JP4499368B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、コンバインに関し、更に詳しくは、農作業機械のHST変速レバーに作業機を操作する多機能スイッチを同一平面上に設置する装置において、操作スイッチの形状に特徴を有するコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、脱穀など各種制御用の制御スイッチをサイドコラムに配備させた構成がある。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2000−324934号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のような農作業機械のHST変速レバーに作業機を操作する多機能スイッチを同一平面上に設置する装置にあっては、平面上に同一形状のシーソ形状のシーソ形状のスイッチを設けていたが、スイッチ形状が同じであるため誤操作する可能性があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
したがって、本発明の請求項1記載のコンバインは、農作業機械のHST変速レバーに作業機を操作するスイッチを設置する装置において、HST変速レバーの、作業者が手で握るグリップの上面の同一平面上に、刈取変速スイッチと、副変速スイッチと、脱穀部の扱深さ調節を手動で行う扱深さスイッチと、刈取部を手動で昇降させる刈取昇降スイッチと、刈取部を所定高さまで下降、上昇させるオートセットスイッチ及びリフトスイッチと、車体を手動で昇降及び左右傾斜させる4方向車高調節スイッチとを配置させるとともに、手の親指と反対側の手の平を当てるハンドレストをグリップの基部に設け、さらに手の親指の付根を支点に円弧を描く軌跡に操作方向がなるように刈取変速スイッチと、4方向車高調節スイッチと、扱深さスイッチと、刈取昇降スイッチと、オートセットスイッチ及びリフトスイッチとを斜めに配置し、刈取昇降用スイッチをシーソー式の山形形状とし、オートセットスイッチ及びリフトスイッチをボタン形状にすることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はコンバインの全体の斜視図、図2は同右側面図であり、図中、符号1は左右一対の走行クローラ2を装設する左右一対のトラックフレーム、符号3は前記の左右トラックフレーム1に架設する機台、符号4はフィードチェン5を左側に張架し扱胴6及び処理胴を内蔵している脱穀機である脱穀部、符号7は引起機構8及び刈刃9及び穀稈搬送機構10などを備える刈取部、符号11は刈取フレーム12を介して刈取部7を昇降させる油圧昇降シリンダ、符号13は排藁チェン14終端を臨ませる排藁処理部、符号15は脱穀部4からの穀粒を揚穀筒を介して搬入する穀物タンク、符号16・17は前記タンク15の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、符号18は運転操向ハンドル19及び運転席20を備える運転キャビン、符号21は運転キャビン18下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0008】
図3、図4に示す如く、機台3前側で左右の走行クローラ2の間にミッションケース22を配設させ、ミッションケース22とエンジン21を略直列に前後に設け、ミッションケース22を介して走行クローラ2にエンジン21の駆動力を伝えると共に、脱穀部4前側の機台3上面に左右の支持台23・24を立設させ、支持台23・24に刈取フレーム12を介して刈取部7を昇降自在及び横移動可能に設ける。また、支持台23・24後側の機台3上面にカウンタケース25を設け、脱穀部4及び刈取部7にカウンタケース25を介してエンジン21の駆動力を伝える。
【0009】
また、ミッションケース22側方の機台3にキャビン前フレーム26を立設させ、キャビン18のステップフレーム27前部を前フレーム26上部に回動支点軸28を介して設け、支点軸28回りにキャビン18を前方に回動自在に支持させると共に、右の支持台24に左のキャビン後フレーム29を立設させ、機台3に立設させる右のキャビン後フレーム30との間の機台3上面にエンジン21を設け、エンジン21をエンジンルームカバー31で覆う。また、前記カバー31の上方で左右の後フレーム29・30上部をキャビン横フレーム32によって連結させ、キャビン横フレーム32にフックレバー33を設け、キャビン18のステップフレーム27後部を横フレーム32に上載させてフックレバー33により係脱自在に固定させると共に、右の支持台24と前フレーム26の間に水平連結フレーム34を固定させ、水平連結フレーム34中間と横フレーム32中間に傾斜連結フレーム35を固定させ、連結フレーム34・35によってフレーム剛性を確保する。また、左の後フレーム29にオーガ支柱36を連結させてオーガレスト37を設け、昇降及び旋回自在に設ける排出オーガ17をオーガレスト37の本機収納位置に支持させる。
【0010】
図5乃至図11に示す如く、前記ステップフレーム27の前部で低位置の水平状ステップ部38にステアリングコラム39を立設させ、操作ハンドル19及び計器パネル40及びフロントパネル41をステアリングコラム39上部に設けると共に、ステップフレーム27の後部を段付立上り状のシート部43に形成して運転席20をシート部43に設ける。またステップフレーム27の右側沿いに断面門形状の補強フレーム44を配設させ、該フレーム44後部の湾曲立上り部に運転席20右側の昇降用取手45を取付けてキャビン18入口に臨ませると共に、キャビン18入口と反対側の運転席20左側にサイドコラム46を設け、前方より主変速レバー47・副変速レバー48・脱穀及び刈取用クラッチレバー49・排藁切断及び集束用切換スイッチ50をサイドコラム46上部に設け、運転席20の左右両側には左右のアームレスト51を上方に折畳み自在に配備させる。
【0011】
