JP2015009794A - トラクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】車体フレームとボンネットとの間からフロントPTO軸を機体前方に向かって突出させたトラクタにおいて、機体の上下高さを短くコンパクトに構成する。
【解決手段】機体前部に突出して設けられたフロントPTO軸12を有するトラクタにおいて、車体フレーム13の上方にプレートを設け、車体フレーム13とプレートとの間にフロントPTO軸12を配置して設ける構成とし、エンジンを覆うボンネット8の前側の下部に切欠部14を形成し、ボンネット8を閉じた状態で切欠部14にフロントPTO軸12を通過させる構成としたことを特徴とするトラクタの構成とする。
【選択図】図3
【解決手段】機体前部に突出して設けられたフロントPTO軸12を有するトラクタにおいて、車体フレーム13の上方にプレートを設け、車体フレーム13とプレートとの間にフロントPTO軸12を配置して設ける構成とし、エンジンを覆うボンネット8の前側の下部に切欠部14を形成し、ボンネット8を閉じた状態で切欠部14にフロントPTO軸12を通過させる構成としたことを特徴とするトラクタの構成とする。
【選択図】図3
Description
この発明は、農業機械であるトラクタに関する。特にトラクタの機体前方に突出したフロントPTO軸の配置に関する。
トラクタの車体フレームとボンネットとの間からフロントPTO軸を機体前方に向かって突出させている(例えば、特許文献1参照。)。
車体フレームとボンネットの間の隙間が大きくなり、このため機体の上下高さが高くなってしまい機体の上下高さがコンパクトに構成できない。
本発明の課題は、前述のような不具合を解消するトラクタを提供することである。
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
すなわち、請求項1記載の発明では、機体前部に突出して設けられたフロントPTO軸(12)を有するトラクタにおいて、車体フレーム(13)の上方にプレート(16)を設け、車体フレーム(13)とプレート(16)との間にフロントPTO軸(12)を配置して設ける構成とし、エンジン(4)を覆うボンネット(8)の前側の下部に切欠部(14)を形成し、ボンネット(8)を閉じた状態で切欠部(14)にフロントPTO軸(12)を通過させる構成としたことを特徴とするトラクタとしたものである。
請求項2記載の発明では、前記プレート(16)の前側にバッテリー(17)を搭載して設け、バッテリー(17)の後側において上方に向かう段差(16a)をプレート(16)に形成し、段差(16a)の後側のプレート(16)上にラジエータ(18)を搭載して設けたことを特徴とする請求項1に記載のトラクタとしたものである。
請求項3記載の発明では、ボンネット(8)内側の切欠部(14)の周辺に、補強プレート(19)を固着して設けたことを特徴とする請求項2に記載のトラクタとしたものである。
本発明は上述のごとく構成したので、請求項1記載の発明においては、機体の上下高さが短く構成できる。
請求項2記載の発明においては、バッテリー(17)の後側において上方に向かう段差(16a)をプレート(16)に形成し、段差(16a)の後側のプレート(16)上にラジエータ(18)を搭載して設けたので、車体フレーム(13)とプレート(16)との間の隙間が広く構成できる。この隙間にフロントPTO軸の伝動系を配置可能となる。
請求項3記載の発明においては、ボンネット(8)の切欠部(14)周辺の強度が向上する。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
以下の説明では、前後方向とは、トラクタ1の前後方向である。さらに言えば、前後方向とは、このトラクタ1が直進する際の進行方向であり、進行方向前方側を前後方向前側、後方側を前後方向後側という。トラクタ1の進行方向とは、トラクタ1の直進時において、トラクタ1の操縦席2からステアリングハンドル3に向かう方向であり、ステアリングハンドル3側が前側、操縦席2が後側となる。
また、車幅方向とは、当該前後方向に対して水平に直交する方向である。ここでは、前後方向前側を視た状態で右側を車幅方向右側、前後方向前側を視た状態で左側を車幅方向左側という。さらに、鉛直方向とは、前後方向と車幅方向とに直交する方向である。これら前後方向、車幅方向及び鉛直方向は、互いに直交する。
図1は、本実施の形態1におけるトラクタ1の全体左側面図である。トラクタ1は、動力源4(エンジン)が発生する動力によって、自走しながら圃場等での作業を行う農用トラクタ等の作業車両である。トラクタ1は、前輪5と、後輪6と、動力源としてのエンジン4と、変速装置(トランスミッション)7とを備えている。このうち、前輪5は、主に操舵用の車輪、すなわち、操舵輪として設けられる。後輪6は、主に駆動用の車輪、すなわち、駆動輪として設けられる。後輪6には、機体前部のボンネット8内のエンジンルーム4a内に搭載されるエンジン4で発生した回転動力を、変速装置(トランスミッション)7で適宜減速して伝達可能になっており、後輪6は、この回転動力によって駆動力を発生する。また、この変速装置7は、エンジン4で発生した回転動力を、必要に応じて前輪5にも伝達可能になっており、この場合は、前輪5と後輪6との四輪が駆動輪となり駆動力を発生する。
