JP2002318606A - 農作業機における制御装置 - Google Patents

農作業機における制御装置

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JP2002318606A
JP2002318606A JP2001120760A JP2001120760A JP2002318606A JP 2002318606 A JP2002318606 A JP 2002318606A JP 2001120760 A JP2001120760 A JP 2001120760A JP 2001120760 A JP2001120760 A JP 2001120760A JP 2002318606 A JP2002318606 A JP 2002318606A
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Japan
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sensor
controller
unit
control
controller unit
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JP2001120760A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Koyama
智弘 小山
Shigeo Zanma
茂雄 残間
Taiji Mizukura
泰治 水倉
Wataru Nakagawa
渉 中川
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントローラユニットの一つが故障したと
き、それに内蔵していたEEPROM内のポテンショメ
ータ等のセンサに関する設定値のデータの再設定を作業
を簡素化する。 【解決手段】 複数の入力系外部機器75及び出力系外
部機器76を接続したコントローラユニットC1〜C4
とを通信配線コード70にて接続する。所定の昇降ポジ
ションセンサ71、傾斜センサ74等に関する設定値の
データを全てのコントローラユニットC1〜C4に内蔵
した各EEPROM161〜164に記憶させておく。
コントローラユニットC1が故障したとき、新たなコン
トローラユニットC1を接続し、そのEEPROM16
1に他のEEPROM162〜164から設定値のデー
タを伝送して記憶させる(複写する)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等の農
作業機における制御装置に係り、より詳しくは、複数の
コントローラユニット間で連携を取りながら制御データ
を転送したり、入力系出力系の外部機器の制御を実行す
る制御装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のコンバイン等の農作業機では、制
御目標としての、制御量の信号を制御手段に伝るための
センサや設定器、例えば、走行機体のエンジンの出力
(負荷)を制御するアクチュエータとしての電子式ガバ
ナーの燃料噴射量検知センサ(燃料噴射用プランジャの
位置調節のためのラック位置の検出センサ)、走行機体
に対する走行部の左右の走行クローラの相対的高さを検
出する走行部高さセンサ(車高センサ)、穀粒タンク内
の穀粒を外部に排出するための排出オーガのコンベヤへ
の動力を継断するためのオーガクラッチの操作位置検知
センサ、前記排出オーガの横筒の水平方向の向きや横筒
先端の穀粒排出部の高さを指令(設定)するオーガ位置
設定器、また、前記制御信号に応じて制御対象の作動量
を検知するためのセンサ、例えば、農作業機の走行速度
や、脱穀部の作業部の回転速度を検知する速度センサ、
前記排出オーガの横筒の水平方向の向きセンサや高さセ
ンサ等の入力系外部機器と、前記電子ガバナーでの燃料
噴射用プランジャを駆動するための電磁ソレノイド、前
記左右走行クローラの高さを調節するための油圧シリン
ダ、前記オーガクラッチを駆動するクラッチアクチュエ
ータ、排出オーガを左右に旋回させるための駆動モー
タ、排出オーガにおける横筒の水平に対する俯仰角度を
調整するための昇降用油圧シリンダ等の各種アクチュエ
ータからなる出力系外部機器を備え、マイクロコンピュ
ータ等の制御手段により、前記出力系外部機器の作動を
制御することが通常行なわれている。
【0003】ところで、前記入力系外部機器及び出力系
外部機器の種類や数が多い場合、最近の制御装置として
は、例えば、特開平2−219506号公報、特開平6
−233614号公報及び実開平7−19059号公報
等に開示されているように、マイクロコンピュータ式等
の電子制御式のコントローラユニットを複数使用し、各
コントローラユニットが互いに連携を取りながら、且つ
前記入出力系外部機器を分散させて制御することが開示
されている。
【0004】そのためには、1つのコントローラユニッ
トを主制御装置(マスターコントローラ)と他のコント
