JP4577831B2 - 乗用型作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、走行機体上からと走行機体の前方からとで、前輪のステアリング操作が選択的に可能となるように構成した乗用型の作業機に係り、より詳しくは、フロントボンネットの構成に関するものである。
従来から、通常の田植え作業時には、オペレータが走行機体に搭乗したまま操向操作でき、畦越えやトラック等の運搬機に対して載せたり降ろしたりする場合には、オペレータが走行機体から降りた状態で走行機体を操作できるよう構成した乗用型田植機として、特許文献1では、4輪を備えた走行機体の後部側にエンジン及びミッションケースを搭載し、走行機体の前部のフレームに立設した下操作軸と、前輪のステアリングのための丸ハンドルが上端に取付けられた上操作軸とがチルト支点を有する自在継手を介して連結され前後傾斜角度を変更すると共に、その姿勢を保持できる構成が開示されている。
そして、特許文献1の乗用型農作業機では、上操作軸が回動自在に内装された筒(コラム)の下端であって前記チルト支点近傍に固定された固定カムの上側外周に、複数の凹部が形成されておいる。他方、走行機体の前部に立設したボンネットの内面に上下回動可能に設けられたレバーはバネにより下向き付勢され、このレバーに下向きに突設された突部が前記複数の凹部のうち1つに選択的に嵌合することができ、これにより,前記筒の前傾角度を適宜変更した姿勢に保持できるように構成されている。また、ボンネットには、前記筒が通過し得る走行機体の前後方向に長い長穴が形成されている。
他方、特許文献2では、乗用作業車両における走行機体の前部に固定枠を立設し、他方ステアリング軸を回動可能に軸支する支持枠を前記固定枠に対して横向きのチルト軸を介してチルト可能に連結し、前記固定枠及びチルト軸を囲むフロントボンネットの上面に開口部を設け、この開口部に下端部が嵌まる可動カバー体を、ステアリング軸と一体的に前後移動可能となるように取付けた構成が開示されている。
特許公報第2574680号公報(第1図、第4図及び第5図参照) 特開平09−132150号公報(図7、図8及び図14参照)
しかしながら、特許文献1の構成によれば、通常の走行時(作業時)にはボンネットに形成された前後長穴の一部(筒が存在しない箇所)が露出されたままとなるので、見栄えが悪いし、外からごみ、泥、雨が内部に侵入し易いという問題があった。
他方、特許文献2の構成によれば、フロントボンネットにおける開口部の大部分が可動カバー体にて覆われるけれども、当該可動カバー体の下端が開口部を介してフロントボンネットの内部に嵌まり込んだ配置であるため、開口部と可動カバー体との隙間が依然として外側から見える状態となり、見栄えが良くないし、外からごみ、泥、雨が内部に侵入し易いという問題は解消できなかった。
また、フロントボンネットより内径側にエンジンや燃料タンクを内蔵した場合、通常、燃料タンクにおける燃料供給口筒やその口を閉止するためのキャップ体は、燃料供給し易いように、フロントボンネットより外面に突出させて配置されているので、燃料供給口筒とキャップ体との間の隙間から雨が侵入しないようにする特別の工夫も必要であった。さらに、フロントボンネットの固定手段として、フレーム等に対して、フロントボンネットの外面からビスまたはボルト止めすると、そのビスまたはボルト止め箇所を多く必要とし、また、ビスまたはボルトの頭がフロントボンネットの外面に突出する等して見栄えが悪いという問題もあった。
本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたものであって、フロントボンネット及びその周辺の部材の見栄えが良く、且つ燃料供給口筒やその口を閉止するためのキャップ体の構造も簡略化でき、さらに、フロントボンネット内のエンジン等のメンテナンスも容易にできる乗用型作業機を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、走行機体前部にエンジン等の動力部を配置した乗用型作業機において、前記走行機体前部には、前記エンジンの配置位置より前側に前輪のステアリング用のハンドル軸及びハンドルを備えた上コラムを走行機体の前後方向に屈曲可能に連結して走行機体上と当該走行機体の前方とから選択的に操作可能に構成し、少なくとも前記エンジン及び燃料タンクを覆うフロントボンネットには、前記上コラムが前方に通過し得る開口部を設ける一方、前記開口部に隣接してフロントボンネットの上面板部には、前記燃料タンクの燃料供給