JP4521097B2 - 汎用コンバインの掻込みリール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汎用コンバインの刈取部において、前上方に配設する掻込みリールの昇降機構、変速機構、及びタインの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、汎用コンバインの掻込みリールは、左右の揺動アームによって支持されており、該揺動アームを回動支点軸を中心にして、回動させることにより、掻込みリールを所定高さまで昇降できるようにしていた。この際、左右の揺動アームの後端は連結部材で連結され、該連結部材により掻込みリールの支持を強化するようにしていた。
【0003】
また、掻込みリールの回転速度は、穀稈が生育中に風や雨などによって倒れた倒伏状態での作業であっても、倒伏していない状態での作業であっても、あるいは、穀稈の稈長が異なった場合でも、同じ回転速度(以下「リール速度」とする)で掻き込むようにし、主に、走行速度に合わせてリール速度を変速するようにしていた。
【0004】
そして、掻込みリールに横架した支持パイプには多数のタインが取り付けられており、その取付構造としては、タインの上下途中部に設けた係合部を、前記支持パイプからの垂設板に係合すると共に、タインの上部を、支持パイプにボルトなどで締結するようにしたものが知られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記連結部材は、揺動アームの回動支点軸と同軸上、あるいは該回動支点軸よりも前方に配設されていたため、掻込みリールを上昇させた場合には、連結部材が、運転席上の作業者の前方視界を遮り、条合わせ等の確認が難しくなる、という問題があった。これを防止するには回動支点軸自体を従来よりも低位置にすることが考えられるが、この場合には、掻込みリールの上下調節代が小さいため、倒伏状況や穀稈の稈長に合わせた最適位置に掻込リールを配置することが困難となり、穀稈を確実に掻き込むことができない、という問題もあった。
【0006】
また、リール速度を任意に変速する構造としては、割りプーリや油圧モータなどによる無段変速装置があるが、装置サイズが大きく機構も複雑なため、部品点数が増えて、コストアップやメンテナンス性の低下を招く、という問題があった。
【0007】
さらに、前述したタイン取付構造では、部品点数が多いため、部品コストが高くなり、組み立て性やメンテナンス性も悪くなる、という問題があった。また、前記支持パイプに、大きな上下方向のボルト孔を軸方向に多数形成しなければならないため、加工コストが高くなり、更には、支持パイプ自体の強度も弱くなってしまう、という問題があった。そして、この支持パイプにタインの係合部を着脱する時には強い力を要するため、取付け取外し非常に難しく、組み立て性が更に悪くなる、という問題もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
請求項1においては、刈取部(8)の前上方に掻込みリール(5)を昇降自在に配設し、該掻込みリール(5)に横架した支持パイプ(34)より、複数のタイン(20・21)を垂設した汎用コンバインにおいて、該掻込みリール(5)は、左右の揺動アーム(6L・6R)の前端に回動可能に支持し、一方の揺動アーム(6R)には、変速機構を介設するリール駆動ケース(220)を設け、該左右の揺動アーム(6L・6R)の前後途中部と、刈取フレーム(51)との間には、左右の昇降シリンダー(227R・227L)を介装し、前記掻込みリール(5)を昇降する揺動アーム(6L・6R)の基部の回動支点軸(60・60)を、前記刈取フレーム(51)より上方に延設した回動アーム(225L・225M)の上端に回動可能に支持し、該回動アーム(225L・225M)は、上下途中部を前後調整支点軸(62)に横架し、前後回動可能に軸支され、該回動アーム(225M)の下端とプラットホーム(2)の後面との間には、前後調整駆動シリンダー(224)を介装し、該左右の揺動アーム(6L・6R)を左右連結する連結部材(61)は、前記回動支点軸(60・60)よりも後方に配設し、該掻込みリール(5)を駆動するリール駆動軸(75)に動力を伝達する経路途中において、前記リール駆動ケース(220)内の基部に配置した連動枢支軸(219)上に、同一軸芯を有する多段スプロケット(80)を介設し、該多段スプロケット(80)近傍に設けたチェーンガイド(89)を操作することにより、掻込みリール(5)の回転速度を変速可能としたものである。
