JP2004305178A - コンバインの刈取レバー切換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】路上走行の高車速で走行のときは、刈取機、及び脱穀機の回転駆動を自動停止させようとするものである。
【解決手段】穀稈を刈取り、及び移送する刈取機から穀稈を引継ぎして、脱穀機内を挟持移送するフィードチェンは、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成において、刈取機を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7は、副変速装置21を副変速レバー8で「高回転」の回転駆動へ操作により、刈取レバー7を「切」へ作動する構成である。又、これら刈取レバー7と、副変速レバー8とは、リンク機構18で接続した構成である。
【選択図】図1
【解決手段】穀稈を刈取り、及び移送する刈取機から穀稈を引継ぎして、脱穀機内を挟持移送するフィードチェンは、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成において、刈取機を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7は、副変速装置21を副変速レバー8で「高回転」の回転駆動へ操作により、刈取レバー7を「切」へ作動する構成である。又、これら刈取レバー7と、副変速レバー8とは、リンク機構18で接続した構成である。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、穀稈を刈取り、及び移送する刈取機から穀稈を引継ぎして、脱穀機内を挟持移送するフィードチェンは、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成において、刈取機を「始動」−「停止」操作する刈取レバーは、副変速装置を副変速レバーで「高回転」の回転駆動へに操作により、刈取レバーを「切」へ作動する技術であり、コンバインの刈取レバー切換装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈の刈取り収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を走行させて、このコンバインの前部に設けた刈取機で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送され、脱穀機のフィードチェンへ供給され、このフィードチェンで引継ぎ脱穀機内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機で揚穀されて、穀粒貯留タンク内へ供給され、一時貯留される。
【0003】
上述の穀稈の刈取り収穫作業中の前記フィードチェンの停止制御は、後述の如く行われる。
特に、特開平8−107711号公報の如く刈取装置と、穀稈搬送装置とを設けた刈取前処理装置を、下方の刈取作業位置と、上方の非刈取作業位置との間を昇降自在に設け、フィードチェンを駆動する駆動スプロケットは、フィードチェンクラッチを介して、伝動可能にして伝動ケースへ軸支させて設け、フィードチェンクラッチと、伝動ケースの外側へ装着した制御モータとを連動装置によって「入」−「切」操作可能に連結して設け、制御モータは、刈取前処理装置が非刈取作業位置方向へ上昇移動すると、フィードチェンクラッチは切り作動されて、脱穀機のフィードチェンは自動停止される。
【0004】
又、前記刈取前処理装置を「始動」−「停止」操作する刈取レバーと、副変速装置を「高速」−「低速」、及び「中立」へ切換操作する副変速レバー等とを設け、これら各レバーは接続させない構成であった。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−107711号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
脱穀機のフィードチェンの回転動力を、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成でないことにより、穀稈を刈取り作業開始のときに、圃場の四隅を手取りした刈取り穀稈を脱穀するときの脱穀作業が容易でなかったり、又は路上走行のときの高速走行の車速時でも、刈取前処理装置(刈取機)を自動停止制御されないことにより、刈取り収穫作業ができることで、危険であったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、穀稈を刈取り及び移送する刈取機3から穀稈を引継ぎ移送するフィードチェン5と、穀稈を挟持移送中に脱穀する脱穀機4と、フィードチェン5の回転駆動はメカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成において、刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7と、副変速装置21を「高回転」〜「低回転」、及び「中立」へ切換操作する副変速レバー8等とを設けたコンバインにおいて、前記副変速装置21を副変速レバー8の操作で「高回転」の設定に基づいて、刈取レバー7を「切」作動すべく設けたことを特徴とするコンバインの刈取レバー切換装置としたものである。
【0008】
コンバインで立毛穀稈の刈取り収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を走行させて行うが、走行開始の前段で、走行車速を刈取収穫作業の標準車速か、又は低車速かに、副変速装置21を副変速レバー8の操作により、穀稈の収穫作業車速である標準車速か、又は低車速かを設定操作すると共に、コンバインの前端部に設けた刈取機4を始動操作する刈取レバー7を「入」操作して、刈取機3を始動させる。この始動操作に連動して、脱穀機4も始動される。この始動操作のときには、脱穀機4のフィードチェン5の回転駆動は、メカ機構で回転始動される。
【0009】
前記コンバインを走行操作して、穀稈の植付圃場を走行させて、このコンバインの前部に設けた刈取機3で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機4のフィードチェン5へ供給され、このフィードチェン5で引継ぎ脱穀機4内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機4で揚送されて、穀粒貯留タンク内へ供給され、一時貯留される。
【0010】
前述の穀稈の刈取り収穫作業の前段で、圃場の四隅を手刈取りした手刈取り穀稈を脱穀するときは、前記脱穀機4のフィードチェン5の回転駆動は、電気的機構で回転始動される。
前記副変速装置21を変速操作する副変速レバー8の操作により、この副変速装置21を、路上走行時の高車速の「高回転」を設定すると、この高車速の「高回転」の駆動に基づいて、刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7は「切」操作されて、刈取機3の回転駆動は停止される。この停止に連動して、脱穀機4の回転駆動も停止される。
【0011】
請求項2に記載の発明においては、前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、リンク機構18を設けて接続したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの刈取レバー切換装置としたものである。
前記副変速装置21を変速操作する副変速レバー8の操作により、この副変速装置21の回転を、路上走行時の高車速の「高回転」を設定すると、この高車速の「高回転」へこの副変速レバー8の操作により、この副変速レバー8と、刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7とは、リンク機構18によって接続した構成であり、このために、刈取レバー7は、刈取機3を「停止」させる側へ回動操作されて、この刈取機3の回動駆動は停止される。この停止に連動して、脱穀機4の回転駆動も停止される。