ローラユニットを従制御装置(スレーブコントローラ)
とするか、主従関係がないピア・ツウ・ピア形にて通信
回線用配線コードを介して相互のコントローラユニット
間を接続する一方、各入出力系の外部機器とコントロー
ラユニットとはデータや電源のための配線コードで電気
的に接続していた。
【0005】そして、従来は、各コントローラユニット
には、それに接続された前記入力系外部機器及び出力系
外部機器に関する設定値のみを記憶させたメモリを備え
ていた。ここでいう入力系外部機器及び出力系外部機器
に関する設定値とは、例えば、ロータリ抵抗型や直線抵
抗型等のポテンショメータのようなセンサ(入力系外部
機器)を必要箇所に設置し、その設置位置を調節して零
点調節する代わりに、所定の部品の動きの最小位置と最
大位置とに対応するそのセンサの出力の最小値と最大値
とを設定値として記憶させておくものである。
【0006】従って、前記のようなセンサの場合、セン
サ等の交換等により当該センサとそれを動かす部品との
位置関係が変化しないかぎり、前記設定値は不変であっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記入
力系外部機器及び出力系外部機器が接続されていたコン
トローラユニットの故障により新しいコントローラユニ
ットと交換した場合には、例えば、刈取前処理装置を昇
降させて、それに対応するロータリポテンショメータ型
の昇降ポジションセンサの検出信号が記憶されたメモリ
ごと交換してしまうから、前記設定値のデータを新たな
コントローラユニットに対して再度記憶させるための諸
作業を実行しなければならなかった。
【0008】本発明は、従来技術におけるこの種の問題
を解決するためになされたものであって、メインテナン
スを容易にできるようにした農作業機における制御装置
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の農作業機における制御装置
は、農作業機における走行部、作業部、操作部等に設け
たセンサ、設定器等の入力系外部機器と、アクチュエー
タ等の出力系外部機器と、前記各入力系外部機器又は出
力系外部機器のいずれか一方もしくは双方との制御信号
を授受して制御する複数のコントローラユニットと、各
コントローラユニット間を接続する通信回線とを備え
て、コントローラユニットの相互に制御データを転送し
て制御を実行するようにした農作業機における制御装置
において、前記各コントローラユニットには、不揮発性
メモリを備え、該各不揮発性メモリには、制御装置で使
用する全ての設定値を記憶させ、前記任意のコントロー
ラユニットを新たなものに交換したときには、他のコン
トローラユニットにおける不揮発性メモリ内に記憶した
設定値を、前記交換後のコントローラユニットにおける
不揮発性メモリ内に伝送して記憶させるように構成した
ものである。
【0010】他方、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の農作業機における制御装置において、前記3つ
以上のコントローラユニットにおける不揮発性メモリ内
に記憶した設定値が異なるときには、多数決により、同
じ設定値が過半数のものを優先させて伝送して全てのコ
ントローラユニットにおける設定値を同じになるように
制御したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明を具体化した実施形態
について説明すると、図1はコンバインの左側面図、図
2はコンバインの右側面図、図3は正面図、図4は動力
伝動系のスケルトン図、図5は油圧回路図、図6は運転
部の上面図、図7は主変速レバーの握り部に設けた各種
操作レバー等を示す斜視図、図8は運転室内の排出オー
ガの操作部の斜視図、図9は排出オーガの先端操作部の
斜視図、図10〜図13は各コントローラユニットに接
続する入出力外部機器の種類を示す機能ブロック図、図
14は本発明に係る制御装置の接続状態を示す機能ブロ
ック図である。
【0012】本発明のコンバインにおける走行機体1
は、左右一対の走行クローラ2a式の走行部2に対して
後述する走行部昇降駆動手段を介して昇降可能に構成さ
れている。走行機体1の進行方向に向かって左側には作
業部としての脱穀装置3を搭載し、走行機体1の前部に
配置された作業部としての刈取前処理装置4は、昇降フ
レーム14を介して走行機体1に対して上下昇降回動可
能に支持され、該昇降フレーム14と走行機体1との間
に装着された刈取部昇降アクチュエータとしての単動式
の刈取部昇降油圧シリンダ9により昇降動可能に構成さ
れている。
【0013】刈取前処理装置4の下部フレームの下部側
にはバリカン式の刈刃装置5を、前方には6条分の穀稈
引起装置6が配置され、穀稈引起装置6と脱穀装置にお
けるフイードチェン7前端との間には穀稈搬送装置8が
配置され、穀稈引起装置6の下部前方には分草体10が
突出している。走行機体1の右側前部に運転室11が配
置され、その後側に穀粒タンク12が配置されている。
【0014】運転室11の後方下部等に備えたエンジン