【0010】
請求項2においては、請求項1記載の汎用コンバインの掻込みリールにおいて、前記掻込みリール(5)に横架した支持パイプ(34)に、支持板(36)を固設し、該支持板(36)に取付孔(36a・36a)を穿孔し、前記タイン(20)の頭部(20c)には、前記取付孔(36a・36a)と連通し、締結具(37)により連結固定可能な係合孔(20a・20b)を穿孔したものである。
【0011】
請求項3においては、請求項1記載の汎用コンバインの掻込みリールにおいて、前記掻込みリール(5)に横架した支持パイプ(34)に、支持板(36)を固設し、該支持板(36)に取付孔(36b・36c)を穿孔した支持板(36)を固設すると共に、タイン(21)の頭部(21c)には、前記取付孔(36b・36c)に嵌合可能な突起(21a・21b)を形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明に係わる汎用コンバインの全体側面一部断面図、図2は刈取部の左側面図、図3は掻込みリールの平面図、図4は掻込みリールの昇降状況を示す側面図、図5は刈取部の右側面図、図6は掻込みリールへの駆動力伝達経路を示す側面図、図7は掻込みリールの変速機構の側面図、図8は同じく平面図、図9はタインの側面図、図10は別形態のタインの側面図である。
【0014】
初めに、汎用コンバインの全体構成について、図1により説明する。クローラ1上には機枠フレーム13が搭載され、該機枠フレーム13上には脱穀部18、エンジン48等が搭載され、該脱穀部18の前方には、搬送装置9を介して刈取部8が連設されると共に、脱穀部18の横側方には穀粒タンク30が搭載され、該穀粒タンク30の前方側には、運転部17が連設されている。
【0015】
さらに、前記脱穀部18の下方には、図示せぬ揺動選別装置が配置され、該揺動選別装置の下方に横設された一番コンベアの終端部には、連通してバケット式の揚穀コンベア22が立設されている。該揚穀コンベア22の上下部に軸支されたスプロケット22・23間には、コンベアチェーン25が巻回され、該コンベアチェーン25上には複数のバケット26が列設されており、前記揺動選別装置で選別された一番物などの精粒は、バケット26により掬い上げられ、そのまま揚穀コンベア22の上部まで搬送される。
【0016】
該揚穀コンベア22の上部は、連結パイプ27を介して穀粒タンク30に連通されており、該穀粒タンク30に搬送されてきた精粒は、回転する図示せぬレベリングディスクなどで弾き飛ばされて、穀粒タンク30内に均一に分散され均等に貯留できるようにしている。該穀粒タンク30の下部には、スクリュー式の搬出コンベア28が軸装され、該搬出コンベア28の終端部は穀粒排出装置42下部に連通されて、穀粒タンク30内に貯留された穀粒を、穀粒排出装置42内の排出コンベアによって、機体側方に排出できるようにしている。
【0017】
また、前記刈取部8は、刈取フレーム51で支持されるプラットホーム2内に横送りオーガ3を左右方向に収納し、回転駆動することによって穀稈を略左右中央に集めるようにしている。前記プラットホーム2前端下部には刈刃4が横設され、該刈刃4の前上方に、本発明に係わる掻込リール5が配設されている。そして、該掻込みリール5は、図示せぬ揺動アームの前端に回転駆動可能に支持され、該揺動アームの後端は、前記プラットホーム2の両側の後部上方に枢支されている。また、プラットホーム2の両側前端には分草板7が配設されている。
【0018】
前記搬送装置9では、フィーダハウス10内に図示せぬコンベアが収納され、前記プラットホーム2の後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄りで、前記横送りオーガ3のスクリュー羽根の送り終端位置に合わせてフィーダハウス10の前端が連通されている。該フィーダハウス10の後端は、前記脱穀部18の入口に連通されており、穀稈を脱穀部18へ送るようにしている。そして、フィーダハウス10の下面と機枠フレーム13との間には、駆動シリンダー50を介装し、刈取部8全体を昇降可能としている。
【0019】
次に、本発明に係わる掻込みリール5の昇降機構について、図2乃至図5により説明する。図2、図3、図5に示すように、掻込みリール5は、左右の揺動アーム6R・6Lの前端に回動可能に支持され、そのうちの右揺動アーム6Rの外側には、後述する変速機構を介設する回動駆動ケース218・リール駆動ケース220が設けられており、該リール駆動ケース220及び前記左揺動アーム6Lと、プラットホーム2左右側面の前後途中部との間には、それぞれ油圧駆動式の左右の昇降シリンダー227R・227Lが介装されている。