【0012】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、穀稈を脱穀する脱穀機4内を穀稈を挟持移送するフィードチェン5の回転駆動は、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成である。又、穀稈を刈取り、及び移送する刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7は、副変速装置21を「高回転」〜「低回転」、及び「中立」へ切換操作する副変速レバー8の「高回転」の操作により、刈取レバー7は、「切」作動されることにより、路上走行車速である高車速を設定したときには、自動的に刈取機3の回転駆動は停止されて、刈取り作業車速でないと、この刈取機3は回転駆動されないことにより、安全な穀稈の刈取り収穫作業ができる。
【0013】
請求項2に記載の発明においては、前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、リンク機構18を設けて接続したことにより、簡単な構成で副変速レバー8の操作に連動して、刈取レバー7を「切」作動することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前方部に設けた刈取機3で刈取られた刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、走行車台2の上側へ載置した穀稈を脱穀する脱穀機4のフィードチェン5と、上下回動自在な挟持杆6とへ供給され、これらフィードチェン5と、挟持杆6とで脱穀機4内を挟持移送中に脱穀される構成である。又、フィードチェン5の回転駆動は、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成である。更に刈取機3を「始動」−「停止」させるときに操作する刈取レバー7と、副変速装置21を「高回転」〜「低回転」、及び「中立」へ切換えるときに操作する副変速レバー8とを設けた構成である。この副変速装置21を副変速レバー8の操作で、路上走行時の高車速である「高回転」の設定に基づいて、刈取レバー7を「切」作動すべく設けた構成である。脱穀機4のフィードチェン5、及び挟持杆6の構成、及びフィードチェン5の作用と、刈取レバー7と、副変速レバー8との構成、及び作用を主に図示して説明する。
【0015】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図5で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ9aを張設した走行装置9を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機4を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機4のフィードチェン5と、移送始端部側で、脱穀機4の前機壁へ前方へ突出させて設けた支持板6aへ支持ピン6bで上下回動自在に支持させて設けた挟持杆6と、移送終端部側に設けた後挟持杆16cとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機4の右横側に配設した穀粒貯留タンク10内へ一時貯留される。
【0016】
前記走行車台2の前方部には、図5で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド11a、及び各分草体11bと、立毛穀稈を引起す各引起装置11cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置12の各掻込装置12aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置11dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機4のフィードチェン5と、挟持杆6とへ受渡しする穀稈掻込移送装置12の根元・穂先移送装置12b,12c等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ13により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0017】
前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆14aの上端部には、左右方向の支持パイプ杆14bを設け、この支持パイプ杆14bを走行車台2の上側面に設けた支持装置14cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ13の作動により、刈取機3は支持パイプ杆14bを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0018】
前記刈取機3の穀稈掻込移送装置12によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機4へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク10側の前部には、図5で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う制御装置17を内装した操作装置15と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席15aとを設け、この操縦席15aの下側で、走行車台2の上側面には、エンジン19を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク10を配設する。これら走行装置9と、刈取機3と、脱穀機4と、エンジン19等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0019】
前記操作装置15には、図1〜図3、及び図5で示す如く本発明に関連する部品のみを図示して説明する。この操作装置15には、刈取機3を「始動」−「停止」させるときに操作する回動自在に各種の刈取レバー7と、副変速装置21の変速伝動ケース21aへ内装した伝動機構21を、路上走行時の走行車速の「高回転」と、穀稈を刈取る作業時の標準作業時の標準車速の「標準回転」と、低作業時の低車速の「低回転」と、「中立」とに切換のときに操作する副変速レバー8と、脱穀機4を「始動」−「停止」させるときに操作する脱穀レバー16aと、主変速レバー16b等とを設けると共に、ON−OFFスイッチ方式の刈取自動停止スイッチ16cと、刈取機3を所定高さ位置へ上昇させるときに操作するオートリフトスイッチ16d等を設けた構成である。
【0020】
前記脱穀レバー16aは、図1〜図3で示す如くこの脱穀レバー16aのみを単独で回動操作して、脱穀機4を「始動」−「停止」操作できると共に、脱穀レバー16aと、刈取レバー7とは、重合状態に設けた構成であり、この刈取レバー7の回動作動により、脱穀レバー16aも同時に回動作動される構成である。
【0021】
前記刈取自動停止スイッチ16cと、オートリフトスイッチ16dとを「ON」操作すると、この「ON」操作が制御装置17へ入力されて、この入力により、制御装置17で刈取機3と、脱穀機4のフィードチェン5との両者の作動は、自動停止制御される構成である。
【0022】
図3で示す如く前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース20内の伝動機構20aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ20bを設けた構成である。又、ミッションケース20の横側には、副変速装置21を設け、この副変速装置21は、伝動機構21bを内装した変速伝動ケース21a等よりなるを設けた構成である。
【0023】
