JP2005058068A - コンバイン - Google Patents

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Atsushi Mizushima
淳 水島
Masami Matsui
正実 松井
Akifumi Miyamoto
章史 宮本
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Abstract

【課題】 走行時と走行停止時でのフィードチェーンの駆動制御の切換を簡易な構成で行うことができるコンバインを提供する。
【解決手段】エンジンの動力をFC14に伝達する脱穀装置の上手にある脱穀クラッチC2と穀粒と排藁に分離した後の排藁を外部に排出する排塵ファン駆動用の変速装置に設けたクラッチC4とを有する第1の動力伝達系Aと変速装置の動力伝達下手側に設けた車速に追従する動力をFC14に伝達する刈取クラッチとクラッチC5を有する第2の動力伝達系Bと脱穀クラッチとクラッチC4を手動で入・切する脱穀装置の作動制御用の脱穀レバーと脱穀レバーの頂部に設けた刈取クラッチを入・切する刈取装置作動制御のスイッチを設け、脱穀レバーとスイッチが共に入りのときは、クラッチC4は切りとして、手扱時など脱穀レバーのみ入り(スイッチは切り)のときは脱穀クラッチとクラッチC4入りとしてクラッチC1、C5は切りとする。
【選択図】図3

Description

この発明は、機体を移動しながら、例えば、圃場の穀稈(稲、麦、大豆、そば等の作物)を刈り取って脱穀処理するコンバインに関する。
コンバインは、車体フレームの下部側に土壌面を走行する左右一対の走行クローラを有する走行装置を配設し、車体フレームの前端側に分草具と、引起しケースと、植立穀稈を刈り取る刈刃と、該刈刃にて刈り取られた穀稈を挟持して後方に搬送する株元搬送装置と供給搬送装置とからなる刈取装置が設けられている。
車体フレームの上方には、刈り取り装置の供給搬送装置から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送するフィードチェーンを有する脱穀装置と、該脱穀装置で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンクが載置されている。
脱穀装置は、それぞれ回転する扱胴、二番処理胴、および排塵処理胴をもち、扱胴の扱歯により穀稈から穀粒を脱穀し、二番処理胴で枝梗を分離し、排塵処理胴で塵埃を分離し、扱胴の下部に設けた揺動棚、唐箕送風機、シーブなどの作用により穀粒の選別を行い、選別された穀粒を一番穀粒揚送筒によりグレンタンクに揚送する。該グレンタンクの後部には縦オーガと横オーガとからなる排出オーガを設けており、グレンタンク内に一時貯留してある穀粒をコンバインの外部に排出できる構成としている。
そして、特開平9−49号公報、特開2002−142526号公報(図6)記載のコンバインをはじめとする従来のコンバインは脱穀装置の駆動に連動する構成になっている。
特開平9−49号公報 特開2002−142526号公報(図6)
コンバインを走行させながら刈取装置で刈り取った穀稈をフィードチェーンで脱穀装置内に供給して脱穀を行う。このとき、フィードチェーンの回転速度は刈取装置の刈取速度と同調して、エンジンの比較的高い回転数による動力で駆動するため、能率良く脱穀を行うことができるが、コンバインの走行を停止させた状態で、脱穀する手扱ぎ作業時には、車速がゼロであってもフィードチェーンを駆動させる必要がある。
前記特開平9−49号公報記載のコンバインでは刈取装置で刈り取った穀稈の搬送速度に同調させてフィードチェーンを駆動できるが、フィードチェーンを刈り取った穀稈の搬送速度に関係なく一定速度で駆動させることはできない。また、特開2002−142526号公報に記載のコンバインは、フィードチェーンを一定速度で駆動させることはできるが、車速や刈取装置で刈り取った穀稈の搬送速度に同調させて駆動できない。
そこで、本発明の課題は、走行時又は刈取作業時は車速に応じた速度でフィードチェーンを駆動させ、走行停止時には手扱ができるようにフィードチェーンを駆動できる簡素な構成からなるコンバインを提供することである。
また、本発明の課題は、走行と走行停止が頻繁に繰り返される場合でも、迅速にフィードチェーンの駆動制御を一つの操作レバーの操作領域内での簡単に操作で切換えできるコンバインを提供することである。
本発明の課題は次の構成によって解決される。