【0020】
また、プラットホーム2の後上部には前後調整支点軸62が横架され、該前後調整支点軸62には、側面視三角形状の回動アーム225L・225Mの上下途中部が前後回動可能に軸支され、該回動アーム225Mの下端とプラットホーム2後面との間には、前後調整駆動シリンダー224が介装されている。さらに、回動アーム225L・225M・225Rの上端には、それぞれ回動支点軸60・60・60が回動可能に支持され、該両側の回動支点軸60は、前記左右の揺動アーム6R・6L後部間に横架されると共に、前記刈取フレーム51よりも上方に配設されている。なお、回動支点軸60・60・60は同一軸心上に配置され、左側の回動アーム225L下端はプラットホーム2に枢支されて、枢支軸は前記前後調整支点軸62の軸心と一致させている。そして、揺動アーム6R・6Lの剛性を上げて、掻込みリールの支持を強化するための連結部材61は、前記回動支点軸60よりも後方に配設する構成としている。
【0021】
このような構成において、前記前後調整駆動シリンダー224を伸縮駆動すると、プラットホーム2に対して前記回動アーム225及び回動駆動ケース218の上部が前後に回動されて、掻込リール5の前後位置を調整することができる。また、前記昇降シリンダー227R・227Lを伸縮すると、掻込リール5は、倒伏状況や穀稈の稈長に適した適正位置まで昇降配置され、穀稈を確実に掻き込み、刈刃4によって穀稈の株元を切断し、横送りオーガ3でプラットホーム2の中央側に搬送してフィーダハウス10に穀稈を送ることができる。
【0022】
そして、本発明のように、掻込みリール5を昇降する揺動アーム6R・6Lの回動支点軸60を、刈取フレーム51より上方に配置すると共に、該揺動アーム6R・6L連結する連結部材61を回動支点軸60よりも後方に配設したので、図4に示すように、掻込みリール5を低位置5aから高位置5bまで昇降した場合でも、従来の如く連結部材61によって前方視界が遮られることがなくなったため、わざわざ立ち姿勢64bにならずとも、座り姿勢64aのままで刈取状態の確認を行うことができる。また、回動支点軸60は刈取フレーム51より上方にあるため、倒伏状況や穀稈の稈長や条等に合わせた最適位置に掻込リールを配置することができ、穀稈を確実に掻き込むことができるのである。
【0023】
ここで、掻込みリール5への動力伝達構成について、図5、図6により説明する。前記エンジン48からの駆動力は、図示せぬ脱穀部駆動伝達経路を介して、フィーダハウス10後部内に設けた搬送駆動入力軸201の左端部に入力され、該搬送駆動入力軸201の右端部にはスプロケット248が固設されている。該スプロケット248から図示せぬチェーン、スプロケット、ユニバーサルジョイント等を介して、フィーダハウス10前上部に軸支されたリール駆動伝達軸217に駆動力が伝達される。
【0024】
そして、該リール駆動伝達軸217に入力された動力は以下の如く分岐される。すなわち、プラットホーム2右側面に軸支された横送りオーガ3のオーガ駆動軸211には、従動スプロケット222が固設され、該従動スプロケット222と、前記リール駆動伝達軸217上のスプロケット71とは、チェーン69により連結され、駆動が横送りオーガ3に伝達されるようにしている。
【0025】
また、前記プラットホーム2右側面前部には刈刃駆動ケース213が固設され、該刈刃駆動ケース213に軸支されるプーリ214には、前記リール駆動伝達軸217上にスプロケット71と共に設けたプーリ70より、ベルト67を介して動力が伝達される構成となっており、リンク機構を介して、刈刃4の駆動刃を左右方向に往復動させて穀稈の株元を切断するようにしている。なお、ベルト67近傍にはテンションプーリ66を配設しており、該テンションプーリ66を回動させることにより、刈刃4の駆動の入切を行う。
【0026】
更に、リール駆動伝達軸217には、回動駆動ケース218下部が枢支され、該回動駆動ケース218上部に連動枢支軸219が軸支され、リール駆動伝達軸217より、スプロケット72、チェーン73、スプロケット74を介して連動枢支軸219に駆動力が伝達される。そして、前記回動駆動ケース218上部には、前記リール駆動ケース220後部が枢結され、該リール駆動ケース220前部に、掻込リール5右端部のリール駆動軸75が軸支され、前記連動枢支軸219より、多段スプロケット80、チェーン76、リール駆動スプロケット77を介して、リール駆動軸75に動力が伝達され、掻込リール5を回転駆動するようにしているのである。