すなわち、変速装置7は、二輪駆動と四輪駆動との切り替えが可能になっており、エンジン4の回転動力を減速し、減速された回転動力を前輪5、後輪6に伝達可能である。また、トラクタ1は、機体後部に、ロータリ(図示省略)等の作業機を装着可能な連結装置9が配設されている。連結装置9は、例えば、左右のロアリンクや中央のトップリンク等による3点リンク機構に構成され、この3点リンク機構によってトラクタ1の機体後部に作業機を連結する。
そして、左右のリフトアーム(図示せず)を油圧で回動することで、リフトロッド(図示せず)、このリフトロッドと連結しているロアリンク等を介して作業機を昇降させることができる。操縦席2前側のダッシュボード10からステアリングハンドル3が立設されると共に、ダッシュボード10の左側のフロア上にクラッチペダル、ダッシュボード10の右側のフロア上に左右のブレーキペダル、この左右のブレーキペダルの右側のフロア上にアクセルペダルが配置されている。また、操縦席2の周囲にその他の各種操作ペダルや変速レバー等の各種操作レバーが配置されている。また、ステアリングハンドル3の下方左側に前後進レバー、ステアリングハンドル3の下方右側にアクセルレバー等が配置されている。
前記ボンネット8について説明する。
エンジン4を覆うボンネット8の開閉支持部Sを構成する。図2に示すように、開閉支持部Sは、機体側の支持部S1とボンネット8側の取付部S2から構成されている。機体側の支持部S1に左右の回動支点軸11L,11Rを設ける構成とする。また、左右の回動支点軸11L,11Rにボンネット8側の取付部S2を回動可能に取り付けており、ボンネット8の前側が開閉される構成である。そして、車体フレーム13の上方にフロントPTO軸12が配置されている。また、車体フレーム13の上方にプレート16が配置されており、このプレート16にバッテリー16とラジエータ18が載置されている。フロントPTO軸12には、芝刈機、路上清掃ブラシ、スロワー、雪掻装置などを連結して駆動する。
図3に示すように、ボンネット8の前側の下部に切欠部14を形成している。この切欠部14部分にフロントPTO軸12が通過する構成としている。これにより、車体フレーム13との間の隙間L1の長さが短くなるので、機体全体の上下長さが短くコンパクトになる。また、機体の概観性も良くなる。
図3(b)に示すように、切欠部14の横幅L2と縦幅L3については、大人の手が入る程度の大きさに構成されている。この切欠部14から手を差し入れてボンネット8の固定解除装置15を操作可能に構成している。これにより、固定解除装置15の位置が分かり易くなり操作し易くなる。切欠部14の周辺部において、ボンネット8の内側(エンジン側)の補強プレート19をスポット溶接しておくことで、切欠部14周辺の強度が向上して撓みや振動等を抑制できる。
図示はしていないが、切欠部14にゴムなどを装着することで、切欠部14を見えないように構成してもよい。
図4と図5に示すように、前記プレート16は、車体フレーム13に対して複数のボルト17で固定されている。バッテリー17が載置される部分のプレート16と車体フレーム13との間には隙間L4が形成されており、フロントPTO軸12が通過する構成としている。また、バッテリー17の後側において、プレート16には上方に向かう段差16a(段差の長さL6)が形成されている。この段差16aの後側のプレート16上にラジエータ18が載置される構成である。ラジエータ18が載置される部分のプレート16と車体フレーム13との間には隙間L5が形成されている。前記段差16aが構成されているため(L4<L5)の関係となっている。この隙間L5にフロントPTO軸12とジョイント12a等が配置される構成としている。これにより、フロントPTO軸12の伝動系を配置可能となる。フロントPTO軸12は後から装着可能であるが、装着時と装着中にはボンネット8を所定角度(1度程度)上昇させて固定させるように構成してもよい。
図6に示すように、機体の下方には前輪を駆動する4WD軸20が配置されている。そして、4WD軸20の周囲は、樹脂性のカバー21で覆われている。樹脂性のカバー21は、変速装置7のケース7aの下部に設けられている孔に対して、ボルトで固定する構成としている。
また、エンジン4の下部にはオイルパン4bを設けており、このオイルパン4bの下部にドレンプラグ23を設けている。樹脂性のカバー21において、ドレンプラグ23部分の下方には凹部21aを形成している。これにより、ドレンプラグ23を外してオイルを抜くときに邪魔にならない。
図7に示すように、ステアリングハンドル3の右側であってダッシュボード10には、エンジン回転数を変更するアクセルレバー24を配置している。アクセルレバー24を前後方向に操作することで、エンジン回転数が変更できる。後側に操作することで、エンジン回転数が上昇するが、その逆でもよい。前側端部に操作するとアイドリング回転数となる。
図8は操縦席2の周辺を平面から見た図であり、図9は操縦席2の周辺を前側から見た図である。
左右の後輪6,6の上方は、樹脂から形成される左右のフェンダー25L,25Rで覆われている。
操縦席2の左側の左フェンダー25Lには、副変速レバー26と主変速レバー27が配置されている。操縦席2の右側の右フェンダー25Rには、機体後部に装着する作業機を昇降させる昇降レバー28が配置されている。昇降レバー28の後方には、樹脂性の右フェンダー25Rと一体的にカップホルダ33が形成されている。
操縦席2の下方には、左側順番に作業機を駆動させるPTOレバー29、前輪を駆動させる4WDレバー30、駐車ブレーキレバー31、走行系の差動装置をロックさせるデフロックレバー32が配置されている。
