JP2003040149A - 乗用管理機 - Google Patents
乗用管理機Info
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- Agricultural Machines (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
配設位置によって、運転席の高さ位置や車体の全高が変
化してしまう。さらに、エンジンや駆動伝達機構のメン
テナンス性にも影響が生じてしまう。 【解決手段】 乗用管理機1の左右にクローラ式走行装
置2・2を備え、左右前後方向に配置した車体フレーム
3の間の後部にエンジン6を配置し、前部にミッション
ケース7を配置し、ミッションケース7の側方に、走行
用HST42、旋回用HST43を配置して、管理機1
本体の側方もしくは前方の少なくとも一方からメンテナ
ンス可能とし、エンジン6より該エンジン6の側方を迂
回して、後方へ突出するPTO軸10に動力を伝達する
構成とすると共に、エンジン6の後左右両側に配置した
駆動スプロケット8・8に、エンジン6の側方を迂回し
て配置した駆動伝達機構を介して動力を伝達するように
構成した。
Description
を備えた乗用管理機に関し、特に、エンジンおよびエン
ジンに連なる駆動伝達機構の配置構成に関する。
備えた乗用管理機が知られている。これらの乗用管理機
の中には、PTO軸を前後に突出して出力可能とし、草
刈機や耕運装置等の作業機を連結して駆動可能としたも
のが存在する。そして、乗用管理機にクローラ式走行装
置を採用すると、トラックフレーム間に機体フレームを
横設し、該機体フレーム上にエンジンやミッションケー
ス等を搭載する構成としていた。
ーム上の更に上の機体フレーム上にエンジンやエンジン
に連なるミッションケース等の駆動伝達機構が配設され
ると、機体重心が高くなるとともに、その上方に位置す
る運転席も高い位置となって、走行安定性が低下し、畦
超えや傾斜地の走行等ではオペレーターが恐怖感をいだ
いてしまうのである。さらに、クローラ式走行装置の内
側にミッションケース等の駆動伝達機構が配置されるメ
ンテナンス性が悪くなっていたのである。
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
ラ式走行装置を備えた乗用管理機において、従動輪の上
方に駆動スプロケットを配してクローラを側面視三角形
状とし、左右前後方向に配置した車体フレームの間の後
部にエンジンを配置し、前部にミッションケースを配置
したものである。
側方に、走行用および旋回用のHSTを配置し、両HS
Tは、管理機本体の側方もしくは前方の少なくとも一方
からメンテナンス可能としたものである。
行装置を備えた乗用管理機において、エンジンの出力軸
を前方に突出し、該出力軸からエンジンの側方を迂回し
て、機体後部の左右中心から後方へ突出したPTO軸に
動力を伝達する構成としたものである。
行装置を備えた乗用管理機において、出力軸を前方に突
出し、該出力軸からその前方に配置したミッションケー
スに動力を伝え、該ミッションケースよりエンジンの後
左右両側に配置した駆動スプロケットに、エンジンの側
方を迂回して配置した駆動伝達機構を介して動力を伝達
するように構成したものである。
る乗用管理機1(以下管理機)について、図面を用いて
説明する。図1はクローラ式走行装置2を備えた乗用管
理機1を示す全体側面図であり、図2はクローラ式走行
装置2を備えた乗用管理機1を示す正面図であり、図3
はエンジン26およびエンジン26に連なる駆動伝達機
構を示す平面図であり、図4はボンネット35の回動支
点部55を示す平面図であり、図5はボンネット35の
回動支軸を示す斜視図であり、図6はボンネット35の
回動支点部を示す側面一部断面図であり、図7はボンネ
ット35の回動支点部を示す側面一部断面図であり、図
8はボンネット35が所定角度回転した状態を示す側面
一部断面図である。
に配置した昇降連結機構29を介して作業機を連結可能
に構成されている。管理機1本体の後部には、後方へ向