前機脱穀機3の穀稈を移送する移送始端部側には、圃場の四隅を枕刈りした穀稈を脱穀するときに操作する。図5で示す如く上下回動自在に挟持杆6を設けた構成である。この挟持杆6の上下回動操作により、この挟持杆6により、「ON」−「OFF」されるON−OFFスイッチ方式の回動用スイッチ4aを脱穀機3の入口側の上部に設けた構成である。脱穀機3は、フィードチェン5以外は、図4で示す如くエンジン19の回転動力が直接入力されて、回転駆動される構成である。又、フィードチェン5は、変速伝動ケース21aから回転動力が入力されて、回転駆動される構成である。
【0024】
前記刈取機3と、脱穀機4と、フィードチェン5と、走行装置9とは、図4で示す如く回転駆動される構成である。又、油圧式無段変速装置26は、油圧ポンプ27と、油圧モータ28とよりなる構成である。
前記脱穀機4の伝動は、図4で示す如く、エンジン19のエンジン軸19aへ軸支して設けた三本溝のエンジンプーリ19bと、カウンタ軸22へ軸支した外プーリ22aとには、脱穀ベルト19cを掛け渡した構成である。又、脱穀機4の送風機用の送風軸23へ軸支した外送風プーリ23aと、カウンタ軸22へ軸支した内プーリ22bとには、ベルト23bを掛け渡した構成である。送風軸23へ軸支した内装風プーリ23cと、揺動装置の揺動軸24へ軸支した揺動プーリ24aとには、ベルト24bを掛け渡した構成であり、脱穀機4の各部が回転駆動される構成である。
【0025】
前記脱穀レバー16aは、図4で示す如く支持軸7cで軸支し設けた支持ボス31aを装着すると共に、脱穀レバー16aには、支持アーム31bを設けた構成である。エンジンプーリ19bと、外プーリ22aとに掛け渡した脱穀ベルト19c部には、この脱穀ベルト19cを緊張、弛緩させる脱穀テンション装置31cを回動自在に設け、この脱穀テンション装置31cと、支持アーム31bとは、スプリング31eと、ワイヤー31dとで接続させた構成である。
【0026】
前記脱穀レバー16aの「入」−「切」操作により、脱穀テンション装置31cが「入」−「切」され、脱穀機4を駆動用の脱穀ベルト19cが緊張、又は弛緩されて、脱穀機4は回転駆動、又は停止される構成である。
前記走行装置の伝動は、図4で示す如くエンジン19のエンジン軸19aへ軸支したエンジンプーリ19bと、油圧式無段変速装置26の油圧プーリ26aとには、油圧ベルト19dを掛け渡した構成である。主変速レバー16bの操作により、油圧式無段変速装置26で変速された回転動力は、副変速装置21の変速伝動ケース21aの伝動機構21bからミッションケース20の伝動機構20aへ入力されて、左右両側の走行車軸9bの走行スプロケット9cが回転駆動されて、左右両側の走行クローラ9aが変速回転駆動されて、所定の走行車速で走行する構成である。
【0027】
前記刈取機3の伝動は、図4で示す如くミッションケース20の伝動機構20aの出力軸20cへ軸支したプーリ20dと、刈取機3の支持パイプ杆14bで軸支した伝動軸14dへ軸支したワンウェイクラッチを有するプーリ14eとには、刈取ベルト14fを掛け渡した構成である。
【0028】
前記刈取レバー7は、支持ボス7aへ設け、この支持ボス7aは支持軸7cで軸支した構成である。支持ボス7aには、支持アーム7bを設け、この支持アーム7bと、ワイヤー受具25に設けた支持アーム25bとは、連結杆29で接続した構成である。ワイヤー受具25には、回動自在に刈取テンション装置25aを設け、この刈取テンション装置25aで刈取ベルト14fを緊張、及び弛緩させる構成である。
【0029】
前記刈取レバー7の「入」−「切」操作により、刈取テンション装置25aが「入」−「切」され、刈取機3を駆動用の刈取ベルト14fが緊張、又は弛緩されて、刈取機3は回転駆動、又は停止される構成である。この刈取レバー7の「入」により、脱穀レバー16aも「入」されて、脱穀機4は駆動される構成である。
【0030】
前記脱穀機4のフィードチェン5の伝動は、図4で示す如く副変速装置21の変速伝動ケース21aへ内装した伝動機構21bの出力軸21cへ軸支したプーリ21dと、チェンケース30へ内装した伝動機構30aの入力軸30bへ軸支したワンウェイクラッチを有するプーリ30cとには、チェンベルト30dを掛け渡した構成である。このチェンベルト30d部には、このチェンベルト30を緊張、及び弛緩する回動自在なチェンテンション装置34を設けた構成である。
【0031】
前記チェンケース30の伝動機構30aの出力軸5aには、前チェンスプロケット5bを軸支して設け、この前チェンスプロケット5bには、フィードチェン5を掛け渡した構成である。伝動機構30aには、クラッチ36を設けた構成である。
【0032】
前記ワイヤー受具25と、チェンテンション装置34とは、ワイヤー34aで接続した構成である。刈取レバー7の「入」−「切」操作により、チェンベルト30dが緊張、又は弛緩されて、チェンケース30の伝動機構30aへ変速伝動ケース21aの伝動機構21bの回転動力が、入力、又は停止される構成である。
【0033】
前記刈取レバー7の支持ボス7aの端部に固着したアーム32の先端部には、ピン32aを設け、このピン32aには、ワイヤー受具33をスプリング33aを介して装着した構成である。このワイヤー受具33と、モータ35のモータ軸35aへ軸支したアーム35bの先端部とは、ワイヤー35cで接続した構成である。アーム35bの前端部に設けた各連結ロット35dと、チェンケース30の伝動機構30aに設けたクラッチ36とは、接続した構成である。
【0034】
前記フィードチェン5は、刈取レバー7の「入」−「切」の操作のメカ機構で、連結杆29、ワイヤー受具25、ワイヤー35c、アーム35b、各連結ロット35d等を介して、クラッチ36が「入」−「切」され、フィードチェン5は、メカに回転駆動、又は停止される構成である。又、挟持杆6の上下回動操作で、回動用スイッチ4aの「ON」−「OFF」の電気的機構で、この回動用スイッチ4aの「ON」−「OFF」が制御装置17のCPU17aへ入力され、このCPU17aにより、モータ35が「ON」−「OFF」され、モータ軸35a、アーム35b、各連結ロット35d等を介して、クラッチ36が「入」−「切」されて、フィードチェン5は、電気的に回転駆動、又は停止される構成である。
【0035】
前記刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7の下部の折曲部は、図1〜図3で示す如く支持軸7cで回動自在に軸支した支持ボス7aへ装着した支持板7dへ挿入して、設けた構成である。
前記副変速装置21の変速伝動ケース21aへ内装した伝動機構21bを切換操作する副変速レバー8は、図1〜図3で示す如く支持軸8bには、副変速レバー8を固着した支持ボス8aを回動自在に軸支して設けた構成である。
【0036】
前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、図1〜図3で示す如くリンク機構18で接続した構成である。このリンク機構18は、刈取レバー7の支持板7dへ取付ピン18fで一方側を装着した接続杆18aの他方側と、支持軸8bで回動自在に軸支した接続板18bの一方側とは、接続ピン18eで接続した構成である。又、接続板18bの他方側には、L字形状の受板18cを固着して設け、この受板18cには、調節用ボルト18dを螺挿入して、副変速レバー8の調節位置を調整できる構成である。
【0037】
前記副変速レバー21の変速伝動ケース21aの伝動機構21bを、副変速レバー8の操作により、「高回転」位置へ切換操作により、この操作に連動して、刈取機3を「始動」−「停止」操作するときに、操作する刈取レバー7は、リンク機構18により、「切」側へ回動作動される構成である。これにより、刈取機3は自動停止される構成であると共に、この自動停止に連動して、脱穀レバー16aも「切」側へ回動作動される構成である。これにより、脱穀機4も自動停止される構成である。
【0038】
前記操作装置15に設けた刈取自動停止スイッチ16cと、オートリフトスイッチ16dとの両者を「ON」操作しなくても、刈取機3と、脱穀機4とを自動停止できる構成である。