口筒が被嵌する取付け穴を穿設し、前記上コラムには、これと一体的に前後移動するように、可動カバー体を設け、前記可動カバー体は、前記上コラムが後傾姿勢のとき、前記燃料供給口筒を塞ぐキャップ体の上方と少なくとも前記開口部の一部とを覆うように形成されているものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗用型作業機において、前記燃料供給口筒とこれを塞ぐキャップ体にて、前記上面板部を挟持して前記フロントボンネットを外れ不能に構成したものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の乗用型作業機において、前記燃料タンクの側面には、燃料残存量が見える表示部を設け、前記表示部をフロントボンネットに穿設した窓穴に臨ませたものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の乗用型作業機において、前記走行機体の上面であって前記フロントボンネットを支持するステップ板には、前記フロントボンネットの下端縁が嵌まる案内溝を形成し、且つ前記案内溝には、前記フロントボンネットの下端縁から突出する係合突起片が係止可能な係止穴が穿設されているものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の乗用型作業機において、前記上コラムには、前記可動カバー体より下方に、作業機の操作上の調節部を設ける一方、前記フロントボンネットより内径部には、前記エンジンの調節部が配置されているものである。
請求項1に記載の発明によれば、上コラムと一体的に前後移動する可動カバー体により、フロントボンネットの上面板及び燃料タンクのキャップ体の上方も一体的に覆うことができるので、燃料供給口筒とキャップ体との間に雨が侵入することを防止するための特別の機構を必要としない。また、燃料供給口筒及びキャップ体がフロントボンネットの外面に常時露出していないので、フロントボンネットの外観の見栄えが良好である。燃料タンクに燃料を補給する際は、上コラムを前傾させることにより、可動カバー体は自動的にキャップ体の上方を開放できるので、燃料補給作業も簡単にできるという効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、燃料供給口筒とこれを塞ぐキャップ体にて、前記上面板部を挟持して前記フロントボンネットを外れ不能に構成したものであるから、フロントボンネットを固定するための別途の部品が不要となるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、燃料タンクの側面には、燃料残存量が見える表示部を設け、前記表示部をフロントボンネットに穿設した窓穴に臨ませたものであるから、いちいち、可動カバー体をずらしたりすることなく、燃料残存量を容易に確認できるという効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、走行機体の上面であって前記フロントボンネットを支持するステップ板には、前記フロントボンネットの下端縁が嵌まる案内溝を形成し、且つ前記案内溝には、前記フロントボンネットの下端縁から突出する係合突起片が係止可能な係止穴が穿設されているものであるから、前記キャップ体で上向き移動不能に固定されるフロントボンネットが位置ずれしないという効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば、上コラムを大きく前傾させると、フロントボンネットにおける開口部が大きく開くことができるので、フロントボンネットを取り外すことなく、作業機の操作上の調節部の調整や、エンジンの調節部等の交換・調整作業を簡単に行えるという効果を奏する。
次に、本発明を乗用型田植機に適用した場合の最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は乗用型田植機の側面図、図2は平面図、図3は乗用型田植機の走行機体を示す斜視図、図4は走行機体前部の側面図、図7及び図8はミッションケースを示す図、図9はフロントボンネットの前方斜視図、図10は、ステアリングハンドルのチルトの位置を示す側面図、図11は可動カバー体及び補助カバー体を取り除いた状態のフロントボンネットの開口部を示す斜視図、図12は上コラムに可動カバー体及び補助カバー体が取付けられた状態の下方から見た斜視図、図13は上コラムの周囲に配置された部品を示す斜視図、図14は上コラムの周囲に配置された部品を示す側面図、図15はチルト機構及び姿勢保持手段を示す斜視図、図16はフロントボンネットの固定部を示す断面図、図17はフロントボンネットの下端が嵌まる位置を示す車体カバーの前部の平面図、図18は図16のXVIII −XVIII 線矢視拡大断面図、図19はフロントボンネットの開口部内を示す平面図、図20は上コラムを略直立状にした状態でのフロントボンネットの開口部内を示す平面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の4条植え式の乗用型田植機における走行機体は、前後方向に長い左右一対のフレームからなるメインフレーム1と、このメインフレーム1の間に配置される前後方向に長い一体型ケース体からなるミッションケース2とその後方に連結した断面下向きコ字型の伝動部フレーム3とからなる。
アルミ合金製等のミッションケース2は走行機体の左右に分割された分割ケースを内部機構の収容にボルト締めして一体化したものである。ミッションケース2の前後方向中途部の左右両側面にはフロントアクスルケース4が突設され、伝動部フレーム3の後端部にはリヤアクスルケース5が取り付けられている。そして、フロントアクスルケース4の左右両端には前輪4aが、リヤアクスルケース5の左右両端には後輪5aがそれぞれ取付けられている(図1〜図3参照)。
メインフレーム1の後端には、上下リンクからなる平行リンク機構6を介して苗植付け装置7が昇降可能に連結されている。なお、苗植付け装置7は、従来から公知の構造、即ち、ミッションケース2の後端に突出するPTO軸9から自在継手軸10を介して動力伝達される左右一対の植付け伝動ケース11と、上端が走行機体の後部に接近するように前傾配置された苗載台12と、各植付け伝動ケース11の下面に配置されたフロート13と、各植付け伝動ケース11の左右両側に取り付けられ、圃場面と苗載台12の下端との間を上下昇降しながら苗載台12上の苗マットから1株ずつに分割して植付けする植付爪付き植付機構14とからなる。そして、メインフレーム1の後端に設けられた昇降用油圧シリンダ15は平行リンク機構6に関連して取付けられ、苗植付け装置7を大きく昇降動させることができる。
また、メインフレーム1を上から覆うように取付けられた合成樹脂製の車体カバー16の上には、メインフレーム1から立設する座席支軸(図示せず)に座席体17が水平回動可能に装着されている。その前方には、フロントボンネット(エンジンフード)19が車体カバー16の上面に固定されて立設されている。
ミッションケース2には、その前部内にステアリングのためのステアリング駆動機構28が内蔵され、中途部から後部内には、走行駆動系29とPTO駆動系30への動力伝達機構31とが内蔵されている(図7、図8参照)。ミッションケース2は側面視において、その上面側の前部の高さが低く、中途部より後部にわたって高さが高くなるように、中途部に段部2aが形成されている(図7参照)。この高さが低い側である段部2aには、ミッションケース2の上面にて左右に跨いだ平坦なエンジン支持部材32の足部をボルト固着する(図4及び図6参照)。エンジン支持部材32には、エンジン21の基部(クランクケース部)21aを固定し、このエンジン21のシリンダケース21b側を後上向きになるように傾斜させて配置する。なお、エンジン21は直立状にして固定しても良い。エンジン21の出力軸33とミッションケース2の前後方向の中途部一側面に突出した入力軸34とに、従来から公知の弛み調節機構35a付きのベルト伝動機構であるプーリ・ベルト33a,34a,35を設けて動力伝達し、入力軸34から動力伝達機構31に動力伝達する。
動力伝達機構31には、入力軸34からの動力伝達をオンオフする主クラッチ36と、ブレーキ機構37と、回転数を変速させる歯車式変速機構38と、差動機構39a付きのフロントアクスル軸39と、歯車式変速機構38からチエン伝動機構40を介して動力伝達される後部車輪への走行駆動系としての出力軸41と、歯車式変速機構38からPTOクラッチ42を介してミッションケース2の後端から後向きに突出するPTO軸9とを備えている(図7、図8参照)。出力軸41からリヤアクスルケース5に動力伝達するチエン伝動機構43は、上述した伝動部フレーム3の内径部に配置されている(図1及び図4参照)。フロントアクスルケース4の横長筒部4bの基部がミッションケース2の側面にボルト固着され、この横長筒部4b内に配置されたフロントアクスル軸39から、前輪4aの車軸に動力伝達される。
