JP2002225752A - トラクタのフェンダー部 - Google Patents

トラクタのフェンダー部

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JP2002225752A
JP2002225752A JP2001025236A JP2001025236A JP2002225752A JP 2002225752 A JP2002225752 A JP 2002225752A JP 2001025236 A JP2001025236 A JP 2001025236A JP 2001025236 A JP2001025236 A JP 2001025236A JP 2002225752 A JP2002225752 A JP 2002225752A
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mudguard plate
lever
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Toshikazu Matsubayashi
利員 松林
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで構成でき、かつ、必要とされる意
匠性と剛性とを両立できるフェンダー部の構成を提供す
る。 【解決手段】 トラクタ1に設けられ、その左右の車輪
5・5の少なくとも上部及び前部を覆うフェンダー部1
9において、該車輪5・5を覆う部分を左右とも含んで
一体状に形成されるフェンダー本体17であって、その
上面に、トラクタを操作するためのレバー22・24を
挿通させるガイド孔17a・17aを開設したものと、
該フェンダー本体17と前記車輪5・5との間に介設さ
れる泥除け板18と、により構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタに設けら
れるフェンダー部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、トラクタの左右の車輪の上部
や前部を覆うフェンダー部を設け、走行の際に車輪が巻
き上げる泥や水が飛散してオペレータや周囲が汚れるの
を回避するとともに、トラクタの意匠性を向上させる構
成は広く公知とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低コ
ストで構成でき、フェンダーとして必要とされる剛性を
容易に確保でき、更にはトラクタの美観を容易に向上さ
せ得るフェンダー部の構成を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、トラクタに設
けられ、その左右の車輪の少なくとも上部及び前部を覆
うフェンダー部において、該車輪を覆う部分を左右とも
含んで一体に形成されるフェンダー本体であって、その
上面に、トラクタを操作するためのレバーを挿通させる
ガイド孔を開設したものと、前記フェンダー本体と前記
車輪との間に配置される泥除け板と、によりなるもので
ある。
【0006】請求項2においては、請求項1記載のトラ
クタのフェンダー部において、前記泥除け板は前記車輪
の上方位置で側方へ向かうよう曲げて構成され、該側方
へ向かう部分は少なくとも前記ガイド孔の大きさに相当
するように構成したものである。
【0007】請求項3においては、請求項2記載のトラ
クタのフェンダー部において、前記泥除け板は前記車輪
の内側の面に沿う略垂直部分を一体に備えてあり、該略
垂直部分は前記レバーより機体側方外側に位置するよう
に構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。まず、本発明のフェンダー部を備える農用トラクタ
1の全体構成を説明する。図1は本発明のフェンダー部
を備えるトラクタの全体側面図である。
【0009】この農用トラクタ1の全体構成が図1に示
され、この図1に示されるとおり、互いに左右平行とさ
れた前後状の車両フレーム3・3上にエンジン26を防
振支持している。後述する伝動カバー2の後端位置にお
ける前記車両フレーム3・3の後端部にはトランスミッ
ション14の前面を取り付け、トランスミッション14
の後方左右側面にはリアアクスルケース15・15が付
設される。トランスミッション14の前端からは入力軸
14bが、後端からはリアPTO軸23が、それぞれ突
出されて支持される。車両フレーム3・3の前下方には
フロントアクスルケース12を支持しており、該フロン
トアクスルケース12の左右に前輪4・4を懸架して、
操向自在としている。また、上記リアアクスルケース1
5・15には左右一対の車軸16・16を支持してお
り、該車軸16・16の外端に後輪5・5を取り付けて
