JP2008006902A - 操作リンク構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立時及びメンテナンス時の作業効率を向上させ得る操作リンク構造を提供する。
【解決手段】伝動機構の切替操作部に連結された状態で、該伝動機構及び該伝動機構を収容する伝動ハウジングを含む第1ユニットに支持された第1操作リンク機構と、人為操作部材に連結された状態で、該人為操作部材を含む第2ユニットに支持された第2操作リンク機構とを備える。前記第1及び第2操作リンク機構は対応する前記ユニットに支持されたままで互いに対し着脱可能に連結される。
【選択図】図19

Description

本発明は、トラクタ等の作業車輌に適用される操作リンク構造に関する。
運転席近傍に備えられた操作レバー等の人為操作部材を、駆動源から駆動車軸等の出力部へ至る伝動経路に介挿された前後進切替機構や変速機構等の伝動機構にリンク機構を介して連動連結し、前記伝動機構を前記人為操作部材への人為操作に応じた伝動状態とさせる操作リンク構造は、トラクタ等の作業車輌において広く利用されている。
しかしながら、従来の操作リンク構造は、組立時及びメンテナンス時の作業効率という観点では十分な考慮がなされていなかった。
即ち、例えば、下記特許文献1には、ミッションケースに支持されたHSTの制御軸と把持部がダッシュボードから側方へ突出された変速操作レバーとを連動連係するリンク機構を備えた操作リンク構造が記載されている。
しかしながら、この従来の操作リンク構造においては、前記リンク機構は該リンク機構を構成する種々のリンク部材が単に直列に連結されているだけである。
従って、前記ミッションケースや前記ダッシュボード内に配設されるステアリングコラムを車輌本体に設置してからでないと、前記リンク機構の組み立てを行うことができず、車輌の組立作業効率が悪いという問題があった。
さらに、メンテナンス時においては、前記リンク機構を個々のリンク部材のレベルにまで分解しないと、前記ミッションケースを車輌本体から分離させることができず、メンテナンス時の作業効率も悪いという問題があった。
特開2002−160545号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、駆動源から出力部への伝動状態を変更させ得る伝動機構と前記伝動機構を操作する為の人為操作部材とを連動連係する操作リンク構造であって、組立時及びメンテナンス時の作業効率を向上させ得る操作リンク構造の提供を、一の目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、駆動源から出力部への伝動状態を変更させ得る伝動機構と前記伝動機構を操作する為の人為操作部材とを連動連係するように作業車輌に適用される操作リンク構造であって、前記伝動機構の切替操作部に連結された状態で、該伝動機構及び該伝動機構を収容する伝動ハウジングを含む第1ユニットに支持された第1操作リンク機構と、前記人為操作部材に連結された状態で、該人為操作部材を含む第2ユニットに支持された第2操作リンク機構とを備え、前記第1及び第2操作リンク機構は対応する前記ユニットに支持されたままで互いに対し着脱可能に連結されることを特徴とする操作リンク構造。
好ましくは、前記第1操作リンク機構は、軸線回り回転可能な状態で略上下方向に沿って配設された第1リンク側操作軸を有し、前記第2操作リンク機構は、前記人為操作部材への人為操作に応じて軸線回りに回転する第2リンク側操作軸であって、下端部が前記第1リンク側操作軸の上端部と対向した状態で該第1リンク側操作軸に対して軸線回り相対回転不能に且つ着脱可能に連結される第2リンク側操作軸を有し得る。
一態様においては、前記第1ユニットは、前記伝動機構として作用する前後進切換機構と、他の伝動機構として作用する変速機構と、前記前後進切換機構及び前記変速機構を収容する前記伝動ハウジングとを備えた伝動ユニットとされ、且つ、前記第2ユニットは、前記駆動源として作用するエンジンと、ステアリングコラム,ステアリングシャフト及びステアリングホイールを含むステアリング部と、前記ステアリングコラムを囲繞するダッシュボード本体を含むダッシュボード部と、前記人為操作部材として作用する前後進切替レバーを含む操作レバー部と、ブレーキペダルを含む操作ペダル部と、前記エンジンの燃料源となる燃料タンクを含む燃料タンク部とを備えたエンジンユニットとされる。
好ましくは、前記第1リンク側操作軸は、前記伝動ハウジングに設けられた第1リンク側支持部材によって直接的又は間接的に軸線回り回転自在に支持され、且つ、前記第2リンク側操作軸は、前記ステアリングコラムに設けられた第2リンク側支持部材によって直接的又は間接的に軸線回り回転自在に支持される。
前記第1及び第2ユニットが車輌前後方向に沿って連結される態様においては、前記第1及び第2リンク側操作軸は、前記第1及び第2ユニットを車輌前後方向に相対移動させることによって、互いの軸線が同軸上に位置する軸線一致状態と、互いの軸線が変位された分離状態とをとり得るように構成され得る。
前記第1リンク側操作軸の上端部及び前記第2リンク側操作軸の下端部は、前記軸線一致状態の際に、側面視においてオーバーラップするように構成され、前記オーバーラップ部分を締結部材によって連結することで、前記第1及び第2リンク側操作軸が軸線回り相対回転不能に連結される。
例えば、前記第1リンク側操作軸の上端部及び前記第2リンク側操作軸の下端部の一方には、水平方向に開くスリットを介して互いに対向する一対の支持板を有する凹状部材が設けられる。そして、前記第1リンク側操作軸の上端部及び前記第2リンク側操作軸の下端部の他方には、前記スリットを介して前記一対の支持板の間に配置される凸状部材が設けられる。前記凸状部材及び前記凹状部材が前記締結部材によって連結されることで、前記第1及び第2リンク側操作軸が軸線回り相対回転不能に連結される。
前記伝動機構が、前記駆動源から前記出力部への動力伝達を遮断する中立状態をとり得るように構成されている場合には、好ましくは、前記伝動機構を中立状態とさせる中立位置に前記人為操作部材を位置させた際に、前記スリットは車輌前後方向を向くように構成され得る。
前記ダッシュボード本体は、前記エンジンに連結されたダッシュボードステイに支持され得る。斯かる態様において、好ましくは、前記第1及び第2リンク側操作軸は、前記伝動ハウジングの上面より上方で且つ前記ダッシュボードステイ及び前記ダッシュボード本体よりも下方であって、車輌側方からアクセス可能な位置において、前記締結部材によって連結され得る。
前記第1リンク側支持部材は、前記伝動ハウジングの上面に固着された底板及び該底板から上方へ延びる一対の側板を含む本体部と、前記本体部の前方側に位置するように該本体部に支持された軸受部とを有し得る。斯かる態様において、好ましくは、前記一対の側板は、それぞれ、前記ダッシュボードステイにおける一対の側板に締結部材を介して着脱可能に連結され得る。