左右前輪4aの操向方向を変更するピットマンアーム44a、コンロッド、タイロッドなどの舵取りリンク機構44はミッションケース2の前部のステアリング駆動機構28の下方に配置されている(図4、図6及び図7参照)。
次に、合成樹脂製(若しくはガラス繊維強化プラスチック製)のフロントボンネット(エンジンフード)19の構成及び固定する構造について説明する。図16及び図17及び図19に示すように、平面視において、フロントボンネット19の左右中央部には、その上面側から前端までの間、切欠き形成された略U字状の開口部54が形成されている(図11、図16、図19参照)。そして、フロントボンネット19の下端縁には適宜間隔で複数の係合突片66が下向きに一体的に形成されている(図16参照)。一方、車体カバー体16における走行機体の左右両側部位から前端まで延びるステップ部16aには、図17及び図18に示すように、エンジン21やステアリング用の下コラム45等の部品が配置されるための大径穴67が穿設されており、この大径穴67を囲むようにフロントボンネット19を装着するために、大径穴67の周縁に上向きリブ67aが一体的に形成されると共に、そのリブ67aより外周部位にフロントボンネット19の下端縁の全体が下向きに嵌まる取付け溝68が凹み形成されている。この取付け溝68には、前記各係合突片66が係止する係止穴69が穿設されている。このように構成すると、フロントボンネット19の下端は車体カバー16に対して位置ずれすることなく装着できる。
フロントボンネット19の内部のうち、後部寄りにはメインフレーム1から立設する門型フレーム52上に燃料タンク22が固定される。この燃料タンク22の上面に開口する燃料供給口筒22aがフロントボンネット19の上面板部19aに穿設された取付け穴19bから上に臨む。そして、燃料供給口筒を開閉するネジ式のキャップ体53と取付け穴19bの直径より大きい燃料供給口筒22aの段部とで取付け穴19b近傍のフロントボンネット19の上面板部19aを挟みつけて押えることにより、フロントボンネット19が上向きに移動不能となっている(図11、図16参照)。なお、燃料タンク22の後面には、燃料残存量が表示できる縦長の表示部22bが設けられており、この表示部22bをフロントボンネット19の後面に穿設された窓穴19cに臨ませることにより、座席体17に座るオペレータから燃料残存量が容易に確認できるようになっている(図16参照)。その場合、少なくとも燃料タンク22における表示部22bを透明または半透明部材にて形成したり、燃料タンク22全体を半透明な合成樹脂材にて形成しても良い。
燃料タンク22より下方のフロントボンネット19内の空間には、4サイクル空冷エンジン21及びその付属品56である、気化器、調速機、エアマフラ、スタータ用コイラ(ロープ式始動装置)、消音器等が配置されている。
次に、上コラム46上端のステアリングハンドル(丸ハンドル)24が操縦の座席体17に向かう後位置と、走行機体の前方側の位置とに、選択的に上コラム46を前後方向に屈曲可能とするチルト機構について説明する。
フロントボンネット19内の前部に位置するミッションケース2の上面前端側に固着されて立設する筒状の下コラム45内には、同じくミッションケースから立設するステアリング下軸20が配置されている。そして、ステアリング下軸20の上端と、上端にステアリングハンドル(丸ハンドル)24が取付けられているハンドル軸23の下端とは自在継手27を介して屈曲可能に連結されている。ハンドル軸23は回転自在に上コラム46内に装着されている。さらに、下コラム45の上端と筒状の上コラム46の下端とはチルト機構47を介して前後傾動可能に連結されており、チルト機構47の外周には上コラム46の傾斜角度を複数段階において姿勢保持するための姿勢保持手段48が設けられている(図4〜図6、図10、図12〜図15参照)。
チルト機構47は、下コラム45の上端に固着された左右一対の下ブラケット47aと、同じく上コラム46の外周の下端部に固着された左右一対の上ブラケット47bとを横枢軸47cを介して回動可能に連結した構成である(図12〜図14参照)。
