JP4863360B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
このような従来技術の効率の悪化は、ベルト駆動によって発生することもあるが、特に、PTO軸がHST駆動であることが大きな要因となっている。
前記制御装置は、手こぎモードが選択された際には前記刈取クラッチが動力遮断状態となるように前記刈取クラッチを制御し、刈取モードが選択された際には前記刈取クラッチが動力伝達状態となるように前記刈取クラッチを制御しつつ前記刈取モード中に前記電動モータの負荷が所定値を超えると前記刈取クラッチが動力伝達状態から動力遮断状態へ移行するように前記刈取クラッチを制御する。
(a)前記電動モータの電流値に基づき前記電動モータの負荷状態を判断するように構成されている態様、
(b)前記刈取モード中に前記電動モータの負荷が所定値を超えると、警報を発するように構成されている態様、
(c)前記電動モータの負荷に基づき前記刈取クラッチが動力伝達状態から動力遮断状態へ移行されると、前記走行変速装置が中立状態へ移行されるように構成されている態様、
(d)前記電動モータの負荷に基づき前記刈取クラッチが動力伝達状態から動力遮断状態へ移行された後に、前記刈取クラッチが動力伝達状態に復帰された状態で前記電動モータが逆転方向に所定量だけ回転駆動されるように構成されている態様、
(e)前記電動モータは、前記刈取モード中において、車速が第1車速以下の際には回転出力速度が第1回転速度に固定され、車速が前記第1車速よりも高速の第2車速以上の際には回転出力速度が前記第1回転速度よりも高速の第2回転速度に固定され、車速が前記第1車速から前記第2車速の間においては回転出力速度が前記第1及び第2回転速度の間において車速に同調して可変とされるように、出力制御される態様、
(f)前記刈取モードにおける刈取終了時に、前記電動モータが所定時間だけ増速される態様、
(g)刈取部を増速駆動させる人為操作可能な刈取増速操作部材を備え、前記刈取モード中において前記刈取増速操作部材が操作されると、前記電動モータが所定速度だけ増速されるように構成されている態様、
(h)前記(a)から(g)の態様のうち少なくとも二つを組み合わせた態様である。
前記(c)の態様の別態様として、前記刈取モード中に前記電動モータの負荷が前記所定値を超えて前記刈取クラッチが動力伝達状態から動力遮断状態へ移行される前に減速すると共に警報を発し、所定時間経過しても前記電動モータの前記所定値を超えた負荷状態が解除されない場合に、前記刈取クラッチが動力伝達状態から動力遮断状態へ移行され、前記走行変速装置が中立状態へ移行されるように構成されている態様を例示できる。
又、前記(e)の態様において、車速同調比が変更可能とされていてもよい。
なお、前記警報には、警報表示を行うモニタ等の表示装置による警報、警報音を発する警報ベルや警報光を発する警報灯等による警報が含まれる。
図1乃至図4は、それぞれ、本実施の形態に係るコンバイン201の左側面図、平面図、右側面図及び正面図である。
先ず、本実施の形態に係るコンバイン201の全体構成について説明する。
このコンバイン201は、図1乃至図4に示すように、走行装置(ここではクローラ式走行装置)1上に機体フレーム2が載置され、該機体フレーム2の車体前後方向(図中X方向)前方X1に、刈取部3が昇降可能に配設されている。そして、前記刈取部3において、穀稈が前方X1に突出した分草板708により分草されて、該分草板708の後方X2に立設された引起こしケース710から突出されたタイン709により引き起こされ、該引起こしケース710の後方X2に配設された刈刃770にて株元側から刈り取られるようになっている。
又、前記グレンタンク13には、穀粒供給口13a(後述する図11参照)が形成され、該穀粒供給口13aと前記選別部350との間には揚穀コンベア80(図11参照)が介設されている。即ち、前記コンバイン201は、穀粒収穫作業の際に、前記選別部350における一番樋510(後述する図9参照)において集約された一番穀粒が、一番搬送コンベア530(図9参照)及び前記揚穀コンベア80を介して、前記穀粒供給口13aから前記グレンタンク13内に供給されて貯留されるようになっている。
なお、前記グレンタンク13の前方X1には、運転室14が配設されており、前記運転室14の下方には、エンジン12が配設されている。
前記コンバイン201は、前記機体フレーム2の前端に立設された軸受台211と、前記軸受台211の上面に設けられた左右の一対の軸受212L,212Rと、刈取入力軸213とを有している。
次に、前記刈取部3について図5乃至図7を参照しながら詳述する。
図5乃至図7に示すように、前記刈取部3は、6条刈りのものとされており、前記刈取入力軸213を備えた軸管である刈取入力ケース701と、該刈取入力ケース701の車体幅方向(図中Y方向)一方側(ここでは前方X1に向かって右側、以下単に右側という)端部から前斜下方に向けて一体延設された縦伝動ケース702と、該縦伝動ケース702の先端部に車体幅方向Yに沿って一体連結された横伝動ケース703と、該横伝動ケース703の車体幅方向Y両端部近傍に車体前後方向Xに延びる左右一対の支持部材704L,704Rを介して車体幅方向Yに沿って一体連結された横連結フレーム705と、該横連結フレーム705によって一体連結された6条分7本一体の刈取フレーム706とを有している。
前記刈取入力ケース701は、前記脱穀部310の前側にて車体幅方向Yに沿って横架されており、両端部が前記左右の軸受212L,212Rを介して前記軸受台211に車体幅方向Yに沿った軸線回り回転自在に支持されている。
前記各刈取フレーム706は、車体前後方向Xに沿って並設されており、車体幅方向Y両端部における刈取フレーム706が前記横伝動ケース703の車体幅方向Y両端部に一体連結されている。
前記穀稈搬送機構は、右株元合流搬送チェーン713Rと、左株元合流搬送チェーン713Lと、中央株元合流搬送チェーン713Cと、右穂先搬送タイン714Rと、左穂先搬送タイン714Lと、中央穂先搬送タイン714Cと、右上部穂先搬送タイン715Rと、左上部穂先搬送タイン715Lと、中央上部穂先搬送タイン715Cとを備えている。
前記左株元合流搬送チェーン713Lは、前記一組の左掻込輪711L及び前記左突起付ベルト712Lによって掻込まれた左側2条分の刈取穀稈の株元部を右斜後上方に挟持搬送して前記右株元合流搬送チェーン713Rの搬送終端部に合流させるものである。
前記中央株元合流搬送チェーン713Cは、前記一組の中央掻込輪711C及び前記中央突起付ベルト712Cによって掻込まれた中央2条分の刈取穀稈の株元部を右斜後上方に挟持搬送して前記右株元合流搬送チェーン713Rの左側2条分の刈取穀稈の株元部との合流部の手前に合流させるものである。
前記左穂先搬送タイン714Lは、前記左株元合流搬送チェーン713Lによって株元部を挟持搬送している左側2条分の刈取穀稈の穂先部を係止搬送するものである。
前記中央穂先搬送タイン714Cは、前記中央株元合流搬送チェーン713Cによって株元部を挟持搬送している中央2条分の刈取穀稈の穂先部を係止搬送するものである。