15からの動力の一部は、図4に示すように、オーガク
ラッチ16を介して穀粒タンク12内の底スクリューコ
ンベヤ17、排出オーガ28内の縦横スクリューコンベ
ヤ18a,18bに伝達される一方、動力分岐ミッショ
ン19を介して走行部2の油圧ポンプ・油圧モータ式
(HTS式)走行駆動部24の脱穀部3の扱胴3aや唐
箕21、一番受樋のスクリューコンベヤ22a、二番受
樋のスクリューコンベヤ22bやフイードチェン7、穀
粒タンク12への揚穀スクリューコンベヤ23等を回転
駆動させる。刈取前処理装置4への動力伝達は、走行速
度を同期するときには前記走行駆動部24からの出力軸
26を介して実行され、同期しないときには前記動力分
岐ミッション19からの分岐動力とクラッチ25aとに
より駆動される。
【0015】図1及び図2に示すように、穀粒タンク1
2内の穀粒を機外に排出するための排出オーガ28は、
穀粒タンク12の下部に設けた底スクリューコンベヤ1
7から走行機体1の後端に配置した縦パイプ28bと、
その上端に上下回動可能に連設された横パイプ28aと
からなり、各パイプ内にスクリューコンベヤ18a等を
内装している。そして、縦パイプ28bは、駆動モータ
64bとギヤ機構57とにより縦軸回りに旋回可能であ
り、横パイプ28aは縦パイプ28bとの間に装架され
た排出オーガ用油圧シリンダ64aと、リンク機構58
とにより傾斜角度を変更可能に構成されている。
【0016】そして、駆動モータ64bに設けたロータ
リポテンショメータ等の旋回角度センサ85にて縦パイ
プ28bの水平旋回角度、ひいては横パイプ28aの旋
回位置を検出することができ、リンク機構58もしくは
油圧シリンダ64aの箇所に設けたポテンショメータ等
の上下角度センサ86にて横パイプ28aの俯仰角度、
ひいては横パイプ28aの先端の排出部の高さ位置を検
出することができる。なお、排出オーガ28を使用しな
いときには、穀粒タンク12の上面等に設けたレスト台
87等に横パイプ28aの中途部が載置される。さらに
このレスト台87には前記横パイプ28aが載置された
か否かを検知するための接触センサ等のレスト検出器8
8が設けられている。
【0017】走行部2は左右一対のトラックフレーム5
0,50の前後端に各々配置した駆動輪51と従動輪5
2とトラックフレーム50の下面中途部に配置された複
数の転動輪53との外周に巻回された走行クローラ2a
からなり、左右トラックフレーム50,50と走行機体
1とは、左右の昇降制御用油圧シリンダ54a,54b
と前後位置の側面視L字状の前後レバーを同時に作動さ
せるように連結する連結杆等とからなる走行部昇降駆動
手段を介して連結され、左右の昇降制御用油圧シリンダ
54a,54b(図5参照)は互いに独立的に作動させ
ることにより、左右の走行部2,2を走行機体1の左右
に対して独立的に昇降させる。
【0018】従って、左右両側の昇降制御用油圧シリン
ダ54a,54bのピストンロッドを同時に突出させる
と、走行機体1は左右両側の走行部2,2に対して上方
に離れて(上昇し)、走行機体1の走行部2,2に対す
る相対高さ(車高)は高くなる。逆に、前記ピストンロ
ッドを同時に後退させると、走行機体1は左右両側の走
行部2,2に対して下方に離れて(下降し)、走行機体
1の走行部に対する相対高さ(車高)は低くなる。
【0019】そして、左側の油圧シリンダ54aのピス
トンロッドを突出させる、または右側の油圧シリンダ5
4bのピストンロッドを後退させると(もしくはこの両
方の動作を同時に実行しても)、右側の走行部2に対す
る走行機体1の車高は低くなり(左側の走行部2に対す
る走行機体1の車高は高くなり)、走行機体1は右下が
りに傾斜する。逆に、右側の油圧シリンダ54bのピス
トンロッドを突出させる、または左側の油圧シリンダ5
4aのピストンロッドを後退させる、(もしくはこの両
方の動作を同時に実行しても)、左側の走行部2に対す
る走行機体1の車高は低くなり(右側の走行部2に対す
る走行機体1の車高は高くなり)、走行機体1は左下が
りに傾斜するのである。
【0020】左右の昇降制御用油圧シリンダ54a,5
4bのピストンロッドの突出量を検出することにより、
走行機体1の左右各走行部2,2に対する相対高さ(車
高)を検出するためのロータリポテンショメータ式等の
車高検出センサ72a,72bが、前記連結杆に連設し
た連結ロッドやリンク機構を介して連動するように構成
されている。
【0021】また、走行機体1の左右の傾斜程度を検出
するための傾斜検出センサ74は、振り子式(重力式)
等にて構成され、走行機体1の任意の位置例えば運転室
11内等に配置されている。なお、刈取前処理装置4と
圃場面との対地高さを検出して刈高さを検出するための
刈高さセンサとしての超音波センサ20a,20bは、
図3に示すように、刈取前処理装置4の左右両側端の前
記穀稈引き起こし装置6の裏面側に設けたブラケット
(図示せず)に配置し、各超音波センサ20a,20b
における発信器の発信部(ホーン部)と受信器の受信部
とを圃場面に向けるように配置する。各超音波センサ2
