップを図った構成である。
【0022】
筒形状の前記後移送筒8は、図6、及び図7で示す如くL字形状の継手メタル23の前側に固着して設け、この後移送筒8の前端部には、ベアリング28aを内装した回動受メタル28を固着して設け、この回動受メタル28の一方側の横側部には、受孔28bを設けた構成である。該ベアリング28aの内径部には、先端部にクラッチ爪29aを設け、後側の外径部が六角形状の後螺旋補助軸29を挿入して軸支した構成である。
【0023】
前記後移送筒8内には、図6、及び図7で示す如く後移送螺旋7を内装した構成である。この後移送螺旋7はパイプ形状の後螺旋軸7aの外径部に後螺旋プレート7bを固着すると共に、前端の内径部には、内径が六角形状の受ブッシュ7cを挿入して固着し、後端の内径部には、内径が六角形状の後受ブッシュ7fを挿入して固着した構成である。
【0024】
前記後移送螺旋7の受ブッシュ7cは、回動受メタル28に設けた後螺旋補助軸29へ挿入して軸支すると共に、後受ブッシュ7fは、継手メタル23の横メタル45の後受軸7dへ挿入して軸支し、この後移送螺旋7を回転自在に軸支した構成である。
【0025】
筒形状の前記前移送筒10は、図5、図6、及び図13で示す如く後端部に回動メタル30を固着して設けると共に、前端部に排出筒31を装着して設けた構成である。該回動メタル30の一方側の横側部には、受孔30aを設け、この受孔30aと回動受メタル28の受孔28bとには、支持軸33を挿入して、この前移送筒10と、後移送筒8とを接続させた構成である。この前移送筒10の固定は後移送筒8の外周部に固着したコ字形状の支持枠32に固定用ハンドル32aを挿入して装着し、この固定用ハンドル32aを回動操作し、該前移送筒10の該回動メタル30の突出部30bへ結合させて、これら回動メタル30と回動受メタル28とを締付けする構成である。
【0026】
前記回動メタル30には、ベアリング30cを内装して設け、このベアリング30cには、先端部にクラッチ爪34aを設けた前螺旋補助軸34を挿入して軸支した構成である。
前記前移送筒8内には、図6で示す如く前移送螺旋9を内装した構成である。この前移送螺旋9はパイプ形状の前螺旋軸9aの外径部に前螺旋プレート9bを固着すると共に、後端の内径部には、内径が六角形状の受ブッシュ9cを挿入して固着し、又、前端の内径部には、前受軸9dを挿入して固着した構成である。回動受メタル28の後螺旋補助軸29のクラッチ爪29aと、前螺旋補助軸34のクラッチ爪34aとが噛合し、この前移送螺旋9と、後移送螺旋7とが同時に回転駆動する構成である。
【0027】
前記前移送螺旋9の受ブッシュ9cは、回動メタル30に設けた前螺旋補助軸34へ挿入すると共に、前受軸9dは排出筒31の前側壁板31aの内側面に設けた受メタル31cへ挿入し、この前移送螺旋9を回転自在に軸支した構成である。該前移送螺旋9で移送された穀粒は、該排出筒31の下側の排穀口31bより、機外へ排出される構成である。
【0028】
前記回動受メタル28と回動メタル30との締付けは、固定用ハンドル32a以外に、図3で示す如く締付用孔28c、30dを設けて、ボルト、及びナット等により装着した構成である。
前記後移送筒8の外径の一方側の横側には、図3、及び図4で示す如く支持装置35を設け、この支持装置35のコ字形状の支持受具35aを固着して設け、この支持受具35aには、ゴム材、又は樹脂材等よりなるクッション部材35bを設けると共に、挿入孔35cを設けた構成である。該保持受具35aの先端の下側には、前移送筒10を回動操作して折畳みしたときに、この前移送筒10の外径下部を受ける略L字形状で先端部が下方へ折曲した折曲部36aを設けた案内ガイド36を固着して設けた構成である。
【0029】