姿勢保持手段(請求項における姿勢調節手段)48は、前記一方の下ブラケット47aの円弧状の上端面に前後適宜隔てた位置に凹み形成された複数位置(実施形態では3箇所)の係止溝55と、前記上ブラケット47bの後端片47dに回動可能に軸支された横軸48aと、この横軸48aの一端に固着された係合フック48bと、横軸48aに巻回されて係合フック48bを下向きに付勢する付勢バネ48cとからなり、上コラム46が所定の後傾または前傾の角度に変更されたとき、係合フック48bが複数位置の係止溝55のうちの任意の一つに選択的に係合することにより、当該上コラム46の傾動姿勢を調節し且つ保持することができる(図12〜図15)。実施形態では図10に示すように、上コラム46が走行機体の後方に傾斜(鉛直線に対して時計方向に略30度傾斜)した第1姿勢Iと、それから反時計方向に略60度走行機体の前方に前傾した第2姿勢IIと、前記第1姿勢Iから反時計方向に略88度走行機体の前方に大きく前傾した第3姿勢III とに選択できる。
上コラム46が前記第1姿勢Iであるときには、平面視略U字状の開口部54は、上コラム46と一体的に前後動する可動カバー体25とこれに上向き回動可能に連結された補助カバー体26とにより覆われている。可動カバー体25及び補助カバー体26は、フロントボンネット19と同様に合成樹脂製、若しくはガラス繊維強化プラスチック製である。また、第1姿勢Iであるとき、可動カバー体25の後部は、フロントボンネット19の上面板19a及び燃料タンク22のキャップ体53の上方も一体的に覆うように形成されているので、燃料供給口筒22aとキャップ体53との間に雨が侵入することを防止するための特別の機構を必要としない。また、燃料供給口筒22a及びキャップ体53がフロントボンネット19の外面に常時露出していないので、フロントボンネット19の外観の見栄えが良好である。燃料タンク22に燃料を補給する際は、第2姿勢II程度まで上コラム46を前傾させることにより、可動カバー体25は自動的にキャップ体53の上方を開放できるので(図20参照)、燃料補給作業も簡単にできる。
そして、燃料タンク22の上面の燃料供給口筒22aとキャップ体53とにより、フロントボンネット19の上面板部19aを挟持しているので、フロントボンネット19は車体カバー16から外れず、また、車体カバー16に穿設された係止穴69に対して、フロントボンネット19の下端縁の係合突片66が係止しているので、走行時に振動があっても、車体カバー16に対するフロントボンネット19の装着位置もずれないという効果を奏する。
補助カバー体26は可動カバー体25の前端側を中心にして上下回動可能に設けられている。即ち、図11〜図14に示すように、上コラム46の下部から上向きに突出する支持ブラケット部材57の先端に横向きに支持パイプ57aが固設されている。一方、補助カバー体26の裏面に固定され、コ字型に屈曲形成された補強兼用の操作部材58の左右一対の軸部58aを前記支持パイプ57aの両端に回動可能に挿入したものである。
また、上記操作部材58は姿勢保持手段48の操作部として関連付けされている。即ち、図12〜図14に示すように、操作部材58の軸部58aから偏心位置に突設されたピン58bに回動可能に連結されたリンク60の他端が、係合フック48bと一体的に回動する横軸48aの他端に固着されたアーム59の先端に回動可能に連結されている。そして、前記付勢バネ48cの付勢力により、補助カバー体26ひいては操作部材58の下端側がフロントボンネット19の表面に接近して閉止するように付勢されている。
なお、本実施形態では、図15に示すように、チルトとしての係合フック8bの回動の中心となる横軸48aから下ブラケット47aの外周面に凹み形成された複数位置(実施形態では3箇所)の係止溝55の底面までの距離は、順次大きくなるように設定されているので、第1の係止溝55(走行機体の後部寄り位置)に係合フック48bの先端部が係合している場合の補助カバー体26(操作部材58)の下向き角度よりも、前後方向中央部の第2の係止溝55に係合している場合には補助カバー体26(操作部材58)は、その下端が走行機体の前方に突出する姿勢(フロントボンネット19の開口部54から離間している姿勢)になり、走行機体の前部寄り位置の第3の係止溝55に係合している場合には補助カバー体26(操作部材58)は、その下端が走行機体の前方に大きく突出する姿勢(フロントボンネット19の開口部54から大きく離間している姿勢)になる(図10参照)。
上コラム46が第1姿勢Iにあるときは、補助カバー体26は図10の二点鎖線で示すようにフロントボンネット19の開口部54の前端側でほぼ垂直状の姿勢であり、乗用型田植機の側面視において、上コラム46の軸線と補助カバー体26の裏面とは略平行であり、且つステアリングハンドル24に対して補助カバー体26下端が大きく離間している(図10参照)。