0a,20bの設置高さと刈刃5の設置高さとが異なる
場合には、超音波センサ20a,20bの検出値から所
定の換算により、刈高さ検出値を求めるようにしてい
る。
【0022】また、走行機体1と刈取前処理装置4との
相対高さを検出するための昇降ポジションセンサ71
は、前記昇降フレーム14の回動角度を検出することよ
り求めることができるように構成されている。
【0023】図5は、前記昇降用油圧シリンダ54a,
54b等のための油圧回路を示し、油圧ポンプ60から
の吐出する圧油を分流する分流弁63を介して分岐し、
その一方の吐出路から前記刈取前処理装置4を昇降させ
る刈取部昇降アクチュエータとしての油圧シリンダ9
と、右側(運転室11側)の昇降制御用油圧シリンダ5
4bとに対する第1油圧回路61へ送る。分流弁63の
他方の吐出路からは、排出オーガ28の横パイプ28a
の縦パイプ28bに対する傾斜角度を変更するための排
出オーガ昇降用油圧シリンダ64aと、左側の昇降制御
用油圧シリンダ54aとに対する第2油圧回路62へ送
るように構成され、それぞれの油圧シリンダ9、64
a、54a、54bに対する電磁制御弁65、66、6
7、68や逆止弁、リリーフ弁等が接続されている。
【0024】次に、運転室11に備わる各種操作用のレ
バー、スイッチ類の構成について、図6〜図7を用いて
説明する。運転室11の操縦座席146の前方には、走
行機体1を操向操作する操向丸ハンドル147と、アク
セルレバー195とを備え、操縦座席146の左方に
は、前後に長いサイドコラム148を配置している。
【0025】図6に示すように、前記サイドコラム14
8の前端部位には、自動モード及び手動モードの如何に
拘らず、車高制御の場合の走行機体1の高さ(車高)及
び走行機体1の左右の傾斜状態を変更調節操作できる手
動可変操作部としての車高調節レバー73(4方向傾動
クロスバー)と、走行機体1の左右傾斜角度を設定する
ための傾斜設定器74aとが配置されている。その後部
位には後に詳述する液晶パネル77が配置されている。
その近傍には、警告ブザー停止スイッチ133が配置さ
れ、さらにその後部位には車速を無段階変速させる主変
速レバー149と、作業状態に応じてHST式走行駆動
部19の出力及び回転数を所定範囲に設定保持する副変
速レバー160とが左右に平行状に配置され、それぞれ
のレバー149、160が前後方向に回動するように構
成されている。副変速レバー160より右寄りのサイド
コラム148上には、刈取自動昇降スイッチ131と、
刈高さ調節ボリューム150が配置されている。これら
の後方に前後に並んだスイッチのうちの一つは前記液晶
パネルの表示切替えスイッチ151であり、これらは通
常開閉可能な蓋体にて隠されている。また、前記副変速
レバー160の後方には、刈取と脱穀との作業のための
作業レバー152は前後回動可能に配置されており、作
業レバー152を最前傾させるときには、刈取スイッチ
134及び脱穀スイッチ135の両方がOFF、後傾す
るときの第1段階で刈取スイッチ134がONで且つ脱
穀スイッチ135がOFF、第2段階で刈取スイッチ1
34及び脱穀スイッチ135の両方がONとなるように
構成されている。
【0026】前記主変速レバー149の握り部140a
には、右側面にオートリフトスイッチ137とオートセ
ットスイッチ138とが設けられ、前側面には、後傾す
ると刈取前処理装置4が上昇し、前方に倒すと下降する
刈取り昇降レバー139が配置され、その左側には、後
傾すると最深方向になる扱深さ調節レバー140が配置
されている(図8参照)。
【0027】なお、運転室11内の後壁面等には、排出
オーガ28を室内から遠隔操作できる排出オーガ操作部
125が備えられている(図8参照)。この排出オーガ
操作部125には、排出部28c(図9参照)を手動遠
隔操作にて昇降及び左右旋回させるための4方向傾動ク
ロスバー153と、全自動時の横オーガ筒28aの旋回
位置を予めセットするため旋回位置設定器154と、排
出時の排出部28cの停止位置にセットするオートセッ
トする指令及び非排出時に所定の位置(オーガリスト位
置)に戻す指令のための指令スイッチ155と、オーガ
クラッチモータをON・OFFさせるためのオーガクラ
ッチスイッチ156と、これらのスイッチの作動を示す
ランプ157、158が配置されている。
【0028】他方、図9に示す、排出オーガ先端操作部
110には、排出部28c(図9参照)を手動操作にて
昇降及び左右旋回させるための4方向傾動クロスバー1
59と、オーガクラッチスイッチ160とが設けられて
いる。
【0029】前記液晶パネル77は、文字、記号、図
画、画像等が表示できるカラーのドットマトリックス形
のもの、例えば、TFTカラー液晶ディスプレイ等を用
いられる。前記コントローラユニットC4に接続されて
いるが、白黒型のものであっても良い。
【0030】前記制御装置は、マイクロコンピュータ等
の電子式制御装置であり、図10〜図13に示す複数個
(実施形態では4つ)のコントローラユニットC1,C