図12乃至図15に示す如く、前記運転席20を前後位置調節自在に支持する座席台52を上下調節機構53を介してステップフレーム27に高さ調節自在に取付けたもので、上下調節レバー54を有するガススプリング55によって上下調節機構53を形成し、ガススプリング55の本体を外筒56を介し取付座57に固定させ、ステップフレーム27の表面を形成する内張り板58の立上り部と水平シート部43の略直角コーナ部59に上方より取付座57をボルト60止め固定させ、略垂直姿勢のガススプリング55の下端側を内張り板58の開孔61を介し下方に臨ませ、ガススプリング55のピストンロッド55a先端を座席台52に連結させ、運転席20位置の作業者の略重心位置下方にガススプリング55を略垂直状に配置させて、上下調節レバー54の操作によって運転席20を適正高さ位置で固定保持させるように構成している。
【0012】
また、前記座席台52と取付座57の後側間を屈折リンク機構62によって連結させて前記ガススプリング55を中心とした運転席20の回動を規制するもので、座席台52下面の左右ブラケット63に軸64を介し揺動自在に連結する門形状の第1リンク65と、取付座57の後側に軸66を介し揺動自在に連結する門形状の第2リンク67とを設け、第1リンク65の内側に第2リンク67の外側を嵌合させる形状として各リンク65・67先端を単一の軸68で連結させ、第1及び第2リンク65・67の重合によって左右方向にガタのない運転席20の適正高さでの位置保持を行うように構成している。
【0013】
さらに、前記フロントパネル41に各種作業用の操作スイッチなど多数設けて、サイドコラム46に設ける操作スイッチなど操作部材の設置数を低減させ、サイドコラム46の横巾Wを縮小させて運転席20とサイドコラム46間に形成される余剰スペース69を拡大させるもので、取扱い説明書や作業予定表など必要書類を収納保持する収納ボックス70を前記スペース69に載置させると共に、サイドコラム46の側板71にボルト72止めする運転部用コントローラ73をボックス70で覆うように構成している。なお収納ボックス70はツールボックス或いはクーラボックスなど何れでも良い。
【0014】
前記コントローラ73は、刈取及び脱穀用電磁クラッチなど運転キャビン18近傍の制御装置の制御を行い、コントローラ73側面の表示窓74よりセンサ出力や制御に異常やエラーなどが発生したときに液晶による記号表示で報知させ、作業中も作業者は運転席位置より容易に表示窓74を通して異常を確認し各部の正常な制御を可能とさせるように構成している。
【0015】
また図12、図16、図17にも示す如く、前記収納ボックス70は鉄板製の取付板75を一体結合させる樹脂加工品に形成し、取付板75の垂直板部75aでボックス70内を左右に仕切り、垂直板部75aより左側を前記コントローラ73を覆う開放側のコントローラ収納室76に、また右側を取扱い説明書などの書類Aを収納する箱形の書類収納室77に形成している。そして取付板75上端の折曲縁75bをノブボルト78で前記側板71に容易に取外し可能に固定させると共に、書類収納室77底部の固定ボルト79の下端を内張り板58に開設するボルト孔80に嵌合させてボックス70の内張り板58に沿った位置ズレなどのない正確な取付けを行って、ボックス70の装着時にはコントローラ73の外側をボックス70で覆って保護すると共に、書類収納室77上方の収納口81より容易に書類の出し入れを行うように構成している。
【0016】
図13、図15にも示す如く、前記昇降用取手45はステップフレーム27に固設するL形状の取手台82を設け、前記フレーム44上面に接合させる円弧状接合部82aと、シート部43とフレーム44間を覆う内張り板58の右側板部58aに接合させる板状接合部82bとを取手台82は有し、円弧状接合部82a上面に取手45基端を固定させ、板状接合部82bを前記右側板部58aに複数のボルト83で固定させている。
【0017】
そして前記内張り板58の昇降用取手45・上下調節機構53・収納ボックス70との各取付部を板状接合部82b・取付座57・ボックス70で覆って、これら取手45・上下調節機構53・収納ボックス70の簡潔にして外観良好な内張り板58に対する取付けを可能とさせるように構成している。
【0018】
図10、図18乃至図20に示す如く、前記運転席20前側で運転キャビン18の下前側壁を構成する前側板84に左右の弾性膝当て板85を固設させるもので、ステアリングコラム39を挾むように前側板84の上端裏側面に左右の膝当て板85を載置させて、ステアリングコラム39と前側板85との隙間を小さく運転席20全体に対する作業者の占める居住空間を確保するように構成している。
【0019】
また、ステアリングコラム39の左右側面下側に左右のフットレスト86を上下方向に折畳み自在に設けるもので、ステアリングコラム39の下側側面と内張り板58にボルト87止めするL形ブラケット88にレスト台89を固設させ、前後方向の締結ボルト90によってフットレスト86の枢着板86bをレスト台89に皿バネ91を介し折畳み自在に連結させ、前高後低に傾斜配置させるフットレスト86の後端を上方に折曲げてすべり止め部86aに形成して、図20実線状態の如く、フットレスト86の左右拡張時にはフットレスト86の上面に足を楽に載せて快適に作業を行う一方、同図仮想線の如くステアリングコラム39の左右側板に沿うフットレスト86の収納時にはフットレスト86を簡潔に収納してステアリングコラム39左右外側のステップ部38上の空きスペースを有効に拡大させるように構成している。
【0020】
図21乃至図25に示す如く、前記操作ハンドル19はハンドルホイル92とハンドルスポーク93とハンドルハブ94とで側面視略コ形状に形成し、前記ステアリングコラム39上方に突出させるハンドル軸95にハンドルハブ94を固定させ、ホイル92・スポーク93・ハブ94で囲まれる空間域に計器パネル40のパネルボックス96を配設させ、ハンドル軸95前側位置のフレーム97を介してパネルボックス96を下側取付部98に連結させ、フロントパネル41の上下に分割させる上下パネルケース99・100の下パネルケース100の内側略中央にパネルボックス96の下側取付部98を固定させ、左右に延設させるフロントパネル41の下パネルケース100下側をステアリングコラム39上部に固定させて、ハンドル軸95や取付部98をフロントパネル41の中央部で隠蔽するように構成している。
【0021】