穀稈を脱穀する前記脱穀機4内を穀稈を挟持移送するフィードチェン5の回転駆動は、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成において、穀稈を刈取り、及び移送する刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7は、副変速装置21を「高回転」〜「低回転」、及び「中立」へ切換操作する副変速レバー8の「高回転」への操作により、刈取レバー7は、「切」作動されることにより、路上走行車速である高車速を設定したときには、自動的に刈取機3の回転駆動は停止されて、刈取り作業車速でないと、この刈取機3は回動駆動されないことにより、安全な穀稈の刈取り作業ができる。又、脱穀機4も同時に停止されることにより、操作が簡単である。
【0039】
前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、図1〜図3で示す如くリンク機構18を設けて、このリンク機構18により、接続させた構成である。
前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、リンク機構18を設けて接続したことにより、簡単な構成で副変速レバー8の操作に連動して、刈取レバー7を「切」作動することができる。
【0040】
前記穀粒貯留タンク10内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク10の後側には、縦移送螺旋37aを内装した排出支持筒37を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒37の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋38aを伸縮自在に内装した排出オーガ38を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【0041】
前記刈取機3を昇降させる伸縮シリンダ13の後部側を装着する走行車台2の前枠2aの前側面には、図6、及び図7で示す如く左・右取付板2b,2cを固着して設け、これら左・右取付板2b,2cの下側面には、補強板2dを固着して設けた構成である。
【0042】
前記左・右取付板2b,2cには、図6、及び図7で示す如く前後方向に各長孔2eを設け、伸縮シリンダ13の後部側の取付孔と、この各長孔2eとへ取付用ピン(図示せず)を挿入して、伸縮シリンダ13の後部側を装着した構成である。
【0043】
これにより、前記刈取機3を最上部へ上昇操作して、トラックへコンバイン1の積み降ろし、又は圃場への出入りのときに、刈取機3の下部を地面へ当接させることがあったが、これにより、この刈取機3は、地面からのつき上げにより、ミッションケース20の取付部にモーメントが発生して、このミッションケース20の搭載位置がずれて、主変速レバー16bの「中立」位置のずれが発生することがあったが、これを解決するために、伸縮シリンダ13の後部側の取付部を長孔2eとしたことにより、これらの問題の解決ができた。又、この伸縮シリンダ13の取付も容易になった。
【0044】
前記刈取機3の支持杆14と、走行車台2の前枠2aに設けた取付板41とで支持して、刈取機3を昇降させる伸縮シリンダ13は、図8〜図11で示す如く刈取機3の中心位置により、左側へ寄せて装着した構成においては、伸縮シリンダ13の前部の前取付杆13bは、刈取機3の支持杆13bへ装着すると共に、後部は、伸縮シリンダ13の後支持ボス13aを、走行車台2の取付板41へ装着した構成である。
【0045】
前記走行車台2の前枠2aに設けたコ字形状の取付板41は、図8〜図10で示す如く取付部の巾(L2)に形成して、伸縮シリンダ13の後支持ボス13aの巾(L1)より、所定巾広く形成した構成である。又、取付板41の左右両側に設ける取付用の孔は、前後方向に長孔41aに形成して設けた構成であり、刈取機3を伸縮シリンダ13で上昇させたときに、発生するずれ角度(θ)により、こぜが発生するが、このこぜを防止する構成である。42は取付用ピンである。
【0046】
これにより、前記伸縮シリンダ13の後側の取付用の後支持ボス13aの巾(L1)より、走行車台2に設けた取付板41の取付部の巾(L2)を広巾にしたことにより、刈取機3を伸縮シリンダ13で上昇させるときに発生するずれ角度(θ)により、こぜが発生するが、これを防止できて、刈取機3の上昇がスムーズである。又、取付板41の取付孔を長孔41aとしたことにより、この伸縮シリンダ13の組付けが容易である。
【0047】
前記フィードチェン5は、図11で示す如くミッションケース20の左側には、伝動機構39fを内装した迂回ケース39を設け、この迂回ケース39の左側には、伝動軸39bを内装した支持ケース39aを設けた構成である。伝動軸39bの外端部には、出力プーリ39cを軸支した構成であり、この出力プーリ39cと、チェン伝動ケース40に設けた入力プーリ39dとには、ベルト39eを掛け渡して、チェン伝動ケース40へ回動動力が入力される構成である。
【0048】
前記チェン伝動ケース40の出力軸40aには、駆動スプロケット40bを軸支した構成である。この駆動スプロケット40bと、前チェンスプロケット5bと、テンションプーリ40cとには、フィードチェン5を掛け渡した構成であり、このフィードチェン5が回転駆動される構成である。
【0049】
前記ナローガイド11aには、図12、及び図13で示す如く左右ガイド杆11eを設けると共に、この左右ガイド杆11eの外周下側には、取付板11fを固着して設けた構成である。
前記走行車台2の上側面には、図12、及び図13で示す如くナローガイド11aの左右ガイド杆11eに設けた取付板11fを取付する受板43を固着して設け、この受板43へ左右ガイド杆11eの取付板11fを取付用ボルト43aと、ナット43bとにより、装着した構成である。このナット43bの締付けを弛めることにより、左右ガイド杆11eを介してナローガイド杆11aは、取付用ボルト43aを回動中心として、上下に回動自在な構成である。刈取る穀稈の稈長、及び倒伏状態により、ナローガイド11aの上下位置を調節できる構成である。
【0050】
これにより、前記ナローガイド11aの左右ガイド杆11eを介して上下回動する回動中心を、フィードチェン5を回動駆動するベルト39eの下方部で、走行車台2の上部に設けたことにより、このベルト39eへ左右ガイド杆11eの当接を防止できる。又、フィードチェン5の伝動機構が簡単である。更にナローガイド11aの上下調節が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】副変速レバーと、刈取レバーとの接続部の拡大側面図
【図2】副変速レバーと、刈取レバーとの接続部の拡大平面図
【図3】副変速レバーと、刈取レバーとの接続部の拡大側面図
【図4】コンバインの一部の拡大伝動機構図
【図5】コンバインの左側部の全体側面図
【図6】他の実施例を示す図で、走行車台部の拡大側面斜視図
【図7】他の実施例を示す図で、伸縮シリンダの取付部の拡大側面斜視図
【図8】他の実施例を示す図で、走行車台部の拡大側面斜視図
【図9】他の実施例を示す図で、伸縮シリンダの取付部の拡大平面図
【図10】他の実施例を示す図で、伸縮シリンダの取付部の拡大平面図
【図11】他の実施例を示す図で、迂回ケース部と、フィードチェン部の拡大側面斜視図
【図12】他の実施例を示す図で、ナローガイドの上下回動部の拡大正面図
【図13】他の実施例を示す図で、ナローガイドの上下回動部の拡大平面図
【符号の説明】
3 刈取機
4 脱穀機
5 フィードチェン
7 刈取レバー
8 副変速レバー
18 リンク機構
21 副変速装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、穀稈を刈取り、及び移送する刈取機から穀稈を引継ぎして、脱穀機内を挟持移送するフィードチェンは、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成において、刈取機を「始動」−「停止」操作する刈取レバーは、副変速装置を副変速レバーで「高回転」の回転駆動へに操作により、刈取レバーを「切」へ作動する技術であり、コンバインの刈取レバー切換装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈の刈取り収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を走行させて、このコンバインの前部に設けた刈取機で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送され、脱穀機のフィードチェンへ供給され、このフィードチェンで引継ぎ脱穀機内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機で揚穀されて、穀粒貯留タンク内へ供給され、一時貯留される。