2,C3,C4と、これらの間を接続するデータバス、
コントロールバス、アドレスバスを含むLAN通信等の
通信回線からなり、この通信回線は、2本の心線を対縒
りに縒り合わせたものや、中心線のまわりに絶縁体を介
して外装線(網線または金属テープ)にて被覆した同軸
線等からなる通信配線コード(通信ケーブルともいう)
70であって、本実施形態では、LAN(Local Area N
etwork) 用のものであって、バス形状トポロジー(接続
形態)を採用する(図14参照)。
【0031】各コントローラユニットC1〜C4は図示
しないが各種演算処理や制御を実行するための中央処理
装置(CPU)や、制御プログラムを記憶させた読み出
し専用メモリ(ROM)、各種の検出値、データ等を一
時的に記憶させる随時読み書き可能メモリ(RAM)、
電気的に消去及び書込み可能で、電源を切っても記憶が
失われない不揮発性メモリの一例としてのEEPROM
161、162、163、164(図14参照)、タイ
マ機能としてのクロック、インターフェイス及びLAN
(Local Area Network) プロトコルまたはCAN(Cont
roller Area Network)プロトコルを用いる通信のための
通信回路等の制御部等を備える。
【0032】前記各EEPROM161、162、16
3、164には、制御装置で使用する全ての設定値を必
要とするセンサや設定器に関する設定値を記憶させる。
即ち、コントローラユニットC1についての昇降ポジシ
ョンセンサ71、左右超音波センサ20a,20b、コ
ントローラユニットC2における傾斜センサ74、排出
オーガ28の旋回角度センサ85と上下角度センサ8
6、コントローラユニットC4についての傾斜設定器7
4a 、刈高さ調節ダイヤル150等についてである。こ
のうち、前記超音波センサを除いては、ポテンショメー
タである。これらのセンサ及び設定器は、上述したよう
に、センサ(入力系外部機器)を必要箇所に設置し、そ
の設置位置を調節して零点調節する代わりに、所定の部
品の動きの最小位置と最大位置とに対応するそのセンサ
(設定器)の出力の最小値と最大値とを設定値として記
憶させておくものである。
【0033】従って、前記のようなセンサの場合、セン
サ等の交換等により当該センサとそれを動かす部品との
位置関係が変化しないかぎり、前記設定値は不変であ
る。
【0034】また、前記実施形態のコントローラユニッ
トC1〜C4のROMの各々には、それぞれに対応する
アプリケーションソフト(制御プログラム)S1,S
2,S3,S4を予め記憶(格納)している。ここで、
アプリケーションソフト(制御プログラム)とは、後述
のセンサや設定器等の入力系外部機器75からの入力デ
ータ(制御信号)に基づいてアクチュエータ等の出力系
外機器置76を作動させるための制御プログラムをい
う。
【0035】アプリケーションソフト(制御プログラ
ム)S1は、脱穀装置3及び刈取前処理装置4の各種ア
クチュエータ(例えば刈取昇降用油圧シリンダ9等)を
作動させる制御プログラムとし、アプリケーションソフ
トS2は、刈取昇降用油圧シリンダ9及び走行機体1の
左右の昇降用油圧シリンダ54a,54bを作動させ
て、刈取前処理装置4の刈高さ制御や走行機体1の姿勢
及び車高制御を実行するための制御プログラムとする。
アプリケーションソフトS3は、エンジン12の出力を
制御するための制御プログラムとし、アプリケーション
ソフトS4は、排出オーガ28における駆動モータ64
b及び上下回動用油圧シリンダ64aの作動を制御する
ための制御プログラムをいう。
【0036】また、前記アプリケーションソフト(制御
プログラム)S1〜S4には、後述するように、故障し
たコントローラユニットを取り除いて新たなコントロー
ラユニットに交換して通信配線コード70に接続した後
に、交換されなかったコントローラユニットのEEPR
OM161〜164に既に記憶していた前記設定値を、
前記交換した新しいコントローラユニットにおけるEE
PROMに対して通信配線コード70を介して伝送し、
記憶させる(上書き複写する)ための制御プログラムも
含まれている。
【0037】各コントローラユニットC1〜C4は、目
安として、入力系外部機器75及び出力系外部機器76
のハーネスの長さがなるべく短くなるように組み合せて
それらを制御するようにしており、それぞれの配置箇所
でコントローラボックス(図示せず)内に格納されてい
る。
【0038】例えば、コントローラユニットC1は、運
転室11における床板の下面側に設置されている(図
1、図2、図3参照)。当該コントローラユニットC1
の入力インターフェイスには、入力系外部機器75とし
て、昇降ポジションセンサ71、刈取前処理装置4にお
いて刈取穀稈を搬送しているか否かを検出する穀稈搬送
センサ96、搬送中の刈取穀稈の長さを検出する穀稈長
さセンサ97、扱深さセンサ98、オーガクラッチモー
タスイッチ99、超音波センサ44a,44b、車速セ
ンサ100、2番受樋スクリューコンベア回転センサ1
01、操向丸ハンドルリミットスイッチ102等が各々