本発明に係る操作リンク構造によれば、伝動機構の切替操作部に連結された第1操作リンク機構と、人為操作部材に連結された第2操作リンク機構とを備え、前記第1操作リンク機構を前記伝動機構を含む第1ユニットに支持させ且つ前記第2操作リンク機構を前記人為操作部材を含む第2ユニットに支持させたままの状態で、前記第1及び第2操作リンク機構を互いに対し着脱可能に連結させ得るように構成したので、作業車輌の組立作業効率及びメンテナンス作業効率を向上させることができる。
前記第1ユニットが前記伝動機構と変速機構と前記伝動機構及び前記変速機構を収容する伝動ハウジングとを含む伝動ユニットとされ、且つ、前記第2ユニットがエンジンとステアリング部とダッシュボード部と操作レバー部と操作ペダル部と燃料タンク部とを含むエンジンユニットであって、前記伝動ユニットに対して車輌前後方向に沿って連結されるエンジンユニットとされている態様においては、前記第1及び第2ユニットを連結させた状態において、前記第1操作リンク機構における第1リンク側操作軸と前記第2操作リンク機構における第2リンク側操作軸とが同軸上で対向配置され得るように構成すれば、前記第1及び第2操作リンク機構の連結作業及び分離作業を容易に行うことができる。
前記第1及び第2ユニットを連結させた状態において、前記第1及び第2リンク側操作軸の対向端部が側面視においてオーバーラップするように構成し、且つ、前記オーバーラップする部分を脱着可能な締結部材によって連結することで前記第1及び第2リンク側操作軸を軸線回り相対回転不能に連結するように構成すれば、前記第1及び第2操作リンク機構の連結作業及び分離作業をより容易に行うことができる。
前記第1及び第2リンク側操作軸の対向端部の一方に水平方向に開くスリットを介して互いに対向する一対の支持板を有する凹状部材を設け、且つ、他方に前記スリットを介して前記一対の支持板の間に配置される凸状部材を設けると共に、前記凸状部材及び前記凹状部材が前記締結部材によって連結されることで前記第1及び第2リンク側操作軸が軸線回り相対回転不能に連結されるように構成すれば、前記第1及び第2操作リンク機構の連結作業及び分離作業の容易を図りつつ、連結状態での前記第1及び第2操作リンク機構の動作安定化を図ることができる。
前記伝動機構を中立状態とさせる中立位置に前記人為操作部材を位置させた際に、前記スリットが車輌前後方向を向くように構成すれば、前記第1及び第2操作リンク機構の連結作業及び分離作業をより簡便に行うことができる。
前記第1リンク側操作軸を軸線回り回転自在に支持する第1リンク側支持部材と、前記第2ユニットに備えられるダッシュボードステイとを、締結部材を介して着脱可能に連結するように構成すれば、前記第1リンク側支持部材及び前記ダッシュボードステイの姿勢安定化を図ることができる。
以下、本発明に係る操作リンク構造の好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は、本実施の形態に係る操作リンク構造が適用されたトラクタ1の左側面図及び右側面図である。
前記トラクタ1は、駆動源10からの動力を伝動部20を介して出力部30へ伝達するように構成されている。
本実施の形態においては、前記トラクタ1は、前記出力部30として駆動車軸31及びPTO軸(図示せず)を有している。
従って、前記伝動部20は、前記駆動源10からの動力を駆動車軸31へ伝達すると共に、前記PTO軸へも伝達するように構成されている。
図3に、前記伝動部20の縦断側面図を示す。
詳しくは、図3に示すように、前記伝動部20は、前記駆動源10からの動力を前記駆動車軸31へ伝達する走行系伝動機構210と、前記駆動源10からの動力を前記PTO軸へ伝達するPTO系伝動機構280と、前記走行系伝動機構210及び前記PTO系伝動機構280を収容する伝動ハウジング290とを備えている。
なお、本実施の形態においては、前記伝動部20は、さらに、前記走行系伝動機構210及び前記PTO系伝動機構280の伝動方向上流側に、クラッチ機構200を備えている。
前記クラッチ機構200は、前記駆動源10に作動連結されたクラッチ体201と、前記クラッチ体201の出力側に作動連結された原動軸202とを備えている。
前記クラッチ体201は、前記駆動源10にフライホイール15を介して作動連結されており、運転席近傍に備えられた下記クラッチペダル155の操作に応じて、前記駆動源10から前記原動軸202への動力伝達を係合又は遮断させ得るように構成されている。
前記走行系伝動機構210及び前記PTO系伝動機構280は、図3に示すように、前記原動軸202に対して並列的に接続されている。
詳しくは、前記走行系伝動機構210は、前記原動軸202に作動連結された前後進切替機構220と、前記前後進切替機構220に作動連結された主変速機構240と、前記主変速機構240からの回転動力を左右一対の主駆動車軸へ差動的に伝達するディファレンシャル機構(図示せず)とを備えている。
なお、仕様に応じて、前記主変速機構及び前記ディファレンシャルギヤ機構の間に、副変速機構を備え得る。
前記前後進切替機構220は、前記原動軸202に作動連結された駆動軸221と、前記駆動軸221に略平行に配設された従動軸222と、前記駆動軸221及び前記従動軸222に支持された正転用ギヤ列223Fと、前記駆動軸221及び前記従動軸222に支持された逆転用ギヤ列223Rと、外部操作に基づき、前記正転用ギヤ列223Fを介して前記従動軸222を正回転させる正転位置又は前記逆転用ギヤ列223Rを介して前記従動軸222を逆回転させる逆転位置をとり得るように構成された前後進切替シフター224とを備えている。
前記前後進切替シフター224は、前記正転位置及び前記逆転位置に加えて、前記駆動軸221から前記従動軸222への動力伝達を遮断させる中立位置をとり得るようになっている。
前記前後進切替シフター224は、後述する前後進切替操作機構230及び前後進切替操作リンク機構500を介して、運転席近傍に備えられる人為操作可能な前後進切替操作部材131に作動連結されており、該前後進切替操作部材131への人為操作に応じて、前記シフター224が前記正転位置,前記中立位置又は前記逆転位置を選択的にとり得るようになっている。
前記主変速機構240は、前記従動軸222の回転を多段変速して、後続する前記ディファレンシャルギヤ機構へ伝達し得るように構成されている。
具体的には、前記主変速装置240は、図3に示すように、主入力軸241と、前記主入力軸241に略平行に配設された主出力軸242と、前記主入力軸241及び前記主出力軸242の間で多段変速を行うギヤ変速装置250とを備えている。
本実施の形態においては、前記主入力軸241は、前記従動軸222にギヤ列245を介して作動連結されている。
前記ギヤ変速装置250は、前記主入力軸241及び前記主出力軸242に支持された複数の主変速ギヤ列251a〜251dと、前記主変速ギヤ列251a〜251dの何れか一のギヤ列を介して前記主出力軸242を前記主入力軸241に作動連結させる主変速シフター255a〜255cとを備えている。
なお、本実施の形態においては、前記ギヤ変速装置250は、前記主変速ギヤ列251a〜255eを介して前記主出力軸242を変速回転させる変速段に加えて、前記主出力軸242を前記従動軸222に直接的に連結させる変速段を有するようになっている。