いる。更には、左右の後輪5・5の前部及び上部を覆う
ように本発明のフェンダー部19が配設されている。該
フェンダー部19の具体的な構成は詳述する。前記伝動
カバー2の左右には略水平状のステップ2a・2aが一
体的に形設され、トランスミッション14の上方には座
席7を配設し、車両フレーム3・3の前後中途部にはダ
ッシュボード8を立設している。該ダッシュボード8の
上面には計器パネル11を設け、更には、前輪4・4を
操向操作するためのステアリングハンドル9を突設して
いる。
【0010】また、ダッシュボード8の左右一側側面か
ら変速レバー41が横向きに突出されて前後回動可能に
支持されており、該変速レバー41は適宜のリンク機構
を介して、前記トランスミッション14のHST14a
の変速比を変更する、図示しない変速アームと連係され
る。変速レバー41はその握り部を機体略左右一方向へ
向けており、オペレータが該握り部を握って中立位置か
ら前方へ操作すると機体が前進し、後方へ操作すると後
進するようにし、また、その操作量に応じて無段に増速
できるようにトランスミッション14を構成している。
機体左側の前記ステップ2a上には走行停止ペダル47
が延出されており、該走行停止ペダル47を踏動するこ
とにより変速レバー41が直ちに中立位置に復帰され、
車両を停止できるようにしている。
【0011】前記トランスミッション14は左右の前記
車軸16・16を駆動するための静油圧式無段変速装置
(以下、「HST」と称する。)14aや図示せぬ副変
速機構や差動機構等によりなり、該副変速機構は歯車式
として、上記座席7の側部に配設された副変速レバー2
4により切換可能とされる。また、トランスミッション
14の内部には、上記リアPTO軸23に対する入力軸
14bの動力伝達を選択的に入/切するための油圧多板
式PTOクラッチ装置27、および、リアPTO軸23
の回転方向や回転速度を変更できるPTO変速装置28
が内蔵されている。該PTO変速装置28は座席7の側
部に配設されたPTO変速レバー22により操作できる
ようになっている。トランスミッション14の上面に
は、トラクタ1の後部に連結した作業機を昇降自在とす
るための油圧リフト装置29が搭載される。該油圧リフ
ト装置29は左右一対のリフトアーム45・45を備え
てその後端に作業機を連結可能とし、図示しない油圧シ
リンダによりリフトアーム45・45を上下回動して作
業機を昇降できるようにしている。
【0012】エンジン26の前方には図示せぬラジエー
タやバッテリー等が配置され、上方にはエアクリーナや
マフラー等を配設している。エンジン26を含むこれら
装置群の周囲は図1に示すようにフロントカバー20や
サイドカバー21・21やボンネットフード13で覆わ
れており、該ボンネットフード13はその後端を枢支し
て前方を開閉自在としている。フロントカバー20の前
照灯下部には上記ラジエータへの外気導入口30が開口
されている(図1)。
【0013】トランスミッション14の前面には主変速
機構としてのHST14aが配置されて副変速機構に連
結され、前記入力軸14bはHST14aのハウジング
14cから前方へ突出させて支持している。一方、エン
ジン26のフライホイール48は機体前後方向にその回
転軸線を向けて配置してあり、該フライホイール48に
は、そのトルク変動を吸収するための緩衝部材49や、
伝達シャフト51や二つのユニバーサルジョイント50
・52を介して、前述したトランスミッション14の入
力軸14bと連動連結させる構成としている。
【0014】次に、図2及び図3を参照して、本発明の
フェンダー部を詳細に説明する。図2はフェンダー部の
構成を示した側面拡大図、図3は同じく正面断面図であ
る。
【0015】本発明のフェンダー部19は、後輪5が巻
き上げる泥土や水からオペレータを防護するためのフェ
ンダー本体17と、該フェンダー本体17と後輪5との
間に配置される泥除け板18とにより構成される。フェ
ンダー本体17は合成樹脂を原料としブロー成形により
構成される。図3に示すようにフェンダー本体17の形
状は略左右対称とされ、その左右幅は機体左右幅と略同
じとなるよう構成している。フェンダー本体17の機体
左右中央部分はトランスミッション14や油圧リフト装
置29の上方を略全体にわたって覆うように構成し、機
体左右端側は対応する後輪5・5の上方を覆うよう側方
にせり出した形状とし、一つのフェンダー本体17で左
右両側の後輪5・5の前部から上部にわたって覆うこと
ができるようになっている。図3に示すように、該せり
出した部分の上面には凸状部分17bを形成してオペレ
ータが肘を置くことができるようにし、更にその前方に
は前記副変速レバー24やPTO変速レバー22等の中
途部を挿通させるためのガイド孔17a・17aを欠設