前記左上部穂先搬送タイン715Lは、左側2つの前記引起こしケース710の間から導入される引起後の左側2条分の穀稈の穂先を、前記左穂先搬送タイン714Lの搬送始端部のさらに上方で、前記左穂先搬送タイン714Lの反対側で係止搬送するものである。
前記中央上部穂先搬送タイン715Cは、中央2つの前記引起こしケース710の間から導入される引起後の中央2条分の穀稈の穂先を、前記中央穂先部搬送タイン714Cの搬送始端部のさらに上方で、前記中央穂先搬送タイン714Cの反対側で係止搬送するものである。
前記補助株元搬送チェーン717,718は、前記縦搬送チェーン716の搬送終端部から前記フィードチェーン装置9の搬送始端部に6条分の刈取穀稈の株元部を搬送受継ぎするものである。
前記後穂先搬送タイン719は、前記縦搬送チェーン716、前記補助株元搬送チェーン717,718によって株元部を挟持搬送している6条分の刈取穀稈の穂先部を係止搬送するものである。
前記縦伝動軸720は、前記縦伝動ケース702内に設けられており、基端部が前記刈取入力ケース701内に設けられた前記刈取駆動軸213の上端部にベベルギアを介して連動連結されている。
前記横伝動軸721は、前記横伝動ケース703内に設けられており、中間部が前記縦伝動軸720の先端部にベベルギアを介して連動連結されている。
前記引起縦伝動ケース722は、前記横伝動ケース703の左側端部から前記引起こしケース710の上方位置に向けて車体幅方向Y視前傾姿勢で立上げられており、前記引起横伝動ケース723は、前記引起縦伝動ケース722の上端部から右方向に略水平に延設されている。
前記引起駆動ケース724は、前記各引起こしケース710毎に前記引起横伝動ケース723から下方向きに延設されていおり、下部が前記各引起こしケース710の上部背面側に臨んでいる。前記引起タイン駆動軸725は、前記各引起駆動ケース724の下端部から各引起こしケース710の上部に突出されている。
前記引起横伝動軸728は、前記引起横伝動ケース723内に設けられており、左端部が前記引起縦伝動軸727の上端部にベベルギアを介して連動連結されている。
前記引起駆動軸729は、前記各引起駆動ケース724内に設けられており、上端部が前記引起横伝動軸728にそれぞれベベルギアを介して連動連結されると共に、下端部が前記引起タイン駆動軸725にそれぞれベベルギアを介して連動連結されている。
前記後搬送駆動ケース732は、前記縦伝動ケース702の後部から左向きに延設されている。
前記後搬送駆動軸733は、前記穀稈搬送機構を構成する各搬送チェーン及び各搬送タインのうち、前記補助株元搬送チェーン717,718及び前記後穂先搬送タイン719への動力を前記縦伝動軸720の後部から取出すものであって、前記後搬送駆動ケース732内に設けられており、右端部が前記縦伝動軸720の後部にベベルギアを介して連動連結され、且つ、左端部が前記駆動スプロケット軸734の先端部にベベルギアを介して連動連結されている。
前記後穂先搬送タイン駆動スプロケット736は、前記後穂先搬送タイン719が等間隔に設けられたタインチェーンの搬送終端部を巻回支持している。
かくして前記刈取・搬送装置8は、前記縦伝動軸720の後部からの動力が前記駆動スプロケット735を介して前記一方の補助搬送チェーン718及びタインチェーンに伝達されるようになっている。
前記駆動スプロケット738は、前記他方の補助搬送チェーン717を巻回支持している。
かくして前記刈取・搬送装置8は、前記一方の補助搬送チェーン718からの動力が前記駆動スプロケット738を介して前記他方の補助搬送チェーン717に伝達されるようになっている。
前記右搬送駆動ケース739は、前記縦伝動ケース702の中間部から前記右株元搬送チェーン713Rの回動平面に対して略直角に立上げられている。
前記縦搬送駆動ケース740は、前記右搬送駆動ケース739の下部から左斜上方に向けて延設されている。
前記縦搬送伝動軸742は、前記縦搬送チェーン716への動力を前記右搬送駆動軸741の下部から取出すものであって、前記縦搬送駆動ケース740内に設けられており、下端部が前記右搬送駆動軸741の下部にベベルギアを介して連動連結されている。
前記右株元搬送チェーン駆動スプロケット743は、前記右株元搬送チェーン713Rの搬送終端部を巻回支持しており、前記右穂先搬送タイン駆動スプロケット744は、前記右穂先搬送タイン714Rが等間隔に設けられたタインチェーンの搬送終端部を巻回支持している。
前記株元搬送チェーン駆動スプロケット746は、前記縦搬送駆動軸745上に設けられており、前記縦搬送チェーン716の搬送始端部を巻回支持している。
かくして前記刈取・搬送装置8は、前記縦伝動軸720の中間部からの動力が前記右株元搬送チェーン駆動スプロケット743と前記右穂先搬送タイン駆動スプロケット744と前記株元搬送チェーン駆動スプロケット746とに伝達されるようになっている。
前記左搬送駆動ケース747は、前記引起縦伝動ケース722の中間部から右方向に且つ前記左株元搬送チェーン713Lの回動平面と略平行に延設されている。
前記左搬送駆動軸748は、前記横伝動軸721の左端部からの動力を前記引起縦伝動軸727を介して前記左株元搬送チェーン713L及び前記左穂先搬送タイン714Lに伝達するものであって、前記左搬送駆動ケース747内に設けられており、左端部が前記引起縦伝動軸727の中間部にベベルギアを介して連動連結される一方、右端部が前記駆動スプロケット軸749の中間部にベベルギアを介して連動連結されている。
前記左株元搬送チェーン駆動スプロケット750は、前記左株元搬送チェーン713Lの非搬送側中間部を巻回支持している。
前記左穂先搬送タイン駆動スプロケット751は、前記左穂先搬送タイン714Lが等間隔に設けられたタインチェーンの非搬送側中間部を巻回支持している。
かくして前記刈取部3は、前記横伝動軸721の左端部からの動力が前記左株元搬送チェーン駆動スプロケット750と前記左穂先搬送タイン駆動スプロケット751とに伝達されるようになっている。
前記中央搬送駆動ケース752は、前記横伝動ケース703の中間部から前記中央株元搬送チェーン713Cの回動平面に対して略直角に立上げられている。
前記伝動ケース753は、前記中央搬送駆動ケース752の上端部から前記中央株元搬送チェーン713Cの搬送終端部に向けて右斜後方に中央株元搬送チェーン713Cの回動平面と略平行に延設されている。
前記後部中央搬送駆動軸755は、下端部が前記伝動ケース753の後部に挿入されており、該伝動ケース753の後部から前記中央株元搬送チェーン713Cの搬送終端部に向けて前記中央株元搬送チェーン713Cの回動平面に対して略直角に立上げられている。
前記中央株元搬送チェーン駆動スプロケット756は、前記中央株元搬送チェーン713Cの搬送終端部を巻回支持している。
前記中央穂先搬送タイン駆動スプロケット757は、前記中央穂先搬送タイン714Cが等間隔に設けられたタインチェーンの搬送終端部を巻回支持している。