接続されている(図10参照)。
【0039】コントローラユニットC1の出力インター
フェイスには、出力系外部機器76として、扱深さ制御
モータにおけるリレーユニット等の制御回路部103、
オーガクラッチモータにおけるリレーユニット等の制御
回路部104、脱穀クラッチを駆動させるための電磁ソ
レノイド105等がそれぞれ接続されている(図10参
照)。
【0040】コントローラユニットC2は、図1、図2
及び図3に示すように、刈取前処理装置4の上部でかつ
運転室11に近い箇所に設置されている。当該コントロ
ーラユニットC2の入力インターフェイスには、入力系
外部機器75として、燃料センサ106、傾斜センサ4
3、車高センサ41a,41b、選別装置の流穀板にお
ける籾流量センサ107、選別装置各部での籾の有無を
検出する籾センサ108、排藁カッタ詰まりセンサ10
9、旋回角センサ85、横オーガ筒17の先端部に設け
て排出オーガ13の水平旋回等を操作する排出オーガ先
端操作部110、上下回動角センサ86、オーガクラッ
チセンサ111、排出オーガ過負荷センサ112、搖動
選別過負荷センサ113、扱胴回転センサ114、処理
胴回転センサ115等がそれぞれ接続されている(図1
1参照)。
【0041】コントローラユニットC2の出力インター
フェイスには、出力系外部機器76として、搖動選別駆
動モータ116、FCクラッチ駆動回路部117、排出
オーガ28の縦オーガ筒28bを水平旋回させるための
駆動モータ64b、排出オーガブレーキ118、上下回
動用油圧シリンダ64aに対する電磁制御弁66の電磁
ソレノイド66a、走行機体1の左側の昇降用油圧シリ
ンダ54aに対する電磁制御弁67の電磁ソレノイド6
7a、走行機体1の右側の昇降用油圧シリンダ38bに
対する電磁制御弁68の電磁ソレノイド68a、刈取昇
降用油圧シリンダ9に対する電磁制御弁65の電磁ソレ
ノイド65a等がそれぞれ接続されている(図11参
照)。
【0042】コントローラユニットC3は、図1、図2
及び図3に示すように、運転室11における操縦座席4
6の後部に設置されている。当該コントローラユニット
C3の入力インターフェイスには、入力系外部機器75
として、エンジン回転数センサ119、エンジンオイル
量センサ120、エンジン水温センサ121、エンジン
12の出力(負荷)を制御する電子ガバナ付き燃料噴射
ポンプのラック位置を検出するための燃料噴射ポンプラ
ック位置センサ122、エンジンスタータスイッチ12
3、排出オーガ13の水平旋回位置を予め記憶させるた
めのオーガセット位置ダイヤル124、運転室11に設
けて排出オーガ13の水平旋回等を操作する排出オーガ
操作部125、刈取クラッチモータリミットスイッチ1
26等がそれぞれ接続されている(図12参照)。
【0043】コントローラユニットC3の出力インター
フェイスには、出力系外部機器76として、エンジン1
2の回転数が所定の回転数となるように燃料噴射ポンプ
のラック位置を調節するための燃料噴射ポンプラックア
クチュエータ127、エンジンスタータリレー128、
警報ブザー129等がそれぞれ接続されている(図12
参照)。
【0044】コントローラユニットC4は、運転室11
のサイドコラム48内に設置されている(図1、図2及
び図3参照)。当該コントローラユニットC4の入力イ
ンターフェイスには、入力系外部機器75として、アク
セルレバー95の操作位置を検出するアクセルレバーセ
ンサ95a、車高調節レバー73、車高制御切替スイッ
チ78、傾斜設定器74a、扱深さ自動制御スイッチ1
30、刈取自動昇降スイッチ131、刈取前処理装置4
が所定の刈高さまで下降すると自動的に当該刈取前処理
装置4へ動力伝達するための刈取オートクラッチスイッ
チ132、警告ブザー停止スイッチ133、刈取作業を
実行するための刈取スイッチ134、脱穀作業を実行す
るための脱穀スイッチ135、選別装置における穀粒の
選別状態を調節するための選別調節ダイヤル136、刈
取前処理装置4を強制的に上昇させるオートリフトスイ
ッチ137、刈取前処理装置を所定の刈高さまで強制的
に下降させるオートセットスイッチ138、刈取前処理
装置4の昇降動を手動操作するための刈取昇降レバー1
39、扱深さ調節レバー140、副変速レバー160、
走行機体1を後退動させるための後退スイッチ141、
電源スイッチ142等がそれぞれ接続されている(図1
3参照)。
【0045】コントローラユニットC4の出力インター
フェイスには、出力系外部機器76として、車高制御を
自動モードに切り換えたときに点灯する車高制御切替え
スイッチランプ143及び扱深さ自動制御モードに切り
換えたときに点灯する扱深さ自動制御スイッチランプ1
44及びコンビネーション型の液晶パネル77等が接続
されている(図13参照)。
【0046】図14は、走行機体1の走行速度、姿勢及
び車高、排出オーガ28の排出位置等コンバインの操作
全般を制御すると共に各コントローラユニットC1〜C
4のうち幾つか(但し全部ではない)が故障した時、そ
の故障したコントローラユニットを新しいものと交換し