従って、補助カバー体26ひいては操作部材58の下端側をフロントボンネット19の表面から離間するように上向きに所定の角度だけ回動すると、付勢バネ48cの付勢力に抗してリンク60、アーム59を介して係合フック48bの先端部が、係止溝55から外れるように回動する(ロック解除する)ので、その後は補助カバー体26から手を離した状態で、オペレータは、ステアリングハンドル24を持って、前記第1姿勢Iから第2姿勢IIに移行できる。さらに、第3姿勢III へ移動させるには、再度、補助カバー体26(操作部材58)を所定角度だけ上向き回動させてロック解除して後、ステアリングハンドル24を前方に傾ける。このように、上コラム46を段階的に、走行機体の前方に大きく前傾させることができる。
この上コラム46を前傾させる操作は、オペレータが走行機体の前方の地上に位置するときのみ可能となっているので、換言すれば、オペレータが走行機体に搭乗している状態ではチルトさせることが不能であるので、誤操作による不都合が発生せず、地上操作の確実性と安全性とを確保できるのである。
そして、走行機体に搭乗しながらオペレータが乗用型田植機を操向操作可能であり、また、走行機体から地上に下りたオペレータが、走行機体の前方に位置しながらステアリングハンドル24を持って乗用型田植機を圃場から畦越えさせたり、トラックに載せ変えする操作が可能となる。
さらに、補助カバー体26は可動カバー体25の前端部に設けられているから、地上に下りたオペレータが、走行機体の前方に位置しながらチルト調節することがより一層簡単にできる。そして、上コラム46が走行機体上の操縦座席17方向に向かう第1姿勢Iのとき、可動カバー体25と補助カバー体26とにより、フロントボンネット19の開口部54を完全に覆うように形成されているものであるから、走行時の空気抵抗も少なくでき、雨や埃もフロントボンネット19内に入らない。
上コラム46の一側方(実施形態では座席体17に座るオペレータから見て機体の左側)に、走行系の主クラッチレバー49とミッションケース2の歯車式変速機構38を前進2段、中立段及び後進1段に切替操作するための主変速レバー50が配置され、上コラム46の他側方(実施形態では、同じく機体の右側)に、苗植付け装置7を昇降するための油圧シリンダ15を駆動する昇降操作レバー51が配置され、これらのレバー49〜51は上コラム46と一体的に前後方向に姿勢が変更可能なように、関連させて設けられている。即ち、レバー49〜51の基部は、側面視において上コラム46の外周近傍に設けられたブラケット61等に取付けられる。それぞれ可撓性を有するアウタ案内管とインナワイヤとからなるワイヤ操作手段62、63、64に、対応するレバー49〜51が連結されている(図12〜図14参照)。なお、ミッションケース2側の操作部は図示省略している。そして、各レバー49〜51の先端部(オペレータの握り部)側は可動カバー体25の外面に位置するようにしている。
また、エンジン21を緊急停止させるときの、エンジン停止スイッチ65も、上コラム46と一体的に前後移動するように、当該上コラム46と関連させて設ける。その1実施形態としては、上コラム46と一体的に移動する可動カバー体25の前後移動方向に沿った一側外面(実施形態では、座席体17に座るオペレータから見て機体の右側)に、エンジン停止スイッチ65を設け、その押しボタン65aは、可動カバー体25の外面に突出(露出)するように設けられている(図9、図10及び図12参照)。押しボタン65aを押すまたは叩くことにより、エンジン21に関連する電気系がカットされてエンジン21は速やかに停止できる構成である。
このように構成することにより、走行機体にオペレータが搭乗した状態でも、走行機体から地上に下りたオペレータが乗用型田植機の前に立った状態のいずれでも、エンジン停止スイッチ65を操作でき、乗用型田植機を安全に操作できる(図10参照)。
そして、上コラム46には、可動カバー体25より下方に、作業機の操作上の調節部としての、前記主クラッチレバー49、主変速レバー50及び昇降操作レバー51に関連させたワイヤ操作手段62、63、64が配置され、また、前記フロントボンネット19より内径部には、エンジン21の調節部若しくは付属品56である気化器、調速機、エアマフラ、スタータ用コイラ(ロープ式始動装置)、消音器等が配置されているので、上コラム46を第3姿勢III まで前傾させると(図19参照)、開口部54が大きく開くことができるので、フロントボンネット19を車体カバー16から取り外すことなく、ワイヤ操作手段62、63、64の調整や前記付属品56の交換・調整作業を行えるという効果を奏する。
