JP2001327214A - 汎用コンバインの掻込みリール - Google Patents

汎用コンバインの掻込みリール

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JP2001327214A JP2000152417A JP2000152417A JP2001327214A JP 2001327214 A JP2001327214 A JP 2001327214A JP 2000152417 A JP2000152417 A JP 2000152417A JP 2000152417 A JP2000152417 A JP 2000152417A JP 2001327214 A JP2001327214 A JP 2001327214A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の掻込みリールを有する汎用コンバイン
では、掻込みリールの左右揺動アームを連結する連結部
材のために、掻込みリールを上昇させた場合に作業者の
前方視界を遮られる、という問題、又は、リール速度を
変速できないため、穀稈状況に的確に対応できず確実に
掻き込めない、という問題、更には、タインの取付け構
造が複雑なため、組み立て性等が悪い、という問題等が
あった。 【解決手段】 揺動アームの回動支点軸を、刈取フレー
ムより上方に配置すると共に、連結部材は前記回動支点
軸よりも後方に配設し、また、掻込みリールの回転速度
を自在に変更可能な変速機構を設け、更には、タイン取
付け構造は、支持パイプに固設した支持板の取付孔を用
いて、タインを支持パイプに係合できるものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用コンバインの
刈取部において前上方に配設する掻込みリールの昇降機
構、変速機構、及びタインの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、汎用コンバインの掻込みリー
ルは、左右の揺動アームによって支持されており、該揺
動アームを回動支点軸を中心にして前後方向に回動させ
ることにより、掻込みリールを所定高さまで昇降できる
ようにしていた。この際、左右の揺動アームの後端は連
結部材で連結され、該連結部材により掻込みリールの支
持を強化するようにしていた。
【0003】また、掻込みリールの回転速度は、穀稈が
生育中に風や雨などによって倒れた倒伏状態での作業で
あっても、倒伏していない状態での作業であっても、あ
るいは、穀稈の稈長が異なった場合でも、同じ回転速度
(以下「リール速度」とする)で掻き込むようにし、主
に、走行速度に合わせてリール速度を変速するようにし
ていた。
【0004】そして、掻込みリールに横架した支持パイ
プには多数のタインが取り付けられており、その取付構
造としては、タインの上下途中部に設けた係合部を、前
記支持パイプからの垂設板に係合すると共に、タインの
上部を、支持パイプにボルトなどで締結するようにした
ものが知られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記連
結部材は、揺動アームの回動支点軸と同軸上、あるいは
該回動支点軸よりも前方に配設されていたため、掻込み
リールを上昇させた場合には、連結部材が、運転席上の
作業者の前方視界を遮り、条合わせ等の確認が難しくな
る、という問題があった。これを防止するには回動支点
軸自体を従来よりも低位置にすることが考えられるが、
この場合には、掻込みリールの上下調節代が小さいた
め、倒伏状況や穀稈の稈長に合わせた最適位置に掻込リ
ールを配置することが困難となり、穀稈を確実に掻き込
むことができない、という問題もあった。
【0006】また、リール速度を任意に変速する構造と
しては、割りプーリや油圧モータなどによる無段変速装
置があるが、装置サイズが大きく機構も複雑なため、部
品点数が増えて、コストアップやメンテナンス性の低下
を招く、という問題があった。
【0007】さらに、前述したタイン取付構造では、部
品点数が多いため、部品コストが高くなり、組み立て性
やメンテナンス性も悪くなる、という問題があった。ま
た、前記支持パイプに、大きな上下方向のボルト孔を軸
方向に多数形成しなければならないため、加工コストが
高くなり、更には、支持パイプ自体の強度も弱くなって
しまう、という問題があった。そして、この支持パイプ
にタインの係合部を着脱する時には強い力を要するた