即ち、前記主出力軸242は、前記従動軸222と同軸上において軸線回り回転自在とされている。
そして、前記主変速シフター255aは、対応する前記主変速ギヤ列251aを介して前記主入力軸241の回転を前記主出力軸242に伝達する状態と、前記主出力軸242を前記従動軸222に直接連結させる状態とをとり得るように構成されている。
なお、前記主変速シフター255a〜255cは、主変速操作機構260を介して、前記運転席近傍に備えられた主変速レバー265(下記図4参照)に作動連結されている。
前記ディファレンシャル機構は、前記主出力軸242からの回転動力を左右一対の主駆動車軸31に差動的に伝達し得るように構成されている。
なお、前記ディファレンシャルギヤ機構と前記一対の主駆動車軸31との間には、左右一対のブレーキ機構(図示せず)が備えられる。
前記一対のブレーキ機構は、適宜のリンク機構を介して、前記運転席近傍に備えられた左右一対の下記ブレーキペダル158L,158Rに作動連結されている。
仕様に応じて、前記走行系伝動機構210には、さらに、副駆動車軸(例えば、前車軸32(図1及び図2参照))へ向けて回転動力を出力する副駆動車軸用出力機構(図示せず)を備え得る。
前記副駆動車軸用出力機構は、副駆動車軸用出力軸と、外部操作に基づき、前記主出力軸242から前記副駆動車軸用出力軸への動力伝達を係合又は遮断させるクラッチとを備え得る。
前記PTO系伝動機構280は、前記原動軸202に作動連結されたPTO伝動軸281と、前記PTO伝動軸281及び前記PTO軸の間に介挿されたPTOクラッチ機構(図示せず)及びPTO変速機構(図示せず)を備え得る。
前記PTOクラッチ機構は、外部操作に基づき、前記PTO伝動軸281から前記PTO軸への動力伝達を選択的に係合又は遮断させ得るように構成されている。
前記PTO変速機構は、外部操作に基づき、前記PTO伝動軸281から前記PTO軸へ伝達される回転動力を変速させ得るように構成されている。
前記伝動ハウジング290は、前記クラッチ機構200,前記走行系伝動機構210及び前記PTO系伝動機構280を収容し得るように中空形状とされている。
本実施の形態においては、前記伝動ハウジング290は、前記フライホイール15及び前記クラッチ機構200を収容するクラッチハウジング291と、前記前後進切替機構220及び前記主変速機構240を収容する前部ハウジング292と、前記ディファレンシャル機構を収容する後部ハウジング294とを備えており、前記クラッチハウジング291,前記前部ハウジング292及び前記後部ハウジング294は互いに直列連結されている。
なお、前記副変速機構が備えられる場合には、前記伝動ハウジング290には、前記前部ハウジング292及び前記後部ハウジング294の間に中間ハウジング293(下記図4参照)が備えられる。
ここで、前記トラクタ1の組立方法について説明する。
図4に、前記トラクタ1の分解斜視図を示す。
図4に示すように、前記トラクタ1は、予めアッセンブリ化された複数のユニットU1〜U5を連結することで組み立てられるようになっている。
詳しくは、前記トラクタ1は、前記駆動源10として作用するエンジンを含むエンジンユニットU2と、前記伝動部20を構成する伝動ユニットU1と、フロントアクスルケース52L,52Rを含むフロントユニットU3と、ステップ・フェンダーユニットU4と、ボンネットユニットU5とを備えている。
図5及び図6に、それぞれ、前記エンジンユニットU2を左後方から視た斜視図及び右後方から視た斜視図を示す。又、図7に、前記エンジンユニットU2の拡大左斜視図を示す。なお、図5及び図6においては、下記ダッシュボード部120を取り外した状態を示している。
図1,図2及び図5〜図7に示すように、前記エンジンユニットU2は、前記エンジン10と、ステアリング部110と、ダッシュボード部120と、操作レバー部130と、操作ペダル部150と、ボンネット支持部170と、燃料タンク部180とを含んでいる。
詳しくは、前記エンジンユニットU2は、さらに、前記エンジン10の後面に連結されたダッシュボードステイ100を有しており、前記ステアリング部110は前記ダッシュボードステイ100を介して前記エンジン10に支持されている。
図8に、前記ダッシュボードステイ100近傍の拡大斜視図を示す。なお、図8においては、前記ダッシュボード部120を取り外した状態を示している
詳しくは、前記ダッシュボードステイ100は、図8に示すように、略垂直且つ車輌幅方向に沿った状態で前記エンジンの後面に連結される取付板101と、略垂直且つ車輌前後方向に沿った状態で前記取付板101から後方側へ延在された左右一対の支持板102a,102bとを有している。
なお、本実施の形態においては、前記取付板101は前記エンジン10より車輌幅方向に幅広とされている。そして、前記取付板101のうち前記エンジン10より車輌幅方向外方へ突出する部分の下端部は、前記エンジン10の両側面にそれぞれ連結された補強板109によって支持されている。
前記ステアリング部110は、図5〜図8に示すように、前記一対の支持板102a,102bの後部寄りの間に連結されたバルブブロック111と、略上下方向に延びるように下端部が前記バルブブロック111に連結された中空のステアリングコラム112と、下端部が前記バルブブロック111に内装されたパワーステアリング用バルブ(図示せず)に作動連結された状態で前記ステアリングコラム112に内挿されたステアリングシャフト113と、前記ステアリングシャフト113の上端部に相対回転不能に連結されたステアリングホイール114とを有している。
前記ダッシュボード部120は、図7に示すように、前記ステアリングコラム112を囲繞するように、前記ダッシュボードステイ100に支持されたダッシュボード本体121と、前記ダッシュボード本体121に装着された計器パネル122とを有している。
前記操作レバー部130は、図5〜図8に示すように、レバーの形態をなす前記前後進切替操作部材131と、前記エンジン10のガバナ11を操作する為のスロットルレバー141とを含んでいる。
前記前後進切替操作部材131は、詳細は後述する前後進切替操作機構230及び本実施の形態に係る操作リンク構造500を介して、前記前後進切替シフター224に作動連結されている。
図9に、前記トラクタ1の運転席近傍の右側面図を示す。
前記スロットルレバー141は、前記ダッシュボードステイ100に間接的に支持されている。
詳しくは、図6及び図9に示すように、前記ダッシュボードステイ100には、スロットルレバーステー140が連結されている。
前記スロットルレバーステー140は、前端部が前記ダッシュボードステイ100の前記取付板101に連結された側板140aと、前記側板140aの後端部から車輌幅方向内方へ延びて前記ダッシュボードステイ100の前記右側の支持板101bに連結された後板140bとを有する平面視略L字状とされている。
前記スロットルレバー141は、図6及び図9に示すように、車輌幅方向に沿った基端部142と、前記基端部142の車輌幅方向外端部から略上方へ延びる把持部143とを有している。