請求項1記載の発明は、エンジン21の動力を変速するギア機構と無段変速装置28を有する変速装置24と、該変速装置24により駆動される植立穀稈を刈取る刈取装置6と、刈取った穀稈を搬送するフィードチェーン14を有する穀稈を脱穀する扱胴69と穀粒と排藁に分離した後の排藁を外部に排出する排塵ファン110と排塵ファン駆動用変速装置167を備えた脱穀装置15と、前記変速装置24の動力伝達下手側以外の部位に設けたエンジン21の動力を前記排塵ファン駆動用変速装置167を経由してフィードチェーン14に伝達するフィードチェーン14の第1の動力伝達系Aと、該第1の動力伝達系Aに設けられるエンジン21からフィードチェーン14への動力の伝達又は非伝達を制御する脱穀クラッチC2と該脱穀クラッチC2の動力伝達下手側の排塵ファン駆動用変速装置167内に設けられるフィードチェーン後方入力クラッチC4と、前記変速装置24の動力伝達下手側に設けた車速に追従する動力をフィードチェーン14に伝達するフィードチェーン14の第2動力伝達系Bと、該第2動力伝達系Bに設けられる変速装置24からフィードチェーン14への動力の伝達、非伝達を制御する刈取クラッチC1と該刈取クラッチC1の下手側に設けたフィードチェーン前方入力クラッチC5と、該脱穀クラッチC2を手動で入・切する脱穀装置15の作動制御用の脱穀レバー48と、前記刈取クラッチC1とフィードチェーン前方入力クラッチC5を入・切する刈取装置6の作動制御用の刈取入切スイッチ47と、脱穀レバー48と刈取入切スイッチ47を共に入りにしたときは、フィードチェーン後方入力クラッチC4が作動禁止または作動可能とされ、脱穀レバー48を入りにして刈取入切スイッチ47が切りのときは、フィードチェーン後方入力クラッチC4が作動可能とする構成を備えたコンバインである。
請求項2記載の発明は、刈取入切スイッチ47を脱穀レバー48に取り付けた請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記前記第2動力伝達系Bはフィードチェーン14の前方からエンジン動力が伝達され、前記第1動力伝達系Aはフィードチェーン14の後方からエンジン動力が伝達される構成を備えた請求項1又は2記載のコンバインである。
本発明によれば、脱穀レバー48と刈取入切スイッチ47の動作で次のようにクラッチC1、C2、C4及びC5が入り切りされる。
(a)脱穀レバー48を「入」とし、刈取入切スイッチ47も「入」とする場合(刈取走行時)
(1)クラッチC1、C5、C2が「入」でクラッチC4が「切」となる。
このときのフィードチェーン搬送速度と車速との間には図5に示すような関係が成立する。すなわち車速に比例してフィードチェーンの搬送速度も上昇する。
(2)クラッチC1、C5、C2、C4が全て「入」となる。
このときのフィードチェーン搬送速度と車速との間には図6に示すような関係が成立する。すなわち所定の車速に達するまではフィードチェーンの搬送速度が一定で、その後車速が早くなるとフィードチェーンの搬送速度が上昇する。
(b)脱穀レバー48のみを「入」として刈取入切スイッチ47を「切」とする場合(手扱時)
クラッチC2、C4が「入」でクラッチC1、C5が「切」となる。
この場合には車両は走行停止中であってもフィードチェーン14にはクラッチC4を経由してエンジン駆動力が伝達される。
なお、刈取入切スイッチ47を「入」とし、同時に脱穀レバー48を「切」とすることは制御上できないように設定する。
請求項1記載の発明によれば、走行時又は刈取作業時は車速に応じた速度でフィードチェーンを駆動させ、走行停止時には手扱ができるようにフィードチェーンを駆動できるコンバインが得られる。また、フィードチェーン後方入力クラッチC4が脱穀クラッチC2の動力伝達下手側の排塵ファン駆動用変速装置167内に設けられるので、排塵ファン110の駆動用の変速装置167をフィードチェーン駆動用の変速装置と共用できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて刈取入切スイッチ47が脱穀レバー48に設けられているので、上記フィードチェーン14のコンバイの走行時と走行停止時(手扱時)での駆動制御をそれぞれ一つのレバー48の操作範囲内の操作で、例えば片手で簡単に操作できる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加えてフィードチェーン14への動力入力が機体の一方側に片寄らないので装置構成が簡素になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行うコンバインの左側面図を示し、図2は図1のコンバインの脱穀装置の側面断面略図を示し、図3はコンバインのエンジンを駆動源とする駆動経路展開図である。
また、本明細書で、左側及び右側とはコンバインが前進する方向に向かっての方向を言うものとする。
図1などに示すコンバインの走行フレーム2の下部には、ゴムなどの可撓性材料を素材として無端帯状に成型した左右一対のクローラ4を持ち、乾田はもちろんのこと、湿田においてもクローラ4が若干沈下するだけで自由に走行できる構成の走行装置3を備え、走行フレーム2の前部には刈取装置6を搭載し、走行フレーム2の上部にはエンジン21(図3)ならびに脱穀装置15、操縦席20およびグレンタンク30を搭載する。