【0003】
上述の穀稈の刈取り収穫作業中の前記フィードチェンの停止制御は、後述の如く行われる。
特に、特開平8−107711号公報の如く刈取装置と、穀稈搬送装置とを設けた刈取前処理装置を、下方の刈取作業位置と、上方の非刈取作業位置との間を昇降自在に設け、フィードチェンを駆動する駆動スプロケットは、フィードチェンクラッチを介して、伝動可能にして伝動ケースへ軸支させて設け、フィードチェンクラッチと、伝動ケースの外側へ装着した制御モータとを連動装置によって「入」−「切」操作可能に連結して設け、制御モータは、刈取前処理装置が非刈取作業位置方向へ上昇移動すると、フィードチェンクラッチは切り作動されて、脱穀機のフィードチェンは自動停止される。
【0004】
又、前記刈取前処理装置を「始動」−「停止」操作する刈取レバーと、副変速装置を「高速」−「低速」、及び「中立」へ切換操作する副変速レバー等とを設け、これら各レバーは接続させない構成であった。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−107711号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
脱穀機のフィードチェンの回転動力を、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成でないことにより、穀稈を刈取り作業開始のときに、圃場の四隅を手取りした刈取り穀稈を脱穀するときの脱穀作業が容易でなかったり、又は路上走行のときの高速走行の車速時でも、刈取前処理装置(刈取機)を自動停止制御されないことにより、刈取り収穫作業ができることで、危険であったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、穀稈を刈取り及び移送する刈取機3から穀稈を引継ぎ移送するフィードチェン5と、穀稈を挟持移送中に脱穀する脱穀機4と、フィードチェン5の回転駆動はメカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成において、刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7と、副変速装置21を「高回転」〜「低回転」、及び「中立」へ切換操作する副変速レバー8等とを設けたコンバインにおいて、前記副変速装置21を副変速レバー8の操作で「高回転」の設定に基づいて、刈取レバー7を「切」作動すべく設けたことを特徴とするコンバインの刈取レバー切換装置としたものである。
【0008】
コンバインで立毛穀稈の刈取り収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を走行させて行うが、走行開始の前段で、走行車速を刈取収穫作業の標準車速か、又は低車速かに、副変速装置21を副変速レバー8の操作により、穀稈の収穫作業車速である標準車速か、又は低車速かを設定操作すると共に、コンバインの前端部に設けた刈取機4を始動操作する刈取レバー7を「入」操作して、刈取機3を始動させる。この始動操作に連動して、脱穀機4も始動される。この始動操作のときには、脱穀機4のフィードチェン5の回転駆動は、メカ機構で回転始動される。
【0009】
前記コンバインを走行操作して、穀稈の植付圃場を走行させて、このコンバインの前部に設けた刈取機3で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機4のフィードチェン5へ供給され、このフィードチェン5で引継ぎ脱穀機4内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機4で揚送されて、穀粒貯留タンク内へ供給され、一時貯留される。
【0010】
前述の穀稈の刈取り収穫作業の前段で、圃場の四隅を手刈取りした手刈取り穀稈を脱穀するときは、前記脱穀機4のフィードチェン5の回転駆動は、電気的機構で回転始動される。
前記副変速装置21を変速操作する副変速レバー8の操作により、この副変速装置21を、路上走行時の高車速の「高回転」を設定すると、この高車速の「高回転」の駆動に基づいて、刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7は「切」操作されて、刈取機3の回転駆動は停止される。この停止に連動して、脱穀機4の回転駆動も停止される。
【0011】
請求項2に記載の発明においては、前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、リンク機構18を設けて接続したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの刈取レバー切換装置としたものである。
前記副変速装置21を変速操作する副変速レバー8の操作により、この副変速装置21の回転を、路上走行時の高車速の「高回転」を設定すると、この高車速の「高回転」へこの副変速レバー8の操作により、この副変速レバー8と、刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7とは、リンク機構18によって接続した構成であり、このために、刈取レバー7は、刈取機3を「停止」させる側へ回動操作されて、この刈取機3の回動駆動は停止される。この停止に連動して、脱穀機4の回転駆動も停止される。
【0012】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、穀稈を脱穀する脱穀機4内を穀稈を挟持移送するフィードチェン5の回転駆動は、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成である。又、穀稈を刈取り、及び移送する刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7は、副変速装置21を「高回転」〜「低回転」、及び「中立」へ切換操作する副変速レバー8の「高回転」の操作により、刈取レバー7は、「切」作動されることにより、路上走行車速である高車速を設定したときには、自動的に刈取機3の回転駆動は停止されて、刈取り作業車速でないと、この刈取機3は回転駆動されないことにより、安全な穀稈の刈取り収穫作業ができる。
【0013】
請求項2に記載の発明においては、前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、リンク機構18を設けて接続したことにより、簡単な構成で副変速レバー8の操作に連動して、刈取レバー7を「切」作動することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前方部に設けた刈取機3で刈取られた刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、走行車台2の上側へ載置した穀稈を脱穀する脱穀機4のフィードチェン5と、上下回動自在な挟持杆6とへ供給され、これらフィードチェン5と、挟持杆6とで脱穀機4内を挟持移送中に脱穀される構成である。又、フィードチェン5の回転駆動は、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成である。更に刈取機3を「始動」−「停止」させるときに操作する刈取レバー7と、副変速装置21を「高回転」〜「低回転」、及び「中立」へ切換えるときに操作する副変速レバー8とを設けた構成である。この副変速装置21を副変速レバー8の操作で、路上走行時の高車速である「高回転」の設定に基づいて、刈取レバー7を「切」作動すべく設けた構成である。脱穀機4のフィードチェン5、及び挟持杆6の構成、及びフィードチェン5の作用と、刈取レバー7と、副変速レバー8との構成、及び作用を主に図示して説明する。