め、取付け取外し非常に難しく、組み立て性が更に悪く
なる、という問題もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、請求項1においては、
刈取部の前上方に掻込みリールを昇降自在に配設し、該
掻込みリールに横架した支持パイプよりタインを垂設し
た汎用コンバインにおいて、前記掻込みリールを昇降す
る揺動アームの回動支点軸を、刈取フレームより上方に
配置すると共に、該揺動アームを左右連結する連結部材
は、前記回動支点軸よりも後方に配設したものである。
【0009】請求項2においては、刈取部の前上方に掻
込みリールを昇降自在に配設し、該掻込みリールの回転
速度を変更可能な変速機構を設けた汎用コンバインにお
いて、掻込みリールの支軸に動力を伝達する経路途中
に、同一軸芯を有する多段スプロケットを介設し、該多
段スプロケット近傍に設けたチェーンガイドを操作する
ことにより変速可能としたものである。
【0010】請求項3においては、刈取部の前上方に掻
込みリールを昇降自在に配設し、該掻込みリールに横架
した支持パイプよりタインを垂設した汎用コンバインに
おいて、支持パイプには、取付孔を穿孔した支持板を固
設すると共に、タインには、前記取付孔と連通し締結具
により連結固定可能な係合孔を穿孔したものである。
【0011】請求項4においては、前記支持パイプは、
タインと締結具により外嵌された閉構造をとるものであ
る。
【0012】請求項5においては、刈取部の前上方に掻
込みリールを昇降自在に配設し、該掻込みリールに横架
した支持パイプよりタインを垂設した汎用コンバインに
おいて、該支持パイプには、取付孔を穿孔した支持板を
固設すると共に、タインには、前記取付孔に嵌合可能な
突起を形成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係わる汎用コンバイン
の全体側面一部断面図、図2は刈取部の左側面図、図3
は掻込みリールの平面図、図4は掻込みリールの昇降状
況を示す側面図、図5は刈取部の右側面図、図6は掻込
みリールへの駆動力伝達経路を示す側面図、図7は掻込
みリールの変速機構の側面図、図8は同じく平面図、図
9はタインの側面図、図10は別形態のタインの側面図
である。
【0014】初めに、汎用コンバインの全体構成につい
て、図1により説明する。クローラ1上には機枠フレー
ム13が搭載され、該機枠フレーム13上には脱穀部1
8、エンジン48等が搭載され、該脱穀部18の前方に
は、搬送装置9を介して刈取部8が連設されると共に、
脱穀部18の横側方には穀粒タンク30が搭載され、該
穀粒タンク30の前方側には、運転部17が連設されて
いる。
【0015】さらに、前記脱穀部18の下方には、図示
せぬ揺動選別装置が配置され、該揺動選別装置の下方に
横設された一番コンベアの終端部には、連通してバケッ
ト式の揚穀コンベア22が立設されている。該揚穀コン
ベア22の上下部に軸支されたスプロケット22・23
間にはコンベアチェーン25が巻回され、該コンベアチ
ェーン25上には複数のバケット26が列設されてお
り、前記揺動選別装置で選別された一番物などの精粒
は、バケット26により掬い上げられ、そのまま揚穀コ
ンベア22の上部まで搬送される。
【0016】該揚穀コンベア22の上部は、連結パイプ
27を介して穀粒タンク30に連通されており、該穀粒
タンク30に搬送されてきた精粒は、回転する図示せぬ
レベリングディスクなどで弾き飛ばされて、穀粒タンク
30内に均一に分散され均等に貯留できるようにしてい
る。該穀粒タンク30の下部桶には、スクリュー式の搬
出コンベア28が軸装され、該搬出コンベア28の終端
部は穀粒排出装置42下部に連通されて、穀粒タンク3
0内に貯留された穀粒を、穀粒排出装置42内の排出コ
ンベアによって、機体側方に排出できるようにしてい
る。
【0017】また、前記刈取部8は、刈取フレーム51
で支持されるプラットホーム2内に横送りオーガ3を左
右方向に収納し、回転駆動することによって穀稈を略左
右中央に集めるようにしている。前記プラットホーム2
前端下部には刈刃4が横設され、該刈刃4の前上方に、
本発明に係わる掻込リール5が配設されている。そし
て、該掻込みリール5は図示せぬ揺動アームの前端に回
転駆動可能に支持され、該揺動アームの後端は、前記プ
ラットホーム2の両側の後部上方に枢支されている。ま
た、プラットホーム2の両側前端には分草板7が配設さ
れている。
【0018】前記搬送装置9では、フィーダハウス10