前記基端部142は、車輌幅方向内端部が前記スロットルレバーステー140の前記側板140bに軸線回り回転自在に支持され、且つ、車輌幅方向外端部が前記ダッシュボード本体121の下方において該ダッシュボード本体121よりも車輌幅方向外方に位置されている。
前記把持部143は、前記ダッシュボード本体121よりも車輌幅方向外方において、上端部が前記ステアリングホイール114の近傍まで延びている。
斯かるスロットルレバー141は、図6及び図9に示すように、スロットル操作リンク機構300を介して、前記ガバナ11に作動連結されている。
本実施の形態においては、前記ガバナ11は、前記スロットルレバー141に加えて、スロットルペダル330によっても操作され得るように構成されている。
図10に、前記スロットル操作リンク機構300の模式図を示す。
又、図11に、図10におけるXI-XI線断面図を示す。
図9〜図11に示すように、前記スロットル操作リンク機構300は、前記スロットルレバー141の基端部142に相対回転不能に設けられたレバー側操作部材301と、前記スロットルレバー141の前記基端部142に対して軸線回り回転自在とされた作動部材305と、前記作動部材305及び前記ガバナ11の間を作動連結するガバナ側リンク部材310と、前記作動部材305及び前記スロットルペダル330の間を作動連結するペダル側リンク部材315とを備えている。
前記レバー側操作部材301は、前記スロットルレバーステー140の前記側板140aより車輌幅方向外方において前記スロットルレバー141の基端部142に相対回転不能とされた本体部302と、前記本体部302の周縁から前記側板140aを超えて車輌幅方向内方へ延びる作動片303とを有している。
前記作動片303は、前記側板140aより車輌幅方向内方側に配置された前記作動部材305の一側面(図示の形態のおいては前端面)に係合されている。
前記スロットルペダル330は、図10に良く示されるように、車輌幅方向に沿った軸線回り回転自在に支持された基端部331と、前記基端部331から前記ステップ・フェンダーユニットU4におけるステップ部41の上方へ延在されたロッド部332と、前記ロッド部332の先端部に設けられたペダル部333と、前記基端部に相対回転不能とさされたペダル側アーム部334と、前記基端部331を軸線回り一方側へ付勢する戻しばね335とを有している。
本実施の形態においては、前記戻しばね335は、前記ステップ部41の下方において、一端部が固定され且つ他端部が前記ペダル側アーム部334に連結されている。
前記ペダル側リンク部材315は、前記作動部材305及び前記ペダル側アーム部334の間に延びるペダル側ロッドとを有している。
前記ガバナ側リンク部材310は、前記作動部材305及び前記ガバナ11の間に延びるガバナ側ロッドを有している。
さらに、前記スロットル操作リンク機構300は、図11に示すように、前記スロットルレバーステー140の前記側板140aと前記レバー側操作部材301との間に、摩擦部材320を備えている。
前記摩擦部材320は、前記レバー側操作部材302に対して、前記戻しばね335の付勢力に抗して前記スロットルレバー141の位置を保持し得るような摺動抵抗を生じさせる。
斯かる構成の前記スロットル操作リンク機構300は、以下のように作動する。
図10に示すように、前記スロットルペダル330を前記戻しばね335の付勢力に抗して初期位置(例えば、低出力位置L)から操作位置(例えば、高出力位置H)へ踏み込み操作すると、前記作動部材305が前記基端部142の軸線(以下、レバー回転中心Rという)回り第1方向R1へ揺動し、これにより、前記ガバナ側リンク部材310を介して前記ガバナ11が初期位置(低出力状態)から操作位置(高出力状態)へ移行する。
なお、前記レバー側操作部材301の前記作動片303は、前記レバー回転中心Rを基準にして、前記作動部材305の第2方向側に位置している。
従って、前記スロットルペダル330を踏み込み操作する際には、前記スロットルレバー141は初期位置(低出力位置L)に位置したままである。
前記スロットルペダル330への踏み込み操作を解除すると、前記戻しばね335によって前記スロットルペダル330は操作位置から初期位置へ戻され、前記作動部材305は前記レバー回転中心R回り第2方向R2へ揺動し、これにより、前記ガバナ側リンク部材310を介して前記ガバナが初期位置へ戻る。
なお、前記作動片303は、前記スロットルレバーステー140における前記側板140aに形成された切り欠き内に位置しており、該切り欠きによって前記作動片303の揺動範囲が画されている。従って、前記戻しばね335による付勢力によってレバー回転中心R回り第2方向R2へ揺動する前記作動部材305は、前記作動片303に当接することでレバー回転中心R回り第2方向R2への移動が停止される。
これに対し、前記スロットルレバー141を初期位置から操作位置へ揺動操作すると、前記作動片303によって前記作動部材305がレバー回転中心R回り第1方向R1へ揺動し、これにより、前記ガバナ11が初期位置から操作位置へ移行する。
この際、前記スロットルペダル330は、前記戻しばね335の付勢力に抗して、前記ペダル側リンク部材315を介して初期位置から操作位置へ移行している。従って、前記スロットルレバー141は、前記戻しばね335によって初期位置へ戻されようとするが、前述の通り、前記スロットルレバーステー140の前記側板140aと前記レバー側操作部材301との間には前記摩擦部材320が備えられている。
従って、前記スロットルレバー141は、前記摩擦部材320によって操作位置に保持される。
斯かるスロットル操作機構300によれば、以下の効果を奏する。
即ち、前記ガバナ11を一時的に操作位置(例えば、エンジン10の高出力状態)に位置させたい場合には、前記スロットルペダル330を踏み込み操作することにより、該スロットルペダル330の踏み込み操作時のみ前記ガバナ11を操作位置に位置させることができる。
これに対し、前記ガバナ11を継続的に操作位置に位置させたい場合には、前記スロットルレバー141を前記摩擦部材320の摺動抵抗及び前記戻しばね335の付勢力に抗して初期位置から操作位置へ移行させることにより、該スロットルレバー141への操作力解除後も前記ガバナ11を操作位置に保持することができる。
前記操作ペダル部150は、図5,図6及び図8に示すように、前記ダッシュボードステイ100に支持された中空支持部材151と、両端部が外方へ延在された状態で前記中空支持部材151に内挿されたペダル軸152と、前記ペダル軸152の一端側延在部(図示の形態においては左端部)に相対回転自在に外挿されたクラッチボス153と、前記クラッチボス153に支持されたクラッチアーム154と、前記クラッチアーム154の自由端部に設けられたクラッチペダル155と、前記ペダル軸152の他端側延在部(図示の形態においては右端部)に相対回転不能に外挿された左側ブレーキボス156Lと、前記左側ブレーキボス156Lよりも他端側において前記ペダル軸152に相対回転自在に外挿された右側ブレーキボス156Rと、前記左側ブレーキボス156Lに支持された左側ブレーキアーム157Lと、前記左側ブレーキアーム157Lの自由端部に設けられた左側ブレーキペダル158Lと、前記右側ブレーキボス156Rに支持された右側ブレーキアーム157Rと、前記右側ブレーキアーム157Rの自由端部に設けられた右側ブレーキペダル158Rとを備えている。