【0027】
なお、前記回動駆動ケース218は上部が前後に回動可能に枢支され、該回動駆動ケース218側部に枢結されており、リール駆動ケース220前部、即ち、掻込リール5が上下に回動可能に支持されている。同様にして、前記プラットホーム2後面の左側上部に回動駆動ケース218と対向する位置には、図3に示す回動アーム225が枢結されており、該回動アーム225上部には、前記リール駆動ケース220と対向する位置に揺動アーム6Lが枢支され、該揺動アーム6L前端部に掻込リール5左側が枢支され、掻込リール5左右端部が支持されている。
【0028】
次に、このような掻込みリール5への動力伝達経路の途中に介設された、本発明に係わる変速機構78について、図6乃至図8により説明する。前記リール駆動ケース220内には、前後にケースフレーム79が配設され、該ケースフレーム79の後端部には軸受け81が固設され、該軸受け81には前記連動枢支軸219が回動可能に支持されており、連動枢支軸219の右部に、内側から順に前記スプロケット74、多段スプロケット80、及びチェーン76の離脱防止用のストッパー96が固設されている。そのうち多段スプロケット80は、複数個のスプロケット、本実施例では大小2個のスプロケット80a・80bとから構成され、いずれか一方のスプロケットと、前記リール駆動スプロケット77との間に、チェーン76が巻回されるようにしている。更に、スプロケット80aと80bとの間隔は、チェーン76の幅よりも狭くしており、これにより、チェーン76のスプロケット間の移行を円滑にすると共に、変速機構78自体を小型化できるようにしている。
【0029】
一方、前記ケースフレーム79の後端部側面には、支持部材82が固設されている。該支持部材82は、ケースフレーム79に一辺が固定され水平に突設されたステー部82aと、該ステー部82aの他辺より垂設された背面視L字状の支持台82bと、該支持台82bの底面前縁より垂設されたガイド板82cとから形成される。このうち、前記支持台82bの底面後部にはボス部83が固設され、該ボス部83には、上下方向に支点ピン84が左右回動可能に内挿され、該支点ピン84の上端には、切換部材85の前後途中部が固定されており、該切換部材85は、前記支点ピン84を中心に左右回動できるようにしている。
【0030】
この切換部材85の後端には、正面視U字状のチェーンガイド89の基部が固設され、該チェーンガイド89は、前記チェーン76に下方から係合可能としている。また、切換部材85前部の左右両側には、前記支持台82bの両側面より内側に突設した規制ピン87・87を配設し、該規制ピン87・87は螺子などで突設程度を調整可能に形成され、規制ピン87・87を回動することで、前記切換部材85の左右回動角度を特定範囲に制限できるようにしている。
【0031】
また、前記支点ピン84の下端には、変速レバー88後部の連結バー88dがボルトなどで締結固定され、一方、前記ガイド板82c下部に開口したレバーガイド82dに、変速レバー88のガイドバー88bが左右動可能に内挿されて、変速位置で維持可能に構成され、該ガイドバー88bと前記連結バー88dとは中間バネ88cで連結されている。そして、ガイドバー88bの前端には把持体88aが固設され、これら把持体88a、ガイドバー88b、中間バネ88c、及び連結バー88dとから変速レバー88が構成されている。
【0032】
更に、前記チェーン76の前後途中部には、次のようなテンション調整機構97が配設されている。該テンション調整機構97は、前記ケースフレーム79より上方に突設した支持ステー90に、略三角形状のテンションプレート94の前端が、支軸98を中心に前後回動可能に枢支され、該支軸98上には支持スプロケット93が回動可能に設けられている。さらに、テンションプレート94の後端には、テンションスプロケット95が枢支されると共に、テンションプレート94の下端は、テンションバネ92を介して、ケースフレーム79より突設した支持ステー91に連結されている。
【0033】