前記案内ガイド36は前移送筒10を保持したときは、前移送筒10の中心位置(イ)から折曲部36aまでの間(L)は、該前移送筒10へ固着した結合ピン10aの全長(L1)より、大きくした構成である。この前移送筒10を折畳み操作のときに、この案内ガイド36でこの前移送筒10が案内されて、該結合ピン10aが該保持受具35の該挿入孔35cへ容易に挿入可能な構成であると共に、この前移送筒10を確実に保持する構成であり、又、この結合ピン10aには、抜け止め用のヘヤーピン10bを挿入した構成である。この案内ガイド36には、クッション部材35bを複数個設けた構成である。
【0030】
前記案内ガイド36を設けたことにより、前移送筒10の折畳み操作が容易であり、又、この案内ガイド36と結合ピン10aとの両者で支持されることにより、支持が確実である。更に保持受具35aと該案内ガイド36とには、クッション部材35aを設けたことにより、該前移送筒10へ傷が付くことを防止できる構成である。
【0031】
前記前・後移送筒10.8の全長が長くて制作上でコスト等を考慮し、2分割するときは、図18、及び図19で示す如く該後移送筒8を図示して説明すると、この後移送筒8を前後に2分割して、後前移送筒37aと、後後移送筒37bとし、これら後前・後後移送筒37a、37bの端部には、前・後締付用フランジ37c,37dを設けると共に、これら前・後締付用フランジ37c,37d部の上側で、該後前・後後移送筒37a,37bの外径部に前・後切欠孔38a,38bを設けると共に、上側面には、前・後切欠孔38c,38dを設けた前・後取付板38e,38fを、該後前・後後移送筒37a,37bの外径部に固着した構成である。
【0032】
前記前・後取付板38e,38fの上側で後前・後後移送筒37a,37b内へ中間メタル39を挿入して、この中間メタル39をボルト、及びナット等により、装着した構成である。この中間メタル39は、取付板39aに、支持軸39bを挿入して固着した構成であり、この支持軸39bの下端部には、ベアリング等を内装する支持メタル39cを固着した構成であり、この支持メタル39cに内装したベアリングで後移送螺旋7を軸支した構成である。又、前移送筒10を2分割したときも前逑と同じ構成である。
【0033】
前記前・後移送筒10.8の全長が長いが2分割しないときは、図20、及び図21で示す如く該後移送筒8を図示して説明すると、この後移送筒8外径部の所定位置へ切欠孔40aを設けると共に、上側面に切欠孔40bを設けた取付板40を、該後移送筒8の外径部へ固着して設けた構成である。この取付板40の上側で該後移送筒8内へ中間メタル39を挿入して、この中間メタル39をボルト、及びナット等により、装着した構成である。
【0034】
前記前・後移送筒10.8の全長が長くて、2分割したり、又は中間部を軸受けするときには、本発明の中間メタル39で軸受けすることにより、構成が簡単であると共に、中間部を受けることにより、振動を減少させることができる。又、軸受する該中間メタル39の支持メタル39cは支持軸39bで支持することにより、穀粒の移送抵抗になることがなくなり、脱ぷ粒を減少させることができる。
【0035】
前記前移送筒10の外径部には、図8で示す如くこの前移送筒10を折畳み操作するときに、把持するコ字形状で、例えば、丸棒材等よりなり、前後方向に所定長さの操作ハンドル41を固着して設け、この操作ハンドル41の後端部は、後移送筒8の外径部に所定隙間を設けて、この後移送筒8の上側へ重合状態に延長して設けた構成であると共に、該前移送筒8の後端部側位置には、板材よりなる支持プレート41aを設けて、これら前移送筒8と操作ハンドル41とを連結させた構成である。
【0036】