前記クラッチボス153は、クラッチリンク機構(図示せず)を介して前記クラッチ機構200に作動連結されている。
前記ペダル軸152の一端側延在部のうち前記クラッチボス153より車輌幅方向外方に位置する部分は、左ブレーキリンク機構(図示せず)を介して前記左ブレーキ機構に作動連結されている。
前記右側ブレーキボス157Rは、右側ブレーキリンク機構(図示せず)を介して前記右側ブレーキ機構に作動連結されている。
前記ボンネット支持部170は、図5,図6及び図8に示すように、前記エンジン10の上方に設けられたボンネット支持部材171を有している。
前記ボンネット支持部材171は、略上下方向に延びる左右一対の縦部材172と、前記一対の縦部材172の上端部間を連結する横部材173とを有する背面視門形形状とされている。
前記燃料タンク部180は、図5,図6及び図8に示すように、前記エンジン10の上方に設けられた燃料タンク枠体181と、前記燃料タンク枠体181に支持される燃料タンク182とを有している。
前記燃料タンク枠体181は、前記左右一対の縦部材172の間において車輌前後方向に延びており、前記燃料タンク182は前記ボンネット支持部材171に内挿された状態で前記燃料タンク枠体181に支持されている。
なお、図7及び図9等に示すように、前記燃料タンク182のキャップ183は、前記ダッシュボード本体121に設けられた開口を介して外部からアクセス可能とされている。
図12に、前記フロントユニットU3の後方斜視図を示す。
前記フロントユニットU3は、図4に示すように、左右一対の連結板5を介して前記エンジンユニットU2に着脱可能に連結されている。
具体的には、前記フロントユニットU2は、図4及び図12に示すように、鋳造形成されたフロント本体50と、前記フロント本体50に連結されたフロントケース51と、前記フロントケース51の左右側面にそれぞれ連結された左右フロントアクスルケース52L,52Rと、前記フロント本体50の前端部に設けられたフロントウエイト取付部53に着脱可能に装着されるフロントウエイト(図示せず)と、前記フロント本体50に支持されたバッテリー54と、前記フロント本体50に設けられた枠体55を介して支持されたラジエター(図示せず)とを備えている。
前記ステップ・フェンダーユニットU4は、図4に示すように、左右一対のステップ・フェンダー40を有している。
前記ステップ・フェンダー40は、ステップ部41及びフェンダー部42を一体的に備えている。
前記ボンネットユニットU5は、図4に示すように、前記ボンネット支持部材171に着脱自在に連結されるボンネットフード60を有している。
前記ボンネットフード60は、前記エンジン10,前記燃料タンク182及び前記フロントユニットU3の上方を覆う収容位置と、これらを開放する開放位置とをとり得るように、前記ボンネット支持部材171に揺動可能に連結されている。
次に、前記前後進切替操作機構230について説明する。
図13に、図3におけるXIII-XIII線に沿った前記伝動ユニットU1の縦断正面図を示す。
図13に示すように、前記前後進切替操作機構230は、前記駆動軸221及び前記従動軸222と略平行な状態で前記伝動ハウジング290内に配設されたフォーク軸231と、基端部が前記フォーク軸231に軸線方向摺動可能に支持され且つ先端部が前記前後進切替シフター224に係合されたフォーク232と、一端部が前記伝動ハウジング290の外方に位置した状態で前記フォーク軸231に対して略直交する方向に沿って前記伝動ハウジング290に軸線回り回転自在に支持された操作軸233と、前記操作軸233及び前記フォーク232の基端部を連結する作動アーム234と、前記操作軸233の外方延在部に相対回転不能に支持された操作アーム235とを備えている。
本実施の形態においては、前記操作アーム235が、前記前後進切替機構220の作動状態を切り替える切替操作部として作用する。
即ち、人為操作に基づき前記操作アーム235が前記操作軸233の軸線回りに揺動操作されると、前記フォーク232が前記フォーク軸231に沿って摺動し、これにより、前記前後進切替シフター224が正転位置,中立位置又は逆転位置に位置する。
なお、本実施の形態においては、図13に示すように、前記伝動ハウジング290を構成する前記前部ハウジング292は、右側面に開口が設けられた前部ハウジング本体292aと、前記開口を閉塞するように前記前部ハウジング本体292aに着脱可能に連結されるキャップ状のケース部材292bとを有している。
斯かる構成において、前記操作軸233は、前記ケース部材292bに軸線回り回転自在に支持されている。
ここで、本実施の形態に係る操作リンク構造500について説明する。
本実施の形態に係る操作リンク構造500は、前記前後進切替機構220の切替作動部235と人為操作可能な前記前後進切替操作部材131とを作動連結するように構成されている。
図14及び図15に、前記エンジンユニットU2及び前記伝動ユニットU1を連結させてなるアッセンブリの左斜視図及び右斜視図を示す。なお、図14及び図15においては、前記操作リンク構造500が明示されるように、一部の部材を削除している。
又、図16及び図17に、それぞれ、前記操作リンク構造500のみの正面図及び前方斜視図を示す。
図14〜図17に示すように、前記操作リンク構造500は、前記切替作動部235に連結された状態で前記伝動ユニットU1に支持された第1操作リンク機構510と、前記前後進切替操作部材131に連結された状態で前記エンジンユニットU2に支持された第2操作リンク機構550とを備えている。
前記第1及び第2操作リンク機構510,550は、それぞれ、対応する前記ユニットU1,U2に支持された状態のままで、互いに対し連結/分離させ得るようになっている。
斯かる操作リンク構造500によれば、前記第1操作リンク機構510を前記伝動ユニットU1に取り付け且つ前記第2操作リンク機構550を前記エンジンユニットU2に取り付けた状態で、前記伝動ユニットU1及び前記エンジンユニットU2の連結作業又は分離作業を行うことができる。
従って、前記トラクタ1の組立作業及びメンテナンス作業の効率化を図ることができる。
本実施の形態においては、前記第1操作リンク機構510は、図16及び図17に示すように、軸線回り回転可能な状態で略上下方向に沿って配設される第1リンク側第1操作軸511を有しており、該第1リンク側第1操作軸511が軸線回りに回転することによって切替操作部として作用する前記操作アーム235を介して前記操作軸233が軸線回りに回転するようになっている。