けて延出するリアPTO軸10(後述)が設けられてい
る。前記作業機を管理機1に装着した場合は、リアPT
O軸10を介して作業機に動力を伝達し、該作業機を駆
動させる。
え、クローラ式走行装置2・2の左右のトラックフレー
ム11・11間に横フレーム15・16を横設して車体
フレーム3を形成し、管理機1本体の前部上には運転席
5を配置し、本体の後部にエンジン6を配置している。
また、エンジン6の後方近傍位置にはラジエータ27を
配置し、該ラジエータ27の直前方位置には冷却ファン
28を対向させて配置している。
するトラックフレーム11と、該トラックフレーム11
の前・後端部にそれぞれ設けたアイドラ(従動輪)12
・13と、両アイドラ12・13間で、かつこれらより
も上方位置に配置した駆動スプロケット8と、これら駆
動スプロケット8及びアイドラ12・13の間に巻回し
たクローラ14とを具備している。以上構成により、ク
ローラ14は側面視で三角形状となっている。トラック
フレーム11の前後には、アイドラホーク30・53が
それぞれ配設され、該アイドラホーク30・53に前後
のアイドラ12・13がそれぞれ回動自在に設けられて
いる。前側のアイドラホーク30は、トラックフレーム
11に対して前後動可能に設けられると共に、ボルト式
クローラアジャスト31によりトラックフレーム11に
対して固定可能に構成されている。そして、クローラア
ジャスト31により、アイドラ12のトラックフレーム
11に対する前後位置を調節して、クローラ14の緊張
の程度を変更可能としている。アイドラホーク53はト
ラックフレーム11の後部に固定している。また、前後
のアイドラ12・13の間に、管理機本体の重心が設定
されており、該重心位置のトラックフレーム11下方に
イコライザ40を配置し、該イコライザ40の前後に遊
転輪50・50を配置している。イコライザ40は、ト
ラックフレーム11に一点で回動自在に支持され、走行
方向に対して揺動可能に設けられている。
クフレーム11・11をその一部として構成されてい
る。トラックフレーム11・11間には、前後方向に間
隔を空けて、横フレーム15・16が橋架されている。
横フレーム15・16間には、トラックフレーム11・
11と平行に、支持部材18・19が左右間隔を空け
て、橋架されている。トラックフレーム11・11の前
面には、支持部材32・33がそれぞれ固設され、トラ
ックフレーム11・11の後部上面には、支持板44・
45がそれぞれ固設されている。そして、これらの支持
部材32・33、支持板44・35により、トラックフ
レーム11・11の上方に設けたガイドフレーム26が
支持されている。ガイドフレーム26は平面視でU字状
として、管理機1の外周を形成するように配置される。
以上のようにして、トラックフレーム11・11等によ
り、車体フレーム3が構成されている。
り後方位置の下部に、燃料タンク36とサイドカバー3
7が配設されて、該燃料タンク36とサイドカバー37
は左右対称に構成されている。但し、サイドカバー37
の内側筐体は省いている。前記運転席5の前側では、ガ
イドフレーム26に囲まれた内側にステップ20が張設
されており、該ステップ20の前上面にステアリングコ
ラム21が立設されている。ステアリングコラム21内
には、上下方向に伸延するステアリング支軸22を挿通
し、該ステアリング支軸22の上端部にステアリングホ
イール23を取り付けている。運転席5の左右には、ガ
イドフレーム26の内側にそれぞれ操作部を設けてお
り、変速操作等の各種のレバーが配置されている。ま
た、ステップ20上には、ステアリングコラム21の左
側に、クラッチペダルと一体的に設けたクラッチレバー
38を設け、右側にブレーキペダルと一体的に設けたブ
レーキレバー39を設けている。
伝達機構のレイアウトについて、図1、図3を用いて説
明する。エンジン6は、管理機本体の後部に配設され、
車体フレーム3により支持されている。具体的には、エ
ンジン6は前記支持部材18・19間に配設されて、エ
ンジン6ができるだけ低い位置に配置できるように該支