そして前記フロントパネル41は中央のハンドル19を中心として左右にスイッチパネル41a・41bを配置させ、機体を左右水平に維持する自動水平制御(UFO)入切用の自動スイッチ101と、作業中エンジン負荷が限界に近づくと車速を自動減速し負荷が軽減されると自動的に元の車速に戻す快速制御入切用スイッチ102と、高速運転入切用の自動走行スイッチ103と、刈取部7の刈高さを調節するダイヤル式刈高さ調節器104と、刈取部7の自動刈高さ制御入切用の自動刈高さスイッチ105とを左スイッチパネル41aに設けると共に、作業灯をオンオフする作業灯スイッチ106と、脱穀部4の選別動作を穀粒の種類によって切換えるダイヤル式選別スイッチ107と、脱穀部4の穀稈の自動扱深さ制御入切用の自動扱深さスイッチ108と、エンジン21のアクセル調節を行うダイヤル式設定器109と、エンジン21を一定回転させる電子ガバナ制御入切用のエコモードスイッチ110を、右のスイッチパネル41bに設ける。
【0022】
また図7に示す如く、前記主変速レバー47は前進増速時運転席20に対し左斜前方に移動させるようにサイドコラム46上面のレバーガイド溝111に案内させて操作性を向上させると共に、図26、図27に示す如く作業者が左手で握るグリップ112上面に刈取変速スイッチ113と、副変速スイッチ114と、脱穀部4の扱深さ調節を手動で行う扱深さスイッチ115と、刈取部7を手動で昇降させる刈取昇降スイッチ116と、刈取部7を所定高さまで下降、上昇させるオートセットスイッチ117a及びリフトスイッチ117bと、車体を手動で昇降及び左右傾斜させ4方向車高調節スイッチ118とを配置させ、左手の親指と反対側の手の平を当てるハンドレスト119をグリップ112基部に設け、左手の人指し指または中指または薬指または小指を引掛ける突起112aをグリップ112裏面側に設け、ハンドレスト119によって左手の重量を支えて疲れを軽減し、左手の指を突起112aに引掛けてレバー75を中立に戻す操作または後進方向の操作を容易に行えると共に、左手の親指で主として操作するように各スイッチ113・114・115・116・117a・117b・118を配置させ、親指の付根を支点に円弧を描く軌跡に操作方向がなるように各スイッチ113・118と115と116・117a・117bとを斜めに配置し、親指を離さずに滑らせて切換え操作可能にして操作性を向上させる。なお、上記刈取昇降スイッチ116、オートセットスイッチ117a及びリフトスイッチ117bは、コラムコントローラ(図外)を介して、刈取上昇電磁弁及び刈取下降電磁弁を作動(オンオフ)させるように構成されている。
そして、これらのスイッチ群をグリップ112の上面の同一平面状に配置したことで、その構成が簡素になり、コストダウンを図ることができる。また、上記刈取昇降スイッチ116の形状は、シーソ型で山形形状とすることで、指を単に前後に動かすだけで操作可能としている。また、上記オートセットスイッチ117a及びリフトスイッチ117bはそれぞれボタン形状とし、刈取昇降スイッチ116とその形状を異ならすことで誤動作を防止できるようにしている。特に、上記刈取部を下降させるスイッチと刈取部を上昇させるスイッチ、即ち、オートセットスイッチ117a及びリフトスイッチ117bはそれぞれ押圧面の高さが互いに逆位置となるシーソ形とすることで、操作性を一層向上させることが可能である。
【0023】
上記のように、運転席20の前方にステアリングコラム39を配設するコンバインにおいて、左右方向に延設させるフロントパネル41をステアリングコラム39上部に設け、各種操作部材である操作スイッチ101・102・103・105・106・107・108・110,調節器104,設定器109をフロントパネル41を配設させると共に、運転席20側方のサイドコラム46幅を縮小させることによって、運転席20とサイドコラム46間のスペースを従来より拡大させ、従来の運転席20やステップフレーム27の大きさで作業者の居住空間を有効に拡大させて作業能率の向上化を図ると共に、取扱い説明書などの書類入れやツールボックスなどの収納ボックス70の設置も運転席20とサイドコラム46間に容易に設置可能とさせて作業性を向上させることができる。
【0024】
図31に示す如く、前記ハンドルホイル92の左右内膨らみ部120a・120bに左右水平制御用及び高さ制御用の押動式4方向操作スイッチ121と刈取昇降用及び扱深さ制御用の押動式4方向操作スイッチ122とを設けると共に、ハンドルホイル92の略中央に配設する計器パネル40の左側に第1及び第2設定スイッチ123・124を、また右側に表示切換スイッチ125及びブザー停止スイッチ126とを配置させ、パネル40中央の液晶パネル面127に作業状況などの情報を表示させるように構成している。なお前記右操作スイッチ122の左右押し操作時には例えば扱深さ制御に換え微少左及び右旋回を行うフィットステアリングを行う構成とし、扱深さ制御を左操作スイッチ121で行う構成でも良い。
【0025】
そして図34、図35に示す如く、例えば液晶パネル面127は電源投入時に初期モードとさせて初期モード画面(キャラクター)を表示させ、電源投入時より設定時間経過後もしくはエンジン回転数の設定回転数異常となる(1)とき通常モード状態となり、この通常モード状態中にあっては脱穀クラッチの入(9)或いは切り(10)によって図32の作業状態モード画面127a或いは図33の非作業状態モード画面127bに切換わり、作業状態モードのとき負荷モニター、オーバーロッド表示、左右クローラ速度・車速・タンクシグナル・積算時間計(刈取作業時間)・副変速状態・刈取変速状態・エラー発生時のエラー文字表示など画面127a表示すると共に、非作業モードのときエンジン回転数・車速・タンクシグナル・積算時間計・副変速状態・刈取変速状態・エラー文字表示など画面127b表示する。
【0026】
また、通常モード中で、新規の警報が発生した時或いは発生している状態で停止スイッチ126を押したとき(2)、各警報ごとに記号・文字・警報箇所を表示する警報表示モードの画面に切換わると共に、警報解除時或いは停止スイッチ126を押したとき(3)通常モードに戻るもので、初期モード時に脱穀クラッチが入状態のとき(8)にも警報表示モードの画面に切換わる。
【0027】