これにより、前記操作ハンドル41の強度アップを図ることができると共に、板材で支持プレート41aを構成したことにより、大幅なコストアップを防止することができた。又、該操作ハンドル41を延長させて設けたことにより、折畳みの時、又は折畳みを伸張させる時に操作を容易に行うことができる。
【0037】
前記後移送筒8に設けた支持装置35の保持受具35aの挿入孔35cへ前移送筒10に設けた固定ピン10aを挿入して、この固定ピン10が抜けて、折畳みした該前移送筒10を回動させないために、該固定ピン10aへ該ヘヤーピン10bを挿入しているが、このヘヤーピン10bの抜き取り操作を、操縦席18bに搭乗した運転操作する作業者が行える位置に、図5で示す如く該後移送筒8へ装着する該保持受具35aを装着した構成である。
【0038】
これにより、前記操縦席18aで運転操作する作業者により、ヘヤーピン10bの抜取り操作が可能なことにより、操作性が向上する。
前記折畳穀粒移送装置20の継手メタル23と、縦移送筒6の上端部に設けた接合フランジ42とは、ボルト、及びナットにより、装着する構成である。該接合フランジ42は、図9〜図11で示す如くこの接合フランジ42の一方側の先端部には、支持孔42bを有する支持部42aを設けた構成である。この接合フランジ42の支持部42aの支持孔42bには、後移送筒8に先端部を装着し、この後移送筒8を支持して上下回動移動させる移動用支持具43の下端部を装着した構成であり、従来は該移動用支持具43を支持する支持部品と、該接合フランジ42とは、個別に設けて2部品による構成であったが、本発明により、この2部品を1部品にした構成である。
【0039】
これにより、従来の2部品構成を1部品構成としたことにより、コスト低減、及び強度アップとなった。
前記継手メタル23は図14〜図17で示す如く接合フランジ44aを先端部に設けた縦メタル44と、接合フランジ45aを先端部に設けた横メタル45とに分割した構成であり、これら縦メタル44と横メタル45との接合は、これら接合フランジ44a,45aの上下部へ鉄板材よりなるコ字形状の接合具46の切欠部46aを挿入し、この各接合具46を横メタル45の上下に設けた取付ボス45bへボルト等で装着した構成であり、この横メタル45とこの横メタル45の先端部に設けた後移送螺旋7を内装した後移送筒8とを回動する構成である。
【0040】
これにより、接合具46を鉄板材で構成したことにより、少スペースで、又、コスト低減が可能である。
前記継手メタル23の縦メタル44と横メタル45とには、図7で示す如く引継螺旋47を設け、この引継螺旋47の螺旋プレート47aの移送終端部には、移送羽根47bを設けた構成である。又、後移送筒8に内装した後移送螺旋7の後螺旋軸7aの移送始端部と、後受ブッシュ7fとの間に亘る外径部には、始端螺旋プレート48を固定して設けた構成である。この始端螺旋プレート48の移送始端側の端部は、該継手螺旋47の移送羽根47bの後方部までオーバーラップさせた構成でる。
【0041】
前記縦移送筒6へ供給されて縦移送螺旋6aで移送される穀粒は、継手メタル23内の継手螺旋47から後移送筒8内の後移送螺旋7の始端螺旋プレート48、及び後螺旋プレート7bへと順次引継ぎされて移送される構成である。
これにより、前記縦移送筒6内の縦移送螺旋6aから後移送筒8内の後移送螺旋7へ穀粒はスムーズに引継ぎされると共に、脱ぷ粒の発生を防止することができる。
【0042】