た場合に、前記したように、予め不揮発性メモリとして
のEEPROM161〜164にて記憶していた全ての
設定値を、交換した後のコントローラユニットにおける
まだ設定値が記憶されていないか、もしくは他の設定値
が記憶されているEEPROMに記憶させる(上書き複
写する)ための制御装置の機能ブロック図を示す。
【0047】ここで、設定値の内容について説明する。
本発明でいう設定の概念を大別すると、 同じ農作業機の機種であっても、各農作業機基体の個
体差があるためのセンサ(設定器)等の初期設定を実行
すること。 農作業機の機種が異なることによる同種類のセンサ
(設定器)等を装着したときの初期設定を実行するこ
と。 オペレータが作業し易いように設定すること。の3つ
になる。及びの初期設定は、工場の出荷時、または
修理、メインテナンスのためにセンサ(設定器)を取り
替えた場合に実行するもので、いわゆる初期設定とい
い、はいわゆるユーザ設定と呼ばれているもので、例
えば、穀粒排出時に排出オーガ28の先端部28aをど
の旋回角度にセットするかを予め設定しおくオートセッ
ト時の設定機器(124、154)や、刈取脱穀作業時
の刈取前処理装置4の対地高さ位置を予め設定しておく
ための刈取高さ設定器(図示せず)や、機体の左右傾斜
を予め設定する傾斜設定器74a等に対する設定があ
る。
【0048】前記及びにおける初期設定としては、
同じ種類のセンサ(例えば、扱深さセンサ98や車高上
限リミットスイッチ及び車高下限リミットスイッチ)を
取付けたとしても、農作業機の機種の相違で実動可能範
囲が異なるので、そのリミットスイッチの位置を記憶さ
せて実動可能範囲を知ることや、農作業機の個体差によ
るセンサの取付け位置の誤差を補正することや、センサ
の理論的可動範囲の補正を行い、制御上のポイントとな
るセンサ位置の機体間のばらつきを無くすることを目的
する。この初期設定の操作は、例えば、センサやリミッ
トスイッチを取付けた時点で、コントローラユニットC
4を操作して初期設定モードに移行させ、次いで出力系
外部機器を作動させる等して、いわゆる初期設定を実行
し、初期設定が完了するとブザーで知らせ、そのセンサ
またはリミットスイッチによる検知信号が出たときの高
さ等の位置等のデータ(初期設定値)を不揮発性メモリ
(EEPROM)に記憶させて保持するのである。
【0049】本実施形態においては、対象となるセンサ
や設定機器が接続されていない、例えばコントローラユ
ニットC3におけるEEPROM163にも予め、前記
設定値を記憶しておくものとする。このように構成する
と、いずれか1乃至複数のコントローラユニットが故障
して交換しても、それに内臓されているEEPROMに
所定の設定値が記憶されていないくとも、他のコントロ
ーラユニットのEEPROMからデータを伝送して、上
書きコピーすることができる結果、再度のセンサ及び機
器の設定動作を実行する必要がなく、メインテナンスが
至極容易になるという顕著な効果を奏する。特に、全て
でないが、複数のコントローラユニットが同時に故障し
た場合には、上述のようにして順次正常なコントローラ
ユニットにおけるEEPROMからデータを交換したコ
ントローラユニットのEEPROMに伝送させることに
より、正しい設定値を複写させることができる。
【0050】また、3つ以上のコントローラユニットを
接続した本制御装置において、各不揮発性メモリ(EE
PROM)に記憶されているデータが異なるときには、
例えば、5つのコントローラユニットの接続からなる場
合であって、2つが故障した場合、その2つを新しいも
のと同時に交換し、次いで、上述の設定値の複写の制御
を実行させるとき、前記3つ以上のコントローラユニッ
トにおける不揮発性メモリ内に記憶した設定値が異なる
ときには、多数決により、同じ設定値が過半数のものを
優先させて伝送して全てのコントローラユニットにおけ
る設定値を同じになるように制御すれば、交換しなかっ
た(正常な)コントローラユニットにおける3つ(多数
側)のEEPROMに記憶されているデータが同じであ
るから、交換後の新しい他の2つ(少数側)EEPRO
Mには、確実に正しい設定値のデータを記憶させること
ができる。
【0051】本発明は、コンバインばかりでなく耕作用
のトラクタや田植機等の走行農作業機についても適用で
きるものであることは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明の農作業機における制御装置は、農作業機におけ
る走行部、作業部、操作部等に設けたセンサ、設定器等
の入力系外部機器と、アクチュエータ等の出力系外部機
器と、前記各入力系外部機器又は出力系外部機器のいず
れか一方もしくは双方との制御信号を授受して制御する
複数のコントローラユニットと、各コントローラユニッ
ト間を接続する通信回線とを備えて、コントローラユニ
ットの相互に制御データを転送して制御を実行するよう
にした農作業機における制御装置において、前記各コン
トローラユニットには、不揮発性メモリを備え、該各不
揮発性メモリには、制御装置で使用する全ての設定値を