さらに、通常モード中のエラー発生時に停止スイッチ126を一定時間以上連続で押し続けたとき(4)、エラーコードやエラー項目など表示するエラー表示モードの画面に切換わると共に、エラー条件解除時或いは停止スイッチ126を押したとき(5)に通常モードに戻り、表示モード中にあって切換スイッチ125を押したとき(6)、各種操作スイッチデータを表示する操作スイッチ設定モードの画面に切換わると共に、切換スイッチ125を再度押したとき(7)通常モードに戻る。
【0028】
また、通常モード中の非作業モード状態にあって、エンジン回転数の設定以下・車速停止状態で第1及び第2設定スイッチ123・124を一定時間(1秒)以上押し続けた後停止スイッチ126と切換スイッチ125を押してこれら4つのスイッチ123・124・125・126を一定時間(5秒間)押し続けるとき(11)、メンテナンス項目など表示するメンテナンスモードの画面に換わり、キースイッチが切となるまでメンテナンスモードを継続させる。
【0029】
ところで、図28乃至図30に示す如く、運転席20の座部130に背部131をシートフレーム132によって連結させ、ボルト孔133の変更によって取付け高さ変更自在に支点フレーム134をシートフレーム132にボルト135止め固定させると共に、ノブ付ボルト136及びガイド孔137を介して支点軸138回りに上下に回動自在に支点フレーム134にサイドフレーム139を設け、またノブ付ボルト140及びガイド孔141を介して前後に摺動自在にサイドフレーム139にレストフレーム142を設け、レストフレーム142にアームレスト51を皿ビス143止め固定させ、運転席20に対して、高さ調節自在に、後方起立及び前方倒伏自在に、前後スライド自在に、アームレスト51を設ける。
【0030】
また、アームレスト51にケース本体144と蓋145を備え、アームレスト51を中空のケース形状に形成し、ケース本体144に蝶番146を介して蓋145を開閉自在に設け、作業者が携行する電話機・タバコなど収納可能とさせるもので、右側アームレスト51に操作ボックス147を内装させ操作ボックス147裏面に面一に通信ケーブルであるハーネス148を設け、ケース本体144の後面穴149からアームレスト51後方にハーネス148を延出させ、運転席20の後側を介して本機コントローラにハーネス148を接続させ、水抜き用とハーネス148配続用とに後面穴149を兼用すると共に、前記排出オーガ17先端の投出口を手動で昇降及び旋回させる上下及び左右移動スイッチ150・151・152・153と、排出オーガ17を穀粒位置及び本機収納位置に自動的に移動させるオートセットスイッチ用の右及び後スイッチ154・155及びオートリターン用の収納スイッチ156と、排出オーガ17にエンジン21動力を伝えるオーガクラッチを入切するクラッチスイッチ157と、排出オーガ17の投出口を首振り動作させて投出方向を変更するセット及びリターンスイッチ158・159を、操作ボックス147の表面に設ける。
【0031】
さらに、アームレスト51の前側上面の蓋145に窓160を設け、レールを介して開閉自在に透明な蓋板体161を窓160に設けると共に、右及び後スイッチ154・155と収納スイッチ156を窓160に対向させ、蓋板体161の開操作により、窓160から各スイッチ154・155・156を操作し、作業者が蓋145を開けて操作ボックス147を取出すことなく、排出オーガ17を穀粒排出位置または本機収納位置に移動させる操作を行う。また、刈取り脱穀を行う収穫作業状態から、穀物タンク15の穀粒を取出す排出作業に移行する際に、使用してはいけないオーガクラッチスイッチ157等を窓160から見えない(操作できない)位置に配置させ、作業者のひじ等がスイッチ157等に窓160から触れて誤作動するのを防止している。
【0032】
そして、穀物タンク15の穀粒排出オーガ17を操作する操作ボックス147を運転席20右側のアームレスト51に内設させ、機体右外側より操作ボックス147の操作を可能とさせたことによって、操作ボックス147を耐久性良好に運転席20近傍に保持させると共に、操作必要時機体右外側からもキャビン18の窓を通して操作ボックス147を容易に操作するなどして穀粒取出し作業の能率向上化を図ることができる。
【0033】
図36乃至図43にも示す如く、前記フロントパネル41はステアリングコラム39上方の中央ケース部41cと、該中央ケース部41cより左右外側に突出させる長方立方形状の左右ウイング41dを有し、上下パネルケース99・100に2分割させると共に、上パネルケース99を中央で左右上ケース162・163に2分割させて、下パネルケース100に左右上ケース162・163を複数の六角穴付ボルト164を介し分解自在に締結合体させるように構成している。またフロントパネル41の内側を空洞に形成するもので、上下パネルケース99・100間にスイッチパネル41a・41bのスイッチボックス41fなど収納する収納室41eを形成して、フロントパネル41に対するスイッチパネル41a・41bの取付構造の簡略化を図っている。
【0034】
前記下パネルケース100の内側面には、ハンドル軸95の中間を回転自在に案内保持する軸ボス165を中央に、前記ボルト164の結合するボルトネジ孔166を有する結合突起167を軸ボス164を中心とした中央左右両側の各2箇所に、下パネルケース100の下側より挿入するボルト164の段付遊嵌孔168を有する係合突起169を中央の1箇所と左右最外端の各2箇所に一体形成すると共に、左右上ケース162・163の内側面で結合突起167と対応する位置に上側より挿入するボルト164の段付遊嵌孔168を有する係合突起170を、また前記係合突起169と対応する位置にボルト164の結合するボルトネジ孔166を有する結合突起171を一体形成させ、下パネルケース100と左右上ケース162・163の合体時には各結合突起167・171と係合突起170・169のそれぞれの先端平坦面を接合させ、上方向からの4本のボルト164と下方面からの5本のボルト165によって、下パネルケース100に左右上ケース162・163を締め付けて固定するように構成している。
【0035】
また、前記左右上ケース162・163にはハンドル軸95の挿通する切欠穴172と、前記フレーム97の挿通する切欠溝173と、前記スイッチパネル41a・41bを取付けるパネル取付穴174と、ウインカ及びライト用スイッチ175のスイッチ取付穴176などを有し、パネルボックス96の下側取付部98をボルト177を介し軸ボス165の下ベース部165aに固定させている。