持部材18・19に固設されている。エンジン6の出力
軸17は、前方へ向けて延出している。機体の前部には
ミッションケース7が配置されている。ミッションケー
ス7はエンジン6の前方に位置しており、後面より後方
へ入力軸34が突設されている。そして、前記出力軸1
7と入力軸34とが、ユニバーサルジョイントを介して
連動連結されている。ミッションケース7は、PTO変
速ケース7aと副変速ケース7bとから構成される。P
TO変速ケース7aは左右方向を長手方向とし、副変速
ケース7bは前後方向を長手方向として、両者によりL
字状に構成して運転席5下方に配置されている。
14・14間にエンジン6を配置し、その前方に運転席
5を配置し、その前部にステップ20を設けることで、
ステップ20はクローラ式走行装置2・2の前部に位置
し、足元を低い位置に設定することができ、作業者はス
ムーズに乗降することが可能となる。ステップをクロー
ラの上方に位置すると、作業者が運転席に乗降するには
高位置であり、管理機への乗降が困難なものとなり、重
心も上がり不安定なものとなる。
動力が、入力軸34を介して前後のPTO駆動用および
走行駆動用の三つに分岐される。前後のPTO駆動用と
しては、PTOミッションケース7から前方へ向けてフ
ロントPTO軸9を突出し、PTO変速ケース7bより
後方へ向けてリアPTO伝動軸41が突出されている。
また、ミッションケース7内部の図示せぬ駆動伝達機構
を介して、PTO変速ケース7aより副変速ケース7b
へ、走行駆動用の動力が伝達される。
ス7bの側面には、走行用および旋回用のHST(静油
圧式無段変速装置)が前後に配置されている。前側が旋
回用HST42であり、後側が走行用HST43であ
る。副変速ケース7b内では、走行駆動用の動力が旋回
用HST42と走行用HST43の入力軸に伝達され、
副変速ケース7b内で、旋回用HST42からの出力と
走行用HST43の出力とを合流させ、左右の走行駆動
軸46・47よりそれぞれ出力され、直進の場合は主変
速レバーの回動に応じた変速により左右の走行駆動軸4
6・47の回転数は同数とし、旋回の場合は、ステアリ
ングホイール23の回動に応じて左右一側を増速し、他
側を減速して、左右の回転数差により旋回する構成とし
ている。
て、ステップ20を内側に保持する前部26aが前下側
に配置し、水平よりも若干前上がりに構成している。運
転席5から後端までの後部26cは上側に位置して水平
よりも若干後上がりに構成している。ここで、上側、下
側とは、ガイドフレーム26における相対的な位置を示
している。そして、前記前部26aと後部26cとの中
間に位置する中間部26bは、前低後高に傾斜させて構
成している。
管理機1本体より取り除くと、前記旋回用HST42お
よび走行用HST43が、管理機1の右側面で露出した
状態となる。さらに、両HSTは前記前部26aより上
側に位置するので、サイドカバー37を除いた状態で
は、前側に位置する旋回用HSTは、正面にも露出した
状態となる。以上のようにして、両HSTは、管理機本
体の側方もしくは前方の少なくとも一方から、メンテナ
ンス可能となるようにしている。このため、旋回用HS
T42および走行用HST43のメンテナンスを容易に
行うことが可能となっている。
駆動軸46の上方にバッテリ53が配設されている。バ
ッテリ53は、管理機1内部で図示せぬ支持部材により
支持されて、走行フレーム3に対して固定される。
方へ延出し、リアPTO軸10は後方へ延出している。
また、エンジン6の出力軸17は前方へ延出している。
したがって管理機1においては、エンジン6の出力軸1
7は、リアPTO軸10の延出方向と異なる向きに設け
られている。そして、エンジン6の出力軸17からリア
PTO軸10までの駆動伝達機構は、エンジン6の側方
を迂回する配置構成とし、側面視でエンジン6と重複す
るようにしている。
aにおいて、前記入力軸34の左方に設けたリアPTO
伝動軸41は、エンジン6の左方に位置している。ま
た、エンジン6の後方には、リアPTO駆動ケース48
が配設されている。該リアPTO駆動ケース48には、