内に図示せぬコンベアが収納され、前記プラットホーム
2の後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄り
で、前記横送りオーガ3のスクリュー羽根の送り終端位
置に合わせてフィーダハウス10の前端が連通されてい
る。該フィーダハウス10の後端は、前記脱穀部18の
入口に連通されており、穀稈を脱穀部18へ送るように
している。そして、フィーダハウス10の下面と機枠フ
レーム13との間には、駆動シリンダー50を介装し、
刈取部8全体を昇降可能としている。
【0019】次に、本発明に係わる掻込みリール5の昇
降機構について、図2乃至図5により説明する。図2、
図3、図5に示すように、掻込みリール5は、左右の揺
動アーム6R・6Lの前端に回動可能に支持され、その
うちの右揺動アーム6Rの外側には、後述する変速機構
を介設する回動駆動ケース218・リール駆動ケース2
20が設けられており、該リール駆動ケース220及び
前記左揺動アーム6Lと、プラットホーム2左右側面の
前後途中部との間には、それぞれ油圧駆動式の左右の昇
降シリンダー227R・227Lが介装されている。
【0020】また、プラットホーム2の後上部には前後
調整支点軸62が横架され、該前後調整支点軸62に
は、側面視三角形状の回動アーム225L・225Mの
上下途中部が前後回動可能に軸支され、該回動アーム2
25Mの下端とプラットホーム2後面との間には、前後
調整駆動シリンダー224が介装されている。さらに、
回動アーム225L・225M・225Rの上端には、
それぞれ回動支点軸60・60・60が回動可能に支持
され、該両側の回動支点軸60は、前記左右の揺動アー
ム6R・6L後部間に横架されると共に、前記刈取フレ
ーム51よりも上方に配設されている。なお、回動支点
軸60・60・60は同一軸心上に配置され、左側の回
動アーム225L下端はプラットホーム2に枢支され
て、枢支軸は前記前後調整支点軸62の軸心と一致させ
ている。そして、揺動アーム6R・6Lの剛性を上げ
て、掻込みリールの支持を強化するための連結部材61
は、前記回動支点軸60よりも後方に配設する構成とし
ている。
【0021】このような構成において、前記前後調整駆
動シリンダー224を伸縮駆動すると、プラットホーム
2に対して前記回動アーム225及び回動駆動ケース2
18の上部が前後に回動されて、掻込リール5の前後位
置を調整することができる。また、前記昇降シリンダー
227R・227Lを伸縮すると、掻込リール5は、倒
伏状況や穀稈の稈長に適した適正位置まで昇降配置さ
れ、穀稈を確実に掻き込み、刈刃4によって穀稈の株元
を切断し、横送りオーガ3でプラットホーム2の中央側
に搬送してフィーダハウス10に穀稈を送ることができ
る。
【0022】そして、本発明のように、掻込みリール5
を昇降する揺動アーム6R・6Lの回動支点軸60を、
刈取フレーム51より上方に配置すると共に、該揺動ア
ーム6R・6L連結する連結部材61を回動支点軸60
よりも後方に配設したので、図4に示すように、掻込み
リール5を低位置5aから高位置5bまで昇降した場合
でも、従来の如く連結部材61によって前方視界が遮ら
れることがなくなったため、わざわざ立ち姿勢64bに
ならずとも、座り姿勢64aのままで刈取状態の確認を
行うことができる。また、回動支点軸60は刈取フレー
ム51より上方にあるため、倒伏状況や穀稈の稈長や条
等に合わせた最適位置に掻込リールを配置することがで
き、穀稈を確実に掻き込むことができるのである。
【0023】ここで、掻込みリール5への動力伝達構成
について、図5、図6により説明する。前記エンジン4
8からの駆動力は、図示せぬ脱穀部駆動伝達経路を介し
て、フィーダハウス10後部内に設けた搬送駆動入力軸
201の左端部に入力され、該搬送駆動入力軸201の
右端部にはスプロケット248が固設されている。該ス
プロケット248から図示せぬチェーン、スプロケッ
ト、ユニバーサルジョイント等を介して、フィーダハウ
ス10前上部に軸支されたリール駆動伝達軸217に駆
動力が伝達される。
【0024】そして、該リール駆動伝達軸217に入力
された動力は以下の如く分岐される。すなわち、プラッ
トホーム2右側面に軸支された横送りオーガ3のオーガ
駆動軸211には、従動スプロケット222が固設さ
れ、該従動スプロケット222と、前記リール駆動伝達
軸217上のスプロケット71とは、チェーン69によ
り連結され、駆動が横送りオーガ3に伝達されるように