このようなテンション調整機構97により、前記リール駆動スプロケット75から後方に延出されたチェーン76の上側は、支持スプロケット93上部から、後方のテンションスプロケット95下部を通過した後、前記多段スプロケット80上部に連結されると共に、テンションプレート94は、テンションバネ92により支軸98を中心に常時前方に付勢して回動され、テンションプレート94上のテンションスプロケット95により、チェーン76を適正張力で張設することができる。
【0034】
このような構成において、把持体88aを把持して変速レバー88を左右水平に回動させて、所望の変速位置に位置させると、前記支点ピン84を中心にして、支点ピン84上端に固設された切換部材85が左右に回動し、該切換部材85先端のチェーンガイド89が、多段スプロケット80の一つのスプロケットに巻回されたチェーン76を、他のスプロケットまで押動することにより、伝達経路途中の中間スプロケット径を変化させて掻込みリール5の回転速度を変速できるようにしている。
【0035】
すなわち、掻込みリール5のリール駆動軸75に動力を伝達する経路途中に、同一軸芯を有する多段スプロケット80を介設し、該多段スプロケット80近傍に設けたチェーンガイド89を操作することにより、所定の回転速度伝達に必要なスプロケット80a(又は80b)上に、チェーン79を移動して巻回可能な構成にすると共に、各スプロケット80a・80bの間隔をチェーン79の幅よりも狭く配設するので、変速機構78を簡単な構造で、しかも小型化することができ、部品点数の減少によるコストダウンやメンテナンス性の向上、及び機体の小型軽量化を図ることができるのである。
【0036】
次に、掻込みリール5に垂設されるタインの取付け構造について、図3、図5、図9、図10により説明する。図3、図5、図9に示すように、掻込みリール5は、左右にそれぞれ6本の支持アーム31a・32aを有する回転輪31・32を軸架すると共に、左右に対応する支持アーム31a・32aの先端間には、多数のタイン20を取り付ける支持パイプ34が、連結アーム33を介して軸架されている。
【0037】
図9に示すように、前記支持パイプ34の外周には、側面視コ字状の支持板36が溶接などで固設され、該支持板36の平行部には一対の取付孔36a・36aが穿孔されている。一方、タイン20の頭部20cは、側面視逆U字状であり前記支持パイプ34に上方から嵌合可能であり、該頭部20cの平行部20d・20eにも一対の係合孔20a・20bが穿孔され、該係合孔20a・20bは前記取付孔36a・36aと連通されており、ボルトなどの締結具37を嵌挿して、タイン20を支持板36に締結固定できるようにしている。なお、前記平行部20d・20eの間隔は、支持パイプ34の外径よりも若干小さく構成している。
【0038】
このような構成において、タイン20の頭部20cを、上方から支持パイプ34に掛止しながら押し下げると、前記平行部20d・20eが押し広げられて、圧縮力を維持した状態で、前記支持板36を挟持し、タイン20を支持パイプ34に確実に位置決めさせることができる。これにより、係合孔20a・20bと取付孔36a・36aとが連通し、そこに前記締結具37を嵌挿して締結し、タイン20を支持パイプ34に良好に取り付けることができる。この取付け後の支持パイプ34は、タイン5と締結具37により囲まれた閉構造を形成しており、剛性の向上が図られている。
【0039】
すなわち、支持パイプ34には、取付孔36a・36aを穿孔した支持板36を固設すると共に、タイン20には、前記取付孔36a・36aと連通し締結具37により連結固定可能な係合孔20a・20bを穿孔したので、部品点数を少なくしてコストダウンができ、組み立て性やメンテナンス性の向上も図ることができる。また、支持パイプ34には孔加工が不要なため、加工コストが低減でき、また、支持パイプ34自体の強度低下も防止することができる。更には、タイン20の位置決めを簡単に行え、また、締結具37だけで固定しているため、タイン20の着脱も自在に行え、取付け取外しが容易で、組み立て性を向上することもできるのである。また、支持パイプ34は、タイン20と締結具37により外嵌された閉構造であるため、支持パイプ34の剛性がアップし、更には、取付け部への藁の引っかかりや巻き付きを確実に防ぐことができる。
【0040】
さらに、図10に示すように構成することもできる。前記支持板36の平行部には取付孔36b・36cが穿孔され、一方、タイン21の平行部21c・21dの内面より内方には突起21a・21bが突設され、該突起21a・21bは前記取付孔36b・36cに係合可能に構成されている。このうち、突起21bは扁平状で、突起21aは尖端状を呈し、該突起21aの内面は、取付孔36bの内縁に掛止可能な垂直面であり、突起21aの外面は、取付孔36bの外縁に対し、外側斜め上方に傾斜して形成されている。