前記リアPTO伝動軸41と連動連結する伝動軸49を
介して、前記PTO変速ケース7aより動力が伝達され
る。該リアPTOケース48には、リアPTO軸10が
設けられており、該リアPTO軸10は後方へ向けて延
出している。そして、前述した出力軸17、入力軸3
4、PTO変速ケース7a、伝動軸41、リアPTOケ
ース48等により、エンジン6の出力軸17からリアP
TO軸10までの駆動伝達機構が構成され、該駆動伝達
機構はエンジン6の側方を迂回する構成である。
からリアPTO軸10までの駆動伝達機構を、エンジン
6の上下いずれかを通過する構成としなくとも、リアP
TO軸10の駆動が可能である。このため、前記駆動伝
達機構をエンジン6の下方に設けた場合と比べて、エン
ジン6を低い位置に設けることができ、管理機1の全高
を低くすることができる。加えて、エンジン6の位置を
低くすることで、運転席5に座っている作業者が後方の
作業機を見る場合の視認性を向上することができる。な
お、エンジン6の上方に前記駆動伝達機構を設ける場合
は、例えば運転席の配設位置をエンジン6の上方とする
必要があり、デッドスペースを生じたり、管理機の全高
を徒に高めることとなる。
・8までの駆動伝達機構も、エンジン6の側方を迂回す
る配置構成とし、側面視でエンジン6と重複するように
している。
てミッションケース7のPTO変速ケース7aに伝達さ
れ、次いで、PTO変速ケース7aより副変速ケース7
bに伝達される。該動力は、走行用HST43で主変速
されて、副変速ケース7bで副変速されて左右の走行駆
動軸46・47より出力される。エンジン6の両側方に
は前後方向に走行伝動軸51・51が配置されている。
該走行伝動軸51・51の前端および走行駆動軸46・
47の外側端部には、それぞれベベルギヤが固設されて
いる。そして、それらのベベルギヤの噛合により、左右
それぞれで、走行駆動軸46・47より走行伝動軸51
・51へ動力が伝達される。また、駆動スプロケット8
に固設される駆動軸52の内側端部と、走行伝動軸51
の後端にもベベルギヤが固設されている。そして、それ
らのベベルギヤの噛合により、左右それぞれで、走行伝
動軸51より駆動軸52を介して駆動スプロケット8へ
動力が伝達される。前述した出力軸17、ミッションケ
ース7、走行駆動軸46・47、走行伝動軸51・5
1、駆動軸52・52等により、エンジン6の出力軸1
7から駆動スプロケット8・8までの駆動伝達機構が構
成されている。
から駆動スプロケット8・8までの駆動伝達機構を、エ
ンジン6の上下いずれかに設けなくても、クローラ式走
行装置2・2の駆動が可能である。このため、前記駆動
伝達機構をエンジン6の下方に設けた場合と比べて、エ
ンジン6を低い位置に設けることができ、管理機1の全
高を低くすることができる。加えて、エンジン6の位置
を低くすることで、運転席5に座っている作業者が後方
の作業機を見る場合の視認性を向上することができる。
なお、エンジン6の上方に前記駆動伝達機構を設ける場
合は、例えば運転席の配設位置をエンジン6の上方とす
る必要があり、デッドスペースを生じたり、管理機の全
高を徒に高めることとなる。
て、図1、図4から図8を用いて説明する。ミッション
ケース7の上方にカバー54が設けられて覆い隠すと共
に、前記運転席5を支持している。運転席5の後方に
は、ボンネット35が設けられている。ボンネット35
は、カバー54の上部の回動支点部55・55で、ヒン
ジ構造により回動自在に取り付けられており、エンジン
6の上方を開放可能としている。
おり、停止時に物品を載置可能である。このため、給油
時において、給油用のポリタン等の容器をボンネット3
5の上面に載置して、前記燃料タンク36へ、燃料を供
給することが可能である。ボンネット35は、燃料タン
ク36よりも上方に設けられているので、ボンネット3
5上に容器を載置してサイホン式ポンプにより容易に燃
料を燃料タンク36内へ供給することができる。つま
り、ボンネット35上面を平らにすることで、給油作業
を容易に行うことが可能である。
バー54の上端部に複数(左右二箇所)に設けられてい
