JP2004321049A - コンバインの脱穀駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】脱穀機のフィードチェンの回転速度の制御は、脱穀機から一定回転速度と、刈取機からの変速回転とで行われるが、脱穀機からの一定回転速度の低速で、フィードチェンが回転制御されたときには、脱穀機の脱穀性能が低下することがあった。このようなフィードチェンの伝動部の点検作業を容易にするものである。
【解決手段】穀稈を刈取りする刈取機は、専用の刈取用油圧式無段変速装置で変速回転駆動し、穀稈を引継ぎ移送中に脱穀する脱穀機のフィードチェンは、脱穀機側から一定回転の伝動と、刈取機側から変速された変速回転の動力とが、フィードチェンケースへ入力され、速い方の入力回転で回転駆動され、フィードチェンケースは、脱穀機入口側の入口漏斗の下側へ設けた構成である。
【選択図】図1
【解決手段】穀稈を刈取りする刈取機は、専用の刈取用油圧式無段変速装置で変速回転駆動し、穀稈を引継ぎ移送中に脱穀する脱穀機のフィードチェンは、脱穀機側から一定回転の伝動と、刈取機側から変速された変速回転の動力とが、フィードチェンケースへ入力され、速い方の入力回転で回転駆動され、フィードチェンケースは、脱穀機入口側の入口漏斗の下側へ設けた構成である。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、穀稈を刈取り移送する刈取機は、刈取用油圧式無段変速装置で変速回転駆動し、刈取穀稈を引継ぎ脱穀する脱穀機のフィードチェンは、脱穀機側から一定回転の伝動と、刈取機側から変速された変速回転の伝動とが、フィードチェンケースへ入力され、速い方の入力回転で回転駆動されると共に、フィードチェンケースは、脱穀機入口側の穀稈を案内する入口漏斗の下側へ設けた技術であり、コンバインの脱穀駆動装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を、穀稈の倒伏状態、圃場の湿田状態、及び作業能率等により、所定の走行車速を選択して走行させ、走行車台の前方部に設けた刈取前処理部(刈取機・本発明の名称)は、穀稈を刈取る刈取装置と、脱穀装置の脱穀フィードチェンへ刈取り穀稈を移送する搬送装置とよりなる。エンジンから刈取前処理部へ伝動を行う第一伝動系と、脱穀装置へ伝動を行う第二伝動系とよりなる。脱穀フィードチェンを、車速同期用一方向クラッチを介して、第一伝動系へ連動連結すると共に、脱穀フィードチェンを、定速用一方向クラッチを介して、第二伝動系へ連結した構成である。
【0003】
前記刈取前処理部は、走行車速に連動して回転駆動する。この刈取前処理部の刈取装置で刈取られた刈取り穀稈は、搬送装置で後方上部へ移送され、脱穀装置の脱穀フィードチェンは、走行車速に連動して、回転駆動される刈取前処理部の回転が、第一伝動系の車速同期用一方向クラッチを介して、回転駆動、又は脱穀装置の回転が、第二伝動系の定速用一方向クラッチを介して回転駆動される。この脱穀フィードチェンで引継ぎされ、脱穀装置内を挟持移送中に脱穀される。
【0004】
前記脱穀フィードチェンの第一・第二伝動系、及び車速同期用一方向クラッチと、定速用一方向クラッチとの装着位置は、特に、特開平6−7020公報に記載の如く明解に表示されていない構成である。本発明では、装着位置を最適位置へ装着すべく規制して設けた構成である。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−7020公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
脱穀フィードチェンの回転速度は、走行車速に連動して、刈取前処理装置を介して、変速回転の制御と、脱穀機から一定回転速度の制御とで行われることにより、一定回転速の低速のときには、脱穀機の脱穀性能が低下することがあった。又、本発明により、メンテナンスの向上を図ろうとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の下側に走行装置3と、走行車台2の前方部に穀稈を刈取り移送する刈取機4と、該刈取機4を変速回転駆動する刈取用油圧式無段変速装置9と、刈取機4から刈取り穀稈を引継ぎ挟持移送するフィードチェン12aと、穀稈を脱穀する脱穀機11等とを設けたコンバインにおいて、前記脱穀機11側から一定回転の動力と、刈取機4側から変速された変速回転の動力とが入力されるフィードチェンケース13は、脱穀機11の入口側の穀稈を案内する入口漏斗11aの下側へ設けると共に、フィードチェンケース13へ入力される二系列の入力回転の速い方の入力回転でフィードチェン12aを回転駆動することを特徴とするコンバインの脱穀駆動装置としたものである。
【0008】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を、穀稈の倒伏状態、圃場の湿田状態、及び作業能率等により、所定の走行車速を選択すると、走行装置3は、走行用油圧式無段変速装置により、走行車速が変更制御されて、走行装置3が走行して、走行車台2の前方部に設けた刈取機4は、走行装置2の走行車速に連動して、刈取用油圧式無段変速装置9で所定回転に変更制御される。
【0009】
前記刈取機4で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機4で後方上部へ移送される。脱穀機11の入口側へ設けて、穀稈を脱穀機10内へ案内する入口漏斗11aの下側には、脱穀機10のフィードチェン12aを回転駆動する。フィードチェンケース13を設け、このフィードチェンケース13には、脱穀機11側から一定回転の動力と、刈取機4側から変速された変速回転の動力との両者が入力され、これら二系列の入力回転の早い方の入力回転により、フィードチェン12aにより、刈取機4で後方上部へ移送された刈取り穀稈は、引継ぎされて、脱穀機11内を挟持移送中に脱穀される。
【0010】
請求項2に記載の発明においては、前記フィードチェン12aの回転速度は、走行装置3の走行車速が所定走行車速(V)以下では、一定の所定回転速度で回転駆動すると共に、所定走行車速(V)以上では、順次回転速度を高回転速度に変更制御する制御装置15を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀駆動装置としたものである。
【0011】
前記刈取機4で刈取りした穀稈を、脱穀機11のフィードチェン12aで引継ぎ脱穀機11内を挟持移送中に脱穀する脱穀作業中のときには、フィードチェン12aの回転速度は、走行装置3の走行車速が所定走行車速(V)以下のときには、一定の所定回転速度に制御装置15で制御されて、脱穀機11内を挟持移送中に脱穀される。又、所定走行車速(V)以上のときには、フィードチェン12aの回転速度は、制御装置15により、順次高回転速度に変更制御されて、脱穀機11内を挟持移送中に脱穀される。
【0012】
請求項3に記載の発明においては、前記刈取機4は、専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転駆動すると共に、走行車速変速用の主変速レバー14aの操作位置により、フィードチェン12aの回転速度を変速すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの脱穀駆動装置としたものである。