詳しくは、前記第1操作リンク機構510は、前記第1リンク側第1操作軸511と、前記第1リンク側第1操作軸511の軸線回りの回転に応じて自己の軸線方向に沿って移動するように該第1リンク側第1操作軸511に作動連結された第1リンク側第1ロッド513と、前記第1リンク側第1ロッド513の移動に応じて自己の軸線回りに回転するように該第1リンク側第1ロッド513に作動連結された第1リンク側第2操作軸515と、前記第1リンク側第2操作軸515の軸線回りの回転に応じて自己の軸線に沿って移動するように該第1リンク側第2操作軸515に作動連結された第1リンク側第2ロッド517とを備えており、前記第1リンク側第2ロッド517が前記操作アーム235に作動連結されている。
本実施の形態においては、前記第1リンク側第1操作軸511の下端部に、第1リンク側第1アーム512が相対回転不能に設けられている。
前記第1リンク側第1ロッド513は、一端部が前記第1リンク側第1アーム512の自由端部に作動連結され且つ他端部が前記第1リンク側第2操作軸515の上端部に相対回転不能に設けられた第1リンク側第2上方アーム514に作動連結されている。
なお、前記第1リンク側第1操作軸511は、図14等に示すように、前記伝動ハウジング290の車輌幅方向略中央の前記ステアリングコラム112近傍において略上下方向に沿って配置されている。一方、前記第1リンク側第2操作軸515は、図15等に示すように、前記伝動ハウジング290の右側方において略上下方向に沿って配置されている。
従って、前記第1リンク側第1ロッド513は、前記第1リンク側第1及び第2操作軸511,515を作動連結し得るように、車輌幅方向に沿って配置されている。
前記第1リンク側第2操作軸515の下端部には、第1リンク側第2下方アーム516が相対回転不能に設けられている。
そして、前記第1リンク側第2ロッド517は、前記第1リンク側第2下方アーム516の自由端部と前記操作アーム235の自由端部とを作動連結し得るように、車輌前後方向に沿って延びている。
図18に、前記第1リンク側第1操作軸511近傍の斜視図を示す。
図18に示すように、本実施の形態においては、前記第1リンク側第1操作軸511は、前記伝動ハウジング290に設けられた第1リンク側第1支持部材530によって軸線回り回転自在に支持されている。
詳しくは、前記第1リンク側第1支持部材530は、前記伝動ハウジング290の上面に固着された底板及び該底板から上方へ延びる一対の側板を含む本体部531と、前記本体部531の前方側に位置するように該本体部531に支持された軸受部535とを有している。
そして、前記第1リンク側第1操作軸511は、上端部及び下端部がそれぞれ外方へ延在された状態で前記軸受部535によって軸線回り回転自在に支持されている。
図19に、前記エンジンユニットU2及び前記伝動ユニットU1を連結させてなるアッセンブリの左側面図を示す。
好ましくは、図7及び図19に示すように、前記本体部531における前記一対の側板を、それぞれ、前記ダッシュボードステイ100における一対の側板102a,102bにボルト・ナット等の締結部材533を介して着脱可能に連結させることができる。
斯かる構成を備えることにより、前記ダッシュボードステイ100及び前記第1リンク側第1支持部材530の双方の安定化を図ることができる。
前記第2操作リンク機構550は、図14〜図19に示すように、前記前後進切替操作部材131への人為操作に応じて軸線回りに回転する第2リンク側操作軸551を有している。
前記第2リンク側操作軸551は、前記伝動ユニットU1及び前記エンジンユニットU2を連結させた状態において、下端部が前記第1リンク側第1操作軸511の上端部に対して対向した状態で軸線回り相対回転不能に且つ着脱可能に連結されるように構成されている。
即ち、前記第2リンク側操作軸551を前記第1リンク側第1操作軸511に連結させた状態においては、前記前後進切替操作部材131への人為操作に応じて前記第1リンク側第1操作軸511が軸線回りに回転し、これにより、切替作動部として作用する前記操作アーム235が前記操作軸233回りに揺動するようになっている。
詳しくは、前記第2操作リンク機構550は、前記第2リンク側操作軸551と、前記第2リンク側操作軸551を軸線回り回転自在な状態で直接又は間接的に支持する第2リンク側支持部材560とを備えている。
図20に、前記第2リンク側支持部材560近傍の斜視図を示す。
図20に示すように、本実施の形態においては、前記第2リンク側支持部材560は、前記ステアリングコラム112に固定された状態で、前記第2リンク側操作軸551を支持するように構成されている。
具体的には、前記第2リンク側支持部材560は、前記ステアリングコラム112に連結されるベース部561と、前記ベース部561から側方へ延びる支持部562とを有している。
そして、前記第2リンク側操作軸551は、前記支持部材562に設けられた軸受部材565を介して軸線回り回転自在に支持されている。
さらに、本実施の形態においては、前記第2操作リンク機構550は、前記前後進切替操作部材131への人為操作に応じて前記第2リンク側操作軸511を軸線回りに回転させると共に、前記前後進切替操作部材131を中立位置に係止させ得る連結機構600を有している。
詳しくは、前記前後進切替操作部材131は、前記第2リンク側操作軸551と同軸上で対向配置される基準軸部132と、前記基準軸部132の上端から斜め上方へ延在された操作軸部133とを有している。
前記操作軸部133は、自由端部が前記ダッシュボード120から外方へ延在されている(図7等参照)。
即ち、使用者が前記操作軸部133の自由端部を把持して操作することにより、前記前後進切替操作部材131は、前記基準軸部132の軸線回りに回転するようになっている。
前記連結機構600は、前記前後進切替操作部材131の前記基準軸部132の軸線回りの回転によって、前記第2リンク側操作軸551が軸線回りに回転するように、両者を連結しており、さらに、前記連結機構600は、前記前後進切替操作部材131を中立位置に保持するディテント作用を奏するように構成されている。
図21に、前記第2リンク側操作軸551の軸線に沿った前記連結機構600の縦断面図を示す。
図20及び図21に示すように、前記連結機構600は、前記第2リンク側操作軸551の上端部に軸線回り相対回転不能に連結されたリンク側連結部材610を備えている。
本実施の形態においては、前記リンク側連結部材610は、前記第2リンク側操作軸511の上端部に相対回転不能に外挿された中空部611と、前記中空部611を挟んで互いに対向するように該中空部611に連結された一対の支持板部612とを有している。
さらに、前記連結機構600は、前記第2リンク側操作軸551の軸線と交差するように前記一対の支持板部612に支持された枢支軸620と、前記前後進切替操作部材131の前記基準軸部132に固着された状態で、前記枢支軸620に外挿された軸受部630と、前記前後進切替操作部材131の前記基準軸部132に径方向外方へ延在するように設けられたディテント片640と、前記ディテント片640が挿通されるガイド孔650と、前記前後進切替操作部材131を前記枢支軸620回り一方側へ付勢する中立保持ばね660とを備えている。
前記ガイド孔650は、前記前後進切替操作部材131が前記基準軸部132の軸線回りに回転する際に、前記ディテント片640が前記基準軸部132回りに揺動することを許容し得るような大きさとされている。