【0041】
このような構成において、取付け時には、タイン21を支持パイプ34側に押し付け、突起21a・21bを取付孔36b・36cに掛止させる。そして、取り外し時には、本体21eを把持して一旦下方に引いて、突起21bを取付孔36cから外した後、前記突起21aを中心にして回動(図10では右回転)させ、そのまま、平行部21cを外側(図10では右方)に押し出すと、簡単にタイン21を支持パイプ34から取り外すことができる。
【0042】
すなわち、支持パイプ34には、取付孔36b・36cを穿孔した支持板36を固設すると共に、タイン21には、前記取付孔36b・36cに嵌合可能な突起21a・21bを形成したので、前記のような締結具37を使用せずにタイン21を着脱することができるのである。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次のような効果を奏するものである。
請求項1に記載の如く、刈取部(8)の前上方に掻込みリール(5)を昇降自在に配設し、該掻込みリール(5)に横架した支持パイプ(34)より、複数のタイン(20・21)を垂設した汎用コンバインにおいて、該掻込みリール(5)は、左右の揺動アーム(6L・6R)の前端に回動可能に支持し、一方の揺動アーム(6R)には、変速機構を介設するリール駆動ケース(220)を設け、該左右の揺動アーム(6L・6R)の前後途中部と、刈取フレーム(51)との間には、左右の昇降シリンダー(227R・227L)を介装し、前記掻込みリール(5)を昇降する揺動アーム(6L・6R)の基部の回動支点軸(60・60)を、前記刈取フレーム(51)より上方に延設した回動アーム(225L・225M)の上端に回動可能に支持し、該回動アーム(225L・225M)は、上下途中部を前後調整支点軸(62)に横架し、前後回動可能に軸支され、該回動アーム(225M)の下端とプラットホーム(2)の後面との間には、前後調整駆動シリンダー(224)を介装し、該左右の揺動アーム(6L・6R)を左右連結する連結部材(61)は、前記回動支点軸(60・60)よりも後方に配設し、該掻込みリール(5)を駆動するリール駆動軸(75)に動力を伝達する経路途中において、前記リール駆動ケース(220)内の基部に配置した連動枢支軸(219)上に、同一軸芯を有する多段スプロケット(80)を介設し、該多段スプロケット(80)近傍に設けたチェーンガイド(89)を操作することにより、掻込みリール(5)の回転速度を変速可能としたので、掻込みリールを低位置から高位置まで昇降した場合でも、従来の如く連結部材によって前方視界が遮られることがなくなったため、わざわざ立ち姿勢にならずとも、座り姿勢のままで刈取作業の確認を行うことができる。
また、回動支点軸は刈取フレームより上方にあるため、可動範囲が広がり、倒伏状況や穀稈の稈長に合わせた最適位置に掻込リールを配置することができ、穀稈を確実に掻き込むことができるのである。
【0044】
また、刈取部の前上方に掻込みリールを昇降自在に配設し、該掻込みリールの回転速度を変更可能な変速機構を設けた汎用コンバインにおいて、掻込みリールの支軸に動力を伝達する経路途中に、同一軸芯を有する多段スプロケットを介設し、該多段スプロケット近傍に設けたチェーンガイドを操作することにより変速可能としたので、変速機構を簡単な構造で、しかも小型化することができ、部品点数の減少によるコストダウンやメンテナンス性の向上、及び機体の小型軽量化を図ることができるのである。
【0045】
請求項2に記載の如く、請求項1記載の汎用コンバインの掻込みリールにおいて、前記掻込みリール(5)に横架した支持パイプ(34)に、支持板(36)を固設し、該支持板(36)に取付孔(36a・36a)を穿孔し、前記タイン(20)の頭部(20c)には、前記取付孔(36a・36a)と連通し、締結具(37)により連結固定可能な係合孔(20a・20b)を穿孔したので、部品点数を少なくしてコストダウンができ、組み立て性やメンテナンス性の向上も図ることができる。
また、支持パイプには孔加工が不要なため、加工コストが低減でき、また、支持パイプ自体の強度低下も防止することができる。更には、タインの位置決めを簡単に行え、また、締結具だけで固定しているため、タインの着脱も自在に行え、取付け取外しが容易で、組み立て性を向上することもできるのである。