している。それぞれのガイド孔17aは前後に細長く形
成してあり、該ガイド孔17aに沿ってレバー24・2
2を前後回動操作できるようになっている。
【0016】一方、フェンダー本体17の左右中央部分
においては前記座席7を配置させるための凹部17cが
形成される(図3)。該凹部17cの底には孔17dが
大きく開口されており、トランスミッション14上面に
立設される支柱10・10が前記孔17dを挿通して上
方に延出するように構成している。該支柱10の上端に
は前記座席7の前部を回動可能に枢支している。この構
成により、オイル交換等のメンテナンスの際には座席7
を前方に回動して倒すことで、フェンダー本体17中央
部底の前記孔17dを露出させることができる。従って
この孔17dを介して、フェンダー本体17下方に位置
する前記トランスミッション14や油圧リフト装置29
に容易にアクセスできるようになっている。フェンダー
本体17は前述のとおり合成樹脂を原料とし、ブロー成
形で製造されているため、容易にその形状をデザインす
ることができる。本実施例のフェンダー本体17におい
ては、目に触れる部分(主に上面や側部)においては曲
線を多用したなめらかな形状に構成して美感性を付与す
る一方、その他の部分(主に下面)においては角状部分
を多く形成するとともに適宜リブ等を形成して、フェン
ダーとして必要とされる剛性を確保している。
【0017】次に泥除け板18を説明する。この泥除け
板18は鉄板を折り曲げて構成され、左右の後輪5・5
に対応して左右各一枚配置されている。泥除け板18は
その上下一定幅の領域を垂直部分18aとして、トラン
スミッション14と、対応する後輪5との間に位置させ
ている。前記リアアクスルケース15・15の側面上部
には取付部材25を固定し、該取付部材25に前記垂直
部分18aの下端をボルト71にて固定している。更に
図2・図3に示すように、前記座席7を支持させるため
にトランスミッション14上面には支柱10を立設し、
該支柱10の中途部に取付部材10aを設けて側方に延
出し、前記泥除け板18の垂直部分18aの前部が、ボ
ルト72によって前記取付部材10aに固定される。ま
た、前記泥除け板18の垂直部分18a後部は、油圧リ
フトケース29のハウジング29aに固設される「コ」
字状のシートベルトステー31の側部に、後述の取付例
で示される構造を介してボルト73にて固定される。該
垂直部分18aは、対応する後輪5の内側の面に沿って
上方に延出される。
【0018】泥除け板18の前記垂直部分18a以外の
部分は機体側方に向けて二段階に折曲されて、後輪5の
上方かつフェンダー本体17の前記せり出した部分の下
方を通過した後、一定幅だけ上方に向けて折曲してい
る。左右に配置される泥除け板18・18の機体側方に
向かう部分18bは、前記フェンダー本体17のガイド
孔17a・17a形設領域より大きく構成し、フェンダ
ー本体17に複数のガイド孔17a・17aが形設され
ている領域の全体にわたって、その下側を覆うように構
成している。泥除け板18機体左右外側端部の前記上方
折曲部分18cは、その剛性を確保して撓みを防止する
ためのものである。機体側部から見た場合に、泥除け板
18の大部分は後輪5・5やフェンダー本体17に隠れ
るようになっており、泥除け板18自体の露出を避けて
見た目を損なわないように配慮してある。
【0019】なお、前記副変速レバー24やPTO変速
レバー22は、図2・図3に示すように、いずれもその
基端がトランスミッション14の一側側面に枢支されて
おり、両レバー24・22は図3に示す如く、泥除け板
18に沿って適宜長さだけ上方に延出させたのち、機体
左右外側に向けて折曲されて前記泥除け板18とフェン
ダー本体17との間の空間を通過し、更に上方に折曲さ
れて前記ガイド孔17a・17aを挿通し、フェンダー
本体17の上方に延出させている。
【0020】この構成により、機体走行時に後輪5・5
が巻き上げる泥や水はフェンダー本体17や泥除け板1
8に当たって落ちるので、該泥や水等が上方まで飛び散
ってオペレータが汚れてしまうことが防止される。更に
は、泥除け板18の前記側方に向かう部分18bは前記
フェンダー本体17に開口されている前記ガイド孔17
aより大きく構成し、該ガイド孔17a部分全体にわた
ってその下方を覆うように構成されているので、後輪5
・5が巻き上げる泥や水等の一部がガイド孔17aを通
過してフェンダー部19上方まで飛び散ることはなく、
該ガイド孔17aに泥が詰まって前記レバー22・24
の操作の障害となることもない。また、泥除け板18の
前記垂直部分18aは前記両レバー24・22より外側
に配置されているので、後輪5・5が巻き上げる泥や土
がレバー24・22に付着することが防止され、トラブ
ルを誘発する心配もない。