【0036】
さらに、前記ステアリングコラム39の枢着板178にチルト支点軸179を介し前後揺動自在に支持するチルト支点部材180を設け、前記下パネルケース100をボルト181を介しチルト支点部材180の上面に固定させると共に、中間に蛇腹部183を有するゴムブーツ182の下端をステアリングコラム39上側にボルト184止め固定させ、ゴムブーツ182の開口上端面を下パネルケース100の下外側面にボルト185止め固定させて、操作ハンドル19・パネルボックス93・フロントパネル41をチルト支点軸179を中心としてチルト自在にステアリングコラム39に支持させるように構成している。
【0037】
さらに図44、図45に示す如く、運転パネル41は平面視運転席20を中心とする円弧形状に形成し、左右ウイング部41dの両端側を中央に対し外端側を後方に傾斜させ、左右ウイング部41dの外端側前方に空間域186を形成させて、運転席20の作業者の目視位置よりウイング部41dの外端で視線Eを遮ることなく、空間域186を通して視界良好に前方の圃場や作業状況などの確認を容易に可能とさせて、作業性を向上させるように構成している。
【0038】
そして、中央部より左右方向に左右両側部を延設させて左右翼部であるウイング41dを形成させる翼形運転パネルであるフロントパネル41を設けて、コンバイン作業に必要な各種作業用スイッチ101など操作部材をフロントパネル41の両ウイング41dに集約的且つコンパクトに配設して操作性を向上させると共に、サイドコラム46に設置する作業用スイッチを低減させコラム46横幅を縮小させて、運転席20との間の作業スペース69を拡大させるなどして作業性を向上させることができる。
【0039】
また、中央部に操向ハンドル19のハンドル軸95を貫通させて、操向ハンドル19の中心より左右方向に略均等長さに両ウイング41dを突出させる状態に配設して、運転席20位置よりのパネル41の確認や操作を容易に可能とさせることができる。
【0040】
さらに、操向ハンドル19を取付けるステアリングコラム39の上部にフロントパネル41を配設させて、ステアリングコラム39上部の操向ハンドル19との空きスペースに作業に支障のないフロントパネル41のコンパクトな取付けを行って、作業性を向上させることができる。
【0041】
また、フロントパネル41のパネル面を運転席20より前高後低状に傾斜させて、運転席20よりパネル面を容易に確認し、パネル面に設ける各種作業用スイッチ101などの操作も容易に可能とさせて、操作性と操作の信頼性を向上させることができる。
【0042】
さらに、フロントパネル41の両ウイング41dに各種操作部材である作業用スイッチ101・102・103・105・106・107・108・110,調節器104,設定器109を複数配設させて、各種作業用スイッチ101〜103・105〜108・110などをパネル両ウイング41dに集中的に配置して、作業用スイッチ101〜103・105〜108・110などの組込性と操作性を向上させることができる。
【0043】
また、各種作業用スイッチ101〜103・105〜108・110,調節器104,設定器109を複数配設する操作パネルであるスイッチパネル41a・41bをフロントパネル41の両ウイング41dに取外し自在に取付けて、複数の作業用スイッチ101〜103・105〜108・110などを一体とさせたフロントパネル41に対する容易な取付け及び取外しを可能とさせて保守点検などでの至便化を図ることができる。
【0044】
さらに、フロントパネル41を上下パネルケース99・100に分割させ、下パネルケース100に対し上パネルケース99を締結させて、上下パネルケース99・100を異なる材質のもので形成可能とさせ、必要とする取付強度の確保や重量の軽減化を図って、フロントパネル41の良好な設置を容易に行うことができる。
【0045】
また、上下パネルケース99・100間にスイッチパネル41a・41bなどの収納室41eを形成して、スイッチボックス41fなどを有するスイッチパネル41a・41bにあってもスイッチボックス41fを収納室41eに簡潔に収納して、フロントパネル41の簡素にして良好な機体組込みを可能とさせることができる。
【0046】
さらに、下パネルケース100を金属製のダイキャストで、上パネルケース99を合成樹脂材で形成して、ステアリングコラム39に対し下パネルケース100を強度良好に支持させると共に、上パネルケース99を軽量にして取扱い良好に下パネルケース100に固定させて、フロントパネル41に組込む各種操作部材の保守点検などの至便化を図ることができる。
【0047】
また、上パネルケース99を左右上ケース162・163に分割させて、下パネルケース100に対する上パネルケース99の取付け及び取外しを容易とさせて上パネルケース99の組立性を向上させると共に、上パネルケース99の全体を取外すことなく左右何れか一方の上ケース162或いは163の取外しのみでハーネスや操作部材などの必要とする処理を行って、保守点検などでの作業性を向上させることができる。
【0048】
さらに、操向ハンドル19のチルト支点軸179を中心としてフロントパネル41を揺動自在に設けて、操向ハンドル19のチルト操作時にはフロントパネル41も追従したチルト操作を可能とさせて、パネル41に設ける作業用スイッチ101などの操作性を向上させることができる。
【0049】
また、フロントパネル41の中央部を面積の大きい中央ケース部41cに形成して、操向ハンドル19の挿通する挿通穴である切欠穴172を中央ケース部41cに開設して、フロントパネル41の強度を損うことのない操向ハンドル19の良好な案内を行って、フロントパネル41の強度保持を容易に図ることができる。
【0050】
さらに、ステアリングコラム39の上方をフロントパネル41の中央ケース部41cで覆って、ステアリングコラム39の上側面にフロントパネル41の底面を利用して、ステアリングコラム39とフロントパネル41との連結構造の簡素化を図って組付性など向上させることができる。
【0051】