【0013】
穀稈は刈取機4で刈取り移送され、この刈取り穀稈は、脱穀機11のフィードチェン12aで引継ぎされて、脱穀機11内を挟持移送中に脱穀される。穀稈を刈取機4で刈取り作業中は、この刈取機4の回転制御は、この刈取機4専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転制御されて、穀稈は刈取りされる。又、走行車速変速用の主変速レバー14aの操作が作業者により、所定位置へ操作されると、この操作位置により、走行装置3の走行車速が、走行用油圧式無段変速装置で変更制御され、刈取機4側から変速された変速回転が、フィードチェンケース13内へ入力され、この入力された変速回転により、フィードチェン12aの回転速度が変速制御され、穀稈は変速回転制御された、このフィードチェン12aで脱穀機11内を挟持移送中に脱穀される。又は、脱穀機10側からフィードチェンケース13内へ入力された一定回転で、フィードチェン12aが回転駆動され、挟持移送されて脱穀される。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、穀稈を刈取り移送する刈取機4を変速回転駆動する刈取用油圧式無段変速装置9を設けると共に、刈取機4から穀稈を引継ぎ挟持移送中に脱穀するフィードチェン12aを設けた脱穀機11を設け、フィードチェン12aを回転駆動するフィードチェンケース13への回転動力の入力は、脱穀機11側から一定回転の動力と、刈取機4側から変速回転の動力が入力され、これら速い方の入力回転で、フィードチェン12aは、回転駆動される。又、フィードチェンケース13は、脱穀機11の入口側の穀稈を受けて案内する入口漏斗11aの下側へ設けたことにより、走行装置3の走行車速に連動して、フィードチェン12aの回転速度が制御されることにより、脱穀性能の向上を図ることが出来る。又、入口漏斗11aの下側へフィードチェンケース13を設けたことにより、メンテナンスが容易である。更に藁屑、及び塵埃等の堆積を防止することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明においては、前記フィードチェン12aの回転速度は、走行車速が所定走行車速(V)以下では、一定の所定回転速度で回転駆動され、又、所定走行車速(V)以上では、順次回転速度は高回転速度に変更制御されることにより、走行装置3の走行車速に対応した回転速度に、フィードチェン12aが回転制御されることにより、脱穀機11の脱穀性能、及び選別性能等の向上を図ることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明においては、前記刈取機4は、専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転駆動すると共に、走行車速変速用の主変速レバー14aの操作位置により、フィードチェン12aの回転速度が、変速される構成であり、主変速レバー14aの操作により、走行装置3の走行車速と、フィードチェン12aの回転速度との両者が、変更制御されることにより、操作が簡単であると共に、操作性の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の下側には、走行装置3を設けると共に、前方部には、穀稈を刈取り移送する刈取機4を設け、この刈取機4を変速回転駆動する専用の刈取用油圧式無段変速装置9を設けた構成である。刈取機4から刈取り穀稈を引継ぎするフィードチェン12aで挟持移送中に脱穀する脱穀機11は、走行車台2の上側面へ載置して設けた構成である。フィードチェン12aを回転駆動するフィードチェン13には、脱穀機11側から一定回転の動力と、刈取機4側から変速回転の動力とが入力され、これら二系列の入力回転の速い方の入力回転で、フィードチェン12aは回転駆動される。フィードチェンケース13は、脱穀機11へ穀稈を受けて案内するこの脱穀機11の入口側の入口漏斗11aの下側に設けた構成である。これら脱穀機11のフィードチェン12aと、フィードチェンケース13と、刈取機4、走行装置3、脱穀機11の伝動機構を主に図示して説明する。
【0018】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図6で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側面には、扱胴11b、排塵処理胴11c、吸引ファン11d等を内装した脱穀機11を載置した構成である。走行車台2の前方部に設けた刈取機4で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機4で後方上部へ移送され、脱穀機11のフィードチェン12aと、挟持杆12bとへ供給されて引継ぎされ、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機11の右横側に配設した穀粒貯留タンク17内へ一時貯留される。
【0019】
前記走行車台2の前方部には、図6で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド5a、及び分草体5bと、立毛穀稈を引起す各引起装置5cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置6の各掻込装置6aと、掻込された穀稈を刈取りする刈刃装置5dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機11のフィードチェン12aと、挟持杆12bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置6の根元・穂先移送装置7a,7bと、移送終端部側の供給移送装置7c等からなる刈取機4を設けている。該刈取機4は、油圧駆動による伸縮シリンダ10により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0020】
前記刈取機4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆8aの上端部には、左右方向に支持パイプ杆8bを設け、この支持パイプ杆8bを走行車台2の上側面に設けた支持装置8cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ10の作動により、刈取機4は支持パイプ杆8bを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0021】
前記刈取機4の穀稈掻込移送装置6によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機11へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク17側の前部には、図6で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置14と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席16とは、操作室ケース14cで形成した操作室14d内へ設け、この操縦席16の下側で、走行車台2の上側面には、エンジン18を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク17を配設する。これら走行装置3と、刈取機4と、脱穀機11と、エンジン18等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0022】