前記入力スプロケット759は、前記伝動ケース753の後部に挿入された前記後部中央搬送駆動軸755の下端部に設けられている。
前記伝動チェーン760は、前記各スプロケット758,759を介して前記前部中央搬送駆動軸754の上端部と前記後部中央搬送駆動軸755の下端部との間に張設され、前記の2軸754,755が連動連結されている。
そして、前記出力スプロケット758、前記入力スプロケット759及び前記伝動チェーン760が前記伝動ケース753内に設けられている。
かくして前記刈取・搬送装置8は、前記横伝動軸721の中間部からの動力が前記中央株元搬送チェーン駆動スプロケット756と前記中央穂先搬送タイン駆動スプロケット757とに伝達されるようになっている。
前記従動スプロケット761Rは、前記左右一対で一組の右掻込輪711R及び右突起付ベルト712Rのうち、左右何れか一方(図示例では右側)の掻込輪711R及び右突起付ベルト712Rが設けられた右側の回転軸762の中間部に係合軸支されている。又、前記従動スプロケット761Rは、該一組の右掻込輪711R及び右突起付ベルト712Rが前記右株元合流搬送チェーン713Rに連動して回転し得るように、該右株元合流搬送チェーン713Rの搬送始端部を巻回支持している。
該各組の左右一対の回転軸762は、それぞれ、下端部に前記各組の掻込輪711L,711R,711Cが一体に設けられており、且つ、同じ組のホイル同士を噛合回転させ得るように配置されている。
前記小径プーリ764は、前記大径プーリ763に対応して該大径プーリ763の前方X1に軸支されており、それぞれ、前記左右及び中央の各組の突起付ベルト712L,712R,712Cの搬送始端部を巻回支持しており、且つ、同じ組のベルトが前方X1に開放した平面視「ハ」の字形を呈するように配置されている。
前記上部穂先搬送駆動ケース765、前記タインケース766、前記伝動軸767及び前記上部穂先搬送タイン駆動軸768は、何れも前記各上部穂先搬送タイン715L,715R,715Cに対応して設けられている。
前記各上部穂先搬送駆動ケース765は、それぞれの出力端部において、対応するタインケース766が設けられている。
前記右上部穂先搬送タイン715Rに対応する前記駆動ケース765は、入力側端部が第2の引起こしケース710(ここでは右から2番目の引起こしケース710)における前記引起駆動ケース724の下端部に設けられている。なお、前記第2の引起こしケース710は、背面側上部が前記右上部穂先搬送タイン715Rを装着支持している。
前記中央上部穂先搬送タイン715Cに対応する前記駆動ケース765は、入力側端部が第3の引起こしケース710(ここでは右から3番目の引起こしケース710)における前記引起駆動ケース724の下端部に設けられている。なお、前記第3の引起こしケース710は、背面側上部が前記中央上部穂先搬送タイン715Cを装着支持している。
又、前記上部穂先搬送タイン駆動軸768は、前記駆動ケース765の出力端部から前記タインケース766に突出され、該突出端部に、前記上部穂先搬送タイン715L,715R,715Cが等間隔に設けられた回転板が設けられており、これにより、前記左右及び中央の上部穂先搬送タイン715L,715R,715Cがそれぞれ回転駆動されるようになっている。
次に、前記フィードチェーン装置9、前記脱穀部310及び前記選別部350について図8乃至図10を参照しながら詳述する。
図8(a)は、前記フィードチェーン装置9の駆動系統図であり、図8(b)は、前記脱穀部310及び前記選別部350の駆動系統図である。図9は、前記脱穀部310及び前記選別部350を示す模式断面図である。又、図10は、前記脱穀部310及び前記選別部350を示す模式背面図である。
前記フィードチェーン91は、前記フィードチェーン駆動軸9aに軸支された前記駆動スプロケット92に巻回支持されている。前記駆動スプロケット92は、前記フィードチェーン91が前記補助株元搬送チェーン717,718から搬送されてくる刈取穀稈の穂先側を前記脱穀部310内に導くように、且つ、該刈取穀稈の株元側を後方X2の前記排藁チェーン18に向けて導くように配設されている。
前記扱胴330は、車体前後方向Xに沿った脱穀駆動軸330a及び外周面に立設された扱歯331を有しており、該脱穀駆動軸330a回りの回転駆動に伴って該扱歯331が回動することによって、前記フィードチェーン装置9を介して搬送される穀稈の穂先に対して脱穀処理を行えるようになっている。
前記扱胴受網340は、前記扱胴330によって脱穀された前記被脱穀物のうち,所定外径以下のものだけを下方の前記選別部350に流下させるように構成されている。
さらに、該扱胴受網340は、後端部近傍に送塵口341を有しており、該送塵口341から大径の被脱穀物がチャフシーブ420へ落下するように構成されている。
なお、前記フィードパン410,前記チャフシーブ420及び前記ストローラック430は、車体前後方向Xに延びる一対の揺動側板351(図10参照)の間に配設されている。
具体的には、該フィードパン410は、被脱穀物を後方X2へ搬送する為に、上面が波状に形成された板体とされている。
具体的には、前記チャフシーブ420は、一対の揺動側板の間において車体幅方向Yに延びる複数のフィン421であって、間隔を存しつつ車体前後方向Xに並設された複数のフィン421を有しており、比重選別される穀粒が前記間隔を通って、下方に配置される前記一番樋510へ落下するようになっている。
具体的には、前記ストローラック430は、車体前後方向Xに延びる複数の板状部材431であって、間隔を存しつつ車体幅方向Yに並設された複数の板状部材431を有しており、前記間隔を介して穀粒等の小さな被脱穀物が前記二番樋520へ落下するようになっている。
なお、前記複数の板状部材431は、それぞれ、上面が波状に形成されており、これにより、排藁等の大きな不要物の後方X2への搬送を促進させている。
該一番樋510の凹状部には車体幅方向Yに沿って前記一番コンベア530が配設されている。
該一番コンベア530の搬送下流端部は前記揚穀コンベア80に接続されており、既述したように、前記一番樋510の凹状部に集約された穀粒は、該一番コンベア330及び前記揚穀コンベア80によって前記グレンタンク13内に搬入されるようになっている。
具体的には、該二番樋520は、前記脱穀機枠の両側板322(図10参照)の間に延びる前方側の傾斜板525及び後方側の第2流穀板521によって側面視凹状に形成されており、前記ストローラック430から落下した二番穀粒を凹状部に集約させ得るように構成されている。
該二番樋520の凹状部には車体幅方向Yに沿って二番コンベア540が配設されている。
該二番コンベア540の搬送下流端部は二番還元コンベア(図示せず)に接続されており、該二番コンベア540及び二番還元コンベアによって、前記二番樋520の凹状部に集約された二番穀粒が、前記フィードパン410上に戻されるようになっている。
具体的には、該風選別機構350Bは、前記揺動選別機構350Aに対して下方から上方へ抜ける選別風を送出する唐箕ファン610を備えている。