また、フロントパネル41の中央ケース部41cとステアリングコラム39間に弾性ブーツであるゴムブーツ182を介設させて、フロントパネル41とステアリングコラム39との継ぎ目をゴムブーツ182で良好に隠して塵埃が内側に侵入する不都合も確実に防止すると共に、操向用ハンドル19のチルト操作時に発生するフロントパネル41とステアリングコラム39間の変形の影響もブーツ182で良好に吸収させて、操向性能を安定保持させることができる。
【0052】
さらに、フロントパネル41の中央ケース部41c上方に作業情報表示用計器パネル40を配設させて、フロントパネル41より上方の計器パネル40で作業情報を容易に取得しながら計器パネル40の悪影響を受けることのないフロントパネル41の良好な操作を可能とさせて作業精度を向上させることができる。
【0053】
また、計器パネル40の上方に操向ハンドル19のハンドルホイル92略中央を配置させて、操向ハンドル19の回動操作時にもハンドル19の悪影響を受けることなく計器パネル40を常に視認して作業精度を向上させると共に、計器パネル40に干渉することのない操向ハンドル19のスムーズな回動操作を容易に可能とさせることができる。
【0054】
さらに、フロントパネル41の中央ケース部41cと計器パネル40間のハンドル軸95に側面視コ形状の操向ハンドル19基端を取付けて、フロントパネル41と計器パネル40間に強度良好に案内するハンドル軸95にハンドル19をコンパクトに支持させて、ハンドル19の取付構造の簡単化と支持強度の向上を図ることができる。
【0055】
また、操向ハンドル19とフロントパネル41と計器パネル40とをチルト支点軸179を中心としてチルト自在にステアリングコラム39上部に一体装備させて、操向ハンドル19を前後方向に傾けるチルト操作時にはフロントパネル41と計器パネル40もハンドル19と一体的に前後方向に傾けて、操向操作中の各種作業用スイッチ101などの操作や各種作業状況の確認を容易に可能とさせて、操作性や作業精度を向上させることができる。
【0056】
また、図8乃至図10、図36に示す如く、フロントパネル41の各種スイッチ101〜103・105〜108・110・調節器104・設定器109を有するスイッチパネル41a・41bは操向ハンドル19のハンドルホイル92より下位置に設けてハンドル操作時に障害となるのを回避させると共に、正面視フロントパネル41の左右両端部である左右ウイング部41dを上昇させ、中央ケース部41cの上面を左右ウイング部41dより低位置状態に凹部41eに形成して、運転席20位置よりフロントパネル41中央部での視界性を良好とさせ、左右ウイング部41dの下面が運転席20位置の作業者の膝に当たるなどの不都合を解消させている。
【0057】
上記からも明らかなように、操向ハンドル19を中心とする左右両側に各種操作スイッチ101〜103・105〜108・110及び設定器104・109など操作部材を上面に配置させる運転パネルであるフロントパネル41を延設させると共に、操向ハンドル19のハンドルホイル92よりフロントパネル41を下位置に配設させたことによって、運転席20からの各種操作部材101〜110確認のための目線の移動や各種操作部材101〜110の操作範囲を小さく抑えて、操作性を向上させると共に、ハンドルホイル92操作時にフロントパネル41を障害とさせることのない良好な操作を可能とさせて操向ハンドル19の操作性も向上させることができる。
【0058】
また、フロントパネル41の左右両端部41dを上方に屈曲上昇させたことによって、左右両端部41dに設ける各種操作部材101〜110を運転席20の作業者に近づけて操作性を向上させると共に、作業者の膝がフロントコラム41に当接する不都合を解消させて快適な作業を可能とさせることができる。
【0059】
さらに、平面視フロントパネル41は運転席20を中心とする円弧形状に形成したことによって、運転席20位置の作業者の目線位置よりフロントパネル41で視線を遮ることなく良好に刈取部7先端の作業状況など容易に確認可能とさせて作業性を向上させることができる。
【0060】
図38、図46乃至図49に示す如く、前記ハンドルホイル92に設ける各スイッチ121〜126などの接続ハーネス187にカールコード187aを用いて中央ケース部41c内を挿通させるもので、下パネルケース100の中央底面上にハンドル軸95を中心とした円弧状のガイド壁188を立設させ、軸ボス165と切欠穴172との隙間189を通して軸ボス165とガイド壁188間にハーネス187を導き、ハンドルホイル92の左右略135度の回動角に対し180度以内でガイド壁188内周面に沿ってハーネス187を良好に追従移動させ、スイッチ175にハーネス187が接触するなどの不都合を防止するように構成している。
【0061】
そして図10、図49に示す如く、前記フロントパネル41内を挿通させるハーネス187をゴムブーツ182の途中から外側に出し、前記前側板84の補強フレーム190と膝当て板85の隙間191を通してサイドコラム46内に導くように構成している。
【0062】
なお図50に示す如く、前記ハーネス187は軸ボス165の外周を巻回させるカールコード187bを用いても良い。
【0063】
上記からも明らかなように、操向ハンドル19のハンドルホイル92に設置するスイッチ121・122など操作部材のハーネス187をカール式に設けると共に、ハンドルホイル92の下方に配設するフロントパネル41と操向ハンドル19の軸ボス165との間にハーネス187の通る隙間189を形成させたことによって、フロントパネル41内にハーネス187を通してハーネス187を障害とさせることのないコンパクトなハーネス187の組込みを可能とさせると共に、ハンドルホイル92の動きにも良好にハーネス187を追従させてハーネス187の損傷などのない耐久性良好な組込みを可能とさせることができる。
【0064】
また、フロントパネル41内でハーネス187を案内するガイドであるガイド壁188をフロントパネル41内に一体的に設けたことによって、ハンドルホイル92の回動操作に伴うハーネス187の追従移動時にもフロントパネル41内にあっては、ガイド壁188でハーネス187を良好に案内させてハーネス187の損傷防止など図って耐久性を向上させることができる。
【0065】