【0015】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図5で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ9aを張設した走行装置9を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機4を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機4のフィードチェン5と、移送始端部側で、脱穀機4の前機壁へ前方へ突出させて設けた支持板6aへ支持ピン6bで上下回動自在に支持させて設けた挟持杆6と、移送終端部側に設けた後挟持杆16cとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機4の右横側に配設した穀粒貯留タンク10内へ一時貯留される。
【0016】
前記走行車台2の前方部には、図5で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド11a、及び各分草体11bと、立毛穀稈を引起す各引起装置11cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置12の各掻込装置12aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置11dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機4のフィードチェン5と、挟持杆6とへ受渡しする穀稈掻込移送装置12の根元・穂先移送装置12b,12c等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ13により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0017】
前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆14aの上端部には、左右方向の支持パイプ杆14bを設け、この支持パイプ杆14bを走行車台2の上側面に設けた支持装置14cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ13の作動により、刈取機3は支持パイプ杆14bを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0018】
前記刈取機3の穀稈掻込移送装置12によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機4へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク10側の前部には、図5で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う制御装置17を内装した操作装置15と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席15aとを設け、この操縦席15aの下側で、走行車台2の上側面には、エンジン19を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク10を配設する。これら走行装置9と、刈取機3と、脱穀機4と、エンジン19等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0019】
前記操作装置15には、図1〜図3、及び図5で示す如く本発明に関連する部品のみを図示して説明する。この操作装置15には、刈取機3を「始動」−「停止」させるときに操作する回動自在に各種の刈取レバー7と、副変速装置21の変速伝動ケース21aへ内装した伝動機構21を、路上走行時の走行車速の「高回転」と、穀稈を刈取る作業時の標準作業時の標準車速の「標準回転」と、低作業時の低車速の「低回転」と、「中立」とに切換のときに操作する副変速レバー8と、脱穀機4を「始動」−「停止」させるときに操作する脱穀レバー16aと、主変速レバー16b等とを設けると共に、ON−OFFスイッチ方式の刈取自動停止スイッチ16cと、刈取機3を所定高さ位置へ上昇させるときに操作するオートリフトスイッチ16d等を設けた構成である。
【0020】
前記脱穀レバー16aは、図1〜図3で示す如くこの脱穀レバー16aのみを単独で回動操作して、脱穀機4を「始動」−「停止」操作できると共に、脱穀レバー16aと、刈取レバー7とは、重合状態に設けた構成であり、この刈取レバー7の回動作動により、脱穀レバー16aも同時に回動作動される構成である。
【0021】
前記刈取自動停止スイッチ16cと、オートリフトスイッチ16dとを「ON」操作すると、この「ON」操作が制御装置17へ入力されて、この入力により、制御装置17で刈取機3と、脱穀機4のフィードチェン5との両者の作動は、自動停止制御される構成である。
【0022】
図3で示す如く前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース20内の伝動機構20aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ20bを設けた構成である。又、ミッションケース20の横側には、副変速装置21を設け、この副変速装置21は、伝動機構21bを内装した変速伝動ケース21a等よりなるを設けた構成である。
【0023】
前機脱穀機3の穀稈を移送する移送始端部側には、圃場の四隅を枕刈りした穀稈を脱穀するときに操作する。図5で示す如く上下回動自在に挟持杆6を設けた構成である。この挟持杆6の上下回動操作により、この挟持杆6により、「ON」−「OFF」されるON−OFFスイッチ方式の回動用スイッチ4aを脱穀機3の入口側の上部に設けた構成である。脱穀機3は、フィードチェン5以外は、図4で示す如くエンジン19の回転動力が直接入力されて、回転駆動される構成である。又、フィードチェン5は、変速伝動ケース21aから回転動力が入力されて、回転駆動される構成である。
【0024】
前記刈取機3と、脱穀機4と、フィードチェン5と、走行装置9とは、図4で示す如く回転駆動される構成である。又、油圧式無段変速装置26は、油圧ポンプ27と、油圧モータ28とよりなる構成である。
前記脱穀機4の伝動は、図4で示す如く、エンジン19のエンジン軸19aへ軸支して設けた三本溝のエンジンプーリ19bと、カウンタ軸22へ軸支した外プーリ22aとには、脱穀ベルト19cを掛け渡した構成である。又、脱穀機4の送風機用の送風軸23へ軸支した外送風プーリ23aと、カウンタ軸22へ軸支した内プーリ22bとには、ベルト23bを掛け渡した構成である。送風軸23へ軸支した内装風プーリ23cと、揺動装置の揺動軸24へ軸支した揺動プーリ24aとには、ベルト24bを掛け渡した構成であり、脱穀機4の各部が回転駆動される構成である。
【0025】
前記脱穀レバー16aは、図4で示す如く支持軸7cで軸支し設けた支持ボス31aを装着すると共に、脱穀レバー16aには、支持アーム31bを設けた構成である。エンジンプーリ19bと、外プーリ22aとに掛け渡した脱穀ベルト19c部には、この脱穀ベルト19cを緊張、弛緩させる脱穀テンション装置31cを回動自在に設け、この脱穀テンション装置31cと、支持アーム31bとは、スプリング31eと、ワイヤー31dとで接続させた構成である。
【0026】
前記脱穀レバー16aの「入」−「切」操作により、脱穀テンション装置31cが「入」−「切」され、脱穀機4を駆動用の脱穀ベルト19cが緊張、又は弛緩されて、脱穀機4は回転駆動、又は停止される構成である。
前記走行装置の伝動は、図4で示す如くエンジン19のエンジン軸19aへ軸支したエンジンプーリ19bと、油圧式無段変速装置26の油圧プーリ26aとには、油圧ベルト19dを掛け渡した構成である。主変速レバー16bの操作により、油圧式無段変速装置26で変速された回転動力は、副変速装置21の変速伝動ケース21aの伝動機構21bからミッションケース20の伝動機構20aへ入力されて、左右両側の走行車軸9bの走行スプロケット9cが回転駆動されて、左右両側の走行クローラ9aが変速回転駆動されて、所定の走行車速で走行する構成である。