している。
【0025】また、前記プラットホーム2右側面前部に
は刈刃駆動ケース213が固設され、該刈刃駆動ケース
213に軸支されるプーリ214には、前記リール駆動
伝達軸217上にスプロケット71と共に設けたプーリ
70より、ベルト67を介して動力が伝達される構成と
なっており、リンク機構を介して刈刃4の駆動刃を左右
方向に往復動させて穀稈の株元を切断するようにしてい
る。なお、ベルト67近傍にはテンションプーリ66を
配設しており、該テンションプーリ66を回動させるこ
とにより、刈刃4の駆動の入切を行う。
【0026】更に、リール駆動伝達軸217には回動駆
動ケース218下部が枢支され、該回動駆動ケース21
8上部に連動枢支軸219が軸支され、リール駆動伝達
軸217より、スプロケット72、チェーン73、スプ
ロケット74を介して連動枢支軸219に駆動力が伝達
される。そして、前記回動駆動ケース218上部には前
記リール駆動ケース220後部が枢結され、該リール駆
動ケース220前部に、掻込リール5右端部のリール駆
動軸75が軸支され、前記連動枢支軸219より、多段
スプロケット80、チェーン76、リール駆動スプロケ
ット77を介して、リール駆動軸75に動力が伝達さ
れ、掻込リール5を回転駆動するようにしているのであ
る。
【0027】なお、前記回動駆動ケース218は上部が
前後に回動可能に枢支され、該回動駆動ケース218側
部に枢結されており、リール駆動ケース220前部、即
ち、掻込リール5が上下に回動可能に支持されている。
同様にして、前記プラットホーム2後面の左側上部に回
動駆動ケース218と対向する位置には、図3に示す回
動アーム225が枢結されており、該回動アーム225
上部には、前記リール駆動ケース220と対向する位置
に揺動アーム6Lが枢支され、該揺動アーム6L前端部
に掻込リール5左側が枢支され、掻込リール5左右端部
が支持されている。
【0028】次に、このような掻込みリール5への動力
伝達経路の途中に介設された、本発明に係わる変速機構
78について、図6乃至図8により説明する。前記リー
ル駆動ケース220内には、前後にケースフレーム79
が配設され、該ケースフレーム79の後端部には軸受け
81が固設され、該軸受け81には前記連動枢支軸21
9が回動可能に支持されており、連動枢支軸219の右
部に、内側から順に前記スプロケット74、多段スプロ
ケット80、及びチェーン76の離脱防止用のストッパ
ー96が固設されている。そのうち多段スプロケット8
0は、複数個のスプロケット、本実施例では大小2個の
スプロケット80a・80bとから構成され、いずれか
一方のスプロケットと、前記リール駆動スプロケット7
7との間にチェーン76が巻回されるようにしている。
更に、スプロケット80aと80bとの間隔は、チェー
ン76の幅よりも狭くしており、これにより、チェーン
76のスプロケット間の移行を円滑にすると共に、変速
機構78自体を小型化できるようにしている。
【0029】一方、前記ケースフレーム79の後端部側
面には支持部材82が固設されている。該支持部材82
は、ケースフレーム79に一辺が固定され水平に突設さ
れたステー部82aと、該ステー部82aの他辺より垂
設された背面視L字状の支持台82bと、該支持台82
bの底面前縁より垂設されたガイド板82cとから形成
される。このうち、前記支持台82bの底面後部にはボ
ス部83が固設され、該ボス部83には、上下方向に支
点ピン84が左右回動可能に内挿され、該支点ピン84
の上端には、切換部材85の前後途中部が固定されてお
り、該切換部材85は、前記支点ピン84を中心に左右
回動できるようにしている。
【0030】この切換部材85の後端には、正面視U字
状のチェーンガイド89の基部が固設され、該チェーン
ガイド89は、前記チェーン76に下方から係合可能と
している。また、切換部材85前部の左右両側には、前
記支持台82bの両側面より内側に突設した規制ピン8
7・87を配設し、該規制ピン87・87は螺子などで
突設程度を調整可能に形成され、規制ピン87・87を
回動することで、前記切換部材85の左右回動角度を特
定範囲に制限できるようにしている。
【0031】また、前記支点ピン84の下端には、変速
レバー88後部の連結バー88dがボルトなどで締結固
定され、一方、前記ガイド板82c下部に開口したレバ
ーガイド82dに、変速レバー88のガイドバー88b
が左右動可能に内挿されて、変速位置で維持可能に構成
され、該ガイドバー88bと前記連結バー88dとは中