刈取装置6は、図示しない刈取昇降シリンダの伸縮作用により刈取装置6全体を昇降して、圃場に植生する穀稈を所定の高さで刈取りができる構成としている。刈取装置6の前端下部に分草具7を、その背後に傾斜状にした図示しない穀稈引起し装置を、その後方底部には刈刃(図示せず)を配置している。刈刃と脱穀装置15のフィードチェーン14の始端部との間に、前部搬送装置(図示せず)、供給搬送装置9などを、順次穀稈の受継搬送と扱深さ調節とができるように配置している。
コンバインの刈取装置6の作動は次のように行われる。まず、エンジン21を始動して操向レバー12をコンバインが前進するように操作し、図3に示す刈取クラッチC1と脱穀クラッチC2を図3に示す刈取レバー47と脱穀レバー48を入り操作して機体の回転各部を伝動しながら、走行フレーム2を前進走行させると、刈取、脱穀作業が開始される。圃場に植立する穀稈は刈取装置6の前端下部にある分草具7によって分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置の引起し作用によって倒伏状態にあれば直立状態に引起こされ、穀稈の株元が刈刃に達して刈取られ、前部搬送装置に掻込まれて後方に搬送され、扱深さ調節をする供給搬送装置9に受け継がれて順次連続状態で後部上方に搬送される。
穀稈は供給搬送装置9からフィードチェーン14の始端部に受け継がれ、脱穀装置15に供給される。脱穀装置15には、上側に扱胴69を軸架した扱室66を配置し、扱室66の下側に選別室50を一体的に設け、供給された刈取穀稈を脱穀、選別する。
脱穀装置15に供給された穀稈は、図2に示す主脱穀部である扱室66に送られて脱穀され、比重の重い穀粒は一番揚穀筒(図示せず)を経てグレンタンク30へ搬送され、グレンタンク30に一時貯留される。
脱穀装置15の扱室66の終端に到達した脱穀された残りの穀稈で長尺のままのものは排藁チェーン80(図3)および排藁穂先チェーン(図示せず)に挟持されて搬送され、脱穀装置15の後部の藁用カッター(図示せず)に投入された後、切断され、排塵ファン(図2)により圃場に放出される。
グレンタンク30内の底部に穀粒移送用のグレンタンク螺旋83(図3)を設け、該グレンタンク螺旋83を駆動する螺旋駆動軸(図示せず)に縦オーガ18および横オーガ19からなる排出オーガを連接し、グレンタンク30内に貯留した穀粒を排出オーガ排出口からコンバインの外部に排出する。グレンタンク螺旋83、縦オーガ螺旋89および横オーガ螺旋90a、90bはエンジン21の動力の伝動を受けて回転駆動され、それぞれの螺旋羽根のスクリュウコンベヤ作用により貯留穀粒を搬送する。
刈取装置6で刈り取った穀稈は刈取装置6に装着された供給搬送装置9などで扱深さが調節され、脱穀装置15の主脱穀部である扱室66に挿入される。該扱室66に軸架された扱胴69は、その表面に多数の扱歯69aが設けられており、脱穀レバー48により入り、切りされる脱穀クラッチC2などの駆動連結機構によりエンジン21からの動力で回転する。扱室66に挿入された穀粒の付いた穀稈はフィードチェーン14とスプリング付勢のフィードチェーン挟扼杆16との間に挟扼され、図1の矢印A方向に移送されながら、回転する扱胴69の扱歯69aにより脱穀される。穀稈から分離された被処理物(穀粒や藁くず)は扱網74を矢印J1方向(図2)に通過して、揺動棚51で受け止められる。
揺動棚51は図示しない揺動棚駆動機構の作動により上下前後方向に揺動するので、被処理物は矢印D方向(図2)に移動しながら、唐箕79の唐箕ファン79aからの送風を受けて風力選別され、比重の重い穀粒はシーブ53および選別網63を矢印E方向に通過し、一番棚板64で集積され、一番螺旋65から一番揚穀筒の一番揚穀筒螺旋17(図3)によりグレンタンク30へ搬送される。グレンタンク30に貯留された穀粒は、オーガ18、19を経由してコンバインの外部へ搬送される。
揺動棚51の上の被処理物のうち軽量のものは、揺動棚51の揺動作用と唐箕79のファン79aによる送風に吹き飛ばされて、シーブ53の上を矢印D方向に移動し、ストローラック62の上で大きさの小さい二番物は矢印G方向等に落下して二番棚板85に集められ、二番螺旋86で二番揚穀筒87へ搬送される。また一番螺旋65と二番螺旋86は駆動用ベルト91(図3)により同時に同一速度で駆動される。
正常な穀粒、枝梗粒、藁くずおよび藁くずの中に正常な穀粒が刺さっているササリ粒などの混合物である二番物は、二番揚穀筒87の中を二番揚穀筒ラセン88(図3)により矢印H方向(図2)に揚送されて、二番処理室67の上方へ放出される。二番処理室67に軸架された二番処理胴70の多数の処理歯70aに衝突しながら二番物の分離と枝梗粒の枝梗の除去が行われて、被処理物の一部(三番物)は図2に示すように二番処理胴70の下方に設けられた受け網74を矢印J1方向に通り抜けて揺動棚51に落下し、被処理物の大部分は二番処理胴70の端部から受け網74を矢印J2方向に通り抜けて揺動棚51に落下し、扱室66からの被処理物と合流する。