前記脱穀機12の下部には、図22で示す如く送風機49を内装して設けて設けると共に、この送風機49を回転駆動する送風機プーリ49aを左側機壁12cの外側に設けた構成である。該送風機49の下手側には、一番螺旋50を内装して設けると共に、この一番螺旋50を回転駆動する一番プーリ50aを該左側機壁12cの外側に設けた構成である。該一番螺旋50の下手側には、二番螺旋51を内装して設けると共に、この二番螺旋51を回転駆動する二番プーリ51aを該左側機壁12cの外側に設けた構成である。これら一番・二番プーリ50a,51aの上部には、カウンタ二段プーリ52を設け、これら一番・二番プーリ50a,50b、及びカウンタ二段プーリ52の内側プーリ52aとには、ベルト53aを掛け渡した構成である。
【0043】
前記二番螺旋51の上部には、吸引排風機54を内装して設けると共に、この吸引排風機54を回転駆動する吸引プーリ54aを左側壁機12cの外側に設けた構成である。この吸引プーリ54aとカウンタ二段プーリ52の外側プーリ52bとにはベルト53bを掛け渡した構成である。
【0044】
前記カウンタ二段プーリ52を軸支するカウンタメタル55は、フレームスレッシャー55aに装着して固定し、下部は脱穀機12の左側機壁12cの外側で前後方向に設けたフレーム55bで挟み込んだ構成である。該フレーム55bは該フレームスレッシャー55aの前後両側に設けたフレーム支持板55cへ固着すると共に、脱穀機12の左側機壁12cへ固着した構成である。
【0045】
これにより、従来は前記二番螺旋51に穀粒の詰りが発生すると、固定箇所が少ないことにより、カウンタメタル55が変形することが発生していたが、本発明により、このカウンタメタル55の取付部が強度アップされたことにより、変形を防止することができる。
【0046】
前記脱穀機12上部には、図23、及び図24で示す如く扱胴4aを内装した脱穀室4を設けると共に、この脱穀室4の右側の前部には、二番処理胴56aを内装した二番処理室56を設けると共に、後部には排塵処理胴57aを内装した排塵処理室57を設けた構成である。
【0047】
前記二番螺旋51で移送された二番物は、脱穀機12の右横側に斜設した二番還元筒58へ内装した二番揚送螺旋58aで上部へ移送され、二番供給口59から該二番処理室56内へ還元され、二番処理胴56aの二番処理歯56bにより、前部へ移送中に再度脱穀処理される構成である。
【0048】
前記二番供給口59は扱胴4aの中心位置(ロ)より、下部に位置させて設け、二番物を二番処理室56内へ落下供給するときに、引っ掛りをなくしてスムーズに供給できる構成である。
前記二番処理室56で二番物を脱穀処理した脱穀済み物の一部を排出する二番排出口60は、この二番処理室56の移送終端部に設けると共に、この排出口60を形成する底排出板60aは、内側へ向けて下り傾斜状態に設けて、下側の揺動選別装置61へ供給する構成である。
【0049】
これにより、前記二番供給口59を扱胴4aの中心位置(ロ)より、下部に位置させて設けたことにより、二番物は引っ掛ることなく、二番処理室56内へ落下供給されると共に、排出口60を形成する底排出板60aを内側へ下り傾斜させて設けたことにより、二番処理済みの一部の処理物をスムーズに揺動選別装置61上へ供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 後移送筒を保持する保持部の拡大側面図
【図2】 後移送筒を保持する保持部の拡大平面図
【図3】 前移送筒を支持案内する案内ガイド部の拡大正面図
【図4】 前移送筒を支持案内する案内ガイド部の拡大平面図
【図5】 前移送筒の折畳み時の拡大平面図
【図6】 前・後移送筒の接合部の拡大平断面図
【図7】 後移送筒と縦移送筒との接合部の拡大平断面図
【図8】 操作ハンドル部の拡大側面図
【図9】 縦移送筒部の拡大側面図
【図10】 接合フランジの拡大側面図
【図11】 接合フランジの拡大平面図
【図12】 操作装置部の拡大背面斜視図
【図13】 コンバインの全体側面図
【図14】 他の実施例を示す図で、継手メタル部の拡大正面図