間バネ88cで連結されている。そして、ガイドバー8
8bの前端には把持体88aが固設され、これら把持体
88a、ガイドバー88b、中間バネ88c、及び連結
バー88dとから変速レバー88が構成されている。
【0032】更に、前記チェーン76の前後途中部に
は、次のようなテンション調整機構97が配設されてい
る。該テンション調整機構97は、前記ケースフレーム
79より上方に突設した支持ステー90に、略三角形状
のテンションプレート94の前端が、支軸98を中心に
前後回動可能に枢支され、該支軸98上には支持スプロ
ケット93が回動可能に設けられている。さらに、テン
ションプレート94の後端には、テンションスプロケッ
ト95が枢支されると共に、テンションプレート94の
下端は、テンションバネ92を介して、ケースフレーム
79より突設した支持ステー91に連結されている。
【0033】このようなテンション調整機構97によ
り、前記リール駆動スプロケット75から後方に延出さ
れたチェーン76の上側は、支持スプロケット93上部
から、後方のテンションスプロケット95下部を通過し
た後、前記多段スプロケット80上部に連結されると共
に、テンションプレート94は、テンションバネ92に
より支軸98を中心に常時前方に付勢して回動され、テ
ンションプレート94上のテンションスプロケット95
により、チェーン76を適正張力で張設することができ
る。
【0034】このような構成において、把持体88aを
把持して変速レバー88を左右水平に回動させて、所望
の変速位置に位置させると、前記支点ピン84を中心に
して、支点ピン84上端に固設された切換部材85が左
右に回動し、該切換部材85先端のチェーンガイド89
が、多段スプロケット80の一つのスプロケットに巻回
されたチェーン76を、他のスプロケットまで押動する
ことにより、伝達経路途中の中間スプロケット径を変化
させて掻込みリール5の回転速度を変速できるようにし
ている。
【0035】すなわち、掻込みリール5のリール駆動軸
75に動力を伝達する経路途中に、同一軸芯を有する多
段スプロケット80を介設し、該多段スプロケット80
近傍に設けたチェーンガイド89を操作することによ
り、所定の回転速度伝達に必要なスプロケット80a
(又は80b)上に、チェーン79を移動して巻回可能
な構成にすると共に、各スプロケット80a・80bの
間隔をチェーン79の幅よりも狭く配設するので、変速
機構78を簡単な構造で、しかも小型化することがで
き、部品点数の減少によるコストダウンやメンテナンス
性の向上、及び機体の小型軽量化を図ることができるの
である。
【0036】次に、掻込みリール5に垂設されるタイン
の取付け構造について、図3、図5、図9、図10によ
り説明する。図3、図5、図9に示すように、掻込みリ
ール5は、左右にそれぞれ6本の支持アーム31a・3
2aを有する回転輪31・32を軸架すると共に、左右
に対応する支持アーム31a・32aの先端間には、多
数のタイン20を取り付ける支持パイプ34が、連結ア
ーム33を介して軸架されている。
【0037】図9に示すように、前記支持パイプ34の
外周には、側面視コ字状の支持板36が溶接などで固設
され、該支持板36の平行部には一対の取付孔36a・
36aが穿孔されている。一方、タイン20の頭部20
cは、側面視逆U字状であり前記支持パイプ34に上方
から嵌合可能であり、該頭部20cの平行部20d・2
0eにも一対の係合孔20a・20bが穿孔され、該係
合孔20a・20bは前記取付孔36a・36aと連通
されており、ボルトなどの締結具37を嵌挿して、タイ
ン20を支持板36に締結固定できるようにしている。
なお、前記平行部20d・20eの間隔は、支持パイプ
34の外径よりも若干小さく構成している。
【0038】このような構成において、タイン20の頭
部20cを、上方から支持パイプ34に掛止しながら押
し下げると、前記平行部20d・20eが押し広げられ
て、圧縮力を維持した状態で、前記支持板36を挟持
し、タイン20を支持パイプ34に確実に位置決めさせ
ることができる。これにより、係合孔20a・20bと
取付孔36a・36aとが連通し、そこに前記締結具3
7を嵌挿して締結し、タイン20を支持パイプ34に良
好に取り付けることができる。この取付け後の支持パイ
プ34は、タイン5と締結具37により囲まれた閉構造
を形成しており、剛性の向上が図られている。
【0039】すなわち、支持パイプ34には、取付孔3
6a・36aを穿孔した支持板36を固設すると共に、