また、扱室66の被処理物搬送方向終端部に到達した被処理物の中で、藁くずなど短尺のものは、排塵処理室入口から排塵処理室68に入り、排塵処理室68では二番処理胴70と一体に回転する排塵処理胴71の螺旋71aにより矢印K方向に搬送されながら処理され、藁くずは解砕されて、藁くず中に残っていた穀粒と共に矢印J4方向に網体76を通り抜けて選別室50に落下する。
図3に示す変速装置24は、走行伝動ケ−ス25内で伝動経路下手側から操向伝動部24aと中間伝動部24bと副変速部24cとカウンタ−部24d(旋回制御用)と入出力部24eとを設け、エンジン回転動力を入出力部24eから副変速部24c(低、中、高速)及び中間伝動部24bを経由して操向伝動部24aに伝動する構成しており、該操向伝動部24aの左右一対のサイドクラッチ24aL、24aRの係合・非係合の切り替え操作することにより機体の進行方向を右側又は左側に旋回させることができる構成である。このときサイドクラッチ24aLの半クラッチ調圧で緩旋回が可能となり、ロック調圧でブレーキ旋回となる。また、サイドクラッチ24aRの半クラッチ調圧でカウンタ−部24dへの動力伝達により旋回半径が大きい急旋回が得られ、ロック調圧で旋回半径の小さい急旋回が得られる。
油圧無段変速装置(HST)28はケース32の側方に突出している油圧入力軸33の軸端部にエンジン21からの駆動力の入力プーリ35を着脱自在に取り付けているとともにケース32の中に油圧ポンプ28aや回転可能に設けている出力軸を有する油圧モータ28b等を設けており、前記走行伝動ケース25の側部に形成された空間部に位置させて伝動ケース25の側部に着脱自在に取り付けている。そして、前記入力プーリ35は操縦席20の下方の走行フレーム2に着脱自在に設け、且つ負荷が変動しても燃料供給量を自動制御してあらかじめ設定した回転数を出力する構成であるエンジン21の出力側の端部に取り付けたエンジン21の出力軸37に設けたプーリ38との間にベルト40を巻きかけている。
HST28から出力される回転動力は変速装置24内の前記ギア伝動機構を介して変速装置24の入出力部24eに伝動され、副変速部24cの変速段(低、中、高速)に応じた出力が副変速軸44を経由して刈取駆動プ−リ45に出力される。
刈取装置6は回動体(図示せず)の側方に突出した刈取入力軸41(図3)に刈取入力プ−リ42を着脱自在に取り付けていると共に反対側の軸端側部に供給搬送装置9を駆動する伝動機構部160を設けている。また、該刈取入力プ−リ42と走行ケース25の側外方に突出している前記変速装置24の副変速部24cにおける副変速軸44の軸端部に着脱自在に取り付けた刈取駆動プ−リ45との間にベルト46を巻きかけ、脱穀レバ−48に設けられた刈取入切スイッチ47の操作によってテンションプーリ93を作動し、このベルト46を張圧又は解除し、回転動力の伝動を入り切りする刈取(テンション)クラッチC1を構成している。
刈取装置6では刈取入力軸41から駆動力をギア機構161により刈取伝動軸163に伝達して植立穀稈の引起装置164、刈刃駆動装置165、供給搬送装置9の伝動機構部160(穂先ラグ160a、株元チェーン160b)などを駆動する。
また、図4に示すように刈取入力軸41からは刈取入力ケース170内のベベルギア171により刈取出力シャフト172の回転方向を刈取入力軸41とは逆転させて出力する。そして刈取出力シャフト172に設けられたプーリ174とフィードチェーン減速ギアケース175の入力軸180のプーリ181とに掛けられたベルト176にテンションプーリ177からなるフィードチェーン入切クラッチC5を設けておき、フィードチェーン14をスプロケット178を介して駆動させることもできる。
この場合のフィードチェーン14を駆動は車速に追従するものであり、クラッチC5は車速追従クラッチと称しても良い。
また、フィードチェーン14への駆動力をクラッチC1を経由する刈取装置6からの動力から入力する構成は、刈取装置6の各種駆動チェーンと脱穀装置15のフィードチェーン14の速度比が常に一定となり、刈取装置6から脱穀装置15への穀稈引継性能が良好となる。また、刈取入力軸41とフィードチェーン14の駆動用スプロケット178の回転方向が反対であるため、逆転が必要である。そこで、刈取入力軸41自体で出力するのではなく、同軸上に刈取出力軸172を設け、刈取入力ケース170内で回転方向を逆転させることにより、追加カウンタケース等の専用機構が不要であり、単純で安価な構成をとることができる。
また、刈取入力軸41は回転が速く、フィードチェーン14に入力するには、大きく減速する必要がある。そこで、刈取出力プーリ174とフィードチェーン14の伝達経路の間に減速ギヤを内蔵した減速ギヤケース175を設ける。さらに、減速ギヤケース175を左右方向における刈取出力プーリ174とフィードチェーン14の間に構成することで、出力位置を左右方向に移動させるためだけのカウンタ軸等を設ける必要がなくなり、右から左へ自然な流れで動力が伝わり、無駄な材料が減らせて、単純で安価な構成となる。