【0021】次に、泥除け板18の垂直部分18aをボ
ルトにより取り付ける際の取付例を、図4以降の図を参
照して説明する。図4は泥除け板後部の第一の取付例を
示した正面断面拡大図、図5は同じく斜視図、図6は座
席を支持する支柱を左右一体に構成した場合の取付例を
示した斜視図である。図7は第一の取付例の変形例を示
した斜視図、図8は同じく正面断面図である。図9は泥
除け板後部の第二の取付例を示した正面断面拡大図、図
10は泥除け板後部の第三の取付例を示した正面断面拡
大図である。
【0022】図4に示されるのは、前記垂直部分18a
後部をボルト73により取り付ける第一の取付例を示し
たものであり、該垂直部分18aとシートベルトステー
31の側板部を重ねた状態で、単にボルト73とナット
60で止める構造である。この場合は、エンジン等から
の振動で泥除け板18が撓んで大きな音を立てないよう
に、泥除け板18の厚みtを適宜大きくして剛性を確保
している。なお、この取付例は図5に示すように、泥除
け板18の垂直部分18a下部を取付部材25にボルト
71によって取り付ける場合にも、まったく同様に適用
できる。垂直部分18a前部においては、側方に延出さ
せて設けられる前記取付部材10aの先端面(側面)に
予めボルト孔10bを設けておき、そこにボルト72を
ネジ止めして固定することとする。
【0023】なお、図5は前記支柱10を左右にそれぞ
れ配置した場合の取付例であるが、図6に示すように支
柱10'を左右一体に構成した場合においても、まった
く同様に適用することができる。この場合は前記取付部
材をも左右一体に構成して(10a')、その外端面に
ボルト孔10bを設けておき、そこにボルト72をネジ
止めして固定することとする。
【0024】また、前部側の前記ボルト72について
は、図7や図8に示すように、前記取付部材10aの先
端部の前面にボルト孔10bを設けておき、そこにネジ
止めするように構成しても良い。この場合は図7や図8
に示すように、泥除け板18の垂直部分18a前縁を適
宜幅だけ内方に折り曲げておき(18a')、該折り曲
げた部分18a'をボルト止めしておくこととする。こ
の構成は、泥除け板18が前後方向に動くガタが防止で
きる点で有用である。
【0025】図9に示される第二の取付例は、取付ボル
ト73の軸部にリング状の防振ゴム61をカラー62を
介して外嵌させ、該防振ゴム61の外周面に環状の溝6
1aを欠設し、該溝61aに泥除け板18の孔を係合さ
せて該泥除け板18を支持させることとしている。この
ように構成することで、エンジン等からの振動が泥除け
板18に伝達される前に前記防振ゴム61によって緩衝
されるから、泥除け板18がブレて騒音を発することが
防止され、オペレータは快適に作業を行うことができ
る。また、泥除け板18の厚みtを前記第一の取付例に
比して薄くすることもでき、製造コストの削減にも寄与
できる。この取付例は、泥除け板18の垂直部分18a
下部のボルト71や前部のボルト72による取付けに
も、同様に適用できる。
【0026】図10に示される第三の取付例は、取付ボ
ルト73を直接油圧リフトケース29のハウジング29
aに螺入して固定するものである。前記第二の取付例と
同様に、取付ボルト73の軸部にリング状の防振ゴム6
1をカラー62を介して外嵌させ、該防振ゴム61の外
周面に環状の溝61aを欠設し、該溝61aに泥除け板
18の孔を係合させて該泥除け板18を支持させてい
る。このように構成することで、泥除け板18の騒音を
防止できるとともに、前述の第二の取付例に比しても構
成を簡素化することが可能である。
【0027】以上に本発明の実施例を説明したが、本発
明の技術的範囲は上記の実施例に限定されるものではな
く、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる
本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及
ぶものである。例えば、前記泥除け板18の前記側方に
向かう部分18bの大きさ(幅)は、少なくとも前記フ
ェンダー本体17のガイド孔17aの下面開口部分の大
きさに相当する大きさであれば足り、必ずしも前記実施
例に示す大きさでなくとも構わない。あるいは、前記ガ
イド孔17aを挿通するレバーは、トラクタを操作する
ためのレバーであれば十分であり、副変速レバーやPT
O変速レバーに限るものでもない。例えば、スロットル
レバーや、主変速のためのレバーや、作業機昇降のため
のレバー等であってもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0029】即ち、請求項1に示す如く、トラクタに設
けられ、その左右の車輪の少なくとも上部及び前部を覆
うフェンダー部において、該車輪を覆う部分を左右とも