【図15】 他の実施例を示す図で、継手メタル部の拡大側面図
【図16】 他の実施例を示す図で、接合具の拡大平面図
【図17】 他の実施例を示す図で、接合具の拡大側面図
【図18】 他の実施例を示す図で、中間メタル取付部の拡大側面斜視図
【図19】 他の実施例を示す図で、中間メタル取付部の拡大側断面図
【図20】 他の実施例を示す図で、中間メタル取付部の拡大側面斜視図
【図21】 他の実施例を示す図で、中間メタル取付部の拡大側断面図
【図22】 他の実施例を示す図で、脱穀機の伝動構成拡大側面図
【図23】 他の実施例を示す図で、脱穀機の一部の拡大正断面図
【図24】 他の実施例を示す図で、脱穀機の一部の拡大側断面図
【符号の説明】
2 走行車台
3 走行装置
5 穀粒貯留タンク
6 縦移送筒
7 後移送螺旋
7a 後螺旋軸
7c 受ブッシュ(受体)
8 後移送筒
9 前移送螺旋
9a 前螺旋軸
9c 受ブッシュ(受体)
10 前移送筒
11a 保持フレーム
12 脱穀機
13 刈取機
18b 操縦席
24 上下フレーム
25 操作フレーム
26 前後フレーム
27 揚穀装置
28 回動受メタル
28a ベアリング
29 後螺旋補助軸
29a クラッチ爪
30 回動メタル
30c ベアリング
34 前螺旋補助軸
34a クラッチ爪

Claims (1)

  1. 走行車台(2)の前方には植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取機(13)を設け、前記走行車台(2)の上側に、搬送されてきた穀稈を脱穀選別する脱穀機(12)と、該脱穀機(12)で脱穀選別した穀粒を一時貯留する穀粒貯留タンク(5)と、操縦席(18b)とを設けたコンバインにおいて、前記穀粒貯留タンク(5)内の穀粒を機外へと排出する縦移送筒(6)と、該縦移送筒(6)の上側に設けると共に後移送螺旋(7)を内装した後移送筒(8)とを設け、該後移送筒(8)の前端部に設けると共に前移送螺旋(9)を内装した折畳み自在な前移送筒(10)を設けるにあたり、前記後移送筒(8)の前端部にベアリング(28a)を内装した後側の回動受メタル(28)を設け、前記ベアリング(28a)の内径部に、外径部を六角軸状に形成すると共に先端部にクラッチ爪(29a)を設けた後螺旋補助軸(29)を挿入して軸支し、前記後移送筒(8)に内装する後螺旋軸(7a)の前端に内径が六角形状の後側の受体(7c)を固着して該後側の受体(7c)に後螺旋補助軸(29)を挿入し、前記前移送筒(10)の後端部にベアリング(30c)を内装した前側の回動メタル(30)を設け、前記ベアリング(30c)の内径部に、先端部にクラッチ爪(34a)を設けた前螺旋補助軸(34)を挿入して軸支し、前記前移送筒(10)に内装する前螺旋軸(9a)の後端に内径が六角形状の前側の受体(9c)を固着して該前側の受体(9c)に前螺旋補助軸(34)を挿入して、前記後移送筒(8)に対して前移送筒(10)を直線状に伸ばした状態で前記後螺旋補助軸(29)のクラッチ爪(29a)と前螺旋補助軸(34)のクラッチ爪(34a)とが噛み合うことによって該前移送螺旋(9)と後移送螺旋(7)とが連動して回転駆動するように構成し、前記走行車台(2)の後方部に設けた上下方向の上下フレーム(24)と操縦席(18b)を支持する操作フレーム(25)とを連結する前後フレーム(26)を設けて、該前後フレーム(26)の前端部と、前記脱穀機(12)の右側に斜設して該脱穀機(12)から穀粒貯留タンク(5)内へ穀粒を揚送して供給する揚穀装置(27)の上端部とによって、前記後移送筒(8)保持用の保持フレーム(11a)を支持するように構成したことを特徴とするコンバイン。
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