前記走行車台2の前端部には、走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ19bを設けた構成である。
前記刈取機4の回転速度の制御と、脱穀機11のフィードチェン12aの回転速度の制御と、走行装置3の走行車速の制御とは、図1〜図5で示す如く行われる構成である。本発明に関するものを主に説明する。
【0023】
前記走行装置3の回転駆動構成は、エンジン18の回転動力が、図1、及び図6で示す如くこのエンジン18のエンジン軸18aへ軸支したエンジンプーリ18bと、ミッションケース19の上側へ設けた油圧ポンプ20aと、油圧モータ20b等よりなる走行用油圧式無段変速装置20の入力軸20cへ軸支した油圧プーリ20dとには、走行ベルト3bを掛け渡して、エンジン18の回転動力が、走行用油圧式無段変速装置20内へ入力される構成である。
【0024】
前記走行用油圧式無段変速装置20へ入力された入力回転動力は、操作装置14に設けて走行車速を、設定、及び変更等のときに操作する主変速レバー14aの操作位置により、操作装置14へ内装した制御装置15により、走行用油圧式無段変速装置20で操作位置に対応する所定の回転数に変更制御されて、ミッションケース19の伝動機構19aの最終端部の左右両側に設けた走行車軸19cへ軸支した各走行スプロケット19dの回転数が変更制御され、この各スプロケット19dへ掛け渡した各走行クローラ3aの走行車速が、操作位置に対応する所定の走行車速に変更制御される構成である。
【0025】
前記刈取機4の回転駆動構成は、エンジン18の回転動力が、図1〜図3で示す如くこのエンジン18のエンジン軸18aへ軸支したエンジン外プーリ18cと、刈取伝動ケース21の伝動機構21aの刈取入力軸21bへ軸支した刈取入力プーリ21cとには、刈取ベルト4bを掛け渡して、エンジン18の回転動力が、刈取伝動ケース21の伝動機構21aへ入力される構成である。この入力回転は、刈取伝動ケース21の伝動機構21aの出力軸21dへ軸支した出力プーリ21eと、油圧ポンプ9aと、油圧モータ9b等よりなる刈取機4専用の刈取用油圧式無段変速装置9の入力軸9cへ軸支した刈取油圧プーリ9dとには、油圧ベルト9eを掛け渡して、入力回転を刈取用油圧式無段変速装置9内へ入力する構成である。
【0026】
前記刈取用油圧式無段変速装置9へ入力された入力回転動力は、操作装置14の主変速レバー14aの操作位置により、操作装置14の制御装置15により、刈取用油圧式無段変速装置9で操作位置に対応する所定の回転数に変更制御されて、刈取用油圧式無段変速装置9の油圧出力軸22aへ軸支した油圧出力プーリ22bと、刈取機4の支持パイプ杆8bへ軸支内装した刈取入力軸12dの入力プーリ12eとには、刈取伝動ベルト4cを掛け渡して、この刈伝動軸12dが所定の回転数に変更制御されて回転駆動する構成である。又、この回転は、支持杆8aへ軸支内装した伝動軸12fが、刈取伝動軸12dと、伝動軸12fとへ軸支した各ギャー23a,23bにより、所定の回転数で回転駆動され、刈取機4の各部の回転数が、主変速レバー14aの操作位置により、所定の回転数に変更制御されて、回転駆動される構成である。
【0027】
前記主変速レバー14aの操作位置により、走行装置3の走行車速の変更制御と、刈取機4の回転速度の制御とは、同時に行われる構成であると共に、走行車速の変更制御に連動して、刈取機4の回転変更制御も行われる構成である。又、この刈取機4は、主変速レバー14aを「切」操作しても停止しない構成である。又、図6で示す刈取レバー14bの「切」操作で刈取機4は停止制御される構成である。
【0028】
前記脱穀機11の回転駆動構成は、エンジン18の回転動力が、図1〜図3で示す如くこのエンジン軸18aへ軸支したエンジンプーリ18bと、脱穀機10の選別風を起風する送風機24の送風軸24aへ軸支した脱穀プーリ24bとには、脱穀ベルト24cを掛け渡して、送風軸24aへエンジン18の回転動力が入力される構成である。送風軸24aにより、脱穀機11の各部を回転駆動する構成である。
【0029】
前記脱穀機11のフィードチェン12aの回転駆動構成は、図1〜図3で示す如くこのフィードチェン12aを回転駆動するフィードチェン13へ内装した伝動機構13aへの回転動力は、刈取機4側と、脱穀機11側との二系列から入力される構成である。この入力されるに系列の入力回転の速い方の入力回転でフィードチェン12aは、回転駆動される構成である。
【0030】
前記フィードチェン12aの回転駆動は、刈取機4側は、刈取入力軸12d先端部へ軸支した刈側出力プーリ25aと、フィードチェンケース13の伝動機構13aの刈取入力軸13bへ軸支したワンウェイクラッチを有する刈側入力プーリ13cとには、刈側ベルト25bを掛け渡して、刈取機4側の変速された変速回転の回転動力が入力される構成である。又、脱穀側は、送風軸24aの先端部へ軸支した脱側出力プーリ26aと、フィードチェンケース13の伝動機構13aの脱側入力軸13dへ軸支したワンウェイクラッチを有する脱側入力プーリ13eとには、脱側ベルト26bを掛け渡して、脱穀機11側の一定回転の回転動力が入力される構成である。これら二系列の入力回転の内の速い方の入力回転動力が、フィードチェンケース13の伝動機構13aへ入力されて、この伝動機構13aが回転駆動される構成である。
【0031】
前記フィードチェンケース13の伝動機構13aの出力軸27には、駆動用スプロケット27aを軸支して設け、この駆動用スプロケット27aと、前・後スプロケット27b,27cとには、フィードチェン12aを掛け渡して、刈取機4側、又は脱穀機11側のいずれか速い方の入力回転で、このフィードチェン12aは回転駆動される構成である。
【0032】
前記フィードチェンケース13は、図2出示す如く脱穀機11の入口側に設けて、穀稈を刈取機4から受けて、引継ぎ案内する入口漏斗11aの下側へ位置させて設け、落下する藁屑、及び塵埃等が、フィードチェンケース13上への堆積を防止した構成である。
【0033】
前記フィードチェン12aの回転駆動は、フィードチェンケース13により、回転駆動されるが、このフィードチェンケース13の伝動機構13aへの回転動力の入力は、刈取機4から変速された変速回転の回転動力と、脱穀機11側から一定回転の回転動力との二系列で入力されるが、この二系列の入力回転の速い方の入力回転により、フィードチェン12aは回転駆動されると共に、フィードチェンケース13は、脱穀機11の入口側に設けて、穀稈を受けて、脱穀機11内へ案内する入口漏斗11aの下側へ配設したことにより、脱穀性能の向上を図ることができる。又、下側へ配設したのでメンテナンスが容易である。更に藁屑、及び塵埃等の堆積を防止できることにより、各ベルト25b,26bへ藁屑の巻き付きが防止できる。
【0034】