具体的には、該唐箕ファン610は、前記脱穀機枠の両側板322(図10参照)と、後方X2が開口とされた唐箕ファンケース620とによって画される空間内に配設されており、後方且つ上方へ向けて選別風を送出し得るようになっている。
より詳しくは、該唐箕ファンケース620は、前記唐箕ファン610を囲繞する唐箕フアンケース本体621と、前端部が該唐箕ファンケース本体621に流体接続され且つ後端部が斜め後方X2へ向けて開口された中空の風路ケース622とを有している。
なお、前記脱穀機枠の側板322には、前記唐箕ファン610へ吸気させる吸入口が設けられている。
具体的には、該吸引ファン650は、前記揺動選別機構350Aの上方において、車体幅方向Yに沿った回転軸回りに回転駆動されるように構成されている。
より詳しくは、該吸引ファン650は、前記揺動選別機構350Aを向く前方開口661と、機外Qに連通された後方開口662とを有する吸引ファンカバー660に覆われており、前記選別風を前記前方開口661を介して吸引し、前記後方開口662から排出するようになっている。
なお、該吸引ファン650の両側方は、前記脱穀機枠の側壁322によって閉塞されている。
次に、前記グレンタンク13及び穀粒排出構成について図1乃至図4並びに図11及び図12を参照しながら詳述する。
図1乃至図4に示すように、前記コンバイン201は、さらに、前記グレンタンク13後方及び上方に穀粒排出装置15が配設されており、前記グレンタンク13内の穀粒が前記穀粒排出装置15に搬送された後、外部に排出されるようになっている。
本実施の形態では、前記コンバイン201は、前記グレンタンク13の内側下部にスクリュー式の排出コンベア16が車体前後方向Xに配設され、該排出コンベア16の一端が前記穀物排出装置15に連設されている。そして、前記グレンタンク13内の穀物が前記排出コンベア16により前記グレンタンク13から前記穀物排出装置15に搬送された後、後述する縦排出オーガ15a及び横排出オーガ15bを経て該横排出オーガ15bの先端部から外部に排出されるようになっている。
本実施の形態においては、前記グレンタンク13は、前記機体フレーム2に支持されている。
詳しくは、前記グレンタンク13は、前端側又は後端側の一方側(図示の形態では前端側)が前記機体フレーム2上に位置する閉塞位置と該一方側(図示の形態では前端側)が前記機体フレーム2の外側方に位置する開放位置とをとり得るように、前端側又は後端側の他方側(図示の形態では後端側)が前記機体フレーム2に上下方向Zに沿った軸線回り揺動自在に支持されている。
前記グレンタンク13は、前記縦排出オーガ15aを中心にして側方へ回動可能とされると共に、前記縦排出オーガ15aとの許容部59(後述する図12参照)によって、車体幅方向Yに沿った軸線回り上下揺動可能とされている。
本実施の形態においては、前記上下揺動固定機構60は、メンテナンス等で前記グレンタンク13が前記縦排出オーガ15aを中心にして側方へ回動される際に前記操作部70が操作されることで、前記縦排出オーガ15aとの前記許容部59の許容を解消して該縦排出オーガ15aに対する前記グレンタンク13の前記上下揺動を固定するように構成されている。
前記操作部70は、前記グレンタンク13の外側面下部に、ワイヤ等の連結部材64を介して前記上下揺動固定機構60に連動連結されている。
図12に示すように、前記上下揺動固定機構60は、前記縦排出オーガ15aを挿通するガイド板61が前記グレンタンク13に設けられている。
本実施の形態においては、前記ガイド板61は、平面視略U字状のものであり、閉塞側内面の湾曲部に対して前記縦排出オーガ15aを狭持するように形成された平面視略M字状の受体62が開放側の両内面に跨がって固設されている。
即ち、前記縦排出オーガ15aは、前記ガイド板61と前記受体62との間に形成される空間に配置されている。
つまり、前記締付けバンド63と前記縦排出オーガ15a間及び前記受体62と前記縦排出オーガ15aの間に隙間が形成され、該隙間が前記許容部59とされている。
前記グレンタンク13は、重量センサ32にて前記グレンタンク13内の穀粒の重量を検出する際に、前記許容部59により、前記グレンタンク13が少なくとも空の状態から満タンの状態の間で車体幅方向Yに沿った軸線回り上下揺動可能とされている。
又、前記締付けバンド63は、一端部が前記ガイド板61の車体幅方向Y一方側に設けられた枢支軸65に枢結され、且つ、他端部が固定部材66を介して前記操作部70を構成する前記連結部材64の一端部に固定されている。
又、前記締付けバンド63は、バネ等の付勢部材68によって前記縦排出オーガ15aから離間する方向に付勢されている。
詳しくは、前記付勢部材68は、前記締付けバンド63が前記縦排出オーガ15aから離間方向に付勢されるように、一端部が前記締付けバンド63に設けられたバンド側係止部67aに係止され、且つ、他端部が前記ガイド板61に設けられたガイド板側係止部67bに係止されている。
本実施の形態においては、前記ワイヤ受69は、開放側端部の外側面に一体的に設けられ、前記連結部材64による引っ張り方向が前記縦排出オーガ15aの外周の略接線方向となるように該連結部材64におけるアウタ64aの一端部を支持している。
そして、前記上下揺動固定機構60は、前記操作部70が前記締付け位置に位置することで、前記受体62が前記縦排出オーガ15a側へ締付けられ、前記グレンタンク13の前記上下揺動が固定されるようになっている。
本実施の形態では、前記操作部70は、前記グレンタンク13の前部の下側部に配置されており、前記グレンタンク固定用操作部材71及び前記ロック操作部材72が何れもレバー部材とされている。
前記昇降用アクチュエータとして作用するオーガ昇降シリンダ130は、油圧制御バルブの切換により伸縮されるように構成されており、一端部が前記縦排出オーガ15a側面より突設されたブラケット131に回動可能に枢着され、且つ、他端部が前記横排出オーガ15b側面より突設されたブラケット132に回動可能に枢着されている。
なお、本実施の形態では、前記オーガ昇降シリンダ130は、油圧式のシリンダとされている。但し、それに限定されるものではなく、その他の電気式または油圧式のモータであってもよい。
前記縦排出オーガ15aの中途部にはギア133aが外嵌固定され、該ギア133aに前記旋回用アクチュエータとして作用するオーガ旋回モータ134であって、前記機体フレーム2に支持されたオーガ旋回モータ134の回転軸134aに嵌設されたギア133bが噛合されている。
なお、本実施の形態では、前記オーガ旋回モータ134は、電気式のモータとされている。但し、それに限定されるものではなく、油圧式のモータであってもよいし、その他の油圧シリンダでもよい。
前記排出ケース136の下面は開口されており、該開口部の縁に沿って筒形状のスリーブ137が取り付けられている。前記スリーブ137は可撓性の樹脂などで構成され、前記スリーブ137の下端が穀粒排出口138とされている。
斯かる構成を備えることにより、前記穀粒排出装置15は、前記排出ケース136の下面から落下した穀粒を周囲に飛散させず、前記穀粒排出口138の直下近傍に集中して排出できるようになっている。