タイン20には、前記取付孔36a・36aと連通し締
結具37により連結固定可能な係合孔20a・20bを
穿孔したので、部品点数を少なくしてコストダウンがで
き、組み立て性やメンテナンス性の向上も図ることがで
きる。また、支持パイプ34には孔加工が不要なため、
加工コストが低減でき、また、支持パイプ34自体の強
度低下も防止することができる。更には、タイン20の
位置決めを簡単に行え、また、締結具37だけで固定し
ているため、タイン20の着脱も自在に行え、取付け取
外しが容易で、組み立て性を向上することもできるので
ある。また、支持パイプ34は、タイン20と締結具3
7により外嵌された閉構造であるため、支持パイプ34
の剛性がアップし、更には、取付け部への藁の引っかか
りや巻き付きを確実に防ぐことができる。
【0040】さらに、図10に示すように構成すること
もできる。前記支持板36の平行部には取付孔36b・
36cが穿孔され、一方、タイン21の平行部21c・
21dの内面より内方には突起21a・21bが突設さ
れ、該突起21a・21bは前記取付孔36b・36c
に係合可能に構成されている。このうち、突起21bは
扁平状で、突起21aは尖端状を呈し、該突起21aの
内面は、取付孔36bの内縁に掛止可能な垂直面であ
り、突起21aの外面は、取付孔36bの外縁に対し、
外側斜め上方に傾斜して形成されている。
【0041】このような構成において、取付け時には、
タイン21を支持パイプ34側に押し付け、突起21a
・21bを取付孔36b・36cに掛止させる。そし
て、取り外し時には、本体21eを把持して一旦下方に
引いて、突起21bを取付孔36cから外した後、前記
突起21aを中心にして回動(図10では右回転)さ
せ、そのまま、平行部21cを外側(図10では右方)
に押し出すと、簡単にタイン21を支持パイプ34から
取り外すことができる。
【0042】すなわち、支持パイプ34には、取付孔3
6b・36cを穿孔した支持板36を固設すると共に、
タイン21には、前記取付孔36b・36cに嵌合可能
な突起21a・21bを形成したので、前記のような締
結具37を使用せずにタイン21を着脱することができ
るのである。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1の
ように、刈取部の前上方に掻込みリールを昇降自在に配
設し、該掻込みリールに横架した支持パイプよりタイン
を垂設した汎用コンバインにおいて、前記掻込みリール
を昇降する揺動アームの回動支点軸を、刈取フレームよ
り上方に配置すると共に、該揺動アームを左右連結する
連結部材は、前記回動支点軸よりも後方に配設したの
で、掻込みリールを低位置から高位置まで昇降した場合
でも、従来の如く連結部材によって前方視界が遮られる
ことがなくなったため、わざわざ立ち姿勢にならずと
も、座り姿勢のままで刈取作業の確認を行うことができ
る。また、回動支点軸は刈取フレームより上方にあるた
め、可動範囲が広がり、倒伏状況や穀稈の稈長に合わせ
た最適位置に掻込リールを配置することができ、穀稈を
確実に掻き込むことができるのである。
【0044】請求項2のように、刈取部の前上方に掻込
みリールを昇降自在に配設し、該掻込みリールの回転速
度を変更可能な変速機構を設けた汎用コンバインにおい
て、掻込みリールの支軸に動力を伝達する経路途中に、
同一軸芯を有する多段スプロケットを介設し、該多段ス
プロケット近傍に設けたチェーンガイドを操作すること
により変速可能としたので、変速機構を簡単な構造で、
しかも小型化することができ、部品点数の減少によるコ
ストダウンやメンテナンス性の向上、及び機体の小型軽
量化を図ることができるのである。
【0045】請求項3のように、刈取部の前上方に掻込
みリールを昇降自在に配設し、該掻込みリールに横架し
た支持パイプよりタインを垂設した汎用コンバインにお
いて、支持パイプには、取付孔を穿孔した支持板を固設
すると共に、タインには、前記取付孔と連通し締結具に
より連結固定可能な係合孔を穿孔したので、部品点数を
少なくしてコストダウンができ、組み立て性やメンテナ
ンス性の向上も図ることができる。また、支持パイプに
は孔加工が不要なため、加工コストが低減でき、また、
支持パイプ自体の強度低下も防止することができる。更
には、タインの位置決めを簡単に行え、また、締結具だ
けで固定しているため、タインの着脱も自在に行え、取
付け取外しが容易で、組み立て性を向上することもでき
るのである。