【0027】
前記刈取機3の伝動は、図4で示す如くミッションケース20の伝動機構20aの出力軸20cへ軸支したプーリ20dと、刈取機3の支持パイプ杆14bで軸支した伝動軸14dへ軸支したワンウェイクラッチを有するプーリ14eとには、刈取ベルト14fを掛け渡した構成である。
【0028】
前記刈取レバー7は、支持ボス7aへ設け、この支持ボス7aは支持軸7cで軸支した構成である。支持ボス7aには、支持アーム7bを設け、この支持アーム7bと、ワイヤー受具25に設けた支持アーム25bとは、連結杆29で接続した構成である。ワイヤー受具25には、回動自在に刈取テンション装置25aを設け、この刈取テンション装置25aで刈取ベルト14fを緊張、及び弛緩させる構成である。
【0029】
前記刈取レバー7の「入」−「切」操作により、刈取テンション装置25aが「入」−「切」され、刈取機3を駆動用の刈取ベルト14fが緊張、又は弛緩されて、刈取機3は回転駆動、又は停止される構成である。この刈取レバー7の「入」により、脱穀レバー16aも「入」されて、脱穀機4は駆動される構成である。
【0030】
前記脱穀機4のフィードチェン5の伝動は、図4で示す如く副変速装置21の変速伝動ケース21aへ内装した伝動機構21bの出力軸21cへ軸支したプーリ21dと、チェンケース30へ内装した伝動機構30aの入力軸30bへ軸支したワンウェイクラッチを有するプーリ30cとには、チェンベルト30dを掛け渡した構成である。このチェンベルト30d部には、このチェンベルト30を緊張、及び弛緩する回動自在なチェンテンション装置34を設けた構成である。
【0031】
前記チェンケース30の伝動機構30aの出力軸5aには、前チェンスプロケット5bを軸支して設け、この前チェンスプロケット5bには、フィードチェン5を掛け渡した構成である。伝動機構30aには、クラッチ36を設けた構成である。
【0032】
前記ワイヤー受具25と、チェンテンション装置34とは、ワイヤー34aで接続した構成である。刈取レバー7の「入」−「切」操作により、チェンベルト30dが緊張、又は弛緩されて、チェンケース30の伝動機構30aへ変速伝動ケース21aの伝動機構21bの回転動力が、入力、又は停止される構成である。
【0033】
前記刈取レバー7の支持ボス7aの端部に固着したアーム32の先端部には、ピン32aを設け、このピン32aには、ワイヤー受具33をスプリング33aを介して装着した構成である。このワイヤー受具33と、モータ35のモータ軸35aへ軸支したアーム35bの先端部とは、ワイヤー35cで接続した構成である。アーム35bの前端部に設けた各連結ロット35dと、チェンケース30の伝動機構30aに設けたクラッチ36とは、接続した構成である。
【0034】
前記フィードチェン5は、刈取レバー7の「入」−「切」の操作のメカ機構で、連結杆29、ワイヤー受具25、ワイヤー35c、アーム35b、各連結ロット35d等を介して、クラッチ36が「入」−「切」され、フィードチェン5は、メカに回転駆動、又は停止される構成である。又、挟持杆6の上下回動操作で、回動用スイッチ4aの「ON」−「OFF」の電気的機構で、この回動用スイッチ4aの「ON」−「OFF」が制御装置17のCPU17aへ入力され、このCPU17aにより、モータ35が「ON」−「OFF」され、モータ軸35a、アーム35b、各連結ロット35d等を介して、クラッチ36が「入」−「切」されて、フィードチェン5は、電気的に回転駆動、又は停止される構成である。
【0035】
前記刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7の下部の折曲部は、図1〜図3で示す如く支持軸7cで回動自在に軸支した支持ボス7aへ装着した支持板7dへ挿入して、設けた構成である。
前記副変速装置21の変速伝動ケース21aへ内装した伝動機構21bを切換操作する副変速レバー8は、図1〜図3で示す如く支持軸8bには、副変速レバー8を固着した支持ボス8aを回動自在に軸支して設けた構成である。
【0036】
前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、図1〜図3で示す如くリンク機構18で接続した構成である。このリンク機構18は、刈取レバー7の支持板7dへ取付ピン18fで一方側を装着した接続杆18aの他方側と、支持軸8bで回動自在に軸支した接続板18bの一方側とは、接続ピン18eで接続した構成である。又、接続板18bの他方側には、L字形状の受板18cを固着して設け、この受板18cには、調節用ボルト18dを螺挿入して、副変速レバー8の調節位置を調整できる構成である。
【0037】
前記副変速レバー21の変速伝動ケース21aの伝動機構21bを、副変速レバー8の操作により、「高回転」位置へ切換操作により、この操作に連動して、刈取機3を「始動」−「停止」操作するときに、操作する刈取レバー7は、リンク機構18により、「切」側へ回動作動される構成である。これにより、刈取機3は自動停止される構成であると共に、この自動停止に連動して、脱穀レバー16aも「切」側へ回動作動される構成である。これにより、脱穀機4も自動停止される構成である。
【0038】
前記操作装置15に設けた刈取自動停止スイッチ16cと、オートリフトスイッチ16dとの両者を「ON」操作しなくても、刈取機3と、脱穀機4とを自動停止できる構成である。
穀稈を脱穀する前記脱穀機4内を穀稈を挟持移送するフィードチェン5の回転駆動は、メカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成において、穀稈を刈取り、及び移送する刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7は、副変速装置21を「高回転」〜「低回転」、及び「中立」へ切換操作する副変速レバー8の「高回転」への操作により、刈取レバー7は、「切」作動されることにより、路上走行車速である高車速を設定したときには、自動的に刈取機3の回転駆動は停止されて、刈取り作業車速でないと、この刈取機3は回動駆動されないことにより、安全な穀稈の刈取り作業ができる。又、脱穀機4も同時に停止されることにより、操作が簡単である。
【0039】
前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、図1〜図3で示す如くリンク機構18を設けて、このリンク機構18により、接続させた構成である。
前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、リンク機構18を設けて接続したことにより、簡単な構成で副変速レバー8の操作に連動して、刈取レバー7を「切」作動することができる。
【0040】
前記穀粒貯留タンク10内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク10の後側には、縦移送螺旋37aを内装した排出支持筒37を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒37の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋38aを伸縮自在に内装した排出オーガ38を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【0041】
前記刈取機3を昇降させる伸縮シリンダ13の後部側を装着する走行車台2の前枠2aの前側面には、図6、及び図7で示す如く左・右取付板2b,2cを固着して設け、これら左・右取付板2b,2cの下側面には、補強板2dを固着して設けた構成である。
【0042】
前記左・右取付板2b,2cには、図6、及び図7で示す如く前後方向に各長孔2eを設け、伸縮シリンダ13の後部側の取付孔と、この各長孔2eとへ取付用ピン(図示せず)を挿入して、伸縮シリンダ13の後部側を装着した構成である。
【0043】