る。カバー54には、図4、図5に示すように、ボンネ
ット35の回動支点となる回動支軸56が固設されてい
る。回動支軸56は両端部で、ボルトの取付穴57aが
形成された支持部材57に固設されており、ボルト締結
によりカバー54に取り付けられる。一方、ボンネット
35の前端部には、回動支軸56を回動自在に保持する
取付部材58・58が設けられている。取付部材58
は、筒状部材の一部を切り取って開口部を形成してお
り、後述するように、該開口部より回動支軸56を挿入
して、回動支軸56を回動自在としている。また、取付
部材58は、該取付部材58に固設する支持体59・5
9を介して、ボンネット35に固設される。以上構成に
より、回動支軸56および取付部材58によりヒンジ構
造を構成している。そして、回動支軸56を管理機1本
体側に固設し、取付部材58をボンネット35に固設し
て、ボンネット35を管理機1本体に対して回動自在と
している。
部56aと、脱着部56bとを交互に組み合わせて構成
されている。円柱部56aは軸断面が正円に形成されて
いる。これに対して脱着部56bは、上下で、正円であ
る軸断面の一部をD形状に切欠いて、切欠いた後の断面
外周が直線となるようにしている。ここで、切欠後に形
成される二つの直線が平行となるように、二箇所のD形
状の切欠は行われるものである。また、脱着部56bの
上下とは、回動支軸56の管理機1本体への取付け状態
での上下である。
すように、前記円柱部56aに対応するように挿通部5
8aが形成されると共に、脱着部56bに対応するよう
に保持部58bが形成されている。前述したように、取
付部材58は筒状部材より一部を除去し、開口部を形成
している。ここで、挿通部58aの開口幅は、保持部5
8bの開口幅よりも大きい。挿通部58aの開口幅は、
円柱部56aの断面の直径と同じ幅に形成されているの
で、回動支軸58に対する回動角度に依らず、回動支軸
58を挿通自在である。これに対して保持部58bの開
口幅は、脱着部56bの直径よりも狭い幅に形成されて
いるので、回動支軸58が所定の開放角度(後述)とな
る場合にのみ回動支軸58を挿通自在とし、他の回動角
度では回動支軸58を保持する。なお、脱着部56bの
直径とは、脱着部56bの断面外周の円弧により形成さ
れる円の直径を意味する。
場合、略直角となる角度である。ボンネット35を略直
角回動させると、図8に示すように、該ボンネット35
はエンジン6等の内部装置を開放した垂直状態となる。
ボンネット35の閉止時は、ボンネット35は水平状態
にある。ここで、垂直状態、水平状態とは、ボンネット
35の長手方向の位置する方向を示している。ボンネッ
ト35が垂直状態となるとき、前記取付部材58の開口
部は水平方向(前後方向)を向く。また、回動支軸56
の脱着部56bは、前後方向(水平方向)では、前述し
たように、軸の厚みが最小である。つまり、ボンネット
35を、脱着部56bの厚みが最小となる角度(前記所
定の開放角度)に傾けたときに、ボンネット35は脱着
可能状態となるのである。そして本実施例では、前述し
たように、この所定の開放角度を、直角となる角度とし
ている。また、他の開放角度でボンネット35が脱着可
能となるように、回動支軸56等よりなる前記回動支点
部55を構成してもよい。
部材58を回動自在としながら、取付部材58を回動支
軸56に挿通可能としている。このため、ボンネット3
5が管理機1本体に対して、簡単な構成で回動自在かつ
脱着可能となると共に、ボンネット35の着脱が容易と
なっている。
は、脱着部56bの半径よりも長く形成されている。こ
こで、脱着部56bの半径とは、脱着部56bにおい
て、前記D形状の切欠を行う以前の軸半径のことを意味
する。脱着部56bの断面外周の円弧の半径といっても
よい。そして、回動支軸56に対応して、取付部材58
の挿通部58aの内径は、保持部58bの内径よりも長
く形成されている。以上構成により、取付部材58が回
動支軸56に対して軸方向にズレることを防止し、ボン
ネット35が左右に位置ズレを生じないようにしてい
る。
以下に示すような効果を奏する。即ち、請求項1に示す