図1、図4、及び図5で示す如く前記コンバイン1の走行装置3の走行車速は、ミッションケース19へ内装した伝動機構19aの回転が、車速センサ19bで検出されて、操作装置14へ内装した制御装置15へ入力されて、この入力値により、走行車速が検出される構成である。検出された走行車速が所定の走行車速(V)以下のときには、脱穀機11のフィードチェン12aの回転速度の制御は、制御装置15により、刈取用油圧式無段変速装置9で一定の所定回転速度で回転駆動されると共に、検出された走行車速が所定走行車速(V)以上のときには、順次このフィードチェン12aの回転速度は、制御装置15により、刈取用油圧式無段変速装置9で順次高回転速度に変更制御される構成である。
【0035】
前記フィードチェン12aの回転速度の制御は、コンバイン1の走行装置3の走行車速が、所定の走行車速(V)以下のときには、フィードチェン12aの回転速度は、制御装置15により、一定の所定回転速度で回転駆動されると共に、所定走行車速(V)以上のときには、フィードチェン12aの回転速度は、順次高回転速度に変更制御されることにより、走行装置3の走行車速に対応した回転速度に、フィードチェン12aが回転駆動制御されることにより、脱穀機11の脱穀性能、及び選別性能等の向上を図ることができる。
【0036】
前記刈取機4の回転駆動制御は、前述で説明し、図1、図2、図3、及び図5で示す如くこの刈取機4専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転駆動すると共に、操作装置14に設けた走行車速変速用の主変速レバー14aの操作位置により、刈取用油圧式無段変速装置9で脱穀機11のフィードチェン12aの回転変速を制御装置15により、変更制御する構成である。
【0037】
前記刈取機4は、専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転駆動すると共に、走行車速変速用の主変速レバー14aの操作位置により、脱穀機11のフィードチェン12aの回転速度が、変速回転制御されることにより、主変速レバー14aの操作により、走行装置3の走行車速と、フィードチェン12aの回転速度との両者が、変更制御されることにより、操作が簡単である。又、操作性の向上を図ることができる。
【0038】
前記フィードチェンケース13の伝動機構13aへ刈取機4側、脱穀機11側より、回転動力を入力する。刈側入力軸13bと、脱側入力プーリ13eとへ個別に軸支する刈側入力プーリ13cと、脱側入力プーリ13eとには、図1〜図3で示す如く刈側ワンウェイクラッチ28aと、脱側ワンウェイクラッチ28bとは、個別に設けた構成である。
【0039】
これにより、前記刈側・脱側入力プーリ13c,13eには、刈側・脱側ワンウェイクラッチ28a,28bを設けたことにより、これら刈側・脱側ワンウェイクラッチ28a,28bの点検、及び補修のときには、これらが装着された刈側・脱側入力プーリ13c,13eを取り外すだけでよく、メンテナンスが容易である。
【0040】
前記送風機24の送風軸24aへ軸支した脱側出力プーリ26aと、フィードチェンケース13の脱側入力プーリ13eとに、掛け渡した脱側ベルト26bには、この脱側ベルト26の回転駆動を「入」−「切」して、脱穀機11側からの回転動力を「入」−「切」して、フィードチェン12aの回転を「始動」―「停止」するチェンテンションクラッチ装置29を、図1で示す如く回動自在に設けた構成である。このチェンテンションクラッチ装置29には、ワイヤー29aを設けて、操作する構成である。
【0041】
これにより、前記チェンテンションクラッチ装置29用のワイヤー29aの全長を短くすることができて、応答性、及び耐久性の向上を図ることができる。
前記フィードチェンケース13の刈側・脱側入力軸13b,13dの反対側には、図1で示す如く出力軸27を設け、この出力軸27へ軸支した駆動用スプロケット27aにより、フィードチェン12aを回転駆動する構成である。
【0042】
これにより、前記脱穀機11の前方部に、カウンタ軸等を設ける必要がなく、フィードチェン12aの駆動部を機体1aの左側へ集約することができて、メンテナンスが容易である。
前記フィードチェンケース13は、コンバイン1の機体1aの左側に、図1で示す如く刈側・脱側入力プーリ13c,13eを軸支すると共に、刈側・脱側ワンウェイクラッチ28a,28bと、駆動用スプロケット27a等とを設けた構成である。
【0043】
これにより、前記コンバイン1の機体1aの左側より、フィードチェン12aを回転駆動するフィードチェンケース13等を設けたことにより、このフィードチェンケース13のメンテナンスが容易である。
前記フィードチェンケース13の出力軸27へ軸支した駆動スプロケット27aのラインから内側に、図1で示す如く刈側・脱側入力プーリ13c,13eを設けると共に、これら刈側・脱側入力プーリ13c,13eは、前後方向に所定の間隔を設けて配設し、重合状態にならないように設けた構成である。
【0044】
これにより、前記フィードチェンケース13は、コンパクトになる。又、刈側・脱側入力プーリ13c,13eへ個別に掛け渡した刈側・脱側ベルト25b,26bの取り外しが容易である。
前記穀粒貯留タンク17内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク17の後側には、縦移送螺旋30aを内装した排出支持筒30を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒30の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋31aを伸縮自在に内装した排出オーガ31を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体伝動機構図
【図2】フィードチェンケース部の拡大側面伝動機構図
【図3】フィードチェンケース部の拡大側面伝動機構図
【図4】フィードチェンの回転速度と走行装置の走行車速との関係図
【図5】ブロック図
【図6】コンバイン左側の全体側面図
【符号の説明】
2 走行車台
3 走行装置
4 刈取機
9 刈取用油圧式無段変速装置
11 脱穀機
11a 入口漏斗
12a フィードチェン
13 フィードチェンケース
14a 主変速レバー
15 制御装置
V 所定走行車速
【発明の属する技術分野】
この発明は、穀稈を刈取り移送する刈取機は、刈取用油圧式無段変速装置で変速回転駆動し、刈取穀稈を引継ぎ脱穀する脱穀機のフィードチェンは、脱穀機側から一定回転の伝動と、刈取機側から変速された変速回転の伝動とが、フィードチェンケースへ入力され、速い方の入力回転で回転駆動されると共に、フィードチェンケースは、脱穀機入口側の穀稈を案内する入口漏斗の下側へ設けた技術であり、コンバインの脱穀駆動装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を、穀稈の倒伏状態、圃場の湿田状態、及び作業能率等により、所定の走行車速を選択して走行させ、走行車台の前方部に設けた刈取前処理部(刈取機・本発明の名称)は、穀稈を刈取る刈取装置と、脱穀装置の脱穀フィードチェンへ刈取り穀稈を移送する搬送装置とよりなる。エンジンから刈取前処理部へ伝動を行う第一伝動系と、脱穀装置へ伝動を行う第二伝動系とよりなる。脱穀フィードチェンを、車速同期用一方向クラッチを介して、第一伝動系へ連動連結すると共に、脱穀フィードチェンを、定速用一方向クラッチを介して、第二伝動系へ連結した構成である。
【0003】