含んで一体に形成されるフェンダー本体であって、その
上面に、トラクタを操作するためのレバーを挿通させる
ガイド孔を開設したものと、前記フェンダー本体と前記
車輪との間に介設される泥除け板と、によりなるので、
フェンダー本体を、左右車輪を覆う部分を一体的に形成
したものとし、かつレバーのガイド孔をも形成している
ことから、部品点数の削減を図ることができる。また、
フェンダー本体と車輪との間に泥除け板を配設している
ので、車輪が巻き上げる泥や土が前記ガイド孔を通って
フェンダー上方に飛散したり、該ガイド孔に詰まってレ
バー操作の障害になったりするのを防止できる。また、
この泥除けのための構成も簡素な板状に構成できるの
で、製造コストのアップ要因ともなりにくい。
【0030】請求項2に示す如く、請求項1記載のトラ
クタのフェンダー部において、前記泥除け板は前記車輪
の上方位置で側方へ向かうよう曲げて構成され、該側方
へ向かう部分は少なくとも前記ガイド孔の大きさに相当
するように構成したので、泥除け板がガイド孔の全体に
わたってその下側を覆う構成となることから、走行時に
車輪が巻き上げる泥や土がガイド孔を通過したり詰まっ
たりすることが、請求項1に示すものよりも更に確実に
防止される。また、そのための構成も前記泥除け板を曲
げるという簡素な構成により達成できるので、製造コス
トの低減に寄与できる。
【0031】請求項3に示す如く、請求項2記載のトラ
クタのフェンダー部において、前記泥除け板は前記車輪
の内側の面に沿う略垂直部分を一体に備えてあり、該略
垂直部分は前記レバーより機体側方外側に位置するよう
に構成したので、車輪が巻き上げる泥や土が該レバーに
付着することも防止されるので、該レバーの操作不良等
のトラブルが発生しにくい構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフェンダー部を備えるトラクタの全体
側面図。
【図2】フェンダー部の構成を示した側面拡大図。
【図3】同じく正面断面図。
【図4】泥除け板後部の第一の取付例を示した正面断面
拡大図。
【図5】同じく斜視図。
【図6】座席を支持する支柱を左右一体に構成した場合
の取付例を示した斜視図。
【図7】第一の取付例の変形例を示した斜視図。
【図8】同じく正面断面図。
【図9】泥除け板後部の第二の取付例を示した正面断面
拡大図。
【図10】泥除け板後部の第三の取付例を示した正面断
面拡大図。
【符号の説明】
1 トラクタ 5・5 後輪(車輪) 17 フェンダー本体 18 泥除け板 19 フェンダー部 22 PTO変速レバー(トラクタを操作するためのレ
バー) 24 副変速レバー(トラクタを操作するためのレバ
ー)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタに設けられ、その左右の車輪の
    少なくとも上部及び前部を覆うフェンダー部において、 該車輪を覆う部分を左右とも含んで一体に形成されるフ
    ェンダー本体であって、その上面に、トラクタを操作す
    るためのレバーを挿通させるガイド孔を開設したもの
    と、 前記フェンダー本体と前記車輪との間に配置される泥除
    け板と、 によりなる、トラクタのフェンダー部。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトラクタのフェンダー部
    において、前記泥除け板は前記車輪の上方位置で側方へ
    向かうよう曲げて構成され、該側方へ向かう部分は少な
    くとも前記ガイド孔の大きさに相当するように構成した
    ことを特徴とする、トラクタのフェンダー部。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のトラクタのフェンダー部
    において、前記泥除け板は前記車輪の内側の面に沿う略
    垂直部分を一体に備えてあり、該略垂直部分は前記レバ
    ーより機体側方外側に位置するように構成した、トラク
    タのフェンダー部。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013032037A (ja) * 2011-07-30 2013-02-14 Honda Motor Co Ltd スプラッシュガードの取付構造
WO2013123103A1 (en) * 2012-02-17 2013-08-22 Caterpillar Inc. Fender assembly for off-highway machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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