図7、図51にも示す如く、前記主変速レバー47は各種スイッチ113・114・115・116・117a・117b・118を有するグリップ112のスイッチ面112bを運転席20の作業者側に傾け、左アームレスト51の中心部よりグリップ112の中心部を寸法Tだけ外側に配設させて、左アームレスト51に肘をかけた状態で主変速レバー47や各スイッチ113〜116・117a・117b・118の操作を容易に可能とさせるように設けている。
【0066】
また、主変速レバー47はサイドコラム46のレバー軸192に前後揺動自在に支持させ、ステップ部38下方の左右方向に配置させる変速支点軸193のカム板194にレバー取付板195・ロッド196を介して主変速レバー47を連結させると共に、ステアリングコラム39下部に配設する主変速軸197のアーム198にロッド199を介し前記支点軸193の変速アーム200を連結させて、操向ハンドル19による旋回機構にロッド196・199などを介して主変速レバー47を連結させて、操向ハンドル19の切り角に応じて車速を減速させた走行を行うように構成している。
【0067】
また、前記変速支点軸193及びロッド199などをステップ部38の内側に配設して、刈取部7との干渉を防止すると共に、サイドコラム46のフロア201を貫通させるロッド196の貫通穴を小さく抑えて、サイドコラム46内に塵などが侵入するのを防止するように構成している。
【0068】
さらに、図45にも示す如く、主変速レバー47と副変速レバー48を左右略平行に並設させ、運転席20の作業者位置Mに対し、各レバー47・48の全ストロークが一定寸法L前方となるように設け、操作頻度の高い主変速レバー47を内側、低い副変速レバー48を外側に配置させて操作性を向上させると共に、各レバー47・48やグリップ112の各スイッチ113〜116・117a・117b・118など操作部材を作業者より前方に設けて無理のないスムーズな操作を可能とさせ、またこれにより運転席20側方のサイドコラム46の横幅Wを最大縮小させ、運転席20とサイドコラム46間に形成される余剰スペース69を広げて居住空間を拡大させる。
【0069】
上記からも明らかなように、運転席20側方に配設させるサイドコラム46の上面に各種操作部材であるレバー47・48及び各スイッチ113〜116・117a・117b・118を配置させると共に、運転席20の作業者位置Mより前方に各種レバー47・48及び各スイッチ113〜116・117a・117b・118を配設させたことによって、運転席20に近接する側方のサイドコラム46の横幅Wを小さく抑え、作業者の居住空間を拡大させて運転席20での無理のない正確な操作を可能とさせて操作性を向上させることができる。
【0070】
また、主変速レバー47と副変速レバー48とを前後方向に操作可能に平行配置させると共に、各レバー47・48の全操作ストローク範囲を運転席20の作業者位置Mより前方とさせたことによって、主変速及び副変速用2つのレバー47・48の前後方向ストロークを小さく抑えて、作業者より前方で容易且つ正確なレバー操作を可能とさせることができる。
【0071】
さらに、主変速レバー47のグリップ112上面に設けるスイッチ113〜116・117a・117b・118類など操作部材の設置面であるスイッチ面112bを運転席20側に臨ませると共に、運転席20のアームレスト51より主変速レバー47のグリップ112を若干外側位置に配設させたことによって、主変速レバー47のグリップ112上面に複数のスイッチ113〜116・117a・117b・118を設けた場合にも、例えばアームレスト51に肘をかけた状態で主変速レバー47やスイッチ113〜116・117a・117b・118の容易にして確実な操作を可能とさせて操作性を向上させることができる。
また、前記のようにこれらのスイッチ群をグリップ112の上面で同一平面状に配置したことで、その構成が簡素になり、コストダウンを図ることができる。また、上記刈取昇降スイッチ116の形状は、シーソ型で山形形状とすることで、指を単に前後に動かすだけで、簡単な操作が可能となる。また、上記オートセットスイッチ117aとリフトスイッチ117bとはその形状が異なっていることから、誤動作を防止でき、また、それぞれ押圧面の高さを互いに逆位置となるシーソ形とすることで、操作性を一層向上させることが可能となる。
【0072】
また、主変速レバー47のレバー支点軸であるレバー軸192の下方に第2支点軸193を配設させ、レバー軸192及び第2の支点軸193を介し主変速レバー47の操作系を主変速レバー47前方の操向操作系に連結させたことによって、例えば運転台であるステップ部38より下方に第2の支点軸192を設け、主変速レバー47の操作系をステップ部38より外側に突出させることなくステップ部38より内側に納めた状態とさせて、刈取部7などに主変速レバー47の操作系を干渉させることのない操作良好にしてコンパクトな機体組込みを可能とさせることができる。
【0073】
図52に示すものは、前記ハンドル軸95を2重軸構造とさせた構成例を示すもので、軸ボス165に内挿固定するスリーブ202に操作ハンドル19のハンドル軸95aを上下動自在にスプライン嵌合させ、フロントパネル141をハンドル軸95a上端側に取付けて、フロントパネル41とステアリングコラム39とを弾性ブーツ182で連結させて、操向ハンドル19とフロントパネル41を上下動可能とさせるように構成したものである。
【0074】
また、図53に示すものは、前記中央ケース部41cにガイド壁188を形成しない空洞状態のフロントパネル41の構成例を示すものである。
【0075】
なお、前記フロントパネル41の内、左スイッチパネル41aには、上記スイッチ類に代えて、或いは、上記スイッチ類に加えて、従来、作業中に使用する頻度の低いスイッチで、サイドコラムなどの操作装置に取付けられていたスイッチ類を取付けてもよい。
【0076】
即ち、従来、サイドコラムなどに取付けられたスイッチ機能は、作業を一旦停止しなければ操作することができない。そこで、操作性の向上のために、作業中に使用する操作装置(刈取り昇降・こき深さ調節など)の複合操作ができる主変速レバーの配置と共に、ハンドル左側の左スイッチパネル41aには作業中に使用しないもの、又は、使用頻度の低いものを割当又は付加してもよい。具体的には、左スイッチパネル41aには、刈取作業中に操作しない、オーガの操作装置(オートセット・オートリフト)を割当てる。
【0077】