さらに、前記ガイド孔650には、前記前後進切替操作部材131が中立位置に位置された際に前記ディテント片640と対向する位置に、該ディテント片640が係入し得る大きさのスリット651が形成されている。
前記中立保持ばね660は、前記ディテント片640が前記スリット651に係入される方向へ前記軸受部630を付勢している。
斯かる構成の連結機構600は、以下のように作動する。
前記前後進切替操作部材131が前記基準軸部132の軸線回り中立位置に位置されている状態において、該前後進切替操作部材131に人為操作力が付与されていない場合には、前記中立保持ばね660によって前記ディテント片640が前記スリット651内に係入される。この状態においては、前記ディテント片640は前記基準軸部132の軸線回りに回転不能に保持される。従って、前記前後進切替操作部材131は、前記中立位置に保持される。
前記前後進切替操作部材131を中立位置から正転位置又は逆転位置へ操作する場合には、まず、前記ディテント片640が前記スリット651から脱離する方向へ前記中立保持ばね660の付勢力に抗して前記前後進切替操作部材131を前記枢支軸620回りに揺動させる。この状態においては、前記ディテント片640は、前記ガイド孔650内において前記基準軸部132回り揺動可能となる。従って、前記前後進切替操作部材131を前記基準軸部132の軸線回りに回転させることで、前記リンク側連結部材610を介して前記第2リンク側操作軸551が軸線回りに回転する。
好ましくは、前記ガイド孔650の開口幅(前記基準軸部132の軸線に沿った方向の開口長さ)と、前記ディテント片640の幅(前記基準軸部132の軸線に沿った方向の長さ)とを略同一とすることができる。
斯かる構成により、前記基準軸部132回りの前記前後進切替操作部材131の回転操作を安定的に行うことができる。
なお、本実施の形態においては、前記ガイド孔650は、前記第2リンク側支持部材560の前記ベース部561に形成されている。
次に、前記第1リンク機構510及び前記第2リンク機構550の連結構造について説明する。
図18に示すように、本実施の形態においては、前記第1リンク側第1操作軸511及び前記第2リンク側操作軸551の対向端部が締結部材として作用するピン540によって着脱可能に連結されている。
詳しくは、本実施の形態においては、前記第1リンク側第1操作軸511及び前記第2リンク側操作軸551は、前記エンジンユニットU2及び前記伝動ユニットU1を車輌前後方向に相対移動させることによって、互いの軸線が同軸上に位置する軸線一致状態と、互いの軸線位置が変位された分離状態とをとり得るように配置されている。
前記第1リンク側第1操作軸511の上端部及び前記第2リンク側操作軸551の下端部は、前記軸線一致状態の際に、側面視においてオーバーラップするように構成されている。そして、前記オーバーラップ部分を前記ピン540によって連結することで前記第1リンク側第1操作軸511及び前記第2リンク側操作軸551が軸線回り相対回転不能に連結され、且つ、前記ピン540を外すことによって前記第1リンク側第1操作軸511及び前記第2リンク側第2操作軸511が分離され得るようになっている(図22参照)。
本実施の形態においては、図18に示すように、前記第2リンク側操作軸551の下端部には、凹状部材541が設けられている。前記凹状部材541は、水平方向に開くスリット543を介して互いに対向する一対の支持板542を有している。
一方、前記第1リンク側第1操作軸511の上端部には、前記エンジンユニットU2及び前記伝動ユニットU1を連結させた際に、前記スリット543を介して前記一対の支持板542の間に配置される凸状部材545が設けられている。
そして、前記凸状部材545及び前記凹状部材541が前記ピン540によって連結されることで、前記第1リンク側第1操作軸511及び第2リンク側操作軸551が軸線回り相対回転不能に連結され得るようになっている。
好ましくは、前記前後進切替操作部材131を中立位置に位置させた際に、前記スリット543が車輌前後方向を向くように構成され得る。
斯かる構成によれば、前記前後進切替機構220を中立状態とさせた状態において、前記エンジンユニットU2及び前記伝動ユニットU1の連結作業及び分離作業を行うことができる。
好ましくは、前記第1操作リンク機構510は、さらに、前記第1リンク側第2操作軸515を軸線回り回転自在に支持する第1リンク側第2支持部材520を備え得る(図15参照)。
本実施の形態においては、前記第1リンク側第2支持部材520は、前記第1リンク側第2操作軸515が内挿された状態で、前記伝動ハウジング290の右側面に固定されている。
斯かる第1リンク側第2支持部材520を備えることにより、前記前後進切替操作部材131への人為操作に応じた前記操作リンク構造500の動作安定化を図ることができる。
即ち、前述の通り、本実施の形態に係る操作リンク構造500においては、前記前後進切替操作部材131への人為操作に連動して、前記第2リンク側操作軸551,前記第1リンク側第1操作軸511及び前記第1リンク側第2操作軸515が軸線回りに回転する。
前述の通り、前記第2リンク側操作軸551は前記第2リンク側支持部材560によって軸線回り回転自在に支持され、且つ、前記第1リンク側第1操作軸511は前記第1リンク側第1支持部材530によって軸線回り回転自在に支持されている。
従って、前記第1リンク側第2支持部材520によって前記第1リンク側第2操作軸515を支持することにより、軸線回りに回転するリンク部材(即ち、第1リンク側第1操作軸511,第1リンク側第2操作軸515及び第2リンク側操作軸551)の全てを軸線回り回転自在に支持することになり、これにより、前記前後進切替操作部材131に連動する前記操作リンク構造500の動作安定化を図ることができる。
なお、本実施の形態においては、本発明に係る操作リンク構造を、前記前後進切替機構220に適用した場合を例に説明したが、当然ながら、ギヤ式多段変速機構等の種々の伝動機構に適用することも可能である。
図1は、本発明に係る操作リンク構造の一実施の形態が適用されたトラクタの左側面図である。 図2は、図1に示すトラクタの右側面図である。 図3は、図1及び図2に示すトラクタにおける伝動部の縦断側面図である。 図4は、図1及び図2に示すトラクタの分解斜視図である。 図5は、前記トラクタにおけるエンジンユニットを左後方から視た斜視図であり、ダッシュボード部を取り外した状態を示している。 図6は、前記エンジンユニットを右後方から視た斜視図であり、前記ダッシュボード部を取り外した状態を示している。 図7は、前記エンジンユニットの部分拡大斜視図である。 図8は、前記エンジンユニットにおけるダッシュボードステイ近傍の拡大斜視図であり、前記ダッシュボード部を外した状態を示している。 図9は、前記トラクタにおける運転席近傍の右拡大側面図である。 図10は、前記トラクタに備えられたスロットル操作リンク機構の模式図である。 図11は、図10におけるXI-XI線断面図である。 図12は、前記トラクタにおけるフロントユニットの後方斜視図である。 図13は、図3におけるXIII-XIII線に沿った断面図である。 図14は、前記エンジンユニット及び伝動ユニットを連結させてなるアッセンブリの左斜視図であり、前記操作リンク構造を明示する為に一部の部材を削除した状態を示している。 図15は、前記エンジンユニット及び前記伝動ユニットを連結させてなるアッセンブリの右斜視図であり、前記操作リンク構造を明示する為に一部の部材を削除した状態を示している。 図16は、前記操作リンク構造の正面図である。 図17は、前記操作リンク構造の斜視図である。 図18は、前記操作リンク構造における第1リンク側第1操作軸近傍の斜視図である。 図19は、前記エンジンユニット及び前記伝動ユニットを連結させてなるアッセンブリの左側面図である。 図20は、前記操作リンク構造における第2リンク側支持部材近傍の斜視図である。 図21は、前記操作リンク構造における連結機構の断面図であり、前記第2リンク側操作軸の軸線に沿った断面を示している。 図22は、前記エンジンユニット及び前記伝動ユニットを分離させた状態の左側面図である。