刈取出力軸172からフィードチェーン14への動力伝達をベルト176にすることにより、ギヤケース等が不要で簡単な構成となる。また、刈取装置6の脱着、刈取装置6のオープン、ベルト交換なども容易に行え、メンテナンス性にすぐれている。
脱穀装置15は機体の進行方向に回転するフィードチェーン14を一側部に有し、刈取装置6の供給搬送装置9などを搬送されてきた穀稈の株元部を挟持搬送して穂先部を扱室66内に送り込んで脱穀する自脱型の構成であって、前記走行フレーム2に搭載してボルトやナット等の取付具で着脱自在に取り付けている。
なお、エンジン出力軸37に設けられた出力プーリ95は脱穀装置15の入力部にある脱穀入力プーリ96との間にベルト98を巻きかけ、脱穀レバ−48の操作によってテンションプーリ99を作動させ、このベルト98を張圧又は解除することによって回転動力の伝動を入り切りする脱穀クラッチC2を構成している。さらに、該エンジン出力軸37には出力プーリ101から穀粒排出オーガの入力部(図示せず)の穀粒排出入力プーリ103との間にベルト105を巻きかけ、操縦席20に設けた排穀レバ−(図示せず)の操作によって排穀クラッチC3の作動制御によりオーガの駆動をおこなっている。
また、操縦席20には操向レバ−12を設けている。該操向レバー12は後側又は前側に傾倒すると入りになって刈取昇降弁(図示せず)を切り替えるスイッチ(図示せず)を設けており、前記操向レバー12が左側又は右側に傾倒すると、入りになって操向電磁弁を切り替えるスイッチ(図示せず)をそれぞれ操向レバー12の下部近くに設けている。
したがって、操向レバー12を前側又は後側に傾倒してスイッチを入りにすると、ソレノイドの励磁によって切り替えられた刈取昇降弁を通って昇降用油圧装置のシリンダの中に入るオイル又はシリンダから出て行くオイルの圧力の増減作用により、シリンダ先端からのピストンの突出長さが伸縮して、刈取装置6を昇降する構成である。また、操向レバー12を左側又は右側に傾倒してスイッチを入りにすると、ソレノイドの励磁によって切り替えられた操向電磁弁を通って左側又は右側の操向シリンダの中に入り又は操向シリンダから出て行くオイルの圧力の増減作用により、操向シリンダ先端からのピストンの突出長さが伸縮して、操向伝動部24aのサイドクラッチ24aL、24aR(図3)を係合・非係合の切り替え操作をして、機体の進行方向を左側又は右側に旋回する構成である。さらに操向レバー12の基部にポジションセンサ(図示せず)を設け、該レバー12の傾斜量に応じてサイドクラッチ24aL又は24aRの調圧をする。
走行変速レバー13は連繋機構を介してHST28のケース32の外方に突出して図示していない回動可能に設けたトラニオン軸の軸端部に連動連結し、トラニオン軸及び斜板を回動する構成としている。したがって、変速レバー13を前側に向けて回動すると、連繋機構、トラニオン軸を介して斜板の角度を回動し、出力軸の回転数を変速し得るとともに回転方向を正転(機体を前進)させ、反対に、変速レバー13を後側に向けて回動すると、出力軸の回転数を変速し得るとともに回転方向を逆転して機体を後進することができる。
また脱穀レバー48が入り側に操作されると、テンションプーリ99はエンジン出力プーリ95と脱穀入力プーリ96との間に巻き掛けたベルト98を張圧して脱穀クラッチC2を入りにし、回転動力をエンジン出力プーリ95から脱穀入力プーリ96に伝動し、脱穀装置15の回転各部を駆動する。
このように、機体を穀稈の前方あるいは近くに移動したとき、運転者はスロットルレバー(図示せず)を操作することによる機体の作業部分の回転数の調節、穀稈列に対する機体位置、穀稈に対する刈取装置6の高さ位置等を適正に選択していることを再確認してから、操向レバー12を前側に倒して所望する作業速度を選択し、作業を開始する。
刈取り後の穀稈の処理は脱穀装置15の扱室66に導入され、以後は先に概略を説明した通りの処理がなされる。
また、扱室66の終端に到達した被処理物の中の脱穀された穀稈で長尺のままのものは、排藁処理室(図示せず)に投入される。排藁処理室の入口部の図示しないダンパーが開放した場合には、排藁は排藁処理室の入口部から落下して、カウンタ軸112に設けられた藁用カッター駆動用のプーリ113により伝達され、図示しないカッタにより切断される。
なお、脱穀装置15の扱胴69はプーリ114の回転軸115から動力が伝達される。また唐箕ファン79aはプーリ96からの動力で回転する回転軸121により駆動される。また回転軸121の別のプーリ118を介して一番螺旋軸123、二番螺旋軸124が駆動され、また二番螺旋軸124からはカウンタ軸111、112に動力が伝達され脱穀装置15の後部に設けられた排塵ファン110とカッタ(図示せず)が駆動される。
穀稈の脱穀処理の後、排塵処理室68(図2)を含む脱穀装置15内で発生する排塵のうち、比重の軽い藁くず、枝梗および塵埃を含む空気をカウンタ軸111を介して回転する排塵ファン110による送風で吸引し、排塵ファン110の出口から吹き出して、コンバインの外部へ放出する。カウンタ軸112からの動力は変速装置(ギア機構)167を介して排塵ファン110に伝達されるが、前記変速装置167はフィードチェーン14の駆動用プーリ168の駆動も行う。