前記刈取前処理部は、走行車速に連動して回転駆動する。この刈取前処理部の刈取装置で刈取られた刈取り穀稈は、搬送装置で後方上部へ移送され、脱穀装置の脱穀フィードチェンは、走行車速に連動して、回転駆動される刈取前処理部の回転が、第一伝動系の車速同期用一方向クラッチを介して、回転駆動、又は脱穀装置の回転が、第二伝動系の定速用一方向クラッチを介して回転駆動される。この脱穀フィードチェンで引継ぎされ、脱穀装置内を挟持移送中に脱穀される。
【0004】
前記脱穀フィードチェンの第一・第二伝動系、及び車速同期用一方向クラッチと、定速用一方向クラッチとの装着位置は、特に、特開平6−7020公報に記載の如く明解に表示されていない構成である。本発明では、装着位置を最適位置へ装着すべく規制して設けた構成である。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−7020公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
脱穀フィードチェンの回転速度は、走行車速に連動して、刈取前処理装置を介して、変速回転の制御と、脱穀機から一定回転速度の制御とで行われることにより、一定回転速の低速のときには、脱穀機の脱穀性能が低下することがあった。又、本発明により、メンテナンスの向上を図ろうとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の下側に走行装置3と、走行車台2の前方部に穀稈を刈取り移送する刈取機4と、該刈取機4を変速回転駆動する刈取用油圧式無段変速装置9と、刈取機4から刈取り穀稈を引継ぎ挟持移送するフィードチェン12aと、穀稈を脱穀する脱穀機11等とを設けたコンバインにおいて、前記脱穀機11側から一定回転の動力と、刈取機4側から変速された変速回転の動力とが入力されるフィードチェンケース13は、脱穀機11の入口側の穀稈を案内する入口漏斗11aの下側へ設けると共に、フィードチェンケース13へ入力される二系列の入力回転の速い方の入力回転でフィードチェン12aを回転駆動することを特徴とするコンバインの脱穀駆動装置としたものである。
【0008】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を、穀稈の倒伏状態、圃場の湿田状態、及び作業能率等により、所定の走行車速を選択すると、走行装置3は、走行用油圧式無段変速装置により、走行車速が変更制御されて、走行装置3が走行して、走行車台2の前方部に設けた刈取機4は、走行装置2の走行車速に連動して、刈取用油圧式無段変速装置9で所定回転に変更制御される。
【0009】
前記刈取機4で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機4で後方上部へ移送される。脱穀機11の入口側へ設けて、穀稈を脱穀機10内へ案内する入口漏斗11aの下側には、脱穀機10のフィードチェン12aを回転駆動する。フィードチェンケース13を設け、このフィードチェンケース13には、脱穀機11側から一定回転の動力と、刈取機4側から変速された変速回転の動力との両者が入力され、これら二系列の入力回転の早い方の入力回転により、フィードチェン12aにより、刈取機4で後方上部へ移送された刈取り穀稈は、引継ぎされて、脱穀機11内を挟持移送中に脱穀される。
【0010】
請求項2に記載の発明においては、前記フィードチェン12aの回転速度は、走行装置3の走行車速が所定走行車速(V)以下では、一定の所定回転速度で回転駆動すると共に、所定走行車速(V)以上では、順次回転速度を高回転速度に変更制御する制御装置15を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀駆動装置としたものである。
【0011】
前記刈取機4で刈取りした穀稈を、脱穀機11のフィードチェン12aで引継ぎ脱穀機11内を挟持移送中に脱穀する脱穀作業中のときには、フィードチェン12aの回転速度は、走行装置3の走行車速が所定走行車速(V)以下のときには、一定の所定回転速度に制御装置15で制御されて、脱穀機11内を挟持移送中に脱穀される。又、所定走行車速(V)以上のときには、フィードチェン12aの回転速度は、制御装置15により、順次高回転速度に変更制御されて、脱穀機11内を挟持移送中に脱穀される。
【0012】
請求項3に記載の発明においては、前記刈取機4は、専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転駆動すると共に、走行車速変速用の主変速レバー14aの操作位置により、フィードチェン12aの回転速度を変速すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの脱穀駆動装置としたものである。
【0013】
穀稈は刈取機4で刈取り移送され、この刈取り穀稈は、脱穀機11のフィードチェン12aで引継ぎされて、脱穀機11内を挟持移送中に脱穀される。穀稈を刈取機4で刈取り作業中は、この刈取機4の回転制御は、この刈取機4専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転制御されて、穀稈は刈取りされる。又、走行車速変速用の主変速レバー14aの操作が作業者により、所定位置へ操作されると、この操作位置により、走行装置3の走行車速が、走行用油圧式無段変速装置で変更制御され、刈取機4側から変速された変速回転が、フィードチェンケース13内へ入力され、この入力された変速回転により、フィードチェン12aの回転速度が変速制御され、穀稈は変速回転制御された、このフィードチェン12aで脱穀機11内を挟持移送中に脱穀される。又は、脱穀機10側からフィードチェンケース13内へ入力された一定回転で、フィードチェン12aが回転駆動され、挟持移送されて脱穀される。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、穀稈を刈取り移送する刈取機4を変速回転駆動する刈取用油圧式無段変速装置9を設けると共に、刈取機4から穀稈を引継ぎ挟持移送中に脱穀するフィードチェン12aを設けた脱穀機11を設け、フィードチェン12aを回転駆動するフィードチェンケース13への回転動力の入力は、脱穀機11側から一定回転の動力と、刈取機4側から変速回転の動力が入力され、これら速い方の入力回転で、フィードチェン12aは、回転駆動される。又、フィードチェンケース13は、脱穀機11の入口側の穀稈を受けて案内する入口漏斗11aの下側へ設けたことにより、走行装置3の走行車速に連動して、フィードチェン12aの回転速度が制御されることにより、脱穀性能の向上を図ることが出来る。又、入口漏斗11aの下側へフィードチェンケース13を設けたことにより、メンテナンスが容易である。