次に、前記コンバイン201の走行系について図8(b)を参照しながら説明する。
図8(b)に示すように、前記エンジン12は、出力軸12aから走行変速装置900を経て間接的に前記走行装置1に動力を伝達するように構成されている。
斯かる構成を備えることにより、前記走行装置1は、前記エンジン12からの動力が、前記走行変速装置900の前記機械式変速機構910及び前記HST920を経て左右車軸1aに伝達されることで、走行されるようになっている。
前記エンジン12の出力軸12aは、動力伝達機構930及び前記機械式変速機構910を介して前記油圧ポンプ921の入力軸921aに連動連結されている。前記油圧モータ922の出力軸922aは、前記走行装置1の前記左右車軸1aにおける駆動スプロケット1bを有するミッションケース940に連動連結されている。
又、前記油圧ポンプ921は、傾斜角を制御して油圧吐出量の調整を行うDC形サーボモータ921bを有しており、該モータ921bが正転駆動、中立駆動又は逆転駆動することで、前進状態、中立状態(停止状態)又は後進状態とされた車速の増減速制御が行われるようになっている。
そして、前記刈取部3及び前記フィードチェーン装置9は、電動モータ50によって作動的に駆動されるように構成されている。
詳しくは、前記コンバイン201は、前記電動モータ50からの動力が前記刈取駆動軸213及び前記フィードチェーン駆動軸9aに伝達されることで、それぞれ、該刈取部3及び該フィードチェーン装置9が作動的に駆動されるようになっている。
例えば、後述するように、前記刈取部3及び前記フィードチェーン装置9を車速と同調駆動する車速同調モードと、前記刈取部3及び前記フィードチェーン装置9を車速に拘わらず定速駆動する定速モードとを容易に実現することができる。従って、圃場への進入時などのように低速で刈り取る場合であっても、前記刈取部3及び前記フィードチェーン装置9を車速より速く駆動できるので、該刈取部3及び該フィードチェーン装置9での刈取穀稈の搬送が乱れ難く、これにより、該刈取穀稈の詰まりといった不都合を効果的に防止することができる。
さらに、前記エンジン12から前記刈取部3及び前記フィードチェーン装置9へ動力を伝達するベルト等の動力伝達系の構成が不要となるので、それだけメンテナンス性を向上させることができる。
斯かる構成を備えることにより、前記コンバイン201は、前記刈取部3と前記フィードチェーン装置9との駆動速度を確実に同調させることができ、これにより、刈取穀稈の前記脱穀部へのスムーズな受け継ぎを実現できる。
さらに説明すると、本発明の実施に係るコンバイン201は、前記電動モータ50からの動力が前記刈取駆動軸213及び前記フィードチェーン駆動軸9aへ伝達される構成に加え、前記エンジン12からの動力が前記扱胴330の脱穀駆動軸330a及び前記唐箕ファン610の選別駆動軸610aに伝達されることで、前記脱穀部310及び前記選別部350が作動的に駆動されるようになっている。
前記伝動ベルト51aは、前記電動モータ50の出力軸50aに設けられた2連の出力プーリ50bからの動力を前記入力プーリ51bに伝達できるように、該出力プーリ50bの一方側及び前記入力プーリ51bに張設されている。
斯かる構成を備えることにより、前記第1駆動伝達機構51は、前記電動モータ50からの動力を前記刈取駆動軸213に伝達できるようになっている。
前記伝動ベルト52aは、前記出力軸50aの前記2連の出力プーリ50bからの動力を前記入力プーリ52bに伝達できるように、該出力プーリ50bの他方側及び前記入力プーリ52bに張設されている。
前記入力プーリ52bは、前記入力軸52cに軸支されており、前記フィードチェーン駆動軸9aに連動連結されている。
斯かる構成を備えることにより、前記第2駆動伝達機構52は、前記電動モータ50からの動力を前記フィードチェーン駆動軸9aに伝達できるようになっている。
前記脱穀部用駆動伝達系53aは、前記エンジン12の出力軸12aからの動力を前記脱穀部310に伝達できるように、一方で前記エンジン12の出力軸12aに連動連結され且つ他方で前記扱胴330の脱穀駆動軸330aに連動連結されている。
又、前記選別部用駆動伝達系53bは、前記エンジン12の出力軸12aからの動力を前記選別部350に伝達できるように、一方で前記エンジン12の出力軸12aに連動連結され且つ他方で前記唐箕ファン610の選別駆動軸610aに連動連結されている。
斯かる構成を備えることにより、前記第3駆動伝達機構53は、前記エンジン12の出力軸12aからの動力を前記脱穀駆動軸330a及び前記選別駆動軸610aに伝達できるようになっている。
前記刈取クラッチ4は、前記出力プーリ50bから前記入力プーリ51bへ動力を伝達する動力伝達状態と、前記出力プーリ50bから前記入力プーリ51bへの動力を遮断する動力遮断状態とをとり得るように構成されている。
ここで前記刈取クラッチ4は、ベルトテンション方式のものだけでなく、電磁クラッチ方式若しくはドッククラッチ方式のものも使用可能である。なお、ベルトテンション方式のものに比べ動力伝達効率が良いという観点、及び前記電動モータ50で負荷検出する場合においてベルトなどで駆動伝達する場合はスリップ等で正確に負荷検出できないという観点からは、前記刈取クラッチ4として、電磁クラッチ方式若しくはドッククラッチ方式のものを使用することが望ましい。
図13は、本発明の実施に係るコンバイン201の制御系の概略構成を示すブロック図である。
本発明の実施に係るコンバイン201は、制御装置100を備えている。
なお、前記電動モータ50は、前記制御装置100からの作動信号に基づき、作動されると共に、回転速度及び回転方向(正転、逆転)の作動制御が行われるように、該制御装置100の出力系にモータ駆動用ドライバー90を介して電気的に接続されている(図13参照)。
具体的には、前記制御部101は、中央処理装置(以下、CPUという)からなり、各種演算処理を実行する制御演算手段を含んでいる。
前記記憶部102には、制御プログラムや必要な関数が記憶されており、例えば、書き換え可能な揮発性メモリを含むROM102’及びRAM102”を含んでいる。
前記ROM102’は、前記コンバイン201全体を制御するための制御プログラムを格納したり、後述する演算式又はルックアップテーブルに関する所定のデータを記憶するように構成されている。前記CPU101は、前記ROM102’に格納された前記制御プログラムを必要に応じて前記RAM102”にロードして実行し、前記コンバイン201を作動させるように構成されている。又、前記RAM102”は、前記CPU101による前記制御プログラムの実行の際に使用され、且つ、該実行の際に生成されるデータを一時的に保持するように構成されている。なお、前記CPU101は、時計用のタイマを内蔵している。
前記制御装置100は、前記車速同調モード及び前記定速モードのうち何れかのモードを選択可能に構成されている。