上記脱穀装置15のフィードチェーン14は次のような2つの動力伝達系A、Bで駆動されることが本実施例の特徴である。
まず、第1の動力伝達系Aは、エンジン動力が脱穀クラッチC2を介して脱穀装置6内の唐箕ファン79a、一番螺旋65、二番螺旋86の駆動系を経由して排塵ファン110の駆動用変速装置167に入力され、該変速装置167の出力でフィードチェーン14の駆動用プーリ168を駆動させる動力伝達系である。
変速装置167内には脱穀レバー48の入りで係合する爪クラッチ(フィードチェーン後方入力クラッチ)C4が設けられており、爪クラッチC4が係合すると、エンジンの回転数を所定の変速比で変速してフィードチェーン14が駆動する。前記変速比を1以上に設定しておくと、コンバインが走行停止したときに、手扱により脱穀する場合(手扱レバー29(図1)で駆動操作する)には手扱レバー29(図1)を手動操作して、フィードチェーン14が所定の回転数で駆動するので手扱作業が速やかに行える。
もう一つのフィードチェーン14の第2の動力伝達系Bは、変速装置24内の副変速軸44からの出力を脱穀レバー48の頂部に設けた刈取入切スイッチ47のオンで作動する刈取クラッチC1、刈取入力軸41、刈取入力ケース170、刈取出力シャフト172、プーリ174、フィードチェーン入切クラッチ(フィードチェーン前方入力クラッチ)C5及びフィードチェーン減速ギアケース175を経由する動力伝達系である。
この場合のフィードチェーン14の駆動は車速に追従するものであり、クラッチC5は車速追従クラッチと称しても良い。
脱穀レバー48と該レバー48の頂部に取り付けた刈取入切スイッチ47の動作(脱穀レバー48と刈取入切スイッチ47のいずれもレバー48を把持した片方の手で操作可能)で、2つのフィードチェーン動力伝達系A、Bに設けられたクラッチC1、C2、C4及びC5が次のように入り切りされる。
(a)脱穀レバー48を「入」とし、刈取入切スイッチ47も「入」とする場合(刈取走行時)には次の(1)、(2)の2つのケースがある。
(1)クラッチC1、C5、C2が「入」でクラッチC4が「切」となる。
フィードチェーンの第1動力伝達系Aからはフィードチェーン14には動力伝達がなく、フィードチェーンの第2動力伝達系Bからの動力でフィードチェーン14が作動する。このときのフィードチェーン搬送速度と車速との間には図5に示すような関係が成立する。すなわち車速に比例してフィードチェーン14の搬送速度も上昇する。
なお、クラッチC1、C5は制御装置によりそれぞれのクラッチ駆動モータが駆動制御される。
(2)クラッチC1、C5、C2、C4が全て「入」となる。
このときのフィードチェーン14の搬送速度と車速との間には図6に示すような関係が成立する。すなわち所定の車速に達するまでは第1の第1動力伝達系Aからの駆動力で駆動されるフィードチェーン14の搬送速度は一定であり、その後、車速が早くなると第1の第1動力伝達系Bからの駆動力でフィードチェーン14が駆動され、その搬送速度が上昇する。この場合にはフィードチェーン動力伝達系A、Bの両方からの動力でフィードチェーン14が作動するので、フィードチェーン減速ギアケース175の入力軸180と入力プーリ181との間にワンウエイクラッチ(図示せず)を設ける必要がある。
また、前記(1)と(2)の両方のケースのいずれかを選択して使用できるような構成にするためには、クラッチC4の入・切制御をする必要があり、クラッチC4の駆動モータ(図示せず)の駆動制御する。
(b)脱穀レバー48のみを「入」として刈取入切スイッチ47を「切」とする場合(手扱時)にはクラッチC2、C4が「入」でクラッチC1、C5が「切」となる。
この場合には車両は走行停止中であってもフィードチェーン14にはクラッチC2、C4を経由してフィードチェーン動力伝達系Aからのエンジン駆動力が伝達される。
なお、刈取入切スイッチ47を「入」とし、同時に脱穀レバー48を「切」とすることは制御上できないように設定する。
こうして、走行停止時に行う手扱作業は、車速ゼロでも第1動力伝達系Aによりフィードチェーン14は変速装置167で得られる所定の一定速度で駆動されて、作業が効率的に行える。またコンバインの走行状態での刈取作業時は第2動力伝達系Bにより、車速に応じて刈取装置6とフィードチェーン14が同調して作動するので、脱穀装置15での穀稈引断性能が向上し、脱穀作業能率が従来に比して向上する。
また、第1動力伝達系Aからのフィードチェーン14の駆動は、走行フレーム2の後方側からとし、第2動力伝達系Bからのフィードチェーン14の駆動は走行フレーム2の前方側からとすることで、フィードチェーン14への動力入力が走行フレーム2の一方側にかたよらないので構成が簡素になる。