更に藁屑、及び塵埃等の堆積を防止することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明においては、前記フィードチェン12aの回転速度は、走行車速が所定走行車速(V)以下では、一定の所定回転速度で回転駆動され、又、所定走行車速(V)以上では、順次回転速度は高回転速度に変更制御されることにより、走行装置3の走行車速に対応した回転速度に、フィードチェン12aが回転制御されることにより、脱穀機11の脱穀性能、及び選別性能等の向上を図ることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明においては、前記刈取機4は、専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転駆動すると共に、走行車速変速用の主変速レバー14aの操作位置により、フィードチェン12aの回転速度が、変速される構成であり、主変速レバー14aの操作により、走行装置3の走行車速と、フィードチェン12aの回転速度との両者が、変更制御されることにより、操作が簡単であると共に、操作性の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の下側には、走行装置3を設けると共に、前方部には、穀稈を刈取り移送する刈取機4を設け、この刈取機4を変速回転駆動する専用の刈取用油圧式無段変速装置9を設けた構成である。刈取機4から刈取り穀稈を引継ぎするフィードチェン12aで挟持移送中に脱穀する脱穀機11は、走行車台2の上側面へ載置して設けた構成である。フィードチェン12aを回転駆動するフィードチェン13には、脱穀機11側から一定回転の動力と、刈取機4側から変速回転の動力とが入力され、これら二系列の入力回転の速い方の入力回転で、フィードチェン12aは回転駆動される。フィードチェンケース13は、脱穀機11へ穀稈を受けて案内するこの脱穀機11の入口側の入口漏斗11aの下側に設けた構成である。これら脱穀機11のフィードチェン12aと、フィードチェンケース13と、刈取機4、走行装置3、脱穀機11の伝動機構を主に図示して説明する。
【0018】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図6で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側面には、扱胴11b、排塵処理胴11c、吸引ファン11d等を内装した脱穀機11を載置した構成である。走行車台2の前方部に設けた刈取機4で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機4で後方上部へ移送され、脱穀機11のフィードチェン12aと、挟持杆12bとへ供給されて引継ぎされ、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機11の右横側に配設した穀粒貯留タンク17内へ一時貯留される。
【0019】
前記走行車台2の前方部には、図6で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド5a、及び分草体5bと、立毛穀稈を引起す各引起装置5cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置6の各掻込装置6aと、掻込された穀稈を刈取りする刈刃装置5dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機11のフィードチェン12aと、挟持杆12bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置6の根元・穂先移送装置7a,7bと、移送終端部側の供給移送装置7c等からなる刈取機4を設けている。該刈取機4は、油圧駆動による伸縮シリンダ10により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0020】
前記刈取機4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆8aの上端部には、左右方向に支持パイプ杆8bを設け、この支持パイプ杆8bを走行車台2の上側面に設けた支持装置8cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ10の作動により、刈取機4は支持パイプ杆8bを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0021】
前記刈取機4の穀稈掻込移送装置6によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機11へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク17側の前部には、図6で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置14と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席16とは、操作室ケース14cで形成した操作室14d内へ設け、この操縦席16の下側で、走行車台2の上側面には、エンジン18を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク17を配設する。これら走行装置3と、刈取機4と、脱穀機11と、エンジン18等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0022】
前記走行車台2の前端部には、走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ19bを設けた構成である。
前記刈取機4の回転速度の制御と、脱穀機11のフィードチェン12aの回転速度の制御と、走行装置3の走行車速の制御とは、図1〜図5で示す如く行われる構成である。本発明に関するものを主に説明する。
【0023】
前記走行装置3の回転駆動構成は、エンジン18の回転動力が、図1、及び図6で示す如くこのエンジン18のエンジン軸18aへ軸支したエンジンプーリ18bと、ミッションケース19の上側へ設けた油圧ポンプ20aと、油圧モータ20b等よりなる走行用油圧式無段変速装置20の入力軸20cへ軸支した油圧プーリ20dとには、走行ベルト3bを掛け渡して、エンジン18の回転動力が、走行用油圧式無段変速装置20内へ入力される構成である。
【0024】
前記走行用油圧式無段変速装置20へ入力された入力回転動力は、操作装置14に設けて走行車速を、設定、及び変更等のときに操作する主変速レバー14aの操作位置により、操作装置14へ内装した制御装置15により、走行用油圧式無段変速装置20で操作位置に対応する所定の回転数に変更制御されて、ミッションケース19の伝動機構19aの最終端部の左右両側に設けた走行車軸19cへ軸支した各走行スプロケット19dの回転数が変更制御され、この各スプロケット19dへ掛け渡した各走行クローラ3aの走行車速が、操作位置に対応する所定の走行車速に変更制御される構成である。
【0025】
前記刈取機4の回転駆動構成は、エンジン18の回転動力が、図1〜図3で示す如くこのエンジン18のエンジン軸18aへ軸支したエンジン外プーリ18cと、刈取伝動ケース21の伝動機構21aの刈取入力軸21bへ軸支した刈取入力プーリ21cとには、刈取ベルト4bを掛け渡して、エンジン18の回転動力が、刈取伝動ケース21の伝動機構21aへ入力される構成である。この入力回転は、刈取伝動ケース21の伝動機構21aの出力軸21dへ軸支した出力プーリ21eと、油圧ポンプ9aと、油圧モータ9b等よりなる刈取機4専用の刈取用油圧式無段変速装置9の入力軸9cへ軸支した刈取油圧プーリ9dとには、油圧ベルト9eを掛け渡して、入力回転を刈取用油圧式無段変速装置9内へ入力する構成である。