【0046】
請求項3に記載の如く、請求項1記載の汎用コンバインの掻込みリールにおいて、前記掻込みリール(5)に横架した支持パイプ(34)に、支持板(36)を固設し、該支持板(36)に取付孔(36b・36c)を穿孔した支持板(36)を固設すると共に、タイン(21)の頭部(21c)には、前記取付孔(36b・36c)に嵌合可能な突起(21a・21b)を形成したので、刈取部の前上方に掻込みリールを昇降自在に配設し、該掻込みリールに横架した支持パイプよりタインを垂設した汎用コンバインにおいて、該支持パイプには、取付孔を穿孔した支持板を固設すると共に、タインには、前記取付孔に嵌合可能な突起を形成したので、締結具がなくともタインを簡単に着脱することができ、取付け取外しが容易で、一層の組み立て性の向上を図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる汎用コンバインの全体側面一部断面図である。
【図2】 刈取部の左側面である。
【図3】 掻込みリールの平面図である。
【図4】 掻込みリールの昇降状況を示す側面図である。
【図5】 刈取部の右側面図である。
【図6】 掻込みリールへの駆動力伝達経路を示す側面図である。
【図7】 掻込みリールの変速機構の側面図である。
【図8】 同じく平面図である。
【図9】 タインの側面図である。
【図10】 別形態のタインの側面図である。
【符号の説明】
5 掻込みリール
6L・6R 揺動アーム
8 刈取部
20・21 タイン
20a・20b 係合孔
21a・21b 突起
34 支持パイプ
36 支持板
36a・36b・36c 取付孔
37 締結具
51 刈取フレーム
60 回動支点軸
61 連結部材
76 チェーン
78 変速機構
80多段スプロケット
89 チェーンガイド

Claims (3)

  1. 刈取部(8)の前上方に掻込みリール(5)を昇降自在に配設し、該掻込みリール(5)に横架した支持パイプ(34)より、複数のタイン(20・21)を垂設した汎用コンバインにおいて、該掻込みリール(5)は、左右の揺動アーム(6L・6R)の前端に回動可能に支持し、一方の揺動アーム(6R)には、変速機構を介設するリール駆動ケース(220)を設け、該左右の揺動アーム(6L・6R)の前後途中部と、刈取フレーム(51)との間には、左右の昇降シリンダー(227R・227L)を介装し、前記掻込みリール(5)を昇降する揺動アーム(6L・6R)の基部の回動支点軸(60・60)を、前記刈取フレーム(51)より上方に延設した回動アーム(225L・225M)の上端に回動可能に支持し、該回動アーム(225L・225M)は、上下途中部を前後調整支点軸(62)に横架し、前後回動可能に軸支され、該回動アーム(225M)の下端とプラットホーム(2)の後面との間には、前後調整駆動シリンダー(224)を介装し、該左右の揺動アーム(6L・6R)を左右連結する連結部材(61)は、前記回動支点軸(60・60)よりも後方に配設し、該掻込みリール(5)を駆動するリール駆動軸(75)に動力を伝達する経路途中において、前記リール駆動ケース(220)内の基部に配置した連動枢支軸(219)上に、同一軸芯を有する多段スプロケット(80)を介設し、該多段スプロケット(80)近傍に設けたチェーンガイド(89)を操作することにより、掻込みリール(5)の回転速度を変速可能としたことを特徴とする汎用コンバインの掻込みリール。
  2. 請求項1記載の汎用コンバインの掻込みリールにおいて、前記掻込みリール(5)に横架した支持パイプ(34)には、支持板(36)を固設し、該支持板(36)に取付孔(36a・36a)を穿孔し、前記タイン(20)の頭部(20c)には、前記取付孔(36a・36a)と連通し、締結具(37)により連結固定可能な係合孔(20a・20b)を穿孔したことを特徴とする汎用コンバインの掻込みリール。
  3. 請求項1記載の汎用コンバインの掻込みリールにおいて、前記掻込みリール(5)に横架した支持パイプ(34)に、支持板(36)を固設し、該支持板(36)に取付孔(36b・36c)を穿孔した支持板(36)を固設すると共に、タイン(21)の頭部(21c)には、前記取付孔(36b・36c)に嵌合可能な突起(21a・21b)を形成したことを特徴とする汎用コンバインの掻込みリール。
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