図10は伝動機構線図である。エンジン4からの回転は、クラッチ34aと入力軸34を介して変速装置7に伝達される。入力軸34の下流側には、3段変速の主変速部35と2段変速の副変速部36が構成され、この主変速部35と副変速部36を通過して回転力は、出力軸39の後側から後輪6の差動装置6aを通過して左右の後輪6に動力伝達される。
また、出力軸39の前側から前輪5の差動装置5aを通過して左右の前輪6に動力伝達される。詳しくは、出力軸39の前側に4WDクラッチ40が設けられており、この4WDクラッチ40から4WD軸20を介して動力が前輪の差動装置5aに伝達される。符号41後進用ギヤである。
また、主変速部35からPTOクラッチ37、PTO出力軸42を通過して、機体後部から突出しているPTO軸38に動力伝達される構成である。PTO出力軸42は2分割されており、連結ボス42aで連結されている。後側のPTO出力軸42には、ギヤ42cと一体的に構成されている。これにより、組立が容易にできる。
エンジン4のクランク軸から機体前方に向かってジョイント12aとフロントPTO軸12が突出している。
図11は変速装置7の側面を示している。クラッチ34aを収納しているクラッチハウジング43おいて、クラッチ34aのスリーブガイド43aをクラッチハウジング43と一体構成としている。
入力軸34は2分割されており、連結ボス34bで連結されている。そして、スプリングピンを構成しないことで、組立性が向上している。
また、入力軸34と主変速部35の間付近に給油口44を設けている。給油口44には、オイルゲージ44aを一体構成しているので、給油と検油が容易となる。
図12には、PTOレバー29と4WDレバー30を示している。PTOレバー29については、変速は丸棒部29aを行うので、廉価で組立性が向上する。また、PTOレバー29のスチールボール29bと圧縮スプリング29cは、ケース7aの外側から組み付ける構成としているので、組立が容易となる。4WDレバー30のスチールボール30aと圧縮スプリング30bについても、ケース7aの外側から組み付ける構成としているので、組立が容易となる。
前記PTOレバー29と4WDレバー30の変速確認スイッチは、ケース7aに形成した取付部に取り付ける構成としているので、取り付けが容易で安定して取り付けできる。
トラクターや芝刈機等の農作業機械に利用可能である。
4 エンジン
8 ボンネット
12 フロントPTO軸
13 車体フレーム
14 切欠部
16 プレート
16a 段差
17 バッテリー
18 ラジエータ
19 補強プレート
8 ボンネット
12 フロントPTO軸
13 車体フレーム
14 切欠部
16 プレート
16a 段差
17 バッテリー
18 ラジエータ
19 補強プレート
Claims (3)
- 機体前部に突出して設けられたフロントPTO軸(12)を有するトラクタにおいて、車体フレーム(13)の上方にプレート(16)を設け、車体フレーム(13)とプレート(16)との間にフロントPTO軸(12)を配置して設ける構成とし、エンジン(4)を覆うボンネット(8)の前側の下部に切欠部(14)を形成し、ボンネット(8)を閉じた状態で切欠部(14)にフロントPTO軸(12)を通過させる構成としたことを特徴とするトラクタ。
- 前記プレート(16)の前側にバッテリー(17)を搭載して設け、バッテリー(17)の後側において上方に向かう段差(16a)をプレート(16)に形成し、段差(16a)の後側のプレート(16)上にラジエータ(18)を搭載して設けたことを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
- ボンネット(8)内側の切欠部(14)の周辺に、補強プレート(19)を固着して設けたことを特徴とする請求項2に記載のトラクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013139186A JP2015009794A (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | トラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013139186A JP2015009794A (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | トラクタ |
Publications (1)
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JP2015009794A true JP2015009794A (ja) | 2015-01-19 |
Family
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JP2013139186A Pending JP2015009794A (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | トラクタ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101822871B1 (ko) | 2016-02-25 | 2018-01-29 | 이세키노우키가부시키가이샤 | 트랙터 |
-
2013
- 2013-07-02 JP JP2013139186A patent/JP2015009794A/ja active Pending
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