【0046】請求項4のように、請求項3記載の支持パ
イプは、タインと締結具により外嵌された閉構造である
ので、支持パイプの剛性がアップし、更には、取付け部
への藁の引っかかりや巻き付きを確実に防ぐことができ
る。
【0047】請求項5のように、刈取部の前上方に掻込
みリールを昇降自在に配設し、該掻込みリールに横架し
た支持パイプよりタインを垂設した汎用コンバインにお
いて、該支持パイプには、取付孔を穿孔した支持板を固
設すると共に、タインには、前記取付孔に嵌合可能な突
起を形成したので、締結具がなくともタインを簡単に着
脱することができ、取付け取外しが容易で、一層の組み
立て性の向上を図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる汎用コンバインの全体側面一部
断面図である。
【図2】刈取部の左側面である。
【図3】掻込みリールの平面図である。
【図4】掻込みリールの昇降状況を示す側面図である。
【図5】刈取部の右側面図である。
【図6】掻込みリールへの駆動力伝達経路を示す側面図
である。
【図7】掻込みリールの変速機構の側面図である。
【図8】同じく平面図である。
【図9】タインの側面図である。
【図10】別形態のタインの側面図である。
【符号の説明】
5 掻込みリール 6L・6R 揺動アーム 8 刈取部 20・21 タイン 20a・20b 係合孔 21a・21b 突起 34 支持パイプ 36 支持板 36a・36b・36c 取付孔 37 締結具 51 刈取フレーム 60 回動支点軸 61 連結部材 76 チェーン 78 変速機構 80 多段スプロケット 89 チェーンガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中矢 昭彦 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 赤嶋 晋 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 衣川 重人 兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株 式会社内 Fターム(参考) 2B081 AA03 BB23 CC21 CC53 FA02 FA03 FA07 FA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部の前上方に掻込みリールを昇降自
    在に配設し、該掻込みリールに横架した支持パイプより
    タインを垂設した汎用コンバインにおいて、前記掻込み
    リールを昇降する揺動アームの回動支点軸を、刈取フレ
    ームより上方に配置すると共に、該揺動アームを左右連
    結する連結部材は、前記回動支点軸よりも後方に配設し
    たことを特徴とする汎用コンバインの掻込みリール。
  2. 【請求項2】 刈取部の前上方に掻込みリールを昇降自
    在に配設し、該掻込みリールの回転速度を変更可能な変
    速機構を設けた汎用コンバインにおいて、掻込みリール
    の支軸に動力を伝達する経路途中に、同一軸芯を有する
    多段スプロケットを介設し、該多段スプロケット近傍に
    設けたチェーンガイドを操作することにより変速可能と
    したことを特徴とする汎用コンバインの掻込みリール。
  3. 【請求項3】 刈取部の前上方に掻込みリールを昇降自
    在に配設し、該掻込みリールに横架した支持パイプより
    タインを垂設した汎用コンバインにおいて、支持パイプ
    には、取付孔を穿孔した支持板を固設すると共に、タイ
    ンには、前記取付孔と連通し締結具により連結固定可能
    な係合孔を穿孔したことを特徴とする汎用コンバインの
    掻込みリール。
  4. 【請求項4】 前記支持パイプは、タインと締結具によ
    り外嵌された閉構造であることを特徴とする請求項3記
    載の汎用コンバインの掻込みリール。
  5. 【請求項5】 刈取部の前上方に掻込みリールを昇降自
    在に配設し、該掻込みリールに横架した支持パイプより
    タインを垂設した汎用コンバインにおいて、該支持パイ
    プには、取付孔を穿孔した支持板を固設すると共に、タ
    インには、前記取付孔に嵌合可能な突起を形成したこと
    を特徴とする汎用コンバインの掻込みリール。
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