これにより、前記刈取機3を最上部へ上昇操作して、トラックへコンバイン1の積み降ろし、又は圃場への出入りのときに、刈取機3の下部を地面へ当接させることがあったが、これにより、この刈取機3は、地面からのつき上げにより、ミッションケース20の取付部にモーメントが発生して、このミッションケース20の搭載位置がずれて、主変速レバー16bの「中立」位置のずれが発生することがあったが、これを解決するために、伸縮シリンダ13の後部側の取付部を長孔2eとしたことにより、これらの問題の解決ができた。又、この伸縮シリンダ13の取付も容易になった。
【0044】
前記刈取機3の支持杆14と、走行車台2の前枠2aに設けた取付板41とで支持して、刈取機3を昇降させる伸縮シリンダ13は、図8〜図11で示す如く刈取機3の中心位置により、左側へ寄せて装着した構成においては、伸縮シリンダ13の前部の前取付杆13bは、刈取機3の支持杆13bへ装着すると共に、後部は、伸縮シリンダ13の後支持ボス13aを、走行車台2の取付板41へ装着した構成である。
【0045】
前記走行車台2の前枠2aに設けたコ字形状の取付板41は、図8〜図10で示す如く取付部の巾(L2)に形成して、伸縮シリンダ13の後支持ボス13aの巾(L1)より、所定巾広く形成した構成である。又、取付板41の左右両側に設ける取付用の孔は、前後方向に長孔41aに形成して設けた構成であり、刈取機3を伸縮シリンダ13で上昇させたときに、発生するずれ角度(θ)により、こぜが発生するが、このこぜを防止する構成である。42は取付用ピンである。
【0046】
これにより、前記伸縮シリンダ13の後側の取付用の後支持ボス13aの巾(L1)より、走行車台2に設けた取付板41の取付部の巾(L2)を広巾にしたことにより、刈取機3を伸縮シリンダ13で上昇させるときに発生するずれ角度(θ)により、こぜが発生するが、これを防止できて、刈取機3の上昇がスムーズである。又、取付板41の取付孔を長孔41aとしたことにより、この伸縮シリンダ13の組付けが容易である。
【0047】
前記フィードチェン5は、図11で示す如くミッションケース20の左側には、伝動機構39fを内装した迂回ケース39を設け、この迂回ケース39の左側には、伝動軸39bを内装した支持ケース39aを設けた構成である。伝動軸39bの外端部には、出力プーリ39cを軸支した構成であり、この出力プーリ39cと、チェン伝動ケース40に設けた入力プーリ39dとには、ベルト39eを掛け渡して、チェン伝動ケース40へ回動動力が入力される構成である。
【0048】
前記チェン伝動ケース40の出力軸40aには、駆動スプロケット40bを軸支した構成である。この駆動スプロケット40bと、前チェンスプロケット5bと、テンションプーリ40cとには、フィードチェン5を掛け渡した構成であり、このフィードチェン5が回転駆動される構成である。
【0049】
前記ナローガイド11aには、図12、及び図13で示す如く左右ガイド杆11eを設けると共に、この左右ガイド杆11eの外周下側には、取付板11fを固着して設けた構成である。
前記走行車台2の上側面には、図12、及び図13で示す如くナローガイド11aの左右ガイド杆11eに設けた取付板11fを取付する受板43を固着して設け、この受板43へ左右ガイド杆11eの取付板11fを取付用ボルト43aと、ナット43bとにより、装着した構成である。このナット43bの締付けを弛めることにより、左右ガイド杆11eを介してナローガイド杆11aは、取付用ボルト43aを回動中心として、上下に回動自在な構成である。刈取る穀稈の稈長、及び倒伏状態により、ナローガイド11aの上下位置を調節できる構成である。
【0050】
これにより、前記ナローガイド11aの左右ガイド杆11eを介して上下回動する回動中心を、フィードチェン5を回動駆動するベルト39eの下方部で、走行車台2の上部に設けたことにより、このベルト39eへ左右ガイド杆11eの当接を防止できる。又、フィードチェン5の伝動機構が簡単である。更にナローガイド11aの上下調節が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】副変速レバーと、刈取レバーとの接続部の拡大側面図
【図2】副変速レバーと、刈取レバーとの接続部の拡大平面図
【図3】副変速レバーと、刈取レバーとの接続部の拡大側面図
【図4】コンバインの一部の拡大伝動機構図
【図5】コンバインの左側部の全体側面図
【図6】他の実施例を示す図で、走行車台部の拡大側面斜視図
【図7】他の実施例を示す図で、伸縮シリンダの取付部の拡大側面斜視図
【図8】他の実施例を示す図で、走行車台部の拡大側面斜視図
【図9】他の実施例を示す図で、伸縮シリンダの取付部の拡大平面図
【図10】他の実施例を示す図で、伸縮シリンダの取付部の拡大平面図
【図11】他の実施例を示す図で、迂回ケース部と、フィードチェン部の拡大側面斜視図
【図12】他の実施例を示す図で、ナローガイドの上下回動部の拡大正面図
【図13】他の実施例を示す図で、ナローガイドの上下回動部の拡大平面図
【符号の説明】
3 刈取機
4 脱穀機
5 フィードチェン
7 刈取レバー
8 副変速レバー
18 リンク機構
21 副変速装置
Claims (2)
- 穀稈を刈取り及び移送する刈取機3から穀稈を引継ぎ移送するフィードチェン5と、穀稈を挟持移送中に脱穀する脱穀機4と、フィードチェン5の回転駆動はメカ機構と、電気的機構とで「入」−「切」する構成において、刈取機3を「始動」−「停止」操作する刈取レバー7と、副変速装置21を「高回転」〜「低回転」、及び「中立」へ切換操作する副変速レバー8等とを設けたコンバインにおいて、前記副変速装置21を副変速レバー8の操作で「高回転」の設定に基づいて、刈取レバー7を「切」作動すべく設けたことを特徴とするコンバインの刈取レバー切換装置。
- 前記副変速レバー8と、刈取レバー7とは、リンク機構18を設けて接続したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの刈取レバー切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003106787A JP2004305178A (ja) | 2003-04-10 | 2003-04-10 | コンバインの刈取レバー切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003106787A JP2004305178A (ja) | 2003-04-10 | 2003-04-10 | コンバインの刈取レバー切換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004305178A true JP2004305178A (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=33468868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003106787A Pending JP2004305178A (ja) | 2003-04-10 | 2003-04-10 | コンバインの刈取レバー切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004305178A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008086243A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2010273608A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2011200130A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Kubota Corp | コンバインの操作装置 |
-
2003
- 2003-04-10 JP JP2003106787A patent/JP2004305178A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010273608A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
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