更に、付加的構成として走行中は慣性力によるオーガ駆動部の破損を防止するために、車速が停止中でなければオーガオートセット・リフト機能が作動しないようにしてもよく、誤操作を防止するためにグレンタンクに取付けた籾センサに反応がある(空でない)場合のみオーガオートセット・リフトを機能するようにしてもよい。
【0078】
また、左スイッチパネル41aには、作業中の使用頻度が低い、ラジオのスイッチとチューニングに機能を割当ててもよい。ラジオの操作を可能とするために、ラジオは赤外線などを利用したリモコン操作が可能なものとし、ラジオのリモコン指示が可能な場所にリモコン指示を発信する装置を取り付ける。赤外線を利用したリモコン装置の場合は、赤外線を発光するLEDを設置することが望ましい。 上記構成にあっては、前記スイッチの操作に応じて、リモコン指示装置からリモコン指示に対応するコマンドを発信するように構成する。そして、この構成とすることで、リモコン機能付きの一般的なカーラジオを無改造で使用することができ、また、カーラジオに応じてコマンドを選択できる機能を持たせれば、市販のカーラジオにも対応可能となる。
【0079】
上記構成により、操作スイッチをサイドコラムなどに取付けた場合と比べて、左手は主変速レバーとハンドルを持ち替えるだけで良く、使用頻度の低い機能を割当てることで、オペレータが主変速レバーとハンドルを持ち替える必要がなく、作業の中断を必要としない。又は、持ち替える頻度を低く抑えることができるため、作業を中断する回数を減らして作業効率を向上させることができる。
【0080】
なお、前記左スイッチパネル41aに、作業中に操作しない、例えばオーガの操作装置(オートセット・オートリフト)を割当てる場合に、先に実施例では、操作ボックス147の表面に設けたが、この設置に当たっては、左スイッチパネル41aのみに設けてもよく、又は、操作ボックス147に設けることに加えて左スイッチパネル41aにも設けてもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、刈取昇降スイッチの形状はシーソ型で山形形状とすることで、親指を単に前後に動かすだけで簡単な操作が可能となった。また、オートセットスイッチとリフトスイッチとはその形状を異ならせれことで誤動作を防止できる。また、更には、前記両スイッチのそれぞれの押圧面の高さを互いに逆位置となるシーソ形とすることで、操作性を一層向上させることができる。
【0082】
また、スイッチ群をグリップ112の上面の同一平面状に配置したことで、その構成が簡素になり、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体斜視図。
【図2】同側面図。
【図3】機体前部の側面説明図。
【図4】同正面説明図。
【図5】運転部の斜視図。
【図6】運転部の側面図。
【図7】運転部の平面図。
【図8】運転部の正面図。
【図9】運転席部の右側面図。
【図10】運転席部の左側面図。
【図11】運転席部の斜視図。
【図12】運転席部の正面図。
【図13】運転席部の正面説明図。
【図14】運転席の支持説明図。
【図15】内張り板の説明図。
【図16】収納ボックスの側面説明図。
【図17】収納ボックスの斜視説明図。
【図18】ステップコラム部の斜視説明図。
【図19】フットレストの側面図。
【図20】フットレストの正面説明図。
【図21】ステアリングコラム部の斜視説明図。
【図22】ステアリングコラム部の分解説明図。
【図23】ステアリングコラム部の平面説明図。
【図24】左スイッチパネルの説明図。
【図25】右スイッチパネルの説明図。
【図26】主変速レバーのクリップ部の平面説明図。
【図27】主変速レバーのクリップ部の側面説明図。
【図28】運転席の側面図。
【図29】アームレストの断面説明図。
【図30】アームレストの平面説明図。
【図31】ハンドル部の平面説明図。
【図32】計器パネルの作業モードの画面説明図。
【図33】計器パネルの非作業モードの画面説明図。
【図34】モード状態の切換説明図。
【図35】通常モード内の状態遷移図。
【図36】フロントパネル部の斜視説明図。
【図37】フロントパネル部の平面説明図。
【図38】ハンドル部の側面説明図。
【図39】フロントパネル部の側面説明図。
【図40】ハンドル部の斜視説明図。
【図41】ハンドル部の分解説明図。
【図42】フロントパネルの上視分解説明図。
【図43】フロントパネルの下視分解説明図。
【図44】運転部の斜視説明図。
【図45】運転部の平面説明図。
【図46】フロントパネルの分解説明図。
【図47】ガイド壁部の説明図。
【図48】フロントパネル部の断面説明図。
【図49】膝当て板部の説明図。
【図50】ハンドルハーネス部の説明図。
【図51】主変速レバーの操作系の説明図。
【図52】2重軸構造のハンドル軸の説明図。
【図53】フロントパネル部の他の説明図。
【符号の説明】
20・・運転席 47・・主変速レバー(操作部材)
48・・副変速レバー(操作部材)
112・・グリップ 116・・刈取昇降スイッチ
117a・・オートセットスイッチ 117b・・リフトスイッチ
M・・作業者位置
Claims (1)
- 農作業機械のHST変速レバーに作業機を操作するスイッチを設置する装置において、前記HST変速レバーの、作業者が手で握るグリップの上面の同一平面上に、刈取変速スイッチと、副変速スイッチと、脱穀部の扱深さ調節を手動で行う扱深さスイッチと、刈取部を手動で昇降させる刈取昇降スイッチと、刈取部を所定高さまで下降、上昇させるオートセットスイッチ及びリフトスイッチと、車体を手動で昇降及び左右傾斜させる4方向車高調節スイッチとを配置させるとともに、前記手の親指と反対側の手の平を当てるハンドレストを前記グリップの基部に設け、さらに前記手の親指の付根を支点に円弧を描く軌跡に操作方向がなるように前記刈取変速スイッチと、前記4方向車高調節スイッチと、前記扱深さスイッチと、前記刈取昇降スイッチと、前記オートセットスイッチ及びリフトスイッチとを斜めに配置し、前記刈取昇降用スイッチをシーソー式の山形形状とし、前記オートセットスイッチ及びリフトスイッチをボタン形状にすることを特徴とするコンバイン。
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