記憶させたものであるから、全ての不揮発性メモリに
は、同一の設定値のデータが記憶されていることにな
る。
【0053】そして、本発明では、前記任意のコントロ
ーラユニットを新たなものに交換したときには、他のコ
ントローラユニットにおける不揮発性メモリ内に記憶し
た設定値を、前記交換後のコントローラユニットにおけ
る不揮発性メモリ内に伝送して記憶させるように構成し
たものであるから、故障したコントローラユニットを交
換した後に、交換しなかったコントローラユニットにお
ける任意の不揮発性メモリから交換したコントローラユ
ニットにおける不揮発性メモリに前記設定値を伝送する
だけの簡単な操作で、もとの状態に戻すことができ、従
来のようなコントローラユニットの交換に伴う再度の設
定操作を必要としないから、メインテナンスが至極簡単
にできるという効果を奏する。
【0054】他方、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の農作業機における制御装置において、前記3つ
以上のコントローラユニットにおける不揮発性メモリ内
に記憶した設定値が異なるときには、多数決により、同
じ設定値が過半数のものを優先させて伝送して全てのコ
ントローラユニットにおける設定値を同じになるように
制御したものであるから、交換しなかった(正常な)コ
ントローラユニットにおける多数側の不揮発性メモリに
記憶されているデータが同じとするとき、少数側の交換
後の新しい不揮発性メモリには、確実に正しい設定値の
データを記憶させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの左側面図である。
【図2】コンバインの右側面図である。
【図3】コンバインの正面図である。
【図4】動力伝達系のスケルトン図である。
【図5】油圧回路図である。
【図6】運転部の上面図である。
【図7】主変速レバーの要部を示す拡大斜視図である。
【図8】運転室内の排出オーガ操作部の斜視図である。
【図9】排出オーガ先端操作部の斜視図である。
【図10】コントローラユニットC1の機能ブロック図
である。
【図11】コントローラユニットC2の機能ブロック図
である。
【図12】コントローラユニットC3の機能ブロック図
である。
【図13】コントローラユニットC4の機能ブロック図
である。
【図14】本発明の制御装置の実施形態の構成を示す機
能ブロック図である。
【符号の説明】
C1,C2,C3,C4,C5 コントローラユニ
ット 71 昇降ポジションセンサ 74 傾斜センサ 70 通信配線コード 73 車高調節レバー 75 入力系外部機器 76 出力系外部機器 85 排出オーガ旋回角センサ 86 排出オーガ状態角度センサ 161〜164 不揮発性メモリとしてのEEPRO
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水倉 泰治 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 中川 渉 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 2B076 AA03 BA08 5B018 GA02 HA06 NA06 5H215 AA17 BB10 BB14 CC03 CC09 CX04 CX08 GG01 GG09 KK03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農作業機における走行部、作業部、操作
    部等に設けたセンサ、設定器等の入力系外部機器と、 アクチュエータ等の出力系外部機器と、 前記各入力系外部機器又は出力系外部機器のいずれか一
    方もしくは双方との制御信号を授受して制御する複数の
    コントローラユニットと、 各コントローラユニット間を接続する通信回線と備え
    て、コントローラユニットの相互に制御データを転送し
    て制御を実行するようにした農作業機における制御装置
    において、 前記各コントローラユニットには、不揮発性メモリを備
    え、該各不揮発性メモリには、制御装置で使用する全て
    の設定値を記憶させ、 前記任意のコントローラユニットを新たなものに交換し
    たときには、他のコントローラユニットにおける不揮発
    性メモリ内に記憶した設定値を、前記交換後のコントロ
    ーラユニットにおける不揮発性メモリ内に伝送して記憶
    させることを特徴とする農作業機における制御装置。
  2. 【請求項2】 前記3つ以上のコントローラユニットに
    おける不揮発性メモリ内に記憶した設定値が異なるとき
    には、多数決により、同じ設定値が過半数のものを優先
    させて伝送して全てのコントローラユニットにおける設
    定値を同じになるように制御したことを特徴とする請求
    項1に記載の農作業機における制御装置。
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