又、前記制御装置100は、前記車速同調モードが選択された際には、前記車速センサ5の検出値に基づき、該コンバイン201の車速と同調駆動するように、前記電動モータ50の作動制御を行い、前記定速モードが選択された際には、該コンバイン201の車速に拘わらず定速駆動するように、前記電動モータ50の作動制御を行うように構成されている。
前記車速センサ5は、車速に関する検出信号(情報)が前記制御装置100に送信されるように、該制御装置100の入力系に電気的に接続されている(図13参照)。又、前記モード切替操作部材(ここではモード切替スイッチ)103は、人為操作信号が前記制御装置100に送信されるように、該制御装置100の入力系に電気的に接続されている(図13参照)。
前記制御装置100は、前記車速同調モード及び前記定速モードについて、前記モード切替スイッチ103により選択し得るように構成されている。
又、前記制御装置100は、前記モード切替スイッチ103による人為操作に基づき前記車速同調モードが選択された際には、前記車速センサ5から送信されてくる車速に関する情報から前記ROM102’に記憶された前記第1電動モータ回転速度換算用演算式を用いて前記電動モータ50の回転速度(換言すれば、前記刈取・搬送装置8及び前記フィードチェーン装置9の駆動速度)に換算し、該換算された回転速度(駆動速度)で前記電動モータ50を作動させるように構成されている。
ここで、前記第1電動モータ回転速度換算用演算式は、車速に対する前記電動モータ50の回転速度の関係を示すものであり、傾き(係数)が一定のものとされている。
一方、前記制御装置100は、前記モード切替スイッチ103による人為操作に基づき前記定速モードが選択された際には、前記車速センサ5から送信されてくる車速に関する情報に拘わらず、前記ROM102’に記憶された前記所定一定回転速度(一定駆動速度)で前記電動モータ50を作動するように構成されている。
斯かる構成を備えることにより、前記コンバイン201は、前記刈取部3及び前記フィードチェーン装置9の駆動速度を任意に設定でき、従って、車速同調時の前記刈取部3及び前記フィードチェーン装置9の駆動速度の車速に対する同調比を任意に設定でき、これにより、穀稈の立毛状態に適応した前記刈取部3及び前記フィードチェーン装置9の駆動速度を適宜選択することができ、ひいては穀稈の搬送姿勢を最適にできるので、こぎ残しといった不都合を低減できると共に、脱穀負荷の軽減を図ることが可能となる。
さらに説明すると、前記コンバイン201は、前記電動モータ50の回転出力速度を検出する回転速度センサ6と、同調比設定操作部材(ここでは同調比設定ダイヤル)104とを備えている。
前記制御装置100は、車速同調の際に、前記回転速度センサ6の検出値の前記車速センサの検出値に対する同調比が同調比設定操作部材104により設定された設定同調比となるように、前記電動モータ50の作動制御を行うように構成されている。
前記回転速度センサ6は、前記電動モータ50の回転出力速度に関する検出信号(情報)が前記制御装置100に送信されるように、該制御装置100の入力系に電気的に接続されている(図13参照)。又、前記同調比設定ダイヤル104は、前記同調比を任意に設定可能とされており、設定信号が前記制御装置100に送信されるように、該制御装置100の入力系に電気的に接続されている(図13参照)。
前記制御装置100は、車速同調の際に、前記回転速度センサ6から送信されてくる前記電動モータ50の回転出力速度に関する情報と、前記車速センサ5から送信されてくる車速に関する情報との同調比が前記同調比設定ダイヤル104により設定された設定同調比となるように、前記電動モータ50に作動信号を送信するように構成されている。
ここで、前記第1電動モータ回転速度換算用演算式は、係数が任意に変更可能とされており、前記同調比設定ダイヤル104により設定された同調比に対応するものとされている。
さらに説明すると、前記コンバイン201は、人為操作可能な刈取モード選択操作部材(ここでは刈取スイッチ)105及び人為操作可能な手こきモード選択操作部材(ここでは脱穀スイッチ)106を備えている。
前記制御装置100は、前記刈取モード及び前記手こきモードのうち何れかのモードを選択可能に構成されている。
前記制御装置100は、前記刈取モード及び前記手こきモードについて、それぞれ、前記刈取スイッチ105及び前記脱穀スイッチ106により選択し得るように構成されている。
斯かる構成を備えることにより、前記コンバイン201は、前記刈取部3を作動させることなく、前記フィードチェーン装置9のみを作動させるので、安全で且つ効率的な手こき作業が可能となる。
前記制御装置100は、前記手こきモードが選択された際には、前記刈取クラッチ4が前記動力遮断状態をとるように、前記刈取クラッチ4の作動制御を行うように構成されている。
前記制御装置100は、前記脱穀スイッチ106による人為操作に基づき前記手こきモードが選択された際に、前記刈取クラッチ4のテンションローラを前記伝動ベルト51aのテンションが前記動力遮断状態となる方向に作動させるように構成されている。
斯かる構成を備えることにより、前記コンバイン201は、前記フィードチェーン装置9での刈取穀稈の詰まりを容易且つ効果的に除去することが可能となり、これにより、緊急時の巻き込みといった不都合を有効に防止することができる。又、この場合、前記フィードチェーン装置9を所定量だけ反転させるにあたって、特別な機構を必要とせず、正転時と同等のトルクで該フィードチェーン装置9を駆動することができる。
前記制御装置100は、前記手こきモード中に前記緊急停止操作部材107が操作されたと判断した場合には、前記フィードチェーン装置9が所定量だけ反対方向へ駆動されるように前記電動モータ50を反転させるように構成されている。
前記ROM102’には、後述する前記フィードチェーン装置9を所定量だけ反対方向へ駆動する所定の駆動量が予め記憶されている。
前記制御装置100は、前記脱穀スイッチ106による人為操作に基づき選択された前記手こきモードの際に、前記緊急停止スイッチ107から送信されてくる情報から該緊急停止スイッチ107が操作されたと判断した場合には、前記電動モータ50が前記ROM102’に記憶された前記所定駆動量だけ逆転方向に回転駆動されるように構成されている。
斯かる構成を備えることにより、前記コンバイン201は、例えば、作業者が初心者であるときには安全な駆動速度に設定し、作業者が熟練者であるときには効率のよい駆動速度に設定することにより、安全で効率的な手こき作業が可能となる。
前記制御装置100は、前記手こきモードの際に、前記電動モータ50が前記手こき速度設定操作部材により設定された設定回転速度となるように、前記電動モータ50の作動制御を行うように構成されている。
具体的には、前記手こき速度設定ダイヤル108は、前記電動モータ50の回転速度を任意に設定可能とされており、設定信号が前記制御装置100に送信されるように、該制御装置100の入力系に電気的に接続されている(図13参照)。
前記制御装置100は、前記脱穀スイッチ106による人為操作に基づき選択された前記手こきモードの際に、前記手こき速度設定ダイヤル108により設定された設定回転速度となるように、前記電動モータ50に作動信号を送信するように構成されている。