【0026】
前記刈取用油圧式無段変速装置9へ入力された入力回転動力は、操作装置14の主変速レバー14aの操作位置により、操作装置14の制御装置15により、刈取用油圧式無段変速装置9で操作位置に対応する所定の回転数に変更制御されて、刈取用油圧式無段変速装置9の油圧出力軸22aへ軸支した油圧出力プーリ22bと、刈取機4の支持パイプ杆8bへ軸支内装した刈取入力軸12dの入力プーリ12eとには、刈取伝動ベルト4cを掛け渡して、この刈伝動軸12dが所定の回転数に変更制御されて回転駆動する構成である。又、この回転は、支持杆8aへ軸支内装した伝動軸12fが、刈取伝動軸12dと、伝動軸12fとへ軸支した各ギャー23a,23bにより、所定の回転数で回転駆動され、刈取機4の各部の回転数が、主変速レバー14aの操作位置により、所定の回転数に変更制御されて、回転駆動される構成である。
【0027】
前記主変速レバー14aの操作位置により、走行装置3の走行車速の変更制御と、刈取機4の回転速度の制御とは、同時に行われる構成であると共に、走行車速の変更制御に連動して、刈取機4の回転変更制御も行われる構成である。又、この刈取機4は、主変速レバー14aを「切」操作しても停止しない構成である。又、図6で示す刈取レバー14bの「切」操作で刈取機4は停止制御される構成である。
【0028】
前記脱穀機11の回転駆動構成は、エンジン18の回転動力が、図1〜図3で示す如くこのエンジン軸18aへ軸支したエンジンプーリ18bと、脱穀機10の選別風を起風する送風機24の送風軸24aへ軸支した脱穀プーリ24bとには、脱穀ベルト24cを掛け渡して、送風軸24aへエンジン18の回転動力が入力される構成である。送風軸24aにより、脱穀機11の各部を回転駆動する構成である。
【0029】
前記脱穀機11のフィードチェン12aの回転駆動構成は、図1〜図3で示す如くこのフィードチェン12aを回転駆動するフィードチェン13へ内装した伝動機構13aへの回転動力は、刈取機4側と、脱穀機11側との二系列から入力される構成である。この入力されるに系列の入力回転の速い方の入力回転でフィードチェン12aは、回転駆動される構成である。
【0030】
前記フィードチェン12aの回転駆動は、刈取機4側は、刈取入力軸12d先端部へ軸支した刈側出力プーリ25aと、フィードチェンケース13の伝動機構13aの刈取入力軸13bへ軸支したワンウェイクラッチを有する刈側入力プーリ13cとには、刈側ベルト25bを掛け渡して、刈取機4側の変速された変速回転の回転動力が入力される構成である。又、脱穀側は、送風軸24aの先端部へ軸支した脱側出力プーリ26aと、フィードチェンケース13の伝動機構13aの脱側入力軸13dへ軸支したワンウェイクラッチを有する脱側入力プーリ13eとには、脱側ベルト26bを掛け渡して、脱穀機11側の一定回転の回転動力が入力される構成である。これら二系列の入力回転の内の速い方の入力回転動力が、フィードチェンケース13の伝動機構13aへ入力されて、この伝動機構13aが回転駆動される構成である。
【0031】
前記フィードチェンケース13の伝動機構13aの出力軸27には、駆動用スプロケット27aを軸支して設け、この駆動用スプロケット27aと、前・後スプロケット27b,27cとには、フィードチェン12aを掛け渡して、刈取機4側、又は脱穀機11側のいずれか速い方の入力回転で、このフィードチェン12aは回転駆動される構成である。
【0032】
前記フィードチェンケース13は、図2出示す如く脱穀機11の入口側に設けて、穀稈を刈取機4から受けて、引継ぎ案内する入口漏斗11aの下側へ位置させて設け、落下する藁屑、及び塵埃等が、フィードチェンケース13上への堆積を防止した構成である。
【0033】
前記フィードチェン12aの回転駆動は、フィードチェンケース13により、回転駆動されるが、このフィードチェンケース13の伝動機構13aへの回転動力の入力は、刈取機4から変速された変速回転の回転動力と、脱穀機11側から一定回転の回転動力との二系列で入力されるが、この二系列の入力回転の速い方の入力回転により、フィードチェン12aは回転駆動されると共に、フィードチェンケース13は、脱穀機11の入口側に設けて、穀稈を受けて、脱穀機11内へ案内する入口漏斗11aの下側へ配設したことにより、脱穀性能の向上を図ることができる。又、下側へ配設したのでメンテナンスが容易である。更に藁屑、及び塵埃等の堆積を防止できることにより、各ベルト25b,26bへ藁屑の巻き付きが防止できる。
【0034】
図1、図4、及び図5で示す如く前記コンバイン1の走行装置3の走行車速は、ミッションケース19へ内装した伝動機構19aの回転が、車速センサ19bで検出されて、操作装置14へ内装した制御装置15へ入力されて、この入力値により、走行車速が検出される構成である。検出された走行車速が所定の走行車速(V)以下のときには、脱穀機11のフィードチェン12aの回転速度の制御は、制御装置15により、刈取用油圧式無段変速装置9で一定の所定回転速度で回転駆動されると共に、検出された走行車速が所定走行車速(V)以上のときには、順次このフィードチェン12aの回転速度は、制御装置15により、刈取用油圧式無段変速装置9で順次高回転速度に変更制御される構成である。
【0035】
前記フィードチェン12aの回転速度の制御は、コンバイン1の走行装置3の走行車速が、所定の走行車速(V)以下のときには、フィードチェン12aの回転速度は、制御装置15により、一定の所定回転速度で回転駆動されると共に、所定走行車速(V)以上のときには、フィードチェン12aの回転速度は、順次高回転速度に変更制御されることにより、走行装置3の走行車速に対応した回転速度に、フィードチェン12aが回転駆動制御されることにより、脱穀機11の脱穀性能、及び選別性能等の向上を図ることができる。
【0036】
前記刈取機4の回転駆動制御は、前述で説明し、図1、図2、図3、及び図5で示す如くこの刈取機4専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転駆動すると共に、操作装置14に設けた走行車速変速用の主変速レバー14aの操作位置により、刈取用油圧式無段変速装置9で脱穀機11のフィードチェン12aの回転変速を制御装置15により、変更制御する構成である。
【0037】
前記刈取機4は、専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転駆動すると共に、走行車速変速用の主変速レバー14aの操作位置により、脱穀機11のフィードチェン12aの回転速度が、変速回転制御されることにより、主変速レバー14aの操作により、走行装置3の走行車速と、フィードチェン12aの回転速度との両者が、変更制御されることにより、操作が簡単である。又、操作性の向上を図ることができる。
【0038】
前記フィードチェンケース13の伝動機構13aへ刈取機4側、脱穀機11側より、回転動力を入力する。刈側入力軸13bと、脱側入力プーリ13eとへ個別に軸支する刈側入力プーリ13cと、脱側入力プーリ13eとには、図1〜図3で示す如く刈側ワンウェイクラッチ28aと、脱側ワンウェイクラッチ28bとは、個別に設けた構成である。
【0039】