また、刈取入切スイッチ47が脱穀レバー48の頂部に設けられているので、フィードチェーン14の駆動を一つのレバー(脱穀レバー48)を把持しながら刈取入切スイッチ47を親指で操作できるので、片手で走行時の刈取・脱穀作業と走行停車時での手扱脱穀の切換えが容易になる。
従って、フィードチェーン14駆動用の専用のレバーを追加することなく操作席20はすっきりしたままであり、余分な操作も発生することなく、脱穀性能が向上する。特に、同一圃場内で圃場・作物条件が変化して、作業速を絶えず変更する必要がある時には、車速に応じてフィードチェーン14が同調して作動するため、フィードチェーン14で搬送される穀稈の層厚が一定となり、安定した脱穀精度が確保できる。特に少量の穀稈処理時に低速走行しているときに上記構成は効果的である。
上記圃場・作物条件が変化して、作業速を絶えず変更する必要がある場合とは、例えば、畦の近くで高刈り(植立穀稈の籾に近い穀稈部を刈る)をする場合にはコンバインの走行を停止して高刈りをし、その後、刈取装置6が畦に当たらないように少し前進してまた高刈りをする必要があるが、この少し前進時は脱穀レバー48を入り、刈取入切スイッチ47を入りして刈り取りを行い、その後、すぐ走行停止させる。このような作業時において、走行停止時には第2動力伝達系Bは駆動しないが、このときフィードチェーン14を駆動させないと、脱穀装置15内の扱胴69が駆動しているので、脱穀後の藁が扱胴69で何度も処理され藁屑が大量に発生する。大量に発生する藁屑があると穀粒の選別性能に悪影響を与えるので、このような状態ではフィードチェーン14を駆動させておく必要がある。
上記フィードチェーン14の駆動を一つのレバー(脱穀レバー48)を用いて走行しながらの穀稈刈取時と走行停止時の手扱ぎ時の切り換えが該レバー48の操作と同じレバー48に設けた刈取入切スイッチ47を入り切りすることで可能になり、上記扱胴69の周りで藁屑が大量に発生する不具合を生じることなく、操作性が優れたものとなる。
上記本実施例のコンバインの脱穀装置において、扱胴69の側方に穀稈を搬送するフィードチェーン14を設け、該チェーン14の速度を変更可能にし、オペレータが操縦席20に設けたフィードチェーン14の速度選択ダイヤル157(図7(a))によって、任意にフィードチェーン14の回転速度の制御速度を高低に切り替えることを可能とした構成とすることができる。
図7(b)は藁屑の量に応じてチェーン14の回転速度を変えることができる。
藁屑の量はフィードチェーン14と対向する挟扼杆16(図1)の始端側にそのストロークを検出するセンサ191を設け、さらに刈取装置6の供給搬送装置9に図示しない穀稈の株元搬送チェーンと対向する株元挟持杆にそのストロークを検出するセンサを設け、これらのセンサの出力値(フィードチェーンストロークと供給チェーンストローク)に応じてフィードチェーン14の速度を変更するよう設ける。そして、図7(c)に示すように供給チェーンストロークセンサ(図中の実線部分)の検出値が高くなると共にフィードチェーン14のチェーン速度を上げ、またフィードチェーンストロークセンサ(図中の点線部分)の検出値もフルストロークを示した場合において、フィードチェーン14を最高速度で作動させるとともに、フィードチェーンストロークが最高値に達すると、それから所定時間(T)が経過した後に車速制御において作業速度を下げる。
フィードチェーン14の回転速度変更機構は、駆動側プーリである刈取出力プーリ174のみ又はフィードチェーン入力プーリ(従動プーリ)181のみ又は両方のプーリ174、181を割プーリとし、プーリ174、181を図示しないアームとロッドをモータで動かしてプーリ径を変更可能とする構成で行う。
また、同時に揺動棚51の揺動用プーリ(183、184)のいずれか一方のみ又は両方を割プーリとし、プーリ径を変更可能としてフィードチェーン14の変速を2段構成とする。すなわち、作業中の旋回時にはプーリ183、184のプーリ径を大きくして揺動棚51の揺動速度を落として揺動棚51上の被処理物を少なくし、同時にフィードチェーン14の回転速度を落とし、また刈取作業中は従動側プーリ183、184のプーリ径を小さくし、通常の揺動速度して揺動棚51上の被処理物を比較的多くする。
こうして、穀稈の状態に応じてフィードチェーン14の変速を行い、扱残し防止と騒音軽減を図ることができる。
本発明はコンバインなどの農作業機に利用できる。
本発明の実施の形態のコンバインの左側面図である。 図1のコンバインの脱穀装置の側面断面略図である。 図1のコンバインの主要部分の伝動機構図である。 図3の刈取入力軸からフィードチェーンへの動力伝達機構図である。 図1のコンバインの車速とフィードチェーン搬送速度の関係図である。 図1のコンバインの車速とフィードチェーン搬送速度の関係図である。 図1のコンバインのフィードチェーンの回転速度制御の説明図である。
符号の説明
2 走行フレーム 3 走行装置
4 クローラ 6 刈取装置
7 分草具 9 供給搬送装置
12 操向レバー 13 走行変速レバー
14 フィードチェーン 15 脱穀装置
16 フィードチェーン挟扼杆 17 一番揚穀筒螺旋