斯かる態様では、高精度で且つ応答性よく前記電動モータ50の負荷状態を検出できる。又、直接的にトルク量を検出する場合に発生するような経時変化による特性劣化を招くことはない。
前記制御装置100は、前記電流検出装置109の検出値に基づき前記電動モータ50の負荷状態を判断するように構成されている。
前記ROM102’には、後述する前記電動モータ50の所定の負荷電流値が予め記憶されている。
前記制御装置100は、前記刈取スイッチ105による人為操作に基づき選択された前記刈取モードの際に、前記電流検出装置109から送信されてくる前記電動モータ50の電流値に関する情報が前記ROM102’に記憶された前記所定負荷電流値を超えると判断した場合には、前記刈取クラッチ4のテンションローラを前記伝動ベルト51aのテンションが前記動力伝達状態から前記動力遮断状態となる方向に作動させるように構成されている。
斯かる態様では、前記電動モータ50に過剰な負荷がかかっていることを作業者に報知することができる。
前記制御装置100は、前記電流検出装置109の検出値に基づき前記電動モータ50の負荷状態を判断し、前記電動モータ50の負荷が所定値を超えると判断した場合には、前記警報装置110を作動させるように構成されている。
前記制御装置100は、前記刈取スイッチ105による人為操作に基づき選択された前記刈取モードの際に、前記電流検出装置109から送信されてくる前記電動モータ50の電流値に関する情報が前記ROM102’に記憶された前記所定負荷電流値を超えると判断した場合には、前記警報ブザー110を作動させるように構成されている。
なお、ここでは、前記電動モータ50の電流値が所定負荷電流値を超える場合には前記警報ブザー110にて警報音を発するが、表示手段にて警報表示を行ったり、警報灯にて警報光を発してもよい。
又、前記電動モータ50の電流値に基づき前記電動モータ50の負荷状態を判断するように構成されていると、前記電動モータ50の負荷状態を電気的に検出できるので、表示装置や警報灯等の警報発生手段との連動が容易となる。
斯かる態様では、前記刈取クラッチ4が前記動力伝達状態から前記動力遮断状態へ移行される際に、前記走行装置1の走行を停止することができ、これにより刈取作業ロスを低減させることができる。
前記制御装置100は、前記電流検出装置109の検出値に基づき前記電動モータ50の負荷状態を判断し、前記電動モータ50の負荷が所定値を超えると判断した場合には、前記刈取クラッチ4が前記動力遮断状態をとるように、前記刈取クラッチ4を作動させると共に、前記走行変速装置900を中立状態(停止状態)に作動させるように構成されている。
前記制御装置100は、前記刈取スイッチ105による人為操作に基づき選択された前記刈取モードの際に、前記電流検出装置109から送信されてくる前記電動モータ50の電流値に関する情報が前記ROM102’に記憶された前記所定負荷電流値を超えると判断した場合には、前記刈取クラッチ4のテンションローラを前記伝動ベルト51aのテンションが前記動力伝達状態から前記動力遮断状態となる方向に作動させ、且つ、前記走行変速装置900を中立状態(停止状態)に作動させるように構成されている。
この場合、前記電動モータ50の電流値に基づき前記電動モータ50の負荷状態を判断するように構成されていると、前記電動モータ50の負荷状態を電気的に検出できるので、前記走行変速装置900との連動が容易となる。
斯かる態様では、前記刈取部4及び前記フィードチェーン装置9での刈取穀稈の詰まりを容易且つ効果的に除去することが可能となる。
なお、前記制御装置100は、前記電流検出装置109の検出値に基づき前記電動モータ50の負荷状態を判断し、前記電動モータ50の負荷が所定値を超えると判断した場合に、前記刈取クラッチ4が動力伝達状態で前記フィードチェーン装置9が所定量だけ反対方向へ駆動されるように前記電動モータ50を反転させるように構成されていてもよい。
斯かる態様では、前記車速同調モードと前記定速モードとの切り替えを自動的に行うことができる。
なお、図14は、車速に対する前記電動モータ50の回転出力速度(駆動速度)Wを示すグラフである。
前記制御装置100は、前記刈取モードの際に、車速Vが前記第1車速V1以下であると判断した場合には前記電動モータ50の回転出力速度Wが前記第1回転速度W1となるように、車速Vが前記第2車速V2以上であると判断した場合には前記電動モータ50の回転出力速度Wが前記第2回転速度W2となるように、且つ、車速Vが前記第1車速V1から前記第2車速V2の間にあると判断した場合おいては前記電動モータ50の回転出力速度Wが前記第1及び第2回転速度W1,W2の間において車速Vに同調して可変されるように、前記電動モータ50の作動制御を行うように構成されている。
又、前記ROM102’には、後述する第2電動モータ回転速度換算用演算式及び前記電動モータ50の第1及び第2回転速度W1,W2が予め記憶されている。
前記制御装置100は、前記刈取スイッチ105による人為操作に基づき選択された前記刈取モードの際に、車速Vが前記ROM102’に記憶された第1車速V1以下であると判断した場合には前記電動モータ50の回転出力速度Wが前記ROM102’に記憶された前記第1回転速度W1となるように、車速Vが前記車速設定ダイヤル111により設定された前記第2車速V2以上であると判断した場合には前記電動モータ50の回転出力速度Wが前記ROM102’に記憶された前記第2回転速度W2となるように、且つ、車速Vが前記第1車速V1から前記第2車速V2の間にあると判断した場合おいては前記第1及び第2回転速度W1,W2の間において前記車速センサ5から送信されてくる車速Wに関する情報から前記ROM102’に記憶された前記第2電動モータ回転速度換算用演算式を用いて前記電動モータ50の回転速度(駆動速度)に換算し、該換算された回転速度(駆動速度)で前記電動モータ50を作動させるように構成されている。
ここでは、車速同調比は変更可能とされている。具体的には、前記第2電動モータ回転速度換算用演算式は、車速に対する前記電動モータ50の回転速度の関係を示すものであり、係数(傾きα(図14参照))が、設定車速に応じて(例えば、車速が前記第1車速V1から前記第2速度V2の間で増加するに従い、前記電動モータ50の回転出力速度Wが前記第1回転速度W1から前記第2回転速度W2の間で増加するような傾きα1〜α2になるように)変更可能なものとされている。
斯かる態様では、桿こぼれといった不都合を効果的に防止することができる。
前記扱き深さセンサ112は、前記刈取・搬送装置8の近傍に配設され、前記フィードチェーン装置9に保持される穀稈の株元側の保持位置であって、穀稈の穂先側の前記扱胴への突込量を決定するために前記刈取・搬送装置8によって調整される保持位置を検出するものである。
前記ROM102’には、後述する電動モータ50を増速する所定の時間が予め記憶されている。