符号の説明
1 トラクタ
U1 伝動ユニット(第1ユニット)
U2 エンジンユニット(第2ユニット)
10 エンジン
100 ダッシュボードステイ
110 ステアリング部
112 ステアリングコラム
113 ステアリングシャフト
114 ステアリングホイール
120 ダッシュボード部
121 ダッシュボード本体
130 操作レバー部
131 前後進切替操作部材(前後進切替レバー)
150 操作ペダル部
155 クラッチペダル
158L 左側ブレーキペダル
158R 右側ブレーキペダル
180 燃料タンク部
182 燃料タンク
220 前後進切替機構
235 操作アーム(前後進切替機構の切替操作部)
240 変速機構
290 伝動ハウジング
500 操作リンク構造
510 第1操作リンク機構
511 第1リンク側第1操作軸
530 第1リンク側第1支持部材
531 本体部
535 軸受部
540 ピン
541 凹状部材
542 支持板
543 スリット
545 凸状部材
550 第2操作リンク機構
551 第2リンク側操作軸
560 第2リンク側支持部材

Claims (9)

  1. 駆動源から出力部への伝動状態を変更させ得る伝動機構と前記伝動機構を操作する為の人為操作部材とを連動連係するように作業車輌に適用される操作リンク構造であって、
    前記伝動機構の切替操作部に連結された状態で、該伝動機構及び該伝動機構を収容する伝動ハウジングを含む第1ユニットに支持された第1操作リンク機構と、
    前記人為操作部材に連結された状態で、該人為操作部材を含む第2ユニットに支持された第2操作リンク機構とを備え、
    前記第1及び第2操作リンク機構は対応する前記ユニットに支持されたままで互いに対し着脱可能に連結されることを特徴とする操作リンク構造。
  2. 前記第1操作リンク機構は、軸線回り回転可能な状態で略上下方向に沿って配設された第1リンク側操作軸を有し、
    前記第2操作リンク機構は、前記人為操作部材への人為操作に応じて軸線回りに回転する第2リンク側操作軸であって、下端部が前記第1リンク側操作軸の上端部と対向した状態で該第1リンク側操作軸に対して軸線回り相対回転不能に且つ着脱可能に連結される第2リンク側操作軸を有していることを特徴とする請求項1に記載の操作リンク構造。
  3. 前記第1ユニットは、前記伝動機構として作用する前後進切換機構と、他の伝動機構として作用する変速機構と、前記前後進切換機構及び前記変速機構を収容する前記伝動ハウジングとを備えた伝動ユニットとされており、
    前記第2ユニットは、前記駆動源として作用するエンジンと、ステアリングコラム,ステアリングシャフト及びステアリングホイールを含むステアリング部と、前記ステアリングコラムを囲繞するダッシュボード本体を含むダッシュボード部と、前記人為操作部材として作用する前後進切替レバーを含む操作レバー部と、ブレーキペダルを含む操作ペダル部と、前記エンジンの燃料源となる燃料タンクを含む燃料タンク部とを備えたエンジンユニットとされていることを特徴とする請求項2に記載の操作リンク構造。
  4. 前記第1リンク側操作軸は、前記伝動ハウジングに設けられた第1リンク側支持部材によって直接的又は間接的に軸線回り回転自在に支持され、
    前記第2リンク側操作軸は、前記ステアリングコラムに設けられた第2リンク側支持部材によって直接的又は間接的に軸線回り回転自在に支持されていることを特徴とする請求項3に記載の操作リンク構造。
  5. 前記第1及び第2ユニットは車輌前後方向に沿って連結されており、
    前記第1及び第2リンク側操作軸は、前記第1及び第2ユニットを車輌前後方向に相対移動させることによって、互いの軸線が同軸上に位置する軸線一致状態と、互いの軸線が変位された分離状態とをとり得るように構成されており、
    前記第1リンク側操作軸の上端部及び前記第2リンク側操作軸の下端部は、前記軸線一致状態の際に、側面視においてオーバーラップするように構成されており、
    前記オーバーラップ部分を締結部材によって連結することで、前記第1及び第2リンク側操作軸が軸線回り相対回転不能に連結されることを特徴とする請求項3又は4に記載の操作リンク構造。
  6. 前記第1リンク側操作軸の上端部及び前記第2リンク側操作軸の下端部の一方には、水平方向に開くスリットを介して互いに対向する一対の支持板を有する凹状部材が設けられ、
    前記第1リンク側操作軸の上端部及び前記第2リンク側操作軸の下端部の他方には、前記スリットを介して前記一対の支持板の間に配置される凸状部材が設けられており、
    前記凸状部材及び前記凹状部材が前記締結部材によって連結されることで、前記第1及び第2リンク側操作軸が軸線回り相対回転不能に連結されることを特徴とする請求項5に記載の操作リンク構造。
  7. 前記伝動機構は、前記駆動源から前記出力部への動力伝達を遮断する中立状態をとり得るように構成されており、
    前記伝動機構を中立状態とさせる中立位置に前記人為操作部材を位置させた際に、前記スリットは車輌前後方向を向くことを特徴とする請求項6に記載の操作リンク構造。
  8. 前記ダッシュボード本体は、前記エンジンに連結されたダッシュボードステイに支持されており、
    前記第1及び第2リンク側操作軸は、前記伝動ハウジングの上面より上方で且つ前記ダッシュボードステイ及び前記ダッシュボード本体よりも下方であって、車輌側方からアクセス可能な位置において、前記締結部材によって連結されていることを特徴とする請求項5から7の何れかに記載の操作リンク構造。
  9. 前記第1リンク側支持部材は、前記伝動ハウジングの上面に固着された底板及び該底板から上方へ延びる一対の側板を含む本体部と、前記本体部の前方側に位置するように該本体部に支持された軸受部とを有しており、
    前記一対の側板は、それぞれ、前記ダッシュボードステイにおける一対の側板に締結部材を介して着脱可能に連結されていることを特徴とする請求項8に記載の操作リンク構造。
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