なお、上コラム46を挟んで可動カバー体25の前後移動方向に沿った両側外面のうち一側外面(実施形態で、前記右側)に押しボタン65aを設け、他側外面(実施形態で、前記左側)に主クラッチレバー49を設けることにより、オペレータは、迷わずに走行停止と、エンジン停止とを行えるという効果を奏する。
本発明は、乗用型田植機ばかりでなく、乗用型の管理機、運搬車等にも適用できることはいうまでもない。
本発明に係る乗用型田植機の側面図である。 乗用型田植機の平面図である。 走行機体の全体の構造を示す斜視図である。 走行機体の前部の構造を示す側面図である。 ミッションケース、エンジン、及びハンドルを取付けした状態の走行機体の前左方から見た斜視図である。 ミッションケース、エンジン、フロントアクスルケース、及びステアリング機構の取付け状態を示す斜視図である。 ミッションケースの内部機構を示す側面図である。 ミッションケースの内部機構を示す平面図である。 フロントボンネットの前方斜視図である。 ステアリングハンドルのチルトの位置を示す側面図である。 可動カバー体及び補助カバー体を取り除いた状態のフロントボンネットの開口部を示す斜視図である。 上コラムに可動カバー体及び補助カバー体が取付けられた状態の下方から見た斜視図である。 上コラムの周囲に配置された部品を示す斜視図である。 上コラムの周囲に配置された部品を示す側面図である。 チルト機構及び姿勢保持手段を示す平面図である。 フロントボンネットの固定部を示す断面図である。 フロントボンネットの下端が嵌まる位置を示す車体カバーの前部の平面図である。 図16のXVIII −XVIII 線矢視拡大断面図である。 フロントボンネットの開口部内を示す平面図である。 上コラムを略直立状にした状態でのフロントボンネットの開口部内を示す平面図である。
符号の説明
1 メインフレーム
2 ミッションケース
7 苗植付け装置
16 車体カバー
19 フロントボンネット
19a 上面板
19b 取付け穴
20 ステアリング下軸
21 エンジン
22 燃料タンク
22a 燃料供給口筒
23 ハンドル軸
24 ステアリングハンドル
25 可動カバー体
26 補助カバー体
45 下コラム
46 上コラム
47 チルト機構
48 姿勢保持手段(姿勢調節手段)
48a 横軸
48b 係合フック
48c 付勢バネ
53 キャップ体
66 係合突片
68 取付け溝
69 係止穴

Claims (5)

  1. 走行機体前部にエンジン等の動力部を配置した乗用型作業機において、
    前記走行機体前部には、前記エンジンの配置位置より前側に前輪のステアリング用のハンドル軸及びハンドルを備えた上コラムを走行機体の前後方向に屈曲可能に連結して走行機体上と当該走行機体の前方とから選択的に操作可能に構成し、少なくとも前記エンジン及び燃料タンクを覆うフロントボンネットには、前記上コラムが前方に通過し得る開口部を設ける一方、
    前記開口部に隣接してフロントボンネットの上面板部には、前記燃料タンクの燃料供給口筒が被嵌する取付け穴を穿設し、
    前記上コラムには、これと一体的に前後移動するように、可動カバー体を設け、
    前記可動カバー体は、前記上コラムが後傾姿勢のとき、前記燃料供給口筒を塞ぐキャップ体の上方と少なくとも前記開口部の一部とを覆うように形成されていることを特徴とする乗用型作業機。
  2. 前記燃料供給口筒とこれを塞ぐキャップ体にて、前記上面板部を挟持して前記フロントボンネットを外れ不能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の乗用型作業機。
  3. 前記燃料タンクの側面には、燃料残存量が見える表示部を設け、前記表示部をフロントボンネットに穿設した窓穴に臨ませたことを特徴とする請求項1または2に記載の乗用型作業機。
  4. 前記走行機体の上面であって前記フロントボンネットを支持するステップ板には、前記フロントボンネットの下端縁が嵌まる案内溝を形成し、且つ前記案内溝には、前記フロントボンネットの下端縁から突出する係合突起片が係止可能な係止穴が穿設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の乗用型作業機。
  5. 前記上コラムには、前記可動カバー体より下方に、作業機の操作上の調節部を設ける一方、前記フロントボンネットより内径部には、前記エンジンの調節部が配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の乗用型作業機。
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