前記制御装置100は、前記刈取スイッチ105による人為操作に基づき選択された前記刈取モードの際に、前記扱き深さセンサ112から送信されてくる情報から刈取作業が終了したか否かを判断し、刈取終了である判断した場合には、前記時計用のタイマを用いて前記ROM102’に記憶された所定時間だけ前記電動モータ50を増速させるように構成されている。
斯かる態様では、従来のように走行系変速装置におけるPTO軸の回転出力と駆動源からの定速出力との合成により刈取部を車速と同調駆動する場合に発生することがあった急激な速度変化をなくすことができ、これにより、刈取穀稈の搬送乱れといった不都合を有効に防止することができる。
前記制御装置100は、前記刈取モード中において前記刈取増速操作部材113が操作されたと判断した場合には、所定時間だけ増速させるように、前記電動モータ50の作動制御を行うように構成されている。
前記制御装置100は、前記刈取スイッチ105による人為操作に基づき選択された前記刈取モードの際に、前記刈取クイックペダル113から送信されてくる情報から該刈取クイックペダル113が操作されたと判断した場合には、前記時計用のタイマを用いて前記ROM102’に記憶された所定時間だけ前記電動モータ50を増速させるように構成されている。
なお、本発明の実施に係るコンバイン201において、前記(c)の態様に代えて、前記刈取モード中に前記電動モータ50の負荷が前記所定値を超えて前記刈取クラッチ4が動力伝達状態から動力遮断状態へ移行される前に減速すると共に警報を発し、所定時間経過しても前記電動モータ50の前記所定値を超えた負荷状態が解除されない場合に、前記刈取クラッチ4が動力伝達状態から動力遮断状態へ移行され、前記走行変速装置900が中立状態へ移行されるように構成されていてもよい。
12…エンジン 13…グレンタンク 50…電動モータ 107…緊急停止操作部材
113…刈取増速操作部材 201…コンバイン 310…脱穀部 350…選別部
900…走行変速装置
Claims (10)
- エンジンと、前記エンジンに作動連結された走行変速装置と、前記走行変速装置によって作動的に駆動される走行装置と、穀稈を刈り取る刈取部と、前記刈取部によって刈り取られた刈取穀稈を車体後方へ搬送するフィードチェーン装置と、前記フィードチェーン装置によって後方へ搬送される刈取穀稈の穂先に対して脱穀処理を行う脱穀部と、前記脱穀部によって脱穀された脱穀物から穀粒を選別する選別部と、前記選別部によって選別された穀粒を貯留するグレンタンクと、電動モータと、前記電動モータの作動制御を行う制御装置とを備えたコンバインであって、
前記脱穀部及び前記選別部は前記走行装置と共に前記エンジンからの動力のみによって作動的に駆動され、
前記刈取部及び前記フィードチェーン装置は前記電動モータからの動力のみによって作動的に駆動されるように構成され、
前記コンバインは、さらに、車速を検出する車速センサと、車速同調モード及び定速モードを選択可能なモード切替操作部材と、前記電動モータから出力される動力の回転速度を検出する回転速度センサと、前記車速同調モード時における前記刈取部及び前記フィードチェーン装置の駆動速度の車速に対する同調比を任意に設定可能な同調比設定操作部材とを備え、
前記制御装置は、前記車速同調モードが選択された際には前記刈取部及び前記フィードチェーン装置の駆動速度の車速に対する同調比が前記同調比設定操作部材によって設定された同調比となるように前記車速センサ及び前記回転速度センサからの検出値に基づき前記電動モータを制御し且つ前記定速モードが選択された際には車速に拘わらず前記刈取部及び前記フィードチェーン装置装置が所定速度で駆動されるように前記電動モータを制御することを特徴とするコンバイン。 - 前記刈取部と前記電動モータとの間に介挿された刈取クラッチと、人為操作可能な刈取モード選択操作部材及び手こぎモード選択操作部材とを備え、
前記制御装置は、手こぎモードが選択された際には前記刈取クラッチが動力遮断状態となるように前記刈取クラッチを制御し、刈取モードが選択された際には前記刈取クラッチが動力伝達状態となるように前記刈取クラッチを制御しつつ前記刈取モード中に前記電動モータの負荷が所定値を超えると前記刈取クラッチが動力伝達状態から動力遮断状態へ移行するように前記刈取クラッチを制御することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。 - 前記電動モータの回転を停止させる緊急停止操作部材を備え、
前記手こきモード中に前記緊急停止操作部材が操作されると、前記フィードチェーン装置が所定量だけ反対方向へ駆動されるように前記電動モータが反転されることを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。 - 前記電動モータの電流値に基づき前記電動モータの負荷状態を判断するように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のコンバイン。
- 前記電動モータの負荷に基づき前記刈取クラッチが動力伝達状態から動力遮断状態へ移行されると、前記走行変速装置が中立状態へ移行されるように構成されていることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載のコンバイン。
- 前記刈取モード中に前記電動モータの負荷が前記所定値を超えて前記刈取クラッチが動力伝達状態から動力遮断状態へ移行される前に減速すると共に警報を発し、所定時間経過しても前記電動モータの前記所定値を超えた負荷状態が解除されない場合に、前記刈取クラッチが動力伝達状態から動力遮断状態へ移行され、前記走行変速装置が中立状態へ移行されるように構成されていることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載のコンバイン。
- 前記電動モータの負荷に基づき前記刈取クラッチが動力伝達状態から動力遮断状態へ移行された後に、前記刈取クラッチが動力伝達状態に復帰された状態で前記電動モータが逆転方向に所定量だけ回転駆動されるように構成されていることを特徴とする請求項2から6の何れかに記載のコンバイン。
- 前記電動モータは、前記刈取モード中において、車速が第1車速以下の際には回転出力速度が第1回転速度に固定され、車速が前記第1車速よりも高速の第2車速以上の際には回転出力速度が前記第1回転速度よりも高速の第2回転速度に固定され、車速が前記第1車速から前記第2車速の間においては回転出力速度が前記第1及び第2回転速度の間において車速に同調して可変とされるように、出力制御されることを特徴とする請求項2から7の何れかに記載のコンバイン。
- 前記刈取モードにおける刈取終了時に、前記電動モータが所定時間だけ増速されることを特徴とする請求項2から8の何れかに記載のコンバイン。
- 前記刈取部を増速駆動させる人為操作可能な刈取増速操作部材を備え、
前記刈取モード中において前記刈取増速操作部材が操作されると、前記電動モータが所定速度だけ増速されるように構成されていることを特徴とする請求項2から9の何れかに記載のコンバイン。
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