ように、左右にクローラ式走行装置を備えた乗用管理機
において、従動輪の上方に駆動スプロケットを配してク
ローラを側面視三角形状とし、左右前後方向に配置した
車体フレームの間の後部にエンジンを配置し、前部にミ
ッションケースを配置したので、エンジンの前方に運転
席を配置することができる。このため、クローラ式走行
装置の前方にステップを設けることができ、ステップの
高さをクローラの高さと関わりなく決定することができ
る。したがって、作業者が乗降するのに容易な上下位置
にステップを設けることができ、作業者はスムーズに乗
降することが可能である。また、エンジンを低く搭載す
ることができて、本体の重心を下げることができて、走
行安定性を向上できる。
の側方に、走行用および旋回用のHSTを配置し、両H
STは、管理機本体の側方もしくは前方の少なくとも一
方からメンテナンス可能としたので、旋回用HSTおよ
び走行用HSTのメンテナンスを容易に行うことが可能
となっている。
走行装置を備えた乗用管理機において、エンジンの出力
軸を前方に突出し、該出力軸からエンジンの側方を迂回
して、機体後部の左右中心から後方へ突出したPTO軸
に動力を伝達する構成としたので、エンジンの上下いず
れかに、エンジンの出力軸からPTO軸までの駆動伝達
機構を設けなくても、PTO軸の駆動が可能である。こ
のため、前記駆動伝達機構をエンジンの下方に設けた場
合と比べて、エンジンを低い位置に設けることができ、
管理機の全高を低くすることができる。加えて、エンジ
ンの位置を低くすることで、運転席に座っている作業者
が後方の作業機を見る場合の視認性を向上することがで
きる。
走行装置を備えた乗用管理機において、出力軸を前方に
突出し、該出力軸からその前方に配置したミッションケ
ースに動力を伝え、該ミッションケースよりエンジンの
後左右両側に配置した駆動スプロケットに、エンジンの
側方を迂回して配置した駆動伝達機構を介して動力を伝
達するように構成したので、エンジンの上下いずれか
に、エンジンの出力軸から駆動スプロケットまでの駆動
伝達機構を設けなくても、クローラ式走行装置の駆動が
可能である。このため、前記駆動伝達機構をエンジンの
下方に設けた場合と比べて、エンジンを低い位置に設け
ることができ、管理機の全高を低くすることができる。
加えて、エンジンの位置を低くすることで、運転席に座
っている作業者が後方の作業機を見る場合の視認性を向
上することができる。
示す全体側面図である。
示す正面図である。
伝達機構を示す平面図である。
である。
る。
面図である。
面図である。
側面一部断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 左右にクローラ式走行装置を備えた乗用
管理機において、従動輪の上方に駆動スプロケットを配
してクローラを側面視三角形状とし、左右前後方向に配
置した車体フレームの間の後部にエンジンを配置し、前
部にミッションケースを配置したことを特徴とする乗用
管理機。 - 【請求項2】 ミッションケースの側方に、走行用およ
び旋回用のHSTを配置し、両HSTは、管理機本体の
側方もしくは前方の少なくとも一方からメンテナンス可
能としたことを特徴とする請求項1に記載の乗用管理
機。 - 【請求項3】 左右にクローラ式走行装置を備えた乗用
管理機において、エンジンの出力軸を前方に突出し、該
出力軸からエンジンの側方を迂回して、機体後部の左右
中心から後方へ突出したPTO軸に動力を伝達する構成
としたことを特徴とする乗用管理機。 - 【請求項4】 左右にクローラ式走行装置を備えた乗用
管理機において、出力軸を前方に突出し、該出力軸から
その前方に配置したミッションケースに動力を伝え、該
ミッションケースよりエンジンの後左右両側に配置した
駆動スプロケットに、エンジンの側方を迂回して配置し
た駆動伝達機構を介して動力を伝達するように構成した
ことを特徴とする乗用管理機。
Priority Applications (1)
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