18 縦オーガ 19 横オーガ
20 操縦席 21 エンジン
24 変速装置 24a 操向伝動部
24aL、24aR サイドクラッチ 24b 中間伝動部
24c 副変速部 24d カウンタ−部
24e 入出力部 25 走行伝動ケ−ス
28 油圧無段変速装置(HST) 28a 油圧ポンプ
28b 油圧モータ 29 手扱レバー
30 グレンタンク 32 ケース
33 油圧入力軸 35 入力プーリ
37 出力軸 38 プーリ
40 ベルト 41 刈取入力軸
42 刈取入力プ−リ 44 副変速軸
45 刈取駆動プ−リ 46 ベルト
47 刈取入切スイッチ 48 脱穀レバー
50 選別室 51 揺動棚
53 シーブ 62 ストローラック
63 選別網 64 一番棚板
65 一番螺旋 66 扱室
67 二番処理室 68 排塵処理室
69 扱胴 69a 扱歯
70 二番処理胴 70a 処理歯
71 排塵処理胴 71a 螺旋
74 扱網 79 唐箕
79a 唐箕ファン 80 排藁チェーン
83 グレンタンク螺旋 85 二番棚板
86 二番螺旋 87 二番揚穀筒
88 二番揚穀筒ラセン 89 縦オーガ螺旋
90 横オーガ螺旋 91 駆動用ベルト
93 テンションプーリ 95 出力プーリ
96 脱穀入力プーリ 98 ベルト
99 テンションプーリ 101 出力プーリ
103 穀粒排出入力プーリ 105 ベルト
110 排塵ファン 111、112 カウンタ軸
113、114、118 プーリ 115 回転軸
121 回転軸 123 一番螺旋軸
124 二番螺旋軸 157 速度選択ダイヤル
160 伝動機構部 160a 穂先チェーン
160b 株元チェーン 161 ギア機構
163 刈取伝動軸 164 引起装置
165 刈刃駆動装置 167 排塵ファン駆動用変速装置
168 駆動用プーリ 170 刈取入力ケース
171 ベベルギア 172 刈取出力シャフト
174 プーリ 175 フィードチェーン減速ギアケース
176 ベルト 177 テンションプーリ
178 スプロケット 180 入力軸
181 フィードチェーン入力プーリ(従動プーリ)
183 従動側プーリ 184 プーリ
191 ストローク検出センサ A、B フィードチェン動力伝達系
C1 刈取クラッチ C2 脱穀クラッチ
C3 排穀クラッチ
C4 爪クラッチ(フィードチェーン後方入力クラッチ)
C5 フィードチェーン入切クラッチ

Claims (3)

  1. エンジン21の動力を変速するギア機構と無段変速装置28を有する変速装置24と、
    該変速装置24により駆動される植立穀稈を刈取る刈取装置6と、
    刈取った穀稈を搬送するフィードチェーン14を有する穀稈を脱穀する扱胴69と穀粒と排藁に分離した後の排藁を外部に排出する排塵ファン110と排塵ファン駆動用変速装置167を備えた脱穀装置15と、
    前記変速装置24の動力伝達下手側以外の部位に設けたエンジン21の動力を前記排塵ファン駆動用変速装置167を経由してフィードチェーン14に伝達するフィードチェーン14の第1の動力伝達系Aと、
    該第1の動力伝達系Aに設けられるエンジン21からフィードチェーン14への動力の伝達又は非伝達を制御する脱穀クラッチC2と該脱穀クラッチC2の動力伝達下手側の排塵ファン駆動用変速装置167内に設けられるフィードチェーン後方入力クラッチC4と、
    前記変速装置24の動力伝達下手側に設けた車速に追従する動力をフィードチェーン14に伝達するフィードチェーン14の第2動力伝達系Bと、
    該第2動力伝達系Bに設けられる変速装置24からフィードチェーン14への動力の伝達、非伝達を制御する刈取クラッチC1と該刈取クラッチC1の下手側に設けたフィードチェーン前方入力クラッチC5と、
    該脱穀クラッチC2を手動で入・切する脱穀装置15の作動制御用の脱穀レバー48と、
    前記刈取クラッチC1とフィードチェーン前方入力クラッチC5を入・切する刈取装置6の作動制御用の刈取入切スイッチ47と、
    脱穀レバー48と刈取入切スイッチ47を共に入りにしたときは、フィードチェーン後方入力クラッチC4が作動禁止または作動可能とされ、脱穀レバー48を入りにして刈取入切スイッチ47が切りのときは、フィードチェーン後方入力クラッチC4が作動可能とする構成
    を備えたことを特徴とするコンバイン。
  2. 刈取入切スイッチ47を脱穀レバー48に取り付けたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記前記第2動力伝達系Bはフィードチェーン14の前方からエンジン動力が伝達され、前記第1動力伝達系Aはフィードチェーン14の後方からエンジン動力が伝達される構成を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のコンバイン。
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