これにより、前記刈側・脱側入力プーリ13c,13eには、刈側・脱側ワンウェイクラッチ28a,28bを設けたことにより、これら刈側・脱側ワンウェイクラッチ28a,28bの点検、及び補修のときには、これらが装着された刈側・脱側入力プーリ13c,13eを取り外すだけでよく、メンテナンスが容易である。
【0040】
前記送風機24の送風軸24aへ軸支した脱側出力プーリ26aと、フィードチェンケース13の脱側入力プーリ13eとに、掛け渡した脱側ベルト26bには、この脱側ベルト26の回転駆動を「入」−「切」して、脱穀機11側からの回転動力を「入」−「切」して、フィードチェン12aの回転を「始動」―「停止」するチェンテンションクラッチ装置29を、図1で示す如く回動自在に設けた構成である。このチェンテンションクラッチ装置29には、ワイヤー29aを設けて、操作する構成である。
【0041】
これにより、前記チェンテンションクラッチ装置29用のワイヤー29aの全長を短くすることができて、応答性、及び耐久性の向上を図ることができる。
前記フィードチェンケース13の刈側・脱側入力軸13b,13dの反対側には、図1で示す如く出力軸27を設け、この出力軸27へ軸支した駆動用スプロケット27aにより、フィードチェン12aを回転駆動する構成である。
【0042】
これにより、前記脱穀機11の前方部に、カウンタ軸等を設ける必要がなく、フィードチェン12aの駆動部を機体1aの左側へ集約することができて、メンテナンスが容易である。
前記フィードチェンケース13は、コンバイン1の機体1aの左側に、図1で示す如く刈側・脱側入力プーリ13c,13eを軸支すると共に、刈側・脱側ワンウェイクラッチ28a,28bと、駆動用スプロケット27a等とを設けた構成である。
【0043】
これにより、前記コンバイン1の機体1aの左側より、フィードチェン12aを回転駆動するフィードチェンケース13等を設けたことにより、このフィードチェンケース13のメンテナンスが容易である。
前記フィードチェンケース13の出力軸27へ軸支した駆動スプロケット27aのラインから内側に、図1で示す如く刈側・脱側入力プーリ13c,13eを設けると共に、これら刈側・脱側入力プーリ13c,13eは、前後方向に所定の間隔を設けて配設し、重合状態にならないように設けた構成である。
【0044】
これにより、前記フィードチェンケース13は、コンパクトになる。又、刈側・脱側入力プーリ13c,13eへ個別に掛け渡した刈側・脱側ベルト25b,26bの取り外しが容易である。
前記穀粒貯留タンク17内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク17の後側には、縦移送螺旋30aを内装した排出支持筒30を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒30の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋31aを伸縮自在に内装した排出オーガ31を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体伝動機構図
【図2】フィードチェンケース部の拡大側面伝動機構図
【図3】フィードチェンケース部の拡大側面伝動機構図
【図4】フィードチェンの回転速度と走行装置の走行車速との関係図
【図5】ブロック図
【図6】コンバイン左側の全体側面図
【符号の説明】
2 走行車台
3 走行装置
4 刈取機
9 刈取用油圧式無段変速装置
11 脱穀機
11a 入口漏斗
12a フィードチェン
13 フィードチェンケース
14a 主変速レバー
15 制御装置
V 所定走行車速
Claims (3)
- 走行車台2の下側に走行装置3と、走行車台2の前方部に穀稈を刈取り移送する刈取機4と、該刈取機4を変速回転駆動する刈取用油圧式無段変速装置9と、刈取機4から刈取り穀稈を引継ぎ挟持移送するフィードチェン12aと、穀稈を脱穀する脱穀機11等とを設けたコンバインにおいて、前記脱穀機11側から一定回転の動力と、刈取機4側から変速された変速回転の動力とが入力されるフィードチェンケース13は、脱穀機11の入口側の穀稈を案内する入口漏斗11aの下側へ設けると共に、フィードチェンケース13へ入力される二系列の入力回転の速い方の入力回転でフィードチェン12aを回転駆動することを特徴とするコンバインの脱穀駆動装置。
- 前記フィードチェン12aの回転速度は、走行装置3の走行車速が所定走行車速(V)以下では、一定の所定回転速度で回転駆動すると共に、所定走行車速(V)以上では、順次回転速度を高回転速度に変更制御する制御装置15を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの脱穀駆動装置。
- 前記刈取機4は、専用の刈取用油圧式無段変速装置9で回転駆動すると共に、走行車速変速用の主変速レバー14aの操作位置により、フィードチェン12aの回転速度を変速すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの脱穀駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003118615A JP2004321049A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | コンバインの脱穀駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003118615A JP2004321049A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | コンバインの脱穀駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004321049A true JP2004321049A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33498110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003118615A Pending JP2004321049A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | コンバインの脱穀駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004321049A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010081847A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2010081846A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
-
2003
- 2003-04-23 JP JP2003118615A patent/JP2004321049A/ja active Pending
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JP2010081847A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
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